JP2761301B2 - 電解液保持体 - Google Patents
電解液保持体Info
- Publication number
- JP2761301B2 JP2761301B2 JP3029799A JP2979991A JP2761301B2 JP 2761301 B2 JP2761301 B2 JP 2761301B2 JP 3029799 A JP3029799 A JP 3029799A JP 2979991 A JP2979991 A JP 2979991A JP 2761301 B2 JP2761301 B2 JP 2761301B2
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- JP
- Japan
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- fine powder
- electrolyte holder
- silica
- electrolyte
- sol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池等に用
いる電解液保持体に関するものである。
いる電解液保持体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉形鉛蓄電池に用いられている
電解液保持体は、特開平2−226654号公報や特開
平2−181362号公報に示されているように、ガラ
ス繊維を主体とするシート状の織布または不織布からな
り、電極の正極と負極間に配置されて電解液を吸収保持
するものである。
電解液保持体は、特開平2−226654号公報や特開
平2−181362号公報に示されているように、ガラ
ス繊維を主体とするシート状の織布または不織布からな
り、電極の正極と負極間に配置されて電解液を吸収保持
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の電解液保
持体は、電解液を吸収保持するための十分な多孔度を有
しているが、ガラス繊維を主体としているために、細か
な形状加工が容易でなく、また小さいものや薄いものは
電池組立上の取扱い作業性が著しく悪いという欠点を有
していた。
持体は、電解液を吸収保持するための十分な多孔度を有
しているが、ガラス繊維を主体としているために、細か
な形状加工が容易でなく、また小さいものや薄いものは
電池組立上の取扱い作業性が著しく悪いという欠点を有
していた。
【0004】本発明の目的は、電解液を吸収保持するた
めの十分な多孔度を備えつつ、細かで複雑な形状のもの
や小さく薄い形状のものから大きな厚い形状のものまで
任意の形状に対応し得、且つ電極間での密着性が向上す
る電解液保持体を提供することにある。
めの十分な多孔度を備えつつ、細かで複雑な形状のもの
や小さく薄い形状のものから大きな厚い形状のものまで
任意の形状に対応し得、且つ電極間での密着性が向上す
る電解液保持体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明はシリカ
微粉末とシリカゾルを主体とし、これにガラス繊維及び
合成繊維のうち少なくともいずれか1方を含有し、前記
シリカゾルによって、前記シリカ微粉末の粒子が互いに
連鎖接着されていると共に、前記ガラス繊維または合成
繊維に接着されていることを特徴とするものであり、本
願第2の発明は第1の発明の電解液保持体が電極面に対
向してスクリーン印刷された薄い形態をしていることを
特徴とするものである。
微粉末とシリカゾルを主体とし、これにガラス繊維及び
合成繊維のうち少なくともいずれか1方を含有し、前記
シリカゾルによって、前記シリカ微粉末の粒子が互いに
連鎖接着されていると共に、前記ガラス繊維または合成
繊維に接着されていることを特徴とするものであり、本
願第2の発明は第1の発明の電解液保持体が電極面に対
向してスクリーン印刷された薄い形態をしていることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】シリカ微粉末とシリカゾルを主体とし、これに
ガラス繊維及び合成繊維のうち少なくともいずれか1方
を含有し、前記シリカゾルによって、前記シリカ微粉末
の粒子が互いに連鎖接着されていると共に、前記ガラス
繊維または合成繊維に接着されていることにより、十分
な強度と多孔度を有する多孔質体が形成されると共に、
電極面の所定の形状に対応し易くなり、電極面に密着さ
れる。前記シリカ微粉末の分散剤として純水を使用し、
該純水を乾燥除去して前記多孔質体を形成するが、前記
純水を除去しても前記シリカゾルはゾル状態のまま存在
する。
ガラス繊維及び合成繊維のうち少なくともいずれか1方
を含有し、前記シリカゾルによって、前記シリカ微粉末
の粒子が互いに連鎖接着されていると共に、前記ガラス
繊維または合成繊維に接着されていることにより、十分
な強度と多孔度を有する多孔質体が形成されると共に、
電極面の所定の形状に対応し易くなり、電極面に密着さ
れる。前記シリカ微粉末の分散剤として純水を使用し、
該純水を乾燥除去して前記多孔質体を形成するが、前記
純水を除去しても前記シリカゾルはゾル状態のまま存在
する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を説明する。耐酸性を有す
る粒子径が1μm程度の微細粉体であるシリカ微粉末
に、分散媒として純水を加えて十分に撹拌し分散させた
後、前記シリカ微粉末に対し10重量%のガラス繊維ま
たは合成繊維と増粘剤としてシリカゾルを添加し、成形
しやすいような粘度に調整して、電極面に直接スクリー
ン印刷法を用いて薄く塗着成形し、その後、分散媒とし
ての純水を乾燥させることにより、多孔質の電解液保持
体を得た。
る粒子径が1μm程度の微細粉体であるシリカ微粉末
に、分散媒として純水を加えて十分に撹拌し分散させた
後、前記シリカ微粉末に対し10重量%のガラス繊維ま
たは合成繊維と増粘剤としてシリカゾルを添加し、成形
しやすいような粘度に調整して、電極面に直接スクリー
ン印刷法を用いて薄く塗着成形し、その後、分散媒とし
ての純水を乾燥させることにより、多孔質の電解液保持
体を得た。
【0008】ここで、増粘剤として用いるシリカゾル2
は、図1に示すように、シリカ微粉末の粒子1の表面を
ごく薄く覆い、近傍に位置するシリカ微粉末粒子1間の
粘結剤としても作用して互いに連鎖接着させる。シリカ
ゾル2を添加しない場合は、図2に示すように、シリカ
微粉末粒子1間に結合が認められない。
は、図1に示すように、シリカ微粉末の粒子1の表面を
ごく薄く覆い、近傍に位置するシリカ微粉末粒子1間の
粘結剤としても作用して互いに連鎖接着させる。シリカ
ゾル2を添加しない場合は、図2に示すように、シリカ
微粉末粒子1間に結合が認められない。
【0009】前記ガラス繊維または合成繊維3は、シリ
カ微粉末の粒子1をつなぎとめる骨格となり、前記粒子
1間の空隙を増加するように作用して、図3に示すよう
に、電解液保持体の多孔度を向上する。
カ微粉末の粒子1をつなぎとめる骨格となり、前記粒子
1間の空隙を増加するように作用して、図3に示すよう
に、電解液保持体の多孔度を向上する。
【0010】上記のように電解液保持体が電極面に対向
してスクリーン印刷された薄い形態であっても、十分な
強度と多孔度を有する多孔質体が形成され、電極面の所
定の形状に対応して密着されているため、大きく厚いも
のにする場合でも同様に効果が得られる。
してスクリーン印刷された薄い形態であっても、十分な
強度と多孔度を有する多孔質体が形成され、電極面の所
定の形状に対応して密着されているため、大きく厚いも
のにする場合でも同様に効果が得られる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、従来の電解液保持体がガラス
繊維を主体とするシート状の織布または不織布からなっ
ているために、細かな形状加工が容易でなく、また小さ
いものや薄いものは電池組立上の取扱い作業性が著しく
悪いが、本発明の電解液保持体は、電解液を吸収保持す
るための十分な多孔度を備えつつ、細かで複雑な形状の
ものや小さく薄い形状のものから大きな厚い形状のもの
まで任意の形状に対応し得、且つ電極間での密着性が向
上する電解液保持体を提供することできる。
繊維を主体とするシート状の織布または不織布からなっ
ているために、細かな形状加工が容易でなく、また小さ
いものや薄いものは電池組立上の取扱い作業性が著しく
悪いが、本発明の電解液保持体は、電解液を吸収保持す
るための十分な多孔度を備えつつ、細かで複雑な形状の
ものや小さく薄い形状のものから大きな厚い形状のもの
まで任意の形状に対応し得、且つ電極間での密着性が向
上する電解液保持体を提供することできる。
【図1】本発明電解液保持体の一実施例を示す組織拡大
模式図である。
模式図である。
【図2】シリカゾルを使用しない電解液保持体の比較例
を示す組織拡大模式図である。
を示す組織拡大模式図である。
【図3】本発明電解液保持体において、ガラス繊維また
は合成繊維の添加量に伴う多孔度の変化を示す曲線図で
ある。
は合成繊維の添加量に伴う多孔度の変化を示す曲線図で
ある。
1はシリカ微粉末の粒子、2はシリカゾル、3はガラス
繊維または合成繊維
繊維または合成繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 朝比古 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新 神戸電機株式会社内 (72)発明者 阿久戸 敬治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 尾形 努 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 審査官 板谷 一弘 (56)参考文献 特開 平2−226654(JP,A) 特開 平2−181362(JP,A) 特開 平3−43955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/16
Claims (2)
- 【請求項1】シリカ微粉末とシリカゾルを主体とし、こ
れにガラス繊維及び合成繊維のうち少なくともいずれか
1方を含有し、前記シリカゾルによって、前記シリカ微
粉末の粒子が互いに連鎖接着されていると共に、前記ガ
ラス繊維または合成繊維に接着されていることを特徴と
する電解液保持体。 - 【請求項2】電解液保持体が電極面に対向してスクリー
ン印刷された薄い形態をしていることを特徴とする請求
項1記載の電解液保持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029799A JP2761301B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電解液保持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029799A JP2761301B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電解液保持体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547365A JPH0547365A (ja) | 1993-02-26 |
JP2761301B2 true JP2761301B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12286055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3029799A Expired - Lifetime JP2761301B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 電解液保持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2761301B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101067261B1 (ko) * | 2003-10-14 | 2011-09-23 | 에보닉 데구사 게엠베하 | 세라믹 분리층을 포함하는 커패시터 |
DE10347568A1 (de) * | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Degussa | Kondensator mit keramischer Separationsschicht |
CN101517783B (zh) * | 2006-09-25 | 2014-10-08 | 株式会社Lg化学 | 新型隔膜及包括该新型隔膜的电化学装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2772653B2 (ja) * | 1988-12-30 | 1998-07-02 | 日本無機株式会社 | 密閉形鉛蓄電池用セパレーター並にその製造法 |
JP2743438B2 (ja) * | 1989-02-27 | 1998-04-22 | 湯浅電池株式会社 | 密閉形鉛蓄電池 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP3029799A patent/JP2761301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547365A (ja) | 1993-02-26 |
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