JP2760322B2 - パリティエラー障害エージェントの特定方式 - Google Patents

パリティエラー障害エージェントの特定方式

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JP2760322B2
JP2760322B2 JP7242859A JP24285995A JP2760322B2 JP 2760322 B2 JP2760322 B2 JP 2760322B2 JP 7242859 A JP7242859 A JP 7242859A JP 24285995 A JP24285995 A JP 24285995A JP 2760322 B2 JP2760322 B2 JP 2760322B2
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敏彦 青▲柳▼
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  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データバス上に
おけるパリティエラー発生時の障害エージェントの特定
方法および特定方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、データバスを使用してのエー
ジェント間のデータ転送は、アービタにおける各エージ
ェントからの送信権要求の調停に従って行っている。す
なわち、エージェントよりアービタへ、送信権要求を送
出する。アービタは、各エージェントからの送信権要求
の調停(アービトレーション)を行い、この調停により
決定したエージェントへ送信権許可を返送する。送信権
許可を受信したエージェントは、他のエージェントに対
し、データバスを介してデータ転送を開始する。データ
バスに対しては、バスコントローラが設けられており、
主に方向制御とデータバス上でのパリティチェックを行
う。また、受信側エージェントでも、パリティチェック
が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシステムでは、パリティチェックにより障害
の発生は知ることができるが、送信側エージェントが悪
いのか、データバス上が悪いのか、あるいは受信側エー
ジェントが悪いのか、本来の障害場所を特定することが
できず、障害の発生に対して素早く対応することができ
なかった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、データバス
上でのパリティエラー発生時の障害エージェントを特定
することにより、障害の発生に対して素早い対応を可能
とするパリティエラー障害エージェントの特定方式を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、自己のアドレスナンバを送信権要
求として送出するエージェント(1−1〜1−n)と、
各エージェントからの送信権要求の調停を行い、この調
停により決定したエージェントのアドレスナンバを送信
権許可として返送するアービタ(2)と、データバス
(3)上でのパリティチェックを行うパリティチェック
部(4−1)およびアービタからの送信権許可を保特す
る保持部(4−2)を有するバスコントローラ(4)と
を設け、バスコントローラの保持部が保持している送信
権許可に基づいてデータバス上でのパリティエラー発生
時の障害エージェントを特定するようにしたものであ
る。
【0006】この発明によれば、バスコントローラの保
持部が保持している送信権許可に基づいて、すなわち送
信権を獲得しているエージェントのアドレスナンバに基
づいて、データバス上でのパリティエラー発生時の障害
エージェントが特定される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示
すシステム構成図である。同図において、1−1〜1−
nはエージェント、2はアービタ、3はデータバス、4
はバスコントローラである。
【0008】エージェント1−1〜1−nは、自己のア
ドレスナンバを送信権要求としてアービタ2へ送出する
機能を有している。また、エージェント1−1〜1−n
には、パリティチェック部1−1A〜1−1nAが設け
られている。
【0009】アービタ2は、エージェント1−1〜1−
nからの送信権要求の調停を行い、この調停により決定
したエージェントのアドレスナンバを送信権許可として
返送する機能を有している。
【0010】バスコントローラ4は、データバス3上で
のパリティチェックを行うパリティチェック部4−1お
よびアービタ2からの送信権許可を保持する保持部(エ
ージェントナンバ保持レジスタ)4−2を有している。
【0011】次に、このシステムでの特徴的な動作につ
いて説明する。このシステムでは、エージェント1−1
〜1−nが、自己のアドレスナンバを送信権要求として
アービタ2へ送出する。アービタ2は、エージェント1
−1〜1−nからの送信権要求の調停を行い、この調停
により決定したエージェントのアドレスナンバを送信権
許可として返送する。
【0012】ここで、例えばエージェント1−1が調停
により決定されたエージェントであれば、エージェント
1−1が送信権を獲得する。これにより、エージェント
1−1は、アービタ2からの送信権許可を受信すると、
他のエージェント1−2〜1−nに対し、データバス3
を介してデータ転送を開始する。
【0013】一方、アービタ2からの送信権許可は、バ
スコントローラ4へも与えられる。バスコントローラ4
は、アービタ2からの送信権許可を、すなわち送信権を
獲得しているエージェント(送信エージェント)のアド
レスナンバを、保持部4−2において保持する。バスコ
ントローラ4は、主に方向制御とパリティチェックを行
うが、パリティチェック部4−1においてデータバス3
上でのパリティエラーを検出すると、「パリティエラー
発生」を外部出力する。
【0014】このバスコントローラ4からの「パリティ
エラー発生」を受けて、保持部4−2に保持されている
送信権許可(アドレスナンバ)を読み出せば、送信エー
ジェントを特定することができる。ここで、例えば、エ
ージェント1−2〜1−n間でデータ転送が正常に行え
るのに、エージェント1−1が送信時にパリティエラー
が発生した場合などは、エージェント1−1が障害であ
ることが特定できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、バスコントローラの保持部が保持してい
る送信権許可に基づいて、すなわち送信権を獲得してい
るエージェントのアドレスナンバに基づいて、データバ
ス上でのパリティエラー発生時の障害エージェントが特
定されるものとなり、障害に対して素早い対応が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すシステム構成図
である。
【符号の説明】
1−1〜1−n…エージェント、1−1A〜1−nA…
パリティチェック部、2…アービタ、3…データバス、
4…バスコントローラ、4−1…パリティチェック部、
4−2…保持部(エージェントナンバ保持レジスタ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己のアドレスナンバを送信権要求とし
    て送出するエージェントと、 各エージェントからの送信権要求の調停を行い、この調
    停により決定したエージェントのアドレスナンバを送信
    権許可として返送するアービタと、 データバス上でのパリティチェックを行うパリティチェ
    ック部およびアービタからの送信権許可を保持する保持
    部を有するバスコントローラとを備え、 バスコントローラの保持部が保持している送信権許可に
    基づいて データバス上でのパリティエラー発生時の障害
    エージェントを特定するようにしたことを特徴とするパ
    リティエラー障害エージェントの特定方式
JP7242859A 1995-09-21 1995-09-21 パリティエラー障害エージェントの特定方式 Expired - Fee Related JP2760322B2 (ja)

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JPH0746322B2 (ja) * 1988-05-23 1995-05-17 日本電気株式会社 障害装置特定システム

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