JPS60112249A - 密閉形鉛蓄電池用電解液保持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は密閉形鉛蓄電池用電解液保持体の改良に関する
ものである。

従来密閉形鉛蓄電池の電解液保持方法としては、ゲル方
式、リテーナ方式と呼ばれる２方法がある。リテーナ方
式とは、０１〜５７１　ｍのガラス細繊維からなる不織
布を電解液保持体として用いている。該不織布には、取
扱上の強度を保持せしめるために５５４６前後のアクリ
ル繊維などがバインダーとして加えられていることが多
い。電池内における不織布は、その毛管力により電解液
を吸上げ保持し、陽極−隘極間のイオン伝導を可能なら
しめると同時に活物質としての硫酸を陽極、陰極に供給
する役目を負っている。従って、ガラス繊維からなる不
織布と陽極板、陰極板との密着性が重要となる。通常リ
テーナ方式の密閉形鉛蓄電池では、この密着性を得るた
めにかなり強い圧力（２０Ｋｐ　／　ｄ　ｍ＊以上）を
かけて極板群を電槽内に収納している。またバインダー
が全（入っていない不織布を用い、若年　”　ご コミ電解液を注入したときにふくらんで変形しく 易いよう１こしているものもある。しかし、この場合に
は、通隼の取扱い上のハンドリングの悪さけ否定し得な
い。いずれにしても、不織布の相手である極板がペース
ト式である以上、その表面の凹凸は避けられないので、
不織布との密着性が損われることが多い。この場合、電
池容量の大きな変動、陽極鍬で発生した酸素ガスの陰極
による吸収効率の低下などをきたし電池性能に対して悪
影響を及ぼす。

本発明は上記の如き点に鑑み、極板と電解液保持体との
密着性を良好ならしめんとすることを目的としている。

本発明密閉形鉛蓄電池用電解液保持体は、通常の取扱い
時（乾燥時）には、ハンドリング上の十分な強度を保持
しているが、組立後の電解液注入により、バインダーと
しての働きをしていた物質が溶解し、電解液保持物質が
極板群内に密着性良く充填されるものである。

本発明について説明する。

電解液保持物質の材〜質としては、電解液が希硫酸であ
ることからガラスを用いる。形状は、バインダーが電解
液注入により溶解した後極板の表面の凹凸に沿って充填
されるよう粉末または数ミリメートルの短繊維とする。

この粉末の粒度、短繊維の長さは、極板間に充填された
後電解液を保持する際の毛管径即ち、電解液の保持力の
強さを決定することになる。従って、粉末の粒度、短繊
維の長さは、本発明における保持体を使用する電池に要
求されている特性によって定まるものである。バインダ
ーとしては、コーンスターチ等の水溶性バインダーを用
いる。

バインダーは、電池にとっては所謂不純物であるので、
その量は、ハンドリング上支障のない最低以であるべき
である。コーンスターチを用いる場合は、５％前後であ
る。カラスの粉末あるいは短機維をバインダーを入れて
成形する際には、２０　Ｋｐ　／　ｄｍｍ以上の加圧を
かけて行なう。

これは成形された電解液保持体に電解液が注入され、バ
インダーが溶出した際、保持物質の目減りを防止するた
めである。

本発明によれば、極板の凹凸１こ影響されることな（、
従来のガラス細繊維からなる不織布を使用した場合より
極板と電解液保持体との良好な密着性を得ることができ
た。また本発明における電解液保持体は、電解液注入時
、バインダーの溶出１こよって極板との密着性をｉＪる
ので、従来のような高い加圧力を必要とせず、従って電
槽自体の強度も従来法による場合よりも下げることがで
きた。

上述せる如く、本発明は極板と電解液保持体との密着性
を良好ならしめ得る等工業的価値基だ大なるものである
。

特８′１出願人 新神戸亀機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 極板表面の凹凸に沿って充填され得る程度のガラスの粉
   末あるいは短繊維からなることを特徴とする密閉形鉛蓄
   電池用電解液保持体。