JP2755657B2 - ポリシロキサン―ポリオキシアルキレンブロックコポリマー骨格単位を含有する、湿潤性、可撓性で酸素透過性のコンタクトレンズ - Google Patents
ポリシロキサン―ポリオキシアルキレンブロックコポリマー骨格単位を含有する、湿潤性、可撓性で酸素透過性のコンタクトレンズInfo
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Description
眼科的器具、特に、ポリシロキサン及びポリオキシアル
キレンオキシド単位を含む骨格を有し、眼内使用雰囲気
中において、(a)高酸素透過性、(b)良好な湿潤
性、(c)可撓性及び(d)光学的な明澄性をはじめと
する望ましい特性を有利に混成して有するブロックコポ
リマー製のコンタクトレンズに関する。
するシロキサンを使用することは良く知られている。
341,490号及び3,228,741号において、充填剤を含有する
ポリ(オルガノシロキサン類)から製造されるコンタク
トレンズが記載されている。このようなレンズは一般的
に軟質であり、また高い酸素透過性を有するものである
が、引裂強さ及び引張り強度を増大させる(それを用い
ない場合は劣っている)ためにシリカのような充填剤を
使用することが示されている。また、このようなシリコ
ーンラバーレンズは疎水性かつ親油性であることを特徴
としている。
ルアクリレートもしくはメタクリレートエステルとアル
キルアクリレートもしくはメタクリレートエステルとの
コポリマーから製造されるハードコンタクトレンズを開
示している。該特許のモノマー及びポリマーは疎水性で
あり、ヒドロキシエチルメタクリレートのような親水性
物質に適合しない。開示されたレンズは増大された酸素
透過性を有するが、剛性である。
するために用いることのできる、親水性(もしくは親水
性と疎水性との混合)モノマー約20〜約90%と、ポリオ
レフィン系シロキサンマクロマー約10〜約80%とのコポ
リマーのヒドロゲルを開示している。通常、かかるヒド
ロゲルは約10〜約12%の膨潤度を有すると記されてい
る。しかしながら、かかるヒドロゲル中に大量の水が存
在するとかかる物質の酸素透過性が制限されることが判
明している。
ビニル系基によって停止されたポリオルガノシロキサン
のポリマー、あるいはこれと他のモノマーとのコポリマ
ーから製造されるコンタクトレンズに関する。その中で
例示された生成物は本質的に疎水性である。
として有用なポリマーを製造するための、少なくとも2
つのビニル基を含有するポリシロキサンマクロマー約8
〜70%と、水不溶性部分が少なくとも大半を占めるモノ
マー30〜92%とのコポリマーに関する。
酸素透過性を有しているとは言うものの、コンタクトレ
ンズ業界で許容される表面湿潤度の点で親水性が不充分
であるか又は、かかるコンタクトレンズが許容される湿
潤性を有するとしても、その親水性には水膨潤性が伴
い、最適な酸素透過性が制限される傾向がある。
オキシド単位を含む架橋ブロックポリマーを用いること
により、その膨潤性を失うことなく、高度の表面湿潤性
を有し、かつ高度の酸素透過性を有する、コンタクトレ
ンズ及び眼内移植片のような眼科的器具を提供すること
により、当該技術のこれら及びその他の欠点を克服する
ことである。
を、それを必要としている患者の眼に、このようなポリ
マーの矯正コンタクトレンズを装着することによって矯
正する方法を提供することである。本発明のこれらの及
び他の目的は、以下の発明の具体的な説明によって明ら
かとなる。
ーから製造される、光学的に明澄、加水分解に対して、
安定、生物学的に不活性、湿潤性、可撓性、酸素透過性
で、眼内において適用可能な、その使用雰囲気中におい
て膨潤させると少なくとも10%の含水率を有するコンタ
クトレンズのような眼科器具に関する。
−であり; Wは、それぞれ、単結合、酸素もしくは−N(R21)
−であり; Lは、それぞれ独立して、−BRB′−、−BR−、−R
B′−又は−R−であり; S′は、それぞれ独立して、次式II: のセグメントであり; Aは、それぞれ独立して、次式III: のセグメント(但し、式IIIの各単位中の末端酸素は−
N(R21)−によって置き換えることができる) である。
qは1〜1000の数であり、x、y及びzは、それぞれ独
立して、0〜200、好ましくは0〜100(但し、x、y及
びzの少なくとも一は少なくとも1であり、(x+y+
z)×qは4〜1000である)であり; h及びiは、それぞれ、1〜6の整数であり、vは2
〜300、好ましくは2〜75、より好ましくは2〜50、更
に好ましくは10〜50、最も好ましくは15〜50の整数であ
り; R3〜R21は、それぞれ独立して、水素、C1〜C4アルキ
ル及びフェニルから選択され; B及びB′は、それぞれ、次式: から選択され;そのカルボニル基はA、S′又はDに結
合しており; Rは、それぞれ独立して、好ましくは、 (a)オキシ、カルボニルオキシ、アミノ、アミノカル
ボニル、オキシカルボニル、ウレイド、オキシカルボニ
ルアミノもしくはカルボニルアミノによって中断されて
いてもよい炭素原子数25以下の2価脂肪族基、好ましく
はアルキレン、アルケニレン又はアルキニレン; (b)2価の5〜7員脂環基及び5〜7員脂環基−C1〜
C20脂肪族基; (c)6〜25個、好ましくは7〜15個の炭素原子を有す
る2価アリーレン基; (d)7〜25個、好ましくは8〜16個の炭素原子を有す
る2価アラルキルもしくはアルカリール基;及び、 (e)8〜30個の炭素原子を有する2価のアルキレン−
アリール−アルキレン; (ここで、(b)、(d)及び(e)の基は、場合によ
っては、その非環式部分において(a)の基と同様の基
によって中断されていてもよく、また、(c)、(d)
及び(e)の基におけるアリール環は、ハロゲン、好ま
しくはフッ素又は塩素、C1〜C4アルキル、好ましくはメ
チル及びC1〜C12ペルハロアルキル、特にC1〜C12ペルフ
ルオロアルキルから選択される1以上の置換基で更に置
換されていてもよく、(a)の基において示した中断基
が(b)、(d)及び(e)の基の環式部と非環式部と
の間に存在していてもよい) から選択される2価の連結基である) かかるモノマーは、好ましくは次式I b: −(D−A−L−S″)c− (I b) 又は次式I c: −(S″)c−D−S′−La− (I c) 又は次式I d: −(D−A−L)−(S″)c− (I d) のセグメントを有し、更に好ましくは、かかるモノマー
は、次式I: L′−[(D−A−L)e−S″]c−L″ (I) を有し、更に好ましくは、かかるモノマーはジビニル系
のものである。
義したとおりである:cは1〜10であり;eは0又は1であ
り;a×cは1〜10であり;Laは−BRB′−及び−BR−から
選択され;L′は、水素、P′−R−、P′−RB′−、
P′−BR−又はP′−BRB′−であり;L″は、水素又は
−P′あるいはeが0の場合には更に−D−S′−BR−
P′又は−D−S′−BRB′−P′であり;P′は、水
素、アミノ、ヒドロキシ、NCO、NCS、ビニル、あるい
は、好適な架橋剤と共反応させるかまたは化学線によっ
て照射すると架橋しうる架橋性基を有する基である) 上記において、単独あるいは他の基の一部として記載
されたすべてのアルキル基は、好ましくは、メチル、エ
チル、プロピル及びブチル、特にt−ブチル(但し、ア
リール環上の隣接基がそれぞれt−ブチルではあること
はない)のようなC1〜C4アルキルである。これらのアル
キル基は直鎖もしくは分岐鎖であってよい。アルキル
が、フェニル環上の置換基である場合は、パラ位に結合
しているのが好ましい。単独のあるいは他の基の一部と
しての好適なアルケニル基は、エテニル、プロペニル及
びブテニルのようなC2〜C4アルケニルである。(単独の
あるいは他の基の一部としての)好適なアリール基は、
フェニル及びナフチル、更に好ましくはフェニルであ
る。好適なアリール基は更に、C1〜C4アルキル、より好
ましくはt−ブチルによって、最も好ましくはパラ位に
おいて置換される。ハロゲンはクロロ、ブロモ、ヨード
もしくはフルオロであってよい。
に好ましくは0〜2、最も好ましくは0もしくは1であ
る。式I aによって示される基は高度にハロゲン化され
ていてもよいが、好ましくは少なくとも25%、更に好ま
しくは30%、より好ましくは40%がハロゲンを含有せ
ず、最も好ましくは実質的にハロゲンを含有しない。環
状基が示される場合は常に、炭素環又は複素環のいずれ
であっても好適には5〜6個の環員を有し、複素環の場
合は好ましくは環員として炭素原子と1つの酸素原子の
みを有する。
隣接するR基が一緒になって環を形成し、そのうちの1
つがすでにシクロアルキル基である場合の基を意味する
と理解される。言いかえれば、2つの対のR基及びそれ
に結合している炭素原子から構成される融合環系が得ら
れる。例えばR4がシクロプロピル、R4がメチルの場合、
R4及びR4は結合している炭素原子と共に(2,1,0)シク
ロペント−2,2−ジイルとなることができる。
基は同一でも異なっていてもよいが、すべてのR5が同一
であり、すべてのR6が同一であることが好ましい。同様
のことが、d、R11及びR12;並びにf、R17及びR18に関
してもあてはまる。
〜2の整数、最も好ましくは0又は1である。
〜R19はそれぞれ水素である。好ましくは、置換基R8、R
14及びR20は、炭素原子数16以下のアルキル;炭素原子
数8以下のアルコキシもしくはフルオロで置換された、
炭素原子数16以下のアルキル;非置換であるか又はフル
オロ、炭素原子数6以下のアルコキシもしくは炭素原子
数6以下のアルキルで置換されたフェニル;フェニル環
が非置換であるか又はフルオロ、炭素原子数6以下のア
ルコキシもしくは炭素原子数6以下のアルキルで置換さ
れたベンジル;シクロヘキシル;あるいは環炭素原子4
又は5個を有するオキサシクロアルキルである。
は上記に定義したとおりである) のものである式Iのポリマーから製造される、湿潤性の
眼科的器具、好ましくはコンタクトレンズに関する。
れらは次式V: (式中、nはb+1、mはd+1、pはf+1であり;
n、m及びpは、それぞれ独立して、好ましくは1〜
3、更に好ましくは1もしくは2、最も好ましくは1で
あり;x、y、z及びqは上記定義と同様であり、R8及び
R20は、水素であるか、あるいは、一方が、好ましくは
両方が、脂肪族、芳香族もしくは複素環式基、好ましく
は、炭素原子数6以下のアルキル;炭素原子数6以下の
アルコキシもしくはフルオロで置換された、炭素原子数
6以下のアルキル;非置換であるか又はフルオロ、炭素
原子数6以下のアルコキシもしくは炭素原子数6以下の
アルキルで置換されたフェニル;そのフェニル環が非置
換であるか又はフルオロ、炭素原子数6以下のアルコキ
シもしくは炭素原子数6以下のアルキルで置換されたベ
ンジル;4又は5の環炭素原子を有するシクロヘキシルあ
るいはオキサシクロアルキルである)、 あるいは次式VI: (式中、n、m、p、x、y、z及びqは式Vに関して
上記で定義したものと同様であり、R14は、好ましくは
式VのR8と同様の群から選択される。) のいずれかで示される。
セグメントにおいて無作為に、あるいは交互に配置され
るものと理解すべきである。
対応するものである。
ポリマーセグメントは、主として、好ましくは実質的
に、酸素透過性を減少せしめる傾向を有する基であるポ
リマー内部のヒドロキシル基を有さない。
マーマトリックス中へ水を吸収することなしに湿潤性を
高めるものと思われる。しかしながら、実際に高酸素透
過度を有するコンタクトレンズを製造したい場合には、
完成ポリマー中に有る遊離水酸基の数は実質的に少い方
が更に好ましい。これは、含水率を増加せしめる所望
度、したがって特定の目的に対してバランスがとられて
おり、内部ヒドロキシル基の値を変化させることができ
る。存在する望ましくない過剰の遊離水酸基をブロック
する好適な手段は、それらを発色基と相互作用させるこ
とである。
ては、American Hoechst社製造のRemazolの商品名で当
業界において公知のヒドロキシ反応性染料が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。特に有用なRema
zol染料を下表に例示する。
と反応し、次式: で示される基、好ましくは前者を与える。このような方
法で、過剰の遊離水酸基が処理され、同時に着色コンタ
クトレンズが得られる。モノマーを式Iの構造中に導入
する前又はその後に、発色基又は発色剤を用いることが
できる。これら過剰の水酸基を処理する他の方法は、こ
れらの存在を利用して、種々の度合及びタイプの交差結
合を形成することである。
合又は共重合させた、式Iのモノマーから得られるポリ
マーが、少なくとも10%より大きな含水率を有する場合
には、これらを本発明のポリマーとして利用することが
できる。しかしながら、かかる非親水性調節モノマーを
有し、10%未満の全膨潤含水率を有するポリマーは好適
ではなく、親水性調節剤によって変性しなければならな
い。
水性調整剤とを反応させるか又は重合させることによっ
て変性される。親水性調節剤は、1以上のR、R3〜R21
中に存在する官能基及び/又はL′及び/又はL″内の
官能基と共反応性であることによって導入されうる。親
水性調節剤が(ビニル系不飽和部分を除いては)単官能
反応性である場合には、ポリマー特性が調節され、その
位置で鎖又は側鎖が停止されるだけである。親水性調節
剤がジ−又は多官能反応性である場合には、即ち、1以
上の共反応性官能基又は少なくとも一つの共反応性ビニ
ル基を有する場合には、調節剤は、共重合性モノマー及
び/又は架橋剤として作用することができる。しかしな
がら、親水性調節剤が架橋剤でなければならないことは
なく、また、共重合性モノマーとして存在しなければな
らないこともない。他の試薬を用いる場合には、いかな
る通常の架橋剤及び共反応性モノマーを少量用いてもよ
い。
得られたポリマーは、その架橋度が25%以下、好ましく
は20%以下、より好ましくは15%以下、更に好ましくは
10%以下、いっそう好ましくは5%以下、最も好ましく
は2〜3%の範囲であることが必要である。
潤させた際の得られたポリマーの含水率を少なくとも10
%に保持することである。親水性調節剤を存在させない
でもこの制限を満足するポリマーについては、その目的
は、ポリマー材料の含水率を、親水性調節剤が存在しな
い際の値よりも高く向上させることである。しかしなが
ら、ポリマーが親水性調節剤を用いなくても十分に親水
性である、即ち含水率が少なくとも10%である場合に
は、親水性調節剤は存在させる必要がないが、存在させ
たほうが好ましい。親水性調節剤が必要であるか否か及
びその必要量は、所望のポリマー含水率及び他の親水特
性に依存する。好ましくは、親水性調節剤は、上記の条
件にしたがって、得られるポリマーの0〜約50重量%、
好ましくは約1〜約30重量%、より好ましくは約5〜約
25重量%、更に好ましくは約10〜約15重量%の量存在さ
せる。
他のコモノマーは、親水性調節剤であるモノマーを除い
た式(V)のモノマーと共反応性であるモノマーであ
る。かかる更なるモノマーは、得られるポリマーの約20
重量%以下の少量存在させることができる。かかるコモ
ノマーが過度に疎水性である場合には、適当な含水率を
得るために更なる親水性調節剤を導入することができ
る。
ノマーであり、通常、 (aa)次式: のポリエチレングリコール類、又は、 (ab)次式: (上の式において、R22は水素又はC1〜C7アルキル、好
ましくはC1〜C4アルキルであり、gは1〜25の整数であ
り、R23は、(i)エチレン系不飽和基、好ましくはビ
ニル、1−メチルビニル、2−メチルビニルもしくはア
リル、(ii)無水物、(iii)アミン、(iv)酸、
(v)エステル、(vi)アミド、(vii)エーテル、(v
iii)酸ハロゲン化物から選択される重合性又は反応性
基である) のピロリドン類、又は、 (ac)次式: (R24−div)nzHy (C) (式中、 R24は、R23と同様の意味、及び、(ix)エポキシ基、
特にグリシジル基、(x)イソシアネート又はイソチオ
シアネート及び(xi)ヒドロキシから選択され; divは、 (ba)オキシ、カルボニルオキシ、アミノ、アミノカ
ルボニル、オキシカルボニル、ウレイド、オキシカルボ
ニルアミノ又はカルボニルアミノによって中断又は停止
あるいは中断及び停止されていてもよい炭素原子数25以
下の2価脂肪族基、好ましくはアルキレン、アルケニレ
ン又はアルキニレン; (bb)基(ba)におけるものと同様に中断、停止あるい
は中断及び停止されていてもよい、2価の5〜7員脂環
式、5〜7員脂環基−C1〜C20脂肪族基(但し、かかる
中断は脂環式部分内においては起こっていない); (bc)非置換であるか、あるいは、ハロゲン、C1〜C4ア
ルキル及びC1〜C12ペルハロアルキルから選択される少
なくとも1つの置換基によって置換されている、6〜25
個の炭素原子を有する2価のアリーレン基; (bd)上記(ba)において記載したような中断又は停止
基によって、中断されていないかもしくはアルキル部分
において中断されているか、停止されているか、あるい
はアルキル部分において中断されかつ停止されており、
かかる相互中断、中断及び停止されたアラルキル及びア
ルカリール基のそれぞれが、更に、非置換であるか又は
ハロゲン、C1〜C4アルキル及びC1〜C12ペルハロアルキ
ルから選択される置換基によって置換されている、7〜
25個の炭素原子を有する2価のアラルキル又はアルカリ
ール基あるいはアルキレン−アリール−アルキレン基; (be)次式: (式中、naは8〜100の整数であり;Raは水素でありRbは
メチルであり、nbは0であるか;又は、Raはメチルであ
り、Rbは水素であり、nbは0であるか;又は、Ra及びRb
は水素であり、nbは1である) から選択され; また、更に好ましくはdivは、 −(CH2)2NHCOO(CH2)2−; −(CH2)2NHCO−;及び−(CH2)2NHCO(CH2)2−か
ら選択され; nzは、1乃至Hyの価数の整数であり、nzがHyの価数未
満である場合には、Hyの残りの価数は水素と結合してお
り; Hyは、 (ca)モルホリノ、5〜7の環員数の環式アミド基、5
〜6の環員数の飽和又は不飽和環式N,N−ジアミド基、
次式: (式中、nc及びndは0〜2から選択される) の6〜7の環員数を有する基;及び5〜6の環員数の環
式アミン(ここでそれぞれは、非置換であるか又はヒド
ロキシ−C1〜C5アルキル、カルボキシ又は低級アルキル
によって置換されている); (cb)テトラヒドロフルフリル; (cc)直鎖又は環式の、モノ−、ジ−及びポリサッカラ
イド基、これらの対応する糖アルコール基、ペンタエリ
トリトール基及びポリビニルアルコール基;及び、 (cd)ポリヒドロキシC2〜C7アルキル基 から選択され; かかる反応性基R23又はR24は、かかる式I中の1以上
の部位と反応しうるものである) から選択される。
であり、カルボニルがR24に結合しており、R25は末端又
はメチルであり、R26は−O−である)又は−NR27(こ
こで、R27は水素又は低級アルキルである); (ib)H2C=CH−(この場合、それが結合するdivの末端
は、次式: の基であり、左側の基がR24に結合しており、R26は−O
−、−NR27−、−C(O)−、 又は−C(O)Oである); 及び、 (ic) (この場合、それが結合するdivの末端は−C(O)R30
であり、そのカルボニルがR24に結合しており、R30は低
級アルキレン又は−[CH2CH(低級アルキル)−O]1-5
−であり、R29は、水素、低級アルキル又はシアノであ
る) から選択されるR24、及び、 (ce)非置換であるか又は低級アルキルによってモノ〜
テトラ置換されているモルホリノ; (cf)次式: (式中、neは1、2又は3、好ましくは1であり、それ
ぞれ非置換であるか又は低級アルキルによって置換、好
ましくはモノ置換又は二置換されている) の基; (cg)次式: (式中、nfは2又は3であり、それぞれ非置換であるか
又は低級アルキルによって置換されている) の基; (ch)次式: (式中、R31は水素又はカルボキシである) の2価の基; (ci)次式: 及び、 (cj)次式: (上式はそれぞれ非置換であるか又は低級アルキル、好
ましくはメチル又はエチルによって置換されている) の基; (ck)次式: の基; (cl)次式: (式中、xaは2〜10、好ましくは3〜4であり、xbは0,
好ましくは少なくとも0.5×xa乃至+1以下の整数であ
る) のポリビニルアルコール基から選択されるポリオール、
その環式サッカライド類縁体好ましくはその1及び4位
の炭素の間にサッカライド−サッカライド結合、好まし
くはβ結合を有するそのジテトラサッカライド、C(CH
2O)4(H)xc(ここで、xcは0〜3である)、及び、
ヒドロキシ基の50%以下、好ましくは25%以下、より好
ましくは10%以下からそのアルコール系水素が脱離して
いるポリヒドロキシ低級アルキレングリコール基; から選択されるHyを有する。
0乃至(yc+1)であり、好ましくは(yc−1)〜(yc
+1)、より好ましくはyc〜(yc+1)であり、yaは1
乃至(yc+2−yb)である) である} のもの; (acd)次式: (式中、R33はC(CH2O)4(H)4-ydであり、ydは1
〜4、好ましくは1〜2である) のもの; (ace)そのアルコール系水素の1〜50%、好ましくは
1〜25%、より好ましくは1〜10%が脱離しているポリ
ビニルアルコール;又は、 (acf)次式: のものから選択されるものである。
載のR基の1以上がエチレン系不飽和基、例えば好まし
くは次式: (式中、Ra及びRbの一方はメチル又は水素であり、他方
は水素である) の基を含む場合には、式(V)のモノマーを、ビニル基
含有親水性調節剤及び/又はビニル基含有架橋剤の存在
下で架橋させることができる。
約30重量%以下、最も好ましくは約10重量%以下の、ビ
ニル系不飽和親水性調節剤及び/又は他のビニル系コモ
ノマーの存在下又は非存在下で式Iのモノマーを架橋す
ることができる。
合、P′は例えば活性な水素を含有する。かかる場合に
おいては、好ましくはP′はOH、NHRc(ここでRcは水素
もしくは低級アルキルである。)、BもしくはB′のカ
ルボニルに直接結合している残基、そのように結合して
いない場合は通常のアシル残基、SCN−もしくはOCN−で
完結せしめられる。次に、架橋は、通常、2−もしくは
多官能性共反応性モノマー(これは親水性調節剤であっ
てもそうでなくてもよい)との縮合又は付加によって行
なわれる。例えば、P′がOHの場合、共反応性モノマー
官能基は、−NHRc、−COOH、OCN−、SCN−などであり;
P′がNHRcである場合、反応性コモノマー官能基は通常
のアシルもしくは通常の残基に結合したアシルであり;
また、P′がOCN−もしくはSCN−を有する場合、反応性
コモノマー官能基はOHであってよい。同様に、P′もし
くは共反応性モノマーとして記載された他の共反応性官
能基は(P′の一部として記載されたものは共反応性モ
ノマー上に、共反応性モノマーの一部として記載された
ものはP′の一部に)入れ替わってもよい。
ーを以下に示す。しかしながら、ここに列挙したものが
すべてではなく、これらの修正、追加及び変更もまた使
用できることが当業者に理解されるであろう。
はP′が水素であってP′で停止されている場合、少な
くとも一つの更なる架橋可能な部分がR3〜R20基の1つ
として、もしくはR3〜R20基の1つの置換基として存在
しなければならない。このような架橋性基は、L′及び
L″の一方もしくは両方がその中に架橋性基を有してい
る場合においても、1以上のR3〜R20上の置換基とし
て、又はこれらの代りに存在することができる。しかし
ながら、最終架橋ポリマーの架橋度は、20%以下、好ま
しくは10%以下、より好ましくは5%以下、更に好まし
くは1〜4%、最も好ましくは2〜3%の範囲内である
べきである。
A基の20〜70%以下、好ましくは50%以下はポリエチレ
ングリコールである。
ント上の置換基の性質は、式Iの化合物のポリマーにお
いて望まれる湿潤度によって決定される。概して、ポリ
マーはその表面特性において、20℃において60゜未満、
好ましくは40゜未満、より好ましくは25゜未満、更に好
ましくは15゜未満、最も好ましくは10゜未満の蒸留水と
の接触角を示すような、十分な親水性を有さなければな
らない。
数のオキシアルキレン単位が、接触角を減少せしめて上
記限界内にするために必要とされる。
向を有する。しかしながら、親水性調節剤によって含水
率及び膨潤性を向上させると、低含水率の類縁体におけ
るDkの低下は、驚くべきことに、予想よりもはるかに低
いものであった。有利には、本発明のポリマーは、少な
くとも10重量%、好ましくは15〜90重量%、より好まし
くは20〜85重量%、更に好ましくは25〜75重量%、最も
好ましくは35〜55重量%の水を吸収する。
好ましくは10゜未満の接触角を示すこれらのポリマーが
極めて好ましい。
であり、h及びiが2〜4であり、vが2〜20であり、
b、d及びfが0であり、R3、R4が水素であり、R8、R
14及びR20が、独立して、炭素原子数8以下のアルキル
であり、(x+y)×qが4〜40であり、P′が、 (ここで、Raは水素又はメチルである) である式Iのジビニル系モノマーのポリマーからなるも
のである。
は水素もしくはメチルであり;Rは、それぞれ、炭素原子
数6〜15の2価アリーレン基、2価のC6〜C10アリーレ
ン−アミノカルボニルオキシ−C2〜C6アルキレン又は2
価のC3〜C15脂環基であり;LはBRB′、BR又はRB′であ
り;B及びB′は、それぞれ、 であり;R7は、それぞれ、炭素原子数1〜6のアルキ
ル、あるいはそれとR7が水素である単位との混合物(た
だし、好ましくはR7は該単位の約75%以下、更に好まし
くは50%以下、より好ましくは30%以下において水素で
ある)であり;xは、それぞれ、4〜200、好ましくは4
〜75、より好ましくは6〜70、更に好ましくは8〜66で
あり;vは2〜300、好ましくは2〜75、より好ましくは
2〜25、更に好ましくは2〜20、最も好ましくは少なく
とも6であり;i及びhは、独立して、2、3又は4であ
り;aは、1〜10、好ましくは1〜8、より好ましくは1
〜6、更に好ましくは1〜4、最も好ましくは1〜2の
整数である] の反応性ビニル系モノマーのポリマーが極めて有利であ
る。
メチルであり;Rは最も好ましくは−フェニレン−、−CH
2CH2OCONH−フェニレンもしくは−CH2CH2OCONH−トリレ
ン−であり;R7はメチルであり;xは最も好ましくは60〜6
6であり;vは最も好ましくは15〜20であり;aは最も好ま
しくは1〜3であり;kは最も好ましくは0であり;eは最
も好ましくは1である。
であり、aは1〜3であり、QはH2C=C(Ra)−(こ
こで、Raは水素又はメチルである)であり、Lは−BR−
又は−RB′−(ここで、B及びB′は−CONH−であり、
Rはフェニレンである)であり、Dは酸素であり、Wは
単結合であり、R7はメチル又は水素であり(但し上記但
書にしたがう)、xは2〜200であり、h及びiはそれ
ぞれ2であり、vは2〜75である。
しくはメチルであり、sは約6〜約200、好ましくは約2
5〜約100、最も好ましくは約50〜約75である) のものである式VIIのモノマーからのポリマーである。
であり、x″は約4〜約80である) のものである式VIIのモノマーによるポリマーも極めて
好ましい。他の重要な態様は、x″の値が、少なくとも
x′又はxの値の約2倍であり、R36が炭素原子数1
〜4のアルキル、好ましくはメチルであることが必要で
ある。
特徴的に重合して架橋ポリマーを形成することができ
る。
重合溶媒、好ましくは遊離基触媒を含有していてもよ
い。過酸化水素、過酸化ベンゾイル、tert−ブチルペル
オクトエートもしくはアゾビス(イソブチロニトリル)
のような通常の過酸化物及びアゾ触媒が特に重要であ
る。
時間の間行なわれる。このような反応における時間と温
度とは反比例すると理解される。したがって、温度範囲
の上限の温度を用いると、反応時間は時間範囲の下限付
近になる。好適には、重合はUV光のような化学放射線の
存在下で行なわれる。
って得られたポリマーを、例えば約60〜約150℃のよう
なやゝ高温下で後硬化することが望ましい。
物をレンズの形状に直接成形するか、又は重合を小さい
円筒状もしくは「ボタン」の形状のような、更なる加工
に好都合な形状を有する成形型中で行なってから機械加
工処理を行なうことができる。
以下、最も好ましくは約10重量%以下の、親水性調節剤
以外の通常の共重合性ビニルモノマーを、増量剤などと
して、本ポリマーの製造においてコポリマー成分として
用いることができる。好適なビニルモノマーとしては、 一般式: (式中、R34は水素又はメチルであり、R35は、非置換
の、あるいは、1以上の、炭素原子数12以下のアルコキ
シ、アルカノイルオキシもしくはアルキル、又はハロゲ
ン、特にクロロもしくは好ましくはフルオロによって置
換された20個以下の炭素原子を有する、直鎖もしくは分
岐鎖の脂肪族、脂環式もしくは芳香族基、あるいは、2
〜約100単位のC3〜C5ポリアルキレンオキシである) のアクリレート類及びメタクリレート類; 一般式: (式中、R34及びR35は上記に定義したとおりである) のアクリルアミド類及びメタクリルアミド類: 次式: H2C=CH−O−R35 (式中、R35は上記に定義したとおりである) のビニルエーテル類; 次式: H2=CH−OOC−R35 (式中、R35は上記に定義したとおりである) のビニルエステル類: 次式: R35OOC−HC=CH−COOR35 (式中、R35は上記に定義したとおりである) のマレエート類及びフマレート類;及び、 次式: R34CH=CHR35 (式中、R34及びR35は上記に定義したとおりである) のビニル系置換炭化水素が挙げられる。
−、プロピル−、イソプロピル−、ブチル−、エトキシ
エチル−、メトキシエチル−、エトキシプロピル−、フ
ェニル−、ベンジル−、シクロヘキシル−、ヘキサフル
オロ−、イソプロピル−もしくはn−オクチル−アクリ
レート及び−メタクリレート、並びに対応するアクリル
アミド及びメタクリルアミド;フマール酸ジメチル、マ
レイン酸ジメチル、フマール酸ジエチル、メチルビニル
エーテル、エトキシエチルビニルエーテル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、アクリロニ
トリル、スチレン、α−メチルスチレン、1−ヘキセ
ン、塩化ビニル、ビニルメチルケトン、ステアリン酸ビ
ニル、2−ヘキセン及び2−エチルヘキシルメタクリレ
ートが挙げられる。
かかる通常のビニルモノマーのコポリマー単位を含まな
い。
よって製造することができる。
サン/ポリアルキレンオキシドは、式HO−(S′)−H
(式中、−S′−は上記で定義したような式IIの基であ
る)のシロキサンジオールを、−X−もしくは−X−Y
−基を有する十分量の2官能性反応性基含有化合物(こ
こで、該2官能性反応性基は、イソシアネート;無水
物、酸ハロゲン化物もしくはカルボキシエステルのよう
な活性カルボキシであるか、あるいはハロゲン化物イオ
ン、スルファトなどのような残基である)と反応させ
て、対応する、反応性基を含有する末端停止誘導体を形
成することによって製造することができる。
−(A)−H(式中、−A−は上記の式IIIの基であ
る)のポリオキシアルキレンジオールと反応させ、対応
するポリオキシアルキレン−シロキサン−ポリオキシア
ルキレンジオールを形成することができる。このジオー
ルを、次に、末端にH2C=C(Ra)−L−成分を有する
反応性基含有ビニル系モノマー(ここで、該反応性基
は、イソシアネート;無水物、酸ハロゲン化物もしくは
カルボキシエステルのような活性カルボキシであるか、
あるいは、ハロゲン、スルファトなどのような残基であ
る)と反応させ、aが1である対応するジビニル誘導体
を形成することができる。一方、上述のポリオキシアル
キレン−シロキサン−ポリオキシアルキレンジオール類
を更に逐次、−BR−もしくは−BRB′−D基を有する更
なる2官能性反応性基含有化合物と反応させて、対応す
る2官能性反応性末端停止誘導体を形成させ、それを更
に式:HO−(S′)−Hのシロキサンジオールと反応さ
せることができる。このようにして、c(a+e)か、
あるいはc(a+k)のいずれかの値に対応して、かわ
りのポリオキシアルキレン/シロキサン単位含有ジオー
ル類を連続的に形成することができる。次に、このジオ
ールを、末端にH2C=C(Ra)−L−成分を有する反応
性基含有ビニル系モノマーによって末端停止するか、あ
るいは、ジオールを十分量の2官能性反応性基含有化合
物と反応させ該ジオールを例えばイソシアネート等のよ
うな反応性基によって末端停止し、次にこれを、ビニル
系アミンもしくはアルコールのような適当なビニル含有
化合物、あるいは、架橋性基を有する他の共重合可能な
モノマーと反応させ、式Iの対応する化合物を得ること
ができる。
ルによって開始し、aが所望の値となるように交互に連
続して形成するかわりに、式:HO−(A)−Hのポリオ
キシアルキレンジオールによって開始し、これを2官能
性反応性基で末端停止し、シロキサンジオールでeが所
望の値に達するまで縮合し、上記記載のようにジオール
をビニル基で完結させてもよい。
で、式Cの親水性調節剤又は式Cの親水性調節剤と共重
合性モノマーとの混合物によって、特徴的に重合する。
これらビニル系モノマーでビニル基を1つしか含有しな
いものにおいて、微量の、例えば式Iのモノマーを基準
として約0.01〜約5重量%の通常の架橋剤を用いてもよ
い。好適な架橋剤としては、アクリル酸及びメタクリル
酸アリル;ジメタクリル酸エチレングリコール、ジメタ
クリル酸ジエチレングリコール及びジメタクリル酸プロ
ピレングリコールのようなジアクリル酸及びジメタクリ
ル酸アルキレングリコール及びポリアルキレングリコー
ル;トリアクリル酸トリメチロールプロパン;テトラア
クリル酸ペンタエリトリトール;ジビニルベンゼン;ジ
ビニルエーテル;ジビニルスルホン;ジアクリル酸もし
くはジメタクリル酸ビスフェノールA;メチレンビスアク
リルアミド;フタル酸ジアリル;トリアリルメラミン及
びジアクリル酸及びジメタクリル酸ヘキサメチレンのよ
うなジオレフィン系モノマーが挙げられる。同様に、式
I及びVIIのジビニルモノマーの重合において、所望の
場合はかように微量の架橋剤を用いてもよい。
カルボキシもしくはアミノ基を有する場合は、好適な架
橋剤は、2以上の鎖を結合せしめる付加もしくは縮合反
応物を形成する2官能もしくは多官能性共反応性基を含
む。
触媒、好ましくは遊離基触媒を含有していてもよい。過
酸化水素、過酸化ベンゾイル、tert−ブチルペルオクト
エート、過酸化ベンゾイルもしくはアゾビス(イソブチ
ロニトリル)のような通常の過酸化物及びアゾ触媒が特
に重要である。
は縮合反応であり、具体的には反応に係わる種の相対的
反応性により約−10〜約100℃の反応温度で、不活性希
釈剤の存在下もしくは不存在下で、所望により、もしく
は適当な場合は、場合によって付加重合用もしくは縮合
重合用触媒の存在下で行なうことができる。例えばイソ
シアネートもしくは酸ハロゲン化物とジオールとが係わ
る反応については、随意に使用される好適な触媒として
はピリジン及びトリエチルアミンが挙げられる。
くはコンタクトレンズは、実質的に、L′及びL″がエ
チレン系不飽和基以外のものである式Iのモノマーと、 (a1)次式F: (E1)t−G1 (F) (上式において、 tは2〜4の整数であり; G1は、tの値に対応する価数を有し、炭素原子数約24
以下の脂肪族、芳香族、芳香脂肪族、炭環式もしくは複
素環式残基であり、あるいは、tが2の場合は、次式: −Y1−D(A−L−D)w−A−Y1− (式中、A、L及びDは上記に定義したとおりであり、
wは0〜8の数であり、 Y1は、オキシ、カルボニルオキシ、アミノ、アミノカ
ルボニル、オキシカルボニル、ウレイド、オキシカルボ
ニルアミノもしくはカルボニルによって中断されていて
もよい、炭素原子数14以下の2価脂肪族基;炭素原子数
14以下の、2価の脂肪族炭化水素カルボニルもしくは−
アミノカルボニル基(ここにおいてそのカルボニル基は
隣接する酸素もしくは−N(R21)−基と共有結合して
いる);炭素原子数5〜14の2価の5〜7員脂環基;炭
素原子数6〜14の2価のアリーレン基;炭素原子数7〜
14の2価のアルアルキルもしくはアルカリール基;炭素
原子数6〜15の2価の5〜7員の脂環式カルボニルもし
くはアミノカルボニル基(ここにおいてそのカルボニル
基が隣接する酸素もしくは−N(R21)−部分と共有結
合している);又は、2価のアリーレン−、アルアルキ
ルもしくはアルカリール−カルボニルもしくは−アミノ
カルボニル基(ここにおいてアリーレン基は炭素原子数
6〜14であり、アルアルキルもしくはアリカリール基は
炭素原子数7〜14であり、またカルボニル基が隣接する
酸素もしくは−N(R21)−基と共有結合している)で
あるか;又はY1は直接結合(ここにおいてE1は水素であ
る)である) の2価の基を表していてもよく; E1は水素、ヒドロキシ、アミノ、イソシアナトもしく
はイソチオシアナトであり、E1はL′又はL″と共反応
性である) の化合物、又は、 (a2)R24がL′又はL″と共反応性である式Cの親水
性調節剤、又は、 (a3)式Fの化合物及び式Cの化合物の混合物との付加
生成物から成るポリマーから製造される。
において、少なくとも微量、例えば用いられる式Iの化
合物の量を基準として約0.2重量%の、tが3である化
合物が用いられる。一般的に、化学量論的に当量の式I
及び式Fの化合物が併用される。しかしながら、僅かに
過剰のジ−もしくはポリイソシアネートもしくは−イオ
チオシアネートを用いて、充分な架橋を得て、生成物の
寸法安定性を保持してもよい。そのかわりに、更なる通
常の架橋剤を用いて、生成物の寸法安定性を保持するの
に充分な架橋を与えてもよい。したがって、式I及びF
並びにCの化合物に加えて、微量の、例えば約5重量%
以下の、トルエンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、4,4′−メチレンビス(フェニルイソシア
ネート)、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、メラミントリイソシアネートなどのような通常の
ジ−イソシアネートもしくはトリイソシアネートを反応
混合物に加えてもよい。一方、C、I及びFの反応にお
いて化学量論的に過剰のイソシアネートを用いる場合、
微量の、例えば約5重量%以下の、ジ−もしくは多官能
性アミン又はヒドロキシル化架橋剤を用いてもよい。好
適なこのような架橋剤としては、例えば、エチレングリ
コール、グリセリン、ジエチレングリコール、エチレン
ジアミン、エタノールアミン、トリエタノールアミン、
ジエタノールアミンなどが挙げられる。
る架橋剤との間の付加反応も、それ自体公知の条件下で
行なうことができる。したがって、化合物は、必要なら
ば、もしくは所望により不活性希釈剤の存在下で、約0
〜約100℃、好ましくは約20〜80℃の反応温度で、場合
によってはトリエチルアミンもしくはジ−n−ブチルス
ズジアセテートのような縮合触媒の存在下で単純に混合
してよい。
反応混合物をレンズの形状に直接成形してもよく、ある
いは、重合を小さい円筒形もしくは「ボタン」の形のよ
うな更なる加工に好都合な形状を有する成形型内に行な
ってから機械加工を行なってもよい。
自体公知の方法によって製造することができる。
及びKai Suによって発明された「親水性調節剤モノマ
ー」(HYDROPHILIC MODIFIER MONOMERS)」と題された
同日出願の米国特許出願においてより詳細に記載されて
いる。
技術において公知であり、多くのものが市販されており
容易に入手可能である。
ル類も公知であるか又は公知の方法によって製造するこ
とができる。
的に、xqモルの次式IX: (ここで、R3〜R8、b、x及びqは上記と同義である) のエポキシドと、yqモルの次式X: (ここで、R9〜R14、d、y及びqは上記と同義であ
る) のエポキシド、及びzqモルの次式XI: (ここで、R15〜R20、f、z及びqは上記と同義であ
る) のエポキシドとの、場合によっては通常のアルキル化触
媒の存在下、大気圧から約3,000kPaゲージ圧までの加圧
下、0〜約130℃の温度、場合によっては不活性希釈剤
の存在下での付加反応によって製造される。所望の場合
は、エポキシド類の反応の前に、14個以下の炭素原子を
有する脂肪族、芳香族もしくは脂環族のアルコール、酸
もしくはアミンを反応混合物に加えて、基Dを末端基と
する対応するモノオール類を調製してもよい。
のポリオールを得る場合は、エポキシド間の反応を、エ
ポキシドを混合することによって行ない、ランダムなコ
ポリマーもしくはタ−ポリマーなどを得ることができ、
あるいは、添加を逐次に行なって、末端水酸基を有する
ブロックコポリマーを形成することができる。好適な触
媒としては、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ土類金
属炭酸塩類、アルキル亜鉛化合物類、アルミニウムアル
コキシド類、塩化、臭化及び酢酸第2鉄の水和物類及び
ガンマ放射線が挙げられる。反応は、エチレングリコー
ルもしくはプロピレングリコールのようなグリコールを
存在させることによって、あるいは、スクロースのよう
な高官能性を有するポリオールによって、あるいは、エ
チレンジアミン、トルエンジアミンなどのようなアミン
によっても開始させることができる。一般的に反応時間
の長さは一部には、用いるアルキレンオキシドによる
が、一般に1時間未満から数十時間である。したがっ
て、エチレンオキシドは概してプロピレンオキシドの約
3倍の活性を示し、更に1,2−ブチレンオキシドよりも
速やかに反応する。ポリオキシエタン類及びポリテトラ
ヒドロフラン類の製造は、一般に、トリアルキルオキソ
ニウム塩類、カルボキソニウム塩類、アシリウム塩類な
どを用いて開環オキソニウムを形成することにより開始
される。
ロピレンオキシド;1,2−ブチレンオキシド;1,2−エポキ
シデカン;1,2−エポキシドデカン;1,2−エポキシオクタ
ン;2,3−エポキシノルボルナン;1,2−エポキシ−3−エ
トキシプロパン;1,2−エポキシ−3−フェノキシプロパ
ン;2,3−エポキシプロピル−4−メトキシフェニルエー
テル;テトラヒドロフラン;1,2−エポキシ−3−シクロ
ヘキシルオキシプロパン;オキセタン;1,2−エポキシ−
5−ヘキセン;1,2−エポキシエチルベンゼン;1,2−エポ
キシ−1−メトキシ−2−メチルプロパン;ペルフルオ
ロヘキシルエトキシプロピレンオキシド;ベンジルオキ
シプロピレンオキシドなどのようなエポキシド類から得
られるものが挙げられる。同様に、上記エポキシド類は
これらの混合物として用いてもよい。更に、式IX、X又
はXI(ここでb又はd又はfはそれぞれ3であり、環の
炭素環部が置換されている)のある種の環式エーテル類
は、単独の重合には抵抗性を示すが、反応性のより大き
な環式エーテル類とは非常に速やかに共重合する。好適
なコモノマーとしては例えば2−メチル−テトラヒドロ
フラン及び3−メチル−テトラヒドロフランが挙げられ
る。同様に、エチレンオキシドもコモノマーとして用い
てよいが、エチレンオキシドポリマーは、疎水性のより
大きな単位が存在しない場合には、本発明によって使用
するには親水性が高すぎ、あまりに多くの水性流体を吸
収し過ぎるという特徴を示す。しかしながら、モル基準
で30〜80%、好ましくは50%より多い、更に好ましくは
66%より多いプロピレンオキシドを含有するエチレンオ
キシド/プロピレンオキシド共重合ジオール類は、水性
媒体中で実質的に非膨潤性を示すのに充分な疎水性を有
し、しかも60゜未満、好ましくは40゜未満、より好まし
くは25゜未満、更に好ましくは15゜未満、最も好ましく
は10゜未満の水との接触角を示すのに充分な親水性を有
する。
れている。したがって、好適なジオール生成物として
は、一般式: HO(CH2CH2O)a′−(CH(CH3)CH2O)b′ −(CH2CH2O)c′−H (式中、b′は約16〜100の値を有し、a′とc′との
合計は約4〜約100である) を有するポロキサマー(poloxamers)類が挙げられる。
このようなポロキサマー類の例、及びこれらの、a′、
b′及びc′の平均値としては、ポロキサマー101
(a′は2、b′は16、c′2);ポロキサマー122
(a′は5、b′は21、c′は5);ポロキサマー181
(a′は3、b′は30、c′は3);ポロキサマー212
(a′は8、b′は35、c′は8);ポロキサマー231
(a′は6、b′は39、c′は6);ポロキサマー282
(a′は10、b′は47、c′は10);ポロキサマー333
(a′は7、b′は54、c′は7);ポロキサマー401
(a′は6、b′は67、c′は6)が挙げられる。
から、Pluronicの商品名で市販されている。ポリプロ
ピレングリコールがそれぞれの側部に結合したポリエチ
レングリコールを有する「反転ポロキサマー類」もまた
好適である。
0〜約4,000の範囲の分子量を有する市販品が挙げられ
る。
いて60゜未満、好ましくは40゜未満、より好ましくは25
゜未満、更に好ましくは15゜未満、最も好ましくは10゜
未満の後退接触角を示すものである。このような接触角
の測定は、例えば、J.D.Androdeらの「生医学ポリマー
の表面及び界面の様相(Surface and Inter−facial As
pects of Biomedical Polymers)」、第1巻、「表面化
学及び物理学(Surface Chemistry and Physics)」、P
lenum Press発行、1985年、に記載の修正「ウィルヘル
ミー・プレート(Wilhelmy Plate)」法を用いることに
より好都合に行なうことができ、この方法によれば、既
知の寸法の平板形状の標本試料を湿潤溶液である純水中
に、低速に制御された速度、例えば2〜20mm/分で浸漬
させる。
酸素透過性を有する。酸素透過性:Dk(×10-10)は、
(a)99〜100%の酸素のかわりに21%の酸素、すなわ
ち空気を用い、(b)用いた材料の表面積が100平方メ
ートルに対して0.50平方メートルであり、また、湿度を
相対湿度0%のかわりに相対湿度95〜100%になるよう
に制御するという修正を加えたASTM規格D3985−81の方
法を用いて測定する。Dkの単位は、(mm・mlO2/cm2・se
c・mmHg)である。
したメタクリル酸ポリヒドロキシエチルレンズは、Dk
(×10-10)値約5〜7(mm・mlO2/cm2・sec・mmHg)を
示す。
リマーは、一般に7より大きな、好ましくは約15より大
きな、更に好ましくは約20より大きな、最も好ましくは
約40より大きなDk(×10-10)値を示す。
限するものと解釈されるべきではない。部は特に明記し
ない限り全て重量部である。
例1及び2の試料を調製した。定圧滴下漏斗、凝集器並
びに窒素導入口及び導出口アダプターを具備する、250m
l3つ口フラスコに、スチレンイソシアネートの全部、触
媒及び塩化メチレンの80%を入れた。滴下漏斗にジオー
ルの全部及び塩化メチレンの20%を加えた。反応系を窒
素雰囲気下に密閉し、機械的に撹拌し、滴下漏斗の内容
物を滴下した。18時間後、反応をFT−赤外分光光度計で
監視し、全てのイソシアネートバンドが消滅したことを
確認した。各実施例に関する合成及び分析値を表1及び
2に示す。
ダプターを具備する、250ml3つ口フラスコに、スチリル
でキャップしたポリ(プロピレングリコール)前駆物質
50.89g(0.006モル)及びSpeier′s触媒0.27mlを加え
た。混合物を機械的に撹拌し、60℃に加熱し、窒息雰囲
気下において、α,ω−ジヒドリド−ポリジメチルシロ
キサン(平均で約16個の珪素原子を有する)3.52g(0.0
03モル)を滴下漏斗で滴下した。24時間後、FT−赤外分
光光度計によってヒドリドバンドが消滅したことが示さ
れた。反応生成物を塩化メチレン100mlで希釈し、炭酸
ナトリウム及びカーボンブラックを入れ、2時間撹拌
し、2回過し、ロータリーエバポレーターによって溶
媒を除去した。生成物は、明澄で粘稠性の液体であっ
た。
45gに、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オン(約0.01g)1滴を加えた。配合物を
撹拌し、閉じ込められた空気が除去されるまで室温にお
いて光から保護した。次に、配合物をポリプロピレン成
形型に移し4時間UV硬化させた。6%の含水率を有する
半透明で可撓性のフィルムが得られた。
施例3に記載のシリコーンブロックコポリマーの配合物
を調製した。各配合物に、開始剤として、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン1
滴、約0.01gを加えた。配合物を撹拌し、撹拌によって
生成した気泡が除去されるまで光から保護した。配合物
をポリプロピレン成形型に移し、紫外光中で4時間硬化
させた。各配合物の組成及び硬化物質の含水率を表3に
示す。硬化物質は、乾燥状態で明澄であり、実施例7に
おいて水和状態で僅かに曇っていた外は、水和状態でも
明澄なままであった。
(HEMA)を含む実施例3に記載のシリコーンブロックコ
ポリマーの配合物を調製した。各配合物に、開始剤とし
て、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン1滴、約0.01gを加えた。配合物を撹拌
し、撹拌によって生成した気泡が除去されるまで光から
保護した。配合物をポリプロピレン成形型に移し、紫外
光中で4時間硬化させた。各配合物の組成及び硬化物質
の含水率を表4に示す。硬化物質は、乾燥状態で明澄で
あり、水和状態でも明澄なままであった。
ダプターを具備する、250ml3つ口フラスコに、スチリル
でキャップしたポリ(プロピレングリコール)前駆物質
47.58g及び塩化メチレン75gを加えた。混合物を機械的
に撹拌し、窒素雰囲気下において、α,ω−ジヒドリド
−ポリジメチルシロキサン(平均で約4個の珪素原子を
有する)3.68g(0.013モル)及びSpeir′s触媒0.05gを
滴下漏斗で滴下した。92時間後、FT−赤外分光光度計に
よってシリコーンヒドリドバンドが消滅したことが示さ
れた。反応生成物に、炭酸ナトリウム及びカーボンブラ
ックを入れ、2時間撹拌し、2回過し、ロータリーエ
バポレーターによって溶媒を除去した。生成物は、明澄
で粘稠性の液体であった。
ルピロリドン(NVP)を含む実施例11に記載のシリコー
ンブロックコポリマーの配合物を調製した。各配合物
に、開始剤として、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン1滴、約0.01gを加えた。
配合物を撹拌し、撹拌によって生成した気泡が除去され
るまで光から保護した。配合物をポリプロピレン成形型
に移し、紫外光中で2時間硬化させた。各配合物の組成
及び硬化物質の含水率を表5に示す硬化物質は、乾燥状
態及び水和状態で明澄であった。
(HEMA)、エチレングリコールジメタクリレート(EGDM
A)及びn−ビニルピロリドン(NVP)を含む実施例11に
記載のシリコーンブロックコポリマーの配合物を調製し
た。各配合物に、開始剤として、2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン1滴、約0.01
gを加えた。配合物を撹拌し、撹拌によって生成した気
泡が除去されるまで光から保護した。配合物をポリプロ
ピレン成形型に移し、紫外光中で2時間硬化させた。各
配合物の組成及び硬化物質の含水率を表6に示す。硬化
物質は、乾燥状態及び水和状態で明澄であった。
ーを具備する、250ml3つ口フラスコに、スチリル末端の
トリプロピレングリコール37.00g(0.08モル)、α,ω
−ジヒドリド−ポリジメチルシロキサン(平均で約7個
の珪素原子を有する)21.06g(0.04モル)及びSpeir′
s触媒0.21gを加えた。反応混合物を50℃に加熱した。
5日後、反応を雰囲気温度に冷却し、炭酸ナトリウム及
びカーボンブラックで中性化及び脱色し、過し、ロー
タリーエバポレーターによって溶媒を除去した。生成物
は、明澄で粘稠性の液体であった。
(EGDMA)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A)及びスチリル末端のポリ(エチレングリコール400
0)(STPEG)を含む実施例19に記載のシリコーンブロッ
クコポリマーの配合物を調製した。各配合物に、開始剤
として、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オン1滴、約0.01gを加えた。配合物を撹
拌し、撹拌によって生成した気泡が除去されるまで光か
ら保護した。配合物をポリプロピレン成形型に移し、紫
外光中で2時間硬化させた。各配合物の組成及び硬化物
質の含水率を表7に示す。硬化物質は、乾燥状態及び水
和状態で明澄であった。
Claims (45)
- 【請求項1】(a)次式I a: −(W−S′−L−D−A−L)a− (I a) [式中、 aは1〜10であり; Dは、それぞれ独立して、酸素もしくは−N(R21)−
であり; Wは、それぞれ、単結合、酸素もしくは−N(R21)−
であり; Lは、それぞれ独立して、−BRB′−、−BR−、−RB′
−又は−R−であり; S′は、それぞれ独立して、次式II: のセグメントであり; Aは、それぞれ独立して、次式III: のセグメント(但し、式IIIの各単位中の末端酸素は−
N(R21)−によって置き換えることができる) である] (b、d及びfは、それぞれ独立して、0〜4であり、
qは1〜1000の数であり、x、y及びzは、それぞれ独
立して、0〜200(但し、x、y及びzの少なくとも一
つは少なくとも1であり、(x+y+z)×qは4〜10
00である)であり; h及びiは、それぞれ、1〜6の整数であり、vは2〜
300の整数であり; R1及びR2は、独立して、炭素原子数18以下のアルキル又
は炭素原子数12以下のアリールであり; R3〜R21は、それぞれ独立して、水素、C1〜C4アルキル
及びフェニルから選択され; B及びB′は、それぞれ、次式: から選択され;そのカルボニル基は、A、S′又はDに
結合しており、 Rは、それぞれ独立して、 (a)オキシ、カルボニルオキシ、アミノ、アミノカル
ボニル、オキシカルボニル、ウレイド、オキシカルボニ
ルアミノもしくはカルボニルアミノによって中断されて
いてもよい炭素原子数25以下の2価脂肪族基; (b)2価の5〜7員脂環基及び5〜7員脂環基−C1〜
C20脂肪族基; (c)6〜25個の炭素原子を有する2価アリーレン基; (d)7〜25個の炭素原子を有する2価アラルキルもし
くはアルカリール基;及び、 (e)8〜30個の炭素原子を有する2価のアルキレン−
アリール−アルキレン; から選択される2価の連結基 (ここで、(b)、(d)及び(e)の基は、その非環
式部分において(a)の基と同様の基によって中断され
ていてもよく、また、(c)、(d)及び(e)の基に
おけるアリール環は、ハロゲン、C1〜C4アルキル及びC1
〜C12ペルハロアルキルから選択される1以上の置換基
で更に置換されていてもよく、(a)の基において示し
た中断基が(b)、(d)及び(e)の基の環式部と非
環式部との間に存在していてもよい) から選択される2価の連結基である) のセグメントS″を有する架橋性モノマー;及び、 (b)その水性膨潤状態においてポリマーの含水率を少
なくとも10%に保持するのに十分な量の、 (aa)次式: のポリエチレングリコール類、又は (ab)次式: のピロリドン類、 (上式中、R22は水素又はC1〜C7アルキルであり、gは
1〜25の整数であり、R23は(i)エチレン系不飽和
基、(ii)無水物、(iii)アミン、(iv)酸、(v)
エステル、(vi)アミド、(vii)エーテル及び(vii
i)酸ハロゲン化物から選択される重合性又は反応性基
である) 又は (ac)次式: (R24−div)nzHy (C) (上式中、R24は、R23に関して与えられた意味、(ix)
エポキシ基、(x)イソシアネート及びイソチオシアネ
ート、及び(xi)ヒドロキシから選択され; divは、 (ba)オキシ、カルボニルオキシ、アミノ、アミノカル
ボニル、オキシカルボニル、ウレイド、オキシカルボニ
ルアミノ又はカルボニルアミノによって中断、停止ある
いは中断及び停止されていてもよい炭素原子数25以下の
2価脂肪族基、好ましくはアルキレン、アルケニレン又
はアルキニレン; (bb)基(ba)におけると同様に、中断、停止あるいは
中断及び停止されていてもよい、2価の5〜7員脂環
式、5〜7員脂環基−C1〜C20脂肪族基(但し、かかる
中断は脂環式部分内においては起こっていない); (bc)非置換であるか、あるいはハロゲン、C1〜C4アル
キル及びC1〜C12ペルハロアルキルから選択される少な
くとも1つの置換基によって置換されている、6〜25個
の炭素原子を有する2価のアリーレン基; (bd)上記(ba)において記載した中断又は停止基によ
って中断されていないか、もしくはアルキル部分におい
て中断されているか、停止されているか、あるいはアル
キル部分において中断されかつ停止されており、かかる
相互中断、中断及び停止されたアラルキル及びアルカリ
ール基のそれぞれが、更に非置換であるか又はハロゲ
ン、C1〜C4アルキル及びC1〜C12ペルハロアルキルから
選択される置換基によって置換されている、7〜25個の
炭素原子を有する2価のアラルキル又はアルカリール基
又はアルキレン−アリール−アルキレン基;及び、 (be)次式: (式中、naは8〜100の整数であり;Raは水素であり、Rb
はメチルであり、nbは0であるか;又はRaはメチルであ
り、Rbは水素であり、nbは0であるか;又は、Ra及びRb
は水素であり;nbは1である) から選択され; nzは、1乃至Hyの価数の整数であり、nzがHyの価数未満
である場合には、Hyの残りの価数は水素と結合してお
り; Hyは、 (ca)モルホリノ、5〜7の環員数の環式アミド基、5
〜6の環員数の飽和又は不飽和環式N,N−ジアミド基、
次式: (式中、nc及びndは0〜2から選択される)の6〜7の
環員数を有する基; 及び5〜6の環員数の環式アミノ(ここでそれぞれは、
非置換であるか、又はヒドロキシ−C1〜C5アルキル、カ
ルボキシもしくは低級アルキルによって置換されてい
る); (cb)テトラヒドロフルフリル; (cc)直鎖又は環式の、モノ−、ジ−及びポリサッカラ
イド基、これらの対応する糖アルコール基、ペンタエリ
トリトール基及びポリビニルアルコール基;及び、 (cd)ポリヒドロキシC2〜C7アルキル基; から選択される親水性基である) の化合物から選択される親水性調節モノマーのポリマー
から製造され、60゜未満の後退接触角を有し、少なくと
も約7の酸素透過度:Dk(×10-10mm・mlO2/cm2・秒・mm
Hg)を有する、光学的に明澄で、湿潤性、可撓性で酸素
透過性の眼用器具。 - 【請求項2】aが1であり、Dがそれぞれ酸素である、
請求項1記載の器具。 - 【請求項3】Lが、それぞれ、−BRB′−、−BR−又は
−RB′であり、Bが、それぞれ−C(O)NH−(ここ
で、窒素原子がRに結合している)であり、Rが非置換
であるか又はメチルによって置換されているフェニレン
である、請求項1記載の器具。 - 【請求項4】R1及びR2がそれぞれメチルであり、hが4
であり、iが4であり、vが15〜50である、請求項1記
載の器具。 - 【請求項5】(x+y+z)×qが25〜75である、請求
項1記載の器具。 - 【請求項6】(a)b、d及びfがそれぞれ1であり、
R3〜R20が全て水素であるか、又は (b)b、d及びfがそれぞれ0であり、R3、R4、R8〜
R10、R14〜R16及びR20がそれぞれ水素であり、R7、R13
及びR19がそれぞれメチルである、請求項1記載の器
具。 - 【請求項7】(x+y+z)×qが25〜75である、請求
項6記載の器具。 - 【請求項8】aが1であり;Dがそれぞれ酸素であり;Lが
それぞれ−BRB′−、−BR−又は−RB′であり、B及び
B′がそれぞれ−C(O)NH−(ここで、窒素原子はR
に結合している)であり;Rが非置換であるか又はメチル
によって置換されているフェニレンであり;R1及びR2が
それぞれメチルであり; h及びiがそれぞれ4であり;vが15〜50であり;(x+
y+z)×qが25〜75であり; (a)b、d及びfがそれぞれ1であり、R3〜R20が全
て水素であるか、又は (b)b、d及びfがそれぞれ0であり、R3、R4、R8〜
R10、R14〜R16及びR20がそれぞれ水素であり、R7、R13
及びR19がそれぞれメチルである、請求項1記載の器
具。 - 【請求項9】Wがそれぞれ単結合であり、Lがそれぞれ
−BR−又は−RB′−である、請求項8記載の器具。 - 【請求項10】次式I b: −(D−A−L−S″)c− (I b) 又は次式I c: −(S″)c−D−S′−La− (I c) 又は次式I d: −(D−A−L)−(S″)c− (I d) (上式中、S″は、それぞれ独立して、請求項1記載の
式I aのセグメントであり;、D、A及びLは、それぞ
れ独立して、請求項1において定義したとおりであり;c
は1〜10であり;a×cは1〜10であり;Laは−BRB′−及
び−BR−から選択され;S′、B、R及びB′は請求項1
において定義したとおりである) のセグメントを有する架橋性モノマーのポリマーから製
造される、請求項1記載の、湿潤性、可撓性で酸素透過
性の器具。 - 【請求項11】aが1であり、Dがそれぞれ酸素であ
る、請求項10記載の器具。 - 【請求項12】Lがそれぞれ−BRB′−、−BR−又は−R
B′−であり、Bがそれぞれ−C(O)NH−(ここで窒
素原子がRと結合している)であり、Rが非置換である
か又はメチルによって置換されているフェニレンであ
る、請求項10記載の器具。 - 【請求項13】R1及びR2がそれぞれメチルであり、hが
4であり、iが4であり、vが15〜50である、請求項10
記載の器具。 - 【請求項14】(x+y+z)×qが25〜75である、請
求項10記載の器具。 - 【請求項15】(a)b、d及びfがそれぞれ1であ
り、R3〜R20が全て水素であるか、又は (b)b、d及びfがそれぞれ0であり、R3、R4、R8〜
R10、R14〜R16及びR20がそれぞれ水素であり、R7、R13
及びR19がそれぞれメチルである、請求項10記載の器
具。 - 【請求項16】(x+y+z)×qが25〜75である、請
求項15記載の器具。 - 【請求項17】cが1である、請求項10記載の器具。
- 【請求項18】aが1であり;Dがそれぞれ酸素であり;L
がそれぞれ−BRB′−、−BR−又は−RB′−であり、B
及びB′がそれぞれ−C(O)NH−(ここで、窒素原子
はRに結合している)であり、Rが非置換であるか又は
メチルによって置換されているフェニレンであり;R1及
びR2がそれぞれメチルであり;h及びiがそれぞれ4であ
り;vが15〜50であり;(x+y+z)×qが25〜75であ
り; (a)b、d及びfがそれぞれ1であり、R3〜R20が全
て水素であるか、又は (b)b、d及びfがそれぞれ0であり、R3、R4、R8〜
R10、R14〜R16及びR20がそれぞれ水素であり、R7、R13
及びR19がそれぞれメチルである、請求項10記載の器
具。 - 【請求項19】Wがそれぞれ単結合であり、Lがそれぞ
れ−BR−又は−RB′−である、請求項8記載の器具。 - 【請求項20】次式: L′−[(D−A−L)e−S″]c−L″ (I) [式中、eは0又は1であり;D、A、L、S″及びc
は、それぞれ独立して、請求項10において定義したとお
りであり;L′は、水素、P′−R−、P′−BR−、P′
−RB′−及びP′−BRB′−から選択され;L″は、水素
又は−P′であるか、eが0の場合には、また−D−
S′−BR−P′又は−D−S′−BRB′−P′である
(ここで、P′は、水素、アミノ、ヒドロキシ、NCO、N
CS、ビニル、あるいは好適な架橋剤と共反応させるか又
は化学線を照射すると架橋しうる架橋性基を有する基で
ある)] を有するモノマーから製造される、請求項14記載の、湿
潤性、可撓性で酸素透過性の器具。 - 【請求項21】aが1であり、Dがそれぞれ酸素であ
る、請求項20記載の器具。 - 【請求項22】Lがそれぞれ−BRB′−、−BR−又は−R
B′−であり、Bがそれぞれ−C(O)NH−(ここで窒
素原子がRと結合している)であり、Rが非置換である
か又はメチルによって置換されているフェニレンであ
る、請求項20記載の器具。 - 【請求項23】R1及びR2がそれぞれメチルであり、hが
4であり、iが4であり、vが15〜50である、請求項20
記載の器具。 - 【請求項24】(x+y+z)×qが25〜75である、請
求項10記載の器具。 - 【請求項25】(a)b、d及びfがそれぞれ1であ
り、R3〜R20が全て水素であるか、又は (b)b、d及びfがそれぞれ0であり、R3、R4、R8〜
R10、R14〜R16及びR20がそれぞれ水素であり、R7、R13
及びR19がそれぞれメチルである、請求項20記載の器
具。 - 【請求項26】(x+y+z)×qが25〜75である、請
求項25記載の器具。 - 【請求項27】cが1である、請求項20記載の器具。
- 【請求項28】L′がP′−BRB′−である、請求項20
記載の器具。 - 【請求項29】P′がそれぞれ である、請求項20記載の器具。
- 【請求項30】aが1であり;Dがそれぞれ酸素であり;L
がそれぞれ−BRB′−、−BR−又は−RB′−であり;B′
がそれぞれ−C(O)NH−(ここで、窒素原子はRに結
合している)であり、Rが非置換であるか又はメチルに
よって置換されているフェニレンであり;R1及びR2がそ
れぞれメチルであり;h及びiがそれぞれ4であり;vが15
〜50であり;(x+y+z)×qが25〜75であり; (a)b、d及びfがそれぞれ1であり、R3〜R20が全
て水素であるか、又は (b)b、d及びfがそれぞれ0であり、R3、R4、R8〜
R10、R14〜R16及びR20がそれぞれ水素であり、R7、R13
及びR19がそれぞれ、メチルであり; L′がP′−BRB′又はP′であり; 又は−CH=CH2である、請求項20記載の器具。 - 【請求項31】Wがそれぞれ単結合であり、Lがそれぞ
れ−BR−又は−RB′−であり、L′及びL″がそれぞれ
−CH=CH2である、請求項30記載の器具。 - 【請求項32】Aが、それぞれ次式: (式中、x、y、z及びqはそれぞれ0より大きな数で
ある) のものである、請求項1記載の器具。 - 【請求項33】qが1である、請求項32記載の器具。
- 【請求項34】任意のA基内のx及びzが同一のもので
ある、請求項32記載の器具。 - 【請求項35】(a)次式I a: −(W−S′−L−D−A−L)a− (I a) [式中、各記号は請求項1において定義したとおりであ
る) のセグメントS″を有する架橋性モノマー、及び (b)その水性膨潤状態においてポリマーの含水率を少
なくとも10%に保持するのに十分な量の、請求項1にお
いて定義された式(A)、(B)及び(C)の化合物か
ら選択される親水性調節モノマーから製造される、60゜
未満の後退接触角を有し、少なくとも約7の酸素透過
度:Dk(×10-10mm・mlO2/cm2・秒・mmHg)を有する、光
学的に明澄で、湿潤性、可撓性で酸素透過性のポリマ
ー。 - 【請求項36】次式I b: −(D−A−l−S″)c− (I b) 又は次式I c: −(S″)c−D−S′−La− (I c) 又は次式I d: −(D−A−L)−(S″)c− (I d) (上式中、S″は、それぞれ独立して、請求項1記載の
式I aのセグメントであり;、D、A及びLは、それぞ
れ独立して、請求項1において定義したとおりであり;c
は1〜10であり;a×cは1〜10であり;Laは−BRB′−及
び−BR−から選択され;S′、B、R及びB′は請求項1
において定義したとおりである) のセグメントを有する架橋性モノマーから製造される、
請求項35記載の、湿潤性、可撓性で酸素透過性のポリマ
ー。 - 【請求項37】次式: L′−[(D−A−L)e−S″]c−L″ (I) [式中、eは0又は1であり;D、A、L、S″及びc
は、それぞれ独立して、請求項10において定義したとお
りであり;L′は、水素、P′−R−、P′−BR−、P′
−RB′−又はP′−BRB′−から選択され;L″は、水素
又は−P′であるか、eが0の場合には、また、−D−
S′−BR−P′又は−D−S′−BRB′−P′である
(ここで、P′は、水素、アミノ、ヒドロキシ、NCO、N
CS、ビニル、あるいは好適な架橋剤と共反応させるか又
は化学線を照射すると架橋しうる架橋性基を有する基で
ある)] を有するモノマーから製造される、請求項36記載の、湿
潤性、可撓性で酸素透過性のポリマー。 - 【請求項38】該親水性調節モノマーが、次式: (R24−div)nz−Hy (C) の群から選択される、請求項1記載の器具。
- 【請求項39】該親水性調節モノマーが、次式: (R24−div)nz−Hy (C) の群から選択される、請求項35記載のポリマー。
- 【請求項40】R24がエチレン系不飽和基である、請求
項39記載のポリマー。 - 【請求項41】R24が、ビニル、1−メチルビニル、2
−メチルビニル又はアリル、あるいは、 (ia) (この場合、それが結合するdivの末端は−C(O)R26
であり、カルボニルがR24に結合しており、R25は水素又
はメチルであり、R26は−O−又は−NR27−であり、R27
は水素又は低級アルキルである); (ib)H2C=CH−(この場合、それが結合するdivの末端
は、次式: の基であり、左側の基がR24に結合しており、R28は−O
−、−NR27−、 −CNR27−又は−C(O)O−である); 及び、 (ic) (この場合、それが結合するdivの末端は−C(O)R30
であり、そのカルボニルがR24に結合しており、R30は低
級アルキレン又は−[CH2CH(低級アルキル)−O]1-5
−であり、R29は、水素、低級アルキル又はシアノであ
る) から選択されるものである、請求項40記載のポリマー。 - 【請求項42】Hyが、 (ce)非置換であるか又は低級アルキルによってモノ〜
テトラ置換されているモルホリノ; (cf)次式: (式中、neは1、2又は3であり、それぞれ非置換であ
るか又は低級アルキルによって置換されている) の基; (cg)次式: (式中、nfは2又は3であり、それぞれ非置換であるか
又は低級アルキルによって置換されている) の基; (ch)次式: (式中、R31は水素又はカルボキシである) の2価の基; (ci)次式: 及び、 (cj)次式: (ここで、ngは1又は2であり、上式はそれぞれ非置換
であるか又は低級アルキルによって置換されている) の基; (ck)次式: の基;又は、 (cl)次式: (式中、xaは2〜10であり、xbは少なくとも0乃至xa+
1以下の整数である) のポリビニルアルコール基から選択されるポリオール、
その環式サッカライド類縁体、そのジテトラサッカライ
ド、C(CH2O)4(H)xc(ここで、xcは0〜3であ
る)、及びヒドロキシ基の50%以下からそのアルコール
系水素が脱離しているポリヒドロキシ低級アルキレング
リコール基; のものである、請求項39記載のポリマー。 - 【請求項43】divが、−(CH2)2NHCOO(CH2)2−; −(CH2)2NHCO−;及び−(CH2)2NHCO(CH2)2−か
ら選択される、請求項39記載のポリマー。 - 【請求項44】該親水性調節モノマーが、 (aca)次式: のもの; (acb)次式: のもの; (acc)次式: {式中、R32は (ここで、ycは1〜6であり、ybは0乃至(yc+1)で
ある)であり、yaは1乃至(yc+2−yb)である} のもの; (acd)次式: (式中、R33はC(CH2O)4(H)4-ydであり、ydは1
〜4である) のもの; (ace)そのアルコール系水素の1〜50%が脱離してい
るポリビニルアルコール;及び、 (acf)次式: のものである、請求項39記載のポリマー。 - 【請求項45】該親水性調節モノマーが、(aca)、(a
cb)及び(acf)の基から選択される請求項44記載のポ
リマー。
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