JP2764902B2 - Vtr - Google Patents

Vtr

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JP2764902B2 JP32796087A JP32796087A JP2764902B2 JP 2764902 B2 JP2764902 B2 JP 2764902B2 JP 32796087 A JP32796087 A JP 32796087A JP 32796087 A JP32796087 A JP 32796087A JP 2764902 B2 JP2764902 B2 JP 2764902B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、VTRに関するもので、特に、隣接トラッ
クからのクロストークを除去するためのくし形フィルタ
に係わる。 〔発明の概要〕 この発明は、VTRにおいて、隣接トラックからのクロ
ストークを除去するためのくし形フィルタの特性を信号
相関に応じて切り換える際に、クロストーク量に応じて
複数の相関検出の方法を切り換えるようにし、適切な相
関検出を行うようにしたものである。 〔従来の技術〕 クロマ信号のクロストークを除去するために、隣接ト
ラックの一方のトラックのクロマ信号の位相を1H(水平
周期)毎に180゜反転させて記録することがなされてい
る。このような記録方式はPI(Phase Invert)方式と呼
ばれている。 クロマ信号にライン相関があれば、このように一方の
トラックのクロマ信号の位相を1H毎に180゜反転させて
記録すると、再生時に、くし形フィルタによりクロスト
ーク成分をキャンセルできる。ところが、クロマ信号の
ライン相関が殆どない場合には、このクロストーク除去
用のくし形フィルタを介されることにより、色だれが生
じ、クロマ垂直解像度が劣化する。 そこで、従来のVTRにおいては、再生時にライン相関
を検出し、このライン相関に応じて、クロストーク除去
用のくし形フィルタの特性を制御することがなされてい
る。 第4図は、再生クロマ信号のクロストークをキャンセ
ルするために用いられる従来のくし形フィルタの構成の
一例を示すものである。第4図において、1H遅延回路10
3と減算回路102、加算回路104、105とにより再生クロマ
信号のクロストークをキャンセルするためのくし形フィ
ルタが構成される。このくし形フィルタの特性は、スイ
ッチ回路106により切り換えられる。スイッチ回路106
は、輝度信号のライン相関により制御される。 1H遅延回路113、減算回路112及び加算回路114とから
なるくし形フィルタは、再生輝度信号のS/N比を改善す
るために設けられている。このくし形フィルタから、隣
接ラインの輝度信号の相関が検出される。 第4図において、101は再生クロマ信号の入力端子で
ある。入力端子101からの再生クロマ信号が減算回路102
及び加算回路104に供給されるとともに、1H遅延回路103
に供給される。1H遅延回路103により、入力端子101から
の再生クロマ信号が1H遅延される。 1H遅延回路103の出力が減算回路102に供給されるとと
もに、加算回路104に供給される。減算回路102で入力端
子101からのクロマ信号Cから、1H遅延回路103からの1H
前のクロマ信号CDが減算される。この減算回路102から
出力される入力クロマ信号から1H前のクロマ信号を減算
したクロマ信号(C−CD)が加算回路105に供給され
る。 また、加算回路104で入力端子101からのクロマ信号C
と、1H遅延回路103からの1H前のクロマ信号CDとが加算
される。この入力クロマ信号と1H前のクロマ信号とを加
算したクロマ信号(C+CD)が加算回路104からスイッ
チ回路106を介して加算回路105に供給される。加算回路
105の出力が出力端子107から取り出される。 スイッチ回路106がオフしていれば、入力クロマ信号
Cから1H前のクロマ信号CDを減算したクロマ信号(C−
CD)が、減算回路102から加算回路105を介して、出力端
子107から取り出される。PI方式では、このように、入
力クロマ信号と1H前のクロマ信号とが減算されることに
より、ライン相関があるときには、主クロマ信号が2倍
になり、クロストーク成分がキャンセルされる。 スイッチ回路106がオンしているときには、加算回路1
04から出力される入力クロマ信号と1H前のクロマ信号と
を加算したクロマ信号(C+CD)と、減算回路102から
出力される入力クロマ信号から1H前のクロマ信号を減算
したクロマ信号(C−CD)とが加算回路105に供給され
る。このため、加算回路105からは、入力クロマ信号の
2倍のクロマ信号2Cが出力される。このときには、クロ
ストーク成分は、キャンセルされない。しかしながら、
ライン相関がないときには、クロマ信号の垂直解像度の
劣化を防ぐことができる。 コンパレータ119からは、輝度信号のライン相関に基
づく信号が出力される。このコンパレータ119の出力が
スイッチ制御信号としてスイッチ回路106に供給され
る。 すなわち、入力端子111に再生輝度信号が供給され
る。入力端子111からの再生輝度信号が減算回路112及び
減算回路114に供給されるとともに、1H遅延回路113に供
給される。1H遅延回路113により、入力端子111からの再
生輝度信号が1H遅延され、入力端子111に輝度信号Yが
供給されるとき、1H遅延回路113から1H前の輝度信号YD
が出力される。この1H遅延回路113の出力が減算回路112
に供給される。減算回路112で入力端子111からの輝度信
号Yから、1H遅延回路113からの1H前の輝度信号YDが減
算され、減算回路112からは、入力輝度信号から1H前の
輝度信号を減算した輝度信号(Y−YD)が出力される。 減算回路112の出力がリミッタ115、アッテネータ116
を介して減算回路114に供給されるとともに、検波回路1
17に供給される。 入力輝度信号と1H前の輝度信号とは相関があれば、減
算回路112からは主にノイズ成分が出力される。この減
算回路112の出力がリミッタ115、アッテネータ116を介
して減算回路114に供給され、入力端子111からの輝度信
号中のノイズ成分がキャンセルされる。減算回路114の
出力が出力端子118から取り出される。入力輝度信号と1
H前の輝度信号の相関が強ければ、減算回路112の出力は
小となり、入力輝度信号と1H前の輝度信号の相関が弱け
れば、減算回路112の出力は大となる。 減算回路112の出力が検波回路117に供給される。検波
回路117の出力がコンパレータ119に供給される。コンパ
レータ119で検波回路119の出力が所定のスレショルド電
圧Vr100と比較される。コンパレータ119の出力がスイッ
チ制御信号としてスイッチ回路106に供給される。減算
回路112の出力がスレショルドレベルVr100以下であれ
ば、輝度信号のライン相関は強いので、スイッチ回路10
6がオフされる。減算回路112の出力が所定のスレショル
ドレベルVr100以上であれば、輝度信号のライン相関は
弱いので、スイッチ回路106がオンされる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前述したように、隣接ラインのクロマ信号の相関が殆
どない場合には、クロストーク除去用のくし形フィルタ
を介されることにより、クロマ垂直解像度が劣化する。
したがって、クロマ信号のライン相関を検出し、このク
ロマ信号のライン相関に応じて、クロストーク除去用の
くし形フィルタを特性を制御することが望ましい。 ところが、上述の従来の再生クロマ信号のクロストー
クをキャンセルのためのくし形フィルタは、クロマ信号
のライン相関ではなく、輝度信号のライン相関を検出
し、輝度信号のラインの輝度信号のライン相関に応じ
て、スイッチ回路106を制御し、くし形フィルタの動作
をオン/オフしている。 これは、再生クロマ信号中には、クロマ信号の相関を
示す信号ばかりでなく、クロストーク成分が含まれてい
て、このクロストーク成分が大きい場合には、クロマ信
号のライン相関が検出できないためである。 すなわち、第5図に示すように、加算回路104の出力
を検波回路121で検波し、この検波回路121の出力が所定
のスレショルドレベルVr101以上であるかどうかをコン
パレータ122で検出し、このコンパレータ122の出力によ
りスイッチ回路106を制御し、くし形フィルタの特性を
切り換えること考えられる。加算回路104からは、入力
クロマ信号と1H前のクロマ信号とを加算したクロマ信号
(C+CD)が出力されている。NTSC方式ではクロマ信号
の位相が1H毎に反転しているので、再生クロマ信号中に
クロストークがなければ、この加算回路104の出力は、
相関成分はこの加算回路104でキャンセルされる。した
がって、クロマ信号のライン相関の大きさを示してい
る。 ところが、再生クロマ信号中にはクロストーク成分が
含まれている。このクロストーク成分が大きい場合に
は、加算回路104の出力により、クロマ信号のライン相
関を検出できない。 したがって、この発明の目的は、クロストーク成分に
応じて、最適なライン相関検出を行い、クロストーク除
去用のくし形フィルタの特性を最適に制御できるVTRを
提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、隣接トラックからのクロストークを除去
するためのくし形フィルタの特性を信号相関に応じて切
り換える際に、クロストーク量に応じて複数の相関検出
の方法を切り換えるようにしたことを特徴とするVTRで
ある。 〔作用〕 クロマ信号のクロストーク除去用のくし形フィルタの
特性が最も適切な検出方法で検出されたライン相関に応
じて切り換えられる。すなわち、クロストーク量が大き
く、クロマ信号のライン相関が検出できないときには、
輝度信号のライン相関を検出して、クロマ信号のクロス
トーク除去用のくし形フィルタの特性が切り換えられ
る。また、クロストーク量が小さく、クロマ信号のライ
ン相関が検出できるときには、クロマ信号のライン相関
を検出して、クロマ信号のクロストーク除去用のくし形
フィルタの特性が切り換えられる。クロストーク量がそ
の中間のレベルのときには、輝度信号のライン相関とク
ロマ信号のライン相関の両方を検出して、クロマ信号の
クロストーク除去用のくし形フィルタの特性が切り換え
られる。 〔実施例〕 この発明の一実施例について以下の順序で説明する。 a.一実施例 b.他の実施例 c.変形例 a.一実施例 第1図はこの発明の一実施例を示すものである。第1
図において、1は再生クロマ信号の入力端子である。入
力端子1からの再生クロマ信号が減算回路2及び加算回
路4に供給される。これとともに、入力端子1からの再
生クロマ信号が1H遅延回路3に供給される。1H遅延回路
3により、入力端子1からの再生クロマ信号が1H遅延さ
れる。NTSC方式では、1H毎にクロマ信号の位相が反転し
ている。入力端子1にクロマ信号Cが供給されるとき、
1H遅延回路3から1H前のクロマ信号CDが出力される。 1H遅延回路3の出力が減算回路2に供給されるととも
に、加算回路4に供給される。減算回路2で入力端子1
からのクロマ信号Cから、1H遅延回路3からの1H前のク
ロマ信号CDが減算される。この減算回路2から出力され
る入力クロマ信号から1H前のクロマ信号を減算したクロ
マ信号(C−CD)が加算回路5に供給される。 また、加算回路4で入力端子1からのクロマ信号C
と、1H遅延回路3からの1H前のクロマ信号CDとが加算さ
れる。この入力クロマ信号と1H前のクロマ信号とを加算
したクロマ信号(C+CD)が加算回路4からスイッチ回
路6を介して加算回路5に供給される。加算回路5の出
力が出力端子7から取り出される。 スイッチ回路6は、判断回路8から出力されるスイッ
チ制御信号により制御される。判断回路8には、後に詳
述するように、クロマ信号のライン相関に基づく信号SC
と、輝度信号のライン相関に基づく信号SYが供給される
とともに、クロマ信号のクロストーク量に対応する信号
DCが供給される。そして、このクロマ信号のクロストー
ク量に応じて、ライン相関の検出方法が適宜切り換えら
れる。最適とされた検出方法でライン相関が検出され、
このライン相関の大きさに応じて、判断回路7からスイ
ッチ制御信号が発生される。このスイッチ制御信号によ
り、スイッチ回路6がオン/オフされる。 スイッチ回路6がオフしていれば、入力クロマ信号か
ら1H前のクロマ信号を減算したクロマ信号(C−CD)
が、減算回路2から加算回路5を介して、出力端子7か
ら取り出される。PI方式では、このように、入力クロマ
信号と1H前のクロマ信号とが加算されることにより、ラ
イン相関があるときには、主クロマ信号が2倍になり、
クロストーク成分がキャンセルされる。 スイッチ回路6がオンしているときには、加算回路4
から出力される入力クロマ信号と1H前のクロマ信号とを
加算したクロマ信号(C+CD)と、減算回路2から出力
される入力クロマ信号から1H前のクロマ信号を減算した
クロマ信号(C−CD)とが加算回路5に供給される。こ
のため、加算回路5からは、入力クロマ信号の2倍のク
ロマ信号2Cが出力される。このときには、クロストーク
成分は、キャンセルされない。しかしながら、ライン相
関がないときには、クロマ信号の垂直解像度の劣化を防
ぐことができる。 上述したように、スイッチ回路6は、判断回路8から
出力されるスイッチ制御信号により制御され、判断回路
8には、クロマ信号のライン相関に基づく信号SCと、輝
度信号のライン相関に基づく信号SYが供給されるととも
に、クロマ信号のクロストーク量に対応する信号DCが供
給される。そして、このクロマ信号のクロストーク量に
応じて、ライン相関の検出方法を適宜切り換えられる。 輝度信号のライン相関に基づく信号SYは、入力輝度信
号と1H前の輝度信号とを減算した出力から検出される。 すなわち、入力端子11に再生輝度信号が供給される。
入力端子11からの再生輝度信号が減算回路12及び減算回
路14に供給される。これとともに、入力端子11からの再
生輝度信号が1H遅延回路13に供給される。1H遅延回路13
により、入力端子11からの再生輝度信号が1H遅延され、
入力端子11に輝度信号Yが供給されるとき、1H遅延回路
13から1H前の輝度信号YDが出力される。この1H遅延回路
13の出力が減算回路12に供給される。減算回路12で入力
端子11からのクロマ信号Yから、1H遅延回路13からの1H
前の輝度信号YDが減算され、減算回路12からは、入力輝
度信号から1H前の輝度信号を減算した輝度信号(Y−Y
D)が出力される。 減算回路12の出力がリミッタ15、アッテネータ16を介
して減算回路14に供給されるとともに、検波回路17に供
給される。 入力輝度信号と1H前の輝度信号とは相関があれば、減
算回路12からは主にノイズ成分が出力される。この減算
回路12の出力がリミッタ15、アッテネータ16を介して減
算回路14に供給され、入力端子11からの輝度信号中のノ
イズ成分がキャンセルされる。減算回路14の出力が出力
端子18から取り出される。 また、入力輝度信号と1H前の輝度信号の相関が強けれ
ば、減算回路12の出力は小となり、入力輝度信号と1H前
の輝度信号の相関が弱ければ、減算回路12の出力は大と
なる。減算回路12の出力が検波回路17に供給される。検
波回路17の出力がコンパレータ19に供給される。コンパ
レータ19で検波回路17の出力が所定のスレショルド電圧
Vr1と比較される。コンパレータ19の出力から、輝度信
号のライン相関の検出信号SYが得られる。この輝度信号
のライン相関の検出信号SYが判断回路8に供給される。 クロマ信号のライン相関に基づく信号は、加算回路4
の出力から検出される。 すなわち、加算回路4からは、入力クロマ信号と1H前
のクロマ信号とを加算したクロマ信号(C+CD)が出力
される。この加算回路4の出力は、クロマ信号のライン
相関の大きさを示す信号と、再生クロマ信号中にはクロ
ストーク成分が含まれる。この加算回路4の出力が検波
回路20に供給される。検波回路20の出力がコンパレータ
21に供給される。コンパレータ21で検波回路20の出力が
所定のスレショルド電圧Vr2と比較される。コンパレー
タ21の出力から、クロマ信号のライン相関の検出信号SC
が得られる。このクロマ信号のライン相関の検出信号SC
が判断回路8に供給される。 クロマ信号のクロストーク量に対応する信号は、バー
スト期間中の加算回路4の出力により得られる。すなわ
ち、加算回路4の出力がスイッチ回路22に供給される。
スイッチ回路22には、端子23からバーストフラグが供給
される。バーストフラグが与えられている期間、スイッ
チ回路22がオンされ、バースト期間中の加算回路4の出
力が抜き取られる。バースト信号は、各ラインごとに一
致しているので、バースト期間に加算回路4から出力さ
れるのは、主にクロストーク成分である。 このバースト期間中の加算回路4の出力が検波回路24
に供給される。検波回路24の出力がサンプルホールド回
路25に供給される。サンプルホールド回路25には、端子
23からバーストフラグが供給される。 サンプルホールド回路25の出力がレベル検出回路26に
供給される。レベル検出回路26は、互いに異なるスレシ
ョルド電圧Vr11,Vr12…が与えられている複数のコンパ
レータ27A、27B、…により構成される。 レベル検出回路26により、サンプルホールド回路25の
出力レベルがどの範囲にあるかが検出される。この検出
出力がクロストーク量検出信号DCとして判断回路8に供
給される。 判断回路8は、レベル検出回路26から出力されるクロ
ストーク量検出信号DCの大きさに応じて、最も適切な検
出方法で検出されたライン相関検出信号を選択し、適切
な検出方法で検出されたライン相関検出信号に応じて、
スイッチ回路6を切り換える。つまり、レベル検出回路
26から出力されるクロストーク量検出信号DCが大きけれ
ば、クロマ信号によるライン相関の検出信号SCでは正し
いライン相関信号を得ることが難しい。したがって、こ
の場合には、輝度信号によるライン相関信号SYが用いら
れる。レベル検出回路26から出力されるクロストーク量
検出信号DCが小さければ、クロマ信号によるライン相関
の検出信号SCで正しいライン相関信号を得ることができ
る。したがって、この場合には、クロマ信号によるライ
ン相関信号SCが用いられる。レベル検出回路26から出力
されるクロストーク量検出信号DCが略々中央の値であれ
ば、輝度信号によるライン相関信号SYとクロマ信号によ
るライン相関信号SCの両方が用いられる。 b.他の実施例 上述の一実施例では、バースト期間中の加算回路4の
出力を検出してクロストーク量を検出するようにしてい
るが、クロストーク量はテープスピードに対応している
ので、テープスピードに応じてライン相関検出信号を選
択するようにしても良い。 つまり、トラック幅に対してヘッド幅が広い場合に
は、クロストーク量が大きくなる。テープスピードの遅
いモードほどトラック幅が狭くなるので、その分クロス
トーク量が多くなる。したがって、β方式のβIIIモー
ドのように、テープスピードの遅いモードでは、輝度信
号によるライン相関信号SYが用いられる。β方式のβI
モードのように、テープスピードの速いモードでは、ク
ロマ信号によるライン相関信号SCが用いられる。β方式
のβIIモードのように、その中間のテープスピードのモ
ードでは、輝度信号によるライン相関信号SYとクロマ信
号によるライン相関信号SCの両方が用いられる。 すなわち、テープスピードに応じてライン相関検出信
号を選択する場合には、判断回路8として第2図に示す
構成のものが用いられる。第2図において、入力端子31
には、第1図におけるコンパレータ21から出力されるク
ロマ信号によるライン相関信号SCが供給される。入力端
子32には、第1図におけるコンパレータ19から出力され
る輝度信号によるライン相関信号SYが供給される。入力
端子33〜35には、設定モードに応じて、第3図に示すよ
うに決められる設定信号A0〜A2が供給される。出力端子
36からの出力がスイッチ制御信号として、スイッチ回路
6に供給される。 βIモードでは、設定信号A0がハイレベルで設定信号
A1及びA2がローレベルである。このため、入力端子31か
らのクロマ信号によるライン相関信号SCがANDゲート3
7、ORゲート38を介して出力端子36から出力される。 βIIモードでは、設定信号A1がハイレベルで設定信号
A0及びA2がローレベルである。このため、入力端子31か
らのクロマ信号によるライン相関信号SCと入力端子32か
ら輝度信号によるライン相関信号SYとの論理和出力がOR
ゲート39、ANDゲート40、ORゲート38を介して出力端子3
6から出力される。 βIIIモードでは、設定信号A2がハイレベルで設定信
号A0及びA1がローレベルである。このため、入力端子32
からの輝度信号によるライン相関信号SYがANDゲート4
1、ORゲート38を介して出力端子36から出力される。 なお、変速再生時には、設定信号A0〜A2がローベルと
される。このため、ライン相関検出は検出されない。 c.変形例 なお、上述の実施例では、くし形フィルタとしてフィ
ードバックのない構成のものを用いたが、フィードバッ
ク構成のくし形フィルタを用いて構成するようにしても
良い。 また、この発明は、PAL方式のビデオ信号の場合でも
同様に適用できる。 〔発明の効果〕 この発明によれば、クロマ信号のクロストーク除去用
のくし形フィルタの特性が最も適切な検出方法で検出さ
れたライン相関に応じて切り換えられる。すなわち、ク
ロストーク量が大きく、クロマ信号のライン相関が検出
できないときには、輝度信号のライン相関を検出して、
クロマ信号のクロストーク除去用のくし形フィルタの特
性が切り換えられる。また、クロストーク量が小さく、
クロマ信号のライン相関が検出できるときには、クロマ
信号のライン相関を検出して、クロマ信号のクロストー
ク除去用のくし形フィルタの特性が切り換えられる。ク
ロストーク量がその中間のレベルのときには、輝度信号
のライン相関とクロマ信号のライン相関の両方を検出し
て、クロマ信号のクロストーク除去用のくし形フィルタ
の特性が切り換えられる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例のブロック図,第2図はこ
の発明の他の実施例における判断回路の一例のブロック
図,第3図はこの発明の他の実施例の説明に用いる略線
図,第4図は従来のクロストーク除去用のくし形フィル
タの一例のブロック図,第5図は従来のクロストーク除
去用のくし形フィルタの他の例のブロック図である。 図面における主要な符号の説明 1:クロマ信号の入力端子,2,12,14:減算回路,3,13:1H遅
延回路,4,5:加算回路,6:スイッチ回路,8:判断回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.隣接トラックからのクロマ信号のクロストーク成分
    を検出するためのクシ形フィルタを備えてなるVTRにお
    いて、 クロマ信号のライン相関を検出して第1のライン相関信
    号を出力する第1のライン相関検出手段と、 輝度信号のライン相関を検出して第2のライン相関信号
    を出力する第2のライン相関検出手段と、 上記クロマ信号のクロストーク量を検出するクロストー
    ク量検出手段と、 上記クロストーク量検出手段で検出されたクロストーク
    量に応じて、上記第1のライン相関信号と上記第2のラ
    イン相関信号とのうち最も適切な方法で検出されたライ
    ン相関信号を判断し、上記判断結果に応じて上記クシ形
    フィルタの動作を制御するためのスイッチ制御信号を発
    生する判断手段と、 上記判断手段からのスイッチ制御信号により上記クシ形
    フィルタの動作をオン/オフするスイッチ手段と を備えるようにしたことを特徴とするVTR。
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