JP2756633B2 - 合成樹脂製キャップのピンホール検査装置 - Google Patents

合成樹脂製キャップのピンホール検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は容器のキャップを製造
する際に用いられる、合成樹脂製キャップのピンホール
検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、合成樹脂製キャップを製造す
る場合に、そのキャップの、特に外蓋と中栓から成る形
式のキャップの上記中栓の、液体の流通を遮断する口壁
に、ピンホールが形成されているか否かの検査が行われ
る。なおこの発明においては中栓について説明するが、
それは一例で、キャップとは広く、蓋、栓を指すもので
ある。
【0003】そして従来のピホール検出装置は一例とし
て図2に示すようなものである。同図において41はキ
ャップ42の保持部材であり、複数のキャップ42の保
持部43が形成されている。そして上記保持部材41及
び保持部43は絶縁体で形成されている。44は第一電
極部材、45は第二電極部材であり、それぞれ複数の第
一電極46、第二電極47を有している。
【0004】そして前記キャップ42はこの場合一例と
して合成樹脂製の中栓であり、図面の紙面方向に、外蓋
がヒンジを介して一体に設けられているが、この図には
現れない。48は注筒、49は容器に対する取付部を示
す。50は液体等の流通を遮断する口壁である。
【0005】キャップ42は図示しない場所で成型さ
れ、真空吸着装置を有する移動装置(図示省略)により
運ばれ、図2に示すように前記保持部43に一度に装着
される。次に前記第一、第二両電極部材44、45はそ
れぞれ高圧電源(一例として3万V直流電源)51に接
続されている。52は絶縁体であり、53、53はそれ
ぞれれ、連結部であり、図示しない移動装置に連結さ
れ、矢印A、B方向に即ち互いに近ずき、又は遠ざかる
ように、反対応方向に移動するようになっている。
【0006】なお54はプルリング、55は導線、56
は記憶装置を有する制御盤であり、キャップ42の搬送
装置59、キャップ選別装置57にそれぞれ接続されて
いる。なお58は吸着装置であり、図示しない真空吸着
装置に接続されている。なお、この場合キャップ42は
一例として図示のように6箇保持されている。
【0007】この装置の作用について述べると、前記第
一、第二両電極部材44、45に高圧電源51から直流
高電圧が印加される。そうすると、もしキャップ42の
口壁50にピンホールがあれば、その部分の抵抗は小さ
いので、その部分は火花放電を起こし導通される。
【0008】そしてその場合の通電は記憶装置を有する
制御装置56により検知され、同放電を記憶されたキャ
ップのグループが、運搬装置59により選別機57上に
運搬された場合、選別機57は、上記制御装置56の指
令により鎖線60で示すように変位し、その上に落下さ
せられたキャップ42は正常なキャップの通路61か
ら、不良品の通路62に別けられる。
【0009】その間前記電極部材44、45は図示しな
い作動装置により互いに遠ざかる方向に移動しており、
次のキャップのグループが保持部材41上に装着され、
以下同様な工程が繰返される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の装置
は次のような問題を有している。それは前記のように例
えば六箇のキャップのグループの中に一つでも不良品か
あると、そのグループ全部が不良品とみなされて、選別
されてしまうことである。即ち他の正常なキャップは不
良品と見なされて共に除去されてしまうため無駄とな
り、不経済となるのを免れない。
【0011】この問題を解決するために、電極をそれぞ
れ互に絶縁して独立させ、図示しない絶縁した基体上
に、それぞれの電極が移動して前記口壁を両側から挟持
したり、離れたりするように構成すればよいことは容易
に考えられるが、そうすると、上記移動の際、移動部分
において同基体と電極間に火花放電を起こし、それによ
り損傷を起こして短期間に使用不能になる事は容易に推
察されるため、できなかったものである。
【0012】この発明は上記のような問題を解決するめ
になされたもので、その目的は複数箇のキャップの口壁
のピンホールを一度に検査して、不良品を検出し、その
不良品を、他の正常なキャップから別け、正常なキャッ
プは回収し、その不良品のみを除去できる合成樹脂製キ
ャップのピンホール検査装置を提供することであり、他
の目的は 上記のような、火花放電を生じて短期間に使
用できなくなってしまうことのない、上記検査装置を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、複数の電極1を電気的
に一体的に構成して形成された一体極2;上記電極1に
対応して、複数の対応極3が、それぞれ絶縁した基体4
に、移動自在に設けられている独立極5;該各独立極5
にそれぞれ設けられた、上記対応極3を移動させる移動
装置6;それぞれ大地に接地7して形成された上記各独
立極5;該各独立極5及び上記一体極2の間に設けられ
たキャップの保持部材8;上記三者2、5、8により構
成される検知装置9に対応して設けられた、−極を大地
に接地10し、+極を前記一体極2に接続した高圧直流
電源11;前記各独立極5のアース電流を検知する検知
部12を有し、かつ該検知を記憶する記憶装置13を有
する制御装置14;該制御装置14に接続された、複数
のキャップの群から目的とするキャップを選別するキャ
ップ選別装置15;から成ることを特徴とする、合成樹
脂製キャップのピンホール検査装置である。
【0014】
【作用】この発明の装置は、その作動の場合、一体極2
の電極1と、独立極5の対応極3が移動装置6によりキ
ャップの口壁を挟持し、両極1、3間に直流高電圧が印
加されて、ピンホールの検査が行われる。この場合上記
対応極3は独立極5において、上記のように移動装置6
により移動させられて行う。
【0015】しかし上記各独立極5はそれぞれ大地18
に接地7されているため、対応極3が基体4に対して移
動する際に火花放電を起こさないのである。このため火
花放電による損傷を防止することができる。そして上記
独立極3は検知部12を通して記憶装置13を有する制
御装置14に接続されているため、ピンホールを有する
キャップを他のキャップから選別し、他のキャップを回
収することができる。
【0016】
【実施例】図1において、1は電極であり、複数の電極
1が電気的に一体的に形成されて一体極2が形成されて
いる。そして上記電極1に対応する対応極3を、それぞ
れ絶縁した基体4に移動自在に形成し、複数の独立極5
を設け、この独立極5に上記対応極3を移動させる移動
装置6が設けられている。この移動装置6は、上記基体
4を一例としてエアシリンダに形成し、その内部にピス
トン(図示省略)を設け、エアパイプにより往復動させ
るように形成されたものである。
【0017】なお同エアパイプは図示しない空気圧装置
に接続され、かつ同空気圧装置は制御装置14に接続さ
れ、制御装置14の、シーケンスに基づいた指令により
自動的に作動し、前記対応極3が移動するように形成さ
れている。但し、移動装置6はその他油圧、ラック及び
ギヤ、ソレノイド等各種のアクチェータを用いて差支え
ない。
【0018】7は接地部であり、上記各基体4をそれぞ
れ大地18に接地させるのである。8はキャップの保持
生材であり、キャップ19を保持するように構成されて
いる。同キャップ19は一例として中栓であり、一例と
して前記従来例において用いられたものと同様なものが
用いられた。即ちこの場合その中栓は紙面方向に、外蓋
(図示省略)が一体に設けられ、かつ紙背方向に3箇、
紙面に3箇、合計6箇が保持部材8に保持されている。
【0019】次に上記三者2、5、8により検知装置9
が形成される。この検知装置9は図1において紙背方向
に他の一組が形成されており、これにより上記のように
都合6箇のキャップが一度に検査できるようになってい
る。又他の一例として図示は省略するが一度に8箇(4
箇づつ二列)の検査ができるようにも形成された。
【0020】次に11は直流高圧電源であり、一例とし
て3万Vの電圧を発生させることができ、その−極を大
地に接地10し、かつ+極は前記一体極2に接続されて
いる。12は上記各独立極5のそれぞれのアース電流を
検知する検知部であり、それぞれ、記憶装置13を有す
る制御装置14に接続されている。
【0021】なお12aは増巾部を示す。これにより制
御装置14は前記各独立極5のうち、どの独立極5にお
いてアース電流が大地に流れたかを知り、かつ記憶する
ことができるようになっている。
【0022】次に15はキャップの選別装置であり、一
例としてコンベヤベルト20、20の間にエア噴出用の
ノズル21が、上記電極1と同数箇互いに背合せに設け
られている。キャップ19(外蓋等を図示省略)がコン
ベヤベルト20により矢印A20方向に流通させられて
おり、ピンホールを検知されたキャップ19が同噴射ノ
ズル21の全面を通過する際に、上記制御装置14の上
記記憶により、空気等を噴射して、コンベヤベルト20
上から吹き飛ばし、正常なキャップから除去するように
なっている。
【0023】なおノズル21に連通している加圧空気装
置、タンク、電磁バルブ等は図示を省略されており、各
ノズル21にそれぞれ連通して設けられた電磁バルブは
前記制御装置14にそれぞれ接続され、制御装置14か
らの出力により任意のノズルが作動するようになってお
り、かつその作動は上記記憶装置13の記憶にもとづい
て作動させられる。
【0024】従ってピンホールを検出されたキャップの
みが除去されるようになっている。なお図1において2
2は前記各検知部12に対する配線であり、23は前記
ノズル21の図示しない電磁バルブに対する配線を示
す。又前記各移動装置6及び前記一体極2の作動も制御
装置14において自動的に制御出来るようになってお
り、又上記高圧直流電源11も同様に制御装置14にお
いて制御出来るようになっている。
【0025】なお図示は省略するがキャップ19を一度
に複数箇成型する成型装置、及び成型された複数のキャ
ップをそのまま前記保持部材8に運び、同部材8に装着
させる運搬装置等もあるが、これらは共に上記制御装置
14に接続されていて制御装置14により自動的に、シ
ーケンスに従って作動するようになっている。
【0026】保持部材8に複数のキャップ19が保持さ
せられると、制御装置14の出力により一体極2及び各
対応極3は互いに近づく方向に移動させられ、キャップ
19の口壁24を両側から挟持するように挟み、その両
極1、3間に高電圧が印加される。
【0027】そして複数のキャップ19の中にピンホー
ルを有するものがある場合、上記両極1、3間に放電が
起こり、この放電は前記検知部12により検知され、か
つ制御装置14の記憶装置13に記憶され、この記憶に
基づき、その不良品キャップがノズル21の前を通過す
る場合に、それを吹き飛ばして除去するのである。こう
して不良品キャップのみが除去され、同一ロットで形成
された正常なキャップは正常に回収されるのである。
【0028】
【発明の効果】この発明は前記のように構成されたこと
により、複数箇のキャップの口壁のピンホールを一度に
検査して、不良品が検出された際に、その不良品を他の
正常なキャップと区別して除去し、正常なキャップを回
収することができる。しかもその検査工程において、装
置が火花放電を起こして短期間に使用できなくなるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、合成樹脂製キャップ
のピンホール検査装置の概略を示す図である。
【図2】従来の、合成樹脂製キャップの、ピンホール検
査装置の概略を示す図である。
【符号の説明】 1 電極 2 一体極 3 対応極 4 基体 5 独立極 6 移動装置 7 接地部 8 保持部材 9 検知装置 10 接地部 11 高圧直流電源 12 検知部 13 記憶装置 14 制御装置 15 選別装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極1を電気的に一体的に構成し
    て形成された一体極2;上記電極1に対応して、複数の
    対応極3が、それぞれ絶縁した基体4に、移動自在に設
    けられている独立極5;該各独立極5にそれぞれ設けら
    れた、上記対応極3を移動させる移動装置6;それぞれ
    大地に接地7して形成された上記各独立極5;該各独立
    極5及び上記一体極2の間に設けられたキャップの保持
    部材8;上記三者2、5、8により構成される検知装置
    9に対応して設けられた、−極を大地に接地10し、+
    極を前記一体極2に接続した高圧直流電源11;前記各
    独立極5のアース電流を検知する検知部12を有し、か
    つ該検知を記憶する記憶装置13を有する制御装置1
    4;該制御装置14に接続された、複数のキャップの群
    から目的とするキャップを選別するキャップ選別装置1
    5;から成ることを特徴とする、合成樹脂製キャップの
    ピンホール検査装置。
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