JP2766194B2 - ヒ−タ管の設置方法 - Google Patents

ヒ−タ管の設置方法

Info

Publication number
JP2766194B2
JP2766194B2 JP6197530A JP19753094A JP2766194B2 JP 2766194 B2 JP2766194 B2 JP 2766194B2 JP 6197530 A JP6197530 A JP 6197530A JP 19753094 A JP19753094 A JP 19753094A JP 2766194 B2 JP2766194 B2 JP 2766194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
concrete
heater tube
vertical hole
string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6197530A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0842185A (ja
Inventor
浩一郎 金井
俊彦 村田
勉 今川
静男 内藤
勝則 田口
宏昌 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP6197530A priority Critical patent/JP2766194B2/ja
Publication of JPH0842185A publication Critical patent/JPH0842185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2766194B2 publication Critical patent/JP2766194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNG等の低温液化ガ
スを貯蔵する地下タンクにおいて、地中連続壁等の中に
ヒータ配管を設置するヒータ管の設置方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般にLNG等の低温液化ガスを貯蔵す
る地下タンクでは、地下タンクの周辺の凍結をコントロ
ールするためにヒータ設備が設けられる。このヒータ設
備として、地中連続壁内部に側部ヒータを設置する場合
がある。
【0003】図14〜図16は地中連続壁内部に側部ヒ
ータを設置する場合の説明図である。図14に示すよう
に、塩ビ管や鋼管等を、箱抜き用のケーシングパイプ6
1、63………として、あらかじめ複数の連続壁鉄筋篭
65a、65b………に取り付け、図15に示すよう
に、地盤67の掘削部内に、クレーン69を用いて複数
の鉄筋篭65を次々にセットして建て込む作業に合わせ
て、各ケーシングパイプを結合部73で順次連結させて
いた。なお66は泥水を示す。図16は、図15の地表
付近をF方向から見た図である。鉄筋篭65a、65b
………に、それぞれ複数のケーシングパイプ61a……
…、63a………を取り付けておき、多数のケーシング
パイプ61、63………の開口部を正確に位置を合わせ
て連結する。このとき、縦方向に連結された複数のケー
シングパイプ61a、61b………は、全体として直線
状に連結させる。
【0004】鉄筋篭65の建て込み後、コンクリートを
打込んで地中連続壁を構築し、ケーシングパイプ61、
63………の内部に、ヒータ管を設置した後、ヒータ管
の周囲にセメントミルクをグラウトする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにしてヒータ管を設置する場合、図16に示すよう
に、鉄筋篭の建て込みに合わせてケーシングパイプをつ
なぐ必要があるが、この際、多数のケーシングパイプの
位置合わせが難しく時間がかかるという問題があった。
また、箱抜きとして使用したケーシングパイプ61……
…等の材料は回収できないという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、位置合わせ等の面
倒な作業が必要なく、また材料を回収して転用すること
が可能なヒータ管の設置方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、先端が閉じており、先端内側に紐が取
り付けられたホース状の袋を鉄筋篭に取り付け、該鉄筋
篭を継ぎ足しつつ地盤の掘削部に挿入させる工程と、前
記袋内に流動物を注入させつつ、前記掘削部にコンクリ
ートを注入させる工程と、前記コンクリートが固化した
状態で前記紐および前記袋を引き抜いて、前記コンクリ
ート内に縦穴を形成する工程と、前記縦穴内にヒータ管
を設け、該ヒータ管の周りにグラウトする工程と、を具
備するヒータ管の設置方法である。
【0008】
【作用】本発明では、先端が閉じており、先端内側に紐
が取り付けられたホース状の袋を鉄筋篭に取り付け、該
鉄筋篭を継ぎ足しつつ地盤の掘削部に挿入させ、袋内に
流動物を注入させつつ、掘削部にコンクリートを注入さ
せと、コンクリートが固化した状態で紐および袋を引き
抜いて、コンクリート内に縦穴を形成し、縦穴内にヒー
タ管を設け、ヒータ管の周りをグラウトする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1は袋1の概略構成図である。袋1はホ
ース状であり、袋1の外周面3全体にはコンクリート剥
離剤等が塗布されている。袋1の内側の先端部には結合
部5があり、ワイヤまたはロープ等の紐7の一端が接続
されている。紐7は、袋1の内部を通り、その他端は、
袋1の開口部9から外部へ突出する。袋1は、コンクリ
ート打込み時に損傷を受けない程度の強度を有し、また
裏返すことの可能な柔軟性と、繰り返し使用等の可能な
耐久性とを有している。
【0011】図2は、袋1が取り付けられ最深部に設置
する先端用の鉄筋篭11を示す図である。袋1は、後に
容易に鉄筋篭11からはずれるように、仮保持具(図示
せず)によって鉄筋篭11に取り付ける。袋1の延長部
分は巻く等される。
【0012】以下、地下タンクの連続地中壁の内部にヒ
ータ管を設置する手順について説明する。
【0013】図3は、袋1を取り付けた鉄筋篭11aの
上方に鉄筋篭11bを取り付ける説明図である。地盤1
3を掘削しつつ、泥水14を掘削した部分に注入して掘
削断面形状を保護して構築した掘削部15内に、鉄筋篭
11aを建て込んだ後、上方に鉄筋篭11bをセットす
る。その後、鉄筋篭11aに先端を取り付けられている
袋1の延長部分を延ばし、仮保持具(図示せず)によっ
て鉄筋篭11bに取り付ける。
【0014】図4は、鉄筋篭11a、11bを掘削部1
5内の所定の深さに設置した状態を示す。
【0015】次に、図5に示すように、袋1の解放端側
から注入装置(図示せず)等によって、袋1の内部に水
またはベントナイト泥水等の流動物17を注入する。そ
の後、流動物17に満たされた袋1の開口部9を絞って
閉じる等して、流動物17を必要に応じて加圧する。袋
1は、袋1内の流動物17の圧力により、袋1の開口部
9と先端とを結ぶ一直線状の形状になり、開口部9を袋
1の先端の直上位置に調整することにより、袋1全体を
直立させることができる。
【0016】そして図6に示すように、地盤13の掘削
部15内の泥水14を置換してコンクリート19を打込
む。流動物17の入った袋1はコンクリート19の外圧
に耐えて、コンクリート19が完全に固化するまで所定
の形状を保持する。
【0017】コンクリート19が固化した後、図7に示
すように袋1の開口部9を開き、紐7をB方向に引張
る。このとき図8に拡大して示すように、袋1の先端部
分の内側にある結合部5が上方へ引き上げられるにつれ
て、袋1が先端部分から裏返しに巻き上げられながら袋
1自体の内側へ引き上げられる。このとき、袋1の中に
あった流動物17は地上にある袋1の開口部9から流出
する。同時に袋1の先端部分のあった場所がコンクリー
ト19に囲まれた空洞となり、これが縦穴21の先端部
分を形成する。そして、袋1全体を回収した跡には、図
9に示すようにコンクリート19内に縦穴21が形成さ
れる。
【0018】次に図10に示すように、クレーン25を
用いて、この縦穴21内にC方向にヒータ管23を挿入
する。ヒータ管23を所定の深さまで挿入した後、図1
1に示すように縦穴21内の空隙にセメントミルク27
をグラウトして固化させることにより、ヒータ管を固定
する。
【0019】このように本実施例によれば、一本のホー
ス状の袋1を複数の鉄筋篭11を連結させたものに取り
付けることで、位置合わせなどの面倒な作業をなくし
て、従来の方法より容易に地中連続壁の中に縦穴を形成
し、縦穴の中にヒータ管23を設置することができる。
また、袋1等の材料は回収され転用することが可能であ
る。
【0020】図12、図13は、袋31を取り付ける位
置の改良例を示した説明図である。先端の閉じたホース
状の袋31の外周面33には全体にコンクリート剥離材
を塗布してある。袋31の先端部の内側には結合部35
によって、ワイヤまたはロープ等の紐37の一端が締結
されている。紐37の他端は、袋31の解放端から外部
に突出している。袋31の先端部分は、仮保持具39に
よって、最深部に設置する先端用の鉄筋篭41aの外側
部分に取り付けておく。したがって、次に鉄筋篭41b
を建て込む際に、袋31を鉄筋篭41bに取り付ける作
業は、前述した実施例で示した袋1が鉄筋篭11の内部
に取り付けられている場合より容易になる。なお、43
は地盤、44は泥水を示す。
【0021】図13では、所定の数量の鉄筋篭41がセ
ットされ、流動物47が袋1内に注入され、コンクリー
ト49が既に固化した段階を示している。紐37をD方
向に引くことにより、結合部35が上方へ引き上げられ
る。このとき、袋31は、先端部分から裏返しに巻き上
げられながら袋31自体の内側へ引き上げられる。袋3
1が上方へ回収されるにつれて、袋31の先端部分のあ
った場所に、縦穴51が先端部分から次第に形成されて
いく。同時に、袋31の中を満たした流動物47は、地
上にある袋31の解放端からE方向に溢れて流出する。
【0022】この後の段階は図9、図10、図11とほ
ぼ同一なので図示しないが、袋31全体を完全に地上ま
で引き抜くと、鉄筋篭41に沿って縦穴51が形成され
る。この縦穴51に、所定のヒータ管を設置し、ヒータ
管と縦穴51の空隙をセメントミルク等でグラウトす
る。
【0023】なお、前述した実施例では、ホース状の袋
5の外面全体にコンクリート剥離材を塗布したが、剥離
性のある材料で作った袋等を用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、位置合わせの面倒な作業を必要とせずに、地中
連続壁内にヒータ管の設置のための縦穴を構築でき、ま
た前記袋を回収して転用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 袋の概略構成図
【図2】 先端鉄筋篭への袋取り付け説明図
【図3】 袋付き鉄筋篭の結合説明図
【図4】 鉄筋篭設置説明図
【図5】 袋への流動物注入説明図
【図6】 コンクリート打込み説明図
【図7】 袋引き抜き説明図
【図8】 袋引き抜きを説明する、先端拡大図
【図9】 縦穴完成説明図
【図10】 ヒータ管設置説明図
【図11】 セメントミルク注入説明図
【図12】 鉄筋篭への袋取り付け方法改良例説明図
【図13】 改良例の施工概略説明図
【図14】 従来の、ケーシングパイプ付き鉄筋篭概要
【図15】 従来の、ケーシングパイプ結合説明図
【図16】 図15のF方向から見た概略説明図
【符号の説明】
1………袋 3………袋の外周面 7………紐(ワイヤまたはロープ等) 11………鉄筋篭 17………流動物(水またはベントナイト泥水等) 19………コンクリート 21………縦穴 23………ヒータ管 27………セメントミルク 31………袋 33………袋の外周面 35………結合部 37………紐(ワイヤまたはロープ等) 39………仮保持具 41………鉄筋篭 43………地盤 47………流動物(水またはベントナイト泥水等) 49………コンクリート 51………縦穴 61………先端用ケーシングパイプ 63………ケーシングパイプ 65………鉄筋篭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 静男 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 田口 勝則 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 田中 宏昌 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 7/02 - 7/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が閉じており、先端内側に紐が取り
    付けられたホース状の袋を鉄筋篭に取り付け、該鉄筋篭
    を継ぎ足しつつ地盤の掘削部に挿入させる工程と、 前記袋内に流動物を注入させつつ、前記掘削部にコンク
    リートを注入させる工程と、 前記コンクリートが固化した状態で前記紐および前記袋
    を引き抜いて、前記コンクリート内に縦穴を形成する工
    程と、 前記縦穴内にヒータ管を設け、該ヒータ管の周りにグラ
    ウトする工程と、 を具備するヒータ管の設置方法。
  2. 【請求項2】 前記袋の外面には、コンクリート剥離剤
    が塗布されることを特徴とする請求項1記載のヒータ管
    の設置方法。
  3. 【請求項3】 前記袋はコンクリート打込み時に損傷を
    受けない程度の強度を有することを特徴とする請求項1
    記載のヒータ管の設置方法。
JP6197530A 1994-07-29 1994-07-29 ヒ−タ管の設置方法 Expired - Fee Related JP2766194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197530A JP2766194B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ヒ−タ管の設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197530A JP2766194B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ヒ−タ管の設置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0842185A JPH0842185A (ja) 1996-02-13
JP2766194B2 true JP2766194B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=16376006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6197530A Expired - Fee Related JP2766194B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 ヒ−タ管の設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2766194B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0842185A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1996018001A1 (fr) Outil a traiter les tetes de pieux coules sur place, procede de traitement de tetes de pieux et procede de realisation de pieux coules sur place
KR102248187B1 (ko) 보강그라우팅을 이용한 현장타설 말뚝 및 그 시공방법
KR100553478B1 (ko) 현장타설말뚝 시공방법 및 시공장치
JP5320728B2 (ja) 常用井戸、常用井戸の構築方法及び常用井戸の構造
KR100618597B1 (ko) 인너튜브와 콘크리트 오름방지장치를 사용한 현장타설콘크리트말뚝 및 이의 시공방법
KR101078080B1 (ko) 지지말뚝과 지반보강을 이용한 흙막이벽체 및 그 시공방법
KR102247848B1 (ko) 가압그라우팅을 이용한 현장타설 말뚝 및 그 시공방법
KR102239089B1 (ko) 케이싱 및 파일의 연속연결을 이용한 지중연속벽체 및 그 시공방법
JP2766194B2 (ja) ヒ−タ管の設置方法
KR100823980B1 (ko) 배수겸용 패커식 가압 그라우팅장치 및 이를 이용한 상향식지반보강공법
JP2790038B2 (ja) 既存杭基礎建物の補強工法
JP2019206868A (ja) マイクロパイル工法およびマイクロパイル工法で用いるグラウト材充填用挿入部材
JP2016037706A (ja) 基礎杭の杭頭部補強工法
JP2003055985A (ja) 柱と杭の接合方法
CN109930602A (zh) 一种水切割震动沉管拔桩装置
JP2000220140A (ja) 場所打ち鋼管コンクリート杭及びその施工方法
JP3082054B2 (ja) 大規模、大深度の鋼製連続地下壁及びその構築方法
JP3082053B2 (ja) 大規模、大深度の鋼製連続地下壁及びその構築方法
JP3168197B2 (ja) ケーソンのアンカー構造及びその施工方法
KR20020012451A (ko) 이중 주름관을 사용한 제거 앙카 공법 및 장치
CN103103985A (zh) 一种基于植桩过程的地源热泵管埋置方法
JP3281218B2 (ja) 管体の接続工法およびその装置
JPS59210200A (ja) 大型地中空洞の遮蔽壁築造工法
JP3594054B2 (ja) グラウンドアンカー及びその施工方法
JPH11172708A (ja) 既設地下構造物を貫通する杭の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees