JP2750632B2 - 車両開閉部の自動耐久試験方法 - Google Patents
車両開閉部の自動耐久試験方法Info
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- JP2750632B2 JP2750632B2 JP2204840A JP20484090A JP2750632B2 JP 2750632 B2 JP2750632 B2 JP 2750632B2 JP 2204840 A JP2204840 A JP 2204840A JP 20484090 A JP20484090 A JP 20484090A JP 2750632 B2 JP2750632 B2 JP 2750632B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両開口部にヒンジされた可動部、例えば
バックドア、サイドドア、フード等を自動的に繰返し開
閉させることにより、その都度開口部、可動部及びロッ
ク部の異常の発生を検査する車両開閉部の自動耐久試験
方法に関するものである。
バックドア、サイドドア、フード等を自動的に繰返し開
閉させることにより、その都度開口部、可動部及びロッ
ク部の異常の発生を検査する車両開閉部の自動耐久試験
方法に関するものである。
この種の耐久試験においては、バックドア等を回転ア
ームにより自動的に繰返し開閉をさせると共に、所定の
回数ごとに試験を中断し、その都度開口部及びドア間の
隙間の変化或はロック部の破損等を目視又は測定器を用
いて検査していた。
ームにより自動的に繰返し開閉をさせると共に、所定の
回数ごとに試験を中断し、その都度開口部及びドア間の
隙間の変化或はロック部の破損等を目視又は測定器を用
いて検査していた。
したがって、検査に時間がかかり、特に目視の場合検
査結果にバラツキが生じる問題があった。さらに、ロッ
ク部の損傷の早期検出は目視では難しく、適当な測定器
も存在していなかった。
査結果にバラツキが生じる問題があった。さらに、ロッ
ク部の損傷の早期検出は目視では難しく、適当な測定器
も存在していなかった。
よって、本発明は、短い試験時間で不具合を早期発見
でき、試験結果のバラツキを低減させて試験精度を向上
させる冒頭に述べた類の車両開閉部の耐久試験方法を提
供することを目的とする。
でき、試験結果のバラツキを低減させて試験精度を向上
させる冒頭に述べた類の車両開閉部の耐久試験方法を提
供することを目的とする。
本発明は、この目的を達成するために、第1図に示す
ように、例えばサイドドアの開口部1及び可動部2のヒ
ンジ側と反対側のそれぞれの前縁1a、2a及び両側のそれ
ぞれの側縁1b、1c、2b、2cをそれぞれ撮像するように、
これらの前縁及び側縁の外寄りの少なくとも3個所にイ
メージセンサ4〜4bを配置し、開口部1又は可動部2の
前縁1a又は2aに複数個のストレインゲージ5を配列し、
可動部2に加速度センサ6を取付け、イメージセンサ4
〜4bがそれぞれ撮像した画像信号に対して全閉時におけ
る開口部1及び可動部2の前縁1a,2a及び両側縁間1b、2
b;1c、2cの隙間を開閉の都度検出するように画像処理
し、ストレインゲージ5の検出信号レベルを開閉の都度
検出し、加速度センサ6の検出信号レベルを開閉の都度
検出し、開閉回数が予め設定した耐久試験回数に達する
過程で、隙間の異常に大きな変動から開口部1又は可動
部2の異常な変形或はロック部3、3aの異常を検出し、
ストレインゲージ5の検出信号の直流レベルの異常に大
きな変動から開口部1又は可動部2の前縁1a又は2aの異
常な変形を検出し、ストレインゲージ5の検出信号の波
形形状の異常に大きな変動から可動部2又は開口部1の
前縁1a又は2aの異常な亀裂又はロック部3、3aの異常を
検出し、加速度センサ6の検出信号の波形形状の異常に
大きな変動からロック部3、3aの損傷を検出する。
ように、例えばサイドドアの開口部1及び可動部2のヒ
ンジ側と反対側のそれぞれの前縁1a、2a及び両側のそれ
ぞれの側縁1b、1c、2b、2cをそれぞれ撮像するように、
これらの前縁及び側縁の外寄りの少なくとも3個所にイ
メージセンサ4〜4bを配置し、開口部1又は可動部2の
前縁1a又は2aに複数個のストレインゲージ5を配列し、
可動部2に加速度センサ6を取付け、イメージセンサ4
〜4bがそれぞれ撮像した画像信号に対して全閉時におけ
る開口部1及び可動部2の前縁1a,2a及び両側縁間1b、2
b;1c、2cの隙間を開閉の都度検出するように画像処理
し、ストレインゲージ5の検出信号レベルを開閉の都度
検出し、加速度センサ6の検出信号レベルを開閉の都度
検出し、開閉回数が予め設定した耐久試験回数に達する
過程で、隙間の異常に大きな変動から開口部1又は可動
部2の異常な変形或はロック部3、3aの異常を検出し、
ストレインゲージ5の検出信号の直流レベルの異常に大
きな変動から開口部1又は可動部2の前縁1a又は2aの異
常な変形を検出し、ストレインゲージ5の検出信号の波
形形状の異常に大きな変動から可動部2又は開口部1の
前縁1a又は2aの異常な亀裂又はロック部3、3aの異常を
検出し、加速度センサ6の検出信号の波形形状の異常に
大きな変動からロック部3、3aの損傷を検出する。
試験に際しては、ひも8を可動部2のハンドルに接続
して引張ることにより、可動部2を自動的に開放させ、
回転アーム9の先端部のパッド9aで所定の駆動力で押し
て可動部2を閉鎖させる。
して引張ることにより、可動部2を自動的に開放させ、
回転アーム9の先端部のパッド9aで所定の駆動力で押し
て可動部2を閉鎖させる。
イメージセンサ4が出力する全閉時の前縁1a及び前縁
2a間の隙間画像の処理を行うことにより、隙間を検出し
て記憶しておき、開閉の都度初期状態との隙間の変化を
検出して、開口部1又は可動部2の異常な変形或はロッ
ク部3、3aの破損を検出する。同様に、イメージセンサ
4a及び4bにより、全閉時の側縁1b及び2b間の隙間並びに
側縁1c及び2c間の隙間の変化を検出して開口部1又は可
動部2の異常な変形或はロック部3、3aの破損を検出す
る。
2a間の隙間画像の処理を行うことにより、隙間を検出し
て記憶しておき、開閉の都度初期状態との隙間の変化を
検出して、開口部1又は可動部2の異常な変形或はロッ
ク部3、3aの破損を検出する。同様に、イメージセンサ
4a及び4bにより、全閉時の側縁1b及び2b間の隙間並びに
側縁1c及び2c間の隙間の変化を検出して開口部1又は可
動部2の異常な変形或はロック部3、3aの破損を検出す
る。
開口部1の前縁1aが変形した場合、対応個所の応力が
定常的に変動する。可動部2の前縁2aが変形した場合、
前縁1aの対応個所の応力が閉鎖の瞬間のみ変動する可能
性があり、同様にロック部3、3aが破損した場合にも瞬
間的に変動する可能性があ。したがって、このような場
合、ストレインゲージ5の検出信号は、第2図に点線で
示すように、前者では直流レベルが対応して変動し、そ
の異常に大きな変動から開口部1の前縁1aの異常な変形
が検出され、異常信号を出力したストレインゲージ5の
配列個所から異常個所も特定される。後者の場合、その
波形レベルが増大又は減少し、可動部2の前縁2aの異常
な変形又はロック部3、3aの異常が検出され、ストレイ
ンゲージ5の配列個所から異常個所も特定される。可動
部2の前縁2aにストレインゲージ5が配列されている場
合、その直流レベルの異常に大きな変動から可動部2の
前縁2aの異常な変形が検出される等相応の検出が行われ
る。
定常的に変動する。可動部2の前縁2aが変形した場合、
前縁1aの対応個所の応力が閉鎖の瞬間のみ変動する可能
性があり、同様にロック部3、3aが破損した場合にも瞬
間的に変動する可能性があ。したがって、このような場
合、ストレインゲージ5の検出信号は、第2図に点線で
示すように、前者では直流レベルが対応して変動し、そ
の異常に大きな変動から開口部1の前縁1aの異常な変形
が検出され、異常信号を出力したストレインゲージ5の
配列個所から異常個所も特定される。後者の場合、その
波形レベルが増大又は減少し、可動部2の前縁2aの異常
な変形又はロック部3、3aの異常が検出され、ストレイ
ンゲージ5の配列個所から異常個所も特定される。可動
部2の前縁2aにストレインゲージ5が配列されている場
合、その直流レベルの異常に大きな変動から可動部2の
前縁2aの異常な変形が検出される等相応の検出が行われ
る。
可動部2の加速度はロック部3、3aの係合過程で減少
し、反動により逆方向の加速度が生じるが、ロック機能
が低下すると係合過程で加速度の抑制が不十分となり、
したがって加速度変化波形の形状が変化する。これによ
り、加速度信号の波形レベルが、第3図に示すように、
実線の正常時から点線で示すように増大又は減少するの
を検出してロック部3、3aの損傷が検出される。
し、反動により逆方向の加速度が生じるが、ロック機能
が低下すると係合過程で加速度の抑制が不十分となり、
したがって加速度変化波形の形状が変化する。これによ
り、加速度信号の波形レベルが、第3図に示すように、
実線の正常時から点線で示すように増大又は減少するの
を検出してロック部3、3aの損傷が検出される。
第4図は、本発明の方法をバックドアの耐久試験に適
用した場合の試験装置を示す。
用した場合の試験装置を示す。
同図において、バックドア12は、回転駆動装置25で回
転駆動される回転アーム29の先端部のパッド28で所定の
駆動力で閉鎖駆動させられると共に、ハンドル21に接続
した紐22が回転アーム29で引張られることにより自動的
に開放される。
転駆動される回転アーム29の先端部のパッド28で所定の
駆動力で閉鎖駆動させられると共に、ハンドル21に接続
した紐22が回転アーム29で引張られることにより自動的
に開放される。
ドア開口部11の後方及び両側には、TVカメラ14〜14b
が配置されて、それぞれ全開時及び全閉時のドア開口部
11の前縁11a、バックドア12の前縁12a、側縁11b、12b;1
1c、12cを撮像し、その画像信号をパーソナルコンピュ
ータ19に供給する。バックドア12の前縁12aの中間部分
には、ロック13が設けられると共に、その外側には加速
度センサ16が取付けられている。ドア開口部11の前縁11
aの中間部分には、ロック13と係合するストライカ17が
設けられており、その両側には複数個のストレインゲー
ジ15が配列されている。
が配置されて、それぞれ全開時及び全閉時のドア開口部
11の前縁11a、バックドア12の前縁12a、側縁11b、12b;1
1c、12cを撮像し、その画像信号をパーソナルコンピュ
ータ19に供給する。バックドア12の前縁12aの中間部分
には、ロック13が設けられると共に、その外側には加速
度センサ16が取付けられている。ドア開口部11の前縁11
aの中間部分には、ロック13と係合するストライカ17が
設けられており、その両側には複数個のストレインゲー
ジ15が配列されている。
コンピュータ19は、ブラウン管表示装置18を備えると
共に、これらの検出信号を処理するプログラムを内蔵し
て、次のような処理を行い、また駆動装置25の駆動回転
角の補正等も行わせる。先ず、全開位置及び全閉位置で
のバックドア12の前縁12a、側縁12b、12cの画像信号を
所属のTVカメラ14〜14bから画像メモリに取込み、それ
ぞれの初期位置データを画像メモリのアドレスデータと
して記憶しておく。そして、開閉の都度その前縁12a、
側縁12b、12cの位置を検出して全開位置での初期位置の
位置ずれΔPO及び全閉位置での位置ずれΔPCを演算す
る。
共に、これらの検出信号を処理するプログラムを内蔵し
て、次のような処理を行い、また駆動装置25の駆動回転
角の補正等も行わせる。先ず、全開位置及び全閉位置で
のバックドア12の前縁12a、側縁12b、12cの画像信号を
所属のTVカメラ14〜14bから画像メモリに取込み、それ
ぞれの初期位置データを画像メモリのアドレスデータと
して記憶しておく。そして、開閉の都度その前縁12a、
側縁12b、12cの位置を検出して全開位置での初期位置の
位置ずれΔPO及び全閉位置での位置ずれΔPCを演算す
る。
さらに、1回目の全閉状態での前縁11a及び前縁12a
間、側縁11b及び12b間並びに側縁11c及び12c間の隙間か
ら初期間隔をアドレス数として検出して記憶しておく。
即ち、第5図に例示するように、同図Aの画像から側縁
12bに沿った隙間Dを検出し、その傾斜した隙間の画像
信号から同図Bに示す対応した画像データを作成して、
ボデー画像が中断する間に対応したアドレス数dに変換
定数を乗算して隙間Dを検出する。そして、開閉の都度
所定間隔ごとに順に隙間Dを検出して対応する位置の初
期間隔との差ΔDFを演算すると共に、前回の間隔データ
も更新しつつ記憶しておき、前回の間隔との差ΔDPも演
算する。
間、側縁11b及び12b間並びに側縁11c及び12c間の隙間か
ら初期間隔をアドレス数として検出して記憶しておく。
即ち、第5図に例示するように、同図Aの画像から側縁
12bに沿った隙間Dを検出し、その傾斜した隙間の画像
信号から同図Bに示す対応した画像データを作成して、
ボデー画像が中断する間に対応したアドレス数dに変換
定数を乗算して隙間Dを検出する。そして、開閉の都度
所定間隔ごとに順に隙間Dを検出して対応する位置の初
期間隔との差ΔDFを演算すると共に、前回の間隔データ
も更新しつつ記憶しておき、前回の間隔との差ΔDPも演
算する。
同様に、加速度センサ16及びストレインゲージ15の検
出波形信号もディジタル化して初期信号及び前回の信号
を記憶しておき、開閉の都度加速度検出信号の波形レベ
ルの初期レベル及び前回のレベルに対する変化量ΔgF、
ΔgPを検出する。歪波形信号に対しては、その直流レベ
ル及び波形レベルについて初期レベル及び前回のレベル
の差ΔsF、ΔsPを演算する。さらに、これらの変化量が
許容範囲か否かを判断する。異常と判断した場合、その
旨のメッセージをブラウン管表示装置18に出力する。ま
た、いずれの場合も前回と比較する許容範囲は初期と比
較するときの許容範囲より狭く設定されている。
出波形信号もディジタル化して初期信号及び前回の信号
を記憶しておき、開閉の都度加速度検出信号の波形レベ
ルの初期レベル及び前回のレベルに対する変化量ΔgF、
ΔgPを検出する。歪波形信号に対しては、その直流レベ
ル及び波形レベルについて初期レベル及び前回のレベル
の差ΔsF、ΔsPを演算する。さらに、これらの変化量が
許容範囲か否かを判断する。異常と判断した場合、その
旨のメッセージをブラウン管表示装置18に出力する。ま
た、いずれの場合も前回と比較する許容範囲は初期と比
較するときの許容範囲より狭く設定されている。
このように構成された自動耐久試験装置の動作を第6
図のフローチャートを参照して説明する。
図のフローチャートを参照して説明する。
試験に際して、回転駆動装置25に開閉回数等をキー入
力すると共に、バックドア12の全開及び全閉位置の3辺
の縁の画像信号をコンピュータ19に取込ませて、その初
期位置データを記憶させておく。
力すると共に、バックドア12の全開及び全閉位置の3辺
の縁の画像信号をコンピュータ19に取込ませて、その初
期位置データを記憶させておく。
これにより、バックドア12の自動開閉を開始させ、最
初の加速度波形信号及び歪み波形信号をそれぞれ記憶し
ておく。そして、開閉ごとにバックドア12の全開位置及
び全閉位置を検出して初期位置との位置ずれΔPO、ΔPC
を検出し、許容レベルを越える場合、駆動状態が不適と
判断して、その開き位置に過不足もしくは閉じ不足に対
応して、回転荷重装置25に補正角度信号を演算して出力
し、駆動位置を補正して再度試験を行う。ΔPCから判断
して閉鎖し過ぎの場合、ロック部が損傷した可能性があ
るために、回転駆動装置25に対してはそのままにして次
のステップに進める。
初の加速度波形信号及び歪み波形信号をそれぞれ記憶し
ておく。そして、開閉ごとにバックドア12の全開位置及
び全閉位置を検出して初期位置との位置ずれΔPO、ΔPC
を検出し、許容レベルを越える場合、駆動状態が不適と
判断して、その開き位置に過不足もしくは閉じ不足に対
応して、回転荷重装置25に補正角度信号を演算して出力
し、駆動位置を補正して再度試験を行う。ΔPCから判断
して閉鎖し過ぎの場合、ロック部が損傷した可能性があ
るために、回転駆動装置25に対してはそのままにして次
のステップに進める。
駆動が適正な場合には、画像信号、加速度信号、歪み
波形信号を取込み、ブラウン管表示装置18に加速度及び
歪み波形を表示させると共に、ΔDF、ΔDP、ΔgF、Δ
gP、ΔsF、ΔsPを演算して、その変化量の評価を行う。
それぞれが所定の許容レベル以内であれば、そのまま次
の開閉を行わせる。開閉を繰返す過程でΔgF、ΔgPが許
容レベルを上廻る場合、故障傾向からストライカ17又は
ロック13に故障が発生したと判断して、メッセージ「ロ
ック部に故障発生」をブラウン管表示装置18に表示する
と共に、特に大きく変化した場合には回転駆動装置25に
次の駆動を行うことなく、試験を中断させる。そして、
表示部分又は場合によっては周辺の異常を確認する。
波形信号を取込み、ブラウン管表示装置18に加速度及び
歪み波形を表示させると共に、ΔDF、ΔDP、ΔgF、Δ
gP、ΔsF、ΔsPを演算して、その変化量の評価を行う。
それぞれが所定の許容レベル以内であれば、そのまま次
の開閉を行わせる。開閉を繰返す過程でΔgF、ΔgPが許
容レベルを上廻る場合、故障傾向からストライカ17又は
ロック13に故障が発生したと判断して、メッセージ「ロ
ック部に故障発生」をブラウン管表示装置18に表示する
と共に、特に大きく変化した場合には回転駆動装置25に
次の駆動を行うことなく、試験を中断させる。そして、
表示部分又は場合によっては周辺の異常を確認する。
さらに、ΔsF、ΔsP、ΔDF、ΔDPが許容レベルを上廻
る場合、前縁11aに亀裂又は変形が生じたものと判断し
て、メッセージ「ストライカ周辺に変形発生」を表示さ
せると共に、同様に特に大きく変化した場合には回転駆
動装置25に次の試験を行うことなく試験を中断させて、
その旨表示させる。この際、ΔsF、ΔsPの直流レベルで
なく、波形形状が変動する場合、その故障傾向から前縁
11aの亀裂と判断され、同様に「ストライカ周辺に変形
発生」を表示させる。このような検査過程で、初期状態
との比較だけでなく、許容範囲をより狭くして前回の状
態とも比較することにより、僅かであっても突発的な変
化を早期に、しかも異常がその後ほとんど積算されない
場合でも、確実に検出できる。
る場合、前縁11aに亀裂又は変形が生じたものと判断し
て、メッセージ「ストライカ周辺に変形発生」を表示さ
せると共に、同様に特に大きく変化した場合には回転駆
動装置25に次の試験を行うことなく試験を中断させて、
その旨表示させる。この際、ΔsF、ΔsPの直流レベルで
なく、波形形状が変動する場合、その故障傾向から前縁
11aの亀裂と判断され、同様に「ストライカ周辺に変形
発生」を表示させる。このような検査過程で、初期状態
との比較だけでなく、許容範囲をより狭くして前回の状
態とも比較することにより、僅かであっても突発的な変
化を早期に、しかも異常がその後ほとんど積算されない
場合でも、確実に検出できる。
前述の実施例において、各センサの検知信号をより詳
細に解析して異常の推定表示を2種類よりも増加させる
ことも考えられ、またストレインゲージを必要に応じて
バックドア12の前縁12a、ドア開口部11の側縁11b、11c
等の変形、亀裂の発生が予想される部位にも配列するこ
とができる。さらに、ロックあるいはストライカ部分の
画像を開閉毎に取り込み、ロックやストライカの輪郭の
変化を画像認識により捕えることにより、変形や亀裂の
過程をより明確に検出することもできる。
細に解析して異常の推定表示を2種類よりも増加させる
ことも考えられ、またストレインゲージを必要に応じて
バックドア12の前縁12a、ドア開口部11の側縁11b、11c
等の変形、亀裂の発生が予想される部位にも配列するこ
とができる。さらに、ロックあるいはストライカ部分の
画像を開閉毎に取り込み、ロックやストライカの輪郭の
変化を画像認識により捕えることにより、変形や亀裂の
過程をより明確に検出することもできる。
以上、本発明によれば、試験を中断しなくても開閉部
の前縁、側縁の変形が自動的に検出され、目視で確認で
きないようなロック部分の変形、亀裂等が早期に分る。
つまり、開閉部の耐久性の検査が、自動的に短時間に行
われ、しかも早期に確実に検査できる。試験車両を大き
く損傷させなくても試験でき、車両開発期間の短縮にも
つながる。
の前縁、側縁の変形が自動的に検出され、目視で確認で
きないようなロック部分の変形、亀裂等が早期に分る。
つまり、開閉部の耐久性の検査が、自動的に短時間に行
われ、しかも早期に確実に検査できる。試験車両を大き
く損傷させなくても試験でき、車両開発期間の短縮にも
つながる。
第1図は本発明の方法を説明する図、第2図及び第3図
は同方法の動作を説明する図、第4図は同方法を実施す
る装置の構成を示す図、第5図は同実施例の動作を説明
する図及び第6図は同実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。 1……開口部、2……可動部、 1a、2a、11a、12a……前縁、 1b、1c、2b、2c、11b、11c、12b、12c……側縁、 4〜4b……イメージセンサ、 5、15……ストレインゲージ、 6、16……加速度センサ、 14〜14b……TVカメラ。
は同方法の動作を説明する図、第4図は同方法を実施す
る装置の構成を示す図、第5図は同実施例の動作を説明
する図及び第6図は同実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。 1……開口部、2……可動部、 1a、2a、11a、12a……前縁、 1b、1c、2b、2c、11b、11c、12b、12c……側縁、 4〜4b……イメージセンサ、 5、15……ストレインゲージ、 6、16……加速度センサ、 14〜14b……TVカメラ。
Claims (1)
- 【請求項1】車両開口部に端部をヒンジされて反対側端
部のロック部によりロック状態で閉鎖される可動部を自
動的に繰返し開閉させることにより、その繰返し過程で
開口部、可動部及びロック部の異常発生を検査する車両
開閉部の自動耐久試験方法において、 開口部及び可動部のヒンジ側と反対側のそれぞれの前縁
及び両側のそれぞれの側縁をそれぞれ撮像するように、
前記前縁及び側縁の外寄りの少なくとも3個所にイメー
ジセンサを配置し、 前記開口部又は前記可動部の前記前縁に複数個のストレ
インゲージを配列し、 前記可動部に加速度センサを取付け、 前記イメージセンサがそれぞれ撮像した画像信号に対し
て全閉時における前記開口部及び前記可動部の前記前縁
及び両側縁間の隙間を前記開閉の都度検出するように画
像処理し、 前記ストレインゲージの検出信号レベルを前記開閉の都
度検出し、 前記加速度センサの検出信号レベルを前記開閉の都度検
出し、 前記開閉回数が予め設定した耐久試験回数に達する過程
で、前記隙間の異常に大きな変動から前記開口部又は前
記可動部の異常な変形或は前記ロック部の異常を検出
し、前記ストレインゲージの検出信号の直流レベルの異
常に大きな変動から前記開口部又は前記可動部の前記前
縁の異常な変形を検出し,前記ストレインゲージの検出
信号の波形形状の異常に大きな変動から前記可動部又は
前記開口部の前記前縁の異常な亀裂又は前記ロック部の
異常を検出し、前記加速度センサの検出信号の波形形状
の異常に大きな変動から前記ロック部の異常を検出す
る、ことを特徴とする車両開閉部の自動耐久試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204840A JP2750632B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 車両開閉部の自動耐久試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204840A JP2750632B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 車両開閉部の自動耐久試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489546A JPH0489546A (ja) | 1992-03-23 |
JP2750632B2 true JP2750632B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=16497262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2204840A Expired - Fee Related JP2750632B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 車両開閉部の自動耐久試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2750632B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102030279B1 (ko) * | 2018-07-04 | 2019-10-08 | 현대자동차주식회사 | 차량용 도어래치와 스트라이커의 정렬 확인 장치 및 방법 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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