JP2766630B2 - 光線路切替装置 - Google Patents
光線路切替装置Info
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- Japan
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- optical
- optical line
- switching device
- connector
- line switching
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- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光線路切替装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】光線路切替装置は、例えば、複数の光フ
ァイバを位置決め固定した光コネクタ相互をピンにより
位置決めすると共に、端面接合して対向する各光ファイ
バ相互を光接続したもので、光線路を切替えるときは、
光信号の中断の影響がないように、一方の光コネクタを
他方の光コネクタに対し、接合端面に沿って瞬間的(凡
そ、数msec.)に移動させ、光線路を瞬時に切替えてい
る。かかる光線路切替装置においては、接合端面間での
フレネル反射による反射損失や放射損失等に起因する光
信号の伝達ロスを防止すべく、光コネクタの接合端面間
に屈折率整合剤(マッチングオイル)を塗布している。
ァイバを位置決め固定した光コネクタ相互をピンにより
位置決めすると共に、端面接合して対向する各光ファイ
バ相互を光接続したもので、光線路を切替えるときは、
光信号の中断の影響がないように、一方の光コネクタを
他方の光コネクタに対し、接合端面に沿って瞬間的(凡
そ、数msec.)に移動させ、光線路を瞬時に切替えてい
る。かかる光線路切替装置においては、接合端面間での
フレネル反射による反射損失や放射損失等に起因する光
信号の伝達ロスを防止すべく、光コネクタの接合端面間
に屈折率整合剤(マッチングオイル)を塗布している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記光線路
切替装置においては、光コネクタの切替に伴い、接合端
面間に塗布した屈折率整合剤中に、空気が微細な泡とな
って取り込まれることがある。かかる微細な気泡は、当
然のことであるが光線路切替装置を使用する環境温度、
特に光コネクタが密封されている場合には、温度変化に
伴う環境圧力の変化によって一層発生し易く、発生した
微細な気泡は光コネクタの接合端面間で不規則な挙動を
示し、光コネクタの切替時に接合端面に露出した光ファ
イバの端面に付着すると、切替終了後、光信号が突発的
に不定時間に亘って異常にレベルダウンする突発ロスが
発生する。かかる光信号の突発ロスは、光通信システム
にとって大きな問題となり、とりわけ、複数の光ファイ
バを固定した光コネクタでは、かかる突発ロスが不特定
の光ファイバに発生することから、その解決が急がれて
いた。
切替装置においては、光コネクタの切替に伴い、接合端
面間に塗布した屈折率整合剤中に、空気が微細な泡とな
って取り込まれることがある。かかる微細な気泡は、当
然のことであるが光線路切替装置を使用する環境温度、
特に光コネクタが密封されている場合には、温度変化に
伴う環境圧力の変化によって一層発生し易く、発生した
微細な気泡は光コネクタの接合端面間で不規則な挙動を
示し、光コネクタの切替時に接合端面に露出した光ファ
イバの端面に付着すると、切替終了後、光信号が突発的
に不定時間に亘って異常にレベルダウンする突発ロスが
発生する。かかる光信号の突発ロスは、光通信システム
にとって大きな問題となり、とりわけ、複数の光ファイ
バを固定した光コネクタでは、かかる突発ロスが不特定
の光ファイバに発生することから、その解決が急がれて
いた。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、光線路の切替に伴う上記突発ロスの発生を防止し得
る光線路切替装置を提供することを目的とする。
で、光線路の切替に伴う上記突発ロスの発生を防止し得
る光線路切替装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明によれば、光ファイバ相互を、その前面の接合端面
で突合わせ接続し、前記両光ファイバの少なくとも接合
端面を貯留槽内の屈折率整合剤中に浸漬し、一方の光フ
ァイバを他方の光ファイバに対して移動させて光線路を
切替える光線路切替装置において、前記貯留槽に当該槽
内の圧力を一定に保持する圧力調整膜を有する蓋体を設
けた構成としたものである。
発明によれば、光ファイバ相互を、その前面の接合端面
で突合わせ接続し、前記両光ファイバの少なくとも接合
端面を貯留槽内の屈折率整合剤中に浸漬し、一方の光フ
ァイバを他方の光ファイバに対して移動させて光線路を
切替える光線路切替装置において、前記貯留槽に当該槽
内の圧力を一定に保持する圧力調整膜を有する蓋体を設
けた構成としたものである。
【0006】好ましくは、前記圧力調整膜を弾性体とす
る。貯留槽の蓋体は、槽内の圧力を一定に保持する圧力
調整膜を有しているので、光線路切替装置の使用環境の
温度が変化しても、槽内の圧力が一定に保たれる結果、
光ファイバを切り替えても微細な気泡の発生が抑制され
る。このため、光ファイバの切替に伴って、屈折率整合
剤中に浸漬した両光ファイバの接合端面間に微細な気泡
が取り込まれることはない。
る。貯留槽の蓋体は、槽内の圧力を一定に保持する圧力
調整膜を有しているので、光線路切替装置の使用環境の
温度が変化しても、槽内の圧力が一定に保たれる結果、
光ファイバを切り替えても微細な気泡の発生が抑制され
る。このため、光ファイバの切替に伴って、屈折率整合
剤中に浸漬した両光ファイバの接合端面間に微細な気泡
が取り込まれることはない。
【0007】また、圧力調整膜を弾性体とすると、温度
変化による槽内圧力の変化に追従し易いので、槽内圧力
を一定に保つ機能に優れている。
変化による槽内圧力の変化に追従し易いので、槽内圧力
を一定に保つ機能に優れている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図7に基づいて詳細に説明する。光線路切替装置
は、図1及び図3に示すように、ベース1上に設置さ
れ、貯留槽11を有する本体10、貯留槽11内に配置
される固定コネクタ20並びに可動コネクタ21、貯留
槽11の上部を覆う蓋体30及び可動コネクタ21を摺
動させる駆動機構40とを備え、略直方体状に形成され
ている。
乃至図7に基づいて詳細に説明する。光線路切替装置
は、図1及び図3に示すように、ベース1上に設置さ
れ、貯留槽11を有する本体10、貯留槽11内に配置
される固定コネクタ20並びに可動コネクタ21、貯留
槽11の上部を覆う蓋体30及び可動コネクタ21を摺
動させる駆動機構40とを備え、略直方体状に形成され
ている。
【0009】本体10は、図1及び図2に示すように、
上部に屈折率整合剤を貯留する貯留槽11が、また、貯
留槽11の下部一側に、後述する電磁ソレノイド41を
収容する収容凹部12が、夫々一体に形成されている。
貯留槽11は、左壁13、右壁14及び幅方向両側に位
置する側壁15,16によって平面視略方形に形成さ
れ、左壁13及び右壁14には、後述するテープファイ
バ20a,21aを外部へ導出する開口13a,14a
が形成されている。また、槽内の左壁13側には、底壁
17から立ち上がる段状の取付部17a,17bが形成
され、取付部17a,17b間の、幅方向中央には、凹
部18が形成されている。一方、槽内の右壁14側に
は、取付部17a,17bと対向する位置に、段部17
c,17dが長手方向略中央位置から右壁14に亘って
形成され、段部17c,17d間には、凹溝状の案内溝
19が形成されている。
上部に屈折率整合剤を貯留する貯留槽11が、また、貯
留槽11の下部一側に、後述する電磁ソレノイド41を
収容する収容凹部12が、夫々一体に形成されている。
貯留槽11は、左壁13、右壁14及び幅方向両側に位
置する側壁15,16によって平面視略方形に形成さ
れ、左壁13及び右壁14には、後述するテープファイ
バ20a,21aを外部へ導出する開口13a,14a
が形成されている。また、槽内の左壁13側には、底壁
17から立ち上がる段状の取付部17a,17bが形成
され、取付部17a,17b間の、幅方向中央には、凹
部18が形成されている。一方、槽内の右壁14側に
は、取付部17a,17bと対向する位置に、段部17
c,17dが長手方向略中央位置から右壁14に亘って
形成され、段部17c,17d間には、凹溝状の案内溝
19が形成されている。
【0010】そして、貯留槽11は、内部に屈折率整合
剤が貯留されている。屈折率整合剤は、後述する可動コ
ネクタ21と固定コネクタ20との間の光信号の伝達ロ
スを抑えるもので、例えば、シリコンオイル等が用いら
れる。この屈折率整合剤は、コネクタ20,21の接合
端面20b,21b間に取り込まれる微細な気泡が速や
かに外部へ排出されるように、動粘度が9センチストー
クス(cSt.)以下、好ましくは、9〜6センチストークス
のものを用いる。動粘度が9センチストークスより大き
いと、前記した微細な気泡の排出が遅くなり、発生した
突発ロスが長時間に亘って持続して好ましくない。一
方、6センチストークス以下になると、屈折率整合剤が
揮発性を帯び、屈折率整合剤としての本来の機能が発揮
されなくなる。
剤が貯留されている。屈折率整合剤は、後述する可動コ
ネクタ21と固定コネクタ20との間の光信号の伝達ロ
スを抑えるもので、例えば、シリコンオイル等が用いら
れる。この屈折率整合剤は、コネクタ20,21の接合
端面20b,21b間に取り込まれる微細な気泡が速や
かに外部へ排出されるように、動粘度が9センチストー
クス(cSt.)以下、好ましくは、9〜6センチストークス
のものを用いる。動粘度が9センチストークスより大き
いと、前記した微細な気泡の排出が遅くなり、発生した
突発ロスが長時間に亘って持続して好ましくない。一
方、6センチストークス以下になると、屈折率整合剤が
揮発性を帯び、屈折率整合剤としての本来の機能が発揮
されなくなる。
【0011】固定コネクタ20及び可動コネクタ21
は、共にテープファイバ20a,21aを固定した光コ
ネクタで、テープファイバ20a,21aには、複数の
光ファイバが 0.125ピッチで位置決めされ、各コネクタ
20,21前面の、接合端面20b, 21bに露出した各
光ファイバは、端面研磨されている。固定コネクタ20
は、図2に示すように、側面視逆L字形の部材で、ボル
ト2,3によって取付部17a,17bに固定されてい
る。固定コネクタ20に固定されたテープファイバ20
aは、図1及び図2に示すように、コネクタ20の後端
からブーツ20cを介して延出し、凹部18を通って左
壁13の開口13aから装置外へ導出される。この開口
13aは、その周囲に複数本のボルト4で押え板5が取
付けられ、この押え板5と左壁13との間に挟装した弾
性体からなるファイバシール6で封止することにより、
貯留槽11内の屈折率整合剤の漏出が防止されている。
ここで、固定コネクタ20は、図1に示すように、可動
コネクタ21と右壁14との距離が大きくなるように、
左壁13側に配置する。このようにすると、幅方向へ摺
動する可動コネクタ21によって、テープファイバ21
aに作用する側圧の影響を少なくすることができる。
は、共にテープファイバ20a,21aを固定した光コ
ネクタで、テープファイバ20a,21aには、複数の
光ファイバが 0.125ピッチで位置決めされ、各コネクタ
20,21前面の、接合端面20b, 21bに露出した各
光ファイバは、端面研磨されている。固定コネクタ20
は、図2に示すように、側面視逆L字形の部材で、ボル
ト2,3によって取付部17a,17bに固定されてい
る。固定コネクタ20に固定されたテープファイバ20
aは、図1及び図2に示すように、コネクタ20の後端
からブーツ20cを介して延出し、凹部18を通って左
壁13の開口13aから装置外へ導出される。この開口
13aは、その周囲に複数本のボルト4で押え板5が取
付けられ、この押え板5と左壁13との間に挟装した弾
性体からなるファイバシール6で封止することにより、
貯留槽11内の屈折率整合剤の漏出が防止されている。
ここで、固定コネクタ20は、図1に示すように、可動
コネクタ21と右壁14との距離が大きくなるように、
左壁13側に配置する。このようにすると、幅方向へ摺
動する可動コネクタ21によって、テープファイバ21
aに作用する側圧の影響を少なくすることができる。
【0012】一方、可動コネクタ21は、固定コネクタ
20に跨がって配置されるピン及びこのピンを挿通する
V溝(共に図示せず) によって、幅方向の移動位置が規
制されると共に、接合端面21bを固定コネクタ20の
接合端面20bに突き合わせて端面接合されており、幅
方向に0.25だけ摺動可能である。この可動コネクタ21
は、段部17c,17dに形成した装着孔17e,17
fに装着される付勢スプリング23,24で、後端を固
定コネクタ20側に押圧されている。付勢スプリング2
3,24による可動コネクタ21の押圧力は、装着孔1
7e,17fに連設され、右壁14に開口するねじ孔1
7g,17hに螺入した調節ねじ25,26によって調
節される。
20に跨がって配置されるピン及びこのピンを挿通する
V溝(共に図示せず) によって、幅方向の移動位置が規
制されると共に、接合端面21bを固定コネクタ20の
接合端面20bに突き合わせて端面接合されており、幅
方向に0.25だけ摺動可能である。この可動コネクタ21
は、段部17c,17dに形成した装着孔17e,17
fに装着される付勢スプリング23,24で、後端を固
定コネクタ20側に押圧されている。付勢スプリング2
3,24による可動コネクタ21の押圧力は、装着孔1
7e,17fに連設され、右壁14に開口するねじ孔1
7g,17hに螺入した調節ねじ25,26によって調
節される。
【0013】可動コネクタ21に固定されるテープファ
イバ21aは、図1乃至図3に示すように、コネクタ2
1の後端からブーツ21cを介して延出し、案内溝19
に案内されて右壁14の開口14aから装置外へ導出さ
れる。この開口14aは、左壁13の開口13aと同様
に、複数本のボルト7で取付ける押え板8と右壁14と
の間に挟装したファイバシール9で封止されている。
イバ21aは、図1乃至図3に示すように、コネクタ2
1の後端からブーツ21cを介して延出し、案内溝19
に案内されて右壁14の開口14aから装置外へ導出さ
れる。この開口14aは、左壁13の開口13aと同様
に、複数本のボルト7で取付ける押え板8と右壁14と
の間に挟装したファイバシール9で封止されている。
【0014】蓋体30は、貯留槽11の上部を液密的に
覆うカバーである。この蓋体30は、図2及び図4に示
すように、下面外周の各壁13〜16に対応する位置に
シール溝31が形成され、このシール溝31に弾性体か
らなるシール材32を装着し、左壁13上面に形成した
ねじ孔13b,13b及び側壁15,16上面に形成し
たねじ孔15a,16aに先端が螺着される4本の固定
ねじ33で、本体10に固定される。蓋体30は、左壁
13側に屈折率整合剤を注入する注入孔34が形成さ
れ、この注入孔34は、シールねじ35によって封止さ
れる。また、蓋体30には、可動コネクタ21と右壁1
4との間の幅方向中央に、開口36が形成され、この開
口36は、蓋体30下面に張設される圧力調整膜37に
よって閉塞されている。この圧力調整膜37は、取付ね
じ38で蓋体30の下面に取付けられるリング状の止め
輪39で、周囲を蓋体30の下面に固定されている。圧
力調整膜37は、例えば、ゴム等の弾性体からなり、温
度変化に伴って貯留槽11内の屈折率整合剤や空気が膨
張あるいは収縮すると、外方あるいは内方に変形し、貯
留槽11内の圧力を一定に保つ。
覆うカバーである。この蓋体30は、図2及び図4に示
すように、下面外周の各壁13〜16に対応する位置に
シール溝31が形成され、このシール溝31に弾性体か
らなるシール材32を装着し、左壁13上面に形成した
ねじ孔13b,13b及び側壁15,16上面に形成し
たねじ孔15a,16aに先端が螺着される4本の固定
ねじ33で、本体10に固定される。蓋体30は、左壁
13側に屈折率整合剤を注入する注入孔34が形成さ
れ、この注入孔34は、シールねじ35によって封止さ
れる。また、蓋体30には、可動コネクタ21と右壁1
4との間の幅方向中央に、開口36が形成され、この開
口36は、蓋体30下面に張設される圧力調整膜37に
よって閉塞されている。この圧力調整膜37は、取付ね
じ38で蓋体30の下面に取付けられるリング状の止め
輪39で、周囲を蓋体30の下面に固定されている。圧
力調整膜37は、例えば、ゴム等の弾性体からなり、温
度変化に伴って貯留槽11内の屈折率整合剤や空気が膨
張あるいは収縮すると、外方あるいは内方に変形し、貯
留槽11内の圧力を一定に保つ。
【0015】駆動機構40は、可動コネクタ21を固定
コネクタ20の接合端面20aに沿って幅方向へ摺動さ
せるもので、図1に示すように、双安定ソレノイドから
なる電磁ソレノイド41、アームプレート42,43及
びアームプレート42,43に取付けられる押動部材4
4,45とを備えている。尚、アームプレート42と押
動部材44及びアームプレート43と押動部材45は、
夫々本体10の両側に配置されることを除き共に同様に
構成されているので、アームプレート42及び押動部材
44のみについて説明し、アームプレート43及び押動
部材45ついては、図中に対応する番号を付して、その
説明を省略する。
コネクタ20の接合端面20aに沿って幅方向へ摺動さ
せるもので、図1に示すように、双安定ソレノイドから
なる電磁ソレノイド41、アームプレート42,43及
びアームプレート42,43に取付けられる押動部材4
4,45とを備えている。尚、アームプレート42と押
動部材44及びアームプレート43と押動部材45は、
夫々本体10の両側に配置されることを除き共に同様に
構成されているので、アームプレート42及び押動部材
44のみについて説明し、アームプレート43及び押動
部材45ついては、図中に対応する番号を付して、その
説明を省略する。
【0016】電磁ソレノイド41は、図示しない電源か
ら供給される作動電圧によってソレノイド本体41aか
ら当該切替装置の幅方向に出没する作動ロッド41bを
有している。このソレノイド41は、ベース1の右壁1
4側に形成された凹部1aと本体10の収容凹部12と
の間に配置され、図4に示すように、固定ねじ10a,
10aによって本体10に固定されている。
ら供給される作動電圧によってソレノイド本体41aか
ら当該切替装置の幅方向に出没する作動ロッド41bを
有している。このソレノイド41は、ベース1の右壁1
4側に形成された凹部1aと本体10の収容凹部12と
の間に配置され、図4に示すように、固定ねじ10a,
10aによって本体10に固定されている。
【0017】アームプレート42は、図1及び図3に示
すように、本体10の側壁15側に設けられ、水平に配
置される水平部42aと、水平部42aに直交する垂直
部42bとで逆T字形に形成した板材で、水平部42a
の一端側(図3において右側)で作動ロッド41bと連
結ねじ46によって連結される。この連結ねじ46は、
図4に示すように、水平部42aの裏面に当接係止され
る係止部46aの一方に先端ねじ部46bが、他方に基
端ねじ部46cが夫々形成されており、先端ねじ部46
bを作動ロッド41bの一端に螺着して作動ロッド41
bと連結すると共に、基端ねじ部46cを水平部42a
に形成した貫通孔42cから外方へ貫通させ、この基端
ねじ部46cにナット47を螺着してアームプレート4
2に連結固定される。尚、アームプレート43も、同様
の連結ねじ46及びナット47により作動ロッド41b
の他端との間で連結され、電磁ソレノイド41の作動に
よってアームプレート42と一体となって作動する。
すように、本体10の側壁15側に設けられ、水平に配
置される水平部42aと、水平部42aに直交する垂直
部42bとで逆T字形に形成した板材で、水平部42a
の一端側(図3において右側)で作動ロッド41bと連
結ねじ46によって連結される。この連結ねじ46は、
図4に示すように、水平部42aの裏面に当接係止され
る係止部46aの一方に先端ねじ部46bが、他方に基
端ねじ部46cが夫々形成されており、先端ねじ部46
bを作動ロッド41bの一端に螺着して作動ロッド41
bと連結すると共に、基端ねじ部46cを水平部42a
に形成した貫通孔42cから外方へ貫通させ、この基端
ねじ部46cにナット47を螺着してアームプレート4
2に連結固定される。尚、アームプレート43も、同様
の連結ねじ46及びナット47により作動ロッド41b
の他端との間で連結され、電磁ソレノイド41の作動に
よってアームプレート42と一体となって作動する。
【0018】押動部材44は、図1及び図3に示すよう
に、アームプレート42の垂直部42bの上部に取付け
られ、可動コネクタ21の先端に挿通孔を有する筒体4
4aと、筒体44a内に挿着されるプランジャ44b、
付勢スプリング44c及び調節ねじ44dとを有してい
る。この押動部材44は、筒体44a内に、前記挿通孔
からプランジャ44bの先端を突出させて挿着すると共
に、プランジャ44bの後端側に付勢スプリング44c
を配置し、付勢スプリング44cの後部から調節ねじ4
4dを螺着して構成されている。そして、押動部材44
は、垂直部42bの上部に形成された挿通孔42dに、
筒体44aの基端側を挿通し、外周に形成されたねじ部
にナット48を螺着して垂直部42bに固定され、筒体
44aは、その先端側を、側壁15に形成した挿通孔1
5bにシールリング49を介して挿通される。
に、アームプレート42の垂直部42bの上部に取付け
られ、可動コネクタ21の先端に挿通孔を有する筒体4
4aと、筒体44a内に挿着されるプランジャ44b、
付勢スプリング44c及び調節ねじ44dとを有してい
る。この押動部材44は、筒体44a内に、前記挿通孔
からプランジャ44bの先端を突出させて挿着すると共
に、プランジャ44bの後端側に付勢スプリング44c
を配置し、付勢スプリング44cの後部から調節ねじ4
4dを螺着して構成されている。そして、押動部材44
は、垂直部42bの上部に形成された挿通孔42dに、
筒体44aの基端側を挿通し、外周に形成されたねじ部
にナット48を螺着して垂直部42bに固定され、筒体
44aは、その先端側を、側壁15に形成した挿通孔1
5bにシールリング49を介して挿通される。
【0019】シールリング49は、可撓性を有するゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体からなり、図1及び図7に
示すように、筒体44aの先端外周に嵌着される小径の
リング49aと、この小径のリング49aよりも大径の
リング49bとをウエブ状の連結部49cで連結した2
重のリングからなる部材で、側壁15の挿通孔15bの
周囲に、ボルト50,50で取付けられる保持板51に
よって側壁15との間に挾持されている。
あるいは合成樹脂等の弾性体からなり、図1及び図7に
示すように、筒体44aの先端外周に嵌着される小径の
リング49aと、この小径のリング49aよりも大径の
リング49bとをウエブ状の連結部49cで連結した2
重のリングからなる部材で、側壁15の挿通孔15bの
周囲に、ボルト50,50で取付けられる保持板51に
よって側壁15との間に挾持されている。
【0020】このように構成されるシールリング49を
用いると、挿通孔15bに挿通された筒体44aの先端
が挿通孔15bから出没する際に、前記連結部が撓ん
で、シールリング49による筒体44aの出没作動の抵
抗が小さくなると共に、屈折率整合剤のシール性が向上
する。また、本体10の左壁13には、可動コネクタ2
1の移動位置を検出する検出手段としてリミットスイッ
チ60,61が設けられている。リミットスイッチ6
0,61は、図6に示すように、左壁13の左右に配置
され、電磁ソレノイド41の作動によって図中左右方向
に移動するアームプレート42,43に設けたプッシュ
ロッド62,63によってオン・オフされる。
用いると、挿通孔15bに挿通された筒体44aの先端
が挿通孔15bから出没する際に、前記連結部が撓ん
で、シールリング49による筒体44aの出没作動の抵
抗が小さくなると共に、屈折率整合剤のシール性が向上
する。また、本体10の左壁13には、可動コネクタ2
1の移動位置を検出する検出手段としてリミットスイッ
チ60,61が設けられている。リミットスイッチ6
0,61は、図6に示すように、左壁13の左右に配置
され、電磁ソレノイド41の作動によって図中左右方向
に移動するアームプレート42,43に設けたプッシュ
ロッド62,63によってオン・オフされる。
【0021】プッシュロッド62は、アームプレート4
2の他端側(図3で左側)の裏面に、ナット64でリミ
ットスイッチ60に対向して設けられ、アームプレート
42が移動すると、リミットスイッチ60に設けた板ば
ね状の作動片60aがプッシュロッド62に付勢されて
スイッチ部60bを押し、リミットスイッチ60をオン
・オフする。また、リミットスイッチ61及びプッシュ
ロッド63も同様に構成され、リミットスイッチ61
は、作動片61a及びスイッチ部61bを有しており、
プッシュロッド63はナット65でアームプレート43
に固定されている。
2の他端側(図3で左側)の裏面に、ナット64でリミ
ットスイッチ60に対向して設けられ、アームプレート
42が移動すると、リミットスイッチ60に設けた板ば
ね状の作動片60aがプッシュロッド62に付勢されて
スイッチ部60bを押し、リミットスイッチ60をオン
・オフする。また、リミットスイッチ61及びプッシュ
ロッド63も同様に構成され、リミットスイッチ61
は、作動片61a及びスイッチ部61bを有しており、
プッシュロッド63はナット65でアームプレート43
に固定されている。
【0022】そして、リミットスイッチ60,61は、
電磁ソレノイド41に作動電圧を供給する電源等の作動
を制御する図示しない制御装置と接続されており、各ス
イッチ60,61のオン・オフを前記制御装置でモニタ
ーすることにより、可動コネクタ21の位置を検出す
る。更に、この光線路切替装置は、電磁ソレノイド41
によって駆動手段40を作動させる他、側壁15の側面
に設けた支持ブラケット70とアームプレート42に配
設した駆動ブラケット71とによって、手動で駆動手段
40を作動させることができる。
電磁ソレノイド41に作動電圧を供給する電源等の作動
を制御する図示しない制御装置と接続されており、各ス
イッチ60,61のオン・オフを前記制御装置でモニタ
ーすることにより、可動コネクタ21の位置を検出す
る。更に、この光線路切替装置は、電磁ソレノイド41
によって駆動手段40を作動させる他、側壁15の側面
に設けた支持ブラケット70とアームプレート42に配
設した駆動ブラケット71とによって、手動で駆動手段
40を作動させることができる。
【0023】即ち、図1及び図3に示したように、支持
ブラケット70は、取付部70a、取付部70aの上部
に突設される支持アーム70b,70c及び支持軸70
dを有しており、取付部70aは取付ボルト72,72
で側壁15の側面に固定され、支持アーム70b,70
c間に架設される支持軸70dは、支持アーム70c側
がナット70eで固定されている。
ブラケット70は、取付部70a、取付部70aの上部
に突設される支持アーム70b,70c及び支持軸70
dを有しており、取付部70aは取付ボルト72,72
で側壁15の側面に固定され、支持アーム70b,70
c間に架設される支持軸70dは、支持アーム70c側
がナット70eで固定されている。
【0024】一方、駆動ブラケット71は、支持ブラケ
ット70直下に位置する水平部42aに固定される支持
アーム71a,71b、両支持アーム71a,71b間
に架設される駆動軸71cを有しており、駆動軸71c
は支持アーム71b側がナット71dで固定されている。
そして、図5に示すように、駆動レバー73を、上方か
ら支持軸70dと駆動軸71cとに掛け渡し、駆動レバ
ー73の上端を矢印方向に回動させることにより、アー
ムプレート42を当該装置の幅方向に移動させ可動コネ
クタ21を固定コネクタ20に対して摺動させることが
できる。
ット70直下に位置する水平部42aに固定される支持
アーム71a,71b、両支持アーム71a,71b間
に架設される駆動軸71cを有しており、駆動軸71c
は支持アーム71b側がナット71dで固定されている。
そして、図5に示すように、駆動レバー73を、上方か
ら支持軸70dと駆動軸71cとに掛け渡し、駆動レバ
ー73の上端を矢印方向に回動させることにより、アー
ムプレート42を当該装置の幅方向に移動させ可動コネ
クタ21を固定コネクタ20に対して摺動させることが
できる。
【0025】本発明の光線路切替装置は、以上のように
構成されており、電磁ソレノイド41に通電して、作動
ロッド41bをソレノイド本体41aから側壁16側へ
繰り出すと、アームプレート42が、図1に示す位置か
ら側壁15側に接近し、これと共にアームプレート43
は側壁16から離れる。すると、垂直部42bに設けた
押動部材44が、アームプレート42と共に側壁15側
に移動し、プランジャ44bが可動コネクタ21の側面
に当接する。これにより、プランジャ44bは、筒体4
4a内に若干量後退するが、この後退による付勢スプリ
ング44cの付勢力が所定値を越えると、後退が止ま
る。
構成されており、電磁ソレノイド41に通電して、作動
ロッド41bをソレノイド本体41aから側壁16側へ
繰り出すと、アームプレート42が、図1に示す位置か
ら側壁15側に接近し、これと共にアームプレート43
は側壁16から離れる。すると、垂直部42bに設けた
押動部材44が、アームプレート42と共に側壁15側
に移動し、プランジャ44bが可動コネクタ21の側面
に当接する。これにより、プランジャ44bは、筒体4
4a内に若干量後退するが、この後退による付勢スプリ
ング44cの付勢力が所定値を越えると、後退が止ま
る。
【0026】そして、所定の付勢力が作用しているプラ
ンジャ44bにより、可動コネクタ21が側壁16側へ
押し出され、両コネクタ20,21内に挿通された前記
ピンで移動が規制され、最終的に0.5mmだけ側壁16側
へ摺動させられる。これにより、テープファイバ21a
の各光ファイバは、テープファイバ20aの各光ファイ
バに対して2ピッチ移動し、光線路が切替えられる。こ
こで、電磁ソレノイド41による上記した光線路の切替
は、例えば、5msec.程度の瞬時に行われる。
ンジャ44bにより、可動コネクタ21が側壁16側へ
押し出され、両コネクタ20,21内に挿通された前記
ピンで移動が規制され、最終的に0.5mmだけ側壁16側
へ摺動させられる。これにより、テープファイバ21a
の各光ファイバは、テープファイバ20aの各光ファイ
バに対して2ピッチ移動し、光線路が切替えられる。こ
こで、電磁ソレノイド41による上記した光線路の切替
は、例えば、5msec.程度の瞬時に行われる。
【0027】このような高速下における光線路の切替に
際し、光線路切替装置の使用環境の温度変化によって貯
留槽11内の屈折率整合剤や空気の膨張あるいは収縮に
よって槽内圧力の変動しても、蓋体30に設けた圧力調
整膜37がこの変化に追従して外方あるいは内方に変形
する。このため、本発明の光線路切替装置においては、
貯留槽11内が一定の圧力に保たれ、屈折率整合剤中に
おける微細な気泡の発生が抑制される。
際し、光線路切替装置の使用環境の温度変化によって貯
留槽11内の屈折率整合剤や空気の膨張あるいは収縮に
よって槽内圧力の変動しても、蓋体30に設けた圧力調
整膜37がこの変化に追従して外方あるいは内方に変形
する。このため、本発明の光線路切替装置においては、
貯留槽11内が一定の圧力に保たれ、屈折率整合剤中に
おける微細な気泡の発生が抑制される。
【0028】このとき、アームプレート42の側壁15
側への移動によって、プッシュロッド62が、作動片6
0aをリミットスイッチ60側へ付勢し、スイッチ部6
0bを押す。これにより、リミットスイッチ60と接続
された前記制御装置によって、可動コネクタ21の位置
が検出される。また、元の接続状態に切替えるときは、
電磁ソレノイド41に再度通電する。すると、作動ロッ
ド41bがソレノイド本体41aから側壁15側へ繰り
出され、アームプレート43が、側壁16側へ接近する
と共に、アームプレート42が側壁15から離れる。こ
れにより、可動コネクタ21が、駆動部材45によって
側面を押され、図1に示す位置に復帰する。
側への移動によって、プッシュロッド62が、作動片6
0aをリミットスイッチ60側へ付勢し、スイッチ部6
0bを押す。これにより、リミットスイッチ60と接続
された前記制御装置によって、可動コネクタ21の位置
が検出される。また、元の接続状態に切替えるときは、
電磁ソレノイド41に再度通電する。すると、作動ロッ
ド41bがソレノイド本体41aから側壁15側へ繰り
出され、アームプレート43が、側壁16側へ接近する
と共に、アームプレート42が側壁15から離れる。こ
れにより、可動コネクタ21が、駆動部材45によって
側面を押され、図1に示す位置に復帰する。
【0029】かかる光線路の切替えに伴う突発ロスの発
生を、上記光線路切替装置を用い、貯留槽11に入れる
屈折率整合剤の動粘度を変えて試験した。ここで、固定
コネクタ20のテープファイバ20a側には試験光源
(波長1.55μm)を、可動コネクタ21のテープファイ
バ21a側には光電変換器を、夫々接続し、光電変換器
で変換された光信号に関する電圧値を測定した。そし
て、光線路の切替操作を100 回繰り返し、上記電圧値に
基づいて、切替作動開始から突発ロスが回復するまでの
復帰時間が10 msec.を越える突発ロスの発生回数を調べ
た。その試験結果を、使用した屈折率整合剤の動粘度V
K (cSt.)と、突発ロスの発生回数nとして、表1に示
す。
生を、上記光線路切替装置を用い、貯留槽11に入れる
屈折率整合剤の動粘度を変えて試験した。ここで、固定
コネクタ20のテープファイバ20a側には試験光源
(波長1.55μm)を、可動コネクタ21のテープファイ
バ21a側には光電変換器を、夫々接続し、光電変換器
で変換された光信号に関する電圧値を測定した。そし
て、光線路の切替操作を100 回繰り返し、上記電圧値に
基づいて、切替作動開始から突発ロスが回復するまでの
復帰時間が10 msec.を越える突発ロスの発生回数を調べ
た。その試験結果を、使用した屈折率整合剤の動粘度V
K (cSt.)と、突発ロスの発生回数nとして、表1に示
す。
【0030】
【表1】 上記のように、両コネクタ20,21の接合端面20
a,21a間に微細な気泡が入り込んでも、動粘度が小
さい程、10 msec.を越える突発ロスの発生が少なく、気
泡が容易に外部へ排出されることが理解される。
a,21a間に微細な気泡が入り込んでも、動粘度が小
さい程、10 msec.を越える突発ロスの発生が少なく、気
泡が容易に外部へ排出されることが理解される。
【0031】尚、前記実施形態では、光コネクタ相互を
移動させることにより一方の光ファイバを他方の光ファ
イバに対して移動させ、光線路を切り替える場合につい
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
例えば、所定ピッチで整列され、固定されている複数の
光ファイバ(固定側光ファイバ)の接合端面に対して、
1本あるいは複数の可動側光ファイバを移動させ、この
可動側光ファイバの接合端面と前記固定側光ファイバの
接合端面とを切り替える光線路切替装置にも適用できる
ことはいうまでもない。
移動させることにより一方の光ファイバを他方の光ファ
イバに対して移動させ、光線路を切り替える場合につい
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
例えば、所定ピッチで整列され、固定されている複数の
光ファイバ(固定側光ファイバ)の接合端面に対して、
1本あるいは複数の可動側光ファイバを移動させ、この
可動側光ファイバの接合端面と前記固定側光ファイバの
接合端面とを切り替える光線路切替装置にも適用できる
ことはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明の光
線路切替装置によれば、貯留槽の蓋体が、槽内の圧力を
一定に保持する圧力調整膜を有しているので、光線路切
替装置の使用環境の温度が変化しても、槽内の圧力が一
定に保たれる結果、光ファイバを切り替えても微細な気
泡の発生が抑制される。このため、本発明の光線路切替
装置は、光ファイバの切替に伴って、屈折率整合剤中に
浸漬した両光ファイバの接合端面間に微細な気泡が取り
込まれることがなく、光線路の切替に伴う突発ロスの発
生を防止することができ、構造上も簡単であることから
安価に提供することができる。
線路切替装置によれば、貯留槽の蓋体が、槽内の圧力を
一定に保持する圧力調整膜を有しているので、光線路切
替装置の使用環境の温度が変化しても、槽内の圧力が一
定に保たれる結果、光ファイバを切り替えても微細な気
泡の発生が抑制される。このため、本発明の光線路切替
装置は、光ファイバの切替に伴って、屈折率整合剤中に
浸漬した両光ファイバの接合端面間に微細な気泡が取り
込まれることがなく、光線路の切替に伴う突発ロスの発
生を防止することができ、構造上も簡単であることから
安価に提供することができる。
【0033】また、圧力調整膜を弾性体とするので、圧
力調整膜は温度変化による槽内圧力の変化に追従し易
く、槽内圧力を一定に保つ機能に優れている。このた
め、微細な気泡の発生が一層抑制されるので、両光ファ
イバの接合端面間への微細な気泡の取り込みがより少な
くなり、光線路の切替に伴う突発ロスの発生防止効果が
向上する。
力調整膜は温度変化による槽内圧力の変化に追従し易
く、槽内圧力を一定に保つ機能に優れている。このた
め、微細な気泡の発生が一層抑制されるので、両光ファ
イバの接合端面間への微細な気泡の取り込みがより少な
くなり、光線路の切替に伴う突発ロスの発生防止効果が
向上する。
【図1】本発明の光線路切替装置の本体を示す一部断面
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】光線路切替装置の一部断面正面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】同上装置の右側面図である。
【図6】同じく左側面図である。
【図7】直径上で切断したシールリングの斜視図であ
る。
る。
1 ベース 10 本体 11 貯留槽 20 固定コネクタ 20a テープファイバ 20b 接合端面 21 可動コネクタ 21a テープファイバ 21b 接合端面 30 蓋体 37 圧力調整膜 40 駆動機構 49 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 頼成 洋 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 川添 英世 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 26/00 - 26/08 G02B 6/36 - 6/40
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ相互を、その前面の接合端面
で突合わせ接続し、前記両光ファイバの少なくとも接合
端面を貯留槽内の屈折率整合剤中に浸漬し、一方の光フ
ァイバを他方の光ファイバに対して移動させて光線路を
切替える光線路切替装置において、前記貯留槽に当該槽
内の圧力を一定に保持する圧力調整膜を有する蓋体を設
けたことを特徴とする光線路切替装置。 - 【請求項2】 前記圧力調整膜が弾性体からなる、請求
項1の光線路切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31555095A JP2766630B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 光線路切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31555095A JP2766630B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 光線路切替装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34415689A Division JPH03203711A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 光線路切替装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08227045A JPH08227045A (ja) | 1996-09-03 |
JP2766630B2 true JP2766630B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=18066699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31555095A Expired - Lifetime JP2766630B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 光線路切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766630B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0844506B1 (en) * | 1996-11-21 | 2003-08-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical switch and switching method |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP31555095A patent/JP2766630B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08227045A (ja) | 1996-09-03 |
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