JP2764035B2 - 連続スパッタ処理方法 - Google Patents

連続スパッタ処理方法

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JP2764035B2
JP2764035B2 JP34736596A JP34736596A JP2764035B2 JP 2764035 B2 JP2764035 B2 JP 2764035B2 JP 34736596 A JP34736596 A JP 34736596A JP 34736596 A JP34736596 A JP 34736596A JP 2764035 B2 JP2764035 B2 JP 2764035B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、連続スパッタ処理
方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の連続スパッタ装置としては、例え
ば、特開昭60−52574号公報に記載のような、外形が五
角形で減圧排気されるバッファ室と、該バッファ室と連
通し五角形の四辺に対応して設けられバッファ室を介し
て減圧排気される4室の処理室と、バッファ室と連通し
五角形の残り一辺に対応して設けられ減圧排気されるロ
ーディング室と、試料保持手段を各処荷室とローディン
グ室とに対応した位置で有し試料保持手段をローディン
グ室→各処理室→ローディング室のようにバッファ室内
で順次回転させて移動させる移動手段とを具備したもの
が知られている。 【0003】このような連続スパッタ装置において、ロ
ーディング室に搬入された試料は、1個毎試料保持手段
に渡され、移動手段による回転移動により各処理室に対
応させられる。試料保持手段に保持された試料は、この
間に、試料の表面に吸着した汚染ガスを除去するベース
処理,スパッタ前の試料表面の酸化物層を除去するスパ
ッタエッチ処理、あるいは薄膜を形成するスパッタ処理
が任意に組合されて処理される。このような処理が終了
した試料は、試料保持手段から取り除かれ1個毎ローデ
ィング室に戻され、その後、ローディング室から搬出さ
れる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のような連続スパ
ッタ装置では、試料のベーク処理,スパッタエッチ処理
時に発生したガスをバッファ室を介して排気するため、
バッファ室並びに各処理室を減圧排気する手段の排気能
力によっては、上記ガスのバッファ室からの排気が不充
分となり、該ガスがスパッタ処理を実施する処理室に廻
り込みクロスコンタミネーションを生じる危険性があ
る。このようなクロスコンタミネーションは、従来のL
SIパターン配線膜やゲート膜の形成においては一応無
視できる程度のものであったが、しかし、サブミクロン
オーダーのLSIパターン配線膜やゲート膜の形成にお
いては無視できなくなる。 【0005】本発明の目的は、試料のベーク処理時に発
生したガスがスパッタ処理を実施する処理室へ廻り込ま
ないようにして、クロスコンタミネーションが生じるの
を防止できる連続スパッタ処理方法を提供することにあ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、バッフ
ァ室内と連通可能に複数設けられその内少なくとも2室
で試料を1個毎にスパッ夕処理する処理室と、該処理室
を減圧排気する第一の排気手段と、前記バッファ室に連
通可能に設けられ試料を前処理する前処理室と、前記第
一の排気手段とは独立して設けられ前記前処理室を減圧
排気する第二の排気手段と、前記前処理室にそれぞれ連
通可能に設けられたロード室及びアンロード室とを備え
たスパッ夕処理装置を用いて試料を処理する連続スパッ
夕処理方法において、前記前処理室内に設けられた処理
ステーションに、前記ロード室を介して第一の試料を搬
入し、前処理済の第二の試料を前記処理室に搬入出、又
は前記処理室でスパッ夕処理する間に、前記バッファ室
との連通が遮断された状態の前記前処理室内の前記処理
ステーションで、前記第一の試料に対して加熱処理もし
くはスパッタエッチの少なくとも一方の前処理を行い、
前記バッファ室との連通が遮断された状態の前記前処理
室内を、前記第二の排気手段により減圧排気することに
より、前記処理ステーションでの前記第一の試料の前処
理時に発生するガスを前記前処理室外へ排出し、前記ス
パッ夕処理済の前記第二の試料を、前記バッファ室を経
由して前記処理室から前記前処理室に移動させ、さらに
前記アンロード室を介して搬出することにある。 【0007】本発明によれば、試料搬送手段で前処理室
内に搬入された試料は前処理室内で前処理つまり、ベー
ク処理やスパッタエッチ処理される。このような前処理
時に発生したガスは、バッファ室内を介さずに前処理室
から直接に排気される。前処理が完了した試料は、前処
理室から試料保持手段に渡されバッファ室内を試料搬送
手段で各処理室に対応して順次移動させられ、この間に
スパッタ処理が実施される。処理済みの試料は、前処理
室内に搬送された後に前処理室外へ搬出される。このよ
うに、試料のベーク処理やスパッタエッチ処理時に発生
したガスをバッファ室を介さずに排気しスパッタ処理を
実施する処理室への廻り込みを防止することで、クロス
コンタミネーションが生じるのを防止できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図3により説明する。図1,図2は、本発明の連続スパ
ッタ処理方法が適用される連続スパッタ装置を示すもの
で、バッファ室10は、外形が五角柱で縦断面で略U字
形空間を有する。バッファ室10の五角形の各辺壁に
は、開口11を有する押付座12が設けられている。バ
ッファ室10の五角形の各辺の外側には、各開口11に
よりバッファ室10内と連通して前処理室20と4室の
処理室30〜60が配設されている。この場合、処理室
30は、加熱室であり、赤外線放射ヒータ等の加熱手段
31が開口11に対応して設けられている。処理室4
0,50は、スパッタ室でスパッタ手段41,51がそ
れぞれ設けられている。処理室60は、予備室である。
バッファ室10内には、回転ドラム70が、ベアリング
等の回転支承手段71により回転可能に設けられてい
る。回転ドラム70は、この場合、動力伝達手段72,
歯車73,74を介してモータ75を作動させることで
回転させられる。動力伝達手段72,歯車73,74,
モータ75は、バッファ室10外に設けられている。回
転ドラム70には、各開口11と対応した位置で試料保
持手段80が、この場合、5個配設されている。 【0009】試料保持手段80は、ベローズ等の伸縮手
段90を介して回転ドラム70の外周に設けられてい
る。伸縮手段90は、バッファ室10内を気密保持する
機能を有している。試料保持手段80は、試料を被処理
面垂直姿勢にて保持し、該保持は、例えば、爪(図示省
略)の弾性力によりなされる。プッシャ110は、バッ
ファ室10を構成する形状が円筒の内筒13の中心を略
中心とし放射状に5本設けられている。プッシャ110
は、真空封止支承手段111により半径方向に往復動可
能であり、該往復動により外側端を試料保持手段80の
裏面に当接可能となっている。プッシャ110の内側端
部と真空室封止支承手段111との間でコイルバネ等の
バネ112がプッシャ110に環装されている。円錐カム
113は、内筒13の中心を略軸心として設けられてい
る。プッシャ110の内側端には、ローラ114が設け
られ、ローラ114は、バネ112のバネ力で円錐カム
113の円錐面に常に当接させられている。円錐カム1
13は、エアーシリンダ等の昇降駆動手段115が設け
られている。 【0010】バッファ室10の処理室30〜60と対応
する各辺壁には、バッファ室10と処理室30〜60と
を連通させる排気口14が形成されている。処理室30
〜60には、各排気口14を開閉する弁120が設けら
れている。弁120は、エアーシリンダ等の駆動手段1
21により開閉弁駆動される。バッファ室10の底部に
は、L字形排気管130を介して高真空ポンプ131が
連結されている。この場合、メインバルブ132を開閉
手段(図示省略)により開閉弁駆動することでバッファ
室10内は高真空排気される。処理室30〜60には、
粗引排気管133が連結されると共に、処理ガスを導入
可能なようにガス配管140が仕切弁141,絞り弁1
42を介して連結されている。 【0011】図1,図2で、前処理室20には、試料を
前処理室20に搬入するベルト搬送装置等の試料搬送手
段21と、加熱ステーション22と、エッチステーショ
ン23と、試料を試料搬送手段21のプッシャ211と
加熱ステーション22のプッシャ221との間で搬送す
る回転アーム搬送装置等の試料搬送手段24と、試料を
加熱ステーションのプッシャ221とエッチステーショ
ンのプッシャ231との間で搬送する回転アーム搬送装
置等の試料搬送手段25と、試料を搬出するベルト搬送
装置等の試料搬送手段26と、エッチステーション23
のプッシャ231と試料搬送手段26のプッシャ261
との間で試料を搬送する回転アーム搬送装置等の試料搬
送手段27と、試料の被処理面姿勢を水平上向姿勢と垂
直姿勢との間で変換すると共に試料を試料搬送手段26
のプッシャ261と試料保持手段80との間で搬送する
リンク機構を用いた搬送装置等の試料搬送手段28とが
設けられている。 【0012】前処理室20の側壁には、L字形排気管1
34を介して高真空ポンプ135が連結されている。前
処理室20内は、高真空ポンプ135により高真空排気
される。加熱ステーション22には、赤外線放射ヒータ
等の加熱手段222が設けられている。エッチステーシ
ョン23には、試料電極232と対向電極(図示省略)
と対向電極を昇降駆動する駆動手段(図示省略)とプッ
シャ231を昇降駆動する駆動手段(図示省略)とスパ
ッタエッチ処理時に試料電極232および対向電極を含
む空間を形成する遮へい手段233(絶絞材で形成)と
でなるスパッタエッチ手段が設けられている。また、こ
の場合、処理ガスは、対向電極を介して試料電極232
に向って放出されるようになっている。空間は差動排気
される。 【0013】図1,図2で、処理室20には、試料搬送
手段21に対応した位置でゲートバルブ等の真空間遮断
手段150を介してロード室160が設けられている。
ロード室160内には、ロード室160内で試料を搬送
し真空間遮断手段150を介して試料搬送手段21に試
料を渡すベルト搬送装置等の試料搬送手段161が設け
られている。ロード室160には、試料搬送手段161
と対応した位置でゲートバルブ等の大気真空間遮断手段
170が設けられている。大気真空間遮断手段170の
大気側には、カセットローダ180から試料を受け取り
搬送し大気真空間遮断手段170を介して試料を試料搬
送手段161に渡すベルト搬送装置等の試料搬送手段1
90が設けられている。 【0014】一方、処理室20には、試料搬送手段26
に対応した位置でゲートバルブ等の真空間遮断手段15
1を介してアンロード室162が設けられている。アン
ロード室162内には、アンロード室62内で試料を搬
送し真空間遮断手段151を介して試料搬送手段26か
ら試料を受け取るベルト搬送装置等の試料搬送手段16
3が設けられている。アンロード室162には、試料搬
送手段163と対応した位置でゲードバルブ等の大気真
空間遮断手段171が設けられている。大気真空間遮断
手段171の大気側には、カセットアンローダ181に
試料を渡し大気真空間遮断手段171を介して試料を試
料搬送手段163から受け取り搬送するベルト搬送装置
等の試料搬送手段191が設けられている。なお、図示省
略したが、ロード室160,アンロード室162には、真
空排気手段と真空から大気圧へのリーク手段とがそれぞ
れ設けられている。 【0015】図3で、処理室30〜60が設けられたバ
ッファ室10と前処理室20とロード室160とアンロ
ード室162は、架台200上に設置されている。カセ
ットローダ180とカセットアンローダ181とを含む
筺体210は、架台200に着脱可能に設けられる。こ
れにより、スパッタ装置が設置されるクリーンルームの
仕切壁300を境にして架台200側をスパッタ装置の
保守領域に、また、筺体210側を清浄領域つまりクリ
ーンルーム内に置くことができる。このため、試料への
塵埃の付着を防止できる。また、他設備と連結し自動搬
送ライン化する場合でも、装置全体の変更を必要とせ
ず、単に筺体210を架台200より取り外し新たに別
搬送ラインを取り付けることで容易に対応できる。 【0016】図1,図2で、この状態から昇降駆動手段
115を作動させ円錐カム113を下降させることで、
プッシャ110はバネ112のバネ力に抗して試料保持
手段80の裏面に向って移動させられる。この移動の途
中でプッシャ110の外側端は、試料保持手段80の裏
面に当接する。この移動を更に続行することで試料保持
手段80は押付座12に向って移動させられ、最終的に
は、押付座12に当接して押し付けられる。このような
状態では、バッファ室10内と前処理室20内との連通
は遮断される。その後、メインバルブ132を開弁し高
真空ポンプ131を作動させることで、バッファ室10内
は高真空排気される。また、弁120を開弁し排気口1
4を開けることで、処理室30〜60内はバッファ室1
0内を介して高真空に排気される。一方、真空間遮断手
段150,151を閉止して前処理室20内とロード室
160内,アンロード室162内との連通を遮断し、高
真空ポンプ135を作動させることで前処理室20内は
高真空排気される。 【0017】なお、ロード室160内,アンロード室1
62内はリーク手段により大気圧になされ大気真空間遮
断手段170,171は開けられる。その後、未処理の
試料を収納したカセット(図示省略)をカセットローダ
180上にセットし、空のカセット(図示省略)をカセ
ットアンローダ181上にセットすることで運転が開始
される。試料搬送手段190を作動させることで未処理
の試料はカセットから取り出され大気真空間遮断手段1
70に向って搬送される。その後、試料搬送手段161を
作動させることで、試料搬送手段190により搬送され
てきた試料は、開けられている大気真空間遮断手段17
0を介して試料搬送手段161に渡されてロード室16
0内に搬入される。その後、大気真空間開閉手段170
は閉められ、ロード室160内は真空排気される。その
後、真空間遮断手段150が開けられ、ロード室160
内は前処理室20内と連通させられる。この状態で、試
料搬送手段161を作動させ、試料搬送手段21を作動
させることで、試料は開けられている真空間遮断手段1
50を介して試料搬送手段161から試料搬送手段21
に渡されて前処理室20内に搬入される。 【0018】その後、真空間遮断手段150は閉められ
ロード室160内には、上記操作により新たな試料が搬
入される。一方、試料搬送手段21に渡され、プッシャ
211に対応した位置に到達した時点でストッパ212
等により搬送を停止される。その後、プッシャ211を
上昇させることで、試料は、試料搬送手段21からプッ
シャ211に渡される。その後、試料搬送手段24の試
料保持部をプッシャ211に対応させプッシャ211を
下降させることで、試料は、プッシャ211から試料搬
送手段24の試料保持部に渡される。その後、試料搬送
手段24の試料保持部は加熱ステーション22のプッシ
ャ221に向って移動させられ、該移動は、試料搬送手
段24の試料保持部がプッシャ221と対応する位置に
到達した時点で停止される。その後、プッシャ221を
上昇させることで、試料は、試料搬送手段24の試料保
持部からプッシャ221に渡される。その後、試料搬送
手段24は、上記操作を繰り返し実施可能なように図1
に示す場所に退避させられる。 【0019】一方、プッシャ221は下降させられ試料
は加熱手段222により加熱されてベーク処理される。
このベーク処理にて発生したガスは高真空ポンプ135
により前処理室20外へ排気される。ベーク処理完了
後、試料を保持した状態でプッシャ221は上昇させら
れる。その後、試料搬送手段25の試料保持部をプッシ
ャ221に対応させプッシャ221を下降させること
で、試料は、プッシャ221から試料搬送手段25の試
料保持部に渡される。その後、試料搬送手段25の試料
保持部はエッチステーション23のプッシャ231に向
って移動させられ、該移動は、試料搬送手段25の試料
保持部がプッシャ231と対応する位置に到達し現時点
で停止される。その後、プッシャ231を上昇させるこ
とで、試料は試料搬送手段25の試料保持部からプッシ
ャ231に渡される。その後、試料搬送手段25は、上
記操作を繰り返し実施可能なように図1に示す場所に退
避させられる。一方、プッシャ231は下降させられエ
ッチステーション23の試料電極上に載置される。 【0020】その後、対向電極は下降させられエッチス
テーション23の空間には、処理ガスが導入される。対
向電極と試料電極との間隔は適正間隔に調整,維持さ
れ、電極間に、例えば、高周波電力が印加される。高周
波電力の印加により電極間には放電が生じ、該放電によ
り処理ガスはプラズマ化される。該プラズマにより試料
はスパッタエッチ処理される。スパッタエッチ処理で生
じたガスおよび処理ガスは空間から前処理室20内に差
動排気されて前処理室20外へ排気される。スパッタエ
ッチ処理完了後、対向電極は上昇させられる。その後、
プッシャ231を上昇させることで、試料は、試料電極
からプッシャ231に渡される。その後、試料搬送手段
27の試料保持部をプッシャ231に対応させプッシャ
231を下降させることで、試料は、プッシャ231か
ら試料搬送手段27の試料保持部に渡される。その後、
試料搬送手段27の試料保持部は、プッシャ261に向
って移動させられ、該移動は、試料搬送手段27の試料
保持部がプッシャ261に対応する位置に到達した時点
で停止される。その後、プッシャ261を上昇させるこ
とで、試料は、試料搬送手段27の試料保持部からプッ
シャ261に渡される。その後、試料搬送手段27は、
上記操作を繰り返し実施可能なように図1に示す場所に
退避されられる。 【0021】一方、プッシャ261に渡された試料は、
試料搬送手段28の試料保持部(例えば、爪により機械
的に保持)に渡される。試料搬送手段28の試料保持部
に渡された試料は、被処理面姿勢を水平上向姿勢から垂
直姿勢に変換された後に、バッファ室10内と前処理室
20内との連通を遮断している試料保持手段80に渡さ
れる。その後、試料搬送手段28は、上記操作を繰り返
し実施可能なように図2に示す状態に戻される。その
後、昇降駆動手段115を作動させ円錐カム113を上昇
させることで、プッシャ110は、バネ112のバネ力
により円筒13の中心に向って移動させられる。該移動
により押付座12への試料保持手段80の押し付けおよ
び試料保持手段80の裏面へのプッシャ110の当接は
解除される(図1,図2)。この状態で、モータ75を作
動させ回転ドラム70を図1では反時計回り方向に1/
5周回転させることで、試料を保持した試料保持手段8
0は、処理室30の開口11に対応させられ、また、試
料を保持していない試料保持手段80が、前処理室20
の開口11に対応させられる。 【0022】その後、上記操作により試料保持手段80
は、押付座12に押し付けられ、これにより、バッファ
室10内と前処理室20内との連通は遮断される。処理
室30で試料は加熱され、一方、カセットからロード室
160内を通り前処理室20内には上記操作により新た
な試料が搬入され、該試料はベーク処理,スパッタエッ
チ処理された後に試料搬送手段28により姿勢変換され
る。このようにして試料は前処理室20内に順次搬入さ
れ、順次ベーク処理,スパッタ処理された後に、順次姿
勢変換されて試料保持手段80に順次渡される。 【0023】試料搬送手段80に渡された試料は、回転
ドラム70を図1では反時計回り方向に1/5周毎回転
させることで、処理室30〜60に順次対応させられ、
これにより、試料は、加熱されてスパッタ処理される。
なお、全ての処理が完了した試料は、試料保持手段80
から試料搬送手段28の試料保持部に渡され、姿勢を垂
直姿勢から水平上向姿勢に変換された後にプッシャ26
1を介して試料搬送手段26に渡される。その後、真空
間遮断手段151を開け試料搬送手段26,163を作
動させることで、処理済みの試料は、前処理室20内か
らアンロード室162内に搬入される。その後、真空間
遮断手段151を閉めアンロード室162内は大気圧に
戻される。その後、大気真空間遮断手段171を開け試
料搬送手段163,191を作動させることで、処理済
みの試料は、アンロード室162外に搬出されて空のカ
セットに回収される。このような操作を繰り返し実施す
ることで、処理済みの試料は、バッファ室10から取り
出され前処理室20内,アンロード室162内を通って
空のカセットに1個毎回収される。 【0024】本実施例では、次のような効果が得られ
る。 (1)試料のベーク処理,スパッタエッチ処理時に発生
したガスをバッファ室を介さずに排気できスパッタ処理
を実施する処理室への廻り込みを防止できるため、クロ
スコンタミネーションが生じるのを防止できる。 (2)前処理室でベーク処理,スパッタエッチ処理を行
うため、スパッタ処理できる処理室数が増加し、サブミ
クロンオーダーの配線膜に要求される異種金属膜よる多
層膜、例えば、3層成膜を連続処理にて得ることができ
る。 【0025】なお、本実施例では、試料の前処理として
ベーク処理,スパッタエッチ処理を実施しているが、こ
の他にベーク処理のみ、スパッタエッチ処理のみを実施
するようにしても良い。また、処理室内の排気をバッフ
ァ室を介さずに独立して実施するように構成しても良
い。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば、試料のベーク処理時に
発生したガスをバッファ室を介さずに排気できスパッタ
処理を実施する処理室への廻り込みを防止できるので、
クロスコンタミネーションが生じるのを防止できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例が適用される連続スパッタ装
置の横断面図。 【図2】図1のA−A視断面図。 【図3】図1の平面外観図である。 【符号の説明】 10…バッファ室、11…開口、20…前処理室、2
1,24ないし28…試料搬送手段、22…加熱ステー
ション、23…エッチステーション、30ないし60…
処理室、70…回転ドラム、71…回転支承手段、72
…動力伝達手段、73,74…歯車、75…モータ、8
0…試料保持手段、90…伸縮手段、110…プッシ
ャ、111…真空封止支承手段、112…バネ、113
…円錐カム、114…ローラ、115…昇降駆動手段、
131,135…高真空ポンプ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−52574(JP,A) 特開 昭59−208074(JP,A) 特開 昭59−179786(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 14/00 - 14/58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.バッファ室内と連通可能に複数設けられその内少な
    くとも2室で試料を1個毎にスパッ夕処理する処理室
    と、該処理室を減圧排気する第一の排気手段と、前記バ
    ッファ室に連通可能に設けられ試料を前処理する前処理
    室と、前記第一の排気手段とは独立して設けられ前記前
    処理室を減圧排気する第二の排気手段と、前記前処理室
    にそれぞれ連通可能に設けられたロード室及びアンロー
    ド室とを備えたスパッ夕処理装置を用いて試料を処理す
    る連続スパッ夕処理方法において、 前記前処理室内に設けられた処理ステーションに、前記
    ロード室を介して第一の試料を搬入し、 前処理済の第二の試料を前記処理室に搬入出、又は前記
    処理室でスパッ夕処理する間に、前記バッファ室との連
    通が遮断された状態の前記前処理室内の前記処理ステー
    ションで、前記第一の試料に対して加熱処理もしくはス
    パッタエッチの少なくとも一方の前処理を行い、 前記バッファ室との連通が遮断された状態の前記前処理
    室内を、前記第二の排気手段により減圧排気することに
    より、前記処理ステーションでの前記第一の試料の前処
    理時に発生するガスを前記前処理室外へ排出し、 前記スパッ夕処理済の前記第二の試料を、前記バッファ
    室を経由して前記処理室から前記前処理室に移動させ、
    さらに前記アンロード室を介して搬出する、ことを特徴
    とする連続スパッ夕処理方法。
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