JP2763196B2 - シリンダブロックの加工方法 - Google Patents

シリンダブロックの加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鋳造成形後のシリンダブロックから不要な
部分を効率的に除去するためのシリンダブロックの加工
方法に関する。
[従来の技術] 一般に、水ジャケット形成用砂中子を用いて、所謂ク
ローズドデッキ型シリンダブロックを鋳造成形する方法
が知られている。
この種の鋳造方法では、鋳造時に砂中子を破壊させな
い範囲で高圧および高速成形する必要性から溶湯の充填
性や湯回り性に問題が生じ易く、このため、ランナ部の
他、オーバーフロー部等の不要部分が、複数個所にかつ
比較的大きな形状を有して設けられている。
さらに、砂中子自体には、シリンダブロックの水ジャ
ケットをシリンダヘッドの水ジャケットに連通させるた
めの凸部や、この砂中子を位置決めするための幅木が形
成されており、この凸部および幅木が鋳造後のシリンダ
ブロックの外部に突出している。
従って、鋳造成形後に、前記ランナ部やオーバーフロ
ー部等の不要部分および凸部や幅木を含む砂中子全体を
シリンダブロックから除去する作業が行われている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように不要部分が大きくかつ複
数個所に存在するため、この不要部分を除去する作業が
相当に煩雑なものとなっている。しかも、手作業による
場合に、分断される位置が不正確になってシリンダブロ
ック本体側に割れが生ずるおそれがあるため、実際上所
望の分断位置から離れた部分で分断し、後加工により不
要部分の除去を行っている。これによって、切断加工時
の取り代が多くなり、工具の寿命が低下するとともに、
加工時間が長くなるという問題がある。
さらに、生産性の向上を図るべく比較的高圧で成形作
業が行われるため、砂中子が硬化して鋳造成形後にこの
砂中子をシリンダブロックから容易に除去することがで
きないという問題が生ずる。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、鋳造
成形後に行われる各種不要部分の除去作業を効率的にか
つ確実に遂行することが可能なシリンダブロックの加工
方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明は、シリンダブ
ロック本体から鋳造成形後のランナ部および不要な突出
部を折り曲げ加工により分離する過程と、 前記シリンダブロック本体の基準面から不要部を切断
加工により除去する過程と、 前記基準面の高さを測定する過程と、 前記測定終了後のシリンダブロック本体から砂中子を
除去する過程とを有することを特徴とする。
[作用] 上記の本発明に係るシリンダブロックの加工方法で
は、不要部分の形状や位置に応じて折り曲げ加工や切断
加工が選択的に行われることにより、この不要部分の除
去作業が正確にかつ効率的に遂行される。さらに、各種
不要部分を除去する際に発生する振動等が砂中子に伝わ
り、このため、最後に行われる砂中子の除去作業が一層
容易になる。
[実施例] 本発明に係るシリンダブロックの加工方法についてこ
れを実施するための装置との関連で実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は、本実施例に係る加工
方法を実施するための加工ラインを示す。この加工ライ
ン10は、鋳造成形後のシリンダブロック12を矢印方向に
搬送する搬送手段14を備え、この矢印方向に沿って折り
曲げステーション16と、第1切断ステーション18と、ば
り取りステーション20と、第2切断ステーション22と、
高さ測定ステーション24とが配置されるとともに、この
高さ測定ステーション24に近傍して砂中子除去用ブラス
ト装置26が設けられる。
鋳造成形後のシリンダブロック12は、第2図に示すよ
うに、アルミニウム合金製シリンダブロック本体30を備
え、このシリンダブロック本体30には、鋳造時の給湯に
使用されたランナ部32が複数の堰34を介して一体的に成
形されている。シリンダブロック本体30の長手方向端部
に複数の突出した不要部分であるオーバーフロー部36が
形成されるとともに、このシリンダブロック本体30の短
手方向端部に砂中子38に設けられている幅木40が突出し
ている。
シリンダブロック本体30のガスケット面42には、砂中
子38に設けられている突起部および湯口等の不要部分44
が外方に突出して成形されており、オイルパン面46に
は、湯口等の不要部分48が外方に突出成形されている
(第1図および第4図参照)。
第3図に示すように、加工ライン10の折り曲げステー
ション16には、折り曲げ装置を構成する一組の移動板50
が配置され、この移動板50にシリンダ52から延びるピス
トンロッド54が固定される。移動板50に複数の押え歩合
56が設けられ、この押え部材56はランナ部32の上方まで
進退自在である。シリンダブロック本体30の下方には、
このシリンダブロック本体30を昇降させるための図示し
ない複数の昇降シリンダが配置される。
第1切断ステーション18には、ガスケット面42を上方
にして搬送されてきたシリンダブロック12を90゜旋回さ
せてこのガスケット面42およびオイルパン面46を鉛直方
向に配置させた後、このオイルパン面46の不要部分48を
鋸切断する切断装置(図示せず)が配置されている。
ばり取りステーション20には、シリンダブロック本体
30の側方からオイル戻し穴のばり抜きを行うためのばり
抜き装置(図示せず)が配置されている。
第2切断ステーション22には、第1切断ステーション
18と同様に、シリンダブロック12を90゜旋回させた後、
ガスケット面42の不要部分44を鋸切断する切断装置(図
示せず)が配置されている。
高さ測定ステーション24には、シリンダブロック本体
30のベアリングキャップ取付部を基準にしてガスケット
面42の高さを測定する測定装置(図示せず)が配置され
ている。
第5図に示すように、ブラスト装置26は、シリンダブ
ロック本体30を180゜回転させてガスケット面42を下方
に向けた状態でエアーブローを行う複数のノズル部60を
備える。
次に、このように構成される加工ライン10において、
シリンダブロック12を加工する作業について説明する。
まず、鋳造成形されたシリンダブロック12が、加工ラ
イン10に搬入されると、このシリンダブロック12は、ガ
スケット面42を上方にして搬送手段14の作用下に折り曲
げステーション16に搬送される。ここで、第3図に示す
ように、シリンダ52が駆動されて移動板50がシリンダブ
ロック12側に移動し、各移動板50の押え部材56が、各ラ
ンナ部32の上方に配置される。この状態で、図示しない
昇降シリンダを介してシリンダブロック本体30が上方に
移動する一方、ランナ部32が押え部材56に支持される。
このため、ランナ部32の堰34に破断力が作用して、この
堰34が所望の位置から分離される。
さらに、シリンダブロック本体30のオーバーフロー部
36が、同様の折り曲げ加工により分離された後、シリン
ダブロック12は、第1切断ステーション18に搬入され
る。この間に、シリンダブロック本体30から幅木40を取
り除く作業が遂行される。
この第1切断ステーション18では、シリンダブロック
12が90゜旋回されて、ガスケット面42およびオイルパン
面46が鉛直方向に配置される。そして、オイルパン面46
に沿って鋸切断作業が施され、このオイルパン面46の不
要部分48が切断除去される。
シリンダブロック12は前記とは逆方向に90゜旋回され
てガスケット面42を上方にして配置され、ばり取りステ
ーション20に搬送される。このばり取りステーション20
では、シリンダブロック本体30の側方からオイル戻し穴
のばり抜きが行われるとともに、ガスケット面42に存在
するばりの除去が行われる。
シリンダブロック12は、第2切断ステーション22に搬
入されてその姿勢を90゜旋回された後、ガスケット面42
の不要部分44が、鋸切断される。
さらに、高さ測定ステーション24に搬送されたシリン
ダブロック12は、図示しない測定装置によりシリンダブ
ロック本体30のベアリングキャップ取付部を基準にして
ガスケット面42の高さが測定される。この結果、良品と
判断されたシリンダブロック12は、ブラスト装置26側に
搬送される。
このブラスト装置26では、第5図に示すように、シリ
ンダブロック12が、180゜反転されてそのガスケット面4
2を下方にして配置される。そして、複数のノズル部60
からシリンダブロック本体30に圧縮空気が導出され、こ
のシリンダブロック本体30内の砂中子38が除去される。
この場合、本実施例では、シリンダブロック本体30か
らオーバーフロー部36、幅木40および不要部分44、48が
除去された後、このシリンダブロック本体30のガスケッ
ト面42の高さが測定され、最後に砂中子38が除去され
る。このため、砂中子38を予め除去する際のようにシリ
ンダブロック本体30に砂が不要に付着することがなく、
前記不要部分44、48等の除去作業が円滑にかつ効率的に
遂行されるとともに、前記高さ測定作業が高精度に行わ
れるという効果が得られる。
さらに、砂中子38を除去する際には、シリンダブロッ
ク本体30から不要部分44、48等が取り除かれているた
め、この砂中子38の排出作業が容易になる。しかも、シ
リンダブロック本体30には、切断加工時における振動等
が付与されているため、砂中子38が、このシリンダブロ
ック本体30から離脱し易い状態になっており、前記砂中
子38の排出作業がより一層簡単なものとなる。
さらにまた、本実施例では、ランナ部32およびオーバ
ーフロー部36の除去作業を折り曲げ加工により行う一
方、不要部分44、48の除去作業を鋸切断加工により行う
とともに、シリンダブロック本体30の加工姿勢を変更し
ている。このように、各除去部位の形状や位置によって
異なる加工条件を選択することにより、シリンダブロッ
ク12全体の加工作業全体を確実にかつ効率的に遂行する
ことができる。
なお、本実施例では、第1切断ステーション18で不要
部分48を、第2切断ステーション22で不要部分44を、そ
れぞれ個別に鋸切断しているが、単一の切断ステーショ
ンにおいてこの不要部分48、44を切断することも可能で
ある。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係るシリンダブロックの加工
方法では、砂中子の除去作業を最後に行うため、この砂
中子の除去作業を予め行う際のように各不要部分の除去
作業や高さ測定作業が砂により影響されることがなく、
これらの作業を高精度にかつ円滑に遂行することができ
る。さらに、不要部分の形状や位置に応じて折り曲げ加
工や切断加工を選択的に行うことにより、この不要部分
の除去作業が正確に、しかも効率的に遂行される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシリンダブロックの加工方法を実
施するための加工ラインの概略説明図、 第2図は鋳造成形後のシリンダブロックの斜視図、 第3図は折り曲げステーションに前記シリンダブロック
が配置された際の平面図、 第4図は前記シリンダブロックのオイルパン面の平面
図、 第5図はブラスト装置の要部説明図である。 10……加工ライン 12……シリンダブロック 16……折り曲げステーション 18、22……切断ステーション 20……ばり取りステーション 24……高さ測定ステーション 26……ブラスト装置 30……シリンダブロック本体 32……ランナ部 36……オーバーフロー部 38……砂中子 42……ガスケット面 44、48……不要部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北口 与志郎 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 熊谷 和也 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小川 貴史 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 水谷 弘 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 田岡 明範 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−100864(JP,A) 特開 昭61−95764(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 31/00 B22D 29/00 F02F 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロック本体から鋳造成形後のラ
    ンナ部および不要な突出部を折り曲げ加工により分離す
    る過程と、 前記シリンダブロック本体の基準面から不要部を切断加
    工により除去する過程と、 前記基準面の高さを測定する過程と、 前記測定終了後のシリンダブロック本体から砂中子を除
    去する過程とを有することを特徴とするシリンダブロッ
    クの加工方法。
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