JP2765203B2 - たて坑のシール装置 - Google Patents
たて坑のシール装置Info
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21D—SHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
- E21D9/00—Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
- E21D9/06—Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
- E21D9/0635—Tail sealing means, e.g. used as end shuttering
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Description
過するたて坑側壁の開口部に設けられるたて坑のシール
装置に関する。
その一例としては、第5図に示すように、先ず、たて坑
1を掘削し、そのたて坑1の周囲にコンクリート壁2を
形成する共に、前方のコンクリート壁2にシールド掘進
機3を発進させるための開口部4を形成しておき、発進
したシールド掘進機3がその開口部4を貫通しながら掘
進するようにした方法がある。
入するので、上記開口部4にシール装置を設けて、たて
坑1内への浸水を防止していた。
6図に示すように、上記開口部4の周縁部にリング状の
エントランスパッキン5を設け、シールド掘進機3が開
口部4を貫通中においては、シールド掘進機3の外周に
エントランスパッキン5(第6図中実線で示す)の内周
を摺接させてシールし、シールド掘進機3が開口部4を
通過した後には、シールド掘進機3の掘進に伴って組み
立てられたセグメント6の外周にエントランスパッキン
5を摺接させて開口部4とセグメント6との間をシール
するようになっていた(第6図中2点鎖線で示す)。
とスグメント6との外径に差があり、開口部4の内周縁
面とセグメント6の外周面との間の間隙が大きくなるた
め、エントランスパッキン5がセグメント6の外周に摺
接した際、エントランスパッキン5が水圧で逆屈曲し、
これより水が浸水してたて坑1が水没するという問題が
ある。
が形成されるコンクリー壁2の前方の地山7に、ほぼシ
ールド掘進機3の長さの範囲に硬化剤を注入してその地
山7の湧水を抑止しておき(第5図中点線のハッチング
で示す)、一方、エントランスパッキン5を開口部4に
取付けるための押え部材8のボルト穴9を長穴に形成
し、エントランスパッキン5がセグメント6に摺接した
際、上記押え部材8を径方向内方に移動させて、エント
ランスパッキン5の逆屈曲を防止するようにしていた。
る場合、シールド掘進機3が上記硬化剤注入域を越えて
掘進すると、非常に大きな水圧がエントランスパッキン
6に及ぼす、また、大型のシールド掘進機3において
は、シールド掘進機3とセグメント6との外径差が非常
に大きく、開口部4の内周縁面とセグメント6の外周面
との間の間隙が大きくなるため、上記押え部材8ではエ
ントランスパッキン6の逆屈曲を防止することができ
ず、完全なシールができないという問題があり、その対
策に苦慮していた。
の目的は、大型海底トンネル掘削時に大きな水圧がエン
トランスパッキンに及ぼしてもエントランスパッキンの
逆屈曲を防止し、かつ、開口部とセグメントとの間を完
全にシールすることのできるたて坑のシール装置を提供
するにある。
ド掘進機を発進させるべく形成された開口部の内周と、
該開口部を貫通してたて坑内からシールド掘進機の掘進
に伴って組み立てられるセグメントの外周との間をシー
ルする装置において、上記開口部の周縁部に設けられ、
その内周がシールド掘進機の外周に摺接してシールする
エントランスパッキンと、上記シールド掘進機とほぼ同
一径の筒状に形成されると共に内周に上記セグメント外
周に摺接してシールするパッキンを有し、上記シールド
掘進機の後端部に連結されて上記開口部まで搬送され、
上記エントランスパッキンに外周を嵌合させて据え付け
られるシールリングとを備えたものである。
たて坑内から発進したシールド掘進機の掘進に追従させ
てシールリングを開口部まで搬送し、シールド掘進機が
開口部を貫通する際に、シールリングの外周をエントラ
ンスパッキンに嵌合させて開口部に据え付ければよい。
ングを他の押圧手段等で押圧してエントランスパッキン
に嵌合させた後、シールド掘進機から切り離し、開口部
に取り付ければよい。
中においては、エントランスパッキンがシールド掘進機
の外周に摺接してシールし、シールド掘進機が開口部を
貫通した後には、開口部とシールリングの外周との間が
エントランスパッキンでシールされ、シールリングの内
周とセグメントの外周の間は、パッキンでシールされる
ので、確実にシールすることができる。
筒状に形成されているので、開口部の内周縁面とシール
リングの外周面との間の間隙を小さくすることができ、
大径の海底トンネルの掘削時、大きな水圧がエントラン
スパッキンに及ぼしても、エントランスパッキンが逆屈
曲することはない。
コンクリート壁2が形成されると共に、前方のコンクリ
ート壁2には、たて坑1内からシールド掘進機3を発進
させるための開口部4が形成され、この開口部4とシー
ルド掘進機3の掘進に伴って組み立てられたセグメント
6の外周とをシールするシール装置が設けられる。
周縁部に設けられ、その内周がシールド掘進機3の外周
に摺接してシールするエントランスパッキン11と、上記
シールド掘進機3とほぼ同一径の筒状に形成されると共
に内周に上記セグメント6の外周に摺接してシールする
パッキン12を有し、上記シールド掘進機3の後端部に連
結されて上記開口部まで搬送され、上記エントランスパ
ッキン11に外周を嵌合させて据え付けられるシールリン
グ13とによって主に構成されている。
内径が開口部4の径より小さく外径が開口部4の径より
大きいリング状に形成されており、その外周部が開口部
4の周縁部に押え部材14及び、埋込ボルト15,ナット16
で取り付けられている。また、この埋込ボルト15は、第
4図に示すように、コンクリート壁2の開口部4の周縁
部に周方向に所定のピッチでその基部が埋込まれ、露出
したネジ部が押え部材14の外方に十分突出する長さに形
成されている。
め設けられたシールド掘進機3の発進台17上に載置され
たシールド掘進機3の後端部に、その外周がほぼ同じに
なるように連結されて設けられ、その下部は、第2図に
示すように、シールド掘進機3が支持される発進台17の
レール18を跨ぐように切り欠かかれている。また、シー
ルリング13の前端部は、第4図に示すようにシールド掘
進機3の後端部に連結する切欠部19が設けられ、この切
欠部19は、シールド掘進機3の掘進速度よりシールリン
グ13の進行速度が遅くなると、その連結が離脱されるよ
うに形成されている。
示すようにシールリング13の後端部に周方向に沿って設
けられ、パッキン押え20に押圧された状態で取付けボル
ト21を介して取付けられている。このパッキン12は、圧
縮変形する例えばゴム等が採用されており、パッキン押
え20を取付けボルト21で締め付けた際に、圧縮されてそ
の断面が大きく変形し、セグメント6の外周面に圧接さ
れるようになっている。
記開口部4に据え付けるためのつば部22が設けられ、こ
のつば部22には、第2図に示すように、上記埋込ボルト
15が挿通されるボルト穴23が、埋込ボルト15のピットと
同じピッチで設けられ、このボルト穴23は、埋込ボルト
15が挿通しやすいようにルーズ穴に形成されている。
ルリング13を押圧する押圧手段24と連結するための複数
の連結部材25が、周方向に間隔を隔てて設けられてい
る。
キが採用されており、第2図に示すように、シールリン
グ13の周方向に間隔を隔てて設けられ、この押圧手段24
に対応する上記セグメント6の外周には、第3図に示す
ように、押圧手段24の基部が取り付けられる複数のブラ
ケット26が着脱自在に設けられている。
けると共に、コンクリート壁2の前方の地山7の湧水を
阻止すべく硬化剤(第1図中点線ハッチングで示す)を
注入した後、前方のコンクリート壁2にシールド掘進機
3を発進させるための開口部4を形成し、その開口部4
の周縁部にエントランスパッキン11を押え部材15,埋込
ボルト15,ナット16で取り付ける。
その後端部にシールリング13が連結されると共に、シー
ルド掘進機3の後部内周に沿って仮セグメント6aが組み
立てられる(第1図)。
ト6aを押圧しながら掘進し、その掘進に伴いセグメント
6を順次組み立てて行き、上記開口部4を貫通し、前方
の地山7を掘削する。このとき、シールド掘進機3の外
周面に上記エントランスパッキン11の内周が摺接して、
開口部4とシールド掘進機3の外周との間がシールさ
れ、セグメント6とシールド掘進機3の内周との間は、
テールシール28でシールされる。さらに、掘進してシー
ルド掘進機3全体が開口部4を貫通する際、シールリン
グ13を押圧手段24で押圧して、シールリング13の外周を
エントランスパッキン11の内周に嵌合させると共に、上
記埋込ボルト15のナット16を取り外し、押え部材14の外
面にシールリング13のつば部22を当接させ、ボルト穴23
に埋込ボルト15を挿通させてナット16で連結してシール
リング13を開口部4に据え付ける。その後、シールド掘
進機3の掘進に伴い、シールリング13はシールド掘進機
3から切り離され、シールリング13の外周面と開口部4
の内周面とはエントランスパッキン11でシールされ、シ
ールリング13の内周面とセグメント6の外周面はパッキ
ン12でシールされる(第3図)。このとき、パッキン押
え部材20のボルト21を締め付ければパッキン12が圧縮さ
れてその断面が大きくなり、パッキン12の内周面がセグ
メント6の外周面に圧接し、シールリング13の内周面と
セグメント6の外周面との間がシールされると共に、開
口部4とセグメント6との間が完全にシールされる。こ
れにより、前方の地山7の硬化剤の注入範囲を小さくす
ることができる。
径とはほぼ同一に形成されているので、開口部4の内周
面とシールリング11の外周面との間の隙間を小さくで
き、大型の海底トンネル掘削時において大きな水圧がエ
ントランスパッキン11に及ぼしても、エントランスパッ
キン11の逆屈曲を防止することができる。
径に形成したシールリングの外周を開口部のエントラン
スパッキンの内周に嵌合させて開口部に据え付けるの
で、開口部の内周面とセグメントとの外周面との間を完
全にシールすることができ、また、大型の海底トンネル
掘削時において大きな水圧がエントランスパッキンに及
ぼしても、エントランスパッキンの逆屈曲を防止するこ
とができる等の優れた効果を発揮する。
は第1図のII−II線断面図、第3図はシールド掘進機が
開口部を貫通する状態を示す概略縦断面図、第4図は要
部を示す一部拡大断面図、第5図は従来例を示す概略縦
断面図、第6図は従来例を示す一部拡大断面図である。 図中、1はたて坑、3はシールド掘進機、4は開口部、
6はセグメント、11はエントランスパッキン、12はパッ
キン、13はシールリングである。
Claims (1)
- 【請求項1】たて坑にシールド掘進機を発進させるべく
形成された開口部の内周と、該開口部を貫通してたて坑
内からシールド掘進機の掘進に伴って組み立てられるセ
グメントの外周との間をシールする装置において、上記
開口部の周縁部に設けられ、その内周がシールド掘進機
の外周に摺接してシールするエントランスパッキンと、
上記シールド掘進機とほぼ同一径の筒状に形成されると
共に内周に上記セグメント外周に摺接してシールするパ
ッキンを有し、上記シールド掘進機の後端部に連結され
て上記開口部まで搬送され、上記エントランスパッキン
に外周を嵌合させて据え付けられるシールリングとを備
えたことを特徴とするたて坑のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2193143A JP2765203B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | たて坑のシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2193143A JP2765203B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | たて坑のシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0480498A JPH0480498A (ja) | 1992-03-13 |
JP2765203B2 true JP2765203B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16303002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2193143A Expired - Fee Related JP2765203B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | たて坑のシール装置 |
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JP (1) | JP2765203B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP2193143A patent/JP2765203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0480498A (ja) | 1992-03-13 |
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