JP2756927B2 - 食用廃油混焼装置 - Google Patents

食用廃油混焼装置

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    • F23K5/02Liquid fuel
    • F23K5/08Preparation of fuel
    • F23K5/10Mixing with other fluids
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
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  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食用廃油混焼装置に係
り、特にボイラ等の燃料油に混合し燃焼させることによ
り食用廃油を処分する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ホテルやレストラン等の厨房施設におい
ては、例えばてんぷらや揚げ物等、様々な調理に食用油
が使用され、使用後不要となった多量の食用油が排出さ
れる。このような食用廃油は従来、廃油処理業者によっ
て回収され、廃棄物として処分されている。
【0003】一方、工業用鉱油の廃油については、例え
ばボイラ等の燃料として再利用する技術が近時提案され
ている。例えば特開昭52−34577号は、廃油を浄
化した後、熱源として再利用する装置に関するもので、
図10に示すように、貯留タンク1内の廃油を、沈澱分
離槽2,3および濾過槽4に順次導いて、含まれている
切屑や鋸屑等の金属その他の固形夾雑物を取り除き、同
時に水や石鹸分等を分離する。さらに濾過槽4を通過し
た廃油を、貯留タンク5を経て、ボイラ等の高熱排気を
通す別の配管7を設置した湯槽6内の配管8に導き、こ
の湯槽6で浄化後の廃油を加熱し、その粘度を低下させ
て流動性を増した後、バーナ9に導いて噴射燃焼させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から行
われている食用廃油の処分には、廃油の輸送コストや処
理コストから、専用の設備を備えた処理業者に依頼する
場合であっても、相当の費用を要し、特に業務上多量の
食用油を日常的に使用する大規模なホテルやレストラ
ン、料理店等にとって、廃油の処分に要する経済的負担
は無視することが出来ないものとなっている。さらに、
かかる廃油は河川や湖沼、海洋の水質を汚濁し環境破壊
の原因ともなるから、環境保全の観点からも新たな処理
システムの提供が望まれる。
【0005】一方、特開昭52−34577号は、廃油
をボイラ等で燃焼させることで、廃油の処分を行うと同
時に、燃料資源としての活用をも図るものであるが、か
かる装置には次のような問題があり、未だ改良の余地を
残している。すなわち、特開昭52−34577号の装
置は、バーナからの噴射燃焼を可能とするために、廃油
中に含まれる夾雑物の濾過を行っているが、濾過網を濾
過槽内に水平に配設した構造をとっている。このため、
濾過された夾雑物はすべて濾過網上に堆積することとな
り、濾過網が目詰まりを起こし易く、夾雑物の除去や濾
過網の交換等、頻繁なメンテナンスが必要となる。
【0006】また、この装置では、バーナからの噴射を
容易にするためにバーナ前段で廃油を加熱しているもの
の、廃油を浄化する沈澱分離槽や濾過槽は加熱手段を一
切備えていない。このため、特に廃油の温度が低下する
冬期間や寒冷地においては、粘度の増大および流動性の
低下に伴って、夾雑物の沈澱や濾過が難くなり、沈澱槽
や濾過槽における廃油の浄化能力が低下してしまう。ま
た残留夾雑物の多い廃油が沈澱槽から濾過槽に流入する
こととなれば、濾過槽の負担が増大し、前記濾過網の配
設構造と相俟って、濾過網の頻繁な清掃等が必要とな
る。さらにこの装置は、廃油タンク、沈澱槽(二槽)、
濾過槽、浄化油貯留タンク、並びに湯槽をそれぞれ別個
に形成した構造をとるから、装置が大型化し、広い設置
スペースが必要となるとの問題もある。
【0007】 そこで本発明の目的は、廃油、特に食用
廃油の処分とその有効な再利用を図るとともに、再利用
に好適な装置構造を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成して課
題を解決するため、本発明に係る食用廃油混焼装置は、
燃料油をノズルから噴射し燃焼させる燃焼器と、該燃焼
器に対して燃料油を供給する燃料油供給手段と、使用済
みの食用廃油を貯留する貯留槽と、該貯留槽内の食用廃
油を前記燃料油に対して適宜量混合する食用廃油混合手
段とを備えている。また、前記貯留槽は、食用廃油を投
入する廃油投入口と、食用廃油を排出する廃油排出口と
を備え、該廃油投入口と廃油排出口との間に、槽底から
所定の高さ寸法で起立する堰壁および該堰壁の頂上部に
立設したストレーナからなる隔壁を2段以上設け、前記
堰壁を、廃油投入口側ほど高くする一方、前記ストレー
ナは、廃油排出口側に向かうほど網目を細かくするとと
もに、各隔壁について2枚以上ずつ設けることとし、
らに熱媒の貫流により貯留廃油を加熱して粘度を低下さ
せ、廃油中に含まれる水分および夾雑物の濾過沈澱を容
易にする熱配管を槽内に配設する。
【0009】
【作用】本発明に係る食用廃油混焼装置では、燃料油供
給手段により燃焼器に対して燃料油を供給する一方、該
燃料油に対して、食用廃油混合手段により食用廃油を混
合する。混合した廃油は燃焼器で燃料油とともに燃焼さ
れる。燃焼器としては、例えばボイラが備えるバーナが
好適である。すなわち本発明によれば、例えばホテルや
旅館等の厨房で排出される食用油の廃油を、暖房や給湯
用のボイラで燃焼し処分することが可能となる。しかも
単に廃油の処分が可能になるだけでなく、食用廃油をボ
イラの燃料資源として活用することができ、重油や灯油
等、ボイラの主燃料を節減することも可能となる。さら
に、食用油は硫黄分をほとんど含まないから、ボイラの
排気中に含まれる硫黄酸化物を低減させ、大気汚染の防
止にも寄与できる。
【0010】ボイラの種類(構造)は特に限定されず、
例えば炉筒煙管ボイラや水管ボイラその他であって良
い。バーナも同様に、例えば高圧噴霧式のバーナや油圧
噴霧式バーナ、ロータリー式バーナ、低圧噴霧式バー
ナ、内部混合式バーナ等、その種類は特に問わない。ま
たボイラだけでなく、例えば加熱炉や溶融炉、窯業炉等
のいわゆる工業炉にも適用することが可能で、これらが
備える油バーナで食用廃油を混合し燃焼させても構わな
い。また燃料油には、これら燃焼器に使用される重油や
灯油、軽油等の各種の液体燃料が含まれる。尚、燃料油
と食用廃油との混合は、例えば、燃料油と食用廃油とを
別配管によって送油し、バーナ前で合流させてラインブ
レンダを通し混合を行っても良いし、混合用のタンクを
設け、該タンク内で撹拌し混合させるようにしても構わ
ない。
【0011】 食用廃油を貯留する貯留槽は、廃油投
入口と廃油排出口との間に、槽底から所定の高さ寸法で
起立する堰壁と、該堰壁の頂上部に立設したストレーナ
とからなる隔壁を2段以上設けるすなわち、このよう
な貯留槽によれば、槽内に設けた堰壁が、廃油投入口か
ら廃油排出口に向け流れる廃油を堰止めて、その頂上部
を乗り越え流下する溢流(オーバーフロー)を形成す
る。そして、この溢流は堰壁の頂上部に立設したストレ
ーナを通過することになるから、廃油中に含まれる固形
の夾雑物がこのストレーナで除去されることとなる。さ
らに、廃油に含まれる水分は槽底に沈澱するが、堰壁が
この沈澱した水分の下流(廃油排出口側)への流下を阻
止するから、廃油から水分を分離することが可能とな
る。堰壁の高さは、廃油投入口側ほど高くする。投入口
側(上流)ほど沈澱分離される水分や夾雑物が多くなる
からである。また堰壁上部に設けるストレーナは、廃油
排出口側に向かうほど網目を細かくするとともに、各隔
壁について2枚以上ずつ設ける。隔壁により隔てられ、
槽内に貯留されている廃油同士が、ストレーナを取り外
した場合(例えばストレーナの清掃時)に混合してしま
うのを防ぐためである。
【0012】 さらに本貯留槽は、熱媒の貫流により
貯留廃油を加熱できる熱配管を配設した。冬期間や寒冷
地における使用であっても、貯留廃油を加熱して廃油の
粘度を低下させ水分や夾雑物の濾過沈澱を容易に行え
るようにするためである。尚、廃油の温度が低下しない
夏期等においては、該熱配管による加熱を省いて構わな
い。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る食用廃油混焼装置の一例
を示す図である。図示のようにこの混焼装置11は、サ
ービスタンクからバーナ14(ボイラ)に対し重油を供
給する重油供給系統12と、食用廃油を貯留する廃油貯
留タンク21から食用廃油を供給する廃油供給系統13
とを備えており、これらの給油系統12,13をストレ
ーナ20の前で合流させることにより燃料油と食用廃油
との混合を行う。燃料油および食用廃油の移送は、各系
統に設けた可変式定流量ポンプ15および定流量ポンプ
16により行い、また各配管経路には、油量計や電磁弁
18,19を適宜設けてある。さらに廃油貯留タンク2
1には、貯留廃油の加熱を行う蒸気ドレイン22、およ
び油量が一定量以上となった場合に警報を行うランプ2
3を設けてある。廃油貯留タンク21の構造については
後述する。
【0014】またこの装置は、廃油タンク21からヘッ
ダ17を介して複数(例えば3機)のボイラに対し食用
廃油を供給することが出来るように構成してある。尚、
この場合、各ボイラに対する重油の供給系に同様に食用
廃油を供給する。また本装置では、電磁弁18を閉止し
廃油供給系統13を遮断することにより、重油(燃料
油)のみによる運転を行うことも可能である。また、可
変式定流量ポンプ15による食用廃油の送油流量を変え
れば、燃料油と廃油との混合割合を変更することが出来
る。尚、例えばボイラの負荷が小さい夏期等において、
ボイラ(バーナ14)への重油の供給量を減少させるに
は、定流量ポンプ16による供給重油の一部を帰還系2
4を通じてサービスタンクに返送すれば良い。
【0015】図2乃至図4はそれぞれ廃油貯留タンクの
構造を示す正面断面図、平面図および側面図である。廃
油タンク21は、廃油の投入を行う廃油投入口25と廃
油を送出する廃油排出口26とを備え、投入口25と排
出口26との間に、3段の隔壁27,28,29を設け
てある。これらの隔壁は、槽底から所定の高さ寸法で起
立する堰壁30,31,32と、該堰壁の頂上部に立設
したストレーナ33〜38とからなる。堰壁30〜32
は、投入口側から排出口側へ向け廃油の流れをスムーズ
にし、また投入口側ほど沈澱分離される水分や夾雑物が
多いことを考慮し、上流側(投入口側)ほど高くしてあ
る。また、ストレーナ33〜38は下流(排出口側)に
向かうほど網目の細かいものを設置してあり、第一段ス
トレーナ33,34は例えば60メッシュ、第二段スト
レーナ35,36は例えば100メッシュ、第三段スト
レーナ37,38は例えば150(または120)メッ
シュとする。尚、これらのストレーナ33〜38は、い
ずれも図5に示すように上端部に把手39を備え、タン
クに対し装脱自在に設置してある。
【0016】また、隔壁27〜29によって区切られた
各貯留室の底部(槽底)には、沈澱した水分や夾雑物を
排出するドレイン40を設けてある。またタンク21
は、底面に設けたキャスタ41により移動が可能であ
る。さらに図6に示すように、タンク21内には、貯留
廃油を加熱する熱配管22を、隔壁27〜29に沿って
蛇行させ配設してある。この熱配管22には、例えば蒸
気ドレインや厨房排気、ボイラ排気等の高温蒸気を熱媒
として貫流させる。尚、熱配管22の槽底からの配設高
さは、図2に示すように下流側(排出口側)ほど低く
し、各貯留室を通過する配管部の各々が、下流側の堰壁
以下の高さとなるようにすることが望ましい。廃油の貯
留量が少ない場合にも、各配管部が廃油中に位置するよ
うにして廃油の加熱効率を良好にするためであり、また
該配管が油液面から露出して管表面に付着した廃油が過
度に熱せられて不快臭を発するのを防止するためであ
る。尚、この実施例では、下流側堰壁上面と当該配管部
上面とが略同一高さとなるように配設した。
【0017】図7は廃油投入口を拡大して示す図であ
る。図示のように廃油投入口25は、開閉自在な蓋体4
2を備え、さらにパイプ格子43の下方に、廃油に混入
している比較的大きな夾雑物を投入段階で取り除くため
の二枚のフィルタ板44,45を有している。フィルタ
板44,45の網目は上段より下段を細かくしてあり、
上部フィルタ44は例えば30メッシュ、下部フィルタ
45は例えば60メッシュとする。尚、図8および図9
にパイプ格子43およびフィルタ板44(45)の一例
を示す。
【0018】本貯留槽21によれば、槽内に多段に設け
た堰壁30〜32が、廃油投入口25から投入された廃
油を堰止め、その頂上部を乗り越え流下する溢流(オー
バーフロー)を形成するすることが出来る。そして、こ
の溢流は各堰壁の頂上部に立設したストレーナ33〜3
8を通過することになるから、廃油中に含まれる固形の
夾雑物はこれらのストレーナで捕捉され除去される。さ
らに廃油に含まれる水分は槽底に沈澱するが、堰壁30
〜32がこの沈澱した水分の廃油排出口側への流下を阻
止し、水分の分離除去を行う。尚、分離促進のために、
タンク内の廃油に対して水分分離剤(脱水剤)を適宜添
加しても構わない。
【0019】本装置によれば、例えばホテルや旅館等の
宿泊施設において、厨房から排出される食用廃油を暖房
用や給湯用のボイラで燃焼し、処分することが可能とな
る。しかも単に廃油の処分が可能になるだけでなく、食
用廃油をボイラの燃料資源として活用することができ、
重油や灯油等、ボイラの主燃料を節減することも出来
る。さらに、食用油は硫黄分をほとんど含まない(未使
用のものは全く含まず、使用済みの廃油でも0.01%
程度である)から、ボイラの排気中に含まれる硫黄酸化
物を低減させ、大気汚染の防止にも寄与できる。また、
本発明が提案する廃油貯留槽によれば、小さなスペース
で効率よく食用廃油の浄化を行うことが出来る。
【0020】 尚、本発明は前記実施例に限定されるも
のではない。例えば、実施例では廃油投入口と排出口と
の間に3段の堰壁と6枚のストレーナを設けたが、堰壁
の数は2段であっても良いし、4段以上であっても構わ
ない。同様にストレーナの数も例えば枚乃至5枚であ
っても良いし、7枚以上であっても構わない。ただし
各隔壁について2枚以上(実施例では2枚)ずつストレ
ーナを設置する。ストレーナを取り外す場合(例えばス
トレーナの清掃時)に、ストレーナを隔てて各貯留室内
に貯留されている廃油同士が混合してしまうのを防止す
るためである。
【0021】また、重油と食用廃油の混合比は特に限定
されないが、例えばA重油(JIS1種重油)70%に
対して食用廃油を30%混合することが出来る。尚、こ
の混合比によれば、重油のJIS規格項目(反応、引火
点、粘度、流動点、硫黄分、残留炭素分、灰分および水
分)にも適合する。勿論この混合比は一例として示した
ものであって、適宜変更することが可能である。また、
燃料油として、B重油(2種重油)やC重油(3種重
油)、灯油や軽油を混合したいわゆる混合重油等を使用
しても構わない。
【0022】さらに、本発明をボイラに使用する場合、
バーナとしては、例えばパイロット着火装置を備えたロ
ータリー式バーナを使用することが出来る。また、高圧
空気噴霧式のバーナや蒸気噴霧バーナ、油圧噴霧式バー
ナ、低圧噴霧式バーナ、内部混合式バーナ等を使用して
も構わない。また点火装置も、例えばダイレクト点火方
式による電気点火装置やその他の方式のものであっても
構わない。また、ボイラの構造も、例えば炉筒煙管ボイ
ラや水管ボイラ等、特に限定されない。さらに本発明は
ボイラのほか、例えば加熱炉や溶融炉、窯業炉等のいわ
ゆる工業炉やその他の油燃焼装置にも適用することが可
能で、これらの燃焼装置で食用廃油を混焼させることが
出来る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る食用廃
油混焼装置によれば、食用廃油を処分することが出来る
と同時にボイラ等の燃料資源として有効に再利用するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食用廃油混焼装置の一例を示す図
である。
【図2】前記食用廃油混焼装置が備える廃油貯留タンク
の一例を示す正面断面図である。
【図3】前記廃油貯留タンクの平面図である。
【図4】前記廃油貯留タンクの側面図である。
【図5】前記廃油貯留タンクに設置するストレーナの一
例を示す図である。
【図6】前記廃油貯留タンクに設置する熱配管の一例を
示す平面図である。
【図7】前記廃油貯留タンクの廃油投入口を示す図であ
る。
【図8】廃油投入口に設置するパイプを示す平面図であ
る。
【図9】同じく廃油投入口に設置するフィルタを示す平
面図である。
【図10】従来の廃油燃焼装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 混焼装置 12 重油供給系統 13 廃油供給系統 14 バーナ(ボイラ) 15,16 可変式定流量ポンプ 17 廃油ヘッダ 18,19 電磁弁 20 ストレーナ 21 廃油貯留タンク 22 熱配管 23 警報ランプ 24 重油帰還系 25 廃油投入口 26 廃油排出口 27,28,29 隔壁 30,31,32 堰壁 33〜38 ストレーナ 39 把手 40 ドレイン 41 キャスタ 42 蓋体 43 パイプ格子 44,45 フィルタ板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料油をノズルから噴射し燃焼させる燃
    焼器と、該燃焼器に対して燃料油を供給する燃料油供給
    手段と、使用済みの食用廃油を貯留する貯留槽と、該貯
    留槽内の食用廃油を前記燃料油に対して適宜量混合する
    食用廃油混合手段とを備えた食用廃油混焼装置におい
    て、 前記貯留槽は、 食用廃油を投入する廃油投入口と、 食用廃油を排出する廃油排出口とを備え、 該廃油投入口と廃油排出口との間に、槽底から所定の高
    さ寸法で起立する堰壁および該堰壁の頂上部に立設した
    ストレーナからなる隔壁を2段以上設け、前記堰壁を、廃油投入口側ほど高くする一方、 前記ストレーナは、廃油排出口側に向かうほど網目を細
    かくするとともに、各隔壁について2枚以上ずつ設ける
    こととし、 さらに熱媒の貫流により貯留廃油を加熱して粘度を低下
    させ、廃油中に含まれる水分および夾雑物の濾過沈澱を
    容易にする熱配管を配設したものであることを特徴とす
    る食用廃油混焼装置。
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