JP2758236B2 - シート揃え装置 - Google Patents

シート揃え装置

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JP2758236B2
JP2758236B2 JP1319989A JP31998989A JP2758236B2 JP 2758236 B2 JP2758236 B2 JP 2758236B2 JP 1319989 A JP1319989 A JP 1319989A JP 31998989 A JP31998989 A JP 31998989A JP 2758236 B2 JP2758236 B2 JP 2758236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シート受け容器に載せられたシートの揃え
を行うシート揃え装置に関し、特に、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ、印刷機等の画像形成装置から排出され
る記録シートを揃えるシート揃え装置に関する。
従来の技術 複写機等で処理されたシートを搬送し複数のビンに入
れシートの丁合い又は仕分けを行うソータは従来から知
られている。
このようなシート受け容器上に積載されるシート束を
互いに四辺が一致するように揃えることができれば、シ
ート束の取扱い上便利である。又、シート束に針を打ち
込んで束ねるステープル処理や、パンチャーにより穿孔
するパンチ処理等の後処理を行うことも可能になる。
一方、シート揃え部材を揺動させてシートの端面に当
接させシートの揃えを行う装置は従来から知られてい
る。
しかし従来の装置では、シート揃え部材が揺動される
ときの揺動中の速度変化について特に考慮されたものは
なく、その揺動中の速度はほぼ一定になっている。この
ような装置では、揺動速度を大きくするとシート端面に
シート揃え部材が当る時の接触力が過大になり、シート
がシート揃え位置に移動しシート受け容器の側板等でシ
ートの移動が規制されるようになると、当接による衝撃
でシート端面を損傷させたり、逆にシートの過大な反発
力を誘起して、一時シートが揃った状態になっていて
も、シート揃え部材がシート端面から離れると再び揃え
状態が崩れる等の問題が発生する。従来の装置において
このような問題の発生を回避するためには、シート揃え
部材の揺動速度を大巾に低下させる必要があるが、この
場合にはシート処理能率が低下することになる。つま
り、複写機等においては一般に、ソータ等のシート処理
装置の線速度を複写機本体内の線速度より大きく設定す
るようにしているが、揺動速度を低下させると逆に本体
内の線速に揺動タイミングが追従不能になり、シート揃
え装置のために本体線速を低下させることになり、複写
システムの生産性の低下を招くことになる。
又、従来の装置では、駆動手段を一度作動させること
によりシート揃え部材を一度揺動させることができるの
みで、2回の揺動を行うためには、駆動手段の所定角度
の回転運動を2往復させなければならなかった。従って
このような装置では、2回揺動させるために制御が複雑
になり、制御や駆動系の耐久性が低下することになる 従来のシート揃え装置の一例として特開昭59−177251
号公報に示されているものがあるが、この装置では、シ
ート受け容器のシート受け面上に突出するフェンス(シ
ート端受け部材)と、該フェンスに対向して配設されて
いて該フェンスに近づきあるいは向ざかるように移動す
るシート揃え部材とを備え、フェンスとシート揃え部材
との間のシート受け容器の上にシート束を積載した後、
シート揃え部材をフェンス方向に移動させてフェンスと
シート揃え部材とによってシート束を挾みつけることに
よりシート束を揃えている。しかしながらこの装置で
は、シート揃え部材が単なる1本の整列棒であるので、
シートが上向き(シート受け容器から離れる方向)にカ
ールしている場合、シート揃え部材でシート束を側方か
ら押した時に、シートが上方へ逃げてしまって、シート
揃えがうまくできないという不具合があった。又、シー
ト整列棒もしくは各シート受け容器に製造誤差もしくは
取付誤差がある場合とか、シートの長さにバラツキがあ
る場合には、いくつかのシート受け容器についてはシー
ト揃えができるが、残りのシート受け容器について充分
なシート揃えができないという不具合を生ずるおそれも
ある。更にこのような装置においては、シートの排出方
向及びこれに直角方向の二方向にシートを揃えるために
は、シートの両側端にシート揃え部材(整列棒)を設け
る必要があり、かつ複数の手段が互いに回転しつつシー
トを揃えるので、シートを所定位置に正確に揃えるのが
難しく高い揃え精度が得られない問題がある。
シート揃え装置においてはサイズの異なる複数種類の
シートを揃える場合があるが、従来の装置では、例えば
米国特許第3,910,568号明細書に示されている如く、第2
6図に示すようにシートサイズに対応してシート揃え部
材の揺動角度を変化させてシートを揃えている。つまり
小サイズシートAを揃えるときにはシート揃え部材の揺
動角度を大きくし、大サイズシートBを揃える場合には
揺動角度を小さくしている。しかしこのような従来の装
置では、シート揃え部材がシートに当接する位置がシー
トサイズにより変化し、シートサイズによってはシート
の揃え精度が悪くなるという問題がある。
更に従来のシート揃え装置として、シート排出方向の
シート揃えを傾斜したビンによるシートの自然落下によ
り行ない、シート排出方向と直交する方向のみシート揃
え部材によりシート揃えを行う装置があるが、このよう
な装置では、シートがビンに排出されると共にシート揃
え部材を揺動させており、排出されたシートの動きに対
してシート揃え部材の駆動タイミングを考慮したものは
ない。このため、シート排出方向上流側へのシートの自
然落下による揃えが不十分になることがあり、シート揃
え精度が低下する問題があった。
シート揃え部材の揺動量に関しては、従来の装置で
は、シート揃え部材がシート幅と同じ距離のところまで
しか揺動しないようになっており、その結果、シート幅
が誤差により規定寸法より短かい場合や、シートがカー
ルしている場合など、シート揃え部材とフェンスとによ
ってシート束を挾みつけることができなくなって、シー
ト揃えが不十分になるおそれがあった。
シート揃え装置は、画像形成装置本体から排出された
用紙を処理するソータのほかフィニッシャ、又は両面複
写機能を備えた複写機等における中間トイレ装置等にも
設けられる。従来のこの種の装置においては、第27図に
示すように表面が平坦な用紙載置台2′上に、矢印方向
に揺動可能な揺動板102′が配置され、揺動板102′の水
平部102′aと載置台2′の上面とにまたがるように用
紙Sが排出されるごとに、揺動板102′が用紙Sの側縁
に近づく方向に作動し、用紙Sを押圧して揃えていた。
この場合、用紙Sが揺動板102′の水平部102′aのとこ
ろにも載るように揺動板102′を配置したのは、用紙S
の側縁が揺動板102′の用紙押圧部102′bに確実に当
り、用紙を押圧できるようにするためである。ところが
このようなシート揃え装置では、特に1枚目の用紙Sが
用紙載置台2′上に排出されたとき、これが載置台2′
と揺動板102′の水平部102′aとの間に入り込み、揺動
板102′が作動してもこの用紙を揃えることができなく
なる恐れがあった。
シート受け容器に関しては、従来のシート揃え装置で
は、排出された用紙の後端を揃えるには通常シート受け
容器を傾斜させ、排出された用紙をその自重によって後
方側へ滑らせながら落下させ、用紙の後端縁を後端受け
部で受け止めて用紙後端縁を揃えるようにしている。第
28図はソータとして構成されたこのような従来のシート
受け容器とシート受け面の一例を示す。ビン2′に形成
されたシート受け面は、上下に多数並置され、そのそれ
ぞれに矢印Xで示す向きに用紙Sが排出される。各ビン
2′は排出方向Xに向けて高くなるように傾斜してい
る。ビン2′に排出された用紙は、図示しないシート揃
え装置によってその位置を揃えられるが、これと共に、
X方向に排出された用紙はその自重によってビン2′の
傾斜に沿って矢印X1で示す後方側に落下し、その後端縁
S3が後端受け部205′に受け止められるように構成され
ている。その際、従来のビン後端部の形状は、第28図に
図示のように、後端受け部205′近傍のビンの用紙積載
面2′aが平坦に形成され、この積載面2′aと他の用
紙積載面2′bとが鈍角をなしていた。このためシート
揃え装置又は用紙Sの自重によって用紙を後端受け部20
5′に寄せようとしても、特に1枚目の用紙の後端縁S3
−1は受け部205′まで届かず、ビン2′に積載された
用紙の後端縁S3が図示の如く揃えられなくなる恐れがあ
った。ビン2′に平坦な部分2′aを形成したのは、ビ
ン2′の後端部領域にて、上下の各ビン2′の間の間隔
を大きくとり、用紙の排出を確実に行えるようにするた
めである。すなわた、ビン2′の後縁部を同図に鎖線で
示すように形成すれば、上下のビン間の間隔が狭まって
しまうので、これを回避するためであるが、鎖線のよう
に形成した場合でも積載された用紙の後端縁S3は用紙束
の表面に対して傾斜してしまい、これを正しく揃えるこ
とはできない。従って、これをそのままステープル等の
仕上げ処理を施せば、完成した用紙束の品質が低下する
ことになる。
発明が解決しようとする課題 本発明は従来技術における上記問題を解決し、シート
を、精度よく、もしくは能率よく、もしくは確実に、又
は簡単な構造もしくは制御により揃えることができるシ
ート揃え装置を提供することを課題とする。そして、請
求項1の発明は簡単な制御で能率良くシート揃えを行う
ことができ、請求項2の発明はシート揃え部材を所定位
置に精度良く停止させることができるシート揃え装置を
提供することを課題とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、シート受け容器
のシート受け面に載せられたシートの端面に揺動するシ
ート揃え部材を当接させ、該シートを前記載せられた位
置から揃え位置へ移動させてシートの揃えを行うシート
揃え装置において、各請求項の発明を以下の如き特徴を
有する手段で構成した。
即ち、請求項1の発明は、駆動軸により回転力を与え
る駆動手段と、該駆動手段により前記駆動軸を中心とし
て回転駆動される連続部材と、一端側に該連結部材を摺
動自在に嵌合する嵌合部を備え、該連結部材の回転運動
により他端側を支点として回動される揺動アームと、該
揺動アームの前記支点に固定され該揺動アームの回動に
より回動される回動軸と、該回動軸に固定されて揺動さ
れ前記シートの端面に当接されるシート揃え部材と、前
記駆動手段の駆動軸を一方向側に回転させ前記シート揃
え部材を揺動させ、該シート揃え部材が最大揺動位置を
過ぎた後に前記駆動軸を前記一方向側の反対側に回転さ
せる如く制御する制御手段と、を有し、前記駆動手段の
前記一方向側回転及び前記反対側回転の1動作により前
記シート揃え部材が最大揺動位置を2回連通すること、 請求項2の発明は、前記シート受け容器は複数サイズ
のシートを導入し、前記シート揃え部材はシートサイズ
ごとに定められた停止位置に停止して揺動し、前記シー
ト揃え部材を前記シートサイズごとに定められた停止位
置へ移動させる移動手段と、前記シート揃え部材の移動
位置を検知するサイズ検知手段と、前記移動手段により
移動される前記シート揃え部材が、導入されたシートサ
イズに相当する停止位置に来たことを、前記サイズ検知
手段が検知すると、前記シート揃え部材を停止させる如
く制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記
導入したシートサイズに相当する停止位置の1つ前の停
止位置を前記サイズ検知手段が検知すると、前記シート
揃え部材の移動速度を低下させることを特徴とするシー
ト揃え装置。
上記の構成において、シート受け容器は特別な形状に
限定されるものではない。一般には、薄い板状のトレイ
が用いられる。シート受け容器は1個の場合もあるし、
複数の場合もある。複写機等といった電子写真装置の後
処理装置として用いられるいわゆるソータにおいては、
複数のシート受け容器がほぼ平行に並べて配列されるこ
とがある。
シート揃え部材はシート端受け部材及び載せられたシ
ートに対して相対的に揺動により移動する。その態様
は、直線的な往復移動であっても良く、又は中心部持つ
往復回動運動であっても良い。
シート揃え部材は比較的剛性のある1枚の板状のもの
とすることができるが、特別の材質、形状のものに限定
されない。これを往復回動運転させるという構成を採用
する場合には、シート揃え部材の揺動中心とは反対側の
自由端部がシートに初めに当たることになる。この場合
には、シート揃え部材の揺動中心寄りの部分を比較的剛
性のある部材で作り(実施例では押圧部材102としてい
る)、そしてシート揃え部材の自由端部寄りの部分に別
の可撓性のある弾性部材(実施例では押圧弾性部材102a
としている)を付加して作ることもできる。なお、シー
ト端受け部材とシート揃え部材との間の距離とは、シー
ト揃え部材が最もシート端受け部材に近づいた時の距離
のことである。
回転軸を回転させる駆動手段は、シート揃え部材をシ
ート受け容器上に載せられたシートの端部に向けて往復
回動させる駆動源である。駆動手段としては、ステッピ
ングモータ等の回転角度調節可能なモータを用いること
もできるし、実施例の装置の如くモータを用いて、これ
にクランク機構のリンク装置を組み合わせることもでき
る。回動軸を回動させるタイミングは、シートがシート
受け容器に排出される毎であるが、所定枚数のシートが
全て排出され終わった後であってもよい。
作用 請求項1の発明によれば、駆動手段の駆動軸の回転運
動が伝達されて回動される揺動アームの支点部に回動軸
を取付け、該回動軸によりシート揃え部材を揺動させる
ので、駆動手段の駆動軸が基準位置から1/2回転近く回
転するとシート揃え部材は揺動前の位置から最大揺動位
置まで移動し、駆動軸を更に一定角度回転させると、シ
ート揃え部材は最大揺動位置を過ぎてその位置から後退
した位置まで揺動し、制御手段によりこの状態で駆動手
段を逆回転させ基準位置に戻すように制御することによ
り、シート揃え部材が再び最大揺動位置まで揺動した後
揺動前の位置へ戻ることになり、駆動軸の回転を1往復
させることにより、シート揃え部材を2回揺動させるこ
とができる。
請求項2の発明によれば、サイズ検知手段によりシー
ト揃え部材の移動を検知し、シート揃え部材を、導入し
たシートサイズに対応する適正な停止位置へ移動しその
位置で揺動させるので、シートサイズの如何にかかわら
ずシート揃え部材が揺動によりシートに当接する位置を
一定にすることができる。この場合、移動手段を一定速
度で移動させ、サイズ検知手段によりシート揃え部材が
停止すべき位置に来た時に停止させるようにすると、停
止前の速度が速い場合には停止位置精度が低下する。そ
のため、サイズ検知手段が停止位置の1つ前の停止位置
を検知すると移動速度を低下させるので、シート揃え部
材が停止位置に来た時には速度が遅くなっていて、これ
を精度よく停止させることができる。
実施例 第1図は本発明のシート揃え装置の実施例を示し、装
置全体の概略構成及びソータビンとの関係を示す斜視図
である。本実施例では、シート揃え装置は第2図に示す
複写機のソータ1に取付けられていて、複写機から排出
されたシートの一例であるコピーがシート受け容器の一
例であるソータビン2に導入されるとその上でコピーの
揃えを行う。その後ソータ1では、揃えられたコピー束
がチャッキングされステープル位置まで移動され、ステ
ープル処理が行われることになる。
そこで先づ第2図〜第4図に基づき本実施例のシート
揃え装置を含むソータの全体構造について説明する。
第2図において、図示しない複写機から排出されたコ
ピーの受入口には入口ガイド板4,5が設けられ、これに
続いて上方へコピーを搬送するためのガイド板7,9,10,1
1、搬送ローラ6,8,12,13、切換爪15が設けられている。
切換爪15により切換えられる上側の経路には排紙ローラ
対16,17及び排紙トレイ3が設けられ、切換爪15により
切換えられる下側の経路は、上下方向に平行に尻上りに
設けられた複数枚(図の例では20枚)のビン2のコピー
挿入側に沿うコピー縦送り経路に続いている。
紙送り経路の各ビンに対応する位置には偏向爪18及び
搬送ローラ19、排出ローラ20のローラ対が設けられてお
り、搬送ローラ19にはコピー縦送り経路を挾んで適当な
間隔で従動ローラ21が圧接している。
搬送ローラ6,8,12,13、排紙ローラ16,17、搬送ローラ
19、排出ローラ20はドライブモータ22により駆動され
る。
ビン群の側方には、第3図に示すようにコピー束をス
テープルするステープラ301、ステープラまでシートを
寄せるチャッキングユニット302及びステープラ301、チ
ャッキングユニット302を各ビンまで移動する上下移動
機構で構成されるステープラ装置300が配置されてい
る。又、ステープラ装置がある反対側のビン群の側方に
は、ステープルする前のシートを揃えるユニットとその
ユニットをシートサイズに合った場所に移動させる装置
で構成されるシート揃え装置100が配置されている。
第4図はソータ1を第2図の反対側から見た図であ
る。本図により第2図で表現できなかったものについて
説明する。
ソータ1は20ビンのソータであり、それぞれ10ビンづ
つ2ブロックに分かれていて、上のブロックにビンセン
サ30,31と排紙センサ32,33があり、下のブロックにビン
センサ34,35と排紙センサ36,37がある。これらのセンサ
はLEDとホトトランジスタからなる透過式の光学検知セ
ンサである。コピーが排出されたかどうかを検出するの
が排紙センサであり、ビンにコピーがあるかどうかを判
別するのがビンセンサである。このようなビンセンサに
より、上ブロックにコピーが乗っていれば下ブロックを
使用することが可能になっている。
符号100はシート揃え装置を示す。
第2図に戻って、複写機から排出されたコピーは、入
口ガイド板4,5から挿入され、ガイド板、搬送ローラ対
によりソータ1の上部へ搬送される。
今、通常排紙モード(排紙トレイ3に排出するモー
ド)であるとすると、切換爪15が下がっていて、コピー
はガイド板14に沿って排紙ローラ対により排紙トレイ3
に排出される。
また、ソートモード(ページ順に仕分けるモード)も
しくはスタックモード(ページ毎に仕分けるモード)で
あるとすると、切換爪15が上がっていて、コピーは切換
ガイド板23に沿って下方に搬送される。搬送ローラ19と
従動ローラ21によって搬送されたコピーは、偏向爪18が
作動している箇所のビン2に排出される。偏向爪18はモ
ード(ソートまたはスタック)に合った動きをする。
ソートモードの時は、1ビン目の偏向爪18が作動して
原稿の第1ページの1枚目のコピーを第1ビン2に排出
し、原稿の第1ページの2枚目のコピーは2ビン目の偏
向爪18が作動して第2ビンに排出する。また原稿の第2
ページの1枚目のコピーは第1ビン2に、2枚目は第2
ビン2にそれぞれ排出される。このようにしてソートモ
ードの時には、コピーは1つのビンに1,2,3・・・・と
いうようにページ順に排出される。
スタックモードの時には、原稿の第1ページ目のコピ
ー全部を第1ビンに排出し、第2ページ目のコピー全部
を第2ビンに排出させるように偏向爪18が作動する。こ
のようにしてスタックモードの時には、1つのビンに同
一ページのコピーが排出され、ページ毎に仕分けられ
る。
この様に仕分けられたコピーに対してステープルを行
なう為には、各ビンに排出された複数のコピーが備えら
れていなければならない。そのためソータ1には、以下
に説明する本発明を適用したシート揃え装置が備えられ
ている。
先づ主として第1図に基づきシート揃え装置の構造を
説明する。
各ビン2の一側縁部には、シート端受け部材であり且
つ第1停止部材の一例であるビンフェンス210がそれぞ
れのビンに立設さているとともに、このビンフェンス21
0が設けられている縁部と直交する他側縁部に、停止部
材であり且つ第2停止部材の一例としてのビン後端立上
り部205が立設されている。また、ビンフェンス210が設
けられている縁部と反対側の縁部から、直角方向に切欠
き部207が設けられている。この切欠き部207は、ビンフ
ェンス210に向って所定長さにわたり延設されている。
これら各ビン2に夫々設けられている切欠き部207内を
上下方向に貫通して、回動軸の一例である横断面が角形
状をなす主軸101が立設されている。主軸101の途中部分
には、各ビン2に対応する位置毎に、シート束の端面部
に当接して位置揃えを行なうシート揃え部材の一例であ
る押圧部材102が複数枚取り付けられている。これらの
押圧部材を1枚の板材で構成してもよいが、本実施例で
は、金属板又は合成樹脂等からなる各押圧部材102に
は、第6図にも示すように、主軸101から離れた自由端
部分に押圧弾性部材102aが、そして上端近くに補助弾性
部材102bが、それぞれビンフェンス210に対向する面に
固着されている。両弾性部材は、共にばね板又はポリエ
ステルフイルム等であって可撓性すなわち弾性のある材
料によって作られている。押圧弾性部材102aは押圧部材
102と同様に、ビンフェンス210に対向している。補助弾
性部材102bは、ビン2のコピー載置面に対向している。
揺動する押圧部材102によってシート束の端面部を押
し付けてシート揃えを行なう時、押圧弾性部材102aはた
わんだ状態でシート束に弾性力を与える。これにより、
押圧部材102、ビン2及びビンフェンス210の取付け位置
にばらつきがあっても、常にシート束に揃えのための均
一な押付力を与えることができるようになっている。
又、揃えようとしているシート束が上向き(ビン2か
ら遠ざかる方向)にカールしている場合、単に押圧部材
102の揺動のみによってシート揃えを行なおうとする
と、押圧部材102あるいは押圧弾性部材102aがシート束
の端面を押した時に、該シート束の端面部が押圧部材10
2に沿って上方へすべってしまい、正確なシート揃えが
できなくなるおそれがある。本実施例では押圧部材102
の上部に補助弾性部材102bが設けられているので、シー
ト束がカールしていても確実に押圧部材102等によって
その端部を押すことができ、確実にシート揃えができ
る。
尚、実施例では補助弾性部材102bは押圧部材102の面
に直角に取り付けられ、中央付近の一部分が下方へ下っ
ていて、その断面形状が概ねV字形状になっている(第
6図)。すなわち、補助弾性部材102bのうち最初にシー
トを受入れる側の部分が、先端が高くシート排出方向に
見て下流に行くに従って下になるように傾いている。こ
れにより、ビン2上に排出されてくるシートが上方にカ
ールしていても、そのカールを押さえ確実にビン2上に
導き、押圧部材102が確実にシート束の端面部に当接し
て位置揃えを行うことができることになる。
押圧部材102が取り付けられた主軸101は、移動手段に
より切欠き部207に沿って、導入されるシートサイズに
対応した位置に移動される。このため主軸101の上端部
および下端部には、L形状に形成されているブラケット
103および104の一辺部がそれぞれ取り付けられていると
ともに、ビン2群の上方領域および下方領域には、切欠
き部207の延設方向とほぼ同方向に延びる有歯ベルト105
および106がそれぞれ配置されている。そしてこれらの
各有歯ベルト105および106には、各ブラケット103,104
の各他辺部がそれぞれ固定されている。各有歯ベルト10
5および106がそれぞれ掛けられているプーリ107、108お
よび109、110、111のうち、駆動側プーリ107および109
は、上下方向に延設されている駆動軸112の両端部にそ
れぞれ固定されている。下側有歯ベルト106は、サイズ
移動モータ113の出力軸に設けられたプーリ111に掛けら
れている。移動手段は、以上のサイズ移動モータ113、
プーリ107〜111、有歯ベルト105,106、駆動軸112などに
より構成されている。
押圧部材102の移動位置は、サイズ検知手段の一例で
あるサイズ検知板114及びサイズ検知センサ115により検
知される。このためソータ1にはサイズ検知板114が固
定され、下側ブラケット104にはサイズ検知センサ115が
取付けられている。
又下側のブラケット104上には、第7図にも示すよう
に、押圧部材102を揺動させる機構として、駆動手段の
一例である揺動モータ116等が設置されている。押圧部
材102は、第5図に一点鎖線で示す揃え位置においては
揺動速度が最も遅く、実線の位置から一点鎖線に至る途
中では早くなるように揺動される。このような揺動特性
は、揺動モータ116の回転制御等によっても得られる
が、本実施例では、以下の如くクランク機構を用いてこ
のような揺動を行なわせている。第1図及び第7図にお
いて、この揺動モータ116の出力軸に固定された連結部
材の一例であるアーム116bには、同じく連結部材の一部
分としての偏心軸116aが上方に突出するように設けられ
ている。一方主軸101の下端部には、揺動アーム117が揺
動モータ116に向って突出するように取り付けられてい
る。この揺動アーム117に形成された嵌合部である長溝
部117a内には、偏心軸116aがその溝方向に摺動自在に遊
嵌状態で嵌合している。このような構造により、揺動モ
ータ116が回転駆動されると揺動アーム117が揺動され、
この揺動運動が主軸101を介して各ビン2に対応する押
圧部材102に伝達され、押圧部材102の各押圧弾性部材10
2aが、第5図に実線で示す位置と一点鎖線で示す位置と
の間を8図の曲線に示すように揺動され、その結果、シ
ートが揃えられる位置に移動した所である上死点近くに
おいて揺動速度が遅く中間部分で速くなるようになって
いる。つまり、クランク機構を用いることにより、複雑
な制御などをすることなく第8図に示すような揺動速度
が得られ、能率よくかつ良好にシートの位置揃えがなさ
れる。
第5図の一点鎖線で示す位置は、シート束をフェンス
210に確実に押し付けるため押圧弾性部材102aがシート
端面からある一定のくい込み量を持つように設定されて
いる。
すなわち、揺動した状態の押圧弾性部材102aとビンフ
ェンス210との間の距離が、揃えようとするシートの幅
サイズより短かくなるように揺動角度が設定されてい
る。但し、必要以上に距離を短かく設定すると、押圧部
材102及び押圧弾性部材102aを後退させた時、シートが
それ自身の腰の力によってビンフェンス210からはねか
えってしまい、シート束が乱れるおそれがある。従っ
て、押圧弾性部材102aのシート束への食い込み量を適当
な値にし、特に押圧弾性部材102aを設けていない場合に
は押圧部材102の食い込み量が大きくなり過ぎないよう
にする必要がある。実験によれば、通常の複写機に用い
られている普通紙の複写用紙を5〜50枚程度束ねて揃え
る場合、押圧弾性部材102a等の食い込み量が10mm以下で
あれば、用紙束を乱すことがなかった。
次にシート揃え装置の作用について説明する。
本実施例では以上の如く、揺動部は押圧部材102のほ
か主軸101、揺動アーム117、揺動モータ116等を含んで
ユニット化されていて、揺動ユニット全体がサイズ移動
モータ113により導入されたシートサイズに対応する位
置へ自動的に移動されるようになっている。
複写機側から送り出されるシートサイズ信号を受け取
ると、サイズ移動モータ113によって上下の有歯ベルト1
05、106が搬送され、これにより主軸101に取り付けられ
ている押圧部材102がシート束の一側端面部に向って往
動される。そしてサイズ検知板114及びサイズ検知セン
サ115により、揺動ユニットをシートサイズに応じた所
定位置まで移動させる。この結果押圧部材102は、導入
したシートサイズに応じて定められた適正な位置で揺動
されることにより、精度のよいシート揃えが行われる。
この場合本実施例では、第16図の揺動ユニット移動ルー
チンで説明するように、揺動ユニットがシートサイズに
相当する停止位置の1つ前の停止位置に来たことをサイ
ズ検知センサ115が検知すると、サイズ移動モータ113を
高速回転から低速回転に変更させるようにしているの
で、揺動ユニットを所定位置に精度よく停止させること
ができ、揃え精度が一層向上されている。
次に揺動ユニットの押圧部材102の揺動は、ビン2上
にコピーが排出された後所定のタイミングで行われる。
これは、コピーがビン2上に排出された後その傾斜に沿
って落下するタイミングを考慮したためである。この実
施例では、ビン2の傾斜角を25゜としたときに、排紙セ
ンサ32,33又は36,37がコピーシートの排出完了を検知し
た後300ms経過後に、押圧部材102の揺動を開始させるこ
とにしている。この時間を設定することにより、ビン2
上に排出されたコピーが落下し停止部材の一例であるビ
ン後端立上り部205に当り落ち着いた後に押圧部材102を
揺動させることになり、シートの排出方向に直角方向の
揃えと共にシートの排出方向の揃えも確実に行うことが
できる。この300msの時間は実験によって良好な揺動タ
イミングであることが確実されている。なお、この時間
は使用するシートの種類などによっても異なり、又、複
写プロセスに要する時間との関係でコピーの生産向上の
ためなどの必要があるときには、更に短縮できる可能性
がある。揺動タイミングの詳細については、第17図に示
す揺動ルーチンのフローチャートにより後に説明する。
揺動タイミングになると、摺動モータ116が半回転(1
80゜)近く正転し、その後反転してホームポジションに
戻るようにすれば、この間に、揺動アーム117が1回揺
動され、その揺動力が主軸101を介して各押圧部材102に
伝達される。しかし本実施例では、第9図に示す如く、
押圧部材102が最大揺動位置を過ぎた位置になる場合の
一例として、揺動モータ116を250゜位まで正転させその
後反転させてホームポジションに戻すようにしている。
この結果、押圧部材102を1工程で容易に2回揺動させ
ることができる。
このような押圧部材102の揺動運動により、その押圧
弾性部材102aがシート束の一側端面に当接され、シート
束は、第5図の実線で示すビン2上に導入された位置か
ら、その反対側の端面部がフェンス210に押し付けられ
一点鎖線で示す揃え位置へ移動され、シート束の一側端
部の位置揃えが行なわれる。シートの排出方向の位置揃
えは前述の如く揺動タイミングを遅らせることによりシ
ートの自然落下によって行われるが、更に確実にシート
を揃えるために、本実施例では、押圧弾性部材102aを第
5図に示す矢印A方向に揺動させ、シート束の一側端部
に矢印A方向に力を加え、一側端部と直交する他側端部
をビン2の立上り部205に押し付け、この面側の位置揃
えも同時に行えるようにしている。
なお第9図に示す如く、揺動モータ116の揺動を正転
及び反転で行っているため、正転でシートを押しきれな
かった場合でも、反転により揺動モータ116を容易にホ
ームポジションに戻すことができる。
以上のような動作により、ビン2上に排出されたコピ
ーはビン2の端部へ良好に揃えられることになる。
位置揃えが行なわれたシート束は、ステープル動作な
どの後処理が実行された後に第5図に示す矢印X方向に
取り出される。この取り出し方向のシート束通過範囲に
は取り出しの障害になるものはなんら存在しないので、
シート取り出しは容易である。
第10図(a)〜第10図(c)及び第11図(a)〜第11
図(p)は、それぞれビン2の全体及び部分の詳細構造
を示す。ビン2にはシート揃え及びステープルを良好に
行うための種々の工夫がされている。以下これらについ
て上記図面に基づいて説明する。
第10図(a)にビン2の平面図、第10図(b)にその
側面図を示す。
ビン2のほぼ中央には、前述の如く揺動の主軸101が
貫通する切欠き部207が延設されている。主軸101はシー
トサイズに合わせて移動される。切欠き部207の近傍に
は、第11図(c)にも示すように、これに平行に2条の
凸部201が延設され、これらにより揺動の主軸101に取付
けられた押圧部材102及び押圧弾性部材102aの押圧部が
入る凹部201aが形成されている。より詳しく説明する
と、押圧部材102の先端部が下方に突出して凹部201aに
突入し、その先端部分に固定された押圧弾性部材102aが
凹部201aに入り込んでいるのである。凹部201aの深さは
図示の如く、例えば3mm程度に設定される。
上記構成によると、押圧部材102が前述のように揺動
して、その押圧弾性部材102aがコピーシートSを押圧す
るとき、この押圧弾性部材102aは凹部201aを通るので、
第11図(c)から明らかなように、押圧弾性部材102aが
確実にシートに当ってこれを押圧する。このため、ビン
2に排出された1枚目のシートSも、引き続き排出され
るシートも確実に押圧部材102によって押圧され、その
位置が揃えられる。その結果従来のように、コピー紙が
揺動板とビンとの間に入り込み、揺動板がコピー紙を押
圧しない空振り状態となることはない。
第11図(d)に示すようにビン2に凸部を設けず、ビ
ン上面の一般面よりも凹入した凹部201a′を形成しても
上述したところと全く同様な作用が得られる。
ただ、第11図(c)に示したように、凹部201aの両側
に凸部201を形成すると、この部分でシートSを山状に
盛り上げることができるため、押圧部材102の押圧弾性
部材102aをより確実にコピー紙Sに当てることができる
と共に、コピー紙Sに所謂腰をつけることができるた
め、その揃え動作時にコピー紙Sが湾曲する等の好まし
くない形態に変形することを防止でき、確実な揃え動作
を行うことが可能となる。
なお上述した実施例では、ビンの凹部201aを押圧部材
102の押圧部が通るように構成したが、ビンに切欠を形
成し、ここを押圧部がその揺動時に通るように構成して
もよい。
又、第10図(a)において、ビン2上にはリブ202bが
設けられている。リブ202bは、排出されたシートが切欠
き部207に潜り込むことを防止する機能も有する。第11
図(a)は切欠き部207付近のリブ202bの断面形状を示
す。同図からわかる様に、リブ202はビン2の上下に突
出しており、積載されるシートが下に潜り込まないよう
にするとともに、上位ビンの切欠き部へ入り込まない様
にしている。リブ202bの配置は、各サイズのシートが導
入されたときにその端縁から10mm程度内側に入った付近
になるように設定されていて、特に切欠き部207に入り
易いシート端面を確実にガイドする様に考慮されてい
る。
なお同図中、ビン2上側のリブ202bの形状が片側がな
だらかな三角形状を成しているのは、チャッキングして
来たシート束をステープルした後ビン内に吐出する時
に、吐出されたシート束がリブ202bに引掛からない様に
ガイドする為である。又、リブ202bは、第10図(b)に
示すビン後端立上がり部205付近では第11図(b)に示
す如く低くなっていて、切欠き部まで徐々に高くなって
いる。これはシートの積載枚数を多く確保する為であ
る。
ビン2には、コピー積載枚数を向上させるため、第11
図(e)に示す様に除電ブラシ211が取付けられている
が、排出されたシートがカール等により除電ブラシ211
に引っ掛かりスタック性及び揃え性に悪影響を与える危
険を防止するため、リブ202cが設けられており、排紙さ
れたシートは除電ブラシ211に引っ掛からない様に確実
にガイドされる。またこのリブ202cも各サイズのシート
の両端を押える様な配置になっている。
第10図(b)において、下側に出ているリブ202eは、
第11図(f)に示す様にシートSの端面を押える役目を
しており、これにより第11図(g)に示す如きカールの
大きいシート等に対し、チャッキング部が前進するとき
に積載されたシート束端面に当ることなく、確実にチャ
ッキングできることになる。
第11図(h),(i)に示すビン2のステープラ側端
部下面に取付けられたガイド部材212は、ビン2上に積
載されたシート束をチャッキング部によりステープル位
置まで移動する時に、シート束が確実にステープラ部の
開口に入る様にガイドしている部材である。このガイド
部材212がないと、第11図(j)に示す様に、シート束
が同図中のからへ移動する時にステープラ開口部へ
引っ掛かるおそれがある。特にシートのカールが大きい
ときや積載枚数が多くなったときにこの不具合が多く発
生する。ガイド部材212を設ければ、第11図(i)に示
すように、シート束が、、、の様に移動されステ
ープラ間口に確実にガイドされ、前記不具合は発生しな
い。
第10図(b)でビン2の下側に出ている凸部204はシ
ートのカール押えである。ビン2上へ排出されたシート
は一方向に揃えられるが、カールの大きいシートはビン
側方に設けられたビンフェンス210に乗り越えるなどに
より、揃え性が悪くなることがある。このため凸部204
を、シートのカール等を押え良好に揃えが行なえる様に
設置している。第11図(k)、(l)は、カール押え凸
部204があるときとないときのモデルケースを示す。図
中のシート、、は、揃えが行なわれた時の経時的
状態を段階的に示し、同図(k)ではカール押え凸部20
4によりシートのカールが押えられて良好に積載されて
いる。
第10図(a)に図示されている切欠き部206はビン2
上に揃えられたシート束をチャッキング部がチャックす
る為の切欠き部である。
ビン2はシート排出方向に水平面に対してある角度を
もって尻上りにソータ本体に取付けられている。これは
排出されたシートの排出方向の揃えを、押圧部材102の
揺動運動とシートの自重による落下とにより行なわせる
ためである。本実施例では、ビン2は25゜の傾きを持っ
ている。
排出方向の揃え精度を上げる為と、スタック性向上の
為にビン後端立上がり部205の形状は第11図(m),
(n)の様になっている。即ち、各ビン2のシート受け
面に対して立上り部205が角度α1で示すようにほぼ直
角に立上っている。そして、前述の如く押圧部材102が
揺動し、或いはシートの自重によって、各シートの後端
縁が立上り部205に当接するが、このとき、ビン2の積
載されたシートSの後端縁を正しく、すなわち傾斜した
り凹凸状となることなく、ビンのシート受け面に対して
直交する向きに揃えることができる。しかもビン2を第
28図に鎖線で示したように形成した場合より、ビン間の
間隔を大きくとることができる。
また、第11図(m),(n)に示す実施例では、ビン
後端立上り部205の上端に、ビン2のシート受け面に対
して90゜より小なる角度α2をもって傾斜した延長部20
5aが一体に連設されている。これにより、ビン2上に図
示の如くシートSが積載されたとき、立上り部205とそ
の延長部205aとの間の曲がり部Bにおいて、シートSの
カール等を押え、該シートを良好に揃えて積載すること
ができる。
しかし第11図(o)に示すように延長部205aを設けな
いと、ビン2にカールしたシートが排出されたとき、そ
のカールを押え切れず、第11図(p)に示す如く積載さ
れたシートSがビン立上り部205bに沿って乗り上がるこ
とがあり、これがジャム発生の原因等になる。このよう
に、立上り部205に延長部205aを付設すると特に有利で
ある。
第10図(c)はビン2の右側面図であり、その取付状
態を示す。209a、209bは側板を示し、208a,208bはビン
受け台である。ビンフェン210側のビン受け台208aでビ
ン2を固定し、他の片側のビン受け台208bは、ビン2と
僅かな隙間を持ってこれを支えている。ビンフェンス21
0側を固定することにより、ステープルの位置がばらつ
かないことになる。又、ビン受け台208b側に設けられた
僅かな隙間により、ビン2の熱膨張を吸収できる。
次に本考案の理解のため、ステープラ装置300につい
て概要を説明する。
多段に亘って設けられるビン2(第2図)の側部に、
第20図及び第21図に示すようなステープラ装置300が配
置されている。このステープラ装置においては、ステー
プラ301及びチャッキングユニット302が、板状のブラケ
ット303の下面部から垂下されるようにしていてそれぞ
れ固定されている。ステープラ301は、各ビン2に堆積
されたシート束のそれぞれに対してステープル針を打つ
込むものであり、チャッキンユニット302は、各ビン2
上のシート束を把持してほぼ水平方向に移動させるもの
である。
ブラケット303の両端縁部分303a,303bは、上方向及び
下方向にそれぞれに折曲されており、これらの両端縁部
分303a,303bにローラ304a及び304bが回転自在に取付け
られている。ローラ304a及び304bは、ビンの側部に沿っ
てほぼ平行に立設された2つのガイドレール305a,305b
の溝部内に上下方向に転動されるように装着されてお
り、ステープラ301及びチャッキングユニット302が各ビ
ンの側部に沿って上下方向に一体的に往復移動できるよ
うになっている。さらに、ビンの側部に沿ってほぼ平行
に2つの駆動ベルト306a,306bが立設されている。これ
らの駆動ベルト306a,306bに対してブラケット303の両端
縁部分303a,303bがそれぞれねじ止め固定されている。
各駆動ベルト306a,306bは、上下方向に所定間隔離して
配置された2つのプーリ307a,307c及び307b,307dの間に
それぞれ掛け渡されている。下側のプーリ307c,307d同
士は、共通の支軸308によって一体的に回転されるよう
に連結されている。そして駆動モータ309の出力は、そ
の出力軸に固定されたプーリ310及び動力伝達ベルト311
を介してプーリ312に伝わり、同軸上に固定された駆動
歯車313、この駆動歯車313に噛み合わされる歯車314を
順に介して支軸308の一端部に固定された駆動プーリ307
dに対して回転駆動力が伝達されるようになっている。
このような駆動力伝達機構によって、駆動ベルト306a,3
06bが搬送駆動され、それにより上記ステープラ301及び
チャッキングユニット302の上下方向の移動動作が行な
われるようになっている。
さらにまた、ブラケット303の一方側の端縁部分303a
に対して、位置センサ315が取り付けられていると共
に、検知板316が上記位置センサ315に挟まれるようにし
て立設されている。上記検知板316には、位置を表示す
る突起316aが各ビン位置に対応するようにして所定間隔
をなして形成されている。このような位置検出機構によ
って、上記ステープラ301及びチャッキングユニット302
が各ビンの設置位置に停止されるように制御される。
又、突起303cとセンサ303dはブラケット303の上限位置
を決めるためのものであり、突起303cがセンサ303dの中
に入るとモータ309による上昇を停止する。
第22図は本例の動きを判り易くするための説明図であ
り、ビン2上に排出されたシートと、チャッキングユニ
ット302の動きと、ステープラ301の位置とを説明する図
である。ビン2上に排出されたシートSはS10で示すよ
うな位置に排出される。その後、前述のシート揃え装置
によりビンフェンス210に当接するS12の位置に揃えられ
る。コピーが終了し、所定枚数のコピーシートがビン2
上にスタックされると、チャッキングユニット302が実
線の位置から破線の位置に移動し、前述のように一対の
チュックレバーが閉じてコピー紙を挟み、再び実線の位
置まで戻る。この間動作によりコピー紙束はS11の位置
まで移動し、ステープラ301によってコピー紙束がステ
ープルされる。チャックレバーが開き、後述する戻し板
でコピー紙束はS12の位置とS10の位置との間の範囲に戻
される。これで1つのビンに対する仕事が終了し、次の
ビンへ移動し仕事を繰り返す。
チャッキングユニット302は、第23図に示されるよう
に、コピー紙束を把持するチャック部302−1と、この
チャック部302−1をほぼ水平方向に往復移動させる往
復移動機構302−2と、ステープル処理後のコピー紙束S
11をビン2上に戻す戻し板302−3とを備えている。チ
ャック部302−1においては、一対の揺動アーム302−1
a,302−1bが揺動自在に取り付けられており、これらが
ソレノイド302−1cにより作動されることによって、チ
ャックレバー302−1aがコピー紙束を把持するように作
動する。
往復移動機構302−2には、チャック部302−1をコピ
ー紙束がわに進退させる送り軸302−2aが設けられてい
る。
第24図はステープラ301の概略構造を示す。
本実施例では複写機が用紙反転装置を有していて、コ
ピー紙は画像面を下向きにして各ビン2に排出されるた
め、ステープラ301は逆向きに取付けられている。すな
わち、第20図及び第24図に示すように、ステープル針が
出てくるステープル部材301aが下側に、これを受ける側
のステープル部材301bが上側に位置し、これらの間の開
口301cにコピー紙束Sが挿入され、下側のステープル部
材301aが上方に移動することによって、コピー紙束にス
テープル針が打ち込まれる。
ステープル部材301a,301b及び針カートリッジ301bは
本体301eと一体になってステープラ301を形成し、これ
らが軸301fに回動自在に取り付けられている。又、ステ
ープル部材301bには軸301gが突設されていて、ステープ
ラ301は、第20図に示すブラケット303に取り付けられる
基板301hに、軸301iに枢支された解除爪301jにより軸30
1gが保持されることにより固定されるようになってい
る。解除爪301jは、軸301kに回動可能に支持された開放
レバー301mにより回動されるようになっていて、開放レ
バー301mを図において時計方向に回動させると軸301gと
の係合が外れ、第25図に示す如くステープラ301を開放
することができる。そしてこの状態で針カートリッジ30
1dを交換することができる。
次に制御系の説明を行う。
第12図は本実施例における制御系のブロック図であ
る。本制御はCPU400を中心にROM401、RAM402、I/Oポー
ト403、406、クロック・タイマ・コントローラ(CTC)4
04、ユニバーサル・アシンクロナス・レシーバ・トラン
シーバー(UART)405にて構成されるマイクロコンピュ
ータ制御システムである。プログラムを書き込んだROM4
01により随時、RAM402を利用しつつ、I/Oポート406から
の入力信号を受けてI/Oポート403、CTC404の出力信号に
より各種ドライバを介して各負荷を制御している。又、
複写機とはレシーバ412、ドライバ413を介してUART405
により各ステータス指示信号をやりとりしている。複写
機とやりとりしている信号のうち、複写機から本制御回
路に送られてくる信号には、ソータ始動信号、複写機排
出信号、モード信号、紙サイズ信号、ステープル開始信
号、ステープル終了信号、サービスコールリセット信号
(S.C.リセット)などがある。本制御回路から複写機に
送る信号には排出信号、各ドアカバーオープン信号、JA
M信号、ビン数オーバ信号、異常信号、針無信号、ステ
ープル終了信号、ステープル許可信号、ソート許可信号
などがある。
以下に本実施例の動作と制御のフローをフローチャー
トに従って説明する。
第13図はメインフローを示している。CPU400は、まず
複写機から送られてくる動作モード信号を受信する。
又、同様に複写機から送られるセット枚数信号を受信す
る。複写機によるコピー開始後、該複写機からソータ始
動信号が送られ、その信号が受信されるとドライブモー
タ22が始動する。ソータ始動信号が送られて来ない時、
フローはウエイト状態となる。その後、受信された動作
モードに従って、ソートモード、スタックモード、通常
排紙モードのいずれかのモードが実行される。通常排紙
モードとは排紙トレイ3に紙を連続して排出するモード
である。
以下、第14図に基づいてソートモードについて説明す
る。
前記のソータ始動信号に少し遅れて、複写機から給送
される用紙のサイズを示す紙サイズ信号が該複写機から
送信される。紙サイズ信号が受信されると、揺動の可・
不可(スタックモード時、外部からビンにシートが載せ
られた時などには揺動不可)が判断され、揺動可の場合
は、サイズカウンタプリセットルーチン及び揺動ユニッ
ト移動ルーチンへ移行する。これらのサブルーチンにお
いて、受け取った紙サイズ信号に該当する位置へ揺動ユ
ニット、すなわち押圧部材102等を移動させるための処
理が行なわれる。
第15図はサイズカウンタプリセットルーチンを示して
いる。サイズ信号を受信していれば、受信したサイズ信
号に基づいてサイズ位置データをサイズカウンタにセッ
トし、そして揺動ユニット移動指示を行なってリターン
する。サイズ信号を受信していなければそのままリター
ンする。
第16図は揺動ユニット移動ルーチンである。このルー
チンにおいては、揺動ユニットが移動しないのであれば
そのままリターンする。揺動ユニットが移動するのであ
れば、揺動の可・不可を判断し、可であればサイズ移動
モータ113を右回転に高速回転させる。その後、サイズ
検知センサ115がオフからオンに変化したかどうかを判
断する。これがオフからオンに変化していなければその
ままリターンする。変化していればサイズカウンタを1
だけ減ずる。その後、サイズカウンタの値を読み取っ
て、1であればサイズ移動モータ113のスピードを低速
に変更してリターンする。サイズカウンタの値が0であ
れば、サイズ移動モータ113をオフして揺動ユニットの
移動を終了してリターンする。
揺動ユニット移動ルーチンが終わると、第14図におい
て、複写機本体からの排紙信号をチェックする。排紙信
号が受信されると電磁クラッチCL(第2図)がオンとな
る。電磁クラッチCLがオンになるとドライブモータ22の
動力がビン入口の搬送ローラ19に伝達されてこれらの搬
送ローラが回転する。
次に、複写機からソータ内へコピー紙が送り込まれ
る。この時、入口センサS(第2図)によって該コピー
紙が検知される。センサSによってコピー紙の搬入が検
知されると、切換ソレノイドSOL(第2図)がオンとな
る。切換ソレノイドのオンにより切換爪15が、紙をビン
方向へ搬送する側に切換る。
第14図において「ソート動作」のステップでは、送り
込まれたコピー紙を希望する1つのビン内へ排出するた
めの処理が行なわれる。例えば、所望のビンに対応する
偏向爪18のみを切換えて、該偏向爪によってコピー紙が
所望ビン方向へ偏向するようにする。
コピー紙が搬送ローラ19及び排出ローラ20によってビ
ン上に排出され終わるまでの適当な時間の後、実施例で
は300ms後(第14図ステップA)、揺動ルーチンを実行
する。この揺動ルーチンにおいて、第1図の押圧部材10
2の揺動により、ビン上に排出されたコピー束の揃えが
行なわれる。
第17図は揺動ルーチンを示している。コピー紙がビン
上に排出される時、排紙センサ32、33あるいは36、37
(第3図)がまずオンとなる。次に、排出が完了すると
その排紙センサがオンからオフに変化する。このオンか
らオフへ変化したところが紙の後端である。排紙センサ
32、33等のオンからオフへの変化のタイミングで、CPU4
00内に設けられているタイマをスタートさせる。次にタ
イマの値をチェックする。この値が所定時間、本実施例
では300ms経過した時、タイマの計数を停止する。この
時、揺動可となっていれば揺動モータ116を始動して主
軸101、従って押圧部材102の揺動を開始する。この動作
は、コピー紙が排出される毎に行なわれて、その都度コ
ピー紙束が揃えられる。
揺動処理ルーチンが終わるとフローは揺動ユニット退
避ルーチンへ移行する。ビンへのコピー紙のスタック枚
数がステープル可能枚数(本実施例では30枚)を越える
と、実質的にステープル処理を行なうことができない。
本ルーチンは、このような場合に、ステープル処理を禁
止し、それと共に、コピー紙排出動作の妨げになる押圧
部材102の揺動を止め、更に揺動ユニットをホームポジ
ションへ退避させるための処理を行なうものである。
第18図は揺動ユニット退避ルーチンを示している。ビ
ン上のコピー紙の積載枚数は、先頭ビンへのコピー紙の
排出をカウントすることによって検知される。先頭ビン
の排紙カウントの値がステープル可能枚数を越えたと判
断した時、押圧部材102の揺動動作を中止し、そして揺
動ユニットをホームポジションへ退避させてそれ以後に
排出されたコピー紙については紙揃えを行なわないこと
にしてある。又同時に、それ以前に排出されたコピー紙
の束に対するステープル処理を禁止している。
以上の処理が終わった後、第14図のステップBにおい
て、複写機からステープル開始信号が出されているかど
うかチェックし、出されていればステープル動作の処理
を行なう。この「ステープル動作」のステップでは次の
ような動作のための処理が行なわれる。すなわち、第2
図及び第3図に示すステープラ301及びチャッキングユ
ニット302が一体となって各ビン毎に停止しながら移動
してゆく。各ビン内のコピー紙束は、チャッキングユニ
ット302によってステープラ301まで引き寄せられ、その
引き寄せられたコピー紙束がステープラ301によってス
テープル止めされる。
尚、第1図のビンフェンス210は、押圧部材102の揺動
による紙揃えを行なう時の一時端側の基準となるもので
あるが、ステープラ301によるステープル処理を行なう
時には、このビンフェンス210がコピー紙束の移動の妨
げとなる。よって、ステープラ301及びチャッキングユ
ニット302が目標としているビンに到達した時、自動的
にビンフェンス210が矢印Qの如く下方へ回動して、コ
ピー紙束の出し入れを妨げない位置へ退避するようにな
っている。
第14図において、ステープル動作処理ルーチンが終わ
るとフローは揺動禁止処理ルーチンへ移行する。このル
ーチンは、押圧部材102が揺動するとかえってコピー紙
束が乱れてしまうと考えられる場合に、その揺動を禁止
するための処理をするルーチンである。
第19図は揺動禁止処理ルーチンを示している。まずス
テープル動作が行なわれているかどうかをチェックす
る。行なわれていなければ、ビンフェンス210が開放さ
れていないから、押圧部材102を揺動させても何等支障
がないので、揺動を許可する。
ステープル動作が行なわれている時は、チャック用ソ
レノイド302−1C(第23)がオンになっているかどうか
をチェックする。ソレノイド302−1Cがオンになってい
ればチャッキングユニット302によるコピー紙束のチャ
ッキング動作が行なわれている。
ステープル動作時には、ステープラ301及びチャッキ
ングユニット302が各ビンに沿って移動している際中な
ので、いずれかのビンのビンフェンス210が開放されて
いると考えられる。この場合、チャック用ソレノイド30
2−1Cがオフになっていてコピー紙束がチャックされて
いない時に押圧部材102が揺動すると、コピー紙束が乱
れてしまう。このためソレノド302−1Cがオフの時には
(ステップC)揺動を禁止する。ソレノイド302−1Cが
オンの時にはコピー紙束をつかむチャックがホームポジ
ションへ移動してから0.3s以上たっているかどうかをチ
ェックする。
0.3秒以上たっていれば、ステープラ301によると綴じ
動作が終りソレノイド302−1Cをオフする直前であるた
め、この時に押圧部材102が動き出すとソレノイド302−
1Cをオフした時の紙戻し作用により揺動々作が妨げら
れ、ステープル処理以外のビンのコピー紙の不揃えとな
るため揺動を禁止する。
0.3S以内であれば、ソレノイド302−1Cがコピー紙束
を確実に把んでいるため、揺動を行ってもステープル処
理ビンのコピー紙束は不揃いにならないので、揺動を許
可する。
揺動禁止処理ルーチンが終わると、第14図において、
全ビンについてのステープルが終わっているかどうかを
チェックし(ステップD)、終わっていればステープラ
301等をホームポジションへ戻して全ての動作を終了す
る。
なお、以上においては本発明のシート揃え装置の実施
例を複写機のソータに適用した場合について説明した
が、本発明のシート揃え装置は各種のシート処理装置に
対して適用できるものである。またこの種の処理装置に
付設される仕上処理手段としてはステープラの他に、シ
ートに穴をあけるパンチャー、印ないしはスタンプを押
すスタンパー等があり、これらを付設したシート処理装
置にも本発明を適用できることは勿論である。
効 果 請求項1の発明によれば、駆動軸の回転を1往復させ
るだけでシート揃え部材を二度揺動させられるので、簡
単な制御で装置の耐久性を維持しつつ揃え能率を向上さ
せることができる。
請求項2の発明によれば、サイズ検知手段が停止位置
の1つ前の停止位置を検知するとシート揃え部材の移動
速度を低下させるので、シート揃え部材が停止位置に来
た時には速度が遅くなっていて、これを精度よく停止さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート揃え装置の一実施例の斜視図、第2図は
シート揃え装置が適用されるソータの一例の側断面図、
第3図は第2図のソータを上から見た平面図、第4図は
第3図のソータを右方から見た場合の側断面図、第5図
はシートを揃える状態を示すシート受け容器の一例の平
面図、第6図は第1図の要部の斜視図、第7図は第1図
の他の要部である駆動装置の平面図、第8図及び第9図
は第7図に示す駆動装置の動作状態を示すグラフ、第10
図(a)から第10図(c)はシート受け容器を詳しく示
す図、第11図(a)から第11図(p)はシート受け容器
へのシートの排出状態を示すための図、第12図は制御回
路の一例の回路図、第13図から第19図はその制御回路に
よって実行される制御の流れを示すフローチャート、第
20図はステープラ装置の斜視図、第21図はその一部だけ
を示した平面図、第22図はコピー紙束をチャッキングし
て動かす際の動作を説明する説明平面図、第23図はチャ
ッキングユニットの正面図、第24図はステープラの説明
図、第25図はその回動した状態を示す説明図、第26図は
従来の装置におけるシート揃え状態を示す平面図、第27
図は従来のシート揃え装置の不具合を説明する側面図、
第28図は従来のビンのビン後端立ち上り部の不具合を説
明する側面図である。 2……ビン(シート受け容器) 101……回動軸(主軸) 102……押圧部材(シート揃え部材) 102a……押圧弾性部材 102b……補助弾性部材 105、106……有歯ベルト(移動手段) 107〜111……プーリ(移動手段) 112……駆動軸(移動手段) 113……サイズ移動モータ(移動手段) 114……サイズ検知板(サイズ検知手段) 115……サイズ検知センサ(サイズ検知手段) 116……揺動モータ(駆動手段) 116a……偏心軸(クランク機構の一部である連結部材) 116b……アーム(クランク機構の一部である連結部材) 117……揺動アーム(クランク機構の一部) 117a……長溝部(接合部) 201a……凹部 205……ビン後端立上り部(停止部材又は第2停止部
材) 210……ビンフェンス(シート端受け部材又は第1停止
部材) 400……CPU(制御手段) 401……ROM(制御手段) S……シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1−8470 (32)優先日 平1(1989)1月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−8471 (32)優先日 平1(1989)1月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−8472 (32)優先日 平1(1989)1月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−8473 (32)優先日 平1(1989)1月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 実願平1−4588 (32)優先日 平1(1989)1月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 実願平1−4589 (32)優先日 平1(1989)1月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 森 五郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 菊地 俊幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 駒田 隆司 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (72)発明者 湊 正弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 細井 正敏 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (72)発明者 嶋田 雅志 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (72)発明者 植野 裕二 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (72)発明者 梅田 新 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 吉野 博文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 杉山 吉秀 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (72)発明者 市之瀬 勉 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−287663(JP,A) 特開 昭60−19647(JP,A) 実開 昭60−167050(JP,U) 実開 昭63−136658(JP,U) 実開 昭57−182747(JP,U) 実開 昭61−59252(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート受け容器に載せられたシートの端面
    に揺動するシート揃え部材を当接させ該シートの揃えを
    行うシート揃え装置において、 駆動軸により回転力を与える駆動手段と、 該駆動手段により前記駆動軸を中心として回転駆動され
    る連結部材と、 一端側に該連結部材を摺動自在に嵌合する嵌合部を備
    え、該連結部材の回転運動により他端側を支点として回
    動される揺動アームと、 該揺動アームの前記支点に固定され該揺動アームの回動
    により回動される回動軸と、 該回動軸に固定されて揺動され前記シートの端面に当接
    されるシート揃え部材と、 前記駆動手段の駆動軸を一方向側に回転させ前記シート
    揃え部材を揺動させ、該シート揃え部材が最大揺動位置
    を過ぎた後に前記駆動軸を前記一方向側の反対側に回転
    させる如く制御する制御手段と、を有し、 前記駆動手段の前記一方向側回転及び前記反対側回転の
    1動作により前記シート揃え部材が最大揺動位置を2回
    通過することを特徴とするシート揃え装置。
  2. 【請求項2】シート受け容器に載せられたシートの端面
    に揺動するシート揃え部材を当接させシートの揃えを行
    うシート揃え装置において、 前記シート受け容器は複数サイズのシートを導入し、前
    記シート揃え部材はシートサイズごとに定められた停止
    位置に停止して揺動し、 前記シート揃え部材を前記シートサイズごとに定められ
    た停止位置へ移動させる移動手段と、 前記シート揃え部材の移動位置を検知するサイズ検知手
    段と、 前記移動手段により移動される前記シート揃え部材が、
    導入されたシートサイズに相当する停止位置に来たこと
    を、前記サイズ検知手段が検知すると、前記シート揃え
    部材を停止させる如く制御する制御手段と、を有し、 前記制御手段は、前記導入したシートサイズに相当する
    停止位置の1つ前の停止位置を前記サイズ検知手段が検
    知すると、前記シート揃え部材の移動速度を低下させる
    ことを特徴とするシート揃え装置。
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