JP2757185B2 - セレクトレバーのロック装置 - Google Patents
セレクトレバーのロック装置Info
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- JP2757185B2 JP2757185B2 JP63034404A JP3440488A JP2757185B2 JP 2757185 B2 JP2757185 B2 JP 2757185B2 JP 63034404 A JP63034404 A JP 63034404A JP 3440488 A JP3440488 A JP 3440488A JP 2757185 B2 JP2757185 B2 JP 2757185B2
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- Japan
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- detent
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- select lever
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- Expired - Lifetime
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機を搭載した自動変速車が誤発進
するのを防止するようにした、セレクトレバーのロック
装置を関するものである。
するのを防止するようにした、セレクトレバーのロック
装置を関するものである。
(従来の技術) 自動変速機を搭載した自動変速車では、セレクトレバ
ーをパーキングレンジ(以下、Pレンジという)または
ニュートラルレンジ(以下、Nレンジという)にしてエ
ンジンの始動をした後、セレクトレバーを操作してドラ
イブレンジ(以下、Dレンジという)にすると、そのと
きオートチョーク等の作動によってエンジン回転数が高
くなっているときには、急に発進してしまうことにな
る。そこで先行技術として、このような場合に、ブレー
キペダルを踏まないと変速機の操作ができないようにし
たものがある。この場合にはブレーキペダルを踏んでい
ないと変速操作ができないので、誤発進をすることがな
い。
ーをパーキングレンジ(以下、Pレンジという)または
ニュートラルレンジ(以下、Nレンジという)にしてエ
ンジンの始動をした後、セレクトレバーを操作してドラ
イブレンジ(以下、Dレンジという)にすると、そのと
きオートチョーク等の作動によってエンジン回転数が高
くなっているときには、急に発進してしまうことにな
る。そこで先行技術として、このような場合に、ブレー
キペダルを踏まないと変速機の操作ができないようにし
たものがある。この場合にはブレーキペダルを踏んでい
ないと変速操作ができないので、誤発進をすることがな
い。
しかしながら上記構造のものでは、変速操作の都度ブ
レーキペダルを踏むことになるので、運転者に煩わしい
思いをさせることになる問題がある。そこでセレクトレ
バーのデテント部へソレノイドおよびロック装置を設け
てデテントピンを固定化し、デテントレリーズボタンを
ロックするものも案出されている。この方式によれば、
急な誤発進を生ずることのない一定の条件が得られるま
ではデテントレリーズボタンをロックするようにしてお
くことにより、変速操作の都度ブレーキペダルを踏むと
いう煩わしさから運転者を開放することはできることに
なる。
レーキペダルを踏むことになるので、運転者に煩わしい
思いをさせることになる問題がある。そこでセレクトレ
バーのデテント部へソレノイドおよびロック装置を設け
てデテントピンを固定化し、デテントレリーズボタンを
ロックするものも案出されている。この方式によれば、
急な誤発進を生ずることのない一定の条件が得られるま
ではデテントレリーズボタンをロックするようにしてお
くことにより、変速操作の都度ブレーキペダルを踏むと
いう煩わしさから運転者を開放することはできることに
なる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来におけるこの方式のものは、ソレノ
イドおよびロック装置がほとんどの場合コンソールの内
部に設けられるために、故障時にロック解除のためのリ
ンク機構が複雑となり、部品点数が多くなる問題があっ
た。また従来のこの方式のものでは、ソレノイドのロッ
ク作動をブレーキスイッチあるいはシフトスイッチの作
動にのみ関わらしめていたために、エンジンが異常なフ
ァーストアイドル回転のときでもセレクトレバーの操作
を行えることになり、したがってこれに起因して誤発進
をする可能性があった。
イドおよびロック装置がほとんどの場合コンソールの内
部に設けられるために、故障時にロック解除のためのリ
ンク機構が複雑となり、部品点数が多くなる問題があっ
た。また従来のこの方式のものでは、ソレノイドのロッ
ク作動をブレーキスイッチあるいはシフトスイッチの作
動にのみ関わらしめていたために、エンジンが異常なフ
ァーストアイドル回転のときでもセレクトレバーの操作
を行えることになり、したがってこれに起因して誤発進
をする可能性があった。
本発明はこの問題を解決することを課題として成され
たものであり、変速操作を行うときにはデテントレリー
ズボタンをロックするようにして、急な誤発進を生ずる
ことがないようにしたものである。
たものであり、変速操作を行うときにはデテントレリー
ズボタンをロックするようにして、急な誤発進を生ずる
ことがないようにしたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題解決のための手段として、セレクト
レバー1先端のノブ3にデテントレリーズボタン4を設
け、このデテントレリーズボタン4を押すことによりデ
テントプレート9のデテントホール10へのデテントピン
8の係合を制御するようにした変速装置において、前記
ノブ3の内部に前記デテントレリーズボタン4のロック
用のソレノイド機構12を設け、前記デテントホール10の
Nレンジの部分をDレンジの部分に対して凹部に形成し
てNレンジからDレンジへの切換えに前記デテントレリ
ーズホタン4を押すようにすると共に、シフト位置がP
レンジあるいはNレンジでエンジンの回転数が設定値よ
り小さく、かつブレーキペダルが踏まれているときに、
前記ソレノイド機構12の通電制御をする制御機構を設け
た構成としたものである。
レバー1先端のノブ3にデテントレリーズボタン4を設
け、このデテントレリーズボタン4を押すことによりデ
テントプレート9のデテントホール10へのデテントピン
8の係合を制御するようにした変速装置において、前記
ノブ3の内部に前記デテントレリーズボタン4のロック
用のソレノイド機構12を設け、前記デテントホール10の
Nレンジの部分をDレンジの部分に対して凹部に形成し
てNレンジからDレンジへの切換えに前記デテントレリ
ーズホタン4を押すようにすると共に、シフト位置がP
レンジあるいはNレンジでエンジンの回転数が設定値よ
り小さく、かつブレーキペダルが踏まれているときに、
前記ソレノイド機構12の通電制御をする制御機構を設け
た構成としたものである。
(作用) このような構成とすれば、デテントレリーズボタン4
のロックは、シフト位置がPレンジあるいはNレンジで
エンジンの回転数が設定値より小さく、かつブレーキペ
ダルが踏まれているとき以外には解除されないことにな
るので、エンジン回転数が急な誤発進をしない条件での
みシフト操作ができることになる。したがって従来のも
ののように誤発進を生ずるシフト操作は行い得ないこと
になる。またデテントレリーズボタン4のロック用のソ
レノイド機構12をノブ3の内部に設けたことにより、こ
れが故障してロック解除をするための機構が簡単にな
り、整備性も向上する。
のロックは、シフト位置がPレンジあるいはNレンジで
エンジンの回転数が設定値より小さく、かつブレーキペ
ダルが踏まれているとき以外には解除されないことにな
るので、エンジン回転数が急な誤発進をしない条件での
みシフト操作ができることになる。したがって従来のも
ののように誤発進を生ずるシフト操作は行い得ないこと
になる。またデテントレリーズボタン4のロック用のソ
レノイド機構12をノブ3の内部に設けたことにより、こ
れが故障してロック解除をするための機構が簡単にな
り、整備性も向上する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図について説明すると、第
1図および第2図において1はセレクトレバーであり、
図示するようにパイプ材によって製作されているもので
ある。このセレクトレバー1は基端に設けられた軸2を
中心にして図示しない車体の前後方向に回動するように
なっている。セレクトレバー1の上端部にはノブ3が取
付けられており、このノブ3の側部には、デテントレリ
ーズボタン4が、後述のスプリング11によって常時突出
する方向に付勢されて設けられている。
1図および第2図において1はセレクトレバーであり、
図示するようにパイプ材によって製作されているもので
ある。このセレクトレバー1は基端に設けられた軸2を
中心にして図示しない車体の前後方向に回動するように
なっている。セレクトレバー1の上端部にはノブ3が取
付けられており、このノブ3の側部には、デテントレリ
ーズボタン4が、後述のスプリング11によって常時突出
する方向に付勢されて設けられている。
第1図および第3図に示すように、セレクトレバー1
の内部にはデテントレリーズロッド5が上下方向移動自
在に設けられており、このデテントレリーズロッド5の
上端部にはデテントレリーズカム6が取付けられて、そ
の傾面部において前述のデテントレリーズボタン4に接
している(第4図参照)。デテントレリーズロッド5の
下端部にはボス7が設けられ、このボス7にはデテント
ピン8が貫通して取付けられている。セレクトレバー1
の側部にはデテントプレート9が設けられており、デテ
ントピン8は、このデテントプレート9に設けられたデ
テントホール10(第2図参照)に貫通している。
の内部にはデテントレリーズロッド5が上下方向移動自
在に設けられており、このデテントレリーズロッド5の
上端部にはデテントレリーズカム6が取付けられて、そ
の傾面部において前述のデテントレリーズボタン4に接
している(第4図参照)。デテントレリーズロッド5の
下端部にはボス7が設けられ、このボス7にはデテント
ピン8が貫通して取付けられている。セレクトレバー1
の側部にはデテントプレート9が設けられており、デテ
ントピン8は、このデテントプレート9に設けられたデ
テントホール10(第2図参照)に貫通している。
ボス7の下部と軸2の間にはスプリング11が圧縮状態
で介装され、ボス7に常時上向きの力を与えている。こ
の力により、デテントピン8はデテントホール10に係合
し、またデテントレリーズボタン4はノブ3から突出す
ることになる。この実施例においてデテントホール10
は、第2図に示すようにNレンジの部分が大きな凹部に
なっており、Nレンジの位置にあるセレクトレバー1
を、デテントレリーズボタン4を押さずにDレンジに切
換える、いわゆるフリーセレクトはできないようになっ
ている。すなわち、NレンジからDレンジに切り換える
には、デテントレリーズボタン4を押す必要がある。
で介装され、ボス7に常時上向きの力を与えている。こ
の力により、デテントピン8はデテントホール10に係合
し、またデテントレリーズボタン4はノブ3から突出す
ることになる。この実施例においてデテントホール10
は、第2図に示すようにNレンジの部分が大きな凹部に
なっており、Nレンジの位置にあるセレクトレバー1
を、デテントレリーズボタン4を押さずにDレンジに切
換える、いわゆるフリーセレクトはできないようになっ
ている。すなわち、NレンジからDレンジに切り換える
には、デテントレリーズボタン4を押す必要がある。
セレクトレバー1の内部は、デテントレリーズボタン
4とデテントレリーズカム6を収容するに要する従来の
ものの容積よりも大きな容積を有するものとなってお
り、その内部に、デテントレリーズボタン4をロックす
るためのソレノイド機構12が収容されている。このソレ
ノイド機構12には、このソレノイド機構12に通電された
とき吸引されて引込み、通電されないときにはスプリン
グ13(第3図参照)によって突出して、デテントレリー
ズボタン4の一部に形成された段部14に係合するプラン
ジャ15が設けられている(第1図、第3図参照)。
4とデテントレリーズカム6を収容するに要する従来の
ものの容積よりも大きな容積を有するものとなってお
り、その内部に、デテントレリーズボタン4をロックす
るためのソレノイド機構12が収容されている。このソレ
ノイド機構12には、このソレノイド機構12に通電された
とき吸引されて引込み、通電されないときにはスプリン
グ13(第3図参照)によって突出して、デテントレリー
ズボタン4の一部に形成された段部14に係合するプラン
ジャ15が設けられている(第1図、第3図参照)。
プランジャ15にはソレノイド機構12内を通るロッド16
が一体に設けられている。このロッド16の下端は図示す
るように丸みがつけられて指での把持がし易くなってお
り、ソレノイド機構12によらずともプランジャ15の段部
14への係合解除ができるようになっている。第1図に示
すようにソレノイド機構12には、このソレノイド機構12
の通電制御を行なう制御機構としてのコンピュータ17が
電線18によって接続されており、このコンピュータ17の
指令によって励磁と消磁が行われるようになっている。
コンピュータ17には、エンジンキーのオン、オフ情
報、セレクト位置がPかNであることの判断情報、
車速情報、エンジン回転数情報、ブレーキ情報が入
力される。そして、エンジンの回転数が設定値より小さ
く、かつブレーキペダルが踏まれたときにプランジャ15
を下降させてセレクトレバー1を動かすことができるよ
うにする。
が一体に設けられている。このロッド16の下端は図示す
るように丸みがつけられて指での把持がし易くなってお
り、ソレノイド機構12によらずともプランジャ15の段部
14への係合解除ができるようになっている。第1図に示
すようにソレノイド機構12には、このソレノイド機構12
の通電制御を行なう制御機構としてのコンピュータ17が
電線18によって接続されており、このコンピュータ17の
指令によって励磁と消磁が行われるようになっている。
コンピュータ17には、エンジンキーのオン、オフ情
報、セレクト位置がPかNであることの判断情報、
車速情報、エンジン回転数情報、ブレーキ情報が入
力される。そして、エンジンの回転数が設定値より小さ
く、かつブレーキペダルが踏まれたときにプランジャ15
を下降させてセレクトレバー1を動かすことができるよ
うにする。
このように構成されたセレクトレバーのロック装置
は、PレンジあるいはNレンジでエンジンを始動させ、
これらのレンジから走行のためのレンジに切換えるため
には、デテントレリーズボタン4を押さなければならな
い。このときソレノイド機構12が作動しており、プラン
ジャ15がデテントレリーズボタン4の段部14に係合して
いるとデテントレリーズボタン4が引込まないからシフ
ト操作ができないことになる。したがってシフト操作を
行なうことに何らの支障もないときには、ソレノイド機
構12は作動しないようにし、シフト操作をすると不測の
暴走等が懸念される状況のときには、ソレノイド機構12
は確実に作動するようにする必要があるので、コンピュ
ータ17はそのように制御する。
は、PレンジあるいはNレンジでエンジンを始動させ、
これらのレンジから走行のためのレンジに切換えるため
には、デテントレリーズボタン4を押さなければならな
い。このときソレノイド機構12が作動しており、プラン
ジャ15がデテントレリーズボタン4の段部14に係合して
いるとデテントレリーズボタン4が引込まないからシフ
ト操作ができないことになる。したがってシフト操作を
行なうことに何らの支障もないときには、ソレノイド機
構12は作動しないようにし、シフト操作をすると不測の
暴走等が懸念される状況のときには、ソレノイド機構12
は確実に作動するようにする必要があるので、コンピュ
ータ17はそのように制御する。
これを第5図のフローチャートを用いて説明する。符
号20で示すスタートのステップから符号21で示すステッ
プによりイグニッションスイッチをオンにしたとき、オ
ンが確認されれば、符号22で示すステップのようにセレ
クトレバー1のシフト位置がPレンジであるかNレンジ
であるかの確認が行なわれる。この結果、シフト位置が
PレンジかNレンジであれば、符号23で示すステップに
より、車速が一定値(この場合5km/h)以下であるか否
かが検出される。この結果、車速が一定値以下(停止状
態を含む)なら、今度は符号24で示すステップによりエ
ンジン回転数が検出される。エンジン回転数が一定値
(この場合2500rpm)以下であり、しかもそのとき運転
者がブレーキペダルを踏んで車輌を制動状態にしている
ことをブレーキスイッチがオンとなっていることから検
出されたときには、符号26で示すステップのようにプラ
ンジャ14を下降させ、デテントレリーズボタン4が自由
に押せるようにする。
号20で示すスタートのステップから符号21で示すステッ
プによりイグニッションスイッチをオンにしたとき、オ
ンが確認されれば、符号22で示すステップのようにセレ
クトレバー1のシフト位置がPレンジであるかNレンジ
であるかの確認が行なわれる。この結果、シフト位置が
PレンジかNレンジであれば、符号23で示すステップに
より、車速が一定値(この場合5km/h)以下であるか否
かが検出される。この結果、車速が一定値以下(停止状
態を含む)なら、今度は符号24で示すステップによりエ
ンジン回転数が検出される。エンジン回転数が一定値
(この場合2500rpm)以下であり、しかもそのとき運転
者がブレーキペダルを踏んで車輌を制動状態にしている
ことをブレーキスイッチがオンとなっていることから検
出されたときには、符号26で示すステップのようにプラ
ンジャ14を下降させ、デテントレリーズボタン4が自由
に押せるようにする。
以上の流れにおいて、もし符号21,24,25に示すステッ
プにおける判断がノーとでたときには、符号27で示すス
テップによりプランジャ14が上昇し、前述の構造によっ
てデテントレリーズボタン4が押せないようになってい
る。この場合、符号21で示すステップの前に戻り、再度
の確認が行なわれることになる。符号22,23で示すステ
ップにおいてノーの判断がでたときには車輌が走行中で
あると判断され、符号24,25で示すステップに関わりな
く、プランジャ14が下降することになる。ソレノイド機
構12が故障を生じたときには、プランジャ15に直結した
ロッド16を下方に引くことにより、手動でロック解除を
することができる。
プにおける判断がノーとでたときには、符号27で示すス
テップによりプランジャ14が上昇し、前述の構造によっ
てデテントレリーズボタン4が押せないようになってい
る。この場合、符号21で示すステップの前に戻り、再度
の確認が行なわれることになる。符号22,23で示すステ
ップにおいてノーの判断がでたときには車輌が走行中で
あると判断され、符号24,25で示すステップに関わりな
く、プランジャ14が下降することになる。ソレノイド機
構12が故障を生じたときには、プランジャ15に直結した
ロッド16を下方に引くことにより、手動でロック解除を
することができる。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、セレクトレバー先端の
ノブにデテントレリーズボタンを設け、このデテントレ
リーズボタンを押すことによりデテントプレートのデテ
ントホールへのデテントピンの係合を制御するようにし
た変速装置において、前記ノブの内部に前記デテントレ
リーズボタンのロック用のソレノイド機構を設け、前記
デテントホールのNレンジの部分をDレンジの部分に対
して凹部に形成してNレンジからDレンジへの切換えに
前記デテントレリーズホタンを押すようにすると共に、
シフト位置がPレンジあるいはNレンジでエンジンの回
転数が設定値より小さく、かつブレーキペダルが踏まれ
ているときに、このソレノイド機構の通電制御をする制
御機構を設けた構成のものであるから、従来のものにみ
られたようにソレノイド機構を2個必要とすることな
く、1個で済むことになる。しかもそのソレノイド機構
をコンソールの内部に収容した従来のものに比して連結
部品等が不要になり、部品点数が減って構造簡単となる
上に、ソレノイド機構がノブ内にあるので故障時の手動
式ロッド解除装置の操作が容易になる。そして、ソレノ
イド機構の作動条件に、エンジンの回転数が所定回転数
以下であることの検出と、ブレーキペダルが踏まれて車
輌が制動状態になっていることの検出を行なうことによ
り、エンジンの回転数が高ければブレーキ操作が行なわ
れていると否とにかかわらずセレクトレバーをロックす
るので、異常なファーストアイドル回転のときにも急に
暴走することがなくなる利点がある。
ノブにデテントレリーズボタンを設け、このデテントレ
リーズボタンを押すことによりデテントプレートのデテ
ントホールへのデテントピンの係合を制御するようにし
た変速装置において、前記ノブの内部に前記デテントレ
リーズボタンのロック用のソレノイド機構を設け、前記
デテントホールのNレンジの部分をDレンジの部分に対
して凹部に形成してNレンジからDレンジへの切換えに
前記デテントレリーズホタンを押すようにすると共に、
シフト位置がPレンジあるいはNレンジでエンジンの回
転数が設定値より小さく、かつブレーキペダルが踏まれ
ているときに、このソレノイド機構の通電制御をする制
御機構を設けた構成のものであるから、従来のものにみ
られたようにソレノイド機構を2個必要とすることな
く、1個で済むことになる。しかもそのソレノイド機構
をコンソールの内部に収容した従来のものに比して連結
部品等が不要になり、部品点数が減って構造簡単となる
上に、ソレノイド機構がノブ内にあるので故障時の手動
式ロッド解除装置の操作が容易になる。そして、ソレノ
イド機構の作動条件に、エンジンの回転数が所定回転数
以下であることの検出と、ブレーキペダルが踏まれて車
輌が制動状態になっていることの検出を行なうことによ
り、エンジンの回転数が高ければブレーキ操作が行なわ
れていると否とにかかわらずセレクトレバーをロックす
るので、異常なファーストアイドル回転のときにも急に
暴走することがなくなる利点がある。
第1図は本発明の一実施例を一部断面で示した正面図、
第2図は第1図のものの側面図、第3図は第1図のもの
の要部を一部透視状態で示した背面図、第4図は第3図
のIV−IV線に沿う断面図、第5図は作動説明のためのフ
ロー図である。 1……セレクトレバー 3……ノブ 4……デテントレリーズボタン 12……ソレノイド機構 15……プランジャ 17……コンピュータ
第2図は第1図のものの側面図、第3図は第1図のもの
の要部を一部透視状態で示した背面図、第4図は第3図
のIV−IV線に沿う断面図、第5図は作動説明のためのフ
ロー図である。 1……セレクトレバー 3……ノブ 4……デテントレリーズボタン 12……ソレノイド機構 15……プランジャ 17……コンピュータ
Claims (1)
- 【請求項1】セレクトレバー先端のノブにデテントレリ
ーズボタンを設け、該デテントレリーズボタンを押すこ
とによりデテントプレートのデテントホールへのデテン
トピンの係合を制御するようにした変速装置において、
前記ノブの内部に前記デテントレリーズボタンロック用
のソレノイド機構を設け、前記デテントホールのNレン
ジの部分をDレンジの部分に対して凹部に形成してNレ
ンジからDレンジへの切換えに前記デテントレリーズホ
タンを押すようにすると共に、シフト位置がPレンジあ
るいはNレンジでエンジンの回転数が設定値より小さ
く、かつブレーキペダルが踏まれているときに、前記ソ
レノイド機構の通電制御をする制御機構を設けたことを
特徴とするセレクトレバーのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63034404A JP2757185B2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | セレクトレバーのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63034404A JP2757185B2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | セレクトレバーのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01208234A JPH01208234A (ja) | 1989-08-22 |
JP2757185B2 true JP2757185B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=12413250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63034404A Expired - Lifetime JP2757185B2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | セレクトレバーのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2757185B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615236U (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-13 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のシフトロック装置 |
JPS6147723U (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-31 | トヨタ自動車株式会社 | パワ−リフト車のコラム保護装置 |
-
1988
- 1988-02-17 JP JP63034404A patent/JP2757185B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01208234A (ja) | 1989-08-22 |
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