JP2750486B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2750486B2
JP2750486B2 JP4162765A JP16276592A JP2750486B2 JP 2750486 B2 JP2750486 B2 JP 2750486B2 JP 4162765 A JP4162765 A JP 4162765A JP 16276592 A JP16276592 A JP 16276592A JP 2750486 B2 JP2750486 B2 JP 2750486B2
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正 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置において、空気の吸引により積層された用紙あるいは
原稿を搬送ベルトに吸着させて給送する給紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機における給紙装置として、
空気の吸引力を利用して堆積された用紙あるいは原稿か
ら一枚ずつ分離して給送するものが知られている。この
給紙装置は、図13に示すように、用紙1を積層して載
置する給紙トレイ2の中間部に配されたサクションベル
ト3と、サクションベルト3を駆動する前後一対の駆動
ローラ4,5と、サクションベルト3の裏側に配された
吸込ダクト6とを備えている。
【0003】給紙トレイ2の前方には、サクションベル
ト3に吸着された用紙と残り用紙とを分離するための
空気流を噴出するノズル7が配されている。
【0004】吸込ダクト6には、図示しないファンが接
続されており、ファンに連結されたモータの駆動により
空気が吸引されて、用紙が搬送ベルト3に吸着される。
また、ノズル7にもファンが接続されており、ファンに
より空気が噴き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の給紙装置では、
モータの駆動が一定であるため、その風量が一定となっ
ている。このとき、用紙が吸湿した場合などには用紙の
重量が増え、給紙不良となったり、用紙のさばき性能が
悪くなり、ダブルフィードを起こすことがあった。
【0006】これを改善するためには、風量の大きいモ
ータに取り変える必要がある。最初から吸湿時に合わせ
風量の大きいモータを取り付けた場合、消費電力が大き
い、吸気,排気の風切り音が大きいなどの不具合点があ
った。
【0007】また、給紙装置への風量が一定の場合、気
圧の低い高地で使用する場合、風量が減少してしまい、
給紙性能が悪くなり、給紙ミス、ダブルフィードが発生
することがあった。
【0008】本発明は、上記に鑑み、湿度あるいは気圧
の変化にかかわらず給紙能力の低下を防いだ給紙装置の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図の如く、用紙供給台17に積層され
た用紙を吸引して搬送する搬送ベルト30と、搬送ベル
ト30に用紙を吸着させる吸引部31と、吸引された用
紙と残りの用紙とを分離するため空気を噴出する分離部
32とを備え、風の影響を受けない複写機本体1内の下
部に、大気圧を検出する気圧センサ63が配され、吸引
部31または分離部32に、風量を調節するバルブ6
1,62が介装され、気圧に応じて風量を可変するため
バルブ61,62を開閉制御する制御部64が設けられ
たものである。
【0010】他の解決手段として、風の影響を受けない
複写機本体1内の下部に、大気圧を検出する気圧センサ
63が配され、気圧に応じて風量を可変するため吸引部
31または分離部32を駆動制御するものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、吸
引部31が駆動されると、用紙供給台17に積層された
用紙が搬送ベルト30に吸着される。また、分離部32
から噴き出される空気流により、搬送ベルト30に吸着
された用紙と残りの用紙とが分離されて、一枚の用紙が
給送される。
【0014】通常の気圧の場合、風量を多くする必要は
ないので、バルブ61,62の開閉角度は変わらない。
また、気圧が下がり、通常時の風量では不足する場合、
制御部64から風量を増加させる駆動信号が出力され、
バルブ61,62の開閉角度が大きくなり、気圧低下に
よって不足する風量を補う。
【0015】このように、気圧の変化に対しバルブ6
1,62の開閉量を可変して、吸引部31または分離部
32への風量を変化させることにより、風量の低下を防
ぎ、給紙ミスあるいはダブルフィードを防止して給紙性
能を安定させることができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】
(第一実施例)本実施例の給紙装置を備えた複写機は、
図4に示すように、複写機本体1内の原稿載置ガラス台
2の下部に、光源3が移動自在に配され、この光源3の
下方には複数のミラー4およびレンズ5を備えた光学系
6が配置されている。
【0020】光学系6の下方には、感光体ドラム7が回
転自在に配され、光源3から照射されて、図示しない原
稿で反射されて光学系6により導かれる光学像が感光体
ドラム7に露光されるようになっている。
【0021】感光体ドラム7の周囲には、光学像の露光
に先立って感光体ドラム7の表面を帯電させる帯電器
8、帯電後の感光体ドラム7に光学像が露光されること
により形成された静電潜像をトナーにより現像してトナ
ー像を形成する現像器9、複写機本体1内の下部に配置
された給紙部10から感光体ドラム7に送られる用紙に
トナー像を転写する転写器11、トナー像の転写後に感
光体ドラム7の表面に残留するトナーを除去するクリー
ニング装置12等が設けられている。
【0022】感光体ドラム7の排紙側には、トナー像の
転写済の用紙を搬送する搬送ベルト13および搬送ベル
ト13により搬送されてくる用紙にトナー像を定着する
定着装置14が設けられ、定着装置14を通過した用紙
はフィニッシャー15を通り、排出トレイ16上に排出
されるようになっている。
【0023】複写機本体1内の下部に配置された給紙部
10は、用紙供給台17および給紙カセット18,19
と、用紙供給台17から用紙を給送する給紙装置20
と、給紙カセット18,19から用紙を給送する給紙ベ
ルト21と、給紙された用紙を感光体ドラム7まで案内
する用紙搬送路22と、用紙を搬送する複数の搬送ロー
ラ23とからなる。
【0024】また、複写機本体1の側面に、手差しトレ
イ24が突設され、手差しトレイ24から用紙搬送路2
2につながる給紙路25が形成され、給紙ローラ26お
よび搬送ローラ27が設けられている。
【0025】用紙供給台17は、弾発性を有するばね等
により上方に付勢されており、複数枚の用紙が重ねられ
た堆積物Sを載置する。その堆積物Sの上面後部に、上
限スイッチ28が当接するように配置され、この上限ス
イッチ28は、最上位の用紙の上面が上限スイッチ28
の高さ位置にあることを検知するためのスイッチであ
る。
【0026】給紙装置20は、図1の如く、用紙供給台
17の上方に配され堆積物Sの最上位の用紙を吸引して
搬送するサクションベルト30と、サクションベルト3
0に用紙を吸着させる吸引部31と、吸引された用紙と
残りの用紙とを分離するため空気を噴出する分離部32
とを備えている。
【0027】サクションベルト30は、図2に示すよう
に、プーリ33a,33b間に一対の無端状ベルト34
をプーリ33a,33bの各軸線方向に間隔をあけて巻
き掛けたものであり、それらの無端ベルト34には厚み
方向に挿通する多数の通気孔35が分散して形成されて
いる。
【0028】吸引部31は、サクションベルト30の通
気孔35に連通された吸気ダクト36と、通気孔35か
ら吸気ダクト36を通して空気を吸い込む吸気ファン3
7と、吸気ファン37を駆動するDCサーボモータ38
とからなる。
【0029】吸気ダクト36は、サクションベルト30
の上方から垂下され、その開口がサクションベルト30
の下側の中間部に臨んでいる。吸気ダクト36の上側
は、吸気ファン37の吸気口37aに連結されている。
これにより、吸気ファン37による吸引力を下側を走行
する無端ベルト19に導くように構成されている。
【0030】分離部32は、空気噴出用空気供給ノズル
40と、ノズル40に空気を供給する排気ファン41と
からなる。空気供給ノズル40は、サクションベルト3
0の下方の堆積物Sの前端側に配され、用紙がサクショ
ンベルト30によって送り出される側から堆積物Sの上
部前端に向けて空気を吹き付けることができる。空気供
給ノズル40と排気ファン41の排気口41aとは、排
気ダクト42を介して連結されている。
【0031】吸気ファン37および排気ファン41は、
ともに図3に示すように円形の底板43上に放射状に複
数枚の羽根44を配設し、その上にドーナツ形の上板4
5を重ねた、いわばサンドイッチ構造の本体をケース4
6,47で囲んで構成されている。ケース46の上部に
は排気口46a、ケース47の上部には、吸気口47a
がそれぞれ形成されている。
【0032】吸気ファン37と排気ファン41とは、ケ
ースの一部である隔壁を介して同軸に配置され、ともに
1つのDCサーボモータ38の出力軸38aに取付けら
れている。
【0033】また、サクションベルト30の用紙送出側
には、送られてきた用紙を複写機内部に送り込む給紙ガ
イド48が配置され、その給紙ガイド48の途中には用
紙を搬送する搬送ローラ49a,49bが設けられてい
る。
【0034】本実施例の給紙装置20には、用紙供給台
17近傍の湿度を検出する湿度センサ50と、湿度に応
じて風量を可変するためサーボモータ38を駆動制御す
る制御部51とが設けられている。
【0035】湿度センサ50は、非加熱型のセラミック
湿度センサを用いており、加熱型の欠点である耐久性、
コスト、スペース性を解決しているものである。
【0036】また、本実施例で使用した湿度センサ50
は、図5に示すような出力特性を有し、以下に示す仕様
となっている。
【0037】 測定温度範囲 30〜90%RH 出力電圧 1.5〜4.5V DC 電源電圧 0〜5V DCが0〜100%RHに対
応 出力電流 5mA以下 10V〜14V DC 消費電流 50mA以下 直線性 ±5%RH以内(湿度35%〜85%の
範囲) ±8%RH以内(湿度30〜35%,85〜90%の範
囲) 使用湿度範囲 20〜90%RH 使用温度範囲 0〜50℃ 湿度センサ50は、複写機本体1内下部の給紙供給台1
7近傍に設置されている。湿度センサ50の設置場所に
ついては、 (1)用紙の近傍(用紙の吸湿状態を測定) (2)機内温度上昇の影響が少ない場所(温度変化が少
ない方が測定が正確) (3)湿度が局所的に高くならないこと(湿度センサ部
で結露しないこと)、すなわち、ある程度風通しの良い
所 の3条件に当てはめるために、複写機本体下部に設置し
ているが、条件(3)に当てはまるように給紙装置20
の吸気もしくは排気の空気の流れがある位置(経路)に
取付けている。
【0038】制御部51は、図6の如く、ワンチップマ
イクロコンピュータ52と、マイクロコンピュータ52
からの出力信号によりサーボモータ38を駆動させるモ
ータコントロール回路53とを備えている。
【0039】マイクロコンピュータ52には、湿度セン
サ50が接続され、湿度センサ50から出力された検出
信号がマイクロコンピュータ52に入力されると、RO
M54に記録された数値により湿度がどれくらいか判断
され、モータコントロール回路53に駆動信号を出力し
ており、モータコントロール回路53では、DCサーボ
モータ38の回転数を変化させ、吸気、排気の風量を変
化させている。
【0040】ここで、制御部51では、図7に示すよう
に、低湿から常湿域では、DCサーボモータ38の回転
数は一定としておく機能と、高湿となった場合には、湿
度に合わせて風量を2段階に変化させ、高湿になる程、
DCサーボモータ38の回転数を上げるようにする機能
を有している。
【0041】なお、制御部51では、複写機全体の制御
も行っており、ROM54に必要なプログラムが格納さ
れており、これに従つて各負荷を動作させ、複写動作を
実行させている。
【0042】上記構成において、原稿ガラス台2に原稿
が載置されてコピーが開始されると、光学系6により原
稿の光学像が感光体ドラム7に露光され、静電潜像が形
成される。そして、現像器9により現像されてトナー像
が形成される。
【0043】一方、感光体ドラム7へ用紙供給台17か
ら用紙を給送するために、給紙装置20が作動する。ま
ず、サーボモータ38にモータコントロール回路53を
介してマイクロコンピュータ52から駆動信号が出力さ
れ、サーボモータ38が駆動して、吸気ファン37およ
び排気ファン41が回転する。また、サクションベルト
30のプーリ33a,33bにモータからの回転力が伝
達され、サクションベルト30が移動する。
【0044】吸気ファン37の吸引力により、サクショ
ンベルト30の通気孔35から用紙供給台17上の堆積
物Sの上方の空気が吸い込まれる。また、排気ファン4
1からの送風により、排気ダクト42を介して空気供給
ノズル40から空気が噴き出される。
【0045】すると、堆積物Sの最上位の用紙がサクシ
ョンベルト30に吸引されて持ち上げられ、空気供給ノ
ズル40からの空気流が最上位の用紙とその下の用紙と
の間に流れ、2枚の用紙は分離され、最上位の用紙だけ
がサクションベルト30に吸着する。
【0046】この用紙は、サクションベルト30の移動
により給紙ガイド48の方向に送られ、サクションベル
ト30から離間して、搬送ローラ49a,49bにより
給紙ガイド48に沿って用紙搬送路22まで搬送され
る。
【0047】感光体ドラム7に達した用紙は、転写器1
1によりトナー像が転写され、定着装置14によりトナ
ー像が定着された後、フィニィシャー15を通り、排出
トレイ16に排出される。
【0048】給紙装置20が給紙動作を行っていると
き、湿度センサ50により用紙供給台17近傍の湿度が
測定されている。湿度センサ50からの検出信号がマイ
クロコンピュータ52に入力すると、湿度が判断され
る。
【0049】湿度が常湿である70%以下のときには、
風量を上げる必要がないので、サーボモータ38は定常
運転され、一定の風量のままである。
【0050】湿度が70%を超え80%以下のときに
は、用紙が吸湿して重くなるため、マイクロコンピュー
タ52は、サーボモータ38の回転数を10%だけ上昇
させる駆動信号をモータコントロール回路53に出力す
る。すると、サーボモータ38の回転数が上がり、ファ
ン37,41の風量が増加して、サクションベルト30
の吸引力および空気供給ノズル40による用紙の分離力
が強くなる。
【0051】湿度が80%を超えると、マイクロコンピ
ュータ52によりサーボモータ38の回転数を定常時よ
りも20%上昇させるように駆動信号が出力され、サー
ボモータ38の回転数が上がり、ファン37,41の風
量がさらに増加する。
【0052】このように、湿度センサを設けて、湿度に
応じて吸引部および分離部の風量を可変させることによ
り、用紙が吸湿して重くなった場合でも、給紙不良、ダ
ブルフィードの発生を防ぐことができる。
【0053】そのため、給紙性能が湿度に影響を受ける
ことがなくなるので、従来のように風量の大きいモータ
に変える必要がなくなった。
【0054】しかも、湿度センサを給紙装置の吸気、も
しくは排気の風の流れがある所に取り付けることによ
り、センサ部で水分が飽和して結露するといった問題を
解決している。
【0055】(第二実施例)本実施例の給紙装置60に
は、図8の如く、吸気ダクト36、排気ダクト42の空
気供給経路途中に、開閉角度を任意に変化させることが
可能な吸気バルブ61、排気バルブ62が介装されてい
る。そして、複写機本体1内の風の流れおよび設置室内
の空調により気圧が変動しないところに、気圧センサ6
3が配され、気圧に応じて風量を可変するため各バルブ
61,62を開閉制御する制御部64が設けられてい
る。
【0056】各バルブ61,62は、ダクト36,42
に回転自在に支持された回転軸65に固定されており、
回転軸65がステッピングモータ66に接続されて、バ
ルブ61,62の開閉角度が可変される。
【0057】気圧センサ(圧力センサ)63には、半導
体ストレインゲージが用いられており、図10に示すよ
うに、圧力の増減に対し、出力電圧がリニアに変化する
特性を備えている。また、気圧センサ63は、複写機本
体1内下部の機内の風の流れの影響を受けない場所に設
置されている。
【0058】制御部62は、複写機を動作させるための
マイクロコンピュータ67を有しており、気圧センサ6
3の出力電圧がマイクロコンピュータ67に入力される
と、ROM68からのデータにより出力電圧に応じたバ
ルブ開閉角度となるようにステッピングモータ66を動
作させている。
【0059】すなわち、気圧の低下に応じて各バルブ6
1,62の開閉角度が段階的に大きくなるようにステッ
ピングモータ66を駆動制御している。
【0060】なお、他の構成は上記第一実施例と同じで
ある。
【0061】上記構成において、通常の気圧の場合、風
量を多くする必要はないので、図9に示すようにバルブ
の開閉角度はaの位置でよい。また、気圧が下がり、通
常時の風量では不足する場合、マイクロコンピュータ6
7からの駆動信号によりステッピングモータ66が駆動
され、bの位置までバルブ61,62の開閉角度を大き
くし、気圧低下によって不足する風量を補う。
【0062】このように、気圧の変化に対しバルブの開
閉量を可変して、吸引部および分離部への風量を変化さ
せることにより、気圧が低くなって風量が低下する場合
でも、風量の低下を防ぎ、給紙ミスあるいはダブルフィ
ードを防止して給紙性能を安定させることができる。
【0063】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0064】第一実施例において、ファンの駆動を制御
する代わりに、第二実施例に示したバルブを設けて、湿
度に応じてバルブの開閉角度を可変してもよい。また、
第二実施例において、バルブの開閉角度を制御する代わ
りに、気圧に応じてファンの駆動制御を行ってもよい。
【0065】吸気ファンと排気ファンを駆動するサーボ
モータを共用させていたが、それぞれ別個にして、湿度
あるいは気圧に応じて独立して駆動制御してもよい。
【0066】吸引部あるいは分離部の風量の調整をバル
ブにより同時に行うのではなく、それぞれのバルブを独
立して開閉制御させてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、風の影響を受けない画像形成装置本体内の下部
に、大気圧を検出する気圧センサが配され、気圧に応じ
て吸引部または分離部を駆動制御するか、あるいは吸引
部または分離部の風量を調節するバルブの開閉制御によ
り、気圧に応じて風量を可変することができるので、気
圧が低くなって風量が低下するような場合には、風量を
増加させて、風量を常に安定させることができる。
【0068】したがって、気圧変化による給紙ミスある
いはダブルフィードを防止して給紙性能を安定させるこ
とができる。
【0069】
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す給紙装置の構成図
【図2】サクションベルトの斜視図
【図3】ファンの斜視図
【図4】本発明の給紙装置を備えた複写機の概略図
【図5】湿度センサの出力特性図
【図6】給紙装置の制御ブロック図
【図7】湿度に対するファンの風量の関係を示す図
【図8】本発明の第二実施例を示す給紙装置の構成図
【図9】バルブの模式図
【図10】気圧センサの出力特性図
【図11】給紙装置の制御ブロック図
【図12】気圧に対するバルブ開閉角度の関係を示す図
【図13】従来の給紙装置の構成図
【符号の説明】
17 用紙供給台 30 搬送ベルト 31 吸引部 32 分離部 37 吸気ファン 38 サーボモータ 41 排気ファン 50 湿度センサ 51 制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙供給台に積層された用紙を吸引して
    搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトに用紙を吸着させる
    吸引部と、吸引された用紙と残りの用紙とを分離するた
    め空気を噴出する分離部とを備えた給紙装置において、
    風の影響を受けない画像形成装置本体内の下部に、大気
    圧を検出する気圧センサが配され、吸引部または分離部
    に、風量を調節するバルブが介装され、気圧に応じて風
    量を可変するためバルブを開閉制御する制御部が設けら
    れたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 用紙供給台に積層された用紙を吸引して
    搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトに用紙を吸着させる
    吸引部と、吸引された用紙と残りの用紙とを分離するた
    め空気を噴出する分離部とを備えた給紙装置において、
    風の影響を受けない画像形成装置本体内の下部に、大気
    圧を検出する気圧センサが配され、気圧に応じて風量を
    可変するため吸引部または分離部を駆動制御する制御部
    が設けられたことを特徴とする給紙装置。
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