JP2750963B2 - 光ファイバ多心コネクタプラグ - Google Patents
光ファイバ多心コネクタプラグInfo
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- plug
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Description
同時に接続するための光ファイバ多心コネクタプラグに
係り、特にその接続や解除の操作性を向上させた光ファ
イバ多心コネクタプラグに関するものである。
に示すように、光ファイバテープ1内に収容された複数
心の光ファバ2が固定されている。プラグAの構成部品
は、図4に示すように、多心コネクタ中子3、ガイドピ
ン抜け止め部品4、スプリング5、前部ハウジング6、
および後部ハウジング7等である。多心コネクタ中子3
には、光ファイバテープ1内の光ファイバ2が1対のガ
イドピン挿入穴8の間に配列固定されている。ガイドピ
ン抜け止め部品4は、多心コネクタ中子3の後方端面に
配設され、これにより1対のガイドピン9を多心コネク
タ中子3のガイドピン挿入穴8に挿入したとき、後方に
抜け出ることが防止される。スプリング5はガイドピン
抜け止め部品4の後方に配設され、これにより多心コネ
クタ中子3が軸方向に加圧される。前部ハウジング6と
後部ハウジング7は、ガイドピン抜け止め部品4を固定
した多心コネクタ中子3とスプリング5を組み込んでプ
ラグAを一体化するためのものである。
に、一方のプラグAのガイドピン挿入穴8内にガイドピ
ン9を挿入した後、このプラグAをアダプタBの一端か
ら挿入してこのアダプタBの弾性爪10とプラグAの溝
11を結合させ、更に他方のプラグA′をアダプタBの
他端から挿入してアダプBの弾性爪10′とプラグA′
の溝11′を結合させることで行われる。
挿入されていたガイドピン9は、プラグA′のガイドピ
ン挿入穴8′にも挿入され、これによりプラグAとA′
に配列固定された光ファイバ1、1′相互間が、1対の
ガイドピン9をガイドとして位置合わせされ、接続され
る。
相互間の切り離しは、アダプタBの弾性爪10、10′
とプラグA、A′の溝11、11′との結合を解除し、
プラグA、A′をアダプタBから引き抜くことで行われ
る。
A′のガイドピン挿入穴8、8′に共通に接続されてい
たガイドピン9は、どちらのガイドピン挿入穴8、8′
にも固定されていないことから、プラグA、A′から抜
け出し、落下したりする現象が生じていた。この現象の
ため、プラグの着脱操作性が劣ることが大きな問題とし
て残されていたのである。
し、ガイドピン9をプラグA、A′の一方に接着等で固
定する方法は、次の問題を起こすことから、解決策とな
らなかった。
グとガイドピンのないメス型プラグを接続する構成とな
るため、プラグ相互間の接続に方向性が生じ、任意のプ
ラグ相互間を接続できない等、汎用性を損なってしま
う。
動のためにプラグ単体を取り扱うとき、ガイドピンを挿
入した状態のままではガイドピンの先端部に過大な外力
が加わるとプラグを損傷させる危険がある。
ではプラグ端面の清掃が不完全になり易い。
題を発生させることなく着脱操作性を向上させた光ファ
イバ多心コネクタプラグを提供することである。
コネクタ中子と上記スプリングとの間に、上記多心コネ
クタ中子のガイドピン挿入穴を貫通して後方に突き出す
るガイドピンを把持するガイドピン把持部品を配設し、
上記多心コネクタ中子相互間が1対の上記ガイドピンに
より結合した状態で上記ガイドピン1本を引き抜くため
に必要な力をF1、上記スプリングによる軸方向の加圧
力をF2としたとき、上記ガイドピンの1本を上記ガイ
ドピン把持部品から引き抜くために必要な力Fを、F1
<F<F2となるように設定したものである。
グのガイドピン挿入穴に挿入して差込むことで把持でき
ると共に、プラグをアダプタから切り離すときにガイド
ピンかプラグから抜け出すことを防止でき、更に必要に
応じてガイドピンをプラグから取り外したり、そのプラ
グに再度把持させることができる。
1はその一実施例の多心コネクタプラグCの斜視図、図
2は分解斜視図である。図3〜図5に示したものと同一
のものには同一の符号を付した。20は弾性材料より構
成されるガイドピン保持部品であり、従来のガイドピン
抜け止め部品4に代えて多心コネクタ中子3の後方端面
側に配設するものであって、多心コネクタ中子3に接す
る端面側に、ガイドピン9の外径よりも小さい内径を有
するガイドピン把持穴21を形成し、つかそのガイドピ
ン把持穴21の内周の一部から外側に向けたスリット2
2を形成した構造である。
中子3のガイドピン挿入穴8内に挿入し、更に貫通して
後方に突き出したとき、そのガイドピン9の突き出た先
端がガイドピン把持部品20の弾性変形によりガイドピ
ン把持穴21を押し広げる状態で挿入し、把持されるよ
うになる。
後方端面側に位置するので、これによりガイドピン把持
部品20と多心コネクタ中子3が軸方向に押圧される。
前部ハンジング6と後部ハンジング7は、多心コネクタ
中子3、ガイドピン把持部品20、及びスプリング5を
組み込んでプラグCを形成する。
ピン挿入穴8にガイドピン9を挿入していきガイドピン
把持部品20により把持させた後、従来と同様にそのプ
ラグCをアダプタBの一端から挿入して、アダプタBの
弾性爪10とプラグCの溝11とを結合させ、更にガイ
ドピン9のない接続相手のプラグ(図示せず)をアダプ
タCの他端から挿入して、アダプタBの弾性爪10′と
そのプラグの溝を結合せることで行う。
も、従来と同様に、アダプタBの弾性爪10とプラグC
の溝11の結合を解除し、プラグCをアダプタBから引
き抜くことて行う。
対のガイドピン9を把持した状態でそのガイドピン9の
1本を引き抜くために必要な力、つまりガイドピン把持
力Fは、多心コネクタ中子相互間を1対のガイドピン9
により嵌合した状態でガイドピン1本を引き抜くために
必要な力F1よりも大きく、かつスプリング5により軸
方向に加圧する力F2よりも小さく、つまりF1<F<
F2に設定しておく。このガイドピン把持力Fの設定
は、ガイドピン把持部品20のガイドピン把持穴21の
内径を適切に設定することで実現できる。
る加圧力F2よりも小さくすることで、プラグCの組立
後、ガイドピン9を多心コネクタ中子3のガイドピン挿
入穴8に挿入し、更に貫通させてガイドピン把持部品2
0のガイドピン把持品21に挿入しようとするときに、
ガイドピン把持部品20が後方に押し戻されることな
く、そのガイドピン9がガイドピン把持穴21に円滑に
挿入する。
タ中子3からのガイドピンを引抜く力F1より大きく設
定することにより、プラグ相互間の接続状態を解除する
ときに、ガイドピン9は接続に先だって挿入したプラグ
側に把持された状態を保持でき、ガイドピン9がプラグ
から抜け出ることが防止できる。
ファイバテープ1は1.3μm帯単一モードファイバを
収容した4心光ファイバテープである。多心コネクタ中
子3の作成は、1対のガイドピン挿入穴と4心の光ファ
イバ挿入穴を有する多心コネクタ中子部品を、プラスチ
ック成形により形成し、光ファイバを光ファイバ挿入穴
に接着固定した後、多心コネクタ中子の接続端面を研磨
して仕上げることで行った。多心コネクタ中子3の断面
寸法は、7×3mmである。
れらの多心コネクタ中子3相互間を外径0.7mmの1
対のガイドピンにより嵌合した状態で、ガイドピン1本
を引き抜くために必要な力F1を測定したところ、F1
は最大約0.2Kgfであった。
を使用し、プラグ内に組み込んだときの軸方向加圧力F
2は約1.0Kgとした。ガイドピン把持部品20は、
プラスチック成形により形成し、ガイドピン挿入穴21
の内径は、ガイドピン把持力Fが、F1<F<F2を満
たす値として約0.5Kgfとなるように設定した。そ
の内径は、ガイドピン9の外径(=0.7mm)より5
%程度小さい値で充分であった。
クタ中子3、ガイドピン把持部品20、及びスプリング
5を、アダプタBの弾性爪10に係合する溝11を備え
た前部ハウジング6と後部ハウジング7に組み込むこと
で行った。
1対のガイドピン9を接続すべく一方のプラグに挿入し
て把持させた後、ガイドピンなしの他方のプラグにアダ
プタBを介して接続した。
ガイドピンのプラグからの抜け出しは発生せず、ガイド
ピンはあらかじめ挿入したプラグ側に把持された状態が
保持されること、及び接続損失も従来のガイドピンを把
持しない場合と同等であることを確認した。
グから引き抜くときの力を測定した結果、着脱前の初期
の引抜き力とほぼ同等であり、ガイドピン把持力が繰返
し着脱に対して安定していることを確認した。
を構成するためのハウジング6、7として、アダプタB
の弾性爪10と結合する溝11を設けて、プッシュオン
締結方式のハウジングを用いたが、この他に、ねじ締結
方式やバイヨネット締結方式のハンジングを用いても、
実施例と同等の効果が得られることは勿論である。
込む簡易な構造のガイドピン把持部品によりガイドピン
を把持し、その把持力をプラグの通常の着脱操作におい
てはガイドピンが抜けないが、必要に応じプラグから取
り外したり、再度把持させることができるようにしたも
のである。
の落下を防止でき、着脱操作性が大幅に向上すると共
に、プラグ相互間の接続に方向性が生じることを回避で
き、コネクタ適用の汎用性を確保できる利点がある。
化及び多心化が進展している光加入者系及び光構内系の
光ファイバ多心結合の分野において極めて有用である。
視図である。
である。
る。
で相互結合させる場合の分解斜視図である。
C:本実施例の多心コネクタプラグ、1:光ファイバテ
ープ、2:光ファイバ、3:多心コネクタ中子、4:ガ
イドピン抜け止め部品、5:スプリング、6:前部ハウ
ジング、7:後部ハウジング、8:ガイドピン挿入穴、
9:ガイドピン、10:弾性爪、11:溝、20:ガイ
ドピン把持部品、21:ガイドピン把持穴、22:スリ
ット。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数心の光ファイバを1対のガイドピン
挿入穴の間に配列固定した多心コネクタ中子、該多心コ
ネクタ中子の後方端面側に配設しかつ上記多心コネクタ
中子を軸方向に加圧するスプリング、及び上記多心コネ
クタ中子と上記スプリングを組み込むハウジングを具備
する光ファイバ多心コネクタプラグにおいて、上記多心
コネクタ中子と上記スプリングとの間に、上記多心コネ
クタ中子のガイドピン挿入穴を貫通して後方に突き出す
るガイドピンを把持するガイドピン把持部品を配設し、
上記多心コネクタ中子相互間が1対の上記ガイドピンに
より結合した状態で上記ガイドピン1本を引き抜くため
に必要な力をF1、上記スプリングによる軸方向の加圧
力をF2としたとき、上記ガイドピンの1本を上記ガイ
ドピン把持部品から引き抜くために必要な力Fを、F1
<F<F2となるように設定したことを特徴とする光フ
ァイバ多心コネクタプラグ。 - 【請求項2】 上記ガイドピン把持部品を弾性材料で構
成し、上記ガイドピン把持部品の上記多心コネクタ中子
に接する端面側に上記ガイドピンの外径より小さい内径
を有するガイドピン把持穴を形成し、かつこのガイドピ
ン把持穴の内周の一部から外側に向けてスリットを形成
したことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ多心
コネクタプラグ。
Priority Applications (11)
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Family Applications (1)
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JP5026927B2 (ja) * | 2007-11-05 | 2012-09-19 | 古河電気工業株式会社 | 光コネクタ |
JP6297799B2 (ja) * | 2013-07-22 | 2018-03-20 | Seiオプティフロンティア株式会社 | 光コネクタおよび光コネクタの組立方法 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP14968191A patent/JP2750963B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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