JP2758586B2 - ジヒドロフェナジン誘導体 - Google Patents

ジヒドロフェナジン誘導体

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JP2758586B2
JP2758586B2 JP12597596A JP12597596A JP2758586B2 JP 2758586 B2 JP2758586 B2 JP 2758586B2 JP 12597596 A JP12597596 A JP 12597596A JP 12597596 A JP12597596 A JP 12597596A JP 2758586 B2 JP2758586 B2 JP 2758586B2
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廣 石川
秀明 堀本
英継 壷内
卓也 志津田
博文 佐々木
元宏 糸谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結核菌並びに非定
型抗酸菌に対して抗菌作用を有するジヒドロフェナジン
誘導体またはその医薬的に許容される塩に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、抗結核菌作用を有するジヒドロフェナジン誘導体
としては、(i) ヴィー・シー・バリーら(V. C. Barry
et al.),ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ
ー(J. Chem. Soc. ),4495,(1958)、(ii)
英国特許1,233,375号明細書、(iii) 特公昭4
6−9248号公報などに開示されている。
【0003】しかしながら、上記開示のジヒドロフェナ
ジン誘導体は、結核菌および非定型に対する抗菌作用が
十分ではない。本発明の目的は、結核菌および非定型抗
酸菌に対する抗菌作用が向上した新規な化合物を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の一般式
(1) で表される文献未記載の新規なジヒドロフェナジン
誘導体およびその医薬的に許容される塩を提供するもの
である。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 は低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ハロゲン原子、ジ低級アルキルアミノ基、ジ
低級アルキルカルバモイル基、低級アルコキシカルボニ
ル基、低級アルカノイル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、低級アルコキシ低級アルキル基、ジ低級アルキルア
ミノ低級アルキル基、ジ低級アルコキシ低級アルキル
基、低級アルキル基を有することのあるピロリル基また
はモルホリノ基を示す。R2 およびR3 は同一または異
なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または
低級アルコキシ基を示す。R4 は水素原子または低級ア
ルキル基を示す。nは1または2を示す。) 本発明の前記ジヒドロフェナジン誘導体(1) またはその
塩は、特に結核菌および広い範囲の非定型抗酸菌に対し
て優れた抗菌活性と殺菌活性を示し、近年患者数の増加
が問題となっている結核菌およびマック菌(エイズ関連
非定型抗酸菌)感染症や、結核様疾患、リンパ節炎、皮
下膿瘍などを引き起こす菌であるM.chelonea菌に対して
優れた抗菌活性および殺菌活性を示す。
【0007】さらに、本発明のジヒドロフェナジン誘導
体(1) またはその塩は、結核菌による結核症、非定型抗
酸菌による肺、リンパ節、軟部組織、関節、腱鞘、骨な
どの感染症に対しても有効である。また、前記ジヒドロ
フェナジン誘導体(1) およびこれを含有した薬剤は、生
体内への吸収性が良好であり、薬効の持続時間が長いと
いう特性のほか、皮膚への色素沈着、光過敏症、肝毒性
などの副作用が少ないという特性を有しており、他の抗
菌剤の耐性菌に対しても優れた効果を示す。さらに、安
定性が高く、吸収排泄性にも優れており、感染治療効果
が高い、肺組織への移行性が良好であるなどの特徴も有
している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の前記一般式(1) で表され
るジヒドロフェナジン誘導体には、例えば、以下の化合
物が包含される。 (a) R1 が低級アルキル基である一般式(1) で表される
化合物。 (b) R1 が低級アルキル基でフェナジン環の6、7また
は8位のいずれかに置換した(n=1)一般式(1) で表
される化合物。 (c) R1 が低級アルキル基でフェナジン環の7位に置換
した(n=1)一般式(1) で表される化合物。 (d) 低級アルキル基がメチル基である前記(a) 、(b) ま
たは(c) のいずれかに記載の化合物。
【0009】(e) R2 およびR3 がハロゲン原子である
一般式(1) で表される化合物。 (f) R2 およびR3 がフッ素原子または塩素原子である
一般式(1) で表される化合物。 (g) R2 およびR3 が塩素原子である一般式(1) で表さ
れる化合物。 (h) R4 が水素原子である一般式(1) で表される化合
物。
【0010】(i) R4 が水素原子である前記(a) 、(b)
または(c) のいずれかに記載の化合物。 (j) R4 が水素原子である前記(d) に記載の化合物。 (k) R4 が水素原子である前記(e) 、(f) または(g) の
いずれかに記載の化合物。
【0011】(l) R1 がフェナジン環の6、7または8
位のいずれかに置換し(n=1)、R2 およびR3 がハ
ロゲン原子で、R4 が水素原子である一般式(1) で表さ
れる化合物。 (m) R2 およびR3 がハロゲン原子で、R4 が水素原子
である前記(a) 、(b)または(c) のいずれかに記載の化
合物。
【0012】(n) R2 およびR3 がハロゲン原子で、R
4 が水素原子である前記(d) に記載の化合物。 (o) R2 およびR3 が塩素原子で、R4 が水素原子であ
る前記(a) 、(b) または(c) のいずれかに記載の化合
物。 (p) R2 およびR3 が塩素原子で、R4 が水素原子であ
る前記(d) に記載の化合物。
【0013】(q) R1 がヒドロキシ低級アルキル基であ
る一般式(1) で表される化合物。 (r) R1 がヒドロキシ低級アルキル基でフェナジン環の
6、7または8位のいずれかに置換した(n=1)一般
式(1) で表される化合物。 (s) R1 がヒドロキシ低級アルキル基でフェナジン環の
7位に置換した(n=1)一般式(1) で表される化合
物。 (t) ヒドロキシ低級アルキル基がヒドロキシメチル基で
ある前記(q) 、(r) または(s) のいずれかに記載の化合
物。
【0014】(u) R2 およびR3 がハロゲン原子で、R
4 が水素原子である前記(t) に記載の化合物。 (v) R2 およびR3 が塩素原子で、R4 が水素原子であ
る前記(q) 、(r) または(s) のいずれかに記載の化合
物。 (w) R2 およびR3 が塩素原子で、R4 が水素原子であ
る前記(t) に記載の化合物。
【0015】上記の中でも、R2 およびR3 が塩素原子
で、R4 が水素原子でありかつR1がフェノジン環の7
位に置換した低級アルキル基である化合物、またはR2
およびR3 が塩素原子で、R4 が水素原子でありかつR
1 がフェノジン環の7位に置換したヒドロキシ低級アル
キル基である化合物が好ましい。前記一般式(1) におい
て示される各基をより具体的に説明すると次のとおりで
ある。
【0016】低級アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等の
炭素数が1〜6のアルキル基があげられる。低級アルコ
キシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブ
トキシ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ等の炭素数が1〜6のアルコキシ基があげられる。
【0017】ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩
素、臭素、ヨウ素があげられる。ジ低級アルキルアミノ
基としては、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、
ジプロピルアミノ、エチルイソブチルアミノ、メチルペ
ンチルアミノ、エチルヘキシルアミノ等のアルキル部分
の炭素数が1〜6であるジアルキルアミノ基があげられ
る。
【0018】ジ低級アルキルカルバモイル基としては、
例えばジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、
ジプロピルカルバモイル、エチルイソブチルカルバモイ
ル、メチルペンチルカルバモイル、エチルヘキシルカル
バモイル等のアルキル部分の炭素数が1〜6であるジア
ルキルカルバモイル基があげられる。低級アルコキシカ
ルボニル基としては、例えばメトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、t−ブトキシカル
ボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカ
ルボニル等のアルコキシ部分の炭素数が1〜6であるア
ルコキシカルボニルがあげられる。
【0019】低級アルカノイル基としては、例えばホル
ミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノ
イル、ヘキサノイル等のアルキル部分の炭素数が1〜6
のアルカノイル基があげられる。ヒドロキシ低級アルキ
ル基としては、例えばヒドロキシメチル、2−ヒドロキ
シエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−
1−メチルエチル、4−ヒドロキシブチル、ヒドロキシ
−t−ブチル,5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキ
シヘキシル等の炭素数が1〜6のヒドロキシ低級アルキ
ル基があげられる。
【0020】低級アルコキシ低級アルキル基としては、
例えばメトキシメチル、2−メトキシエチル、3−メト
キシプロピル、2−メトキシ−1−メチルエチル、4−
メトキシブチル、メトキシ−t−ブチル、5−メトキシ
ペンチル、6−メトキシヘキシル、エトキシメチル、2
−エトキシエチル、3−エトキシプロピル、4−エトキ
シブチル、5−エトキシペンチル、6−エトキシヘキシ
ル、プロポキシメチル、2−プロポキシエチル、3−プ
ロポキシプロピル、4−プロピキシブチル、プロポキシ
−t−ブチル、5−プロポキシペンチル、6−プロポキ
シヘキシル、6−ヘキシルオキシヘキシル等の、アルコ
キシ部分の炭素数が1〜6でアルキル部分の炭素数が1
〜6である低級アルコキシ低級アルキル基があげられ
る。
【0021】ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基とし
ては、例えばジメチルアミノメチル、ジエチルアミノメ
チル、ジプロピルアミノメチル、ジイソプロピルアミノ
メチル、ジブチルアミノメチル、ジ−t−ブチルアミノ
メチル、2−ジメチルアミノエチル、2−ジエチルアミ
ノエチル、2−ジプロピルアミノエチル、2−ジイソプ
ロピルアミノエチル、2−ジブチルアミノエチル、2−
ジ−t−ブチルアミノエチル、6−ジヘキシルアミノヘ
キシル等の、各アルキル部分の炭素数が1〜6であるジ
低級アルキルアミノ低級アルキル基があげられる。
【0022】ジ低級アルコキシ低級アルキルとしては、
例えばジメトキシメチル、1,2−ジメトキシエチル、
3,3−ジメトキシプロピル、2−エトキシ−3−メト
キシプロピル、2,2−ジメトキシ−1−メチルエチ
ル、4,4−ジメトキシブチル、2,2−ジメトキシ−
1,1−ジメチルエチル、5,5−ジメトキシペンチ
ル、5,6−ジメトキシヘキシル、ジエトキシメチル、
2,2−ジエトキシエチル、2,3−ジエトキシプロピ
ル、4,4−ジエトキシブチル、4−エトキシ−5−メ
トキシペンチル、6,6−ジエトキシヘキシル、ジプロ
ポキシメチル、2−プロポキシエチル、2−エトキシ−
3−プロポキシプロピル、3−エトキシ−4−プロピキ
シブチル、2−メトキシ−2−プロポキシ−1,1−ジ
メチルエチル、5,5−ジプロポキシペンチル、5−メ
トキシ−6−プロポキシヘキシル、6,6−ジメトキシ
ヘキシル等の、アルコキシ部分の炭素数が1〜6でアル
キル部分の炭素数が1〜6であるジ低級アルコキシ低級
アルキル基があげられる。
【0023】低級アルキル基を有することのあるピロリ
ル基としては、例えばピロリル、2−メチルピロリル、
2,5−ジメチルピロリル、3−エチルピロリル、2,
3−ジプロピルピロリル、2,3−ジブチルピロリル、
2−ペンチルピロリル、3−ヘキシルピロリル等の炭素
数が1〜6のアルキル基を有することのあるピロリル基
があげられる。
【0024】次に、本発明のジヒドロフェナジン誘導体
(1) の製造方法を説明する。 反応行程式(I) :
【0025】
【化3】
【0026】(式中、R1 〜R4 およびnは前記と同じ
である。) 本発明のジヒドロフェナジン誘導体(1) は、例えば反応
行程式(I) に示すように、一般式(2) で表される2,1
0−ジヒドロフェナジン誘導体とシクロオクチルアミン
誘導体(3) とを、無溶媒または溶媒中で反応させること
により合成される。
【0027】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール等の低級アルコール類、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
などがあげられる。反応は、通常50〜200℃、好ま
しくは80〜150℃で、3〜30時間程度、好ましく
は10〜25時間程度行われる。
【0028】上記反応行程式(I) での出発原料である
2,10−ジヒドロフェナジン誘導体(2) は、例えば以
下に示す方法によって合成される。 反応行程式(II):
【0029】
【化4】
【0030】(式中、R1 〜R2 およびnは前記と同じ
である。Xはハロゲン原子を示す。) すなわち、ニトロベンゼン誘導体(4) をN−フェニルホ
ルムアミド(5) と反応させ、得られた化合物(6) を接触
還元法あるいは酸の存在下で亜鉛、鉄、スズなどの触媒
により還元してo−アニリノアニリン誘導体(7) を得
る。 反応行程式(III) :
【0031】
【化5】
【0032】(式中、R1 〜R2 、Xおよびnは前記と
同じである。) 前記で得たo−アニリノアニリン誘導体(7) をジハロゲ
ノジニトロベンゼン(8) と反応させて、フェニレンジア
ミン誘導体(9) を得る。 反応行程式(IV):
【0033】
【化6】
【0034】(式中、R1 〜R3 、Xおよびnは前記と
同じである。) 前記で得たフェニレンジアミン誘導体(9) をアニリン誘
導体(10)と反応させ、得られた化合物(11)を接触還元法
あるいは酸の存在下で亜鉛、鉄、スズなどの触媒によっ
て還元し、環化させてフェナジン環を形成し、さらに空
気存在下で酸化させることにより一般式(2) で表される
2,10−ジヒドロフェナジン誘導体が得られる。
【0035】本発明のジヒドロフェナジン誘導体(1)
は、医薬的に許容される酸が付加した塩を包含する。か
かる塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸
塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸塩、メタンスルホン
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、酢酸塩、クエン酸
塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸
塩、乳酸塩などの有機酸塩などがあげられる。
【0036】また、本発明のジヒドロフェナジン誘導体
(1) は、シス−トランスやシン−アンチなどの幾何異性
体、および光学異性体などがすべて包含される。本発明
のジヒドロフェナジン誘導体(1) は、通常、一般的な医
療用薬剤の形態で用いられる。次に、本発明のジヒドロ
フェナジン誘導体(1) またはその塩を有効成分として含
有する薬剤について詳細に説明する。
【0037】上記薬剤は、本発明のジヒドロフェナジン
誘導体(1) を通常の医療製剤の形態に製剤したものであ
って、通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿
剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤などの希釈剤あるいは
賦形剤が用いて調製される。薬剤の形態は、治療目的に
応じて種々の形態のなかから選択でき、その代表的なも
のとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒
剤、カプセル剤、座剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)など
があげられる。
【0038】錠剤の形態に成形する際、担体としては従
来公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化
ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウ
ム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸などの賦形剤、
水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖
液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウ
ム、ポリビニルピロリドンなどの結合剤、乾燥デンプ
ン、アルギン酸ナトリウム、寒天末、ラミナラン末、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖など
の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油などの崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリ
ル硫酸ナトリウムなどの吸収促進剤、グリセリン、デン
プンなどの保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベント
ナイト、コロイド状ケイ酸などの吸着剤、精製タルク、
ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコールな
どの滑沢剤などが使用できる。さらに錠剤は、必要に応
じて通常の錠皮を施した錠剤、たとえば糖衣剤、ゼラチ
ン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは
二重錠、多層錠とすることができる。
【0039】丸剤の形態に成形する際、担体としては従
来公知のものを広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、
デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルクな
どの賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチ
ン、エタノールなどの結合剤、ラミナラン、寒天などの
崩壊剤などが使用できる。座剤の形態に成形する際、担
体としては従来公知のものを広く使用でき、例えばポリ
エチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級
アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライ
ドなどが使用できる。
【0040】注射剤として調製される場合は、液剤、乳
剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが
好ましい。これらの液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成
形する際、希釈剤としては従来より広く用いられている
ものを使用することができ、例えば水、エタノール、プ
ロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコ
ール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオ
キシエチレンソルベタン脂肪酸エステル類などが使用で
きる。なお、この場合等張性の溶液を調製するのに十分
な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中
に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、
無痛化剤などを、さらに必要に応じて着色剤、保存剤、
香料、風味剤、甘味剤などや他の医薬品を含有させても
よい。
【0041】ペースト、クリームおよびゲル錠に成形す
る際、希釈剤としては、例えば白色ワセリン、パラフィ
ン、グリセリン、セルロース誘導体、ポリエチレングリ
コール、シリコン、ベンナイトなどが使用できる。薬剤
中に含有される本発明のジヒドロフェナジン誘導体(1)
またはその塩の量は、特に限定されず広範囲に選択する
ことができるが、通常、全組成物中に1〜70重量%と
するのが好ましい。
【0042】薬剤の投与方法としては特に限定されない
が、各種製剤形態、患者の年齢、性別、疾患の状態、そ
の他の条件に応じて従来公知の方法のなかから適宜選択
すればよい。例えば、錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤およびカプセル剤の場合には経口投与を選択
することができる。また、注射剤の場合には、単独であ
るいはブドウ糖、アミノ酸などの通常の補液と混合して
静脈内に投与したり、さらには必要に応じて単独で筋肉
内、皮内、皮下もしくは腹腔内に投与することができ
る。座剤の場合には、直腸内に投与される。
【0043】薬剤の投与量としては特に限定されない
が、用法、患者の年齢、性別、疾患の程度、その他の条
件に応じて適宜選択すればよく、通常、1日あたり体重
1kgに対して1〜100mg、好ましくは2〜20m
gを1〜4回に分けて投与される。なお、本発明の化合
物は、インターフェロン−γと併用することによって、
抗結核作用が増強されるという特徴をも有している。
【0044】
【実施例】以下、参考例および実施例を挙げて本発明を
詳細に説明する。 参考例1 〔4−(4−クロロアニリノ)−3−ニトロトルエンの
合成〕4−フルオロ−3−ニトロトルエン4.0g(2
5.8ミリモル)、4−クロロ−N−ホルミルアニリン
4.2g(27.1ミリモル)、炭酸カリウム17.8
g(0.13モル)およびN,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)10mlの混合物を、油浴上にて130℃
で5時間加熱攪拌した。薄層クロマトグラフィー(TL
C)〔固定相:シリカゲル(メルク社製のシリカゲル6
0)、ヘキサン:酢酸エチル=5:1〕で原料の消失を
確認した後、反応溶液を水(200〜300ml)に加
えて激しく攪拌し、析出した朱色の結晶をろ取してメタ
ノール−水(1:1)混合溶液で洗浄した。次いで、結
晶を減圧下にて50〜60℃で乾燥させ、標記化合物
5.2g(19.7ミリモル)を得た。収率77%。
【0045】融点111.9〜113.1℃ 参考例2 〔3−アミノ−4−(4−クロロアニリノ)トルエンの
合成〕参考例1で得られた4−(4−クロロアニリノ)
−3−ニトロトルエン5.2g(19.7ミリモル)、
塩化アンモニウム5.3g(98.6ミリモル)、エタ
ノール50mlおよび水10mlを混合し、反応温度4
0℃以下で激しく攪拌しながら亜鉛6.45g(98.
6ミリモル)をゆっくりと加えた。反応液の色が緑色に
なり、TLC(参考例1と同じ)で原料の消失を確認し
た後、反応液をろ過して亜鉛等を除去し、さらに残渣を
ジクロロメタンで洗浄し、洗浄液とろ液を混合した。次
いで、ろ液を減圧下にて濃縮し、水を加えて析出した結
晶をろ過、水洗し、減圧下40〜50℃で乾燥させて、
標記化合物4.5g(19.1ミリモル)を得た。収率
97%。
【0046】融点132.2〜133.1℃ 参考例3 〔N−(4−クロロフェニル)−N’−(5−クロロ−
2,4−ジニトロフェニル)−4−メチル−1,2−フ
ェニレンジアミンの合成〕参考例2で得られた3−アミ
ノ−4−(4−クロロアニリノ)トルエン17.5g
(75.2ミリモル)、1,3−ジクロロ−4,6−ジ
ニトロベンゼン18.7g(79.0ミリモル)、エタ
ノール100mlおよびトリエチルアミン14mlの混
合物を攪拌しながら3時間還流した。TLC(参考例1
と同じ)で原料の消失を確認した後、氷冷下で攪拌し、
析出した結晶をろ過、水洗した。さらにメタノール約5
00mlで洗浄後、減圧下50〜60℃で乾燥させ、標
記化合物28.5g(65.8ミリモル)を得た。収率
87%。
【0047】融点206.0〜207.3℃ 参考例4 〔N−(4−クロロフェニル)−N’−〔5−(4−ク
ロロアニリノ)−2,4−ジニトロフェニル〕−4−メ
チル−1,2−フェニレンジアミンの合成〕参考例3で
得られたN−(4−クロロフェニル)−N’−(5−ク
ロロ−2,4−ジニトロフェニル)−4−メチル−1,
2−フェニレンジアミン23.5g(54.2ミリモ
ル)、p−クロロアニリン20.8g(0.16モル)
およびn−ブタノール200mlの混合物を攪拌しなが
ら一晩還流した。TLC(固定相:参考例1と同じ、ジ
クロロメタン:ヘキサン=2:1)で原料の消失を確認
した後、常圧にて反応溶媒を約半量まで留去した。次い
で、反応溶液を冷却し、メタノール200mlを加えて
攪拌し、析出した結晶をろ取してメタノール500ml
で洗浄した。得られた結晶を減圧下50〜60℃で乾燥
させ、標記化合物27.8g(53.0ミリモル)を得
た。収率98%。
【0048】融点190.1〜191.0℃ 参考例5 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−7−メチル−2,10−ジヒドロフェナジン
酢酸塩の合成〕参考例4で得られたN−(4−クロロフ
ェニル)−N’−〔5−(4−クロロアニリノ)−2,
4−ジニトロフェニル〕−4−メチル−1,2−フェニ
レンジアミン42.6g(81.2ミリモル)に酢酸4
00mlを加え、攪拌して懸濁させた。次いで、これに
反応温度40℃以下で亜鉛53.1g(0.81モル)
を約1.5時間かけて加え、さらに30分間攪拌した。
TLC(固定相:参考例1と同じ、ジクロロメタン:メ
タノール=10:1)で原料の消失を確認した後、反応
液をろ過して亜鉛等を除去し、残渣を酢酸200mlで
洗浄してろ液と混合した。ろ液を空気存在下にて一晩攪
拌した後、酢酸を減圧留去し、得られた残渣(結晶)に
メタノール300mlおよび水30mlを加えて攪拌
し、超音波処理等を行って結晶をろ取した。次いで、結
晶をメタノールで洗浄し、水洗した後、減圧下にて70
〜80℃で乾燥させ、標記化合物34.8g(68.8
ミリモル)を得た。収率85%。
【0049】融点192.5〜193.7℃(分解) 参考例6 〔2−フルオロ−5−(ピロール−1−イル)ニトロベ
ンゼンの合成〕4−フルオロ−3−ニトロアニリン2g
(12.8ミリモル)、2,5−ジメトキシテトラヒド
ロフラン1.78g(13.5ミリモル)および酢酸1
mlの混合物を100℃にて1時間加熱した後、反応液
を室温に戻した。反応液を水で希釈し、10%水酸化ナ
トリウム水溶液により中和した後、塩化メチレンによる
抽出を2回行った。次いで、塩化メチレン層を硫酸ナト
リウムで乾燥させ、硫酸ナトリウムをろ去し、ろ液を濃
縮した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル:メルク社製、前出)により精製
し、標記化合物2.45gを得た。収率93%。
【0050】融点67〜70℃ 参考例7 〔3−(2,5−ジメチルピロール−1−イル)−6−
フルオロニトロベンゼンの合成〕4−フルオロ−3−ニ
トロアニリン15g(96.1ミリモル)とアセトニル
アセトン12.06g(105.7ミリモル)とを、触
媒量のp−トシル酸の存在下、トルエン中で2時間加熱
還流し、副生する水を共沸により除去した。反応液を5
%重曹水で洗浄(2回)した後、飽和食塩水で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ去し、
ろ液を濃縮した後、得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(参考例6と同じ)により精製し、標
記化合物19.03gを得た。収率85%。
【0051】融点92〜93℃ 参考例8 〔2−フルオロ−5−モルホリノニトロベンゼンの合
成〕4−フルオロ−3−ニトロアニリン15g(96.
1ミリモル)と2−クロロエチルエーテル19.2g
(134.3ミリモル)とを、炭酸ナトリウム12.7
g(120.1ミリモル)およびヨウ化ナトリウム3
2.4g(216.2ミリモル)の存在下、2−エトキ
シエタノール中で24時間加熱還流した。次いで、2−
エトキシエタノールを留去し、残渣を水200ml中に
加え、析出した結晶をろ取し、水洗した。結晶を乾燥し
た後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(参考例6
と同じ)により精製し、標記化合物17.4gを得た。
収率80%。
【0052】融点143〜144℃ 実施例1 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−メチル−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕参考例5で得ら
れた3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロ
フェニル)−7−メチル−2,10−ジヒドロフェナジ
ン酢酸塩3.0g(5.9ミリモル)、1,4−ジオキ
サン15mlおよびシクロオクチルアミン2.3g(1
7.8ミリモル)の混合物を攪拌しながら24時間還流
した。TLC(参考例5と同じ)で原料の消失を確認し
た後、1,4−ジオキサンを減圧留去した。得られた残
渣にメタノール30mlを加えて攪拌し、結晶をろ取し
てメタノール20mlで洗浄した。次いで、結晶をジク
ロロメタン40mlに溶解し、4N塩化水素−酢酸エチ
ル溶液5mlを加えて30分間攪拌し、さらに酢酸エチ
ル20mlを加え、室温にてジクロロメタンを減圧留去
した。析出した結晶をろ取してエタノール100mlよ
り再結晶し、減圧下にて80〜90℃で乾燥させ、標記
化合物の塩酸塩3.0g(5.1ミリモル)を得た。収
率85%、高速液体カラムクロマトグラフィー(HPL
C、固定相:YMC ODS−A A−302)、展開
剤:70%アセトニトリル水溶液−0.05%トリフル
オロ酢酸)での純度99.6%。
【0053】融点205.2〜206.5℃ 次いで、標記化合物の塩酸塩800mg(1.4ミリモ
ル)をメタノール50mlに溶解し、1N水酸化ナトリ
ウム水溶液3mlを加えて15分間攪拌し、水5mlを
加えてさらに攪拌した。析出した結晶をろ取し、メタノ
ール、水、ヘキサンの順で洗浄し、結晶を減圧下で80
〜90℃で乾燥させ、標記化合物668mg(1.2ミ
リモル)を得た。収率89%、HPLCでの純度99.
8%。
【0054】融点193.3〜195.0℃ 実施例2 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−8−メチル−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料として
3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフェ
ニル)−8−メチル−2,10−ジヒドロフェナジン酢
酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行い、
標記化合物を得た。
【0055】融点215.0〜216.0℃(分解) 実施例3 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−ジメチルア
ミノ−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料
として3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロ
ロフェニル)−7−ジメチルアミノ−2,10−ジヒド
ロフェナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にし
て反応を行い、標記化合物を得た。
【0056】融点191.0〜191.5℃(分解) 実施例4 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−(N,N’
−ジメチルカルバモイル)−2,10−ジヒドロフェナ
ジンの合成〕出発原料として3−(4−クロロアニリ
ノ)−10−(4−クロロフェニル)−7−(N,N’
−ジメチルカルバモイル)−2,10−ジヒドロフェナ
ジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を
行い、標記化合物を得た。
【0057】融点169℃(分解) 実施例5 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−(ピロール
−1−イル)−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕
参考例6で得られた2−フルオロ−5−(ピロール−1
−イル)ニトロベンゼンを出発原料として用いたほかは
参考例1〜5と同様にして反応を行い、3−(4−クロ
ロアニリノ)−10−(4−クロロフェニル)−7−
(ピロール−1−イル)−2,10−ジヒドロフェナジ
ン酢酸塩を得た。
【0058】次いで、上記3−(4−クロロアニリノ)
−10−(4−クロロフェニル)−7−(ピロール−1
−イル)−2,10−ジヒドロフェナジン酢酸塩を出発
原料として用いたほかは実施例1と同様にして反応を行
い、標記化合物を得た。 融点191℃(分解) 実施例6 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−メトキシ−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料として
3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフェ
ニル)−7−メトキシ−2,10−ジヒドロフェナジン
酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行
い、標記化合物を得た。
【0059】融点175℃(分解) 実施例7 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−エトキシカ
ルボニル−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発
原料として3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−
クロロフェニル)−7−エトキシカルボニル−2,10
−ジヒドロフェナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と
同様にして反応を行い、標記化合物を得た。
【0060】融点239.5℃(分解) 実施例8 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−(2,5−
ジメチルピロール−1−イル)−2,10−ジヒドロフ
ェナジンの合成〕参考例7で得られた3−(2,5−ジ
メチルピロール−1−イル)−6−フルオロニトロベン
ゼンを出発原料として用いたほかは参考例1〜5と同様
にして反応を行い、3−(4−クロロアニリノ)−10
−(4−クロロフェニル)−7−(2,5−ジメチルピ
ロール−1−イル)−2,10−ジヒドロフェナジン酢
酸塩を得た。
【0061】次いで、上記3−(4−クロロアニリノ)
−10−(4−クロロフェニル)−7−(2,5−ジメ
チルピロール−1−イル)−2,10−ジヒドロフェナ
ジン酢酸塩を出発原料として用いたほかは実施例1と同
様にして反応を行い、標記化合物を得た。 融点145.0(分解) 実施例9 〔8−クロロ−3−(4−クロロアニリノ)−10−
(4−クロロフェニル)−2−シクロオクチルイミノ−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料として
8−クロロ−3−(4−クロロアニリノ)−10−(4
−クロロフェニル)−2,10−ジヒドロフェナジン酢
酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行い、
標記化合物を得た。
【0062】融点197.0(分解) 実施例10 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−8−メトキシ−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料として
3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフェ
ニル)−8−メトキシ−2,10−ジヒドロフェナジン
酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行
い、標記化合物を得た。
【0063】融点173.5(分解) 実施例11 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−6−メチル−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料として
3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフェ
ニル)−6−メチル−2,10−ジヒドロフェナジン酢
酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行い、
標記化合物を得た。
【0064】融点227.0℃(分解) 実施例12 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−8,9−ジメチ
ル−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料と
して3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロ
フェニル)−8,9−ジメチル−2,10−ジヒドロフ
ェナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反
応を行い、標記化合物を得た。 融点199.5℃(分解) 実施例13 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−モルホリノ
−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕参考例8で得
られた2−フルオロ−5−モルホリノニトロベンゼンを
出発原料として用いたほかは参考例1〜5と同様にして
反応を行い、3−(4−クロロアニリノ)−10−(4
−クロロフェニル)−7−モルホリノ−2,10−ジヒ
ドロフェナジン酢酸塩を得た。
【0065】次いで、上記3−(4−クロロアニリノ)
−10−(4−クロロフェニル)−7−モルホリノ−
2,10−ジヒドロフェナジン酢酸塩を出発原料として
用いたほかは実施例1と同様にして反応を行い、標記化
合物を得た。 融点288.0℃(分解) 実施例14 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−8−モルホリノ
−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料とし
て3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−8−モルホリノ−2,10−ジヒドロフェナ
ジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を
行い、標記化合物を得た。
【0066】融点221.5℃(分解) 実施例15 〔3−アニリノ−2−シクロオクチルイミノ−7−メチ
ル−10−フェニル−2,10−ジヒドロフェナジンの
合成〕4−クロロ−N−ホルミルアニリンに代えてホル
ムアニリドを用いたほかは参考例1と同様にして反応を
行い、4−アニリノ−3−ニトロトルエンを得た。さら
にこれを出発原料とし、参考例2および3と同様にして
反応を行い、N−フェニル−N’−(5−クロロ−2,
4−ジニトロフェニル)−4−メチル−1,2−フェニ
レンジアミンを得た。次いで、これを出発原料とし、p
−クロロアニリン代えてアニリンを用いたほかは参考例
4および5と同様にして反応を行い、3−アニリノ−1
0−フェニル−7−メチル2,10−ジヒドロフェナジ
ン酢酸塩を得た。
【0067】上記3−アニリノ−10−フェニル−7−
メチル2,10−ジヒドロフェナジン酢酸塩を出発原料
として用いたほかは実施例1と同様にして反応を行い、
標記化合物を得た。 融点164.5℃(分解) 実施例16 〔3−(4−メトキシアニリノ)−10−(4−メトキ
シフェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−メチル
−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕4−クロロ−
N−ホルミルアニリンに代えて4−メトキシ−N−ホル
ミルアニリンを用いたほかは参考例1と同様にして反応
を行い、4−(4−メトキシアニリノ)−3−ニトロト
ルエンを得た。さらにこれを出発原料とし、参考例2お
よび3と同様にして反応を行い、N−(4−メトキシフ
ェニル)−N’−(5−クロロ−2,4−ジニトロフェ
ニル)−4−メチル−1,2−フェニレンジアミンを得
た。次いで、これを出発原料とし、p−クロロアニリン
代えて4−メトキシアニリンを用いたほかは参考例4お
よび5と同様にして反応を行い、3−(4−メトキシア
ニリノ)−10−(4−メトキシフェニル)−7−メチ
ル−2,10−ジヒドロフェナジン酢酸塩を得た。
【0068】上記3−(4−メトキシアニリノ)−10
−(4−メトキシフェニル)−7−メチル−2,10−
ジヒドロフェナジン酢酸塩を出発原料として用いたほか
は実施例1と同様にして反応を行い、標記化合物を得
た。 融点153.0(分解) 実施例17 〔7−メチル−3−(4−トルイジノ)−10−(4−
トリル)−2−シクロオクチルイミノ−2,10−ジヒ
ドロフェナジンの合成〕4−クロロ−N−ホルミルアニ
リンに代えてN−ホルミル−p−トルイジンを用いたほ
かは参考例1と同様にして反応を行い、4−(4−メチ
ルアニリノ)−3−ニトロトルエンを得た。さらにこれ
を出発原料とし、参考例2および3と同様にして反応を
行い、N−(4−メチルフェニル)−N’−(5−クロ
ロ−2,4−ジニトロフェニル)−4−メチル−1,2
−フェニレンジアミンを得た。次いで、これを出発原料
とし、p−クロロアニリン代えて4−メチルアニリンを
用いたほかは参考例4および5と同様にして反応を行
い、3−(4−メチルアニリノ)−10−(4−メチル
フェニル)−7−メチル−2,10−ジヒドロフェナジ
ン酢酸塩を得た。
【0069】上記3−(4−メチルアニリノ)−10−
(4−メチルフェニル)−7−メチル−2,10−ジヒ
ドロフェナジン酢酸塩を出発原料として用いたほかは実
施例1と同様にして反応を行い、標記化合物を得た。 融点170.5℃(分解) 実施例18 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−7−メチル−2−(2−メチルシクロオクチ
ルイミノ)−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕シ
クロオクチルアミンに代えて2−メチルシクロオクチル
アミンを用いたほかは実施例1と同様にして反応を行
い、標記化合物を得た。
【0070】融点164.5℃(分解) 実施例19 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−メトキシメ
チル−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料
として3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロ
ロフェニル)−7−メトキシメチル−2,10−ジヒド
ロフェナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にし
て反応を行い、標記化合物を得た。
【0071】融点203.2〜203.7℃ 実施例20 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−N,N’−
ジイソプロピルアミノメチル−2,10−ジヒドロフェ
ナジンの合成〕出発原料として3−(4−クロロアニリ
ノ)−10−(4−クロロフェニル)−7−N,N’−
ジイソプロピルアミノメチル−2,10−ジヒドロフェ
ナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応
を行い、標記化合物を得た。
【0072】融点215.5〜216.5℃ 実施例21 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−N,N’−
ジメチルアミノメチル−2,10−ジヒドロフェナジン
の合成〕出発原料として3−(4−クロロアニリノ)−
10−(4−クロロフェニル)−7−N,N’−ジメチ
ルアミノメチル−2,10−ジヒドロフェナジン酢酸塩
を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行い、標記
化合物を得た。
【0073】融点207.5〜207.9℃ 実施例22 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−ヒドロキシ
メチル−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原
料として3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−ク
ロロフェニル)−7−ヒドロキシメチル−2,10−ジ
ヒドロフェナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様
にして反応を行い、標記化合物を得た。
【0074】融点210.8〜211.9℃ 実施例23 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−ホルミル−
2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原料として
3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフェ
ニル)−7−ホルミル−2,10−ジヒドロフェナジン
酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様にして反応を行
い、標記化合物を得た。
【0075】融点203.8〜205.2℃ 実施例24 〔3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−クロロフ
ェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−ジメトキシ
メチル−2,10−ジヒドロフェナジンの合成〕出発原
料として3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−ク
ロロフェニル)−7−ジメトキシメチル−2,10−ジ
ヒドロフェナジン酢酸塩を用いたほかは実施例1と同様
にして反応を行い、標記化合物を得た。
【0076】融点119.5〜121.5℃製剤例 以下、製剤例を挙げる。 製剤例1 注射用蒸留水に、実施例1で得られた3−(4−クロロ
アニリノ)−10−(4−クロロフェニル)−2−シク
ロオクチルイミノ−7−メチル−2,10−ジヒドロフ
ェナジンおよびブドウ糖を溶解させた後、5mlアンプ
ルに注入し、窒素置換後、121℃で15分間加圧滅菌
を行い、上記組成の注射剤を得た。 製剤例2 実施例1で得られた3−(4−クロロアニリノ)−10
−(4−クロロフェニル)−2−シクロオクチルイミノ
−7−メチル−2,10−ジヒドロフェナジン、アビセ
ル、コーンスターチおよびステアリン酸マグネシウムを
混合研磨後、糖衣R10mmのキネで打錠する。得られ
た錠剤をTC−5、ポリエチレングリコール−600
0、ひまし油およびエタノールからなるフィルムコーテ
ィング剤被膜を行い、上記組成のフィルムコーティング
錠を製造した。 製剤例3 サラシミツロウを加温して液状とし、これに実施例1で
得られた3−(4−クロロアニリノ)−10−(4−ク
ロロフェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−メチ
ル−2,10−ジヒドロフェナジン、精製ラノリンおよ
び白色ワセリンを加え、液状となるまで加温後、固化し
はじめるまで攪拌し、上記組成の軟膏剤を得た。抗菌試験 実施例1、3、4、6および22で得られたジヒドロフ
ェナジン誘導体について、寒天希釈平板法により最小発
育阻止濃度(MIC)を求めた。
【0077】抗菌試験は、Chemotherapy,29,76〜
79,(1981)に記載の方法に準拠して行い、各種
菌は1×106 菌数/ml(O.D.600mμ、0.
07〜0.16)に調整した。抗菌試験の結果を表1に
示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】本発明のジヒドロフェナジン誘導体は、
特に結核菌並びに非定型抗酸菌、さらにマック菌(エイ
ズ関連非定型抗酸菌)、M.chelonea菌などに対して優れ
た抗菌活性および殺菌活性を有する。さらに、本発明の
ジヒドロフェナジン誘導体は、薬効の持続時間、安定
性、吸収排泄性などの特性が優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志津田 卓也 徳島県板野郡北島町北村字神屋敷1−17 −406 (72)発明者 佐々木 博文 徳島県徳島市川内町金岡5−2−302 (72)発明者 糸谷 元宏 徳島県板野郡藍住町徳命字前須東6−1 −302 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 241/46 A61K 31/495 A61K 31/535 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) : 【化1】 (式中、R1 は低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハ
    ロゲン原子、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキル
    カルバモイル基、低級アルコキシカルボニル基、低級ア
    ルカノイル基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコ
    キシ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキ
    ル基、ジ低級アルコキシ低級アルキル基、低級アルキル
    基を有することのあるピロリル基またはモルホリノ基を
    示す。R2 およびR3 は同一または異なって水素原子、
    ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基
    を示す。R4 は水素原子または低級アルキル基を示す。
    nは1または2を示す。)で表されるジヒドロフェナジ
    ン誘導体またはその医薬的に許容される塩。
  2. 【請求項2】前記R1 が低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルカルバ
    モイル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノ
    イル基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ低
    級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、
    ジ低級アルコキシ低級アルキル基、低級アルキル基を有
    することのあるピロリル基またはモルホリノ基である請
    求項1記載のジヒドロフェナジン誘導体またはその医薬
    的に許容される塩。
  3. 【請求項3】前記R1 が低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、ジ低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルカルバ
    モイル基、低級アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ低
    級アルキル基、低級アルキル基を有することのあるピロ
    リル基またはモルホリノ基である請求項1または2記載
    のジヒドロフェナジン誘導体またはその医薬的に許容さ
    れる塩。
  4. 【請求項4】nが1であり、R1 がフェナジン環の6
    位、7位または8位のいずれかに置換し、かつR2 およ
    びR3 がハロゲン原子、R4 が水素原子である請求項1
    〜3のいずれかに記載のジヒドロフェナジン誘導体また
    はその医薬的に許容される塩。
  5. 【請求項5】R1 がフェナジン環の7位に置換し、かつ
    低級アルキル基である請求項1〜4のいずれかに記載の
    ジヒドロフェナジン誘導体またはその医薬的に許容され
    る塩。
  6. 【請求項6】R2 およびR3 が塩素原子であり、R4
    水素原子である請求項5に記載のジヒドロフェナジン誘
    導体またはその医薬的に許容される塩。
  7. 【請求項7】3−(4−クロロアニリノ)−10−(4
    −クロロフェニル)−2−シクロオクチルイミノ−7−
    メチル−2,10−ジヒドロフェナジンまたはその医薬
    的に許容される塩。
  8. 【請求項8】R1 がフェナジン環の7位に置換し、かつ
    ヒドロキシ低級アルキル基である請求項3または4記載
    のジヒドロフェナジン誘導体またはその医薬的に許容さ
    れる塩。
  9. 【請求項9】R2 およびR3 が塩素原子であり、R4
    水素原子である請求項8に記載のジヒドロフェナジン誘
    導体またはその医薬的に許容される塩。
  10. 【請求項10】3−(4−クロロアニリノ)−10−
    (4−クロロフェニル)−2−シクロオクチルイミノ−
    7−ヒドロキシメチル−2,10−ジヒドロフェナジン
    またはその医薬的に許容される塩。
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