JP2766497B2 - 光ファイバ浸水検知センサ - Google Patents

光ファイバ浸水検知センサ

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JP2766497B2
JP2766497B2 JP1036738A JP3673889A JP2766497B2 JP 2766497 B2 JP2766497 B2 JP 2766497B2 JP 1036738 A JP1036738 A JP 1036738A JP 3673889 A JP3673889 A JP 3673889A JP 2766497 B2 JP2766497 B2 JP 2766497B2
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coating
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文雄 高橋
直樹 本田
清 進
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば電気通信ケーブルなどの内部に配設
されて、同ケーブルの浸水事故を正確且つ迅速に検知す
るのに使用される光ファイバ浸水検知センサに関するも
のである。
(従来の技術) 従来の光ファイバ浸水検知センサは、第8図、第9図
(a)のように光ファイバAの全外周に、吸水性樹脂B
からなる保護被覆Cが密着状態で被覆されている。この
センサは、例えばケーブルの全長に亙って使用され、同
ケーブルのケーブル接続部に浸水があると、第9図
(a)の保護被覆Cが吸水して第10図(a)のように膨
張し、その膨張力が前記光ファイバAに側圧となって加
わり、前記浸水位置Lにおける光ファイバAの伝達損失
(マイクロベンドロス)が増加する。このときの後方散
乱光を第7図のようにOTDR(Optical Time DomainRefle
ctmeter)などにより第9図(b)、第10図(b)のよ
うに検出すれば、同後方散乱光強度の変化から浸水の有
無を、またその応答時間から前記浸水位置Lを算出する
ことができるように構成されている。
ちなみに前記吸水性材料の吸水による体積膨張率は、
数百倍にも及ぶ。
(発明が解決しようとする課題) 従来の光ファイバ浸水検知センサは以下のような問題
があった。
.従来は前記のようにして検出された浸水箇所を修理
した後、前記保護被覆Cをドライヤーなどにより乾燥さ
せて前記光ファイバ浸水検知センサを再使用している
が、一旦、膨潤した被覆Cは容易には元の形状に復元し
にくいため、定常の伝送特性に戻りにくいという問題が
あり、最悪の場合には同センサを交換しなければならな
いといった面倒があった。
.通常の工場内の製造環境内において、大気中の水分
により、被覆Cが膨潤して、伝送損失量が増加してしま
うことがあるため、製造後、乾燥室等の特別な環境下で
保管しなければならないという面倒があつた。
.光ファイバ浸水検出センサに外力が加わって、例え
ば第11図(a)に示すように同センサの光ファイバAが
極度に変形しても、同図(b)のようなマイクロベンド
ロスが検出されるため、このロスが浸水の発生に起因す
るものか、或いは外力の不可に起因するものなのかが判
別できにくいといった問題があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、浸水により膨潤した保護被覆を乾燥
により容易に原状復帰させることができ、外力を受けて
も光ファイバが伝送損失量の増加を起こしにくく、更
に、通常の製造環境下での製造、保管が可能であり、浸
水位置の正確な検出も可能である光ファイバ浸水検出セ
ンサを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の光ファイバ浸水検出センサは、第1図のよう
に少なくとも一本の光ファイバAの外周の全長又はほぼ
全長に、吸水性樹脂Bからなる保護被覆1が、同光ファ
イバAの全外周面との間に空隙2を設けて被覆されてい
ることを特徴とするものである。
(作用) 本発明の光ファイバ浸水検知センサでは、第2図
(a)、第3図(a)に示すように従来と同様に、浸水
により保護被覆1が湿潤すると、同被覆1が膨張して光
ファイバAに密着し、その膨張力により光ファイバAに
側圧が加わり、同ファイバAのマイクロベンドロスが増
加するため、第7図のように後方散乱光の強度変化を検
出すれば浸水があったことを検知できると共に、その浸
水位置Lをも算出することができる。
一方、通常の製造環境(例えば温度30℃、相対湿度80
%)での保護被覆1の最大膨潤量Pの1/2がチューブ内
のクリアランスKの1/2よりも小さくなるように設計す
れば、通常の製造環境下での、伝送損失の増加を防止で
きる。
前記浸水位置の修理が終了したならば、従来と同様に
前記保護被覆1をドライヤーなどにより乾燥させて同被
覆を原状に復元させる。この場合、元来、同被覆1は光
ファイバAの全外周面に空隙2を設けて被覆されている
ので、同被覆1と光ファイバAとの間に空隙2ができる
程度に同被覆1を乾燥させれば良い。
また前記光ファイバ浸水検知センサに機械的外力が加
わった場合は、同外力により保護被覆1が変形しても空
隙2により吸収されるため、同外力が同被覆1を介して
光ファイバAに加わりにくくなる。従って、同光ファイ
バAの伝送損失増加量は皆無か或いは増加しても非常に
小さいものとなり、押付的外圧によるマイクロベンドロ
スが殆ど無い。このため浸水によるマイクロベンドロス
と機械的外力によるマイクロベンドロスとが明確に区別
される。
(実施例) 第1図は本発明の光ファイバ浸水検知センサの一実施
例である。
同図に示す1は保護被覆であり、これは光ファイバA
の外周に空隙2を設けて、遊嵌状態で同光ファイバAの
全長又はほぼ全長に被覆してある。この保護被覆1はプ
ラスチックに吸水性高分子パウダーを分散させて得られ
る吸水性樹脂Bによって形成されている。
本発明の光ファイバ浸水検知センサ20を第5図のケー
ブル10内に実装して、1450mの長さのケーブル10を製造
し、このケーブル10の200m位置:Z、820m位置:Y、及び13
50m位置:Wの三箇所において、実際に同ケーブル10に浸
水させて、第7図のシステムで後方散乱光強度を測定し
たところ、第6図(a)の定常状態から同図(b)のよ
うに明確に変化した。
以上のように本発明の光ファイバ浸水検知センサは、
従来のものと全く変わらない浸水検出能力を有する。
なお第5図のケーブル10において、11はプラスチック
製アウターシース、12は吸湿性ラッピングテープ、13は
溝付芯材、14はファイバーリボン、15はFRP製抗張力体
である。
(発明の効果) 本発明の光ファイバ浸水検知センサは、光ファイバA
の外周の全長又はほぼ全長に保護被覆1が、同光ファイ
バAの全外周面との間に空隙2を設けて被覆されている
ので、以下のような効果がある。
.浸水位置の修理が終了してから前記保護被覆1をド
ライヤーなどにより乾燥させる際に、同被覆1が完全に
復元せずとも、同被覆1と光ファイバAとの間に空隙2
ができる程度に乾燥させれば同光ファイバAの残存側圧
が開放されるため、再使用可能となり、乾燥作業も容易
になる。
.通常の製造環境下での膨潤に対しては、伝送損失の
増加を生じることなく製造が可能である。
.前記光ファイバ浸水検知センサに外力が加わって
も、同外力による保護被覆1の変形が空隙2により吸収
されるので、同外力による光ファイバAの伝送損失増加
量は皆無か或いは増加しても非常に小さく、マイクロベ
ンドロスが殆ど無いため、伝送損失が外力によるものか
或は浸水によるものかが判別でき、浸水だけを正確に検
出することができる。
.保護被覆1を光ファイバAの全長又はほぼ全長に設
けたため同光ファイバAの全長又はほぼ全長うちの何れ
の箇所で浸水が発生しても浸水を検知できると共に、そ
の浸水位置をも正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光ファイバ浸水検知センサの一実施例
の断面図、第2図(a)、第3図(a)、第4図は同セ
ンサの説明図、第2図(b)、第3図(b)は同センサ
の伝送損失の説明図、第5図は同センサのケーブル内実
装状態の断面図、第6図(a)、(b)は第5図のセン
サの伝送損失の説明図、第7図は浸水位置検出機構の構
成図、第8図は従来の光ファイバ浸水検知センサの断面
図、第9図(a)、第10図(a)、第11図(a)は同セ
ンサの説明図、第9図(b)、第10図(b)、第11図
(b)は同センサの伝送損失の説明図である。 1は保護被覆 2は空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 19/10 G02B 6/02 G01M 3/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一本の光ファイバAの外周の全
    長又はほぼ全長に、吸水性樹脂Bからなる保護被覆1
    が、同光ファイバAの全外周面との間に空隙2を設けて
    被覆されてなることを特徴とする光ファイバ浸水検知セ
    ンサ。
JP1036738A 1989-02-16 1989-02-16 光ファイバ浸水検知センサ Expired - Lifetime JP2766497B2 (ja)

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JPS62262803A (ja) * 1986-05-09 1987-11-14 Fujikura Ltd 光フアイバ浸水検知センサ
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