JP2764098B2 - 紫外線殺菌灯を利用した液体殺菌装置 - Google Patents
紫外線殺菌灯を利用した液体殺菌装置Info
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- JP2764098B2 JP2764098B2 JP63193004A JP19300488A JP2764098B2 JP 2764098 B2 JP2764098 B2 JP 2764098B2 JP 63193004 A JP63193004 A JP 63193004A JP 19300488 A JP19300488 A JP 19300488A JP 2764098 B2 JP2764098 B2 JP 2764098B2
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Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、液体、殊に冷却塔の下部水槽の二次側に
おける冷却水配管内の冷却水を紫外線殺菌灯を利用して
殺菌する装置に関する。
おける冷却水配管内の冷却水を紫外線殺菌灯を利用して
殺菌する装置に関する。
(従来技術) 従来の殺菌灯は配管におけるエルボ部から液体中に差
し込んだり、配管にバイパス管を設け、このバイパスに
流水式のものを設定している。
し込んだり、配管にバイパス管を設け、このバイパスに
流水式のものを設定している。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような公知の装置においては、殺菌灯の近傍を
流れ接触する水流はほんの一部で、かつ、液体は高速で
流れるため紫外線の照射を受ける時間も短くなり、充分
な殺菌効果が得られない。
流れ接触する水流はほんの一部で、かつ、液体は高速で
流れるため紫外線の照射を受ける時間も短くなり、充分
な殺菌効果が得られない。
またエルボ部に設ける場合には、この殺菌灯を収納す
るためにエルボ部の一方の腕に長尺の管を更に配管しな
くてはならず、かつ管径が小さいため殺菌灯の取り付
け、取外時に管内面に接触し破損するおそれがある。
るためにエルボ部の一方の腕に長尺の管を更に配管しな
くてはならず、かつ管径が小さいため殺菌灯の取り付
け、取外時に管内面に接触し破損するおそれがある。
従って装置が複雑化するのみならず、殺菌灯の取替操
作も中々面倒である。
作も中々面倒である。
ロ.発明の構成 (課題を解決するための手段) 前述の課題を達成するために、この出願に係る特定発
明は、配管の一部に断面積の大きい液体減速部を形成
し、前記液体減速部内に着脱自在に配置してある少なく
とも一対の紫外線殺菌灯は、前記配管を流れる液体の流
れ方向を横切る姿勢で、前記液体減速部の両側壁から上
下位置をずらして逆向きとして内方にその軸線を水平に
延在し、相互平行に上下間隙を置いて配列してあること
を特徴とする液体殺菌装置である。
明は、配管の一部に断面積の大きい液体減速部を形成
し、前記液体減速部内に着脱自在に配置してある少なく
とも一対の紫外線殺菌灯は、前記配管を流れる液体の流
れ方向を横切る姿勢で、前記液体減速部の両側壁から上
下位置をずらして逆向きとして内方にその軸線を水平に
延在し、相互平行に上下間隙を置いて配列してあること
を特徴とする液体殺菌装置である。
前述の課題を達成するために、この液体殺菌装置にお
ける前記配管は、冷却塔の下部水槽から負荷部へ到る水
平な横引き管としてあり、前記横引き管の一部に形成し
た前記液体減速部内に前記紫外線殺菌灯は配置してある
ことを特徴とするとしてある。
ける前記配管は、冷却塔の下部水槽から負荷部へ到る水
平な横引き管としてあり、前記横引き管の一部に形成し
た前記液体減速部内に前記紫外線殺菌灯は配置してある
ことを特徴とするとしてある。
(作 用) 本件発明の液体殺菌装置の作用を次に説明する。
冷却塔の下部水槽から負荷部へ到る水平な横引管など
の配管中を流れる液体は、前記液体減速部に到達する
と、その流速は遅くなり、ゆっくりと流れる。この液体
減速部内において減速した状態で紫外線殺菌灯から放射
される紫外線により液体は殺菌処理される。このように
して殺菌処理された液体は負荷部へ再循環使用される。
の配管中を流れる液体は、前記液体減速部に到達する
と、その流速は遅くなり、ゆっくりと流れる。この液体
減速部内において減速した状態で紫外線殺菌灯から放射
される紫外線により液体は殺菌処理される。このように
して殺菌処理された液体は負荷部へ再循環使用される。
前記液体減速部内に着脱自在に複数本の紫外線殺菌灯
が配置してあるため、長時間の使用によりスラッジなど
が紫外線殺菌灯に付着し、殺菌能力が低下すれば冷却水
の循環を停止中、この減速部から紫外線殺菌灯を抜取り
清浄化し又は新しいものと交換する。またこの紫外線殺
菌灯が前記配管系を流れる液体の流れ方向を横切る姿勢
で、相互平行に間隙を置いて配置してあるため、液体は
撹拌され、液体減速部の前幅で液体の全量が、紫外線に
より殺菌処理される。
が配置してあるため、長時間の使用によりスラッジなど
が紫外線殺菌灯に付着し、殺菌能力が低下すれば冷却水
の循環を停止中、この減速部から紫外線殺菌灯を抜取り
清浄化し又は新しいものと交換する。またこの紫外線殺
菌灯が前記配管系を流れる液体の流れ方向を横切る姿勢
で、相互平行に間隙を置いて配置してあるため、液体は
撹拌され、液体減速部の前幅で液体の全量が、紫外線に
より殺菌処理される。
(実施例) 次に、この代表的な実施例を説明する。
第1実施例 第1図に示すもので、10は、冷却塔Aの下部水槽Bと
負荷部Cにわたる水平な横引き管である。この横引き管
10は、断面円形の直管からなり、この横引き管10の途中
に断面積の大きい直方体の箱体11aからなる液体減速部1
1が横引き管10と同一軸線上に形成されている。
負荷部Cにわたる水平な横引き管である。この横引き管
10は、断面円形の直管からなり、この横引き管10の途中
に断面積の大きい直方体の箱体11aからなる液体減速部1
1が横引き管10と同一軸線上に形成されている。
この液体減速部11内で流速は、他の横引き管10での流
速の2分の1程度としてある。
速の2分の1程度としてある。
前記液体減速部11である箱体11aには、複数本の紫外
線殺菌灯12が外部から取外し自在に間隔をおいて相互平
行に配置されている。この際、各紫外線殺菌灯12は、箱
体11a内をその長手方向に流れる循環冷却水の流れ方向
を横切る姿勢で、箱体11aの両側壁から上下位置をずら
して逆向きとして内方にその軸線を水平に延在して配列
されている(第2図参照)。
線殺菌灯12が外部から取外し自在に間隔をおいて相互平
行に配置されている。この際、各紫外線殺菌灯12は、箱
体11a内をその長手方向に流れる循環冷却水の流れ方向
を横切る姿勢で、箱体11aの両側壁から上下位置をずら
して逆向きとして内方にその軸線を水平に延在して配列
されている(第2図参照)。
この箱体11aに代え、円柱体11bとしてもよい(第3図
参照)。
参照)。
13は前記液体減速部11の上壁部に設けられたエア抜き
用のピーコックである。
用のピーコックである。
(発明の効果) 特定発明の効果は次の通りである。
配管の一部に形成した液体減速部内で被殺菌液体の速
度は減速し、この減速した状態で紫外線により殺菌処理
されるため、液体殺菌用に特別の汲み上げポンプを必要
とせずに、この減速部中を低速度で流れる液体に長い時
間紫外線を照射し、効率良く殺菌できる。
度は減速し、この減速した状態で紫外線により殺菌処理
されるため、液体殺菌用に特別の汲み上げポンプを必要
とせずに、この減速部中を低速度で流れる液体に長い時
間紫外線を照射し、効率良く殺菌できる。
また紫外線殺菌灯が液体減速部内に着脱自在に配置し
てあるため、液体内のスラッジなどが紫外線殺菌灯外周
面に付着し殺菌能力が低下した場合に、この減速部から
この汚染した紫外線殺菌灯を抜取り、清掃することがで
き、紫外線殺菌灯に特別なワイパー式乃至ブラシ型の清
掃装置を内設する必要がなく、液体減速部内の空間を清
掃装置で占有することなく、有効に液体を殺菌処理でき
る。
てあるため、液体内のスラッジなどが紫外線殺菌灯外周
面に付着し殺菌能力が低下した場合に、この減速部から
この汚染した紫外線殺菌灯を抜取り、清掃することがで
き、紫外線殺菌灯に特別なワイパー式乃至ブラシ型の清
掃装置を内設する必要がなく、液体減速部内の空間を清
掃装置で占有することなく、有効に液体を殺菌処理でき
る。
紫外線殺菌灯が配管の液体の流れ方向を横切る水平な
姿勢で、前記のように上下位置をずらして逆向きとして
相互平行に間隙を置いて液体減速部内に配列してあるた
め、液体は撹拌され液体減速部の全幅で液体は各紫外線
を均等に接触し、この接触を繰返し受けるため、液体中
の雑菌を殺菌する時間を充分に長くとれ、有効な殺菌処
理を行うことができる。
姿勢で、前記のように上下位置をずらして逆向きとして
相互平行に間隙を置いて液体減速部内に配列してあるた
め、液体は撹拌され液体減速部の全幅で液体は各紫外線
を均等に接触し、この接触を繰返し受けるため、液体中
の雑菌を殺菌する時間を充分に長くとれ、有効な殺菌処
理を行うことができる。
請求項2記載の発明においては、請求項1記載の発明
の効果に加えて、気化の潜熱作用で冷却され下部水槽に
一時収集された冷却水をこの液体減速部で殺菌処理した
後、負荷部へ供給でき、在郷軍人病などの殺菌による空
気汚染を未然に防止できる。
の効果に加えて、気化の潜熱作用で冷却され下部水槽に
一時収集された冷却水をこの液体減速部で殺菌処理した
後、負荷部へ供給でき、在郷軍人病などの殺菌による空
気汚染を未然に防止できる。
図はこの発明に係るもので、第1図は第1実施例の概略
図、第2図は第1図の要部を示す拡大図、第3図はその
変形例である。 図中の主な符号 10……横引き管、 11……液体減速部。
図、第2図は第1図の要部を示す拡大図、第3図はその
変形例である。 図中の主な符号 10……横引き管、 11……液体減速部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−40188(JP,A) 特開 昭59−132936(JP,A) 特開 昭60−241990(JP,A) 特開 昭62−227362(JP,A) 実開 昭63−118994(JP,U) 実開 昭50−55342(JP,U) 実開 昭63−97092(JP,U) 実開 昭63−97091(JP,U) 実開 昭63−98795(JP,U) 実公 昭60−4513(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】配管の一部に断面積の大きい液体減速部を
形成し、前記液体減速部内に着脱自在に配置してある少
なくとも一対の紫外線殺菌灯は、前記液体減速部を流れ
る液体の流れ方向を横切る姿勢で、液体減速部の両側壁
から上下位置をずらして逆向きとして内方にその軸線を
水平に延在し、相互平行に上下間隙を置いて配列してあ
ることを特徴とする液体殺菌装置。 - 【請求項2】前記配管は、冷却塔の下部水槽から負荷部
へ到る水平な横引き管としてあり、前記横引き管の一部
に形成した前記液体減速部内に前記紫外線殺菌灯は配置
してあることを特徴とする特許請求の範囲第1記載の液
体殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63193004A JP2764098B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 紫外線殺菌灯を利用した液体殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63193004A JP2764098B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 紫外線殺菌灯を利用した液体殺菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0243985A JPH0243985A (ja) | 1990-02-14 |
JP2764098B2 true JP2764098B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16300607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63193004A Expired - Fee Related JP2764098B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | 紫外線殺菌灯を利用した液体殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764098B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69233232T2 (de) * | 1991-02-22 | 2004-08-05 | Canon K.K. | Elektrischer Verbindungskörper und Herstellungsverfahren dafür |
DE19838006C2 (de) * | 1998-08-21 | 2000-06-08 | Hansa Metallwerke Ag | Einrichtung zum Entkeimen von Wasser, welches eine Sanitäreinrichtung durchströmt |
AU2009327647B2 (en) | 2008-12-17 | 2012-07-19 | Fisher & Paykel Appliances Limited | A laundry machine |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5055342U (ja) * | 1973-09-14 | 1975-05-26 | ||
JPS5840188A (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-09 | Toshimichi Kono | 家庭用浄水器 |
JPS59132936A (ja) * | 1983-01-20 | 1984-07-31 | Houshin Kagaku Sangiyoushiyo:Kk | 紫外線照射装置 |
JPS604513U (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-14 | 山口 昌宏 | スカ−ト |
JPS60241990A (ja) * | 1984-05-16 | 1985-11-30 | Iwasaki Electric Co Ltd | 水処理装置 |
JPS62227362A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-06 | 株式会社荏原製作所 | 空気清浄装置 |
JPS6398795A (ja) * | 1986-10-15 | 1988-04-30 | 松下電工株式会社 | 煙感知器 |
JPH0435753Y2 (ja) * | 1986-12-12 | 1992-08-24 | ||
JPH0435752Y2 (ja) * | 1986-12-12 | 1992-08-24 | ||
JPS63118994U (ja) * | 1987-01-26 | 1988-08-01 |
-
1988
- 1988-08-02 JP JP63193004A patent/JP2764098B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0243985A (ja) | 1990-02-14 |
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