JP2767909B2 - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JP2767909B2 JP1184007A JP18400789A JP2767909B2 JP 2767909 B2 JP2767909 B2 JP 2767909B2 JP 1184007 A JP1184007 A JP 1184007A JP 18400789 A JP18400789 A JP 18400789A JP 2767909 B2 JP2767909 B2 JP 2767909B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は出力バッファ回路に関し、特に相補型MOS
(以下、CMOSと称する)トランジスタを使用した出力バ
ッファ回路に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の出力バッファ回路を第4図及び第5図
に示す。
第4図において、データ入力端子Dはインバータ回路
100の入力端に接続され、インバータ回路100の出力は、
PチャネルMOS(以下、PMOSと称する)トランジスタ9
及びNチャネルMOS(以下、NMOSと称する)トランジス
タ10のゲートに供給されている。PMOSトランジスタ9の
ソースは正電源VDDに接続され、ドレインは出力端子OUT
に接続されている。NMOSトランジスタ10のソースは接地
され、ドレインは出力端子OUTに接続されている。
ここで、データ入力端子Dから入力されたデータが論
理値1(以下、“1"と記す)であると、インバータ回路
100の出力は反転して論理値0(以下、“0"と記す)と
なり、PMOSトランジスタ9が導通状態、NMOSトランジス
タ10が非導通状態となってデータ出力端子OUTは正電源V
DDのレベル、即ち、“1"となる。
データ入力端子Dが“0"のときは、インバータ回路10
0の出力は“1"となり、PMOSトランジスタ9が非導通状
態となり、NMOSトランジスタ10が導通状態となって、デ
ータ出力端子OUTはグランドレベル即ち“0"となる。
このように、この回路は出力データとして入力データ
と同相の信号が得られるようになっている。
第5図は、更に他の従来例を示す図である。
データ入力端子Dから入力されるデータは、2入力NA
NDゲート回路300と、2入力NOR回路400の各一方の入力
端に入力されている。また、制御信号入力端子Cから入
力される制御信号は、インバータ回路200を介して2入
力NORゲートの他方の入力端に入力されると共に、直接
2入力NANDゲート300の他方の入力端に入力されてい
る。そして、これらゲート300,400の出力が夫々PMOSト
ランジスタ9、NMOSトランジスタ10のゲートに入力され
ている。
いま、制御信号入力端子Cに“1"が入力されていると
すると、インバータ回路200の出力は“0"である。ここ
でデータ入力端子Dに“1"が入力されると、2入力NAND
ゲート回路300の出力と2入力NORゲート回路400の出力
とはいずれも“0"になり、PMOSトランジスタ9が導通状
態、NMOSトランジスタ10が非導通状態となってデータ出
力端子OUTには“1"が出力される。
また、データ入力端子Dに“0"が入力されると、2入
力NANDゲート回路300、2入力NORゲート回路400の出力
は夫々“1"となり、PMOSトランジスタ9は非導通状態、
NMOSトランジスタ10は導通状態となって、データ出力端
子OUTには“0"が出力される。
一方、制御信号入力端子Cに“0"が入力されている場
合には、インバータ回路200の出力は“1"となりデータ
入力端子Dのレベルに拘らず2入力NANDゲート回路300
の出力は“1"、2入力NORゲート回路400の出力は“0"に
固定され、PMOSトランジスタ9とNMOSトランジスタ10は
いずれも非導通状態になる。この場合、データ出力端子
OUTのレベルは、ハイ・インピーダンス状態となる。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の出力バッファ回路では、データ入力端
子Dのレベルが“1"から“0"又は“0"から“1"に切換わ
る過程で、バッファ部を構成するPMOSトランジスタ9と
NMOSトランジスタ10の両方が導通する状態が一瞬ではあ
るが存在する。しかも、一般にこの種の出力バッファ回
路では、データ出力端子OUTの負荷として小さな抵抗又
は大きな容量が接続された場合でも十分な駆動能力を確
保するように、出力段のPMOSトランジスタ9及びNMOSト
ランジスタ10のゲート長Lに対するゲート幅Wの比(以
下、W/Lと記す)を大きく設定することが多い。
従って、従来の出力バッファ回路では、このようなW/
Lが大きい、即ち、導通状態における等価抵抗成分の小
さいPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの両方が同時
に導通状態になることにより、正電源VDDからグランド
に向かって大きな電流が流れるという問題点がある。こ
の電流は正電源VDD又はグランドの配線の抵抗成分によ
って決まる電圧降下を引き起こし、同一集積回路基板上
の他の回路に対して正電源VDDレベルの変動、及びグラ
ンドレベルの変動をもたらし、回路の動作に悪影響を及
ぼす。
また、データ出力端子OUTの負荷として大きな容量が
接続された場合に、入力レベルの切換え時における大き
な充放電電流による大きな電流変化によって、電磁誘導
性の雑音が発生し、同一基板上の他の回路及び外部回路
に対して誤動作を引き起こす可能性がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、入力レベル変化時の貫通電流の発生を防止すると共
に、入力レベル変化時の電流変化を抑制し、同一基板上
の他の回路及び外部回路の誤動作を防止することができ
る出力バッファ回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る出力バッファ回路は、ソースが正電源端
子に接続されドレインが出力端子に接続された第1のP
チャネルMOSトランジスタと、ソースが負電源端子に接
続されドレインが前記出力端子に接続された第1のNチ
ャネルMOSトランジスタと、ソースが前記正電源端子に
接続されると共にドレインが前記出力端子に接続され前
記第1のPチャネルMOSトランジスタよりもオン抵抗が
大きい第2のPチャネルMOSトランジスタと、ソースが
前記負電源端子に接続されると共にドレインが前記出力
端子に接続され前記第1のNチャネルMOSトランジスタ
よりもオン抵抗が大きい第2のNチャネルMOSトランジ
スタと、入力信号と前記出力端子から出力される出力信
号とを入力とし、その出力を前記第1のPチャネルMOS
トランジスタのゲートに出力する第1のNANDゲートと、
この第1のNANDゲートの出力と前記第2のPチャネルMO
Sトランジスタのゲート入力信号とを入力とする第2のN
ANDゲートと、この第2のNANDゲートの出力と前記入力
信号とを入力とし、その出力を前記第2のNチャネルMO
Sトランジスタのゲートに出力する第1のNORゲートと、
この第1のNORゲートの出力と前記第1のNチャネルMOS
トランジスタのゲート入力信号とを入力とする第2のNO
Rゲートと、この第2のNORゲートの出力と前記入力信号
とを入力とし、その出力を前記第2のPチャネルMOSト
ランジスタのゲートに出力する第3のNANDゲートと、前
記入力信号と出力信号とを入力とし、その出力を前記第
1のNチャネルMOSトランジスタのゲートに出力する第
3のNORゲートとを備えたことを特徴とする。
[作用] 入力信号が“0"レベルであると、第1及び第3のNAND
ゲートの出力が“1"、第1及び第3のNORゲートの出力
が“0"となるので、第1及び第2のPチャネルMOSが非
導通、第1及び第2のNチャネルMOSトランジスタが非
導通、第1及び第2のNチャネルMOSトランジスタが導
通状態となって、出力は“0"になる。
入力信号が“0"から“1"に変化すると、先ず第1及び
第3のNORゲートの出力が“0"に変化し、第1及び第2
のNチャネルMOSトランジスタが非導通状態になる。こ
のため、出力端子はハイ・インピーダンス状態になる。
続いて、第1及び第3のNORゲートの出力を受けて、
第2のNORゲートの出力が“1"に変化し、これにより第
3のNANDゲートの出力が“0"になるので、第2のPチャ
ネルMOSトランジスタが導通し、出力端子を“1"レベル
に充電する。このとき、第1のPチャネルMOSトランジ
スタは非導通状態であり、第2のPチャネルMOSトラン
ジスタは第1のPチャネルMOSトランジスタよりもオン
抵抗が大きいので、電流値は緩やかに変化する。
出力端子が所定のレベルまで立ち上がると、第1のNA
NDゲートの出力が“0"に変化するので、第1のPチャネ
ルMOSトランジスタが導通し、負荷容量を十分大きな電
流値で充電する。この結果、出力端子は完全に“1"に立
ち上がる。
入力信号が“1"から“0"に変化すると、先ず第1及び
第3のNANDゲートの出力が“1"に変化し、第1及び第2
のPチャネルMOSトランジスタが非導通状態になる。こ
のため、出力端子はハイ・インピーダンス状態になる。
続いて、第1及び第3のNANDゲートの出力を受けて、
第2のNANDゲートの出力が“0"に変化し、これにより第
1のNORゲートの出力が“1"になるので、第2のNチャ
ネルMOSトランジスタが導通し、出力端子を“0"レベル
に充電する。このとき、第1のNチャネルMOSトランジ
スタは非導通状態であり、第2のNチャネルMOSトラン
ジスタは第1のNチャネルMOSトランジスタよりもオン
抵抗が大きいので、電流値は緩やかに変化する。
出力端子が所定のレベルまで降下すると、第3のNOR
ゲートの出力が“1"に変化するので、第1のNチャネル
MOSトランジスタが導通し、負荷容量の蓄積電荷は十分
大きな電流値で放電される。この結果、出力端子は完全
に“0"に立ち下がる。
このように、本発明においては、入力レベルが変化し
て、出力バッファ回路の状態が移り変わる過渡的状態に
おいては、第1及び第2のPチャネルMOSトランジスタ
並びに第1及び第2のNチャネルMOSトランジスタが全
て非導通状態となるので、これらトランジスタを介して
貫通電流が流れることがない。このため、電源変動を抑
制することができる。
また、負荷容量に対する充電開始時及び放電開始時に
おいては、オン抵抗が大きな第2のP又はNチャネルMO
Sトランジスタのみが導通し、オン抵抗が小さい第1の
P又はNチャネルMOSトランジスタは、遅れて導通する
ので、過渡状態における電流値の変化が少ない。このた
め、電磁誘導性の雑音が発生するのを防止することがで
きる。
[実施例] 以下、添付の図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る出力バッファ回
路の構成を示す図である。
ソースが電源端子VDDに接続され、ドレインがデータ
出力端子OUTに接続されたPチャネルMOSトランジスタ9
と、ソースが接地されドレインが前記データ出力端子OU
Tに接続されたNチャネルMOSトランジスタ10とで第1の
バッファが構成され、同じくソースが電源端子VDDに接
続され、ドレインがデータ出力端子OUTに接続されたP
チャネルMOSトランジスタ7と、ソースが接地されドレ
インが前記データ出力端子OUTに接続されたNチャネルM
OSトランジスタ8とで第2のバッファが構成されてい
る。第1のバッファを構成するトランジスタ9,10は、デ
ータ出力端子OUTの負荷に小さな抵抗又は大きな容量が
接続された場合でも、十分に駆動できるように、W/Lが
大きく設定されている。これに対し、第2のバッファを
構成するトランジスタ7,8は、W/Lが小さく設定されてお
り、上記トランジスタ9,10よりも駆動能力は小さい。
一方、データ入力端子Dから入力されるデータは、2
入力NANDゲート1,3及び2入力NORゲート4,6の各一方の
入力として与えられている。また、2入力NANDゲート1
及び2入力NORゲート6の他方の入力には、データ出力
端子OUTから出力される出力データが入力されている。
これら各ゲート1,3,4,6の出力は、夫々トランジスタ9,
7,8,10のゲートに供給されている。また、2入力NANDゲ
ート1,3の出力は2入力NANDゲート2に入力され、この
2入力NANDゲート2の出力は2入力NORゲート4の他方
の入力に供給されている。更に、2入力NORゲート4,6の
出力は、2入力NORゲート5に入力され、この2入力NOR
ゲート5の出力は2入力NANDゲート3の他方の入力に供
給されている。
次にこのように構成された本実施例に係る出力バッフ
ァ回路の動作について説明する。
いま、データ入力端子Dに“0"が入力されていると、
2入力NANDゲート回路1及び3の出力は“1"で、PMOSト
ランジスタ9,7は非導通状態、2入力NANDゲート回路2
の出力は“0"、2入力NORゲート回路4,6の出力は“1"で
あり、NMOSトランジスタ8,9は導通状態、2入力NORゲー
ト回路5の出力は“0"となっていて、データ出力端子OU
Tには“0"が出力されて回路は安定している。
ここで、データ入力端子Dのレベルが“0"から“1"に
変化し、更に“1"から“0"に変化したときの各部の動作
を第2図を参照して説明する。
データ入力端子Dのレベルが“0"から“1"に変化する
と、先ず2入力NORゲート回路4,6の出力が“1"から“0"
になる。これによって、NMOSトランジスタ8,10は非導通
状態となり、次に、2入力NORゲート回路5の出力が
“0"から“1"に、2入力NANDゲート回路3の出力が“1"
から“0"になるまでの間、一瞬ではあるが、PMOSトラン
ジスタ7,9及びNMOSトランジスタ8,10の全てが非導通状
態となり、データ出力端子OUTはハイ・インピーダンス
状態となる。2入力NANDゲート回路3の出力が“0"にな
ると、PMOSトランジスタ7は導通状態になり、データ出
力端子OUTのレベルを“1"に立上げる。但し、PMOSトラ
ンジスタ7のW/Lは前述のように小さい。即ち、導通状
態における等価抵抗成分が大きいため、データ入力端子
OUTのレベルは、大きな時定数で“0"から“1"へ緩やか
に遷移を開始する。データ出力端子OUTのレベルが2入
力NANDゲート回路1の論理スレッショルドを超えると、
2入力NANDゲート回路1の出力が“1"から“0"になっ
て、PMOSトランジスタ9が導通状態となる。PMOSトラン
ジスタ9のW/Lは前述のように大きい。即ち、導通状態
における等価抵抗成分が小さいため、データ出力端子OU
Tのレベルは、ここから“1"に小さい時定数で立上がり
回路は安定する。2入力NANDゲート回路2の出力は“0"
から“1"に変わるが、これは、2入力NORゲート回路4
の出力には影響を与えない。
次に、データ入力端子Dのレベルが“1"から“0"に変
化した場合は、先ず2入力NANDゲート回路1,3の出力が
“0"から“1"になる。これによって、PMOSトランジスタ
9,7は非導通状態となって、次に2入力NANDゲート回路
2の出力が“1"から“0"に、また、2入力NORゲート回
路4の出力が“0"から“1"になるまでの間、一瞬ではあ
るが、PMOSトランジスタ7,9及びNMOSトランジスタ8,10
の全てが非導通となり、データ出力端子OUTはハイ・イ
ンピーダンス状態となる。2入力NORゲート回路4の出
力が“1"となると、NMOSトランジスタ8は導通状態にな
り、データ出力端子OUTの出力を“0"に立下げる。但
し、NMOSトランジスタ8のW/Lは前述のように、小さ
い、即ち、導通状態における等価抵抗成分が大きいた
め、データ出力端子OUTのレベルは大きな時定数をもっ
て“1"から“0"へ緩やかに遷移を開始する。データ出力
端子OUTのレベルが、2入力NORゲート回路6の論理スレ
ッショルド以下になると、2入力NORゲート回路6の出
力が“0"から“1"になって、NMOSトランジスタ10が導通
状態となる。NMOSトランジスタ10のW/Lは前述のように
大きい。即ち、導通状態における等価抵抗成分が小さい
ため、データ出力端子OUTのレベルは、ここから“0"に
小さい時定数で立下がり、回路は安定する。2入力NOR
ゲート回路5の出力は“1"から“0"に変わるが、これは
2入力NANDゲート回路3の出力には影響を与えない。
このように、本実施例の出力バッファ回路によれば、
入力データの立上がり2は立下がりの瞬間に第1及び第
2バッファを構成するトランジスタ7乃至10が全て非導
通となるので、貫通電流が流れることはない。
また、出力データの立上がり又は立下がりの際には、
オン抵抗の小さいトランジスタ9,10に先立って、オン抵
抗の大きいトランジスタ7,8が導通するので、急激な電
流変化がなく、電磁誘導ノイズが発生することはない。
第3図は本発明の第2の実施例に係る出力バッファ回
路の回路図である。
この回路の基本的な構成は第1図のものと同様である
が、この実施例では、制御信号入力端子Cとインバータ
回路15が新たに追加されたものとなっている。
NANDゲート回路11,31は3入力となり、NORゲート回路
41,61もまた3入力構成となる。この回路においては、
制御信号入力端子Cのレベルが“1"のときは第1図と等
価であり、同様の動作をするが、制御信号入力端子Cの
レベルが“0"のときは、データ入力端子Dのレベルに拘
らず、3入力NANDゲート回路11,31の出力は“1"、3入
力NORゲート回路41,61の出力は“0"となり、データ出力
端子OUTはハイ・インピーダンス状態に固定される。
このように、出力バッファを有効にするか否かを制御
する制御信号の入力端子を持っている出力バッファ回路
にも本発明を応用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の出力バッファ回路で
は、入力データの切換時に出力段のPMOSトランジスタと
NMOSトランジスタの両方が同時に導通状態になることが
ないため、データ切換時において電源からグランドへ流
れる大きな電流によって、同一基板上の他の回路の電源
レベル、グランドレベルを変動させることがない。従っ
て、このレベル変動に起因する回路の誤動作を防止でき
る効果がある。
また、出力状態が切換わる時には、先ず駆動能力の小
さい(W/Lの小さい)第2のPMOSトランジスタ又はNMOS
トランジスタを導通状態にしてから、駆動能力の大きい
(W/Lの大きい)第1のPMOSトランジスタ又はNMOSトラ
ンジスタを導通状態にする順序制御を論理的に行う。従
って、駆動能力の小さいトランジスタのみの導通状態で
はデータ出力端子の負荷としての、例えば大きな容量の
充放電に際しての電流の時間的変化(dI/dt)を小さく
することができ、電磁誘導性雑音が極力抑えられて、同
一基板上の他の回路及び外部回路に対し、この種の雑音
に起因する誤動作を防止することができる。
更に、データ出力端子のレベルがある程度まで確定し
た後は、駆動能力が大きいトランジスタも導通状態とな
って、出力状態を高速に安定させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る出力バッファ回路
の回路図、第2図は第1図の回路の動作を示すタイミン
グ図、第3図は本発明の第2の実施例に係る出力バッフ
ァ回路の回路図、第4図は従来の出力バッファ回路の回
路図、第5図は従来の他の出力バッファ回路の回路図で
ある。 1,2,3,300;2入力NANDゲート回路、4,5,6,400;2入力NOR
ゲート回路、11,31;3入力NANDゲート回路、41,61;3入力
NORゲート回路、15,100,200;インバータ回路、7,9;Pチ
ャネルMOSトランジスタ、8,10;NチャネルMOSトランジス
タ、D;データ入力端子、C;制御信号入力端子、OUT;デー
タ出力端子、VDD;電源端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースが正電源端子に接続されドレインが
    出力端子に接続された第1のPチャネルMOSトランジス
    タと、ソースが負電源端子に接続されドレインが前記出
    力端子に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタ
    と、ソースが前記正電源端子に接続されると共にドレイ
    ンが前記出力端子に接続され前記第1のPチャネルMOS
    トランジスタよりもオン抵抗が大きい第2のPチャネル
    MOSトランジスタと、ソースが前記負電源端子に接続さ
    れると共にドレインが前記出力端子に接続され前記第1
    のNチャネルMOSトランジスタよりもオン抵抗が大きい
    第2のNチャネルMOSトランジスタと、入力信号と前記
    出力端子から出力される出力信号とを入力とし、その出
    力を前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートに
    出力する第1のNANDゲートに、この第1のNANDゲートの
    出力と前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート
    入力信号とを入力とする第2のNANDゲートと、この第2
    のNANDゲートの出力と前記入力信号とを入力とし、その
    出力を前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲート
    に出力する第1のNORゲートと、この第1のNORゲートの
    出力と前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲート
    入力信号とを入力とする第2のNORゲートと、この第2
    のNORゲートの出力と前記入力信号とを入力とし、その
    出力を前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート
    に出力する第3のNANDゲートと、前記入力信号と出力信
    号とを入力とし、その出力を前記第1のNチャネルMOS
    トランジスタのゲートに出力する第3のNORゲートとを
    備えたことを特徴とする出力バッファ回路。
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