JP2756827B2 - 電子写真感光体の連続製造方法 - Google Patents

電子写真感光体の連続製造方法

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JP2756827B2 JP13944689A JP13944689A JP2756827B2 JP 2756827 B2 JP2756827 B2 JP 2756827B2 JP 13944689 A JP13944689 A JP 13944689A JP 13944689 A JP13944689 A JP 13944689A JP 2756827 B2 JP2756827 B2 JP 2756827B2
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和之 清水
均 三竹
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真感光体の連続製造方法に関する。
〔従来の技術〕
この種の電子写真用感光体は、導電性基板表面に光導
電性材料を含む感光層を形成した基本的構造を有してい
る。この場合における、光導電性物質としては、従来の
セレンや、硫化カドミウムまたは酸化亜鉛等の無機光導
電性物質に代わって、近年では、有機光導電性物質が専
ら用いられている。この理由は、成膜性の向上を図り、
塗工によって層形成を行うことで生産性を高めるなどの
点に基づいている。さらに、使用する染料や顔料等の増
感剤を選択すると、感色性を自在にコントロールできる
利点を有することにもその理由がある。
前述のように、この種の感光体を製造する際の生産性
の向上はきわめて重要である。そこで、特開昭61−2514
9号公報にたとえば示されているように、予め得た短い
長さの中空ドラムを順次供給しその表面に感光液をその
周囲に配設したリング状塗布装置により塗布して感光層
を形成することが知られている。
他方、特開昭63−278061〜4号公報には、感光体ドラ
ムを得るに際して、押出し機により熱硬化性樹脂を押出
してその押出しリング径と同径の中空ドラムを得、必要
により連続的に感光層を中空ドラムの移動過程で塗布に
より形成することが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の前者の方法は、感光層の形成にあたり感光液の
塗布膜厚が、中空ドラムの継ぎ目で不均一になるととも
に、スペーサードラムを用いることを要し生産性および
コスト的に難点がある。
他方、後者の一連公報技術は、中空ドラムを連続的に
得ることができるとともに、感光液の塗布性および生産
性が高まり優れている。
しかし、中空ドラムの径は押出しダイスのリング径に
規定され、径の変更ごとに押出し機そのものを変更せね
ばならず経済的でないばかりでなく、得られた感光体は
ドラム形状でかつ硬質なものでフレキシブル性がない。
そこで、本発明の主たる目的は、熱可塑性樹脂を用い
ることができるとともに、従来のシート状感光体のよう
なフレキシブルなシームレスの電子写真感光体の連続的
製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、熱可塑性樹脂を含む押出し樹脂を押出し
機からインフレーションダイスを通して連続的に押出し
これによって得たチューブを移動させるとともに、前記
チューブの内部に気体を吹き込み膨張させ、内部と外部
との圧力バランスを保持しながらチューブの移動を行
い、このチューブの移動過程においてチューブの外面に
感光層を形成し、その後所定長さに切断しシームレスの
ベルト状電子写真感光体を得ることで解決できる。
また、前記押出し樹脂が導電性材料を含まない場合に
は、押出し後でかつ感光層の形成前に導電性材料層の形
成を行うことで目的の感光体を得ることができる。
他方、前記押出し樹脂中に熱可塑性樹脂および導電性
材料を含ませて押出しを行えば、押出し後の導電性材料
層の形成は不要である。
さらに、押出し直後のチューブを冷却した後、加熱し
て直径を拡大させる操作を行うと、チューブを形成する
熱可塑性樹脂の配向性を調整でき均一な樹脂によりチュ
ーブを形成できる。
他方、前記チューブを樹脂の融点以下の温度の雰囲気
で加熱処理するゾーンを塗布前の位置に設けることによ
り熱固定されたチューブを形成できる。
〔作用〕
本発明では、インフレーション法により中空ドラムを
形成する。したがって、熱可塑性樹脂を使用でき、たと
えば使用樹脂として好適なポリエステル樹脂を使用でき
る。また、インフレーション法によるため、高速で中空
ドラムを形成できる。しかも、インフレーション法によ
ると、たとえば内部に吹き込む気体、通常空気の吹き込
み圧力を適切に選択することで、常に真円形のチューブ
を得ることができるとともに、フレキシブルな感光体を
得ることができる。フレキシブルな感光体は、ドラム状
感光体に比べ複写機として大幅なコンパクト化を図るこ
とができ、軽量化できる等の長所がある。
なお、前記のように、本発明によると、感光液の塗布
を連続的に行うことができるので、生産性および塗布性
に優れる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明を図面を参照しながらさらに詳説する。
第1図は本発明法に基本的概要図で、熱可塑性樹脂を
含む押出し樹脂1はスクリューコンベア2Aを内蔵する押
出し機2内にホッパー3から供給される。供給された押
出し樹脂はスクリューコンベア2Aにより押出し機1の前
部に設けられたインフレーションダイス4を通して連続
的に押出される。
インフレーションダイス4は上方に開口する狭いリン
グ状のスリット4aを有し、このスリット4aは押出し機2
内部に連通している。また、インフレーションダイス4
の適宜の位置、図示例では中央心部4bに形成された吹き
込み孔4cから空気Aなどの吹き込み気体が上方に向かっ
て吹き込まれるようになっている。
したがって、スリット4aから押し出した押出し樹脂
は、上方に連続的に引き上げられ、その際空気Aの吹き
込み圧力により円筒形に保持され、チューブ10として成
形される。また、押出し直後には溶融樹脂の形状を定め
るために、その周囲に配設した冷却装置5により冷却す
るようになっている。この冷却装置5は、実施例では、
半成品チューブ側に開口する流出口5aを有し、この流出
口5aから整流邪魔板5bにより整流した冷却水Wを流出さ
せることにより冷却する構造になっている。このような
水冷却方式に代えて空気冷却方式を採用してもよい。
冷却後の樹脂は、続いて第1絞りロール6により径が
一旦絞られる。この絞り部位の直後位置に第1加熱ヒー
タ7が設けられ、これにより樹脂が加熱軟化され、その
結果、吹き込み空気Aの圧力とのバランスとの関係でチ
ューブ10の径が拡大される。その後、再び第2絞りロー
ル8による絞り、および第2加熱ヒータ9による加熱軟
化が行われる。このような絞りおよび加熱軟化により、
さらに樹脂の延伸により押出し樹脂の配向性が調整さ
れ、熱固定される。本発明において、押出し樹脂の加熱
軟化は単に一回でもよいが二回行った方が好ましいこと
が判明している。また、第1絞りは必須ではない。第1
絞りロール6と第2絞りロール8との間のチューブ径
が、第2絞りロール8以降の最終チューブ径より小さく
てもよい。
第2絞りロール8を経て第2加熱ヒータ9により加熱
軟化処理されたチューブ10の引上げ過程で冷却が行わ
れ、その周囲に配設された感光層形成手段によりチュー
ブ10の表面に感光層11が形成される。感光層形成手段と
しては、スライドホッパー12をたとえば用いることがで
きる。このスライドホッパー12は、内側面に下方窄まり
のスライド面12aを有し、このスライド面12aに開口する
スリット12bが形成され、さらにこのスリット12bと連通
する液溜部12cを有している。この液溜部12cに外部から
感光液Lを押し込むと、液溜部12cから感光液Lはスリ
ット12bから押し出されスライド面12に沿って流下しチ
ューブ10外面に塗布される。
塗布された感光液は、その後乾燥手段13により乾燥さ
れる。この乾燥後、レーザ切断機14などの切断手段によ
り所定長さに切断され、感光体10Aとして製品化され
る。
上記例において、チューブ10の連続的引上げは、たと
えば第2加熱ヒータ9位置とスライドホッパー12との間
位置において、チューブ10の内面と外面とを挟みながら
引上げを行うことができる。具体的にはチューブ10の内
部にその内面に一致する円筒ドラムを挿入し、外面から
キャタピラー状の引上げ手段により引上げるようにする
ことができる。
本発明における押出し樹脂には熱可塑性樹脂が含まれ
る。この熱可塑性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂
などの樹脂を挙げることができる。押出し樹脂には導電
性材料たとえばカーボンを含有させることができる。こ
の場合、カーボンは樹脂に予め分散させた後、押出し機
に供給される。押出し樹脂中に導電性材料を含まない場
合には、第1図のように、塗布前に導電性材料層の形成
手段、たとえば導電性材料のスパッタリング装置15によ
り導電性層を形成すればよい。
また、上記例では、引上げ方式を採用しているが、下
向き方式や水平方式も採用可能である。
本発明に用いられる感光液としては、酸化亜鉛や硫化
カドミウム等の無機感光材料、ポリビニルカルバゾール
とトリニトロフルオレン等の有機感光材料を高分子バイ
ンダーに分散させたものを用いることができる。また近
年、高感度化、耐久性向上のために、電荷発生層と電荷
輸送層を積層した機能分離型感光層も用いることもでき
る。たとえば電荷発生層はアゾ顔料、キノン顔料、ペリ
レン顔料、フタロシアニン顔料、アンスアンスロン顔料
等をポリカーボネートなどの高分子バインダーに分散
し、電荷輸送層は多環芳香族化合物、含窒素環式化合物
等を高分子バインダーに分散して得ることができる。電
荷発生層の厚さは、0.01〜1μ好ましくは0.05〜0.5μ
であり、電荷輸送層の厚さは好ましくは5〜20μであ
る。感光液の粘度は0.5〜700cpの範囲で、好ましくは1
〜500cpの範囲である。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、熱可塑性樹脂を用い
ることができるとともに、従来のシート状感光体のよう
なフレキシブルなシームレスのベルト状電子写真感光体
を連続的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法を実施するための装置例を示した概要
図である。 1……押出し樹脂、2……押出し機、4……インフレー
ションダイス、5……冷却装置、6、8……絞りロー
ル、7、9……加熱ヒータ、10……チューブ、11……感
光層、12……塗布装置、13……乾燥手段、14……切換手
段、A……空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 中也 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−8025(JP,A) 特開 昭63−278061(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/00 - 5/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂を含む押出し樹脂を押出し機
    からインフレーションダイスを通して連続的に押出しこ
    れによって得たチューブを移動させるとともに、前記チ
    ューブの内部に気体を吹き込み膨張させ、内部と外部と
    の圧力バランスを保持しながらチューブの移動を行い、
    このチューブの移動過程においてチューブの外面に感光
    層を形成し、その後所定長さに切断しシームレスのベル
    ト状電子写真感光体を得ることを特徴とする電子写真感
    光体の連続製造方法。
  2. 【請求項2】前記押出し樹脂は導電性材料を含まず、さ
    らに押出し後でかつ感光層の形成前に導電性材料層の形
    成を行う請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記押出し樹脂中に導電性材料を含む請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】押出し直後のチューブを冷却した後、加熱
    して直径を拡大させチューブを形成する熱可塑性樹脂の
    配向性を調整し、その後感光層の形成を行う請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】前記チューブを樹脂の融点以下の温度の雰
    囲気で加熱処理するゾーンを塗布前の位置に設け、この
    加熱により前記樹脂の熱固定を行う請求項1記載の方
    法。
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