JP2751280B2 - 超小型地球局 - Google Patents

超小型地球局

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JP2751280B2
JP2751280B2 JP32420788A JP32420788A JP2751280B2 JP 2751280 B2 JP2751280 B2 JP 2751280B2 JP 32420788 A JP32420788 A JP 32420788A JP 32420788 A JP32420788 A JP 32420788A JP 2751280 B2 JP2751280 B2 JP 2751280B2
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agc circuit
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せとみ 内川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、VSAT(Very Small Aperture Terminal)と
称される超小型地球局に係り、特に、超小型地球局にお
けるAGC制御方式に関する。
(従来の技術) VSATを用いた衛星通信システム(VSATシステム)は、
衛星通信が有する広域性、同報性、多元接続性、耐災害
性、システムの拡張性、回線設定の柔軟性等の特長を最
大限に活用し、高度情報化社会のニーズに適した信頼性
の高いディジタルネットワークを経済的に構築しようと
するもので、具体的には、地理的に広範囲に分散する支
社、支店、営業所などの端末機器を衛星回線を介してホ
ストコンピュータに結ぶことを企図して構築されるもの
である。
VSATは、非常に小さな口径(例えば1.2〜1.8m)のア
ンテナを有する地球局で、そのアンテナと共に屋外に設
置される屋外装置と、この屋外装置とケーブルを介して
接続される屋内装置とで構成され、屋内装置には端末機
器がケーブル接続される。一方、中心地球局は、比較的
大口径(例えば3.5〜11m)のアンテナを有し、ホストコ
ンピュータのあるオフィス等の近くに配置され、ホスト
コンピュータに接続される。
即ち、VSATシステムは、中心地球局(複数となる場合
もある)と、複数のVSATとで構成され、そのネットワー
クは網状ネットワークもあるが、通常中心地球局を中心
とした星状ネットワークの形態が採用される。そして、
星状の形態が車輪のハブとスポークスに似ているところ
から、中心地球局はハブ(HUB)局と称される場合があ
る。
このVSATシステムでは、HUB局が衛星回線を介して制
御回線信号(CSC:Common Signal Channel)を連続送信
し、このSCSを受信した各VSATがそのCSCに含まれる制御
情報に従ってHUB局または他のVSATとバースト信号で衛
星回線を介して通信を行うようになっている。
ところで、VSATは屋内装置に復調器を内蔵するが、従
来では、この復調器に1つのAGC回路を前置し、降雨減
衰等による伝搬路損失や屋外装置との接続ケーブルによ
る損失を補償し、以て復調器の入力信号レベルを規定値
に保持するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、VSATは連続信号(CSC)と間欠信号(バー
スト信号)を受信するものであるところから、次のよう
な問題がある。
即ち、復調器に前置されるAGC回路は、屋外装置との
接続ケーブルによる損失をも補償すべく設けられるが、
屋外装置はユーザの端末機器のある支社、支店、営業所
等のオフィスの屋上や外壁、駐車場等に設置されるもの
で、その設置場所が装置を現地に搬入して始めて確定す
るというケースが往々にして生ずる。そして、このよう
な場合、接続ケーブルの長さが200mもの長さとなる場合
がある。この長さでの損失量は、接続ケーブルを通る信
号が例えば1GHz帯だとすれば、30dB以上となる。つま
り、AGC回路は、降雨減衰等による損失量が概略20dB程
度であるから、最低でも50dBの補償能力が要求されるこ
とになる。
そうすると、受信信号がCSCのときは問題ないが、バ
ースト信号である場合、信号入力以前は無信号状態であ
るから、AGC回路は復調器の入力信号電圧を一定に保つ
べく電圧利得を増大させる。前記の如き大利得AGCでは
相当に大きな電圧利得になる。この状態でバースト信号
が入力すると、AGC回路の出力電圧レベルは復調器が要
求する正規レベルをはるかに越えた過大レベルとなる。
大利得AGCでは応答時定数も相当に大きいから、過大レ
ベルから正規レベルに到達するのに相当な時間を要する
ことになり、その結果受信バースト信号が正しく復調さ
れないという問題が生ずる。
この問題は、主として接続ケーブル長が既知でないこ
とから生ずるもので、VSATシステムの普及に伴い、ユー
ザの多様なニーズに応える必要のあることから指摘され
たものである。
本発明は、このような要請に応えるべくなされたもの
で、その目的は、屋外装置と屋内装置間の接続ケーブル
長が長大のものとなっても、バースト信号に対しAGC機
能を十分に発揮させ得るAGC制御方式を備える超小型地
球局を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明の超小型地球局は
次の如き構成を有する。
即ち、本発明の超小型地球局は、1または2以上の中
心地球局と、複数の超小型地球局とで構成され、中心地
球局が衛星回線を介して連続送信する制御回線信号を受
信した各超小型地球局がその制御回線信号に含まれる制
御情報に従って中心地球局または他の超小型地球局とバ
ースト信号で衛星回線を介して通信を行うようにした衛
星通信システムにおいて;前記超小型地球局は、復調器
を内蔵する屋内装置に、屋外装置で受信された前記制御
回線信号と前記バースト信号とを受ける第1のAGC回路
と; 前記第1のAGC回路と前記復調器との間に設けら
れる第2のAGC回路と; 前記制御回線信号の受信時に
おいては、前記第1のAGC回路の利得制御端子に前記復
調器からの利得制御電圧信号を印加するとともに、その
利得制御電圧を保持し、かつ、前記第2のAGC回路の利
得制御端子に一定電圧を印加すること、および、前記バ
ースト信号の受信時においては、第1のAGC回路の利得
制御端子に前記保持した利得制御電圧を印加し、かつ、
第2のAGC回路の利得制御端子に復調器からの利得制御
電圧信号を印加することを行う制御回路と; を設けた
ことを特徴とするものである。
(作 用) 次に、前記の如く構成される本発明の超小型地球局の
作用を説明する。
制御回線信号(連続信号)の受信時では、第2のAGC
回路はAGC機能が停止され固定利得で作動しているか
ら、AGC制御ループは第1のAGC回路と復調器間で形成さ
れ、このループでの利得制御電圧が並行して保持され
る。制御対象は連続信号であるか、補償すべき損失があ
る程度大きくても支承なくその補償動作をなし得る。こ
こで、保持される利得制御電圧は、VSATの局内における
損失分(主として屋外装置と屋内装置間の接続ケーブル
での損失)と制御回線の伝搬路損失に対するものであ
る。
次いで、制御回線信号に含まれる制御情報に従ってバ
ースト信号の受信を行うときは、制御回路は、第1のAG
C回路の利得制御端子に前記保持した利得制御電圧を印
加し、かつ、第2のAGC回路の利得制御端子に復調器か
らの利得制御電圧信号を印加することを行う。つまり、
第1のAGC回路は固定利得で作動させ、AGC制御ループを
第2のAGC回路と復調器間で形成するのである。
ここに、第1のAGC回路は、連続信号受信時に形成取
得した利得制御電圧に基づく固定利得で作動するから、
少なくとも接続ケーブルでの損失の補償をなし得る。従
って、第2のAGC回路は、衛星回線の伝搬損失のみを補
償すれば良いから、利得制御範囲は第1のAGC回路のそ
れよりも狭いもので良いこととなる。そうすると、第2
のAGC回路では、バースト信号入力時の出力電圧レベル
は、復調器が要求する規定レベルよりも高くなるとして
もその差は小さく、応答時定数も大きくはないから速や
かに規定レベルに到達し得、復調器の動作に支承の生じ
ないようにすることができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る超小型地球局を示
す。第1図において、超小型地球局(VSAT)は、アンテ
ナ1と共に屋外に設置される屋外装置2と、屋内装置3
とで構成され、両装置間はケーブルで接続される。
そして、本発明に係る屋内装置3には、直列接続した
2個のAGC回路31,同32を復調器33に前置してあると共
に、それらを制御する制御回路34を設けてある。屋外装
置2で受信取得された制御回線信号(CSC)とバースト
信号はケーブルを介して屋内装置3へ入力するが、これ
はAGC回路31,同32を介して復調器33へ伝達される。AGC
回路31,同32の利得制御端子と復調器33の利得制御端子
は制御回路34を介して接続されるようになっている。ま
た、AGC回路31の入力信号の一部は制御回路34へ伝達さ
れる。
制御回路34は、スイッチ341,同342、保持器343、固定
電圧設定器344およびCSC中の制御情報を解読等をしこれ
らの要素を制御等する回路(図示せず)を備える。スイ
ッチ341は、オン(閉成)・オフ(開成)動作をするも
ので、一方の端子がAGC回路31の利得制御端子に、他方
の端子が復調器33の利得制御端子とスイッチ342の一方
の切換端子aにそれぞれ接続される。このスイッチ341
の一方の端子とアース間にはコンデンサからなる保持器
343が設けられる。スイッチ342は、他方の切換端子bに
固定電圧設定器344から固定電圧が印加され、両切換端
子(a,b)のいずれか一方をAGC回路32の利得制御端子に
接続するようになっている。
次に、第2図を参照して動作を説明する。制御回路34
は、まず、HUB局からのCSCを受信するために、スイッチ
341を閉成し、スイッチ342を切換端子b側に切換える
(ステップ21)。その結果、AGC回路32は利得制御端子
に一定電圧が印加され、AGC機能を停止して国定利得
(例えば中間利得)で作動することになるから、AGC制
御ループはAGC回路31と復調器33間で形成され、このル
ープでの利得制御電圧が並行して保持器343に保持され
る。このループでの制御対象はCSC(連続信号)である
から、補償すべき損失がある程度大きくても支承なくそ
の補償動作をなし得る。ここで、保持器343に保持され
る利得制御電圧は、当該VSATの局内における損失分(主
として屋外装置2と屋内装置3間の接続ケーブルでの損
失)と制御回線の伝搬路損失に対するものである。
次に、制御回路34は、この間に受信されたCSCに含ま
れる制御情報を解読し(ステップ22)、バースト信号の
(送)受信指令であるか否かを判定する(ステップ2
3)。そして、判定結果が否定(NO)であれば、先のス
テップ21へ戻りCSC信号の受信を継続し、また判定結果
が肯定(YES)であれば、次のステップ24へ進む。
ステップ24では、スイッチ341が開成され、保持器343
の保持電圧がAGC回路31の利得制御端子に印加される。
また、スイッチ342が切換端子a側に切換えられ、AGC回
路32の利得制御端子が復調器33の利得制御端子に接続さ
れる。つまり、AGC回路31は固定利得で作動させ、AGC制
御ループをAGC回路32と復調器間で形成するのである。
ここに、AGC回路31は、連続信号(CSC)受信時に形成
取得した利得制御電圧に基づく固定利得で作動するか
ら、少なくとも接続ケーブルでの損失の補償をなし得
る。従って、AGC回路32は、衛星回線の伝搬損失のみを
補償すれば良いから、利得制御範囲はAGC回路31のそれ
よりも狭いもので良いこととなる。そうすると、AGC回
路32では、バースト信号入力時の出力電圧レベルは、復
調器33が要求する規定レベルよりも高くなるとしてもそ
の差は小さく、応答時定数も大きくはないから速やかに
規定レベルに到達し得、復調器33は速やかに復調動作を
開始し得ることになる。
次に、制御回路34は、制御情報の内容等からバースト
信号の(送)受信を終了したか否かを判定し(ステップ
25)、判定結果が否定(NO)である間ステップ24の実行
を継続してバースト信号の(送)受信を続行し、その後
判定結果が肯定(YES)となるとステップ21へ戻り、CSC
の受信を行う。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の超小型地球局によれ
ば、屋内装置が有する復調器の入力段に、直列接続した
2個のAGC回路を設け、連続信号受信時では前段の第1
のAGC回路に利得制御を行わせ、同時にその時の利得制
御電圧を取得保持し、バースト信号受信時では第1のAG
C回路に取得保持した利得制御電圧に基づく固定利得で
動作させ、即ち、当該超小型地球局内で生ずる損失分を
補償させ、第2のAGC回路に伝搬路損失分を補償させる
ようにしたので、即ち、第2のAGC回路は利得制御範囲
の狭いもので良いとしたので、バースト信号受信時の復
調器の動作に支障の生じないようにすることができる。
斯くして、本発明によれば、屋内装置と屋内装置間の
接続ケーブル長が長大のものとなっても支障なくバース
ト信号を受信できる超小型地球局を提供することがで
き、ユーザの多様なニーズに柔軟に応え得るVSATシステ
ムの構築を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る超小型地球局の構成ブ
ロック図、第2図は制御回路の動作フローチャートであ
る。 1……アンテナ、2……屋外装置、3……屋内装置、3
1,32……AGC回路、33……復調器、34……制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1または2以上の中心地球局と、複数の超
    小型地球局とで構成され、中心地球局が衛星回線を介し
    て連続送信する制御回線信号を受信した各超小型地球局
    がその制御回線信号に含まれる制御情報に従って中心地
    球局または他の超小型地球局とバースト信号で衛星回線
    を介して通信を行うようにした衛星通信システムにおい
    て; 前記超小型地球局は、復調器を内蔵する屋内装置
    に、屋外装置で受信された前記制御回線信号と前記バー
    スト信号とを受ける第1のAGC回路と; 前記第1のAGC
    回路と前記復調器との間に設けられる第2のAGC回路
    と; 前記制御回線信号の受信時においては、前記第1
    のAGC回路の利得制御端子に前記復調器からの利得制御
    電圧信号を印加するとともに、その利得制御電圧を保持
    し、かつ、前記第2のAGC回路の利得制御端子に一定電
    圧を印加すること、および、前記バースト信号の受信時
    においては、第1のAGC回路の利得制御端子に前記保持
    した利得制御電圧を印加し、かつ、第2のAGC回路の利
    得制御端子に復調器からの利得制御電圧信号を印加する
    ことを行う制御回路と; を設けたことを特徴とする超
    小型地球局。
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