JP2757150B2 - 卵用ボウル - Google Patents
卵用ボウルInfo
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- JP2757150B2 JP2757150B2 JP7214036A JP21403695A JP2757150B2 JP 2757150 B2 JP2757150 B2 JP 2757150B2 JP 7214036 A JP7214036 A JP 7214036A JP 21403695 A JP21403695 A JP 21403695A JP 2757150 B2 JP2757150 B2 JP 2757150B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、卵用ボウルに関す
る。すなわち、卵を複数個収納し、運搬，販売用に供さ
れる容器たる、卵用ボウルに関するものである。
る。すなわち、卵を複数個収納し、運搬，販売用に供さ
れる容器たる、卵用ボウルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は、この種従来例の卵用ボウルを示
し、（１）図は斜視図、（２）図は使用状態の説明に供
する正面説明図である。まず、図４の（１）図にも示し
たように、従来のこの種卵用ボウル１は、わん曲しつつ
上面２ほど拡開されると共に、上面２が開放された略半
球状の箱状をなし、側面３に補強リブ４が多数形成さ
れ、底面５はわん曲が存しつつほぼフラットに形成され
ていた。なお、側面３の補強リブ４は、内側に突出形成
されると共に、断面三角形状等の固く角ばった断面形状
よりなっていた。そして、図４の（２）図にも示したよ
うに、この種の卵用ボウル１は、内部に５個前後の卵Ｅ
が収納されると共に、更に、その上に５個前後の卵Ｅが
載せられ、かつ、全体が袋状のネットＮで覆われ、もっ
て、市場に運搬され販売に供されていた。図中Ｓは、ネ
ットＮ上部の止め具である。
し、（１）図は斜視図、（２）図は使用状態の説明に供
する正面説明図である。まず、図４の（１）図にも示し
たように、従来のこの種卵用ボウル１は、わん曲しつつ
上面２ほど拡開されると共に、上面２が開放された略半
球状の箱状をなし、側面３に補強リブ４が多数形成さ
れ、底面５はわん曲が存しつつほぼフラットに形成され
ていた。なお、側面３の補強リブ４は、内側に突出形成
されると共に、断面三角形状等の固く角ばった断面形状
よりなっていた。そして、図４の（２）図にも示したよ
うに、この種の卵用ボウル１は、内部に５個前後の卵Ｅ
が収納されると共に、更に、その上に５個前後の卵Ｅが
載せられ、かつ、全体が袋状のネットＮで覆われ、もっ
て、市場に運搬され販売に供されていた。図中Ｓは、ネ
ットＮ上部の止め具である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、この種従来例の卵用ボウル１にあっては収納された
卵Ｅが、運搬，持ち運び，販売中等に、ショック，衝
撃，揺れ，振動等が加わることにより、割れやすく破損
しやすい、という問題が指摘されていた。
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、この種従来例の卵用ボウル１にあっては収納された
卵Ｅが、運搬，持ち運び，販売中等に、ショック，衝
撃，揺れ，振動等が加わることにより、割れやすく破損
しやすい、という問題が指摘されていた。
【０００４】この問題について、更に詳述する。まず第
１に、卵用ボウル１内に収納された卵Ｅは、卵用ボウル
１の全体形状に起因して中央に寄りやすいと共に移動し
やすく、もって、僅かなショック，衝撃，揺れ，振動等
でも卵Ｅどうし、特に向かい合った卵Ｅどうしが衝突し
て、割れやすく破損しやすかった。第２に、卵用ボウル
１の側面３に固く角ばった補強リブ４が内側に突出形成
されていたので、ショック，衝撃，揺れ，振動等が加わ
った際に、このような補強リブ４に卵Ｅが衝突して、卵
Ｅが割れやすく破損しやすかった。第３に、卵用ボウル
１の底面５は平でほぼフラットな形状よりなっていたの
で、外部の床，棚，ケース，台等上に直接接触して置か
れた状態となり、内部に収納された卵Ｅが、このように
フラットな底面５を介し、ほぼ直接外部と接触する状態
となっていた。そこで、ショック，衝撃，揺れ，振動が
加わると、卵Ｅが、このような底面５側から直に影響を
受け、割れやすく破損しやすかった。
１に、卵用ボウル１内に収納された卵Ｅは、卵用ボウル
１の全体形状に起因して中央に寄りやすいと共に移動し
やすく、もって、僅かなショック，衝撃，揺れ，振動等
でも卵Ｅどうし、特に向かい合った卵Ｅどうしが衝突し
て、割れやすく破損しやすかった。第２に、卵用ボウル
１の側面３に固く角ばった補強リブ４が内側に突出形成
されていたので、ショック，衝撃，揺れ，振動等が加わ
った際に、このような補強リブ４に卵Ｅが衝突して、卵
Ｅが割れやすく破損しやすかった。第３に、卵用ボウル
１の底面５は平でほぼフラットな形状よりなっていたの
で、外部の床，棚，ケース，台等上に直接接触して置か
れた状態となり、内部に収納された卵Ｅが、このように
フラットな底面５を介し、ほぼ直接外部と接触する状態
となっていた。そこで、ショック，衝撃，揺れ，振動が
加わると、卵Ｅが、このような底面５側から直に影響を
受け、割れやすく破損しやすかった。
【０００５】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結果
なされたものであって、請求項１では、全体形状が所定
の略半球状をなすと共に、底面から上面に形成され所定
の円錐台状をなす突起部を内部に備えてなり、請求項２
では、更にわん曲した断面形状の緩衝リブを形成し、請
求項３，４では、更に足部を形成したことにより、第１
に、収納された卵が割れにくく、破損が防止されると共
に、第２に、しかもこれが簡単容易に実現される、卵用
ボウルを提案することを目的とする。
来例の課題を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結果
なされたものであって、請求項１では、全体形状が所定
の略半球状をなすと共に、底面から上面に形成され所定
の円錐台状をなす突起部を内部に備えてなり、請求項２
では、更にわん曲した断面形状の緩衝リブを形成し、請
求項３，４では、更に足部を形成したことにより、第１
に、収納された卵が割れにくく、破損が防止されると共
に、第２に、しかもこれが簡単容易に実現される、卵用
ボウルを提案することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項１については次のとおり。すなわち、この請求項１
の卵用ボウルは、卵を複数個収納可能な運搬，販売用の
容器であり、上面が開放された略箱状の全体形状をなす
と共に、紙や樹脂等の可撓性を備えた薄材が用いられ、
底面から上面に向けて形成された突起部を内部に備えて
なる。そして該卵用ボウルは、該全体形状が、収納され
た卵の外面に部分的に見合うべくわん曲しつつ、底面か
ら側面に向け徐々に拡開された略半球状をなし、又、該
突起部は、底面中央部から上面に向けて一体形成され、
収納された卵の内面に部分的に見合うべく円錐台状をな
すこと、を特徴とする。
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項１については次のとおり。すなわち、この請求項１
の卵用ボウルは、卵を複数個収納可能な運搬，販売用の
容器であり、上面が開放された略箱状の全体形状をなす
と共に、紙や樹脂等の可撓性を備えた薄材が用いられ、
底面から上面に向けて形成された突起部を内部に備えて
なる。そして該卵用ボウルは、該全体形状が、収納され
た卵の外面に部分的に見合うべくわん曲しつつ、底面か
ら側面に向け徐々に拡開された略半球状をなし、又、該
突起部は、底面中央部から上面に向けて一体形成され、
収納された卵の内面に部分的に見合うべく円錐台状をな
すこと、を特徴とする。
【０００７】又、請求項２については次のとおり。すな
わち、この請求項２の卵用ボウルは、請求項１記載の卵
用ボウルにおいて、側面から底面にかけ、内側に突出す
ると共にわん曲した断面形状よりなる緩衝リブが多数形
成されていること、を特徴とする。請求項３については
次のとおり。すなわち、この請求項３の卵用ボウルは、
請求項１記載の卵用ボウルにおいて、少なくとも底面に
ついて、外側に突出した足部が形成されていること、を
特徴とする。更に、請求項４については次のとおり。す
なわち、この請求項４の卵用ボウルは、請求項３記載の
卵用ボウルにおいて、該足部は、側面から底面そして該
突起部にかけて複数形成されたリブよりなること、を特
徴とする。
わち、この請求項２の卵用ボウルは、請求項１記載の卵
用ボウルにおいて、側面から底面にかけ、内側に突出す
ると共にわん曲した断面形状よりなる緩衝リブが多数形
成されていること、を特徴とする。請求項３については
次のとおり。すなわち、この請求項３の卵用ボウルは、
請求項１記載の卵用ボウルにおいて、少なくとも底面に
ついて、外側に突出した足部が形成されていること、を
特徴とする。更に、請求項４については次のとおり。す
なわち、この請求項４の卵用ボウルは、請求項３記載の
卵用ボウルにおいて、該足部は、側面から底面そして該
突起部にかけて複数形成されたリブよりなること、を特
徴とする。
【０００８】さてそこで、この卵用ボウルにあっては、
収納された複数個の卵は、その側面と突起部間で安定的
に区画・保持されており、中央に寄ったり移動したりし
にくく、ショック，衝撃，揺れ，振動等が加わっても、
相互間で衝突することはほぼ回避される。更に、内側に
突出しわん曲した断面形状の緩衝リブを形成しておく
と、この角が丸く可撓性を帯びた緩衝リブにて、上述し
たショック，衝撃，揺れ，振動等が、緩衝，吸収，緩
和，柔らげられる。又、足部を形成しておくと、外部の
床，棚，ケース，台等に、収納された卵が直に接触しな
くなるので、上述したショック，衝撃，揺れ，振動等
が、この介在する足部にて、吸収，緩和，柔らげられ間
接化される。そしてこの卵用ボウルは、このような突起
部，緩衝リブ，足部、等を備えただけの簡単な構成より
なり、容易に成形可能である。
収納された複数個の卵は、その側面と突起部間で安定的
に区画・保持されており、中央に寄ったり移動したりし
にくく、ショック，衝撃，揺れ，振動等が加わっても、
相互間で衝突することはほぼ回避される。更に、内側に
突出しわん曲した断面形状の緩衝リブを形成しておく
と、この角が丸く可撓性を帯びた緩衝リブにて、上述し
たショック，衝撃，揺れ，振動等が、緩衝，吸収，緩
和，柔らげられる。又、足部を形成しておくと、外部の
床，棚，ケース，台等に、収納された卵が直に接触しな
くなるので、上述したショック，衝撃，揺れ，振動等
が、この介在する足部にて、吸収，緩和，柔らげられ間
接化される。そしてこの卵用ボウルは、このような突起
部，緩衝リブ，足部、等を備えただけの簡単な構成より
なり、容易に成形可能である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示すその発
明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図１，図
２，図３は、本発明の実施の形態の説明に供し、図１は
斜視図、図２は平面図、図３の（１）図は正断面説明
図、図３の（２）図は使用状態の説明に供する正面説明
図である。
明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図１，図
２，図３は、本発明の実施の形態の説明に供し、図１は
斜視図、図２は平面図、図３の（１）図は正断面説明
図、図３の（２）図は使用状態の説明に供する正面説明
図である。
【００１０】この卵用ボウル６は、卵Ｅを複数個収納可
能な運搬，販売用の容器であって、上面７が開放された
略箱状の全体形状をなすと共に、紙や樹脂等の可撓性を
備えた薄材が用いられ、底面８から上面７に向けて形成
された突起部９を、内部に備えてなる。
能な運搬，販売用の容器であって、上面７が開放された
略箱状の全体形状をなすと共に、紙や樹脂等の可撓性を
備えた薄材が用いられ、底面８から上面７に向けて形成
された突起部９を、内部に備えてなる。
【００１１】これらについて更に詳述する。この卵用ボ
ウル６の材質としては、紙や樹脂等の可撓性を備えた薄
材が用いられ、例えば、ポリエチレン樹脂，塩化ビニー
ル樹脂，ポリスチレン樹脂，Ａ−ペット樹脂等が使用さ
れ、これらの材質に応じ、圧縮成型，射出成型，押出し
成型等にて、卵用ボウル６は成型される。そして、この
卵用ボウル６は、全体形状が、収納された卵Ｅの外面に
部分的に見合うべくわん曲しつつ、上面７ほど拡開され
た略半球状をなし、上面の最大径が例えば１５ｃｍ程度
であり、突起部９は、底面８中央部から上面７に向けて
一体形成され、収納された卵Ｅの内面に部分的に見合う
べく、円錐台状をなす。
ウル６の材質としては、紙や樹脂等の可撓性を備えた薄
材が用いられ、例えば、ポリエチレン樹脂，塩化ビニー
ル樹脂，ポリスチレン樹脂，Ａ−ペット樹脂等が使用さ
れ、これらの材質に応じ、圧縮成型，射出成型，押出し
成型等にて、卵用ボウル６は成型される。そして、この
卵用ボウル６は、全体形状が、収納された卵Ｅの外面に
部分的に見合うべくわん曲しつつ、上面７ほど拡開され
た略半球状をなし、上面の最大径が例えば１５ｃｍ程度
であり、突起部９は、底面８中央部から上面７に向けて
一体形成され、収納された卵Ｅの内面に部分的に見合う
べく、円錐台状をなす。
【００１２】すなわち、この卵用ボウル６の全体形状
は、中央の円錐台状の突起部９と同心円状に、底面８か
ら側面１０そして上面７に向け、徐々に径大となってい
るが、側面１０上部は僅かに拡開されているに過ぎな
い。そして、このような底面８から側面１０にかけての
わん曲は、内部に縦状態で略放射状・環状に並んで例え
ば５個程度収納される卵Ｅの外面に対し、無理なく部分
的に沿うように形成されている。又、突起部９は、径小
の上面が閉鎖され径大の下面側が外部に開放された中空
の円錐台状をなし、底面８からわん曲しつつ連続して一
体的に形成されている。この突起部９のわん曲は、内部
に縦状態で並んで例えば５個程度収納される卵Ｅの内面
に対し、無理なく部分的に沿うように形成され、もっ
て、前述したようにわん曲した底面８から側面１０と、
この円錐台状の突起部９との間に、各卵Ｅが介在した状
態で収納されるようになっている。なお底面８は、この
ような突起部９と前述した側面１０間で、全体的にわん
曲した凹状に形成されている。
は、中央の円錐台状の突起部９と同心円状に、底面８か
ら側面１０そして上面７に向け、徐々に径大となってい
るが、側面１０上部は僅かに拡開されているに過ぎな
い。そして、このような底面８から側面１０にかけての
わん曲は、内部に縦状態で略放射状・環状に並んで例え
ば５個程度収納される卵Ｅの外面に対し、無理なく部分
的に沿うように形成されている。又、突起部９は、径小
の上面が閉鎖され径大の下面側が外部に開放された中空
の円錐台状をなし、底面８からわん曲しつつ連続して一
体的に形成されている。この突起部９のわん曲は、内部
に縦状態で並んで例えば５個程度収納される卵Ｅの内面
に対し、無理なく部分的に沿うように形成され、もっ
て、前述したようにわん曲した底面８から側面１０と、
この円錐台状の突起部９との間に、各卵Ｅが介在した状
態で収納されるようになっている。なお底面８は、この
ような突起部９と前述した側面１０間で、全体的にわん
曲した凹状に形成されている。
【００１３】又、この卵用ボウル６は、側面１０から底
面８にかけ、内側に突出すると共にわん曲した断面形状
よりなる緩衝リブ１１が、多数形成されている。すなわ
ち、この緩衝リブ１１は、卵用ボウル６の側面１０全体
と底面８にかけ、縦に多数本が、内側に略条線状に突出
すべく一体的に折曲形成されており、横断面が略半円状
をなす。なお、この緩衝リブ１１は、補強リブとしても
兼用されている。
面８にかけ、内側に突出すると共にわん曲した断面形状
よりなる緩衝リブ１１が、多数形成されている。すなわ
ち、この緩衝リブ１１は、卵用ボウル６の側面１０全体
と底面８にかけ、縦に多数本が、内側に略条線状に突出
すべく一体的に折曲形成されており、横断面が略半円状
をなす。なお、この緩衝リブ１１は、補強リブとしても
兼用されている。
【００１４】更にこの卵用ボウル６は、少なくとも底面
８について、外側に突出した足部１２が形成されてお
り、図示例の足部１２は、側面１０から底面８そして突
起部９にかけて形成された複数のリブよりなる。そして
図示例の足部１２は、側面１０，底面８，突起部９外周
面にかけて連続的に、外側に略条線状に突出すべく、縦
に複数本が一体的に折曲形成されたリブよりなり、横断
面が略凸字状をなす。なお、このように足部１２を側面
１０，底面８，突起部９外周面にかけて連続させたの
は、成形容易化を主な理由とする。そして、このような
リブよりなる足部１２は、相互間に適宜間隔を置きつつ
形成されており、図示例では、２本の前述した緩衝リブ
１１を介在させつつ、等間隔で形成されている。なお足
部１２は、図示例のリブに限定されるものではなく、底
面８についてのみ形成されたリブよりなっていてもよ
く、リブではなく台状の突起でもよく、更に、別材を後
付けで底面８下面に取付けるようにしてもよく、箇数
も、複数ではなく１個にて形成するようにしてもよい。
８について、外側に突出した足部１２が形成されてお
り、図示例の足部１２は、側面１０から底面８そして突
起部９にかけて形成された複数のリブよりなる。そして
図示例の足部１２は、側面１０，底面８，突起部９外周
面にかけて連続的に、外側に略条線状に突出すべく、縦
に複数本が一体的に折曲形成されたリブよりなり、横断
面が略凸字状をなす。なお、このように足部１２を側面
１０，底面８，突起部９外周面にかけて連続させたの
は、成形容易化を主な理由とする。そして、このような
リブよりなる足部１２は、相互間に適宜間隔を置きつつ
形成されており、図示例では、２本の前述した緩衝リブ
１１を介在させつつ、等間隔で形成されている。なお足
部１２は、図示例のリブに限定されるものではなく、底
面８についてのみ形成されたリブよりなっていてもよ
く、リブではなく台状の突起でもよく、更に、別材を後
付けで底面８下面に取付けるようにしてもよく、箇数
も、複数ではなく１個にて形成するようにしてもよい。
【００１５】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この卵用ボウル６は、
例えば図３の（２）図に示したように、内部に５個前後
の卵Ｅが、突起部９を中心に、その周りと側面１０間に
て略放射状・環状に並んで収納されると共に、その上に
ダンボール紙やウレタンフォーム等のフレキシブルな中
敷材Ｐが被せられ、更に、その上に５個前後の卵Ｅが載
せられ、かつ、全体が袋状のネットＮで覆われ、ネット
Ｎの上部開口部が止め具Ｓにて閉鎖されて、市場に運搬
され販売に供される。
いる。そこで以下のようになる。この卵用ボウル６は、
例えば図３の（２）図に示したように、内部に５個前後
の卵Ｅが、突起部９を中心に、その周りと側面１０間に
て略放射状・環状に並んで収納されると共に、その上に
ダンボール紙やウレタンフォーム等のフレキシブルな中
敷材Ｐが被せられ、更に、その上に５個前後の卵Ｅが載
せられ、かつ、全体が袋状のネットＮで覆われ、ネット
Ｎの上部開口部が止め具Ｓにて閉鎖されて、市場に運搬
され販売に供される。
【００１６】さて、この卵用ボウル６にあっては、内部
に収納された複数個の卵Ｅは、卵用ボウル６の側面１０
と突起部９との間で、安定的に区画・保持されており、
突起部９の存在により中央に寄ったり移動したりしにく
い状態となっている。そこで、運搬，持ち運び，販売中
等に、ショック，衝撃，揺れ，振動等が加わっても、卵
Ｅが相互間で衝突することは、ほぼ回避されるようにな
る。特に向かい合った卵Ｅ間は突起部９で区画されてい
るので、相互間での衝突が確実に回避されるようにな
る。
に収納された複数個の卵Ｅは、卵用ボウル６の側面１０
と突起部９との間で、安定的に区画・保持されており、
突起部９の存在により中央に寄ったり移動したりしにく
い状態となっている。そこで、運搬，持ち運び，販売中
等に、ショック，衝撃，揺れ，振動等が加わっても、卵
Ｅが相互間で衝突することは、ほぼ回避されるようにな
る。特に向かい合った卵Ｅ間は突起部９で区画されてい
るので、相互間での衝突が確実に回避されるようにな
る。
【００１７】更に、側面１０から底面８にかけ、内側に
突出すると共にわん曲した断面形状の緩衝リブ１１が多
数形成されているので、この角が丸く可撓性を帯びた緩
衝リブ１１にて、上述したショック，衝撃，揺れ，振動
等が、確実に緩衝，吸収，緩和，柔らげられるようにな
る。又、底面８等に外側に突出した足部１２が複数形成
されており、外部の床，棚，ケース，台等との間に、こ
のような足部１２が介在することにより、収納された卵
Ｅがこれらに直に接触しなくなる。そして、上述したシ
ョック，衝撃，揺れ，振動等が、この足部１２にて吸
収，緩和，柔らげられ間接化され、もって、卵Ｅに対す
るこれらの直接的影響が回避されるようになる。又、上
述した突起部９，緩衝リブ１１，例えばリブよりなる足
部１２等は、簡単な構成よりなると共に、この種卵用ボ
ウル６の従来よりの成型技術を利用し、容易に成形可能
である。
突出すると共にわん曲した断面形状の緩衝リブ１１が多
数形成されているので、この角が丸く可撓性を帯びた緩
衝リブ１１にて、上述したショック，衝撃，揺れ，振動
等が、確実に緩衝，吸収，緩和，柔らげられるようにな
る。又、底面８等に外側に突出した足部１２が複数形成
されており、外部の床，棚，ケース，台等との間に、こ
のような足部１２が介在することにより、収納された卵
Ｅがこれらに直に接触しなくなる。そして、上述したシ
ョック，衝撃，揺れ，振動等が、この足部１２にて吸
収，緩和，柔らげられ間接化され、もって、卵Ｅに対す
るこれらの直接的影響が回避されるようになる。又、上
述した突起部９，緩衝リブ１１，例えばリブよりなる足
部１２等は、簡単な構成よりなると共に、この種卵用ボ
ウル６の従来よりの成型技術を利用し、容易に成形可能
である。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係る卵用ボウルは、以上説明し
たように、請求項１では、全体形状が所定の略半球状を
なすと共に、底面から上面に形成され所定の円錐台状を
なす突起部を内部に備えてなり、請求項２では、更にわ
ん曲した断面形状の緩衝リブを形成し、請求項３，４で
は、更に足部を形成したことにより、次の効果を発揮す
る。
たように、請求項１では、全体形状が所定の略半球状を
なすと共に、底面から上面に形成され所定の円錐台状を
なす突起部を内部に備えてなり、請求項２では、更にわ
ん曲した断面形状の緩衝リブを形成し、請求項３，４で
は、更に足部を形成したことにより、次の効果を発揮す
る。
【００１９】第１に、収納された卵が割れにくく、破損
が防止される。すなわち、この卵用ボウルを用いると、
運搬，持ち運び，販売中等に、ショック，衝撃，揺れ，
振動等が加わっても、収納された卵は安定的に区画・保
持されており、相互間の衝突、特に向かい合ったものど
うし間の衝突が回避されると共に、このようなショッ
ク，衝撃，揺れ，振動等は、緩衝，吸収，緩和，柔らげ
られ間接化される。もってこの卵用ボウルは、前述した
この種従来例の卵用ボウルに比し、収納された卵が割れ
にくく、その破損は防止される。
が防止される。すなわち、この卵用ボウルを用いると、
運搬，持ち運び，販売中等に、ショック，衝撃，揺れ，
振動等が加わっても、収納された卵は安定的に区画・保
持されており、相互間の衝突、特に向かい合ったものど
うし間の衝突が回避されると共に、このようなショッ
ク，衝撃，揺れ，振動等は、緩衝，吸収，緩和，柔らげ
られ間接化される。もってこの卵用ボウルは、前述した
この種従来例の卵用ボウルに比し、収納された卵が割れ
にくく、その破損は防止される。
【００２０】第２に、しかもこれは簡単容易に実現され
る。すなわち、この卵用ボウルは、突起部，緩衝リブ，
足部、等を備えただけの簡単な構成よりなり、しかもこ
れらは、従来より用いられているこの種卵用ボウルの成
形技術を利用し、容易に形成可能であり、コスト面にも
優れている。このように、この種従来例に存した課題が
確実に解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著に
して大なるものがある。
る。すなわち、この卵用ボウルは、突起部，緩衝リブ，
足部、等を備えただけの簡単な構成よりなり、しかもこ
れらは、従来より用いられているこの種卵用ボウルの成
形技術を利用し、容易に形成可能であり、コスト面にも
優れている。このように、この種従来例に存した課題が
確実に解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著に
して大なるものがある。
【図１】本発明に係る卵用ボウルについて、その発明の
実施の形態の説明に供する斜視図である。
実施の形態の説明に供する斜視図である。
【図２】同平面図である。
【図３】（１）図は、同正断面説明図であり、（２）図
は、その使用状態の説明に供する正面説明図である。
は、その使用状態の説明に供する正面説明図である。
【図４】この種従来例を示し、（１）図は、その斜視
図、（２）図は、その使用状態の説明に供する正面説明
図である。
図、（２）図は、その使用状態の説明に供する正面説明
図である。
１ 卵用ボウル（従来例のもの） ２ 上面（従来例のもの） ３ 側面（従来例のもの） ４ 補強リブ ５ 底面（従来例のもの） ６ 卵用ボウル（本発明のもの） ７ 上面（本発明のもの） ８ 底面（本発明のもの） ９ 突起部 １０ 側面（本発明のもの） １１ 緩衝リブ １２ 足部 Ｅ 卵 Ｎ ネット Ｐ 中敷材 Ｓ 止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65D 58/32 B65D 81/133 B65D 81/16 B65D 1/22
Claims (4)
- 【請求項１】 卵を複数個収納可能な運搬，販売用の容
器であって、上面が開放された略箱状の全体形状をなす
と共に、紙や樹脂等の可撓性を備えた薄材が用いられ、
底面から上面に向けて形成された突起部を内部に備えて
なる卵用ボウルであって、 該卵用ボウルは、該全体形状が、収納された卵の外面に
部分的に見合うべくわん曲しつつ、底面から側面に向け
徐々に拡開された略半球状をなし、又、該突起部は、底
面中央部から上面に向けて一体形成され、収納された卵
の内面に部分的に見合うべく円錐台状をなすこと、を特
徴とする卵用ボウル。 - 【請求項２】 請求項１記載の卵用ボウルにおいて、側
面から底面にかけ、内側に突出すると共にわん曲した断
面形状よりなる緩衝リブが多数形成されていること、を
特徴とする卵用ボウル。 - 【請求項３】 請求項１記載の卵用ボウルにおいて、少
なくとも底面について、外側に突出した足部が形成され
ていること、を特徴とする卵用ボウル。 - 【請求項４】 請求項３記載の卵用ボウルにおいて、該
足部は、側面から底面そして該突起部にかけて複数形成
されたリブよりなること、を特徴とする卵用ボウル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7214036A JP2757150B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 卵用ボウル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7214036A JP2757150B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 卵用ボウル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940053A JPH0940053A (ja) | 1997-02-10 |
| JP2757150B2 true JP2757150B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=16649220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7214036A Expired - Fee Related JP2757150B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 卵用ボウル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2757150B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN105857922A (zh) * | 2016-05-24 | 2016-08-17 | 杨文� | 一种蛋托 |
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| KR102500582B1 (ko) * | 2022-11-08 | 2023-02-17 | 주식회사 호생산업 | 통기 조절이 가능한 과일 포장용기 |
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|---|---|---|---|---|
| JPS4979526U (ja) * | 1972-10-28 | 1974-07-10 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7214036A patent/JP2757150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0940053A (ja) | 1997-02-10 |
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