JP2750634B2 - 円筒座標ロボットの駆動制御方法 - Google Patents

円筒座標ロボットの駆動制御方法

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JP2750634B2
JP2750634B2 JP26118490A JP26118490A JP2750634B2 JP 2750634 B2 JP2750634 B2 JP 2750634B2 JP 26118490 A JP26118490 A JP 26118490A JP 26118490 A JP26118490 A JP 26118490A JP 2750634 B2 JP2750634 B2 JP 2750634B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、産業用ロボット、得に円筒座標ロボット
の駆動制御方法に関するものである。
〔従来の技術〕
産業用ロボットに所望の動作を行わせる方法として、
ロボットのエンドエフェクタの先端がたどるべき経路上
の点を順次ティーチングし、これらのティーチング点を
滑らかに結ぶ曲線又は直線で補間する方法が広く知られ
ている(ティーチングプレイバック)。従って、この方
法を用いてロボットの駆動を制御するには、ロボットの
エンドエフェクタの先端の位置と姿勢を表現するXYZ絶
対座標系(X系)からロボットの関節変位(並進自由度
と回転自由度を含む。)を表現する関節座標系(α系)
への座標変換が、即ち逆変換が必要となる。しかも、こ
の逆変換をロボットの動作に同期して実時間で行う必要
性があるため、効率の良い逆変換の方法が求められる。
一般にロボットの座標変換には、α系からx系への順
変換と、前述の逆変換がある。前者は、ロボットの軸構
成がどのうようなものであっても解析的に厳密解を求め
ることができることが知られている。同様に、後者に関
しても解析的に厳密解を求める方法が試みられており、
例えばR.C.Paul,“Robot Manipulators;Mathematics,Pr
ogramming and Control"MIT Press(1981)にその具体
例が示されている。即ち、順変換の変換式から代数学的
に逆変換の変換式を求めるわけである。
しかし、ロボットの軸構成いかんによっては厳密な解
析解の求まる場合と求まらない場合があり、一般的には
解析的に厳密解を求めることができない場合が大部分で
ある。そのため、数値解析による手法たとえば収束演算
法を用いて逆変換の解を近似的に求めることが行われて
いる。
また、逆変換の解を近似的に求める別の試みも行われ
ている。例えば、特開昭64−8407号公報に示された方法
がある。この方法では、ロボットのエンドエフェクタの
先端の位置及び姿勢を示すパラメータ群を、ロボットの
作業内容から判断して正確に制御することを必要とする
第1のパラメータ群と必要としない第2のパラメータ群
に分類し、第1のパラメータ群に影響を与えないロボッ
トの関節変位の中から少なくとも一つの変位について、
次式に示す用にヤコビ行列(ヤコビアン)を用いてその
近似解を求める。即ち、ロボットのエンドエフェクタ先
端の現在の位置と姿勢及び次の移動すべき位置とその位
置での姿勢を表わすベクトルをそれぞれ▲▼及び▲
▼とし、ベクトル▲▼及び▲▼に対応する
ロボットの関節変位を示すベクトルをそれぞれ▲▼
及び▲▼、ヤコビアンをJ()として表わとすれ
ば、上述の近似解▲▼は、 ▲▼≒▲▼+J-1()・(▲▼−▲
▼) …(1) として求められる。そして、この様にして求めた関節変
位の一部の近似解▲▼を用いて、前記第1のパラメ
ータの値を満たすように残りの関節変位の解を求めるも
のである。この場合、逆変換の変換式から近似解として
求めた関節変位を除外することによりその分の数だけ逆
変換の変換式の未知数を減少させることができ、多くの
場合残りの関節変位について解析的に解を求めることが
できるようになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記第1の方法、即ち収束演算法による数値解析値解
を求める方法は、位置誤差,姿勢誤差の小さい精度の高
い解を求め得る利点を有するが、かなり長い処理時間を
必要とするため、実時間でのロボットの駆動・制御に
は、適していないという問題点がある。又、ロボットの
軸構成によっては、解が収束しない範囲が存在するとい
う問題点もある。実際、後述するような構成からなる円
筒座標ロボットについて収束演算法により解を求めよう
としても、収束しない範囲がある。
又、第2の方法、即ち、ヤコビアンを用いて関節変位
のうち一部の変位の解のみ別個に近似解を求める方法で
は、残りの関節変位については、逆変換の変換式の近似
解を容易に求めることができる利点を有する。しかしな
がら、近似解を求めるにはエンドエフェクタが移動する
ごとにヤコビアンの逆行列を求める必要があるので、計
算プロセスが複雑となり必ずしも簡便な計算方法とは言
い難い。又、ロボットのエンドエフェクタ先端の位置,
姿勢共に誤差を持つという問題点がある。
尚、以上の様な問題点は産業用ロボット全般における
問題点であって、当然ながらこの発明が対象とする円筒
座標ロボットについても同様に解決すべき問題点となっ
ている。
〔発明の目的〕
この発明は、円筒座標ロボットについて、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、ロボットの
エンドエフェクタ先端を指定された位置及び姿勢に正確
に且つ短時間で移動させることがてきる円筒座標ロボッ
トの駆動制御方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の第1の構成では、ロボット設置面をXY平面
とするXYZ絶対座標系に関し、Z軸まわりの旋回自由度
を持つ第1のアームと、前記第1のアームに対して前記
XY平面内及び前記Z軸に平行な並進自由度を持つ第2の
アームと、前記第2のアームの先端部に略直角に結合し
て前記第2のアームの軸方向まわりの回転自由度とそれ
自身の軸まわりの回転自由度とを持つ第3のアームと、
前記第3のアームの先端部に略直角に結合したエンドエ
フェクタとを有する円筒座標ロボットの駆動制御方法で
あって、(a)前記絶対座標系において前記エンドエフ
ェクタの先端の位置及び姿勢を指定し、(b)前記エン
ドエフェクタの軸を含み且つ前記XYZ平面に垂直な平面
が前記エンドエフェクタの軸方向を法線方向とする平面
と交差する際の光線と、前記第3のアームの軸方向との
なす角度を正弦又は余弦を変数とする4次方程式を解く
ことによって、前記指定を受けた位置及び姿勢に対応す
る前記正弦又は余弦の値を求めるとともに、(c)前記
正弦または余弦の値から得られる角度値を用いて前記第
2のアームと前記第3のアームとの連結点に対応する座
標値を特定し、当該連結点に対応する座標値を用いて、
前記第1のアームの旋回角度を求め、さらに前記角度値
および前記旋回角度に基づいて、前記第2のアームの並
進駆動量、前記第2の軸方向まわりの前記第3のアーム
の駆動量、および前記第3のアーム自身の軸回りの回転
駆動量を算出するとともに、前記角度値に基づいて、前
記第2のアームのZ方向の昇降量を求めることにより、
前記円筒座標ロボットの各アームの駆動量を決定する。
そして、(d)これらの決定した駆動量に応じた駆動能
力を各アームの駆動機構に与えて前記ロボットにおける
駆動制御を行うようにしたものである。
また、第2の構成では、第1の構成におけるステップ
(b)において、前記指定された位置及び姿勢に対応す
る各アームの状態を基準として、前記第1のアームを前
記Z軸のまわりに仮想的に旋回させて前記エンドエフェ
クタの軸の前記XY平面への射影がX軸またはY軸に平行
な状態を想定し、前記想定された状態について前記4次
方程式を解くことにより前記正弦又は余弦の値を求め、
前記ステップ(c)において、(c−1)前記正弦又は
余弦の値を用いて前記想定された状態での前記第1のア
ームの前記Z軸のまわりの旋回角度を求め、(c−2)
前記ステップ(c−1)で求められた旋回角度から、前
記第1のアームを前記ステップ(b)において仮想的に
旋回させる前の状態における前記第1のアームの前記Z
軸のまわりの旋回角度へ変換するとともに、(c−3)
前記ステップ(c−2)で求められた前記第1のアーム
の前記Z軸のまわりの旋回角度の値を用いて、前記円筒
座標ロボットの各アームの他の駆動量を決定することと
したものである。
〔作用〕
この発明の第1の構成では、エンドエフェクタの軸を
含みXY平面に垂直な平面がエンドエフェクタの軸方向を
法線方向とする平面と交差する際の交線と第3のアーム
の軸方向とのなす仮想的な角度と、第1のアームのZ軸
まわりの旋回角度との幾何学的関係に着眼する。即ち、
前記仮想的な角度の正弦又は余弦について成立する4次
方程式を直接解析的に解き、得られた解より前記旋回角
度を決定する。そして、この旋回角度値をエンドエフェ
クタの位置と姿勢に関する逆変換式に代入することによ
り、各アームの駆動量を厳密に求めることができる。従
って、以上得られた各アームの駆動量に基づいて各アー
ムを駆動すれば、エンドエフェクタの先端は誤差なく正
確に指定された位置へ移動し、指定された姿勢を保つこ
とができる。
又、第2の構成では、第1の構成において、第1のア
ームを更にZ軸のまわりに仮想的に旋回させ、エンドエ
フェクタの軸のXY平面への射影がX軸に平行になる状態
を想定する。そして、この仮想状態において前記4次方
程式を解析的に解き、得られた解より決定されるこの仮
想状態での第1のアームの旋回角度を、仮想的に旋回さ
せる前の本来の旋回角度へ変換する。このステップによ
って容易に第1のアームの旋回角度を決定することがで
き、以下第1の構成と同様のステップにより、各アーム
の駆動量を厳密に求めることが可能となる。
〔実施例〕
A.装置の機械的構成 第1図及び第2図は、それぞれこの発明の一実施例で
ある円筒座標ロボットとしてのレーザ溶接ロボットRBの
機械的構成を示す斜視図及び模式的側面図であり、第2
図にはレーザ溶接ロボットRBの各自由度が模式的に表わ
されている。
両図において、ロボットRBの設置面10上に固定された
絶対座標系としてX系が定義され、ロボットRBの基台11
より第1のアーム21がZ軸にそって延びている。この第
1のアーム21は、Z軸まわりに、即ち第1のアーム21の
軸A1のまわりに、第1のアーム21内部に備えつけられた
第1の駆動機構によってΘ方向に旋回することができ
る。
又、第2のアーム22が第1のアーム21に略直角に交差
して備えつけられており、第2のアーム22は第1のアー
ム21内部に備えつけられた第2の駆動機構によってZ軸
に平行に昇降することができ、更に第2のアーム22内部
に備えつけられた第3の駆動機構によって、XY平面内を
並進運動することができる。尚、第1のアーム21の軸A1
と第2のアーム22の軸A2との交点MのX系に対する位置
座標を点M(0,0,ZS)とする。
又、第2のアーム22の先端部31には、第3のアーム23
が第2のアーム22に略直角に結合されており、第3のア
ーム23は第2のアーム22の先端部31の内部に備えつけら
れた第4の駆動機構によって、第2のアーム22の軸A2の
まわりのα方向に回転することができる。ここで、軸A2
と第2のアーム22の先端の点Pと点Mとの相対距離を変
数xSで表わす。更に、第3のアーム23は、それ自身の先
端部32の内部に備えつけられた第5の駆動機構によっ
て、それ自身の軸A3のまわりのβ方向に回転することも
できる。尚、第3のアーム23の長さは一定値d1で固定さ
れている。
また、エンドエフェクタとしてのトーチ40が第3のア
ーム23の先端部32に略直角に結合されており、トーチ40
の長さ、即ちトーチ40の先端の点Nとトーチ40の軸A4と
第3のアーム23の先端の点Qの距離は、一定値d2であ
る。尚、トーチ40にはワーク検知用センサ(図示せず)
が備えつけられており、トーチ40自身は、自身の軸A4を
回転軸としてγ方向に回転することができる。トーチ40
自身はその軸A4まわりに完全回転対称性を有しており、
そのロール角に相当する角度γは上記センサの位置を定
めるためにのみ意味を持つ。このため、角度γは座標変
換によって決定される値ではなく、別個独立に指定すべ
き角度である。後述する座標変換において角度γを決定
する式がないのはこのような事情による。
以上述べた各アームの自由度の内、トーチ40自身の回
転自由度を除いた全ての自由度の範囲を表1に例示す
る。尚、表1における記号z0は、第2のアーム22が基盤
11と接した際の点Mの高さである。
一方、第3図はトーチ40の先端(点N)の位置及び姿
勢を示す説明図であり、点Qを原点としたx系により表
わされる。即ち、点Nの位置は位置座標(x,y,z)によ
り決まり、又、その姿勢はベクトル▲▼とZ軸との
なす角度(天頂角)θ及びベクトル▲▼のxy平面へ
の射影ベクトルとx軸とのなす角度(方位角)φにより
決まる。尚、x系の各軸方向は、X系の各軸方向に対応
する様に設定されている。即ち、x軸,z軸及びz軸は、
それぞれX軸,Y軸及びZ軸に平行である。
B.装置の電気的構成 第4図は、レーザ溶接ロボットRBの制御系の電気的構
成を示すブロック図である。この制御系は、CPUやメモ
リ等からなるコントローラ51を有しており、ソフト的に
制御される。又、ティーチングボックス52を操作するこ
とによってティーチングデータの取込みなどが行なわれ
る。
一方、第1の駆動機構531を構成するモータM1に駆動
信号D1が送信され、モータM1に取付けられたエンコーダ
E1が第2のアーム22の軸A1のまわりの旋回角Θを検出す
る。同様に、第2〜第5の駆動機構532〜535にそれぞれ
駆動信号D2〜D5が送信され、各モータM2〜M5が動作し、
変位zS,xS及び回転角度α,βがそれぞれエンコーダE2
〜E5によって検出される。
又、レーザ電源54はレーザ発振器55に電力を供給する
ための電源である。レーザ発振器55で発生したレーザビ
ームLBは、ロボットRBの各アーム内に設けたミラーによ
って順次に反射されつつ、トーチ40の先端からワークに
向けて照射される。
C.駆動制御方法 第5図は、ロボットRBを駆動制御するためのステップ
を示すフローチャートであり、第6図は第5図における
ステップS4を詳細に説明するフローチャートである。
ステップ1はティーチング工程であり、ティーチング
データ▲▼の作成と記憶とを行う。即ち、オペレー
タはマニュアルでトーチ40の先端の位置決めを行い、エ
ンコーダE1〜E5により各アームの駆動量(α系の値)が
読込まれる。そして、順変換することにより各ティーチ
ング点のティーチングデータ▲▼が計算され、i=
1,2,…についてのティーチングデータ▲▼はメモリ
に格納される。
次のステップ群10は再生動作に対応し、そのうちのス
テップS2ではひとつのティーチング点についてのティー
チングデータ▲▼を読出す。そして、ステップS3で
はそのティーチング点とそれに隣接するティーチング点
との間を補間し、補間点のデータ▲▼を計算す
る。補間点のデータ▲▼はX系による値であるた
め、トーチ40を補間点へ移動するための適切な各アーム
の駆動量を決定する必要がある。
そこで、ステップS4ではX系からα系への逆変換が行
われる。
この逆変換のプロセスを説明する前に、トーチ40と第
2のアーム22及び第3のアーム23との関係を、幾何学的
に考察する。第7図は、第2図で示した4点M,N,P,Qの
位置関係を、XYZ空間において示した立体図である。
今、第2のアーム22が軸A1のまわりに角度Θで旋回
し、第3のアーム23が軸A2のまわりに角度αで回転し、
更に軸A3のまわりに角度βで回転した状態にある場合を
考える。
第7図において、トーチ40の先端の位置Nと姿勢が与
えられると、自動的に点Qの位置も定まる。
ここで次の(i)〜(iii)の条件を満足する円Cを
定義する。
(i) その中心が点Qであること。
(ii) 半径がdであること。
(iii) ベクトル▲▼を法線とする平面内に存在
すること。
すると、点Pは円Cの円周上に存在し、ベクトル▲
▼は円Cの半径ベクトルとなっている。そして、ロボ
ットRBの各軸構成から明らかなように、点Pについて、 ▲▼ ⊥ ▲▼ …(2) ▲▼ ⊥ ▲▼ …(3) の関係が成立する。
今、ベクトル▲▼を含みXY平面に垂直な平面Sが
円Cと交差している場合を考え、平面Sと円Cとの交点
をそれぞれ点R及び点Tとする。そして、ベクトル▲
▼とベクトル▲▼とのなす角をδと定義すること
とする。
又、ベクトル▲▼及び円CをXY平面へ射影する場
合を考える。即ち、ベクトル▲▼のXY平面への射影
ベクトルを 円CをXY平面へ射影した場合にできる楕円を楕円E′と
し、各点P,R,Tに対応するXY平面上の各点をそれぞれ点
P′,R′,T′とする。
以上述べた幾何学的関係を基にして、逆変換の厳密解
を求めることとなるのであるが、ここでは第6図に示す
フローチャートに従って、第7図とともに以後の手続を
説明することとする。
まず、ステップS41では、第2のアーム22をZ軸をま
わりに仮想的に旋回することを考え、第2のアーム22の
先端の点が点Pにある状態から仮想的な角度φ(第7図
の例においては、角度Θとは逆まわりとなっている。)
だけ旋回することによって、トーチ40の軸A4方向のベク
トル▲▼のXY平面への射影ベクトル がX軸に平行になったものとする。この状態における円
Cに対応する円を円C1、円C1のXY平面への射影により生
じる楕円を楕円E1′とする。又、ベクトル▲▼
を含みXY平面に垂直な平行面S1が円C1と交差する点を点
R1,T1とし、円C1上の3点P1,P1,T1の楕円E1′上の対応
する点をそれぞれ点P1′,R1′,T1′とする。
以上の様に仮想的にベクトル▲▼を角度φだけ旋
回することにより、点Pと点Qの幾何学的関係式を導出
することが容易となる。この点について、以下に説明す
る。なお、以下の解析による逆変換アルゴリズムの流れ
を第9図に示してある。この第9図においてカッコ付き
の数字は以下の説明中における数式の番号を示してい
る。また、(*)印はティーチングデータから直ちに得
られるX系の量であり、(**)印は逆変換によって求
めるべきα系の量を示している。
第8図は、ベクトル▲▼及び円C1をXZ平面へ
射影した場合を示す説明図であり、ベクトル がベクトル▲▼のXZ平面への射影ベクトル、楕
円E1″が円C1をXZ平面へ射影した結果生ずる楕円,点
P1″,R1″,T1″が点P1,R1,T1のXZ平面への射影点を示し
ている。第3図に示す様にトーチ40即ちベクトル▲
▼の姿勢のうち、ベクトル▲▼のZ軸との
なす角度が角度θであるから、第8図において、ベクト
と軸Zとのなす角度もまた角θで表わされる。従って、
直線R1″T1″とX軸とのなす角もまた角θである。
そこで、話を第7図に戻し平面S1と円C1を含む平面と
の交線を交線CLとすると、ベクトル▲▼の交線
CL方向の成分ベクトル(大きさは、d1′cosδ)はXZ平
面に平行であり、ベクトル▲▼の面S1の法線方
向の成分ベクトル(大きさは、d1′sinδ)はY軸に平
行である。従って、点Q1及び点P1の位置座標を点Q
1(x0,y0,z0)及び点P1(x,y,z)とすると、点P1と点Q1
との関係は、第7図においては余弦cosδが負、正弦sin
δが正であることを考慮して次式(4)〜(6)により
表わされる。
x=x0+d1Cδθ …(4) y=y0−d1Sδ …(5) z=z0−d1Cδθ …(6) ここでは、余弦,正弦の記載に(7)式,(8)式の
様な簡略形を用いており、以後の説明においてもこれら
の簡略形を使用する。
δ=cosδ …(7) Sδ=sinδ …(8) 次に、第6図に示すステップS42では、cosδの4次方
程式を解くステップを行う。cosδの4次方程式は、第
7図の位置関係より容易に導き出される。即ち、ベクト
ル▲▼とベクトル▲▼は直交しているの
で、 ▲▼+▲▼=▲▼ …(9) 又、 ▲▼=x0 2+y0 2+(d1Cδθ …(10) となる。従って、(9)式に(4)〜(6)式及び(1
0)式を代入し、x0及びy0をd1により正規化すると、
(9)式は Sδ=(−Sθ 2Cδ +x0′Cθδ+1)/y0′ …(11) x0′=x0/d1 …(12) y0′=y0/d1 …(13) となる。そして、(11)式の両辺を2乗し、 Cδ +Sδ =1 …(14) の関係を用いて展開すると、次式(15)に示す通りCδ
に関する4次方程式が得られる。
X4+4aX3+6bX2+4cX+d=0 …(15) ここで、 X=Cδ …(16) a=−x0′Cθ/2Sθ …(17) b=(x02Cθ −2Sθ +y0)/6Sθ …(18) c=x0′Cθ/2Sθ …(19) d=(1−y0)/Sθ …(20) 以上の説明では余弦Cδに関して4次方程式を導出し
たが、もちろん正弦Sδに関しても同様に4次方程式を
導出することができる。即ち、(11)式を(14)式の関
係を用いて変形すれば、 x0′Cθδ=−Sθ 2Sδ +y0′Sδ−Cθ …(21) となり、(21)式の両辺を自乗し、 X=Sδ …(22) とおけば、 X4+4a′X3+6b′X2+4c′X+d′=0 …(23) となる。ここで、 a′=−y0′/2Sθ …(24) b′=(y0+2Cθ 2Sθ +x02C0 2)/6Sθ …(25) c′=−Cθ 2y0′/2Sθ …(26) d′=Cθ (Cθ −x0)Sθ …(27) である。
尚、CδおよびSδのうちの一方がわかれば他方は
(14)式によって求められるため、少なくとも角δの正
弦又は余弦の一方について4次方程式を解けばよく、以
後は(15)式に戻り、角δの余弦を求めるステップを説
明する。
(15)式の4次方程式の解は、よく知られたデカルト
の方法によって解析的に求めることができる。即ち、解
X1〜X4は、以下に示す(28)式〜(31)式により与えら
れるので、これらの解は、予めプログラミングしておけ
ば第4図に示すコントローラ51によって容易に計算する
ことができる。
ここで、(28)式〜(31)式の右辺第2項の符号はa
≧0のとき上側の符号を、a<0のとき下側の符号をと
ると約束する。また、定数U,V,Wは、(17)式〜(20)
式で与えられる係数a〜dによって与えられるものであ
り、ここではそれらの具体的記載は省略する。
次に、第6図のステップS43においては、ステップS42
で求めた余弦Cδよりベクトル とX軸とのなす角度Θ′(第7図参照)を求めた後、角
度Θ′から角度Θへ変換することにより、第2のアーム
22の本来の旋回角Θを求める。尚、角度Θ′を求めるた
めには点P1′(x,y,0),従って点Q1′(x0,y0,0)の位
置座標を求める必要があり、この点Q1′の位置座標は次
のようにしてトーチ40の先端の位置より求めることがで
きる。
そこで、今、α系からx系への順変換を考えることと
する。即ち、トーチ40の先端の位置ベクトルを、姿勢
を(,,)で表わすとすれば、α系からx系への
座標変換マトリックスTは(32)式,(33)式により表
わされる。
T=AΘzxαβγ …(33) ここで、各マトリックスAΘ,Azxα,Aβ及びAγは、
ロボットRBの各アームの自由度に伴う座標変換マトリッ
クスであり、次式(34)式〜(37)式により表わされ
る。
従って、(34)式〜(37)式を用いて(33)式を展開
すれば、座標変換マトリックスTの各要素を求めること
ができるが、そのうちベクトルとベクトルの各要素
のみを以下に示す。
ax=CΘβ+SΘαβ …(38) ay=SΘβ−CΘαβ …(39) az=−Sαβ …(40) px=(CΘβ+SΘαβ)d2 −SΘαd1+xsCΘ …(41) py=(SΘβ−CΘαβ)d2 +CΘαd1+xsSΘ …(42) pz=−Sαβd2−Cαd1+zs …(43) このようにして得られた順変換の式(38)〜(43)よ
り、逆変換の解(Θ,xs,zs,α,β)を求めることにな
る。
そこで、(38)〜(40)式を(41)〜(43)式に代入
すると、 pxm=−d1SΘα+xsCΘ …(44) pym= d1CΘα+xsSΘ …(45) pzm=−d1Cα+zs …(46) となる。ここで、位置ベクトル▲▼を、 pxm=px−d2ax …(47) pym=py−d2ay …(48) pzm=pz−d2az …(49) と定義した。即ち、位置ベクトル▲▼の各成分pxm,
pym,pzmは、第7図における点Qの位置座標を与える。
再び、第7図に目を向ければ、(50)式〜(52)式で
与えられる幾何学的関係が成立していることがわかる。
x0=▲▼・Cψ …(50) y0=▲▼・Sψ …(51) ▲▼=▲▼ …(52) ここで、角度ψはベクトル とX軸とのなす角度である。又、点Qの位置座標(pxm,
pym,pzm)を用いれば、 となる。従って、 ψ=atan2(pym,pxm)−φ …(54) z0=pzm …(57) となり、角度ψ,点Q1(したがってQ1′)の位置座標が
トーチ40の先端の位置より求められる。
ここで atan2(pym,pxm)は、 pym=Sξ …(58) pxm=Cξ …(59) となる角度ξを一意に与える関数である。
一方、角度δは次のようにして求めることができる。
即ち、余弦Cδは(28)式〜(31)式によって表現され
ており、正弦Sδは(11)式によって表現されているの
で、(55),(56)式で求めたx0,y0の値を用いつつ、
角度δは δ=atan2(Sδ,Cδ) …(60) より決定される。
次に、以上求められた点Q1の位置座標Q1(x0,y0,z0
及び角度δを用いて、角度Θ′を求める。即ち、(55)
式〜(57)式を(4)式〜(6)式へ代入すれば、点P1
の位置座標P1(x,y,z)ないしは点P1′の位置座標(x,
y,0)が求められるので、角度Θ′は(61)式により決
定される。
Θ′=atan2(y,x) …(61) これより、角度Θはベクトル▲▼を角度−φだ
けZ軸のまわりに旋回することにより求めることができ
る(第7図参照)。故に、角度Θは、 Θ=atan2(y,x)+φ …(62) により求められる。
次に、第6図のステップS44では、ステップS43で角度
Θの厳密解が求められたので、これを座標変換式(44)
〜(46)式へ代入することにより、第2のアーム22のXY
平面内の並進量xs及び軸A2まわりの回転角αを求める。
このステップは、次の様にして行われる。
pzm=z0であるから、 (46)式及び(57)式より、 zs=z0+d1Cα …(63) であり、又、(6)式は z=zs=z0−d1Cδθ …(64) で表わされる。従って、(63)式及び(64)式より Cα=Cδθ …(65) となる。
一方、(44)式及び(45)式より並進自由度xsは xs=pxmCΘ+pymSΘ …(66) により求められ、又(66)式を(44)式に代入すれば、 Sα=(−pxmSΘ+pymCΘ)/d1 …(67) となる。よって、角度αは(65)式及び(67)式より α=atan2(Sα,Cα) …(68) により決定される。
次に、第6図のステップS45では、第2のアーム22の
Z軸方向への並進自由度zsと軸A3のまわりの回転角βが
決定される。即ち、並進自由度Zsは(57)式及び(63)
式により決定され、回転角βは(38)式〜(40)式より β=atan2{(ayCΘ−axSΘ)/Cα,axCΘ+aySΘ} …(69) 又は、 β=atan2(−az/Sα,axCΘ+aySΘ) …(70) により決定される。
以上のステップにより、逆変換の解即ち、各アームの
駆動量Θ,xs,zs,α,βが全て厳密に決定されたことに
なり、第5図におけるステップS4は終了する。
第5図ステップS5では、ステップS4で決定された各ア
ームの駆動量Θ,xs,zs,α,βがそれぞれ駆動信号D1,
D2,D3,D4,D5に変換された後、各駆動機構531〜535に伝
達される。そして、各駆動機構531〜535は各駆動信号D1
〜D5に応じた量だけ各アームを駆動し、トーチ40の先端
はステップS3にて計算により求めた補間点(▲
▼)へ移動する。その際のトーチ40の先端の位置及び姿
勢は、もちろんその補間点におけるデータ▲▼と
厳密に一致する。そして、レーザ電源54より電力の供給
を受けたレーザ発振器55はレーザビームLBを発振し、レ
ーザビームLBはトーチ40の先端より溶接部に向けて発射
され補間点(▲▼)に向けて移動しつつワークの
レーザ溶接が行われる。
ステップS6においては、その補間点(▲▼)が
最後の補間点か否かを判断する。尚、その判断はソフト
的にコントローラ51によって行われる。そして、補間点
(▲▼)が最後の補間点でないと判断したときに
は、ステップS3へ戻り次の補間点(▲▼が計
算され一連のステップS4〜S5が同様に行われる。
それに対して、補間点(▲▼)が最後の補間点
であると判断したときには、ステップS7へ移る。
ステップS7では、ティーチング点(▲▼)が最後
のティーチング点か否かを判断する。この判断も又、コ
ントローラ51によって行われる。そして、ティーチング
点(▲▼)が最後のティーチング点でないと判断し
たときには、ステップS2へ戻り次のティーチング点のデ
ータ▲▼が読出され、一連のステップS3〜S6が
再び行われる。
それに対して、ティーチング点(▲▼)が最後の
ティーチング点であると判定したときには、レーザ溶接
ロボットRBの全ての動作が終了する。
以上の説明から明らかな通り、この実施例は幾何学的
に想定した角度δの簡単な4次方形式をソフト的に処理
することにより、逆変換を容易にかつ近似することなく
行えるようにしたものであることがわかる。
ところで、上記実施例ではXY平面へのトーチ40の射影
がX軸に平行となるような状態を想定したが、X軸とX
軸とは相互に入れ換えて定義したときには、上記射影が
Y軸に平行となるような仮想的状態を想定してもよいこ
とになる、 また、第9図からわかるように仮想的φ回転は演算プ
ロセスの途中に現われるのみであり、最終的にはその仮
想的φ回転を行なっていない現実の状態についてのα系
の値を求めている。したがって、上記各式を組合せるこ
とによって、仮想的φ回転に対応して現われてくる量
(たとえばΘ′)を消去した式を作れば、その中には仮
想的φ回転に関する量は出てこない。つまり、この場合
には途中のプロセスとして仮想的φ回転を行わない演算
式が得られるのであり、このような変形もこの発明の範
囲に含まれる。角度δはスカラー量であって座標軸の回
転の影響を受けないため、このような場合にもCδまた
はSδについての4次方程式の解となる。
尚、この発明は以上説明したレーザ溶接ロボットに限
らず、第2図に示す座標系と同様な構成を有する円筒座
標ロボット全般について適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上の様にこの発明の第1の構成によれば、角度δの
正弦又は余弦の4次方程式を解き、角度δと旋回角Θの
位置関係により旋回角Θを厳密に求め、この旋回角Θの
値を用いて順次残りの各アームの駆動量も厳密に求める
ことができるので、エンドエフェクタ先端の位置決めを
誤差なく正確に行うことができる効果がある。
更に、角度δの正弦又は余弦の4次方程式の解の形式
は定まっているので、上記4次方程式を解くステップを
系統的に処理することができる。従って、各アームの駆
動制御を短時間で行える効果もある。
また、第2の構成によれば、第1の構成において第1
のアームをZ軸のまわりに更に角度φだけ旋回すること
により、エンドエフェクタのXY平面への射影がX軸と平
行になる様な仮想的な状態を取り扱うので、角度δの正
弦又は余弦の4次方程式が簡単な形になり、解を容易に
求めることができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例であるレーザ溶接ロボッ
トの機械的構成を示す斜視図、 第2図は、この発明の一実施例であるレーザ溶接ロボッ
トの機械的構成を示す模式的側面図、 第3図は、トーチの先端の位置及び姿勢を示す説明図、 第4図は、レーザ溶接ロボットの制御系の電気的構成を
示すブロック図、 第5図は、レーザ溶接ロボットを駆動制御するためのス
テップを示すフローチャート、 第6図は、第5図におけるステップS4を詳細に説明する
フローチャート、 第7図は、第2図で示した4点M,N,P,Qの位置関係をXYZ
空間において示した立体図、 第8図は、ベクトル▲▼及び円C1をXZ平面へ射
影した場合を示す説明図、 第9図は、実施例における逆変換アルゴリズムの流れを
示す図である。 RB……レーザ溶接ロボット、 10……ロボットの設置面、21……第1のアーム、 22……第2のアーム、23……第3のアーム、 31……第2のアームの先端部、 32……第3のアームの先端部、 40……トーチ、 A1……第1のアームの軸、 A2……第2のアームの軸、 A3……第3のアームの軸、 A4……トーチの軸
フロントページの続き (72)発明者 越智 重貴 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明 和工業株式会社開発技術本部内 (72)発明者 藤長 茂樹 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明 和工業株式会社開発技術本部内 (72)発明者 渡辺 寛 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和 工業株式会社産業機械事業部内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボット設置面に平行な面をXY平面とする
    XYZ絶対座標系において、Z軸まわりの旋回自由度を持
    つ第1のアームと、前記第1のアームに対して前記XY平
    面内及び前記Z軸に平行な並進自由度を持つ第2のアー
    ムと、前記第2のアームの先端部に略直角に結合して前
    記第2のアームの軸方向まわりの回転自由度とそれ自身
    の軸まわりの回転自由度とを持つ第3のアームと、前記
    第3のアームの先端部に略直角に結合したエンドエフェ
    クタとを有する円筒座標ロボットの駆動制御方法であっ
    て、 (a) 前記絶対座標系において前記エンドエフェクタ
    の先端の位置及び姿勢を指定するステップと、 (b) 前記エンドエフェクタの軸を含み且つ前記XY平
    面に垂直な平面が前記エンドエフェクタの軸方向を法線
    方向とする平面と交差する際の交線と、前記第3のアー
    ムの軸方向とのなす角度の正弦又は余弦を変数とする4
    次方程式を解くことによって、前記指定を受けた位置及
    び姿勢に対応する前記正弦又は余弦の値を求めるステッ
    プと、 (c) 前記正弦または余弦の値から得られる角度値を
    用いて前記第2のアームと前記第3のアームとの連結点
    に対応する座標値を特定し、当該連結点に対応する座標
    値を用いて、前記第1のアームの旋回角度を求め、さら
    に前記角度値および前記旋回角度に基づいて、前記第2
    のアームの並進駆動量、前記第2の軸方向まわりの前記
    第3のアームの駆動量、および前記第3のアーム自身の
    軸回りの回転駆動量を算出するとともに、前記角度値に
    基づいて、前記第2のアームのZ方向の昇降量を求める
    ことにより、前記円筒座標ロボットの各アームの駆動量
    を決定するステップと、 (d) 前記駆動量に応じた駆動出力を各アームの駆動
    機構に与えて前記ロボットにおける駆動制御を行うステ
    ップ とを備えることを特徴とする円筒座標ロボットの駆動制
    御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記ステップ(b)が前記指定された位置及び姿勢に対
    応する各アームの状態を基準として、前記第1のアーム
    を前記Z軸のまわりに仮想的に旋回させて前記エンドエ
    フェクタの軸の前記XY平面への射影がX軸またはY軸に
    平行な状態を想定し、前記想定された状態について前記
    4次方程式を解くことにより前記正弦又は余弦の値を求
    めるステップであり、 前記ステップ(c)が、 (c−1) 前記正弦又は余弦の値を用いて前記想定さ
    れた状態での前記第1のアームの前記Z軸のまわりの旋
    回角度を求めるステップと、 (c−2) 前記ステップ(c−1)で求められた旋回
    角度から、前記第1のアームを前記ステップ(b)にお
    いて仮想的に旋回させる前の状態における前記第1のア
    ームの前記Z軸のまわりの旋回角度へ変換するステップ
    と、 (c−3) 前記ステップ(c−2)で求められた前記
    第1のアームの前記Z軸のまわりの旋回角度の値を用い
    て、前記円筒座標ロボットの各アームの他の駆動量を決
    定するステップ とを有することを特徴とする円筒座標ロボットの駆動制
    御方法。
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