JP2752049B2 - 移動通信システム - Google Patents
移動通信システムInfo
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- JP2752049B2 JP2752049B2 JP2173923A JP17392390A JP2752049B2 JP 2752049 B2 JP2752049 B2 JP 2752049B2 JP 2173923 A JP2173923 A JP 2173923A JP 17392390 A JP17392390 A JP 17392390A JP 2752049 B2 JP2752049 B2 JP 2752049B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、ISDNを利用した移動通信システムに関
し、特に、移動通信システムの固定局の配設に関するも
のである。
し、特に、移動通信システムの固定局の配設に関するも
のである。
<従来の技術> ISDN(Integrated Services Digital Network:サ
ービス総合ディジタル網)は、音声および非音声の広範
なサービスを同一ネットワークで提供できるため、従来
に向けての活用範囲の拡大が期待されている。
ービス総合ディジタル網)は、音声および非音声の広範
なサービスを同一ネットワークで提供できるため、従来
に向けての活用範囲の拡大が期待されている。
また、従来のように会社やオフィス等の定められた場
所からではなく、電車、自動車等の移動体から、または
移動体への通信システムが各種開発されている。
所からではなく、電車、自動車等の移動体から、または
移動体への通信システムが各種開発されている。
この発明は、かかる移動通信システムとISDNとを有効
に関連づけることを狙いとする。
に関連づけることを狙いとする。
さて、移動通信システムは、基本的に、特定のエリア
をカバーする固定局と、そのエリア内で固定局と無線通
信が可能な移動局と、固定局同士を接続する通信網とが
必要である。
をカバーする固定局と、そのエリア内で固定局と無線通
信が可能な移動局と、固定局同士を接続する通信網とが
必要である。
<発明が解決しようとする課題> 従来の移動通信システムでは、専用の通信網が布設さ
れて固定局同士が接続されたり、専用の通信網によって
固定局が電話回線と接続されたりしていた。
れて固定局同士が接続されたり、専用の通信網によって
固定局が電話回線と接続されたりしていた。
よって、固定局の設置には必ず専用通信網の布設を伴
うので、多大な費用がかかっていた。特に、準マイクロ
液を用いた移動通信システムでは、固定局と移動局との
間の電波到達距離が比較的短く、1つの固定局によって
カバー可能なエリアが狭いため、多くの固定局を配設す
る必要があった。
うので、多大な費用がかかっていた。特に、準マイクロ
液を用いた移動通信システムでは、固定局と移動局との
間の電波到達距離が比較的短く、1つの固定局によって
カバー可能なエリアが狭いため、多くの固定局を配設す
る必要があった。
この発明は、移動通信システムにおいて、専用回線網
を布設することなく固定局を極めて容易に設置でき、移
動体通信における固定局でカバー可能なエリアを安価か
つ効率的に拡大することのできるシステムを提供するこ
とを目的とする。
を布設することなく固定局を極めて容易に設置でき、移
動体通信における固定局でカバー可能なエリアを安価か
つ効率的に拡大することのできるシステムを提供するこ
とを目的とする。
<課題を解決するための手段> 特許請求の範囲第1項記載の移動通信システムは、2
つの情報チャネルを有するT点の基本インタフェースを
含むISDNと、前記ISDN基本インタフェースに含まれる2
つの情報チャネルのうち、ISDN化した家庭用電話加入者
が一方の情報チャネルのみを使用している場合に、該加
入者が使用していない他方の情報チャネルに接続するよ
うになされた移動無線固定局と、前記移動無線固定局に
対して無線で信号伝送可能な移動無線移動局とを含み、
前記移動無線固定局は、前記加入者の使用する回線を、
一方の情報チャネルによって加入者の使用する本来の機
能を実現させ、他方の情報チャネルによって移動無線固
定局としての機能を実現させ、両機能を共有させるよう
に構成することにより、多数の移動通信固定局を提供
し、もって、移動無線によりカバー可能なエリアを拡げ
ることを特徴とするものである。
つの情報チャネルを有するT点の基本インタフェースを
含むISDNと、前記ISDN基本インタフェースに含まれる2
つの情報チャネルのうち、ISDN化した家庭用電話加入者
が一方の情報チャネルのみを使用している場合に、該加
入者が使用していない他方の情報チャネルに接続するよ
うになされた移動無線固定局と、前記移動無線固定局に
対して無線で信号伝送可能な移動無線移動局とを含み、
前記移動無線固定局は、前記加入者の使用する回線を、
一方の情報チャネルによって加入者の使用する本来の機
能を実現させ、他方の情報チャネルによって移動無線固
定局としての機能を実現させ、両機能を共有させるよう
に構成することにより、多数の移動通信固定局を提供
し、もって、移動無線によりカバー可能なエリアを拡げ
ることを特徴とするものである。
また、この発明は、ISDN基本インタフェースに含まれ
る2つの情報チャネルのうちのいずれか一方のチャネル
に接続可能であり、前記のシステムで使用されることを
特徴とする移動通信システムのための固定局である。
る2つの情報チャネルのうちのいずれか一方のチャネル
に接続可能であり、前記のシステムで使用されることを
特徴とする移動通信システムのための固定局である。
<作用> ISDNへの加入者の多くは、従来の家庭用電話回線加入
者であることが予測できる。家庭用電話回線加入者は、
通常、1台の電話機で通信を行うため、ISDNに加入した
場合、基本インタフェースに含まれる2つの情報チャネ
ルのうち、1つの情報チャネルを使用することにより十
分に通信が可能である。
者であることが予測できる。家庭用電話回線加入者は、
通常、1台の電話機で通信を行うため、ISDNに加入した
場合、基本インタフェースに含まれる2つの情報チャネ
ルのうち、1つの情報チャネルを使用することにより十
分に通信が可能である。
そうすると、基本インタフェースに含まれる2つの情
報チャネルのうちの他方の情報チャネルは未使用のまま
空チャネルとなって残ることになる。
報チャネルのうちの他方の情報チャネルは未使用のまま
空チャネルとなって残ることになる。
そこで、この発明は、加入者が不必要な残りの1つの
情報チャネルを利用して、加入者には何ら不便なく、移
動通信システムの固定局を配設し、移動局からの信号を
受信可能なエリアを広げることができるようにしたもの
である。そして、固定局の配設には、特別な通信網の布
設を省略できる。つまり、専用回線網を布設することな
く、固定局を設置でき、たとえば各家庭を固定局として
活用することが可能になる。なお、ISDNへの加入者の多
くは、一般家庭が予想されるから、各家庭を固定局とし
て活用できるが、一般家庭に限定されることはなく、要
は1つのチャネルしか使っていない加入者があれば、固
定局にできる。したがって、よほど辺境の土地でない限
り、どこでも固定局を設置できる。これにより、移動通
信システムにおいて、緻密かつ漏れなく電波でカバー可
能なエリアを構成することができる。
情報チャネルを利用して、加入者には何ら不便なく、移
動通信システムの固定局を配設し、移動局からの信号を
受信可能なエリアを広げることができるようにしたもの
である。そして、固定局の配設には、特別な通信網の布
設を省略できる。つまり、専用回線網を布設することな
く、固定局を設置でき、たとえば各家庭を固定局として
活用することが可能になる。なお、ISDNへの加入者の多
くは、一般家庭が予想されるから、各家庭を固定局とし
て活用できるが、一般家庭に限定されることはなく、要
は1つのチャネルしか使っていない加入者があれば、固
定局にできる。したがって、よほど辺境の土地でない限
り、どこでも固定局を設置できる。これにより、移動通
信システムにおいて、緻密かつ漏れなく電波でカバー可
能なエリアを構成することができる。
<実施例> 以下、図面を参照して具体的に説明する。
図は、この発明の一実施例の構成の概要を示す図であ
る。図において、1はISDNであり、ISDN1にはISDN交換
機2や該交換機2と接続された通信網3が含まれてい
る。通信網3には、それぞれその端部に回線終端装置
(NT)4が接続されている。回線終端装置4は、それぞ
れ、T点において、基本インタフェースを備えている。
T点の基本インタフェースには64kbit/sの2つの情報チ
ャネルが含まれており、各情報チャネルによってそれぞ
れ別個に通信が可能である。たとえば、1つの情報チャ
ネルを用いて電話をかけながら、他方の情報チャネルを
用いて別の電話をかけたり、ファクシミリを送るといっ
た使用が可能である。
る。図において、1はISDNであり、ISDN1にはISDN交換
機2や該交換機2と接続された通信網3が含まれてい
る。通信網3には、それぞれその端部に回線終端装置
(NT)4が接続されている。回線終端装置4は、それぞ
れ、T点において、基本インタフェースを備えている。
T点の基本インタフェースには64kbit/sの2つの情報チ
ャネルが含まれており、各情報チャネルによってそれぞ
れ別個に通信が可能である。たとえば、1つの情報チャ
ネルを用いて電話をかけながら、他方の情報チャネルを
用いて別の電話をかけたり、ファクシミリを送るといっ
た使用が可能である。
この実施例では、T点の基本インタフェースに含まれ
る2つの情報チャネルのうち、一方の情報チャネルに通
信網加入者の電話機5が接続され、他方の情報チャネル
には、通信網事業者の移動無線固定局6が接続される。
る2つの情報チャネルのうち、一方の情報チャネルに通
信網加入者の電話機5が接続され、他方の情報チャネル
には、通信網事業者の移動無線固定局6が接続される。
通常、一般家庭の通信網加入者は、1台の電話機を使
用するだけのことが多い。つまり、ISDN基本インタフェ
ースに含まれる2つの情報チャネルのうち、一方の情報
チャネルのみを使用し、他方の情報チャネルは空チャネ
ルとして放置されていることが多い。それゆえ、通信網
事業者としては、不要な資源を通信網加入者に提供して
いる状態にある。
用するだけのことが多い。つまり、ISDN基本インタフェ
ースに含まれる2つの情報チャネルのうち、一方の情報
チャネルのみを使用し、他方の情報チャネルは空チャネ
ルとして放置されていることが多い。それゆえ、通信網
事業者としては、不要な資源を通信網加入者に提供して
いる状態にある。
そこでこの実施例では、不要な情報チャネルを通信網
事業者が移動無線固定局用に使用することで、資源の有
用活用を図るとともに、少ない費用で移動無線固定局を
多数配設できるようにしたものである。
事業者が移動無線固定局用に使用することで、資源の有
用活用を図るとともに、少ない費用で移動無線固定局を
多数配設できるようにしたものである。
このようにすることにより、移動無線固定局を簡易
に、多数配設することができ、移動通信システムの充実
を図ることができる。
に、多数配設することができ、移動通信システムの充実
を図ることができる。
<発明の効果> この発明は、以上のように構成されており、既存の、
ISDN化した家庭用電話加入者の電話機を利用することに
よって、新規な通信網を布設することなく、移動通信シ
ステムの固定局を作ることができる。そしてこの場合
に、既存の家庭用電話回線加入者の電話機は、加入者の
使用する本来の機能が妨げられることなく、移動無線固
定局としても共用されるから、ISDNの2つの情報チャネ
ルのうちの空いているチャネルを有効活用することがで
きる。また、移動体通信システムにおける固定局でカバ
ー可能な通信エリア(通信可能範囲)を安価かつ効率的
に拡大することができ、移動通信システムの充実を図る
ことができる。
ISDN化した家庭用電話加入者の電話機を利用することに
よって、新規な通信網を布設することなく、移動通信シ
ステムの固定局を作ることができる。そしてこの場合
に、既存の家庭用電話回線加入者の電話機は、加入者の
使用する本来の機能が妨げられることなく、移動無線固
定局としても共用されるから、ISDNの2つの情報チャネ
ルのうちの空いているチャネルを有効活用することがで
きる。また、移動体通信システムにおける固定局でカバ
ー可能な通信エリア(通信可能範囲)を安価かつ効率的
に拡大することができ、移動通信システムの充実を図る
ことができる。
図は、この発明の一実施例の概略構成を示す図である。 図において、1……ISDN、4……回線終端装置、6……
移動無線固定局、7……移動無線移動局、を示す。
移動無線固定局、7……移動無線移動局、を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】2つの情報チャネルを有するT点の基本イ
ンタフェースを含むISDNと、前記ISDN基本インタフェー
スに含まれる2つ情報チャネルのうち、ISDN化した家庭
用電話加入者が一方の情報チャネルのみを使用している
場合に、該加入者が使用していない他方の情報チャネル
に接続するようにされた移動無線固定局と、 前記移動無線固定局に対して無線で信号伝送可能な移動
無線移動局とを含み、 前記移動無線固定局は、前記加入者の使用する回線を、
一方の情報チャネルによって加入者の使用する本来の機
能を実現させ、他方の情報チャネルによって移動無線固
定局としての機能を実現させ、両機能を共用させるよう
に構成することにより、多数の移動通信固定局を提供
し、もって、移動無線によりカバー可能なエリアを拡げ
ることを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項2】ISDN基本インタフェースに含まれる2つの
情報チャネルのうちのいずれか一方のチャネルに接続可
能であり、 前記特許請求の範囲第1項に記載のシステムで使用され
ることを特徴とする移動通信システムのための固定局。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173923A JP2752049B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173923A JP2752049B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 移動通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463030A JPH0463030A (ja) | 1992-02-28 |
JP2752049B2 true JP2752049B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=15969583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2173923A Expired - Fee Related JP2752049B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 移動通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2752049B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08237364A (ja) * | 1995-03-01 | 1996-09-13 | Nec Corp | Isdn交換機加入者回路の試験方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0234057A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線回線設定方式 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP2173923A patent/JP2752049B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0463030A (ja) | 1992-02-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |