JP2759775B2 - 串差し食品の焼き揚げ装置 - Google Patents

串差し食品の焼き揚げ装置

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JP2759775B2 JP18458695A JP18458695A JP2759775B2 JP 2759775 B2 JP2759775 B2 JP 2759775B2 JP 18458695 A JP18458695 A JP 18458695A JP 18458695 A JP18458695 A JP 18458695A JP 2759775 B2 JP2759775 B2 JP 2759775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】串差し食品を製造販売する業者、
或は生の串差し食品を購入して加工処理して販売する業
者間で広く利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】串差し食品として一般によく知られたも
のに団子がある。これらの団子は一般に串に差した生団
子を火で素焼きし、次いでたれを付けてから再び火でつ
け焼きして販売している。中にはこの素焼き及びつけ焼
きを家庭で楽しむよう生団子をパック詰めした商品もあ
るが、多くは露店や店先で生団子を素焼きし、たれを付
けるか或はたれに団子を入れてつけ焼きして販売してい
る。ところでこの素焼き、たれ付け、つけ焼き作業は全
て人手で行っており、生団子を火床の上に設けたレール
に並べ、焼き加減を見ながら串を持って回し、頃合を見
てたれを付けるか或はたれに漬け再び火でつけ焼きして
おり、これらの作業は経験と体力を必要とし、特に夏期
は火床に面しているので重労働である。従って均一な団
子を安価でしかも大量に生産することはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらから生団子を供
給するだけで全く人手を用いず自動的に、素焼き、たれ
付け、つけ焼きができるような焼き揚げ装置の開発が強
く望まれる。本発明はこれらに着目してなされたもの
で、特に装置の設置面積を少なくするように、素焼き部
やつけ焼き部を上昇、下降させる移動軌跡中に配置し、
たれ付けを高所で行うように構成し、しかも移動速度を
調整して焼き加減を自由に選択できるように構成したも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】串差し食品の両端側に突
出している串を個々に支えて移送するチエーンをほぼ台
形に配置して積極的に移動するチエーン移動装置と、該
移動装置の上昇部分及び下降部分にそれぞれ設ける加熱
装置と、台形状の頂部のほぼ水平部分に設けるたれ付け
装置とから成り、上昇部分の下部側はほぼ水平にした串
差し食品供給部を、下降部分の下部側には焼き揚がり食
品の取り出し装置をそれぞれ配置して構成したものであ
る。
【0005】
【実施例】以下図面に基づいて本発明を詳細に説明する
が、図は本発明をみだらし団子としてしられた串差し食
品に適用した実施の一例を示したもので、本発明装置は
図示例に限定されず、以下説明する趣旨に沿って一部の
設計を変更したり或は一部の構成を変更しても同様に実
施することができる。
【0006】図1(正面図)は本発明に係る串差し食品
の焼き揚げ装置1の食品移送方向に向かって左側の側面
を示し、図2(平面図)は図1の上部側を、図3(背面
図)は図1の反対側面を示したもので、それぞれ構成を
了解できるように要部を破断して示している。これらの
図において、本発明串差し食品の焼き揚げ装置1は台枠
2の上面部に、ほぼ台形の側壁3,4を平行に立設固定
すると共にその外周部側にはそれぞれ蓋板4a,4b,
4cを取り付けている。なお頂部の蓋板4bとしては全
体或は一部を開閉蓋として形成し、何時でも自由に開閉
できるようにし、好ましくは開蓋したときはその状態を
保持するような係留装置を設ける。即ちこの蓋板4bの
開閉は、加熱装置による熱雰囲気の温湿度を微妙に左右
するので素焼き加減を観察しながら調整する。ちなみに
団子の素焼きでは蓋板4bを開放状態にすると芯まで焼
けない生焼け品を作ることがある。従ってこの開閉調整
は品質を左右するものである。なおこの調整に当たって
はレバーハンドル等を側壁3に軸支して蓋板4bを開閉
並びに開閉度を調整維持できるような装置を設けて構成
することが好ましい。
【0007】そして特に側壁3には図1に示すように窓
孔3aを開放すると共に点検用の開閉扉3b,3b,3
b,3bをそれぞれ蝶着している。また窓孔3aの下部
側は棚段を形成するように構成して、後述する焼き揚が
り製品の受け皿を納めて製品を保温するようにしてい
る。また他方の側壁4の上側には熱風の逃げ孔4d,4
dを形成すると共に中央部には覆い板5を取り付けてい
る。なおこの熱風の逃げ孔4dは単なる開孔を示してい
るが、適当な遮蔽板を設けて逃げる熱風を調整するよう
に構成してもよい。
【0008】図4(構成説明図)は、本発明装置におけ
る串差し食品の移動並びに加工処理を略図で示したもの
で、串差し食品を搭載して移送するチエーン移動装置7
は両側壁3,4に軸を介して支持されたスプロケットホ
イール6,6a,6b,6c,6dにそれぞれ懸駕され
て、側壁3,4と平行して二列が一定間隔を保持して移
動するようになっている。そしてこれらのスプロケット
ホイールのうちいずれか一対を積極駆動とし、図示例で
はスプロケットホイール6対を積極駆動としたものを示
し、図3に示した速度調整モータ6fによってチエーン
が駆動される。スプロケットホイール6eは張力調整用
のテンションローラで個々に上下方向に移動固定できる
ようになっている。なお積極駆動を除く他のスプロケッ
トホイールは支持軸に軸方向に移動させないようにして
遊支してもよい。
【0009】そしてこのチエーン移動装置7は図4に示
すように、ほぼ水平に配置した供給部分7aと上昇部分
7b、頂部にほぼ水平にしたたれ付け部分7c、下降部
分7dとなるように構成され、上昇部分7b並びに下降
部分7dにはそれぞれ加熱装置9,9aならびに9c,
9bがチエーン移動装置を挟んで対設されている。図示
例の加熱装置9群はLPガスによる燃焼焔装置を利用し
たものを示しており、台枠2の一部にガスボンベーを搭
載している。なおガス燃焼焔装置であるときは炎が上方
に流れるので相対する間隔を図示するように上側を下側
より広くして設けることが好ましい。本発明に利用する
加熱装置としては電熱器であってもよく、温度が調節で
きる加熱装置であれば自由に選択できる。そして供給部
分7aには供給装置(後述)が、頂部水平たれ付け部分
7cにはたれ付け装置10(後述)が、下降部分7dの
下部には焼き揚がり食品の取り出し装置17(後述)が
それぞれ配置されている。
【0010】チエーン移動装置7は図5(一部側面図)
及び図6(図5の平面図)に示すように、チエーン8の
それぞれ内側リングプレート8aにL型のブラケット8
bを介して取り付け部をL型に折り曲げた串受け部材8
cを取り付けている。そしてこの串受け部材8cは図5
の一部に示すように前後方向(チエーン移動方向)にそ
れぞれ串掛け用の爪部8d,8eを形成すると共にその
中央部は傾斜面をもって谷部8fを形成している。また
この串受け部材8cとしては後述する串差し食品の串を
支えるものであり、しかも小曲率で案内されるために図
5,6に示すようその前後端部が互いに重なって移動を
円滑にするとともに串を確実に谷部8fに導くように形
成している。
【0011】他方本発明に適用する串差し食品として
は、食品を貫通する串がありかつ焼き揚げやたれ付けを
必要とする焼き鳥、田楽豆腐、田楽焼き等の食品に適用
できるが、図はこられを代表して身近な団子を示してい
る。即ち図6で示す団子Dの串は尖鋭先端側Dbと太径
把持側Daがそれぞれ団子より突出しており、把持側D
aは先端側Dbの2〜3倍の長さで突出している。そし
て前記したチエーン移動装置7の串受け部材8cは、合
対向して一本の串の先端側と把持側とを支えると共に団
子Dの両端部案内規制板ともなっている。従って串受け
部部材8cの爪部8dと8eの間に投入された串は、前
記した傾斜面を滑って谷部8fで支持される。なお必要
によってはこの傾斜面を粗面にして、滑落する串を積極
的に摩擦回転させるようにしてもよい。また串受け部材
8cの谷部8fで支持された団子Dは一定間隔でしかも
平行に支持されてチエーン移動装置7によって移動され
る。
【0012】図7(中央断面図)及び図8(中央断面
図)はチエーン移動装置7の上昇部分7bの一部及び下
降部分7dの一部の中央断面図で、特に図7では移動す
る串差し食品の団子Dが互いに接触しないようにする対
策を、図8では団子Dを積極的に取り出す取り出し装置
17を配して示している。即ちチエーン8の串受け部材
8cが上昇位置に至って傾斜すると谷部8fに支えられ
ている串(Da側)は串受け部材の傾斜面を滑って後爪
部8eで係留され、一定間隔で素焼きされながら上昇移
動する。またチエーン8がほぼ水平に移動するときは串
は傾斜面を反対に滑って再び谷部8fで支持されること
になる。また図8に示すように串受け部材8cが下降部
分7dに至って反対側に傾くと支持した串は傾斜面を滑
って今度は反対側の先爪部8dで係留されることにな
る。
【0013】ところで図7に示すようなチエーン曲がり
角部では先行する団子の串が傾斜面を滑り始めるが、後
続の団子串は谷部に支持されているので団子が互いに当
接し、団子がチエーン移動装置7から脱落することがあ
る。そこで本発明では上昇部分曲がり部に団子を接触さ
せないような対策を施している。即ち先行する団子串が
後爪部8eに至るのを一時的に保留させるもので、図は
スプロケットホイール6bのそれぞれ内側に直接若しく
はドラム6bbを介して案内円板6fを設けたものを示
し、この案内円板6fの外周は串受け部材8cからそれ
ぞれ突出している串に対応させると共に、図7の点線で
示すように支え串が後爪部8eに至るのを一時的に支え
るようにする。即ち串は串受け部材の傾斜面と案内円板
6f外周面で支持されて、先行の団子と後行の団子が接
触しない。なおこの案内円板としては回転するスプロケ
ット軸であるときはこの軸に取り付けたり、円板に代わ
る案内レールを適当に設けて構成してもよい。
【0014】他方図8に示すチエーン移動装置の下降部
分7dの曲がり部では、そのままの状態であっても串受
け部材8cの先爪部8dに係留している串を落下させて
焼き揚がり団子を取り出すことができるが、串の形や爪
部の僅かな形の相違或は串受け部材8cの僅かな位置ず
れ等で団子がチエーン移動装置7と直交して順次取り出
すことが困難な場合がある。よって本発明ではこの取り
出し部に積極的取り出し装置17を設けている。即ちこ
の装置17は前図1,3に示した側壁3,4に軸支し、
チエーン移動装置7と関連して回転するようにした軸1
7aに、串受け部材に支持されている団子に十分届くよ
うな翼片17bを放射状に設けた取り出しロータを取り
付けて構成している。またこの取り出しロータとしては
図示するように先端側を食品の外形に沿うように形成す
ると共に、先爪部8dから串を確実に外すようにして矢
印方向に回転させる。また翼片17bと前翼片の裏側丘
部17cとの間は湾曲受け面として取り出した団子を一
時保持し、回転に伴って団子を整列的に投下する。なお
必要によっては、この曲がり部に爪部に係留された串を
開放させるような固定ガイドを設けて、前記取り出し装
置17は単なる受け留め、整列させて投下するロータと
してもよい。そしてこの取り出し装置17の下部には図
1,2およぴ3示すような往復移動台17dが設けら
れ、この上に搭載した食品受け皿17fに取り出し団子
が積み重ねられて収容される。
【0015】図9(平面図)及び図10(図9の切断線
A−Bに沿う矢印方向断面図)は、台形に配設したチエ
ーン移動装置7の頂部水平移動部に設ける、たれ付け装
置の一例を示したものである。即ちたれ付け装置10は
移動する串差し食品である団子D列に沿って、たれ供給
管11,11をそれぞれ支持ブラケット11a,11a
をもって側壁3,4に支持させると共に、このたれ供給
管には団子Dを案内しかつたれの飛散を防止するための
案内板12,12がセットフープ12a,12aで位置
規制して取り付けられている。そしてこのたれ供給管1
1にはたれ供給パイプ10a,10aがそれぞれ接続さ
れると共にこのたれ供給管の下部側には、比較的に大径
のたれ流出孔11bが多数穿設されている。
【0016】ところでこのたれ供給管11は加熱装置群
の上方に在り、かつ高温区域に存在している。またたれ
としては比較的粘度の高いものが利用される。従ってた
れ供給管11に設ける前記たれ流出孔11bは大径であ
る必要がある。またこのたれは団子全体に渡って均一に
付着させる必要があり、しかも素焼きで団子が変形する
ものもあるので、たれの流出は隙間のないカーテン状て
あることが要求される。よって本発明に利用するたれ付
け装置のたれ供給管11には、左右に流出したたれを一
旦受け止め、細い幕状にして流出させるような被筒13
を設けている。即ちこの被筒13としては、図10に示
すような嘴形の断面とし、下端にスリット13aを連続
して形成し、スリット13aを形成する両側壁13b,
13bは急傾斜の平面として供給管11から左右(図面
で)に流出するたれを導いている。またこのたれは機械
装置を停止したり或は一時中断停止すると、高温域のた
め直ちに粘調となって固化しスリット13aを塞いでし
まう。よってこのスリット13aは簡単に掃除できる管
理容易なものであることが要求される。本発明ではこれ
らも満足させている。即ちこの被筒13は頂部を笠形に
形成して、たれ供給管11に弥次郎兵衛式に載置して旋
回自在に支持しており、掃除や手入れをするときは、蓋
板4bを開放して手で被筒13を押上げスリット13a
を上方に旋回させて行うことができる。また掃除具とし
ては竹べら等を利用する。
【0017】また前記案内板12,12としては、それ
ぞれ下部端を内側に湾曲させてたれが串受け部材8cの
内側にかからないようにすることが好ましいし、団子D
の串より上部を案内する様にセットフープ12aで位置
規制する。また被筒13は傾動自在であるため各種食品
のたれ付けに利用することができる。尚図ではこのたれ
付け装置10を2本のたれ供給管11で構成したもの示
したが、1本としたり或は3本で構成してもよい。また
多数本として異種のたれを利用することもできる。そし
てこのたれ付け装置10の下部には図10に示すような
たれ受け14が配設してあり(図9では省略)、たれ受
け14の上部は漏斗型になっている。たれ受け14のた
れはパイプ14aを介してたれ貯留槽15に導入され
る。14bはフイルターである。たれ貯留槽15は図1
に示すように台枠2に配置され、送り出しパイプ15a
がたれ用ポンプ16に接続されている。ポンプ16のた
れ送り出しパイプ16aは図9に示したたれ供給パイプ
10aに接続されて、たれが循環するようになってい
る。
【0018】次に串差し食品団子の供給装置について説
明する。この供給装置は図4で説明したチエーン移動装
置7のほぼ水平にした供給部分7aに配設するものであ
るが、串差し食品の種別により、或は団子でも互いに粘
着の強いもの等においては、特別な供給装置を設けない
で人手で順次チエーン移動装置7の串受け部材に供給し
てもよい。図示例では団子供給を自動的に順次供給する
ものを示したので以下これに基づいて説明する。
【0019】図11(側面図)及び図12(図11の一
部省略平面図)は自動団子供給装置18を示しており、
チエーン移動装置7の水平部の入口部に移動装置にほぼ
垂直方向に2本の角柱19,19を配設する。そしてこ
の取り付けは、両側壁3,4に立設した支持柱20a,
20aに横桟20を取り付け、この横桟に前記した角柱
を固設する。そしてこの角柱19としては適当な高さと
し、その外側にそれぞれL字に曲げた串案内板19a
を、角柱との間に串案内溝を形成するように取り付け
る。即ち角柱19の後面(図面で左側)と串案内板の折
り曲げ部の間隙が串案内溝を形成する。そしてこの案内
溝の下端には、それぞれ前後方向(図面では左右方向)
に摺動移動するストッパー21を設けている。このスト
ッパー21はそれぞれ最下段の団子串を支えている。よ
ってこのストッパーを後退移動させると最下段の団子は
チエーン移動装置の串受け部材の爪部間に投入される。
なおこのストッパー21の作動は後述する機構によっ
て、極めて短時間で作動し、投入された団子の上位にあ
る団子串は復帰作動したストッパーで係留される。
【0020】即ちこのストッパー21は、両角柱にそれ
ぞれ取り付けた側板19b,19bの内側下部に、それ
ぞれ側板に沿って軽快に前後摺動できるように支承され
ている。そしてこの側板19bには旋回軸22が貫通し
て枢支され、その一端側にはレパー22aが取り付けら
れている。そしてこのレバーは下方を長くして、チエー
ン8のブシュ部に取り付けた細軸22bと係合するよう
に位置させている。またこのレバー22aの他端側には
引きばね22cを係止して、レバー22aを図11で時
計方向に付勢しており、この付勢は側板19bに取り付
けたクッションストッパー22dにレバー22aが当接
して位置規制されるようになっている。一方旋回軸22
の側板内側には前記したストッパー21とそれぞれ係合
する作動環23,23を取り付けており、この係合は図
示しないが作動環に形成した突出部とストッパーをリン
クレバーで接続したり、或は作動環の突出部端をストッ
パー21の上部に形成した開放溝に係合して、作動環2
3の旋回によってストッパーを摺動するようにしてい
る。
【0021】そして図11に示すようにストッパー21
が左方向に突出して串を係留した状態において、前記レ
バー22aはクッションストッパー22dに当接してい
る。そしてチエーン8の移動に伴って細軸22bが移動
するとレバー22aの先端部と係合して旋回軸22を反
時計方向に旋回させる。この旋回によって、ストッパー
21,21は作動環23,23を介して一斉に後退し、
係留串を開放する。レバーと細軸の係合が外れると、ば
ね22cでレバー22aは瞬間的に復帰し作動環を介し
てストッパー21を串係留状態に突出させて上位にある
団子の串を係留する。なお図示しなかったが、レバー2
2aの先端係合部には別の部材を角度調整自在に取り付
けて、串開放時機を調整できるようにすることが好まし
い。尚串の形や両側串受け部材の変位等によって串が傾
いて落下することがあるので、これを防ぐため投下され
る串を、串受け部材のそれぞれ外側に並べて配置し、頂
面の中央を僅かの凹曲面とした一時受け止め案内板18
aを配置して、投入される団子串を一旦受け止めてから
串受け部材の後爪部8eで転がしながら谷部8fへ導く
ようにしてもよい。また図11に示した5a及び5bは
覆い板及びカバーであり、27は必要によってチエーン
8の移動軌跡に設ける案内レールで供給部分に限らずた
れ付け部分にも配接してもよい。
【0022】一方このような団子供給装置18に団子を
投入するに当たっては、人手で順次供給してもよいが多
数の団子を別の保持枠に並べておいて、これを前記の供
給装置に投入するようにしたり或はこれらの団子保持枠
を直接前記した角柱19,19の間に挿入配置するよう
に構成して、補充供給するようにしてもよく、これらは
串差し食品の種類や性質によって適当な装置を選択利用
できる。
【0023】図13(側面図)、図14(図13の左側
後面図で直立させた状態を示す)は団子保持枠を利用し
て前記した供給装置18に補充する一例を示している。
即ち多数の団子を保持枠26に保留して、供給装置の上
部に配置した傾動案内具を介して保留している団子を投
入供給するものである。そしてこの案内具は前記した角
柱19,19の頂部開口に取り付け部材25,25をそ
れぞれ挿設固定し、この取り付け部材には後方にはみ出
した台座を形成すると共にその外側には前方に突出させ
た軸支部25aをそれぞれ形成して、この軸支部に案内
具を枢支している。そしてこの案内具は案内枠24,2
4のそれぞれ外側下部に枢支ブラケット24dを固定し
て軸支部25aに枢支し、24dの枢支部に突出して設
けたストッパー24ddで案内枠の傾動を規制するよう
にしている。なお角柱19と案内枠との間には引きばね
24eを張設して、案内枠24が角柱の上部に一直線状
に位置するように付勢している。なおこのばね24eと
しては案内枠を図13に示すように保持しているのを直
立させるようなばね力でなく、直立作動させるときの補
助力とするものである。
【0024】そしてこの案内枠24にはそれぞれ全長に
渡って、外側から底辺より最も高い外壁24aと中段高
さの内壁24b及び最低の串台24cが列設されてお
り、案内枠の裏側にはそれぞれ突部を設け、この突部に
固定軸24fを取り付けて案内枠を一体的に形成してい
る。他方団子保持枠26は、その表側に全長に渡って串
配置と団子の両端案内を兼ねたレール壁26bを列設し
ており、その下端には団子の落下を規制する突壁26a
が設けられている。また保持枠の底辺両側には耳状の案
内板26c,26cかそれぞれ設けられ、底辺の裏側に
は取り手26dが設けられている。そして団子を保持枠
26に配置するには、串の両突出部をレール壁26bに
揃えて配置し、最下段の団子は突壁26aで規制され、
続く団子は互いに面接触で保持される。なおこのレール
壁26bは団子を底辺に接触させない串の高さ位置を保
持しているものである。
【0025】このように団子を保持した保持枠26を、
前記した案内具を利用して供給装置18に団子を補充供
給するに当たっては、先ず保持枠26を図13の矢印の
ように案内枠24,24の両外壁24a,24aの間に
押し込むように入れ、その力で案内枠を直立させる。即
ち保持枠はその両側に形成した前記耳状の案内板26c
か案内枠の外壁24aで方向規制され、保持枠の底辺は
内壁24bで押し込みが規制される。このとき保持枠2
6の串受けレール壁26bと案内枠24の串台24cと
の頂面は串の通過を許す間隙を保持するようになってい
る。また案内枠の内壁24bと串台24cは供給装置の
串溝と一致する。従って図14に矢印で示すように押し
当てたままで保持枠26を下降させると、保持した団子
は供給装置の前記した串溝に挿入される。また保持枠は
角柱19に取り付けた案内板19aに接して下降でき
る。そして保持枠の前記突壁26aの高さ位置が保持し
た団子が前部串溝に挿入された位置か、或は突壁が供給
中の団子に近接した位置で手前側に引けば、保持した団
子を円滑で確実に供給することができる。なおこの保持
枠としては保持した団子が裏側から見えるように、底辺
の一部に窓孔を形成したり或は保持枠の一部や前部を透
明部材で構成することが好ましい。
【0026】
【発明の効果】本発明串差し食品の焼き揚げ装置はこの
ように構成したから、従来人手で素焼き、たれ付け、つ
け焼きしていた串差し食品の焼き揚げ作業を全く自動的
に行うことができるようになった。またこの装置は、搬
送移動装置を台形に配して立体型に構成したので少ない
面積場所に設置することが可能であり、監視操作や管理
が容易である。また団子の素焼きでは芯まで焼いて形が
崩れないようにする必要があり、本装置では両側の加熱
装置からの発する熱と囲まれた空間で蒸し焼き状態にな
り確実な素焼きができる。また素焼きされた団子は直ち
にたれ付けされるので一時的に冷却されて団子の形状崩
れが防止できる。従って均一な良品質の串差し焼き揚げ
食品を大量でしかも安価に提供することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明を利用した串差し食品焼き揚げ装置の
側面を示す一部破断正面図、
【図 2】図1の平面図で一部を破断して示している。
【図 3】図1の反対側面を示す一部破断背面図。
【図 4】本発明の構成を簡略して示す構成説明図。
【図 5】チエーン移動装置の供給部分を示す一部側面
図。
【図 6】図5の一部省略平面図。
【図 7】チエーン移動装置の上昇曲がり部分を示す中
央断面図。
【図 8】チエーン移動装置の下降部分と取り出し装置
を示す中央断面図。
【図 9】たれ付け装置を示す一部省略平面図。
【図10】図9の切断線A−Bに沿う矢印方向断面図で
たれの処理を線図で示している。
【図11】供給装置の一部を示す側面図で一部を破断し
て示している。
【図12】図11の平面図で中央部分は省略して示して
いる。
【図13】保持枠を用いた供給装置の構成を示す一部破
断説明側面図。
【図14】図13の左側後面図で案内枠及び保持枠を直
立させた一部破断後面図。
【符号の説明】
1 串差し食品の焼き揚げ装置 2 台枠 3 側壁 4 側壁 5 覆い板 6 スプロケットホイール 7 チエーン移動装置 8 チエーン 9 加熱装置 10 たれ付け装置 11 たれ供給管 12 案内板 13 被筒 14 たれ受け 15 たれ貯留槽 16 ポンプ 17 取り出し装置 18 団子供給装置 19 角柱 20 取り付けレール 21 ストッパー 22 旋回軸 23 作動環 24 案内枠 25 取り付け部材 26 団子保持枠 27 チエーン案内レール

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺した串が両端に突出している串差し食
    品の焼き揚げ装置であって、該装置は串の両端部を個々
    に支えて移送するチエーンをほぼ台形状に配置したチエ
    ーン移動装置と、該移動装置の上昇部分及び下降部分に
    それぞれ設ける加熱装置と、台形状の頂部のほば水平部
    分に設けるたれ付け装置とから成り、上昇部分の下部側
    はほぼ水平にした串差し食品供給部と、下降部分の下部
    側には焼き揚がり食品の取り出し装置を配置して構成し
    たことを特徴とする串差し食品の焼き揚げ装置。
  2. 【請求項2】 チエーン移動装置のチエーンは、ピンリ
    ンクプレートの一方側に取り付ける串受け部材を、チエ
    ーン移動方向の前後に串掛け用爪部を形成し、そのほぼ
    中央部をチエーン側に谷部として形成したものである請
    求項1の串差し食品の焼き揚げ装置。
  3. 【請求項3】 加熱装置は、移動される串差し食品を挟
    んで移動方向に沿って長い放熱面を形成して構成したも
    のである請求項1の串差し食品の焼き揚げ装置。
  4. 【請求項4】 たれ付け装置は、移送串差し食品の上方
    に串方向に沿って1〜3本のたれ供給菅を配設すると共
    にこの供給管の外周には、旋回自在で下方に細溝を形成
    した嘴形の被管を配置して構成したものである請求項1
    の串差し食品の焼き揚げ装置。
  5. 【請求項5】 串差し食品供給部は、チエーン移動装置
    をほぼ水平に長く配置すると共にその上部に串差し食品
    の串の両端を支えて順次下降させる案内柱対を設けると
    共に該案内柱対の下部には串の係留開放装置を配置して
    構成したものである請求項1の串差し食品の焼き揚げ装
    置。
  6. 【請求項6】 取り出し装置は、移動チエーンに支持さ
    れた串差し食品に届くような放射状の翼片を形成した取
    り出しローラを積極的に回転させて、串差し食品を受け
    支えながら取り出すように構成したものである請求項1
    の串差し食品の焼き揚げ装置。
  7. 【請求項7】 串差し食品の供給部に設ける供給装置
    は、多数の串差し食品を整列配置した保持枠を、供給装
    置の上部に配置した案内レール部材を介して供給装置に
    投入供給するように構成したものである請求項1の串差
    し食品の焼き揚げ装置。
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