JP2762918B2 - ダクト換気装置 - Google Patents

ダクト換気装置

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JP2762918B2
JP2762918B2 JP4907594A JP4907594A JP2762918B2 JP 2762918 B2 JP2762918 B2 JP 2762918B2 JP 4907594 A JP4907594 A JP 4907594A JP 4907594 A JP4907594 A JP 4907594A JP 2762918 B2 JP2762918 B2 JP 2762918B2
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誠 春日井
敏 安部山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダクトを介して換気
する速度制御手段を備えたダクト換気装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ダクトを介して換気するダクト換気装置
には、天井裏の空間に取り付けられるものや、特公昭5
8ー19945号公報に開示されているように天井近く
に取り付けられるものがある。取り付け場所はともかく
いずれも基本的には、図11に示すように室内に臨む室
内側開口部101とダクト102を介して室外に連通す
る室外側開口部103を備えた本体外殻104と、室内
側開口部101と上記室外側開口部103との間に換気
流(排気の場合も給気の場合もある)を形成する送風機
105とを有する構成である。
【0003】このようなダクト換気装置では接続するダ
クト102の圧損の大小により風量が変化するため、こ
れを補償する手段、即ち、送風機105のモータ106
を可変速にする制御回路が具備されているものが多い。
先に挙げた特公昭58ー19945号公報にも風量が一
定となるようにモータ106の回転速度を制御する制御
回路が示されている。この制御回路は、図12に示すよ
うに全波整流回路107の直流出力側にサイリスタ10
8と、可変抵抗109、負特性のサーミスタ110及び
コンデンサ111の直列回路とが並列に接続された構成
となっている。サーミスタ110とコンデンサ111と
の共通接点は、定電圧ダイオード112を介してサイリ
スタ108のゲートに接続されている。全波整流回路1
07の交流入力端子は商用電源に接続され、その一方に
送風機105のモータ106が接続されている。
【0004】この制御回路では、サーミスタ110の温
度が下がりその抵抗値が増大するとコンデンサ111の
充電も遅くなり、サイリスタ108の導通角も小さくな
る。従って、モータ106への電圧が低くなり回転速度
が遅くなる。また、サーミスタ110の温度が上がりそ
の抵抗値が減少するとコンデンサ111の充電が速くな
り、サイリスタ108の導通角も大きくなる。これによ
り、モータ106への電圧が高くなり回転速度が速くな
る。即ち、可変抵抗109及びサーミスタ110を介し
て充電されるコンデンサ111の両端電圧が定電圧ダイ
オード112の動作電圧に達するとサイリスタ108に
ゲート電流が流れサイリスタ108が導通し、モータ1
06に電源電圧が印加されることになる。モータ106
に印加される電圧は図13における実線で示したように
なり、サイリスタ108が導通するまでの時間tは可変
抵抗109とサーミスタ110の直列合成抵抗が大きい
ときには長くなり、小さいときには短くなる。この公報
の制御回路におけるサーミスタ110は風量検知素子と
して機能するようになっていて、サーミスタ110の電
流による発熱度合と送風による冷却度合とが平衡する状
態のときモータ106の回転速度が所定の速度となるよ
うにサイリスタ108の導通角が制御されるように可変
抵抗109が設定されるものである。
【0005】しかしこの制御回路では導通角を調整する
ものであるため力率が悪いうえ、図13に示したような
電圧波形をモータ106に印加すると、サイリスタ10
8の電源半サイクルにおける通電時と非通電時でモータ
106の発生するトルクが大きく変化するためモータ1
06の鉄心の振動による耳障りな磁気音とともに、羽根
や本体外殻104の振動による音が発生する。人の居住
空間やその近くに設置される換気装置ではこうした音の
発生は大きな問題点となる。特に、最近のインテリジェ
ントビルでの室内換気に供するとこうした磁気音を含む
騒音の問題は表面化することになり、換気装置の低騒音
化が強く要求されている。
【0006】この低騒音化に寄与しているいくつかの実
用技術もある。即ち、モータで発生するトルクの変動に
よる振動が、羽根や本体外殻に伝播しないようにモータ
をゴム等でフローティングさせたり、羽根をゴム等のカ
ップリングを介してモータに取り付けたりしている。ま
た、モータ自体から発生する音に対しては、鉄心をレン
ジモールドする技術が実用化されている。
【0007】しかしながら、上記した低騒音化の技術は
板金製の外殻に送風機のモータを直接に取り付けた構成
の一般的な換気装置にはコストの増大を招き適用し辛い
ものである。また、レンジモールドしたモータは再利用
性が悪く、このことが今後新たな問題点となることは確
かである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の技術の問題点を解決するためになされたもので、本発
明の課題は、コストの上昇を招くことなく送風機のモー
タを低騒音で可変速制御できる風量調整可能なダクト換
気装置を得ることであり、また、その操作性や信頼性を
向上させること、デザイン性の向上をはかること、組立
性やメンテナンス性の向上をはかることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、室内に臨ませる室内側開口部とダ
クトを介して室外に連通される室外側開口部を備えた本
体外殻に、室内側開口部と室外側開口部との間に換気流
を形成する送風機を組込んだ換気装置に対して、送風機
を可変速に制御する手段として、電源周波数よりも高い
周波数で正負両方のスイッチングを行なうように電源と
送風機のモータとの間に直列接続されたスイッチング回
路と、正負両方のフライホイーリングを行なうようにモ
ータの端子間に並列接続された正負両方のフライホイー
ル回路と、スイッチング回路を可聴周波数より高い周波
数で動作させる調整手段を有する駆動回路とにより構成
された速度制御回路を採用し、この速度制御回路の調整
手段を換気装置の室内側開口部に臨んで配設する手段を
採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における調整手段を、
換気装置の室内側開口部に被着される着脱可能の化粧グ
リルで通常は隠蔽する手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における送風機をシロ
ッコファンで構成するとともに、このシロッコファンの
スクロールケーシングにおける半径の小さい部分と本体
外殻の内面とで形成される空間部に速度制御回路を配設
する手段を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における速度制御回路
を結線用の端子台を固定するための端子台固定部材に対
して回路固定部を設けて固定する手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における調整手段に、
換気装置に接続する換気風路の圧損に応じた風量の操作
量を示す表示部を付設する手段を採用する。
【0014】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における駆動回路に、
送風機の風量を検知する風量検知手段を設け、この風量
検知手段で検知される風量が調整手段で設定された風量
になるように速度制御回路を動作させるフードバック制
御系を構成する手段を採用する。
【0015】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における送風機をシロ
ッコファンで構成するとともに、このシロッコファンの
スクロールケーシングに近接した位置に速度制御回路を
設け、スクロールケーシングには速度制御回路に風が当
る位置に通風孔を設ける手段を採用する。
【0016】前記課題を達成するために請求項8の発明
は、請求項1の発明にかかる手段における送風機をシロ
ッコファンで構成するとともに、シロッコファンのスク
ロールケーシングに近接した位置に速度制御回路を設
け、スクロールケーシングと速度制御回路の一部とを伝
熱経路で連絡する手段を採用する。
【0017】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、チョッ
パ制御方式により送風機のモータを可変速制御でき、室
内側からの調整手段の操作で風量の調整が可能になる。
送風機のモータを駆動させるスイッチング回路は可聴周
波数より高い周波数で動作されるため、磁気音は実質上
なくなることになる。
【0018】請求項2にかかる前記手段においては請求
項1に関する作用とともに、調整手段を通常において隠
蔽しておくことができる。
【0019】請求項3にかかる前記手段においては請求
項1に関する作用とともに、シロッコファンのスクロー
ルケーシングと本体外殻の内面とで画成される十分な広
さを有する部分を有効に活用できる。
【0020】請求項4にかかる前記手段においては、請
求項1に関する作用とともに、単一の端子台固定部材に
結線用の端子台と速度制御回路とを近接位置において固
定することができる。
【0021】請求項5にかかる前記手段においては、請
求項1に関する作用とともに、換気装置に接続する換気
風路の圧損に応じた風量の操作量が表示部に表示されて
いるので、表示部の表示に従って調整手段の操作量を決
めることができる。
【0022】請求項6にかかる前記手段においては、請
求項1に関する作用とともに、送風機の風量を検知する
風量検知手段で検知される風量が調整手段で設定された
風量になるように速度制御回路が動作され、自動的に設
定した風量での換気運転がなされることになる。
【0023】請求項7にかかる前記手段においては、請
求項1に関する作用とともに、シロッコファンのスクロ
ールケーシングに近接した位置に設けられた速度制御回
路に、スクロールケーシング内から通風孔を通って風が
あたり、速度制御回路が積極的に冷却されることにな
る。
【0024】請求項8にかかる前記手段においては、請
求項1に関する作用とともに、シロッコファンのスクロ
ールケーシングに近接した位置に設けられた速度制御回
路と、スクロールケーシングとが伝熱経路で連絡してい
るため、速度制御回路側の熱はスクロールケーシングへ
円滑に伝熱し速度制御回路が冷却されることになる。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例としてのダクト換
気装置を示す側面図で、図2は同じくダクト換気装置の
一部を破断して示す正面図である。このダクト換気装置
は排気用(給気用であっても基本的には同じである)
で、下面が室内側開口部1として開放された箱型の板金
製の本体外殻2内に換気用の送風機3を組込んだ換気装
置が構成されている。本体外殻2の一側には室外側開口
部4としての排気口が開設され、この排気口の外側には
ダクト(図示しない)を接続するためのダクト接続口5
が取り付けられている。本体外殻2の内部は仕切板6で
上下に仕切られていて、仕切板6の上側の空間に送風機
3が組み付けられ、下側の空間は室内側開口部1に続く
チャンバとして構成されている。仕切板6のほぼ中央に
は送風機3への吸込開口7が設けられている。送風機3
はシロッコファンであり、そのモータ8は本体外殻2の
天部に回転軸が本体外殻2内に垂下状に突入する状態に
取り付けられている。送風機3のスクロールケーシング
9はその吹出口が本体外殻2の排気口に接合され、その
吸込口が仕切板6の吸込開口7に臨まされている。送風
機3の羽根車10はこのスクロールケーシング9内にお
いて回転するようモータ8の回転軸に装着されている。
本体外殻2の室内側開口部1には着脱可能の化粧グリル
11が取付バネなどにより蓋状に装着されている。
【0026】送風機3が組込まれた本体外殻2の上側の
空間部における排気口が設けられている側面とスクロー
ルケーシング9における半径の小さい部分12とにより
画成された空間部に端子台固定部材13がねじにより取
り付けられている。この端子台固定部材13は本体外殻
2の排気口のある側面にほぼ平行に設けられ、スクロー
ルケーシング9が近接する側にはその内側に速度制御回
路14を固定する回路固定部15が形成され、スクロー
ルケーシング9が退離する側にはその外側に端子台16
を固定する端子台固定部17が形成されている。速度制
御回路14は端子台固定部材13の回路固定部15にそ
の回路基板18がスペーサ19を介して固定され、端子
台16は端子台固定部材13の端子台固定部17にそれ
ぞれ固定されている。速度制御回路14には調整手段と
しての回転式の速度調整つまみ20が実装され、仕切板
6に開けられた小穴によりチャンバに臨んで呈出してい
る。即ち、速度調整つまみ20の調整操作はチャンバ側
から行なうことができるようになっている。
【0027】速度制御回路14は送風機3を可変速制御
する電子回路であり、図3に示すような回路構成であ
る。即ち、図3において、端子台16に接続された商用
電源である交流電源21に直列に負荷である送風機3の
モータ8と正負両方向のスイッチングを行なうスイッチ
ング回路が接続されている。スイッチング回路はブリッ
ジ接続されたダイオード22,23,24,25と高速
のスイッチング素子としてのMOSFET26とにより
構成されている。モータ8の両端端子x,y間にはフラ
イホイール回路が設けられている。フライホイール回路
は、PNPトランジスタ27とNPNトランジスタ28
と、これらのPNPトランジスタ27とNPNトランジ
スタ28のコレクタ・エミッタ間に挿入されたダイオー
ド29,30と、各コレクタに直列に接続された保護用
ダイオード31,32並びにPNPトランジスタ27と
NPNトランジスタ28の各ベースに接続されたベース
電流供給用の抵抗33とダイオード34,35とにより
構成されている。
【0028】スイッチング素子であるMOSFET26
は駆動回路36により動作されるようになっている。駆
動回路36はMOSFET26のゲートにスイッチング
パルスを供給し、MOSFET26に電源周波数より高
い人の可聴音域を越える周波数のスイッチング動作をさ
せる。駆動回路36のスイッチングパルスは速度調整つ
まみ20の操作により調整することができる。
【0029】この速度制御回路14において、交流電源
21の電源端子w側が正で、電源端子v側が負の時にM
OSFET26がオン状態にあれば、モータ8の端子
x,yには交流電源電圧が印加され、モータ8には図3
に示すI2方向に電流が流れる。MOSFET26がO
FF状態では、電源端子w、抵抗33、NPNトランジ
スタ28のベース、エミッタ、モータ8から電源端子v
の経路で電流が流れ、NPNトランジスタ28はオンで
きる状態にある。MOSFET26がオフしたときはモ
ータ8の端子yに対して端子xの方が電位が高くなるの
で、NPNトランジスタ28がオンしてモータ8の電流
I2を保護用ダイオード32、NPNトランジスタ28
に流し続けることにより逆起電圧の発生が抑止される。
スイッチング回路のMOSFET26がオンしたときに
は、モータ8の端子xに対して端子yに高い電圧が急に
印加されるので、保護用ダイオード32の容量を通して
過渡的に逆電流が流れ、NPNトランジスタ28のコレ
クタ・エミッタ間には逆バイアス電圧が印加されること
になるが、この逆バイアス電圧はコレクタ・エミッタ間
に設けられているダイオード30により阻止され抑制さ
れる。
【0030】また、交流電源21の電源端子w側が負
で、電源端子v側が正の時は、PNPトランジスタ27
がオンできる状態になり、MOSFET26がオンした
ときには、モータ8には図3に示すI1方向に電流が流
れる。MOSFET26がオフしたときには電流I1を
PNPトランジスタ27、保護用ダイオード31に流し
続けることにより逆起電圧の発生が抑止される。スイッ
チング回路のMOSFET26がオンしたときには、モ
ータ8の端子yに対して端子xに高い電圧が急に印加さ
れるので、保護用ダイオード31の容量を通して過渡的
に逆電流が流れ、PNPトランジスタ27のコレクタ・
エミッタ間には逆バイアス電圧が印加されることになる
が、この逆バイアス電圧はコレクタ・エミッタ間に設け
られているダイオード29により阻止され抑制される。
【0031】MOSFET26のドレイン・ソース間は
MOSFET26がオンの時には図4のAに示す波形V
D1のようになり、モータ8には図4のBに示す波形V
P1のような電圧が印加される。モータ8にはインダク
タンス成分があり、これにより供給電圧が零になった時
は図4のBにより示すような逆起電圧VN2が発生する
が、モータ8の両端子x,yには互いに極性の異なるト
ランジスタが並列接続されているので、図4のBに示す
波形VP2のみが得られる。モータ8に流れる電流は、
モータ8のインダクタンスで積分されて図4のCに示す
正弦波電流となる。
【0032】上記構成のダクト換気装置は天井裏等の空
間に取り付けられ、換気の用に供せられる。即ち、室内
側開口部1は天井面に開けられた開口部に整合され、天
井面に沿って装着される化粧グリル11により被蓋され
る。ダクト接続口5には一端を室外(多くは屋外)に開
放させたダクトが接続され、送風機3の運転により化粧
グリル11から本体外殻2内に吸い込まれた室内の空気
は、ダクトを経て室外へ排気される。駆動回路36から
出力されるスイッチングパルスの周期に占める高レベル
の割合が増加すると、MOSFET26のオンの割合も
増加するのでモータ8に印加される電圧も実質的に高く
なり、モータ8の回転数が上昇し送風量が増加する。ま
た、駆動回路36から出力されるスイッチングパルスの
周期に占める高レベルの割合が減少すると、MOSFE
T26のオンの割合も減少するのでモータ8に印加され
る電圧は実質的に低くなり、モータ8の回転数が低下し
送風量が減少することになる。
【0033】スイッチングパルスの周期に占める高レベ
ルの割合の増減調整は、駆動回路36に備えられた速度
調整つまみ20の操作により行なうことができる。速度
調整つまみ20はデザイン性の向上のために通常は化粧
グリル11により隠蔽されているが、化粧グリル11を
外せばチャンバに呈出しているので、装置の取り付け後
であっても室内側から容易に操作することができる。従
って、ダクトが長く圧損が大きくなったり、ダクトが短
く圧損が小さくなったりしても、それに応じて速度調整
つまみ20を調整することにより必要とする風量での換
気運転が実施できる。特に、送風機3の可変速制御がチ
ョッパ方式で、人の可聴音域を越える周波数のスイッチ
ング動作によるため、簡素な構成でモータ8の磁気音の
発生を実質的に防止することができ、磁気音に伴う他部
材の振動音も少なくなるため清粛性が高くなる。即ち、
インテリジェントビル等での室内換気にも十分に供する
ことができる、低騒音化の要求に応えうるダクト換気装
置となる。
【0034】また、速度制御回路14と端子台16がス
クロールケーシング9の半径の小さい部分12と本体外
殻2の間の空間部に配設した共通の端子台固定部材13
に固定されているので、端子台固定部材13の取り付
け、取り外しで速度制御回路14と端子台16の取り付
け、取り外しを一括して行なうことができるので、製造
時の組立性もメンテナンス性も向上するうえ、本体外殻
2に特別な加工を施さなくても速度制御回路14の設置
スペースを十分に確保することができる。さらに、端子
台16と速度制御回路14が近接しているため配線が短
くて済むうえ、電線や空間を伝播していく電気的雑音も
低く抑えることができる。
【0035】実施例2.図5は本発明の他の実施例を示
す要部の正面図である。この実施例のダクト換気装置は
前述した実施例1のものの速度調整つまみ20の操作性
を向上させたもので、これにかかる構成以外は実施例1
のものと同じ構成である。従って、実施例1にかかる図
を援用するとともに、実施例1のものと同じ部分につい
ては同一符号を用いそれらについての説明は省略する。
【0036】速度調整つまみ20は風量を設定するため
のものであるが、この実施例では図に示すように接続す
るダクトの長さに対応した操作量の表示37が風量との
関係において速度調整つまみ20の近傍に表示されてい
る。速度調整つまみ20は、図のように回転式であって
もスライド式であってもその設定風量にあった操作量の
把握はしにくく、調整に手間がかかることになるが、操
作量の表示37を設けることによりダクトの長さに応じ
た風量の設定が容易かつ簡単になる。これ以外の機能は
実施例1のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0037】実施例3.図6は本発明の他の実施例を示
した要部の回路構成図である。この実施例のダクト換気
装置は前述した実施例1のものを速度調整つまみ20で
設定した風量で自動運転するように構成したもので、自
動制御にかかる構成以外は実施例1のものと同じ構成で
ある。従って、実施例1にかかる図を援用するととも
に、実施例1のものと同じ部分については同一符号を用
いそれらについての説明は省略する。
【0038】このダクト換気装置にはその送風機3の風
路に、風路を流れる風量を検知し電圧として出力する風
量検出部38が配設されている。この風量検出部38の
出力は電圧比較器39の反転入力端子に入力される。こ
の電圧比較器39の非反転入力端子には速度調整つまみ
20の操作量に応じて抵抗値の変化する可変抵抗器40
の電圧が入力される。電圧比較器39の出力は、次段の
電圧比較器41の非反転入力端子に入力され、この電圧
比較器41の反転入力端子には鋸波状の電圧波形を出力
する鋸波発生部42の出力が入力される。電圧比較器4
1の出力は図1における速度制御回路14のMOSFE
T26のゲートに印加されている。即ち、実施例1の駆
動回路36を上記のような構成にしたものである。速度
調整つまみ20には図7に示すようにその操作量に対応
する設定風量を表わした風量表示43が付設されてい
る。
【0039】このダクト換気装置において、電圧比較器
41の反転入力端子には鋸波発生部42からの図8のA
に示すような電圧波形の信号が入力されている。速度調
整つまみ20を操作して設定したい風量の操作量にする
と、その操作量に応じた電圧が可変抵抗器40から電圧
比較器39に出力される。電圧比較器39はこの電圧と
風量検出部38からの出力電圧とを比較し、後者からの
電圧が前者からの電圧より低いときにはHiレベルの出
力となる。この出力が例えば図8のAにおけるFK1の
値であるとすると、電圧比較器41の出力は図8のBに
示すように、電圧の高い時間が長い波形となり、MOS
FET26のオンの割合が増加し、モータ8に供給され
る電力が大きくなる。従って、送風機3の風量は増加す
る。
【0040】風量検出部38からの電圧が可変抵抗器4
0からの電圧より高いときには電圧比較器39はLow
レベルの出力となる。この出力が例えば図8のAにおけ
るFK2の値であるとすると、電圧比較器41の出力は
図8のCに示すように、電圧の高い時間が短い波形とな
り、MOSFET26のオンの割合が減少し、モータ8
に供給される電力が小さくなる。従って、送風機3の風
量は減少する。即ち、可変抵抗器40の出力と風量検出
部38の出力が等しくなるようにフィードバック制御が
行なわれ、速度調整つまみ20で設定した風量を目標値
とする自動運転が行なわれることになる。これ以外の機
能は実施例1のものと同じであるのでその説明は省略す
る。
【0041】実施例4.図9は本発明の実施例4を示し
た要部の拡大横断面図である。この実施例のダクト換気
装置は前述した実施例1のものの速度制御回路14の冷
却に関する構成に特徴をもつものである。この冷却にか
かる構成以外は実施例1のものと同じである。従って、
実施例1にかかる図を援用するとともに、実施例1のも
のと同じ部分については同一符号を用いそれらについて
の説明は省略する。
【0042】端子台固定部材13の回路固定部15には
スクロールケーシング9側にスペーサ19を挟んで速度
制御回路14を構成した回路基板18が固定されてい
る。速度制御回路14の構成部品で発熱部品であるMO
SFET26には放熱板44が設けられている。このM
OSFET26の放熱板44が臨むスクロールケーシン
グ9には放熱板44に風が当るように通風孔としての小
孔45が開けられている。従って、送風機3の運転によ
り小孔45からMOSFET26の放熱板44に風が流
れ、MOSFET26が積極的に冷却されることにな
る。小孔45の位置や大きさを調整することにより冷却
効果も容易に調整することができる。これにより速度制
御回路14の温度上昇が抑制され、速度制御回路14の
信頼性が向上することになる。これ以外の機能は実施例
1のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0043】実施例5.図10は本発明の実施例5を示
した要部の拡大横断面図である。この実施例のダクト換
気装置は前述した実施例1のものの速度制御回路14の
冷却に関する構成に特徴をもつものである。この冷却に
かかる構成以外は実施例1のものと同じである。従っ
て、実施例1にかかる図を援用するとともに、実施例1
のものと同じ部分については同一符号を用いそれらにつ
いての説明は省略する。
【0044】端子台固定部材13の回路固定部15には
スクロールケーシング9側にスペーサ19を挟んで速度
制御回路14を構成した回路基板18が固定されてい
る。速度制御回路14の構成部品で発熱部品であるMO
SFET26には放熱板44が設けられている。このM
OSFET26の放熱板44又は本体或いは両者と、こ
れらに近接するスクロールケーシング9の外表との間に
は、シリコンゴムやその他熱の良導材による伝熱経路4
6が構成され、MOSFET26とスクロールケーシン
グ9とは熱的連結関係におかれている。従って、送風機
3の運転により冷却傾向にあるスクロールケーシング9
に伝熱経路46を経てMOSFET26からの熱が円滑
に移動していき、MOSFET26が積極的に冷却され
ることになる。この冷却構造では速度制御回路14に風
が流れないため、速度制御回路14への塵埃の付着や堆
積が少なくなり、実施例4のものより一層速度制御回路
14の信頼性の向上をはかりうる。なお、伝熱経路46
の位置や断面積を調整することにより冷却効果も容易に
調整することができる。これ以外の機能は実施例1のも
のと同じであるのでその説明は省略する。
【0045】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、チョッパ制御方式により
送風機のモータを可変速制御でき、操作しやすい室内側
からの調整手段の操作で風量の調整が可能になる。送風
機のモータを駆動させるスイッチング回路は可聴周波数
より高い周波数で動作されるため、磁気音は実質上なく
なり、簡素な構成で低騒音で利用性の高い風量調整可能
なダクト換気装置が得られる。
【0046】請求項2の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、調整手段を通常において隠蔽しておくこ
とができ、正面部分のデザイン性を調整手段の操作性を
犠牲にすることなく向上させうる。
【0047】請求項3の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、シロッコファンのスクロールケーシング
と本体外殻の内面とで画成される十分な広さを有する部
分を有効に活用でき、本体外殻に加工をすることなく速
度制御回路を設けることができる。
【0048】請求項4の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、端子台固定部材の係脱で結線用の端子台
と速度制御回路とを換気装置に組付け、或いは取り外す
ことができ、構成部品の低減とともに組立性やメンテナ
ンス性が向上する。
【0049】請求項5の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、換気装置に接続する換気風路によって変
る風量の補償が、表示部の表示に従って調整手段を操作
することで可能になり、風量の設定作業が簡易かつ平易
になる。
【0050】請求項6の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、換気装置に接続する換気風路の圧損が分
らなくても、所望の風量での換気運転が実現できる。
【0051】請求項7の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、送風機の形成する風を利用して速度制御
回路を積極的に冷却することができ、速度制御回路の信
頼性が向上する。
【0052】請求項8の発明によれば請求項1に関する
効果とともに、送風機の形成する風により冷却されるス
クロールケーシングに速度制御回路の熱を送風によらず
伝熱により積極的に冷却することができ、塵埃の付着や
堆積の少ない冷却が可能になり速度制御回路の信頼性が
一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すダクト換気装置の側
面図である。
【図2】図1のダクト換気装置の一部を破断して示す正
面図である。
【図3】実施例1のダクト換気装置の速度制御回路の回
路構成図である。
【図4】実施例1のダクト換気装置の速度制御回路の各
部の波形を示す説明図である。
【図5】実施例2についての速度調整つまみ部分の構成
を示す要部の正面図である。
【図6】実施例3についての速度制御回路の一部の構成
を示す回路構成図である。
【図7】実施例3についての速度調整つまみ部分の構成
を示す要部の正面図である。
【図8】図6の回路の機能を波形で示した説明図であ
る。
【図9】実施例4についてのダクト換気装置の要部を拡
大して示す横断平面図である。
【図10】実施例5についてのダクト換気装置の要部を
拡大して示す横断平面図である。
【図11】従来の換気装置の構成を示す断面図である。
【図12】従来の換気装置の制御回路を示す回路図であ
る。
【図13】従来の換気装置の制御回路の機能を波形で示
す説明図である。
【符号の説明】
1 室内側開口部 2 本体外殻 3 送風機 4 室外側開口部 8 モータ 9 スクロールケーシング 11 化粧グリル 12 半径の小さい部分 13 端子台固定部材 14 速度制御回路 15 回路固定部 16 端子台 20 速度調整つまみ 22 ダイオード 23 ダイオード 24 ダイオード 25 ダイオード 26 MOSFET 27 PNPトランジスタ 28 NPNトランジスタ 29 ダイオード 30 ダイオード 36 駆動回路 37 表示 38 風量検出部 39 電圧比較器 40 可変抵抗器 41 電圧比較器 43 風量表示 45 小孔 46 伝熱経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅波 拓也 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (72)発明者 岸添 義彦 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (56)参考文献 特開 平7−180869(JP,A) 特開 平6−2903(JP,A) 特開 平7−79596(JP,A) 特開 昭62−255748(JP,A) 特開 平3−157116(JP,A) 実開 平2−73528(JP,U) 実開 昭61−22198(JP,U) 実開 昭63−144824(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/007

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に臨ませる室内側開口部とダクトを
    介して室外に連通される室外側開口部を備えた本体外殻
    と、上記室内側開口部と上記室外側開口部との間に換気
    流を形成する送風機とを有する換気装置に対して、電源
    周波数よりも高い周波数で正負両方のスイッチングを行
    なうように電源と上記送風機のモータとの間に直列接続
    されたスイッチング回路と、正負両方のフライホイーリ
    ングを行なうように上記モータの端子間に並列接続され
    た正負両方のフライホイール回路と、前記スイッチング
    回路を可聴周波数より高い周波数で動作させる、調整手
    段を有する駆動回路とにより構成された速度制御回路を
    設け、この速度制御回路の上記調整手段を上記換気装置
    の上記室内側開口部に臨んで室内側からの操作を可能に
    配設したことを特徴とするダクト換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その室内側開口部には化粧グリルが被着される構成
    で、その速度制御回路における調整手段が通常において
    はこの化粧グリルにより隠蔽されていることを特徴とす
    る換気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その送風機がシロッコファンで構成され、このシロ
    ッコファンのスクロールケーシングにおける半径の小さ
    い部分と本体外殻の内面とで形成される空間に速度制御
    回路を設けたことを特徴とするダクト換気装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その速度制御回路を結線用の端子台を固定するため
    の端子台固定部材に対して回路固定部を設け、この回路
    固定部に固定したことを特徴とするダクト換気装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その調整手段に換気装置に接続する換気風路の圧損
    に応じた風量の操作量を示す表示部を付設したことを特
    徴とするダクト換気装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その駆動回路に送風機の風量を検知する風量検知手
    段を設け、この風量検知手段で検知される風量が調整手
    段で設定された風量になるように速度制御回路を動作さ
    せる構成のダクト換気装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その送風機がシロッコファンであり、このシロッコ
    ファンのスクロールケーシングに近接した位置に速度制
    御回路を設けるとともに、上記スクロールケーシングに
    は速度制御回路に風が当る位置に通風孔を設けたことを
    特徴とするダクト換気装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のダクト換気装置であっ
    て、その送風機がシロッコファンであり、このシロッコ
    ファンのスクロールケーシングに近接した位置に速度制
    御回路を設けるとともに、上記スクロールケーシングと
    速度制御回路の一部とを伝熱経路で連絡したことを特徴
    とするダクト換気装置。
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