JP2753251B2 - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置Info
- Publication number
- JP2753251B2 JP2753251B2 JP63047455A JP4745588A JP2753251B2 JP 2753251 B2 JP2753251 B2 JP 2753251B2 JP 63047455 A JP63047455 A JP 63047455A JP 4745588 A JP4745588 A JP 4745588A JP 2753251 B2 JP2753251 B2 JP 2753251B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upp
- engine
- signal
- control device
- engine control
- Prior art date
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関におけるエンジン制御装置に係
り、特にクランク角センサ異常時のエンジン制御装置の
制御方式に関する。
り、特にクランク角センサ異常時のエンジン制御装置の
制御方式に関する。
従来のエンジン制御装置は、クランク角センサ異常
時、ハードウエア構成により、車輌走行に最低限必要
な、燃料制御,点火制御等を有している。
時、ハードウエア構成により、車輌走行に最低限必要
な、燃料制御,点火制御等を有している。
上記従来技術は、正常時の機能を行う構成の他に、ク
ランク角センサー異常時に行う機能をハードウエアによ
り構成されており、そのため、クランク角センサーのバ
ツクアツプ回路,セレクト回路等が必要であつた。その
ため、回路構成が複雑となり、さらにコストが高くなる
問題があつた。
ランク角センサー異常時に行う機能をハードウエアによ
り構成されており、そのため、クランク角センサーのバ
ツクアツプ回路,セレクト回路等が必要であつた。その
ため、回路構成が複雑となり、さらにコストが高くなる
問題があつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除いたエ
ンジン制御装置を提供することにある。
ンジン制御装置を提供することにある。
上記目的は、エンジン状態を検出するセンサー群から
の信号を取り込み、少なくとも燃料噴射量を制御するエ
ンジン制御装置において、プログラマブルなレジスタを
内蔵したユニバーサルパルスプロセッサ(以下UPP)を
設け、エンジン始動のための始動信号入力時から所定時
間内に、エンジン回転数信号に基づく信号が入力されな
い場合に異常と判断する異常判定手段を有し、前記異常
判定手段よりの異常判定に基づいて、前記UPPのレジス
タ機能を設定するUPPファンクション命令プログラム
を、エンジン回転に非同期な予め定められたUPP異常フ
ァンクション命令プログラムに設定し直すことにより、
各種アクチュエータ駆動回路への出力信号パルスタイミ
ングを変更する手段を有することにより達成される。
の信号を取り込み、少なくとも燃料噴射量を制御するエ
ンジン制御装置において、プログラマブルなレジスタを
内蔵したユニバーサルパルスプロセッサ(以下UPP)を
設け、エンジン始動のための始動信号入力時から所定時
間内に、エンジン回転数信号に基づく信号が入力されな
い場合に異常と判断する異常判定手段を有し、前記異常
判定手段よりの異常判定に基づいて、前記UPPのレジス
タ機能を設定するUPPファンクション命令プログラム
を、エンジン回転に非同期な予め定められたUPP異常フ
ァンクション命令プログラムに設定し直すことにより、
各種アクチュエータ駆動回路への出力信号パルスタイミ
ングを変更する手段を有することにより達成される。
エンジン制御装置は、スタータ信号が入力され、クラ
ンク角センサ信号を入力すると、正常と判断し、UPPに
正常時のフアンクシヨンを与えるプログラムを格納し、
最適なエンジン制御を行う。万一、スタータ信号入力
時、所定期間内にクランク角センサ信号が入力されない
場合、異常と判断し、UPP内に異常時のフアンクシヨン
を与えるプログラムを格納する。これにより、走行に最
低限必要な制御を行うことができる。
ンク角センサ信号を入力すると、正常と判断し、UPPに
正常時のフアンクシヨンを与えるプログラムを格納し、
最適なエンジン制御を行う。万一、スタータ信号入力
時、所定期間内にクランク角センサ信号が入力されない
場合、異常と判断し、UPP内に異常時のフアンクシヨン
を与えるプログラムを格納する。これにより、走行に最
低限必要な制御を行うことができる。
第1図は本発明の一実施例の全体構成図である。1は
エンジン制御装置、2はCPU(マイクロコンピユー
タ)、3はUPP(ユニバーサルパルスプロセツサ)、4
はEGI(燃料噴射)駆動回路、5はIGN(点火コイルパワ
ートランジスタ)駆動回路、6はインジエクタ、7は点
火コイルパワートランジスタである。
エンジン制御装置、2はCPU(マイクロコンピユー
タ)、3はUPP(ユニバーサルパルスプロセツサ)、4
はEGI(燃料噴射)駆動回路、5はIGN(点火コイルパワ
ートランジスタ)駆動回路、6はインジエクタ、7は点
火コイルパワートランジスタである。
この実施例は、4気筒エンジンに適用したものであ
り、4本のインジエクタをエンジン1回転毎に同時噴射
し、点火はデイスト配電方式である。
り、4本のインジエクタをエンジン1回転毎に同時噴射
し、点火はデイスト配電方式である。
また図中のREF,POSはクランク角センサー信号であ
り、クランク角180°の気筒信号をREFと称す。さらに1
°毎にON,OFFし、REF間に90°パルス有する角度信号をP
OSと称す。
り、クランク角180°の気筒信号をREFと称す。さらに1
°毎にON,OFFし、REF間に90°パルス有する角度信号をP
OSと称す。
なお、3のUPPはプログラマブルなパルス入出力モジ
ユールで、カウンタ,シフタ,コンペアレジスタまたは
キヤプチヤレジスタとなる複数個の汎用レジスタをパル
ス入出力端子を持ち、フアンクシヨンをプログラムする
ことにより、エンジン制御を自動的に行うことができ、
CPU2の負担を大幅に軽減できる。UPP3内の記号はコマン
ドを表示してあり、各々下記の制御を行つている。
ユールで、カウンタ,シフタ,コンペアレジスタまたは
キヤプチヤレジスタとなる複数個の汎用レジスタをパル
ス入出力端子を持ち、フアンクシヨンをプログラムする
ことにより、エンジン制御を自動的に行うことができ、
CPU2の負担を大幅に軽減できる。UPP3内の記号はコマン
ドを表示してあり、各々下記の制御を行つている。
FRC1,2:Free Run Counter REFよりPOSパルスを計数し、EGIの噴射タイミングOFF
SETを与える。(FRC1)FRC2は同様に計数し、点火タイミ
ングADVを与える。
SETを与える。(FRC1)FRC2は同様に計数し、点火タイミ
ングADVを与える。
INC1,2,3:Internal Counter REF間のPOSパルスを計数し、自己診断を行う。(IN
C1)UPP内のシステムクロツクを計数し、周期T1(IN
C2),T3(INC3)を与える。
C1)UPP内のシステムクロツクを計数し、周期T1(IN
C2),T3(INC3)を与える。
OSC1,2:One Shot Counter OFFSETよりEGIパルスを与える。(OSC1) ADVより、▲▼を与える。(OSC2) PWC1,2:Pulse Width Counter EGIパルス幅T2を与える。(PWC1) IGNのDWELL T4を与える。(PWC2) 第1図に示すUPPフアンクシヨンは、正常時の場合で
あり、REF,POSを基本クロツクとして、エンジン回転数
に同期して、EGI,IGNパルスがUPPから出力され、各駆動
回路4,5を介して、インジエクタ6,点火コイルパワート
ランジスタ7を制御する。なお、OSC1,OSC2のデータ
は、吸入空気量,エンジン回転数,バツテリー電圧,水
温等運転状態を表わす種種データに基づいて、CPU2によ
り演算されたデータが書き込まれ、最適制御を行うこと
ができる。
あり、REF,POSを基本クロツクとして、エンジン回転数
に同期して、EGI,IGNパルスがUPPから出力され、各駆動
回路4,5を介して、インジエクタ6,点火コイルパワート
ランジスタ7を制御する。なお、OSC1,OSC2のデータ
は、吸入空気量,エンジン回転数,バツテリー電圧,水
温等運転状態を表わす種種データに基づいて、CPU2によ
り演算されたデータが書き込まれ、最適制御を行うこと
ができる。
次に、クランク角センサ異常時について第2図により
説明する。第2図はUPP3のみ図示してあるが、その他構
成は第1図と同様である。
説明する。第2図はUPP3のみ図示してあるが、その他構
成は第1図と同様である。
万一、エンジン始動時スタータ信号が入力され、所定
時期内にREF信号が入力されないときは、クランク角セ
ンサー異常と判断し、UPP内フアンクシヨン割付を第2
図の様に与える。本実施例では、クランク角センサのRE
F,POS信号の代わりに、UPP内のシステムクロツクによ
り、EGI,IGNの周期,パルス幅の設定を行う。INC2によ
り、EGIの任意の周期T1を、PWC1でEGIの噴射パルス幅T2
を設定する。さらに、INC3でIGNの周期3を、PWC2で通
電時間(DWELL)を設定する。前記設定により、クラン
ク角センサ信号によらずに、エンジン回転に非同期に、
燃料噴射,点火制御を行うことができる。尚、T1,T2,
T3,T4は、車輌の運転状態を示す。吸入空気量,スロツ
トルセンサー信号(アイドル,パーシヤル,全開),車
速,A/C ON,OFF等のデータに基づき、CPU2により演算さ
れ、任意に設定できる。
時期内にREF信号が入力されないときは、クランク角セ
ンサー異常と判断し、UPP内フアンクシヨン割付を第2
図の様に与える。本実施例では、クランク角センサのRE
F,POS信号の代わりに、UPP内のシステムクロツクによ
り、EGI,IGNの周期,パルス幅の設定を行う。INC2によ
り、EGIの任意の周期T1を、PWC1でEGIの噴射パルス幅T2
を設定する。さらに、INC3でIGNの周期3を、PWC2で通
電時間(DWELL)を設定する。前記設定により、クラン
ク角センサ信号によらずに、エンジン回転に非同期に、
燃料噴射,点火制御を行うことができる。尚、T1,T2,
T3,T4は、車輌の運転状態を示す。吸入空気量,スロツ
トルセンサー信号(アイドル,パーシヤル,全開),車
速,A/C ON,OFF等のデータに基づき、CPU2により演算さ
れ、任意に設定できる。
次に、クランク角センサの正常,異常の判定方法につ
いて、第3図のフローチヤートにより説明する。
いて、第3図のフローチヤートにより説明する。
エンジン始動時、スタータ信号を取り込み(100)、
タイマーTを起動させる。(101)REF信号が所定時間TN
内に検出された場合、クランク角センサ正常と判定し、
UPPに正常時のフアンクシヨンを格納する。(102〜10
3)万一、REFが所定時間TN内に検出されない場合は、ク
ランク角センサ異常と判定し、UPPに異常時のフアンク
シヨンを格納する。(102〜105) 以上により、クランク角センサ異常時に、エンジン回
転に非同期に燃料噴射,点火制御を行うことが可能とな
り、デイーラー,修理工場まで走行することができる。
タイマーTを起動させる。(101)REF信号が所定時間TN
内に検出された場合、クランク角センサ正常と判定し、
UPPに正常時のフアンクシヨンを格納する。(102〜10
3)万一、REFが所定時間TN内に検出されない場合は、ク
ランク角センサ異常と判定し、UPPに異常時のフアンク
シヨンを格納する。(102〜105) 以上により、クランク角センサ異常時に、エンジン回
転に非同期に燃料噴射,点火制御を行うことが可能とな
り、デイーラー,修理工場まで走行することができる。
本発明によれば、クランク角センサの異常が判断で
き、UPP内のフアンクシヨン構成を変えることにより、
燃料噴射,点火制御等を行い、車輌を走行可能にするこ
とができる。さらに、クランク角センサバツクアツプに
対するハードウエア構成は不要であるため、低コスト
で、簡単なエンジン制御装置を提供できる効果がある。
き、UPP内のフアンクシヨン構成を変えることにより、
燃料噴射,点火制御等を行い、車輌を走行可能にするこ
とができる。さらに、クランク角センサバツクアツプに
対するハードウエア構成は不要であるため、低コスト
で、簡単なエンジン制御装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明実施例の全体構成図、第2図はクランク
角センサ異常時UPPフアンクシヨン割付図、第3図は本
発明実施例のフローチヤートである。 1……エンジン制御装置、2……CPU(マイクロコンピ
ユータ)、3……UPP(ユニバーサルパルスプロセツ
サ)、4……EGI駆動回路、5……IGN駆動回路、6……
インジエクタ、7……点火コイルパワートランジスタ。
角センサ異常時UPPフアンクシヨン割付図、第3図は本
発明実施例のフローチヤートである。 1……エンジン制御装置、2……CPU(マイクロコンピ
ユータ)、3……UPP(ユニバーサルパルスプロセツ
サ)、4……EGI駆動回路、5……IGN駆動回路、6……
インジエクタ、7……点火コイルパワートランジスタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−174132(JP,A) 特開 昭58−197452(JP,A) 特開 昭61−101651(JP,A) 特開 昭61−104215(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン状態を検出するセンサー群からの
信号を取り込み、少なくとも燃料噴射量を制御するエン
ジン制御装置において、 プログラマブルなレジスタを内蔵したユニバーサルパル
スプロセッサ(以下UPP)を設け、エンジン始動のため
の始動信号入力時から所定時間内に、エンジン回転数信
号に基づく信号が入力されない場合に異常と判断する異
常判定手段を有し、前記異常判定手段よりの異常判定に
基づいて、前記UPPのレジスタ機能を設定するUPPファン
クション命令プログラムを、エンジン回転に非同期な予
め定められたUPP異常ファンクション命令プログラムに
設定し直すことにより、各種アクチュエータ駆動回路へ
の出力信号パルスタイミングを変更する手段を有するこ
とを特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63047455A JP2753251B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63047455A JP2753251B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | エンジン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01224442A JPH01224442A (ja) | 1989-09-07 |
JP2753251B2 true JP2753251B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=12775623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63047455A Expired - Lifetime JP2753251B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2753251B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58174132A (ja) * | 1982-04-07 | 1983-10-13 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料噴射制御装置 |
JPS58197452A (ja) * | 1982-05-13 | 1983-11-17 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の電子制御装置 |
JPS61101651A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の燃料噴射量制御システム |
JPS61104215A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-22 | Japan Electronic Control Syst Co Ltd | クランク角センサの自己診断装置 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP63047455A patent/JP2753251B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01224442A (ja) | 1989-09-07 |
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