JP2556573B2 - 浸水検知器 - Google Patents

浸水検知器

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JP2556573B2
JP2556573B2 JP1004859A JP485989A JP2556573B2 JP 2556573 B2 JP2556573 B2 JP 2556573B2 JP 1004859 A JP1004859 A JP 1004859A JP 485989 A JP485989 A JP 485989A JP 2556573 B2 JP2556573 B2 JP 2556573B2
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optical fiber
water
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core wire
piston
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JP1004859A
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昌幸 新嶋
秀世 平松
和哉 大前
信太郎 泉対
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、光通信用のノンメタル光ケーブル
接続部の浸水を検知するのに用いられる浸水検知器の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕 種々の分野で浸水の有無を検知することが要求されて
いる。例えば、光通信の分野では、ノンメタル光ケーブ
ルの長期に亙る信頼性を確保するためには光ケーブルの
接続部の浸水を速やかに検知することができることが要
求される。従来からこのような光ケーブルの接続部の浸
水を検知するために浸水監視用の光ファイバ心線と、こ
の光ファイバ心線のある長さ部分の両端を保持するホル
ダと、このホルダ内で光ファイバ心線に掛け止められ吸
水によって膨張または収縮して光ファイバ心線に径方向
の変位を与えて曲げを付与する吸水材との組み合わせか
ら成る浸水検知器が提案されている。この浸水検知器
は、浸水によって吸水材が膨張または収縮して光ファイ
バ心線に曲げを付与するので光ファイバ心線の伝送損失
が増加し、従って浸水を検知することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕 このように、従来技術の浸水検知器は、光ファイバ心
線に径方向の変位を与えて単純に曲げを付与することに
よる伝送損失の増大から浸水を検知するが、このような
光ファイバ心線の径方向の変位によって付与される曲げ
による伝送損失の増加は僅かである上に吸水材が膨潤に
よってジェリー状になるため光ファイバ心線がジェリー
に食い込んで所定の曲げを付与することができなくなる
ことがあって、検知されるべき物体への浸水を確実に検
知することが困難である欠点があった。
本発明の目的は、上記の欠点を回避し、検知すべき物
体への浸水を一層確実に検知することができる信頼性の
高い浸水検知器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するために、大きな径で
少なくとも1ターン巻かれている浸水監視用の光ファイ
バ心線と、この光ファイバ心線の一端が固定されたピス
トンを有するシリンダと、このシリンダ内に配置されて
ピストンに接触し吸水すると膨張して光ファイバ心線の
巻き部分の径が小さくなるように光ファイバ心線を引く
方向にピストンを押す吸水性膨張材とから成っっている
ことを特徴とする浸水検知器を提供するものである。
〔作用〕
このような構成によると、検知すべき物体に浸水があ
った場合、吸水性膨張材が吸水によって膨張してピスト
ンを押すので光ファイバ心線が引っ張られて巻き部分の
径が小さくなるために光ファイバ心線に著しく大きな曲
げが付与されるので、従来技術の光ファイバ心線に径方
向の変位を与えて曲げを付与する場合に比べて伝送損失
が著しく増加し、従って浸水を確実に検知することがで
きる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に参照して詳細に説明すると、
第1図は本発明に係る浸水検知器10の一実施例を示し、
この浸水検知器10は、マンドレル12上に大きな径Roで少
なくとも1ターンゆるく巻かれている浸水監視用の光フ
ァイバ心線14と、この光ファイバ心線14の一端が固定さ
れたピストン16を有するシリンダ18と、このシリンダ18
内に配置されてピストン16に接触する吸水性膨張材20と
から成っている。光ファイバ心線14の他端は固定治具22
によって固定されているが、この他端はマンドレル12に
直接固定されていてもよい。
光ファイバ心線14の巻き部分14aの直径Roは光ファイ
バ心線14に殆ど伝送損失を与えない程度の値に設定され
る。尚、使用される光ファイバ心線14は、シングルモー
ド、マルチモードのいずれでもよいし、その材質も特定
されない。
吸水性膨張材20は、例えば、シリンダ18の開口部に貼
られたセロハンの如き透水性保持膜24によって保持され
たKIゲル(クラレ製)等の吸水性パウダから成ってい
る。この吸水性膨張材20は、吸水すると膨張して光ファ
イバ心線14の巻き部分14aの直径がRで示すように小さ
くなるように光ファイバ心線14を引く方向にピストン16
を押す。
次に、この浸水検知器10の動作をのべる。浸水検知器
10は、例えば、図示しない光ケーブルの接続部内に取付
けられる。光ケーブルの接続部に浸水があると、浸水検
知器10の吸水性膨張材20が吸水によって膨張してピスト
ン16を第1図の右向きに押すので第2図に示すように光
ファイバ心線14が長手方向に引っ張られて巻き部分14a
の直径がRで示すように小さくなるために光ファイバ心
線14に著しく大きな曲げが付与される。これを光ファイ
バ心線14の受光端でパルス試験器によって測定すること
によって浸水を確実に検知することができる。尚、固定
治具22に代えて光ファイバ心線14の他端にも同様の構造
のシリンダを設けると、光ファイバ心線14の変位ストロ
ークが倍になって感度が向上するので好ましい。
次に、本発明の具体例をのべると、比較的曲げ易い0.
25mm直径の紫外線硬化被覆を有するシングルモードの光
ファイバ心線を外径が5mmのマンドレル上に初期直径(R
o)が30mmとなるように1ターン巻き、この光ファイバ
心線の一端をシリンダ内のピストンに接着剤で接着し、
吸水性膨張材としてKIゲルを充填し、シリンダの開口部
を閉じるようにセロハン製の透水性膜を貼った。光ファ
イバ心線の巻き部分の直径を30mmから5mmにするには光
ファイバ心線を80mm引っ張らなければならないが、これ
はシリンダ内に吸水性パウダを2〜5mm程度充填するこ
とによって達成することができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記のように、検知すべき物体に浸
水があると、吸水性膨張材が吸水によって膨張しピスト
ンを押して光ファイバ心線を長手方向に引っ張って光フ
ァイバ心線の巻き部分の径を小さくするので光ファイバ
心線に径方向の変位を与えて曲げを付与する従来技術に
比べて著しく大きな曲げが付与されるので、浸水を一層
確実に検知することができ、信頼性の高い浸水検知器を
提供することができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る浸水検知器の浸水前の状態を示す
断面図、第2図は第1図の浸水検知器の浸水後の状態を
示す断面図である。 10……浸水検知器、12……マンドレル、14……光ファイ
バ心線、16……ピストン、18……シリンダ、20……吸水
性膨張材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉対 信太郎 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工 業株式会社千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−228105(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大きな径で少なくとも1ターン巻かれてい
    る浸水監視用の光ファイバ心線と、前記光ファイバ心線
    の一端が固定されたピストンを有するシリンダと、前記
    シリンダ内に配置されてピストンに接触し吸水すると膨
    張して前記光ファイバ心線の巻き部分の径が小さくなる
    ように前記光ファイバ心線を引く方向に前記ピストンを
    押す吸水性膨張材とから成っていることを特徴とする浸
    水検知器。
JP1004859A 1989-01-13 1989-01-13 浸水検知器 Expired - Lifetime JP2556573B2 (ja)

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JPH02186245A JPH02186245A (ja) 1990-07-20
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