JPS6232565Y2 - - Google Patents

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JPS6232565Y2
JPS6232565Y2 JP1980026828U JP2682880U JPS6232565Y2 JP S6232565 Y2 JPS6232565 Y2 JP S6232565Y2 JP 1980026828 U JP1980026828 U JP 1980026828U JP 2682880 U JP2682880 U JP 2682880U JP S6232565 Y2 JPS6232565 Y2 JP S6232565Y2
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JP
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treatment tank
wastewater
blocking wall
wall
algae
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JP1980026828U
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JPS56129802U (ja
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は米、メン類、野菜などの家庭雑排水の
汚水を沈澱処理する雑排水処理装置に関する。 近年、家庭などから公共用水域、都市下水等へ
排出される汚水は、水質汚濁の大きな原因となつ
ており、ひき起こしている被害の形態も複雑であ
る。公害の被害をなくし、国民の健康を保護する
とともに、生活環境を保全するには公害の発生
源、現象、被害の系列をどこかで打ち切らなけれ
ばならない。そこで、公害防除対策の1として水
質汚濁の場合におけるBODを家庭の雑排水の排
水口で規制することが要望されるに至つている。
BODを家庭の排水口で規制するだけで問題が全
て解決する訳ではないが、種々の実験結果から汚
濁物質の処理槽での滞溜時間を長くすればするほ
ど浮遊物質、いわゆるSSが除去され、その結
果、BODが十分に低下することが判明した。 従来上述の点に着目し、第1図に示すような排
水処理装置が提案されている。すなわち、一方の
側壁上部に米、メン類、野菜などの汚濁物質を含
んだ原排出を給入するパイプ1を取付け、他方の
側壁の中央部寄りの位置にはろ過した処理水を放
出する排水パイプ2をそれぞれ取付けた矩形状の
処理槽3と、この処理槽の内部で該処理槽3の幅
方向に所定間隔を設けて配設した複数の遮へい壁
4,5と、これらの遮へい壁4,5にそれぞれ装
着した移流パイプ6,7とから構成されていた。 したがつて、処理槽3内に流入した原排水中の
汚濁物質Aを前記遮へい壁4,5により沈澱さ
せ、該排水は矢印の示すように前方の遮へい壁4
から後方の遮へい壁5へと移流パイプ6,7を介
してそれぞれ通過されていたが、排水がこれらの
パイプ6,7から放出される際に、径が狭いパイ
プ中を通過するため排水の流速が早まり、その結
果、巻き上げ現象を生ぜしめて沈澱物を撹拌し、
沈澱効果を損うことが大であつた。したがつて、
この実施例の場合は、たとえば250の処理槽で
SS除去によるSS除去率は60乃至70パーセント程
度であつた。 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、フイ
ルター部材から放出される排水を処理槽内に広く
分流させて沈澱効果を高め、SSの除去による
BODの低下を十分に図るとともに、組立ても容
易で清掃が簡単にでき、しかも構造が簡単で安価
に製作できる一般家庭用の雑排水処理装置を得る
にある。 以下、第2図乃至第8図に示す実施例により本
考案を詳細に説明する。 第2図乃至第6図の実施例において、11は強
化プラスチツク材で形成された矩形状の処理槽
で、この処理槽の一側壁11aの上部寄りの位置
には家庭の台所から出される米、野菜、メン類な
どの雑排水を流入する給入口12を有する給入側
パイプ12aが、他側壁11bの中央部寄りの位
置にはろ過された排水を外部に放出する排出口1
3を有する排出口側パイプ13aがそれぞれ取付
けられている。14は前記給入側パイプ12aの
端部に開口部が巻き付けられかつ第1遮断壁15
に底部が支持された網目状のフイルター部材で、
本実施例では袋体に形成されている。前記第1遮
断壁15は前記フイルター部材14から放出され
る排水を処理槽11の下部方向へ整流させるため
に、給供口12の近傍に配置されている。すなわ
ち、この第1遮断壁15は袋状のフイルター部材
14からの排水を矢印で示すように側壁11a方
向へいつたん導くように下部に案内壁15aが設
けられ、該案内壁15aはフイルター部材14を
支持し給入口側の側壁11aとの間に排水の分流
部16を設けて縦縦断面L型に形成されている。
17は処理槽11の幅方向に着脱自在に配置され
た藻状部材で、この藻状部材17は第4図に示す
ように毛羽状の繊維紐17aを平列状に多数垂下
する支持部材17bと、この支持部材17bの両
端を固定し処理槽11の長手方向の側壁11c,
11d内側に形成した案内長溝18,18……に
案内される複数の支柱17c,17cと、これら
の支柱17c,17cを固定する固定板17dと
から構成され、後述の第2遮断壁19と前記第1
遮断壁15との間に所定間隔を設けて平行状態に
複数個配設されている。なお、該藻状部材17の
繊維紐17aは第5図で示すような金網または編
組状17a′に形成されても良い。19は排水の油
分が排出口13から処理水とともに放出されるの
を防ぐための第2遮断壁で、この第2遮断壁19
は排出口13側の位置で、かつ処理槽11の幅方
向に配置された板状の繊維体20よりも前方の位
置に配置されている。 なお、前記遮断壁15,19は強化プラスチツ
ク材で処理槽と一体に形成しても良いし、また処
理槽17の内壁に溝を設けて、処理槽17に着脱
自在に装着しても良い。また21は蓋体である。 上記構成にあつては、第2図および第3図で示
すように給入パイプ12aから流入した原排水a
は、網体のフイルター部材14によつてろ過され
るとともに、L型の第1遮断壁15によつて処理
槽11の幅方向に広く分流され、側壁11aに一
度は当つて下部方向に導かれながら整流bへと変
化してゆく。整流bは藻状部材17……を矢印の
ように通過するが、その際整流に含まれるSSは
次第に除去され、処理槽の底部に沈澱物Aが残留
する。整流は最終に上面に浮遊する油Oを第2遮
断壁にストツパーされながら繊維板のフイルター
部材20でろ過され排出口13より放出される。
その結果この実施例の場合は、次に示すように処
理水量200の場合で原排水のSSの濃度が
1642ppmのときに処理水を毎分12流してみる
と、排出口から放出された処理水に含まれるSS
は94ppmまで低下し、除去率は94,28パーセン
トであることが判明した。
【表】 次に第7図および第8図に示す本考案の異なる
実施例につき説明する。なお、これらの実施例の
説明に当つて、前記実施例と同一と考えられる部
分には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。 第7図の実施例において、前記実施例と主に異
なる点は第1遮断壁15Aがフイルター部材14
を支持する受部材22の後方に設けられ、かつ受
部材22の端面との間に排水の分流部16Aを設
けて下端15a′が前方に折曲されている点で、こ
のように構成することにより排水を方向づけて分
流することができる。 第8図の実施例において、前記第2図の実施例
と主に異なる点は袋体のフイルター部材14を網
目状のケース体14Aにした点で、このケース体
14Aは給入口側のパイプ12aの下部で、かつ
第1遮断壁15の案内壁15aに載置される。こ
のように構成することにより原排水をろ過すると
同時に、残留雑物を簡単に処理槽11外へ取り除
くことができる。 以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は処理槽の内部に汚濁流液をろ過するフイルター
部材と、このフイルター部材をさえぎり排水を分
流する遮断壁と、排水の流通路に排水をろ過する
藻状部材とを設けたので、次に列挙するような実
用上優れた効果がある。 (1) 浮遊物質を極力除去するよう工夫したので、
200の処理槽で略90パーセントの除去率があ
る。 (2) 案内壁を有する遮断壁を処理槽内に設けたの
で排水が槽内に広く分流し、整流効果が大であ
る。 (3) 全汚濁流液が全体的に藻状部材を通過するた
めに、第1遮断壁とあいまつてさらに整流さ
れ、処理槽内をゆるやかに流れる。 したがつて、全流液の処理槽内での滞溜時間
が長くなり、SSの除去率が必常に高くなる。 (4) フイルター部材を網体のものと、繊維板体と
のものを用いたので、袋体だけのろ過の場合の
ように目詰が早くなつたりして、袋洗いを多く
しなければならないなどの必要性がなくなつ
た。 (5) 排水の流路を造らないで、槽全体を静かに流
し、汚濁物質を沈降させた上で最後に細かい繊
維板のフイルター部材でろ過するので、フイル
ター部材もSS処理量から家庭雑排水に換算す
ると1ケ月位目詰りを生じない。 (6) 藻状部材を処理槽に着脱自在に装着したの
で、容易に取り外すことができ、かつ水洗いも
極めて簡単である。 (7) 組立自在なので、処理槽の清掃が簡単にで
き、しかも構造が簡単で安価に製作できるの
で、一般家庭の雑排水処理装置としては非常に
実用性がある。 (8) 処理槽を強化プラスチツク材で成形したので
耐久性に富む。 (9) 藻状部材は毛羽状なので、汚濁流液が該藻状
部材を通過する際にいわばその接触面積が増大
し、その結果、汚濁流液に存する浮遊物質の藻
状部材に対する付着率が単なる繊維束あるいは
糸束のろ過体に比べて非常に良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一実施例を示す概略説明図、第
2図は本考案の一実施例を示す概略縦断面図、第
3図は蓋体を切欠した本考案の平面図、第4図お
よび第5図は本考案の藻状部材の要部の説明図、
第6図は本考案の処理槽を横断し藻状部材がスラ
イド自在であることを示す説明図、第7図および
第8図は本考案の異なる実施例を示す第2図と同
様の図である。 3,11……処理槽、12……給入口、13…
…排出口、14,14A,20……フイルター部
材、15,15A,19……遮断壁、15a,1
5a′……案内壁、16,16A……分流部、17
……藻状部材、18……案内長溝、A……沈澱
物、a……原排水、b……整流、O……油。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一側壁に原排水の給入口を他側壁にはろ過さ
    れた処理水を放出する排出口とを有する処理槽
    と、この処理槽の給入口側に設けられ原排水を
    ろ過するフイルター部材と、このフイルター部
    材から放出される排水を処理槽の一側壁あるい
    は下部方向へ整流させる給入口側の第1遮断壁
    と、処理槽の排出口側に配置されかつ排水の油
    分の放出を防ぐ第2遮断壁と、この第2遮断壁
    および前記第1遮断壁との間に処理槽の幅方向
    に全体的に垂設され排水を全体的に通過させて
    含まれる浮遊物質を除去する毛羽状の藻状部
    材、この藻状部材と処理槽の排出口との間に配
    設された板状の繊維体とから成る雑排水処理装
    置。 2 処理槽は強化プラスチツク材で形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の雑排水処理装置。 3 処理槽の内側には藻状部材をスライド自在に
    該処理槽に装着できる案内長溝が設けられてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項、第2項いずれかに記載の雑排水処理装
    置。
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