JP2754597B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2754597B2
JP2754597B2 JP63243727A JP24372788A JP2754597B2 JP 2754597 B2 JP2754597 B2 JP 2754597B2 JP 63243727 A JP63243727 A JP 63243727A JP 24372788 A JP24372788 A JP 24372788A JP 2754597 B2 JP2754597 B2 JP 2754597B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はAPS装置を備えた記録装置に関し、特に、APS
モードにおいて、等倍微調整ができる記録装置に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、複写機等の記録装置では、コンピュータの導入
により高度な制御技術,データ処理技術を駆使するよう
になり、利用できる機能も多様化している。等倍複写,
拡大,縮小,コピー濃度選択,両面複写等の主要機能は
もとより、例えば、原稿をプラテン上に載置する方法に
しても、利用者が手操作でプラテンに置く方法,半自動
原稿送り(SADF)による方法,あるいは自動原稿送り
(ADF)による方法等がある。また、コピー用紙の用紙
サイズの選択に関しても、用紙トレイの選択キーを選ぶ
方法や、APS装置による自動用紙選択等があり、機能の
多様化および精度の向上と共に、利用者の利用方法も多
岐に渡り、さらに様々な要求が出されている。
APS装置を備えた記録装置は、APSモードを指定する
と、原稿のサイズを検知し等倍あるいは倍率値に基づい
て、自動的にコピー用紙を選択してコピーするものであ
る。例えば、等倍APSモードで用紙選択を行った場合、
原稿サイズを検知して、この原稿サイズと同じ用紙サイ
ズを選択してコピーを行う。また、倍率APSモードで
は、検知した原稿サイズと倍率値を掛け合わせて、用紙
サイズを決定してコピーを行っている。このようにし
て、APS装置を用いることにより、操作性を向上させる
ことができ、また、トレイの選択を間違えることによる
ミスコピーを減らすことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のAPS装置を備えた記録装置によれば、
等倍APSモードで100%の倍率,倍率APSモードで、例え
ば、7段階程度の固定倍率と1%刻みの任意倍率が有効
であるが、等倍微調整モードではAPS装置に適用されて
いなかった。等倍微調整は、原稿に対するコピー画像の
等倍精度をより高く要求される場合に用いられ、例え
ば、設計図等において、原稿とコピー画像の大きさを完
全に一致させる必要がある場合等に使用されている。複
写機等の特性上、等倍(100%の倍率)を指定しても100
%±αの誤差が存在しており、等倍精度を向上させるた
めに必須不可欠である。ところが、従来、等倍微調整モ
ードを使用する場合は、APSモードにおいて等倍微調整
モードの適用がなされていないため、例えば、異なるサ
イズの原稿を等倍微調整モードでコピーする場合、一
々、用紙選択キーにより選択しなければならず、不便で
あった。また、コピー作業を全てAPS装置で行っている
場合、等倍微調整モードだけ、特別な操作を行うことに
なるため、煩わしいと言う不都合もあった。
本発明の目的とするところは、APSモードにおいて、
等倍微調整モードの使用を可能とし、操作性を向上させ
た等倍微調整付きAPS装置を備えた記録装置を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を実現するため、倍率値、およ
び原稿サイズに基づき、コピー用紙の用紙サイズを自動
的に選択するAPS装置(自動用紙選択装置)を備えた記
憶装置において、 等倍微調整付きAPSモードの指令を入力する入力手段
と、 プラテン上に載置された原稿の原稿サイズを検出する
検出手段と、 前記原稿サイズと倍率値に基づいて用紙サイズを演算
する用紙サイズ演算手段と、 前記入力手段、前記検出手段、および前記用紙サイズ
演算手段を制御し、かつ、光学手段を搭載したキャリッ
ジの移動速度、および前記光学手段に含まれるレンズの
位置を前記倍率値に応じて制御することにより用紙トレ
イから給紙されたコピー用紙に前記倍率値に基づく記録
を行わせる制御手段を有し、 前記制御手段は、前記等倍微調整付きAPSモードの指
令を受けたとき、前記等倍微調整付きAPSモードを等倍A
PSモードおよび倍率APSモードと区別し、等倍微調整倍
率が所定の範囲に入っていることを判定した場合、前記
用紙サイズ演算手段に用紙サイズの演算を行わせること
なく前記原稿サイズと同一サイズのコピー用紙を選択す
るとともに等倍微調整倍率に応じて前記移動速度および
前記位置を制御することにより真の等倍のコピー記録を
行わせることを特徴とする等倍微調整付きAPS装置を備
えた記録装置を提供するものである。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例のブロック図を示し、倍率
値およびコピー枚数等を設定する入力手段1001と、原稿
サイズを検知する原稿サイズセンサ1002と、キャリッジ
の移動速度を検出するキャリッジ速度検出手段1003と、
レンズの位置を検出するレンズ位置センサ1004と、倍率
に応じたキャリッジの移動速度を演算するモータ速度演
算手段1005と、倍率に応じたレンズ位置を演算するレン
ズ位置演算手段1006と、原稿サイズおよび倍率値に基づ
いて用紙サイズを演算する用紙サイズ演算手段1007と、
用紙トレイを選択するトレイ選択アクチュエータ1008
と、レンズを移動させるレンズアクチュエータ1009と、
キャリッジモータを駆動するキャリッジモータ駆動手段
1010と、これら1001〜1010を制御する制御システム1011
を有する。
第2図は本発明が適用される複写機の全体構成の1例
を示す図である。
本発明が適用される複写機は、ベースマシン1に対し
て幾つかの付加装置が装備可能になったものであり、基
本構成となるベースマシン1は、上面に原稿を載置する
プラテンガラス2が配置され、その下方に光学系3、マ
ーキング系5の各装置が配置されている。他方、ベース
マシン1には、上段トレイ6−1、中段トレイ6−2、
下段トレイ6−3が取り付けられ、これら各給紙トレイ
は全て前面に引き出せるようになっており、操作性の向
上と複写機の配置スペースの節約が図られると共に、ベ
ースマシン1に対して出っ張らないスッキリとしたデザ
インの複写機が実現されている。また、給紙トレイ内の
用紙を搬送するための用紙搬送系7には、インバータ
9、10およびデュープレックストレイ11が配置されてい
る。さらに、ベースマシン1上には、CRTディスプレイ
からなるユーザインターフェイス12が取付けられると共
に、プラテンガラス2の上にDADF(デュープレックスオ
ートドキュメントフィーダ:自動両面原稿送り装置)13
が取り付けられる。また、ユーザインターフェース12
は、スタンドタイプであり、その下側にカード装置が取
り付け可能となっている。
次に、ベースマシン1の付加装置を挙げる。DADF13の
代わりにRDH(リサイクルドキュメントハンドラー:原
稿を元のフィード状態に戻し原稿送りを自動的に繰り返
す装置)15或いは通常のADF(オートドキュメントフィ
ーダ:自動原稿送り装置)、エディタパット(座標入力
装置)付プラテン、プラテンカバーのいずれかを取付け
ることも可能である。また、用紙搬送系7の供給側に
は、MSI(マルチシートインサータ:手差しトレイ)16
およびHCF(ハイキャパシティフィーダ:大容量トレ
イ)17を取付けることが可能であり、用紙搬送系7の排
出側には、1台ないし複数台のソータ19が配設可能であ
る。なお、DADF13を配置した場合には、シンプルキャッ
チトレイ20或いはソータ19が取付可能であり、また、RD
H15を取付けた場合には、コピーされた1組1組を交互
に重ねてゆくオフセットキャッチトレイ21、コピーされ
た1組1組をステープルでとめるフィニッシャ22が取付
可能であり、さらに、紙折機能を有するフォールダ23が
取付可能である。
本発明が適用される複写機の機能としては、主要機
能、自動機能、付加機能、表示機能、ダイアグ機能等が
ある。
主要機能では、用紙サイズがA6〜A2、B6〜B3までの定
形は勿論、定形外で使用でき、先に説明したように3段
の内蔵トレイを有している。また、7段階の固定倍率と
1%刻みの任意倍率調整及び99%〜101%の間で、0.15
%刻みの微調整ができる。さらに、固定7段階および写
真モードでの濃度選択機能、両面機能、1mm〜16mmの範
囲での左右単独とじ代設定機能、ビリング機能等があ
る。
自動機能では、自動的に原稿サイズに合わせて行う用
紙選択、用紙指定状態で行う倍率選択、濃度コントロー
ル、パワーオン後のフューザレディで行うスタート、コ
ピーが終了して一定時間後に行うクリアとパワーセーブ
等の機能がある。
付加機能では、合成コピー、割り込み、予熱モード、
設定枚数のクリア、オートモードへのオールクリア、機
能を説明するインフォメーション、ICカードを使用する
ためのキー、設定枚数を制限するマキシムロック原稿戻
しやDADFを使用するフルジョブリカバリー、ジャム部以
外の用紙を排紙するパージ、ふちけしなしの全面コピ
ー、原稿の部分コピーや部分削除を行うエディタ、1個
ずつジョブを呼び出し処理するジョブプログラム、白紙
をコピーの間に1枚ずつ挿入する合紙、ブックものに利
用する中消し/枠消し等がある。
表示機能では、CRTディスプレイ等を用い、ジャム表
示、用紙残量表示、トナー残量表示、回収トナー満杯表
示、フューザが温まるの待ち時間表示、機能選択矛盾や
マシンの状態に関する情報をオペレータに提供するメッ
セージ表示等の機能がある。
また、ダイアグ機能として、NVRAMの初期化、入力チ
ェック、出力チェック、ジャム回数や用紙フィード枚数
等のヒストリファイル、マーキングや感材ベルトまわり
のプロセスコードに用いる初期値の合わせ込み、レジゲ
ードオンタイミングの調整、コンフィギュレーションの
設定等の機能がある。
さらには、オプションとして、先に説明したようなMS
I、HCF、セカンドデベのカラー(赤、青、緑、茶)、エ
ディター等が適宜装備可能になっている。
第3図は本発明が適用される複写機のサブシステムの
構成を示す図、第4図はCPUによるハード構成を示す図
である。
本発明が適用される複写機のシステムは、第3図に示
すようにメイン基板31上のSQMGRサブシステム32、CHMサ
ブシステム33、IMMサブシステム34、マーキングサブシ
ステム35からなる4つのサブシステムと、その周りのU/
Iサブシステム36、INPUTサブシステム37、OUTPUTサブシ
ステム38、OPTサブシステム39、IELサブシステム40から
なる5つのサブシステムとによる9つのサブシステムで
構成している。そして、SQMGRサブシステム32に対し
て、CHMサブシステム33及びIMMサブシステム34は、SQMG
Rサブシステム32と共に第4図に示すメインCPU41下にあ
るソフトウエアで実行されているので、通信が不要なサ
ブシステム間インターフェース(実線表示)で接続され
ている。しかし、その他のサブシステムは、メインCPU4
1とは別個のCPU下のソフトウエアで実行されているの
で、シリアル通信インターフェース(点線表示)で接続
されている。次にこれらのサブシステムを簡単に説明す
る。
SQMGRサブシステム32は、U/Iサブシステム36からコピ
ーモードの設定情報を受信し、効率よくコピー作業が実
施できるように各サブシステム間の同期をとりながら、
各サブシステムに作業指示を発行すると共に、各サブシ
ステムの状態を常時監視し、異常発生時には速やかな状
況判断処理を行うシーケンスマネージャーである。
CHMサブシステム33は、用紙収納トレイやデュープレ
ックストレイ、手差しトレイの制御、コピー用紙のフィ
ード制御、コピー用紙のパージ動作の制御を行うサブシ
ステムである。
IMMサブシステム34は、感材ベルト上のパネル分割、
感材ベルトの走行/停止の制御、メインモータの制御そ
の他感材ベルト周りの制御を行うサブシステムである。
マーキングサブシステム35は、コロトロンや露光ラン
プ、現像機、感材ベルトの電位、トナー濃度の制御を行
うサブシステムである。
U/Iサブシステム36は、ユーザインターフェースの全
ての制御、マシンの状態表示、コピーモード決定等のジ
ョブ管理、ジョブリカバリーを行うサブシステムであ
る。
INPUTサブシステム37は、原稿の自動送り(DADF)や
原稿の半自動送り(SADF)、大型サイズ(A2)の原稿送
り(LDC)、コンピュータフォーム原稿の送り(CFF)、
原稿の2枚移動送り(2−UP)の制御、原稿の繰り返し
自動送り(RDH)の制御、原稿サイズの検知を行うサブ
システムである。
OUTPUTサブシステム37は、ソーターやフィニッシャー
を制御し、コピーをソーティングやスタッキング、ノン
ソーティングの各モードにより出力したり、綴じ込み出
力するサブシステムである。
OPTサブシステム39は、原稿露光時のスキャン、レン
ズ移動、シャッター、PIS/NON−PISの制御を行い、ま
た、LDCモード時のキャリッジ移動を行うサブシステム
である。
IELサブシステム40は、感材ベルト上の不要像の消し
込み、像に対する先端・後端の消し込み、編集モードに
応じた像の消し込みを行うサブシステムである。
上記システムは、第4図に示す7個のCPUを核として
構成され、ベースマシン1とこれを取り巻く付加装置等
の組み合わせに柔軟に対応することを可能にしている。
ここで、メインCPU41が、ベースマシン1のメイン基板
上にあってSQMGRサブシステム32、CHMサブシステム33、
IMMサブシステム34のソフトを含み、シリアルバス53を
介して各CPU42〜47と接続される。これらのCPU42〜47
は、第3図に示すシリアル通信インターフェースで接続
された各サブシステムと1対1で対応している。シリア
ル通信は、100msecを1通信サイクルとして所定のタイ
ミングに従ってメインCPU41と他の各CPU42〜47との間で
行われる。そのため、機構的に厳密なタイミングが要求
され、シリアル通信のタイミングに合わせることができ
ない信号については、それぞれのCPUに割り込みポート
(INT端子信号)が設けられシリアルバス53とは別のホ
ットラインにより割り込み処理される。すなわち、例え
ば、64cpm(A4LEF)、309mm/secのプロセススピードで
コピー動作をさせ、レジゲートのコントロール精度等を
±1mmに設定すると、上記の如き100msecの通信サイクル
では処理できないジョブが発生する。このようなジョブ
の実行を保証するためにホットラインが必要となる。
従って、この複写機では、各種の付加装置を取りつけ
ることができるのに対応して、ソフトウエアについても
これら各付加装置に対応したシステム構成を採用するこ
とができるようになっている。
第5図(a)は光学系の概略側面図、第5図(b)は
平面図、(c)は(b)のX−X方向側面図である。
本実施例の走査露光装置3は、像を感材ベルト4の移
動速度よりも速い速度で感材上に感光するPIS(プリセ
ッション・イメージング・システム)方式を採用すると
共に、第2走査系Bを固定し、第1走査系Aを独立して
移動可能にする方式を採用している。すなわち、第1走
査系Aは、露光ランプ102および第1ミラー103を有する
第1キャリッジ101と、第2ミラー106および第3ミラー
107を有する第2キャリッジ105から構成され、プラテン
ガラス2上に載置された原稿を走査する。一方、第2走
査系Bは、第4ミラー110および第5ミラー111を有する
第3キャリッジ109と、第6ミラー113を有する第4キャ
リッジ112から構成されている。また、第3ミラー107と
第4ミラー110の光軸上にはレンズ108が配置され、倍率
に応じてレンズモータにより移動されるが、走査露光中
は固定される。
これら第1走査系Aおよび第2走査系Bは、直流サー
ボモータであるキャリッジモータ114により駆動され
る。キャリッジモータ114の出力軸115の両側に伝達軸1
6、117が配設され、出力軸115に固定されたタイミング
プーリ115aと伝達軸116、117に固定されたタイミングプ
ーリ116a、117a間にタイミングベルト119a、119bが張設
されている。また、伝達軸16にはキャプスタンプーリ11
16bが固定されこれに対して配置される従動ローラ120
a、120b間には、第1のワイヤーケーブル121aがたすき
状に張設され、該ワイヤーケーブル121aには、前記第1
キャリッジ101が固定されると共に、ワイヤーケーブル1
21aは、第2キャリッジ105に設けられた減速プーリ122a
に巻回されており、キャリッジモータ114を図示矢印方
向に回転された場合には、第1キャリッジ101が速度V1
で図示矢印方向に移動すると共に、第2キャリッジ105
が速度V1/2で同方向に移動するようにしている。
また、伝達軸117に固定されたタイミングプーリ117b
とこれに対向して配置される伝達軸123のタイミングプ
ーリ123a間には、タイミングベルト119cが張設され、伝
達軸123のキャプスタンプーリ123bとこれに対向して配
置される従動ローラ120c間に第2ワイヤーケーブル121b
が張設されている。該ワイヤーケーブル121bには、前記
第4キャリッジ112が固定されると共に、ワイヤーケー
ブル121bは、第3キャリッジ109に設けられた減速プー
リ122bに巻回されており、キャリッジモータ114を図示
矢印方向に回転させた場合には、第4キャリッジ112が
速度V2で図示矢印方向に移動すると共に、第3キャリッ
ジ109が速度V2/2で同方向に移動するようにしている。
さらに、第5図(b)に示すように、伝達軸117に
は、タイミングプーリ117aの回転をタイミングプーリ11
7bに伝達させるためのPISクラッチ125(電磁クラッチ)
が設けられていて、該PISクラッチ125の通電がオフにな
るとこれを係合させ、回転軸115の回転が伝達軸117、12
3に伝達される。また、PISクラッチ125に通電されこれ
が解放すると伝達軸117、123には回転軸115の回転が伝
達されないように構成されている。また、第5図(c)
に示すように、タイミングプーリ116aの側面には、係合
突起126aが設けられ、LDCロックソレノイド127のオンに
より係合片126bが係合突起126aに係合して、伝達軸116
を固定しすなわち第1走査系Aを固定し、LDCロックス
イッチ129をオンさせるようにしている。さらに、タイ
ミングプーリ123aの側面には、係合突起130aが設けら
れ、PISロックソレノイド131のオンにより係合片130bが
係合突起130aに係合して伝達軸123を固定しすなわち第
2走査系Bを固定しPISロックスイッチ132をオンさせる
ようにしている。
以上のように構成した走査露光装置においては、PIS
クラッチ125の係合解放によりPIS(プリセッション・イ
メージング・システム)モードとNON−PISモードの露光
方式が選択される。PISモードは、例えば65%以上の時
にPISクラッチ125を結合させて第2走査系Bを速度V2
移動させことにより、感材ベルト4の露光点を感材と逆
方向に移動させ、光学系の走査速度V1をプロセススピー
ドVPより相対的に速くして単位時間当たりのコピー枚数
を増大させる。このとき、倍率をMとすると、 V1=VP×3.5/(3.5M−1) M=1、VP=308.9mm/sとすると、 V1=432.5mm/s となる。
また、V2はタイミングプーリ117b、123aの径によりき
まりV2=(1/3〜1/4)V1となっている。一方、NON−PIS
モードにおいては、縮小時における走査系の速度の増大
および照明パワーの増大を防止し消費電力を抑制するた
めに、例えば、64%以下の場合にはPISクラッチ125を解
放させると共に、PISロックソレノイドをオンさせるこ
とにより第2走査系Bを固定して露光点を固定してスキ
ャンし、駆動系の負荷および原稿照明パワーの増大を回
避し、1.5KVAの実現に寄与するものである。
上記レンズ108は、第6図に示すように、プラテンガ
ラス2の下方に配設されるレンズキャリッジ135に固定
された指示軸136に摺動可能に取付けられている。レン
ズ108はワイヤー(図示せず)によりレンズモータZ137
に連結されており、該レンズモータZ137の回転によりレ
ンズ108を支持軸136に沿ってZ方向(図で縦方向)に移
動させて倍率を変化させる。また、レンズキャリッジ13
5は、ベース側の支持軸139に摺動可能に取付けられると
共に、ワイヤー(図示せず)によりレンズモータX140に
連結されており、レンズモータX140の回転によりレンズ
キャリッジ135を支持軸139に沿って、X方向(図で横方
向)に移動させて倍率を変化させる。これらレンズモー
タ137、140は4相のステッピングモータである。レンズ
キャリッジ135が移動するとき、レンズキャリッジ135に
設けられた小歯車142は、レンズカム143の雲型面に沿っ
て回転しこれにより大歯車144が回転しワイヤーケーブ
ル145を介して第2走査系の取付基台146を移動させる。
従って、レンズモータX140の回転によりレンズ108と第
2走査系Bの距離を所定の倍率に対して設定可能にな
る。
また、第7図に示すように、レンズ108の1側面はレ
ンズシャッタ147がリンク機構148により開閉自在に設け
られ、シャッタソレノイド149のオンオフにより、イメ
ージスキャン中はレンズシャッタ147が開となり、イメ
ージスキャンが終了すると閉となる。レンズシャッタ14
7により遮光する目的は、ベルト感材上にDDPパッチ、AD
Cパッチを形成することと、PISモード時において第2走
査系Bがリターンするときの像の消込を防止することで
ある。
第8図は光学系のサブシステムの概要を示すブロック
構成図を示している。オプティカルCPU45は、メインCPU
41とシリアル通信およびホットラインにより接続され、
メインCPU41から送信されるコピーモードにより感材上
に潜像を形成するために、各キャリッジ、レンズ等のコ
ントロールを行っている。制御用電源152は、ロジック
用(5V)、アナログ用(±15)、ソレノイド、クラッチ
用(24V)からなり、モータ用電源153は38Vで構成され
る。
キャリッジレジセンサ155は、第1ミラー101のレジス
ト位置に対応するように配置され、第1走査系Aに取付
けられたアクチュエータがキャリッジレジセンサ155を
踏み外すと信号を出力する。この信号はオプティカルCP
U45に送られたレジストレーションを行うための位置あ
るいはタイミングを決定したり、第1走査系Aのリター
ン時におけるホーム位置Pを決定するようになってい
る。また、キャリッジの位置を検出するために第1ホー
ムセンサ156a、第2ホームセンサ156bが設けられてお
り、第1ホームセンサ156aは、レジスト位置と第1走査
系Aの停止位置との間の所定位置に配置され、第1走査
系Aの位置を検出し信号を出力している。また、第2ホ
ームセンサ156bは第2走査系の位置を検出し信号を出力
している。
ロータリエンコーダ157は、キャリッジモータ114の回
転角に応じて90゜位相のずれたA相、B相のパルス信号
を出力するタイプのものであり、例えば、200パルス/
回転で第1走査系のタイミングプーリの軸ピッチが0.15
71mm/パルスに設計されている。偏倍用ソレノイド159
は、CPU45の制御により偏倍レインズ(図示せず)を垂
直方向に移動させ、偏倍レンズの移動を偏倍スイッチ16
1のオンオフ動作で確認している。レンズホームセンサ1
61、162は、レンズXモータ140およびレンズZモータ13
7のホーム位置を検出するセンサである。LDCロックソレ
ノイド127は、CPU45の制御により第1走査系Aを所定位
置に固定するもので、ロックしたことをLCDロックスイ
ッチ129により確認している。PISロックソレノイド131
は、NON−PISモード時にPISクラッチ125が解放されたと
きに、第2走査系Bを固定するもので、ロックしたこと
をPISロックスイッチ132で確認している。PISクラッチ1
25は、通電時にクラッチを解放させ非通電時にクラッチ
を係合させるタイプのもので、PISモード時の消費電力
を低減させ1.5KVAの実現に寄与している。
第9図はベルト廻りの概要を示す図である。
ベースマシン1内には有機感材ベルト4が配置されて
いる。有機感材ベルトは電荷発生層、トランスファ層等
何層にも塗って感材を形成しているので、Seを蒸着して
感材を形成する感光体ドラムに比して自由度が大きく、
製作が容易になるのでコストを安くすることができ、ま
たベルト回りのスペースを大きくすることができるの
で、レイアウトがやり易くなるという特徴がある。
一方、ベルトには伸び縮みがあり、またロールも温度
差によって径が変化するので、ベルトのシームから一定
の距離にベルトホールを設けてこれを検出し、またメイ
ンモータの回転速度に応じたパルスをエンコーダで発生
させてマシーンクロックを形成し、一周のマシーンクロ
ックを常時カウントすることにより、ベルトの伸び縮み
に応じてキャリッジのスタートの基準となるピッチ信
号、レジゲードのタイミングを補正する。
本装置における有機感材ベルト4は長さが1m以上あ
り、A4サイズ4枚、A3サイズ3枚が載るようにしている
が、ベルトにはシームがあるため常にパネル(ベルト上
に形成される像形成領域)管理をしておかないと、定め
たパネルのコピーがとれない。そのため、シームから一
定の距離に設けられたベルトホールを基準にしてパルス
の位置を定め、ユーザーの指定するコピーモード、用紙
サイズに応じてベルト上に載るパネル数(ピッチ数)を
決め、またスタートボタンを押して最初にコピーをとる
パネルがロール201の近傍のゲットパークの位置にきた
とき信号を出し、ここからコピーがとれるという合図を
するようにしている。
有機感材ベルト4はチャージコロトロン(帯電器)21
1によって一様に帯電されるようになっており、図の時
計方向に定速駆動されている。そして最初のパネルがレ
ジ(露光箇所)213の一定時間前にきたときピッチ信号
を出し、これを基準としてキャリッジスキャンと用紙フ
ィードのタイミングがとられる。チャージコロトロン21
1によって帯電されたベルト表面は露光箇所213において
露光される。露光箇所213には、ベースマシン1の上面
に配置されたプラテンガラス2上に載置された原稿の光
像が入射される。このために、露光ランプ102と、これ
によって照明された原稿面の反射光を伝達する複数のミ
ラー101〜113および光学レンズ108とが配置されてお
り、このうちミラー101は原稿の読み取りのためにスキ
ャンされる。またミラー110、111、113は第2の走査光
学系を構成し、これはPIS(Precession Image Scan)と
呼ばれるもので、プロセススピードを上げるのには限界
があるため、プロセススピードを上げずにコピー速度が
上げられるように、ベルトの移動方向と反対方向に第2
の走査光学系をスキャンして相対速度を上げ、最大64枚
/min(CPM)を達成するようにしている。
露光箇所231でスリット状に露光された画情報によっ
て有機感材ベルト4上には原稿に対応した静電潜像が形
成される。そして、IEL(インターイメージランプ)215
で不要な像や像間のイレーズ、サイドイレーズを行った
後、静電潜像、通常黒色トナーの現像装置216、または
カラートナーの現像装置217によって現像されてトナー
像が作成される。トナー像は有機感材ベルト4の回転と
共に移動し、プリトランスファコロトロン(転写器)21
8、トランスファコロトロン220の近傍を通過する。プリ
トランスファコロトロン218は、通常、交流印加により
トナーの電気的付着力を弱めトナーの移動を容易にする
ためのものである。また、ベルトは透明体で形成されて
いるので、転写前にプリトランスファランプ225(イレ
ーズ用に兼用)で背面からベルトに光を照射してさらに
トナーの電気的付着力を弱め、転写が行われ易くする。
一方、ベースマシン1の供給トレイに収容されている
コピー用紙、あるいは手差しトレイ16に沿って手差しで
送り込まれるコピー用紙は、送りロールによって送り出
され、搬送路501に案内されて有機感材ベルト4とトラ
ンスファコロトロン220の間を通過する。用紙送りは原
則的にLEF(Long Edge Feed)によって行われ、用紙の
先端と露光開始位置とがタッキングポイントで一致する
ようにレジゲートが開閉制御されてトナー像がコピー用
紙上に転写される。そしてデタックコロトロン221、ス
トリップフィンガ222で用紙と感材ベルト4とが剥がさ
れ、転写後のコピー用紙はヒートロール232およびプレ
ッシャロール233の間を通過して熱定着され、搬送ロー
ル234、235の間を通過して図示しない排出トレイ上に排
出される。
コピー用紙が剥がされた感材ベルト4はプレクリーン
コロトロン224によりクリーニングし易くされ、ランプ2
25による背面からの光照射により不要な電荷が消去さ
れ、ブレード226によって不要なトナー、ゴミ等が掻き
落とされる。
なお、ベルト4上にはパッチジェネレータ212により
像間にパッチを形成し、パッチ部の静電電位をESVセン
サ214で検出して濃度調節用としている。またベルト4
には前述したようにホールが開けられており、ベルトホ
ールセンサ213でこれを検出してベルトスピードを検出
し、プロセススピード制御を行っている。またADC(Aut
o DensityControl)センサ219で、パッチ部分に載った
トナーからの反射光量とトナーがない状態における反射
光量とを比較してトナーの付着具合を検出し、またポッ
プセンサ223で用紙が剥がれずにベルト4に巻きついて
しまった場合を検知している。
第10図において、用紙トレイとして上段トレイ6−1,
中段トレイ6−2、下段トレイ6−3、そしてデュープ
レックストレイ11がベースマシン内に装備され、オプシ
ョンによりサイドに大容量トレイ(HGF)17、手差しト
レイ(MSI)16が装備され、各トレイには適宜ノーペー
パーセンサ、サイズセンサ、およびクラッチ等が備えら
れている。ここで、ノーペーパーセンサは、供給トレイ
内のコピー用紙の有無を検知するためのセンサであり、
サイズセンサはトレイ内に収容されているコピー用紙の
サイズを判別するためのセンサである。また、クラッチ
は、それぞれの紙送りロールの駆動をオン・オフ制御す
るための部品である。このように複数の供給トレイに同
一サイズのコピー用紙をセットできるようにすることに
よって、1つの供給トレイのコピー用紙がなくなったと
き他の供給トレイから同一サイズのコピー用紙を自動的
に給送する。
コピー用紙の給送は、専用に設けられたフィードモー
タによって行われ、フィードモータにはステップモータ
が使用されている。コピー用紙の給送が正常に行われて
いるかどうかはフィードセンサによって検知される。そ
して、一旦送り出されたコピー用紙の先端を揃えるため
のレジストレーション用としてゲートソレノイドが用い
られる。このゲートソレノイドは、通常この種のソレノ
イドと異なり通電時にゲートが開きコピー用紙を通過さ
せるような制御を行うものである。従って、コピー用紙
の到来しない待機状態ではゲートソレノイドに電源の供
給がなく、ゲートは開いたままとなって消費電力の低減
を図っている。そして、コピー用紙が到来するわずか手
前の時点にゲートソレノイドが通電され、通過を阻止す
るためにゲートが閉じる。しかる後、所定のタイミング
でコピー用紙の搬送を再開する時点で通電を停止しゲー
トを開くことになる。このような制御を行うと、コピー
用紙の先端が通過を阻止されている時点でのゲートの位
置の変動が少なくなり、コピー用紙が比較的強い力でゲ
ートに押し当てられた場合でもその位置決めを正確に行
うことができる。
用紙の両面にコピーする両面モードや同一面に複数回
コピーする合成モードにより再度コピーする場合には、
デュープレックストレイ11へスタックする搬送路に導か
れる。両面モードの場合には、搬送路から直接デュープ
レックストレイ11へスタックされるが、合成モードの場
合には、一旦搬送路から合成モード用インバータ10へ搬
送され、しかる後反転してデュープレックストレイ11へ
導かれる。なお、搬送路501からソーター等への排紙出
口502とデュープレックストレイ11側との分岐点にはゲ
ート503が設けられ、デュープレックストレイ11側にお
いて合成モード用インバータ10へ導く分岐点には搬送路
を切り換えるためのゲート505、506が設けられ、さら
に、排紙出口502にはゲート507が設けられトリロールイ
ンバータ9で反転させることにより、コピーされた面を
表側にして排出できるようにしている。
上段トレイ及び中段トレイは、用紙枚数が500枚程
度、A3〜B5、リーガル、レター、特B4、11×17の用紙サ
イズが収納可能なトレイである。そして、第11図に示す
ようにトレイモータ551を有し、用紙が少なくなるとト
レイ552が傾く構造になっている。センサとしては、用
紙サイズを検知する3つペーパーサイズセンサ553〜55
5、用紙切れを検知するノーペーパーセンサ556、トレイ
高さの調整に使用するサーフェースコントロールセンサ
557を備えている。また、トレイの上がりすぎを防止す
るためのイマージェンシィスイッチ558がある。下段ト
レイは、用紙枚数が1100枚程度、上段トレイ及び中段ト
レイと同様の用紙サイズが収容可能なトレイである。
第10図において、デュープレックストレイは、用紙枚
数が50枚程度、上記各トレイと同じ用紙サイズが収容可
能なトレイであり、用紙の1つの面に複数回のコピーを
行ったり、2つの面に交互にコピーを行う場合にコピー
済の用紙を一時的に収容するトレイである。デュープレ
ックストレイ11の入口側搬送路には、フィードロール50
9、ゲート505が配置され、このゲート505により合成モ
ードと両面モードに応じた用紙搬送の切り換え制御を行
っている。例えば両面モードの場合には、上方から搬送
されてきた用紙がゲート505によりフィードロール509の
側に導かれ、合成モードの場合には、上方から搬送され
てきた用紙がゲート505、506により一旦合成モード用イ
ンバータ10に導かれ、しかる後反転するとゲート506に
よりフィードロール501、デュープレックストレイ11側
に導かれる。デュープレックストレイ11に用紙を収納し
て所定のエッジ位置まで自由落下させるには、一般に17
゜〜20゜程度のトレイ傾斜角が必要である。しかし、本
発明では、装置のコンパクト化を図りデュープレックス
トレイ11を狭いスペースの中に収納したため、最大8゜
の傾斜角しかとれない。そこで、デュープレックストレ
イ11には、第12図に示すようにサイドガイド561、とエ
ンドガイド562が設けられている。これらサイドガイド
とエンドガイドの制御では、用紙サイズが決定されると
その用紙サイズに対応する位置で停止させる。
大容量トレイ(HCF)は、数千枚のコピー用紙を収容
することのできる供給トレイである。例えば原稿を拡大
したり縮小してコピーをとる必要のない顧客や、コピー
量が少ない顧客は、ベースマシン単体を購入することが
適切な場合が多い。これに対して、多量のコピーをとる
顧客や複雑なコピー作業を要求する顧客にとってはデュ
ープレックストレイや大容量トレイが必要とされる場合
が多い。このような各種要求を実現する手段として、こ
の複写機システムではそれぞれの付加装置を簡単に取り
つけたり取り外すことができる構造とし、また付加装置
の幾つかについては独立したCPU(中央処理装置)を用
意して複数のCPUによる分散制御を行うことにしてい
る。このことは、単に顧客の希望する製品が容易に得ら
れるという利点があるばかりでなく、新たな付加装置の
取り付けの可能性は顧客に対して新たなコピー作業の可
能性を教示することになり、オフィスの事務処理の進化
を推進させるという点でこの複写機システムの購入に大
きな魅力を与えることになる。
手差しトレイ(MSI)16は、用紙枚数50枚程度、用紙
サイズA2F〜A6Fが収容可能なトレイであって、特に他の
トレイに収容できない大きなサイズの用紙を使うことが
できるものである。従来のこの種の手差しトレイは、1
枚ずつ手差しで行うの、手差しが行われた時点でコピー
用紙を手差しトレイから優先的に送り出せばよく、手差
しトレイ自体をオペレータが選択する必要はない。これ
に対して本発明の手差しトレイ16は複数枚のコピー用紙
を同時にセットすることができる。従って、コピー用紙
のセットをもってその手差しトレイ16からの給送を行わ
せると、コピー用紙を複数枚セットしている時点でその
フィードが開始される可能性がある。このような事態を
防止するために、手差しトレイ16の選択を行わせるよう
にしている。
本発明では、トレイにヌジャーロール513、フィード
ロール512、テイクアウェイロール511を一体に取り付け
る構成を採用することによってコンパクト化を図ってい
る。用紙先端がテイクアウェイロール511にニップされ
た後、フィードアウトセンサーで先端を検知して一時停
止させることによって、転写位置を合わせるためのプレ
レジストレーションを行い、フィーダ部での用紙の送り
出しばらつきを吸収している。送り出された用紙は、ア
ライナ装置515を経て感材ベルト4の転写位置に給送さ
れる。
第13図においてDADF(原稿自動送り装置)13は、ベー
スマシン1のプラテンガラス2の上に取りつけられてい
る。このDADF13には、原稿601を載置する原稿トレイ602
が備えられている。原稿トレイ602の原稿送り出し側に
は、送出パドル603が配置されており、これにより原稿6
01が1枚ずつ送り出される。送りだされた原稿601は、
第1の駆動ローラ605とその従動ローラ606および第2の
駆動ローラ607とその従動ローラ608により円弧状搬送路
609に搬送される。さらに、円弧状搬送路609は、手差し
用搬送路610と合流して水平搬送路611に接続されると共
に、円弧状搬送路609の出口には、第3の駆動ローラ612
とその従動ローラ613が設けられている。この第3の駆
動ローラ612は、ソレノイド(図示せず)により上下に
昇降自在になっており、従動ローラ613に対して接離可
能に構成されている。水平搬送路611には、図示しない
駆動モータにより回動される停止ゲート615が設けられ
ると共に、水平搬送路611から円弧状搬送路619に向けて
反転用搬送路616が接続されている。反転用搬送路616に
は、第4の駆動ロール617が設けられている。また、水
平搬送路611の出口と対向してプラテンガラス2の上に
ベルト駆動ローラ619が設けられ、その従動ローラ620間
に張設されたベルト621を正逆転可能にしている。この
ベルト搬送部の出口には、第5の駆動ローラ622が設け
られ、また、前記手差し用搬送路610には第6の駆動ロ
ーラ623が配設されている。該駆動ローラ623はベースマ
シン1の前後方向(図で紙面と垂直方向)に2個設けら
れ、同一サイズの原稿を2枚同時に送ることが可能に構
成されている。なお、625は第7の駆動ローラ626により
送出パドル603の表面をクリーニングするクリーニング
テープである。
次に第14図をも参照しつつフォトセンサS1〜S12につ
いて説明する。S1は原稿トレイ602上の原稿601の有無を
検出するノーペーパーセンサ、S2は原稿の通過を検出す
るテイクアウエイセンサ、S3、S4は手差し用搬送路610
の前後に設けられるフィードセンサ、S5はスキューロー
ラ627により原稿の斜め送りが補正され停止ゲート615に
おいて原稿が所定位置にあるか否かを検出するレジセン
サ、S6〜S10は原稿のサイズを検出するペーパサイズセ
ンサ、S11は原稿が排出されたか否かを検出する排出セ
ンサ、S12はクリーニングテープ625の終端を検出するエ
ンドセンサである。
次に第15図をも参照しつつ上記構成からなるDADF13の
作用について説明する。
(イ)はプラテンモードであり、プラテン2上に原稿
601を載置して露光するモードである。
(ロ)はシンプレックスモードであり、原稿トレイ60
2には、原稿601をそのコピーされる第1の面が上側とな
るようにして積層する。スタートボタンを押すと先ず、
第1の駆動ローラ605および第2の駆動ローラ607が回転
するが、第3の駆動ローラ612は上方に移動して従動ロ
ーラ613と離れると共に、停止ゲート615は下降して水平
搬送路611を遮断する。これにより原稿601は円弧状搬送
路609を通り、停止ゲート615に押し当てられる。(〜
)。この停止ゲート615の位置でスキューローラ627に
より、原稿はその端部が水平搬送路611と直角になるよ
うに補正されると共に、センサS6〜S10で原稿サイズが
検出される。次いで、第3の駆動ローラ612が下方に移
動して従動ローラ613と接触すると共に、停止ゲート615
は上昇して水平搬送路611を開き、第3の駆動ローラ61
2、ベルト駆動ローラ619および第5の駆動ローラ622が
回転し、原稿のコピーされる面が下になってプラテン2
上の所定位置に送られ露光された後、排出される。な
お、手差し用搬送路610から単一原稿を送る場合にも同
様な作用となとり、原稿を1枚づつ送る機能に加え、同
一サイズの2枚の原稿を同時に送る機能(2−UP)、大
型原稿を送る機能(LDC)、コンピュータ用の連続用紙
を送るコンピュータフォームフィーダ(CCF)機能を有
する。
(ハ)はデュープレックスモードであり、原稿の片面
を露光する工程は上記(ロ)の〜の工程と同様であ
るが、片面露光が終了するとベルト駆動ローラ619が逆
転し、かつ、第3の駆動ローラ612は上方に移動して従
動ローラ613と離れると共に、停止ゲート615は下降して
水平搬送路611を遮断する。従って、原稿は反転用搬送
路616に搬送され、さらに第4の駆動ローラ617および第
2の駆動ローラ607により、円弧状搬送路609を通り、停
止ゲート615に押し当てられる(〜)。次いで、第
3の駆動ローラ612かつ下方に移動して従動ローラ613と
接触すると共に、停止ゲート615は上昇して水平搬送路6
11を開き、第3の駆動ローラ612、ベルト駆動ローラ619
および第5の駆動ローラ622が回転し、原稿の裏面が下
になってプラテン2上の所定位置に送られ露光される。
両面の露光が終了すると再びベルト駆動ローラ619が逆
転し、再度反転用搬送路616に搬送され以下同様にして
プラテン2上を通って第5の駆動ローラ622により排出
される(〜)。従って排出された原稿は、コピーさ
れる第1の面が下側になって最初に原稿トレイ602に積
層した順番で積層されることになる。
前述した光学系のコピー開始条件設定処理に基づい
て、等倍,倍率,および,等倍微調整時の設定処理を説
明する。尚、本実施例における等倍微調整倍率は、99〜
101%の範囲で、0.15%刻みである。
第16図は倍率値等のコピーモード入力から設定終了ま
での概略を示すブロック図である。ユーザインタフェー
ス12を介して設定された倍率値等のコピーモードがメイ
ンCPU4に入力されると、メインCPU41は光学系のサブシ
ステムを指定された倍率(等倍,拡大,縮小,および等
倍微調整)で動作できるようにするため、倍率データを
設定したMAG SETコマンドをオプティカルCPU45に送信す
る。MAG SETコマンドの入力により、オプティカルCPU45
は倍率に応じたPISモード/NON−PISモードの切り換
え,倍率に応じたCRGの走査スピードの設定,倍率
に応じた所定の位置にレンズを移動する等の処理を行
う。ここでオプティカルCPU45は演算処理用プログラム
および倍率と各モータ移動クロック数等のテーブルを記
憶したROM715の所定のステップに従って演算を行うこと
により、モータ速度演算回路およびレンズ位置演算回路
を構成し、該演算結果に従って、CRGの走査スピードの
設定およびレンズの移動を行う。オプティカルCPU45は
上記〜の設定動作が終了したらMAG SET ENDコマン
ドをメインCPU41に送信する。
以下、第17図(a)〜(d)に基づいて、オプティカ
ルCPU45におけるコピー開始条件設定の処理を詳細に説
明する。
第17図(a)はコピー開始条件設定の全体のフローを
示す。
ステップ……キャリッジモータ114の速度の目標値で
ある基準クロックデータを、MAG SETコマンドによって
与えられた倍率データに基づいて演算し、所定のレジス
ター(8253−A1)に設定する(例えば、等倍時で2.7KH
z)。この時、電源ON時(システム起動時)であれば、
ワンショットのセットデータを所定のレジスター(8253
−A2)に設定する。
ステップ……イメージ・スキャン開始時のキャリッジ
モータ114の加速の大きさ(DACデータ:第1走査系Aの
速度目標値)を決定する。キャリッジモータ114の加速
はエンコーダのカウント数によって定量化されており、
倍率とエンコーダのカウント数対応テーブルに基づい
て、MAG SETコマンドによって与えられた倍率データに
対応するエンコーダのカウント数を求め、第17図(b)
に示すようにキャリッジモータ114を何カウントまで加
速させるか決定する。倍率とエンコーダのカウント数対
応テーブルは、倍率50.0%〜200%の範囲で1%刻みで
カウント数が登録されており、99.0%〜101.0%の範囲
(等倍微調整倍率)で0.15%刻みでカウント数が登録さ
れている。同図(b)はエンコーダのカウント数を7カ
ウントまで加速した例を示している。
ステップ……シャッタ147のオンオフタイミングを設
定する。タイミングの設定は、エンコーダのカウント数
を基準とし、オンオフタイミング用の倍率とエンコーダ
のカウント数対応テーブルを参照して決定する。
ステップ……PISモード/NON−PISモードの設定を行
う。
ステップ……指定された倍率に基づいて第1走査系A
のスキャン条件を設定する。本実施例では、倍率を5段
階に分け、各段階毎にスキャン条件を設定することによ
りサイクル・タイムを短縮するものである。スキャン条
件は、第17図(c)に示すように、倍率によりキャリッ
ジのホームポジションをレジ位置より5段階(25mm〜45
mm)に分け、レジ位置からのエンコーダのカウント数お
よびブレーキモードの開始点のカウント数を設定する。
ステップ……レンズモータ140の位置を設定する(詳
細は後述する)。
以上のステップ〜によって、倍率に応じたPISモ
ード/NON−PISモードの切り換え,倍率に応じたCRGの走
査スピードの設定,倍率に応じた所定の位置にレンズを
移動する等の処理が実施される。
第17図(d)はレンズモータ140の位置設定に関する
詳細なステップを示す。
ステップ……レンズモータ140の移動パルス数を求め
る。倍率と移動パルスの対応テーブルから、倍率に対応
した移動パルスを求める。
ステップ……レンズモータ140の移動方向を決定す
る。旧倍率と新倍率を比較することにより移動方向を判
定する。
ステップ〜……変更前後の倍率と64%とを比較し
て、64%以下ならばPISモード、64%以上ならばNON−PI
Sモードをセットする。
ステップ……レンズモータ140を移動パルスおよび移
動方向に基づいて駆動し、新倍率の位置にセットする。
換言すれば、倍率に応じた適切な位置にレンズを配置す
る。
第18図(a),(b)はキャリッジモータ114のスキ
ャン制御について示したものである。本制御は第1走査
系Aを指定された倍率,およびスキャン長で走査するも
のであり、ホットラインよりスキャンスタート信号を受
信すると起動する。
ステップ……倍率に応じた基準クロックデータを設定
する。
ステップ……キャリッジモータをスキャン方向(CW)
に回転させる。
ステップ……速度モードでスキャン時の加速制御を行
う。
ステップ……PLL(位相制御)モードにセットする。
ステップ……レジセンサにオフの割り込み信号が有る
かどうが判定し、割り込み信号があればステップへ、
無ければループしてステップを繰り返す。即ち、オフ
の割り込み信号が有るまで待機する。
ステップ……エンコーダのクロックのカウント数がイ
メージ・スキャンカウント(ISCN_CNT)に達したかどう
かを判定し、INCN_CNT以上ならばステップへ、そうで
なければループしてステップを繰り返す。INCN_CNTは
レジセンサの割り込みからスキャン終了までのエンコー
ダクロックのカウント数であり、予め、メインCPU41よ
り受信したスキャン長に基づいて演算により求められて
いる。
ステップ……PLLモードを解除して速度モードにセッ
トし、キャリッジモータ114をリターン方向(CCW)に回
転させる。
ステップ……CWからCCW(逆転信号)への割り込み信
号があるか否か判定し、割り込み信号が有ればステップ
へ、無ければループしてステップを繰り返す。
ステップ……リターン時の加速制御を行う。
ステップ……エンコーダのカウント数がブレーキ開始
点になったかどうか判定し、ブレーキ開始点に到ればス
テップヘ、 ステップ……リターン時の減速制御を行う。
ステップ,……再度逆転信号があればキャリッジモ
ータ114を停止する。
尚、フローチャート中には記述していないが、CPUで
は、ステップ,,,,においてエンコーダ用
のカウンタを「0」にリセットしている。
第19図はLDCコピー時における設定処理を示してい
る。レンズを設定倍率にセットし、NON−PISモードにセ
ットして第2走査系を切り離す(ステップ,)。次
いでキャリッジモータ114をスキャン方向に回転し、レ
ジセンサを踏み外す(ステップ)と、LDCソレイド127
をオンし所定時間経過後(ステップ,)、キャリッ
ジモータ114をオフするとともにLDCソレノイド127をオ
フする。ステップでLDCスイッチ129がオンか否か判定
し、オフであればフェイルとし、オンであれば(第1走
査系がLDC位置にセット)PISクラッチ125を係合させ
る。
本実施例の等倍微調整付きAPS装置は、等倍APSモード
および倍率APSモードの判定に加えて、等倍微調整APSモ
ードの判定を行い、等倍微調整APSモードであれば等倍A
PSモードと同一の処理、即ち、原稿サイズと同一サイズ
の用紙トレイを選択し、さらに、等倍微調整倍率を99〜
101%の範囲で、0.15%刻みで設定可能としたものであ
り、これを実現するために以下の構成を有している。
等倍微調整付きAPS装置の構成を第1図のブロック図
を参考に説明する。等倍微調整付きAPS装置はプラテン
上に載置された原稿サイズを検知する原稿サイズセンサ
1002と、入力手段1001によって入力された倍率値が倍率
モードの場合、即ち、等倍(100%)あるいは等倍微調
整倍率の範囲(99〜101%の範囲で0.15%刻み)以外の
場合、該倍率値および原稿サイズセンサー1002によって
検知された原稿サイズに基づいて用紙サイズを演算する
用紙サイズ演算手段1007と、これら1002および1007を制
御する制御システム1011から成り、原稿サイズセンサ10
02は原稿自動送り装置の項の第14図で示したように、ペ
ーパサイズセンサS6〜S105個のフォトセンサによって構
成され、用紙サイズ演算手段1007は演算処理用プログラ
ムを記憶したROM(第16図)715とオプティカルCPU(第
8図)45から構成される。制御システム1011は、第3図
で示したように複数のサブシステムによって構成されて
おり、特に、オプティカルサブシステム39によって等倍
微調整付きAPS装置の制御を行う。即ち、演算処理用プ
ログラムを記憶したROM715とオプティカルCPU45によっ
て制御する構成である。
以下、第20図(APS CHECK処理)のフローを参考に動
作を説明する。尚、該APS CHECK処理プログラムは所定
の手順に従ってROM715からオプティカルCPU45で展開さ
れて処理される。
等倍微調整付きAPS装置を使用するため、自動用紙選
択モード(APS機能)を選択し、次に、等倍微調整モー
ドを選択して、所定のキー操作によって、例えば、99.7
(100%−0.3)%に微調整する。その後プラテン上に原
稿を載せると、APS機能の用紙選択処理(APS CHECK処
理)によって、ステップ〜が実施され、用紙サイズ
が決定され、使用すべきトレイが選択される。
ステップ……トレイの選択が自動かどうか、換言すれ
ば、APSモードかどうか判定する。APSモードならばステ
ップへ、APSモードでなければ終了する。
ステップ……等倍APSモードかどうかを判定する。等
倍(倍率100%)ならば、ステップへ、等倍でなけれ
ば、即ち、倍率APSモードあるいは等倍微調整APSモード
ならばステップへ進む。
ステップ,……ステップ,を経て到達するた
め、等倍APSモードである。従って、原稿サイズと同一
サイズのコピー用紙を選択する。即ち、原稿サイズと同
一サイズのコピー用紙が収納されている用紙トレイを検
索する。用紙トレイの検索はペーパサイズセンサ553〜5
55を用いて用紙トレイ内の用紙サイズを検知することに
より行われ、具体的には、ペーパサイズセンサ553〜555
によって検知したペーパサイズ検知信号を用紙収納トレ
イを制御するCHMサブシステムおよびSQMGRサブシステム
を介してオプティカルCPU45に入力し、検知したトレイ
の用紙サイズと原稿サイズとの比較を行う。APS対象ト
レイとしては、上段トレイ,中段トレイ,下段トレイ,
および大容量トレイがあり、これらの4つのトレイを全
てチェックする。APS対象トレイに原稿と同一サイズが
なければ、ステップへ、同一サイズのトレイがあれ
ば、ステップへ進む。
ステップ……使用すべきトレイおよび等倍微調整モー
ド選択の有無をコピーモード情報に設定し、APS CHECK
処理を終了する。
ステップ……等倍微調整APSモードかどうか判定す
る。等倍微調整APSモードならばステップへ進み、等
倍APSモードと同じ処理、即ち、原稿サイズと同一用紙
トレイを検索する。等倍微調整APSモードでなければス
テップへ進む。このステップの処理は本発明の特徴
を成すものであり、APS装置において、等倍微調整APSモ
ードを一つのモードとして判定することにより、倍率AP
Sモードと区別して処理するようにしたものである。
ステップ……ステップ,,を経て到達するた
め、倍率APSモードである。従って、原稿サイズと倍率
値を掛け合わせて用紙サイズを求める。
ステップ,……ステップで決定した用紙サイズを
選択する。即ち、決定した用紙サイズと同一サイズのコ
ピー用紙が収納されている用紙トレイを検索する。用紙
トレイの検索はペーパサイズセンサ553〜555を用いて用
紙トレイ内の用紙サイズを検知することにより行われ、
具体的には、ペーパサイズセンサ553〜555によって検知
したペーパサイズ検知信号を用紙収納トレイを制御する
CHMサブシステム33(第3図)およびSQMGRサブシステム
32(第3図)を介してオプティカルCPU45(第8図)に
入力し、検知したトレイの用紙サイズと決定した用紙サ
イズとの比較を行う。APS対象トレイとしては、上段ト
レイ,中段トレイ,下段トレイ,および大容量トレイが
あり、これらの4つのトレイを全てチェックする。APS
対象トレイ中に決定した用紙サイズと同一サイズの用紙
がなければステップへ、同一サイズのトレイがあれば
ステップへ進む。
ステップ……APS対象トレイに該当する用紙がないた
め、NO PAPERである旨のメッセージを出力する。
以上のステップ〜の実施によって、使用すべきト
レイおよび等倍微調整モード選択の有無がコピーモード
情報に設定される。即ち、用紙サイズが決定される。そ
の後、前述したコピー開始条件設定処理によって、等倍
微調整モード(あるいは、等倍モード,倍率モード)の
コピー開始条件が設定され、APS CHECK処理によって決
定した所定のコピー用紙に記録が行われる。
本実施例では、APS装置において、用紙サイズを決定
し、さらに、該用紙サイズを収納した用紙トレイの有無
を検索して使用すべき用紙トレイの選択を行うようにし
たが、これに限定されるものではなく、用紙トレイの検
索をせずに使用すべき用紙サイズの決定のみを行うよう
にしても良いのは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明の記録装置によれば、用紙
選択処理において、等倍APSモードおよび倍率APSモード
の判定に加えて、等倍微調整モードの判定を行い、等倍
微調整モードであれば、原稿サイズと同一サイズのコピ
ー用紙を選択するとともに、光学手段を搭載したキャリ
ッジの移動速度および光学手段に含まれるレンズの位置
を倍率値に応じて制御するようにしたため、APSモード
で等倍微調整を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
全体の概略構成を示す図、第3図は制御系のシステム構
成を示す図、第4図はCPUのハード構成を示す図、第5
図(a)〜(c)は走査露光装置の構成を示す図、第6
図および第7図はレンズ駆動系の構成を示す図、第8図
は光学系の制御システム構成を示す図、第9図はマーキ
ング系を説明するための概略構成図、第10図は用紙搬送
系を説明するための側面図、第11図は用紙トレイの側面
図、第12図はテュープレックストレイの平面図、第13図
は原稿自動送り装置の側面図、第14図はセンサの配置例
を示す平面図、第15図(イ)〜(ハ)は原稿自動送りの
作用を説明するための図、第16図は倍率値等のコピーモ
ード入力から設定までの示すブロック図、第17図(a)
および(d)はコピー開始条件設定処理のフローチャー
トを示す説明図、第17図(b),(c)はスキャン条件
設定のためにROMに記憶されるテーブルを示す図、第18
図(a),(b)はコピーサイクルの制御を説明するた
めの図、第19図はLDCコピーの設定処理のフローチャー
トを示す説明図、第20図はAPS装置の用紙選択処理のフ
ローチャートを示す説明図。 符号の説明 1001……ユーザインタフェース(入力手段) 1002……原稿サイズセンサ 1003……キャリッジ速度検出手段 1004……レンズ位置センサ 1005……モータ速度演算手段 1006……レンズ位置演算手段 1007……用紙サイズ演算手段 1008……トレイ選択アクチュエータ 1009……レンズアクチュエータ 1010……キャリッジモータ駆動手段 1011……メインCPU(制御手段) 1……ベースマシン 2……プラテンガラス 3……光学系(走査露光装置) 4……感材ベルト 5……マーキング系 6−1……上段トレイ 6−2……中断トレイ 6−3……下段トレイ 7……用紙搬送系 9,10……インバータ 11……デュープレックストレイ 12……ユーザインタフェース 13……DADF 15……RDH 16……マルチシートインサータ 17……HCF 19……ソータ 20……シンプルキャッチトレイ 21……オフセットキャッチトレイ 22……フィニッシャ 23……フォールダ 31……メイン基板 32……SQMGRサブシステム 33……CHMサブシステム 34……IMMサブシステム 35……マーキングサブシステム 36……U/Iサブシステム 37……INPUTサブシステム 38……OUTPUTサブシステム 39……OPTサブシステム 40……IELサブシステム 41……メインCPU 42……マーキング用CPU 43……INPUT用CPU 44……OUTPUT用CPU 45……OPT用CPU 46……U/I用CPU 47……IEL用CPU 53……シリアルバス 101……第1キャリッジ 102……露光ランプ 103……第1ミラー 105……第2キャリッジ 106……第2ミラー 107……第3ミラー 108……レンズ 109……第3キャリッジ 110……第4ミラー 111……第5ミラー 112……第4キャリッジ 113……第6ミラー 114……キャリッジモータ 115……出力軸 115a……タイミングプーリ 116……伝達軸 116a……タイミングプーリ 117……伝達軸 117a,b……タイミングプーリ 119a,b,c……タイミングベルト 120a,b,c……従動ローラ 121a,b……ワイヤーケーブル 122a,b……減速プーリ 123……伝達軸 123a……タイミングベルト 123b……キャプスタンプーリ 125……PISクラッチ(電磁クラッチ) 126a……係合突起 126b……係合片 127……LDCロックソレノイド 129……LDCロックスイッチ 130a……係合突起 130b……係合片 131……PISロックソレノイド 132……PISロックスイッチ 135……レンズキャリッジ 136……支持軸 137……レンズモータZ 139……支持軸 140……レンズモータX 142……小歯車 143……レンズカム 144……大歯車 145……ワイヤーケーブル 146……取付基台 147……レンズシャッタ 148……リンク機構 149……シャッタソレノイド 152……制御用電源 153……モータ用電源 155……キャリッジレジセンサ 156a,b……ホームセンサ 157……ロータリエンコーダ 159……偏倍用ソレノイド 160……偏倍スイッチ 161,162……レンズホームセンサ 501……搬送路 502……排紙出口 503……ゲート 505,506,507……ゲート 509,510……フィードロール 511……テイクアウェイロール 512……フィードロール 513……ヌジャーロール 515……アライナ装置 551……トレイモータ 552……トレイ 553,554,555……ペーパーサイズセンサ 556……ノーペーパーセンサ 557……サーフェースコントロールセンサ 558……イマージェンシイスイッチ 561……サイドガイド 562……エンドガイド 601……原稿 602……原稿トレイ 603……送出パドル 605……第1の駆動ローラ 606……従動ローラ 607……第2の駆動ローラ 608……従動ローラ 609……円弧状搬送路 610……手差し用搬送路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】倍率値、および原稿サイズに基づき、コピ
    ー用紙の用紙サイズを自動的に選択するAPS装置(自動
    用紙選択装置)を備えた記憶装置において、 等倍微調整付きAPSモードの指令を入力する入力手段
    と、 プラテン上に載置された原稿の原稿サイズを検出する検
    出手段と、 前記原稿サイズと倍率値に基づいて用紙サイズを演算す
    る用紙サイズ演算手段と、 前記入力手段、前記検出手段、および前記用紙サイズ演
    算手段を制御し、かつ、光学手段を搭載したキャリッジ
    の移動速度、および前記光学手段に含まれるレンズの位
    置を前記倍率値に応じて制御することにより用紙トレイ
    から給紙されたコピー用紙に前記倍率値に基づく記録を
    行わせる制御手段を有し、 前記制御手段は、前記等倍微調整付きAPSモードの指令
    を受けたとき、前記等倍微調整付きAPSモードを等倍APS
    モードおよび倍率APSモードと区別し、等倍微調整倍率
    が所定の範囲に入っていることを判定した場合、前記用
    紙サイズ演算手段に用紙サイズの演算を行わせることな
    く前記原稿サイズと同一サイズのコピー用紙を選択する
    とともに等倍微調整倍率に応じて前記移動速度および前
    記位置を制御することにより真の等倍のコピー記録を行
    わせることを特徴とする等倍微調整付きAPS装置を備え
    た記録装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記所定の範囲として99
    %より101%の等倍微調整倍率を有し、その範囲で微小
    倍率を調整の行う特許請求の範囲1項記載の等倍微調整
    付きAPS装置を備えた記録装置。
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