JP2750485B2 - 照光式スイツチ装置 - Google Patents

照光式スイツチ装置

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JP2750485B2
JP2750485B2 JP11348892A JP11348892A JP2750485B2 JP 2750485 B2 JP2750485 B2 JP 2750485B2 JP 11348892 A JP11348892 A JP 11348892A JP 11348892 A JP11348892 A JP 11348892A JP 2750485 B2 JP2750485 B2 JP 2750485B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話や小型VTR
カメラ等の小型機器の操作スイツチに使用される照光式
スイツチ装置に関し、特に表面実装が可能な小型の照光
式スイツチ装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)図11の如く、従来例1の照光式スイツチ
装置は、下部にリードフレーム1をインサート成形した
樹脂部2があり、その上面に、バネ式等の図示しないス
イツチ接点と、これを指で押してオンオフ切換する押材
3と、オン表示用LED部4と、オフ表示用LED部5
とを組み込んでいる。
【0003】(従来例2)従来例2の照光式スイツチ装
置は、図12の如く、従来例1のものと同機能を有し、
スイツチ接点を指でオンオフ切換する押材3が透光性と
され、その内側に、オン表示用LED部およびオフ表示
用LED部が収納されている。この両LED部は、色彩
を換えることでオンオフを識別する。
【0004】(従来例3)従来の小型機器の操作パネル
に使われる照光式メンブレンスイツチ装置を図13に示
す。これは、基板6の上に導電パターン7を形成し、ス
イツチ部8、LED部9を組み込んだ上、透光性フイル
ム10で閉じた構造を持つもので、スペーサ8aにて離
間された第一接点8bと第二接点8cが、外力を受けて
接触した場合に、スイツチ部8がオン状態となり、LE
D部9が発光する。主として、製品の高さ寸法の問題で
従来例1の照光式スイツチ装置が使用できない等、薄型
化が要求される携帯機器に使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来例1,2では、リードフレーム1、樹脂部
2、スイツチ接点、押材3および一対の表示用LED部
4,5を要するため、部品点数が多くなり、部品材料
費、組立加工費等がコスト高となる。
【0006】(2)従来例3では、高さ寸法を1mm前
後まで薄くすることが可能となる。しかし、通常はLE
D部9とスイツチ部8が別エリアとなつており、スイツ
チ部8そのものが光らないため、スイツチ操作時の視認
性がわるい。
【0007】なお、従来例3の改良提案例として、図1
4の如く、スイツチ部8の下にLED部9を組み込む構
造(従来例4)も考案されている(実開平1−1139
30号参照)。この場合、上述の視認性は改善される
が、多層構造となり、製品の厚みが増大し、また、製造
工程が増えることから製造コストも増大する。
【0008】(3)従来例3,4共通の課題として、機
器の操作パネルのスイツチ部8およびLED部9のデザ
インにあわせて、メンブレンスイツチパネルの基板6、
スペーサ8a、フイルム10を夫々専用の金型、治工具
等で製作しなければならなかつた。すなわち、機器の操
作パネルのデザインが変更されるごとに、前述の金型、
治工具の製作が必要となる。したがつて、多品種少量生
産には向かなく、労働集約型の製品とならざるを得な
い。
【0009】(4)従来例1〜4共通の課題として、ス
イツチ部8の接点の金属摩耗、腐食による作動不良があ
つた。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、スイツチ操作
時の視認性がよく、部品点数および製造コストを軽減
し、多品種少量生産に適した照光式スイツチ装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1〜10の如く、電気的接点11のオ
ンオフ切換を指等の対象物Xにて行い、オンオフ切換表
示を表示用発光素子12,13で発光して行う照光式ス
イツチ装置において、前記電気的接点11は、成形品と
してのパツケージ21上の検知用発光素子22と、該検
知用発光素子22からの光が前記対象物Xで反射された
か否かを検知する受光素子23とを有せしめられて、該
受光素子23での検知の有無で電気的にオンオフ切換す
るものであつて、前記成形品としてのパツケージ21
は、電気回路としての立体配線部41,42,43,4
4が化学めつき等の方法で形成(MID法)されたもの
である。
【0012】本発明請求項2による課題解決手段は、請
求項1記載の照光式スイツチ装置において、前記パツケ
ージ21の表示用発光素子12,13を搭載する表示用
凹部33,34は、検知用発光素子22を搭載する発光
側搭載用凹部31および受光素子23を搭載する受光側
搭載用凹部32の近傍に配され、前記受光素子23の光
電変換周波数領域は、前記表示用発光素子12,13の
発光周波数領域と異なるよう設定されたものである。
【0013】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、ス
イッチ装置の電気的接点11を、検知用発光素子22と
受光素子23で構成しているので、パツケージ21をM
ID法で形成でき、各部品を可能な限り一体化できる。
そうすると、構造の簡略化、小型薄型化、低コスト化が
可能となる。
【0014】請求項2では、スイツチのオンオフ切換を
する際、検知用発光素子22や受光素子23が表示用発
光素子12,13の近傍にあるため、対象物Xで触れる
位置の視認性がよくなり、オンオフ作業が容易となる。
【0015】この場合、受光素子23の光電変換周波数
領域を、表示用発光素子12,13の発光周波数領域と
異なるよう設定しているため、対象物Xを所定の位置に
近付けて検知用発光素子22からの光を反射させない限
り、表示用発光素子12,13の光が受光素子23に反
射したり、その他の外乱光が入光しても、受光素子23
は誤動作しない。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す照光式スイツ
チ装置の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図
1のB−B断面図、図4は図1のC−C断面図、図5は
照光式スイツチ装置の底面図、図6は対象物非検知状態
の照光式スイツチ装置の斜視図、図7は対象物非検知状
態の照光式スイツチ装置の内部回路図、図8は対象物検
知状態の照光式スイツチ装置の斜視図、図9は対象物検
知状態の照光式スイツチ装置の内部回路図、図10は立
体配線された基板状態のパツケージを示す平面図であ
る。なお、図1中、各凹部内の透光性封止樹脂は、便宜
上省略している。
【0017】図示の如く、本実施例の照光式スイツチ装
置は、例えば携帯電話や小型VTRカメラ等の小型機器
の操作スイツチに使用されるもので、電気的接点11の
オンオフ切換を指等の対象物Xにて行い、オンオフ切換
表示をオン表示用発光素子12およびオフ表示用発光素
子13で択一的に発光して行うもので、そのパツケージ
21として、リードフレームを用いずに、小型、薄型の
一体化した部品を得るためのMolded Inter
connection Device法(以下、MID
法と称す)を用いたものである。ここで、MID法と
は、射出成形または押出し成形によつて得られた成形品
に化学めつき等の方法で電気回路を形成したものであ
る。
【0018】前記電気的接点11は、パツケージ21上
の検知用発光素子22と、該検知用発光素子22からの
光が前記対象物Xで反射されたか否かを検知する受光素
子23とを有せしめられて、該受光素子23での検知の
有無で電気的にオンオフ切換する。
【0019】前記MID法によるパツケージ21は、図
10の如く、耐熱性液晶ポリマーやポリフエニレンサル
フアイド(PPS)等の電気的絶縁性を有する遮光性樹
脂が使用され、一枚の有機樹脂基板に数百個のデバイス
が規則正しく配列されるよう金型成形され、後に、図1
〜5に示すようなデバイスにダイシング分割される。該
パツケージ21の上面の各デバイス領域には、図1〜4
の如く、前記検知用発光素子22を搭載するための発光
素子搭載用凹部31と、前記受光素子23を搭載するた
めの受光素子搭載用凹部32と、前記オン表示用発光素
子12を搭載するためのオン表示用凹部33と、前記オ
フ表示用発光素子13を搭載するためのオフ表示用凹部
34とが形成されている。
【0020】該各凹部31,32,33,34は逆台錐
形とされ、各凹部31,32,33,34の壁面は、受
光素子23へのクロストークを防止するための遮光壁と
される。
【0021】前記発光素子搭載用凹部31には、めつき
にて立体的に発光側立体配線部41が設けられている。
該発光側立体配線部41には、前記検知用発光素子22
が上向きに搭載される。
【0022】前記受光素子搭載用凹部32には、めつき
にて立体的に受光側立体配線部42が設けられている。
該受光側立体配線部42には、前記受光素子23が上向
きに搭載される。
【0023】前記オン表示用凹部33には、めつきにて
立体的にオン表示用立体配線部43が設けられている。
該オン表示用立体配線部43には、前記オン表示用発光
素子12が上向きに搭載される。該オン表示用凹部33
は、オン切換時の視認性をよくするため、前記両搭載用
凹部31,32の近傍に隣接される。
【0024】前記オフ表示用凹部34には、めつきにて
立体的にオフ表示用立体配線部44が設けられている。
該オフ表示用立体配線部44には、前記オフ表示用発光
素子13が上向きに搭載される。該オフ表示用凹部34
は、オフ切換時の視認性をよくするため、前記両搭載用
凹部31,32の近傍に隣接し、かつ前記オン表示用凹
部33の逆側に配される。
【0025】ここで、前記各立体配線部41,42,4
3,44は、各凹部31,32,33,34の底面から
側面、頂面およびスルーホール45を介して、図5の如
く、パツケージ21の裏面電極41a,42a,43
a,44aにまで引きまわしされている。
【0026】なお、前記立体配線部41,42,43,
44は、各発光素子12,13,22および受光素子2
3を搭載するためのみならず、発光素子12,13,2
2からの照射光や受光素子23への入射光を凹部31,
32,33,34の傾斜壁面で反射させることにより光
指向特性を高める機能を有する。
【0027】前記検知用発光素子22は、赤外線発光ダ
イオード(IRLED)が用いられ、その発光信号は、
受光素子23の誤動作を防止するため、パルス駆動され
ている。
【0028】前記受光素子23は、フオトトランジスタ
(PT)が用いられ、その光電変換周波数領域は、封止
樹脂47に可視光カツト樹脂を使用することで、前記検
知用発光素子22からの赤外光に限定されたものであ
る。該受光素子23は、出力側が図示しない外部回路に
接続される。該外部回路は、受光素子23が検知用発光
素子22からの所定のパルス光を受けたときのみ駆動す
るよう構成される。
【0029】前記オン表示用発光素子12は、図示しな
い外部回路にて、スイツチがオン状態のときにのみ発光
するよう接続される。
【0030】前記オフ表示用発光素子13は、前記図示
しない外部回路にて、スイツチがオフ状態のときのみ発
光するよう接続される。
【0031】なお、図1〜4中、46はボンデイングワ
イヤ、47は各凹部31〜34に充填されるシリコン樹
脂やエポキシ樹脂等の透光性封止樹脂である。なお、オ
ン表示用凹部33に、充填する封止樹脂47と、オフ表
示用凹部34に充填する封止樹脂47とは、赤と緑等に
色彩を変えておくのが望ましい。また、図10中、48
はダイシングラインである。
【0032】上記の照光式スイツチ装置は、以下のよう
に製造される。
【0033】まず、多数のめつきグレードのパツケージ
21を、複数デバイス分並置して一体的に成形する。こ
の際、各デバイス領域の上面に搭載用凹部31,32お
よび表示用凹部33,34を形成する。そして、図10
の如く、各凹部31〜34に金または銀めつき処理を行
い立体配線部41〜44を形成する。この立体配線部4
1〜44は、パツケージ21内のスルーホールを介し
て、パツケージ21の裏面に引きまわししておく。
【0034】次に、検知用発光素子22、受光素子23
および一対の表示用発光素子をパツケージ21に搭載
し、ボンデイングワイヤ46を用いてボンデイング結線
し、その上を透光性封止樹脂47で封止する。
【0035】その後、ダイシングソーで切断してチツプ
化し、図1〜5に示す照光式スイツチ装置を形成する。
【0036】このように、MID法、すなわちリードフ
レームを用いない樹脂成型物に必要な金属層を形成させ
て、表示用発光素子と電気的接点の夫々の機能部を一体
化したスイッチ装置を製作することが可能となるため、
図11〜14の従来の製品群に比較して、次の1)〜
3)の利点がある。
【0037】1)MID法を用い、リードフレームを用
いない樹脂一体構造を有するため、部品点数を低減で
き、コスト削減を果たせる。また製品高さも1mm程度
が可能で、従来の2.5mmに比べて50%以下とな
る。
【0038】2)スイツチ部とLED部が一体化し、か
つ薄型化が可能であるので薄型操作パネルを製作する
際、メンブレンスイッチなど特殊な構造は不要で、チッ
プマウントを経てリフローするといつた一般的な表面実
装方式を用いることが可能となる。
【0039】3)電気的接点として、金属接点を用いず
に、検知用発光素子と受光素子を用いるため、物理的な
接点不良は生じることがなく、信頼性が良くなる。ま
た、受発光によるスイッチ機能であるので、構造が単純
で、1)で述べた小型、薄型化に貢献している。
【0040】これらのことから、照光式スイツチ装置を
可能な限り一体化でき、構造の簡略化、小型薄型化、低
コスト化が可能となる。
【0041】また、リードフレームとパツケージのモー
ルド樹脂との間の熱膨張係数の差による剥離等の問題も
なく、半田リフロー時の耐熱性の向上、および熱衝撃に
対しても品質の向上が図り得る。
【0042】さらに、従来のようにリードピンを外部に
突出させなくてもよいので、リードピンの外力による変
形を防止し得る。
【0043】また、使用時においては、検知用発光素子
22は常に発光させておく。
【0044】通常は、図6の如く、照光式スイツチ装置
の近辺に対象物Xはないため、検知用発光素子22およ
び受光素子23はオープン状態である。そうすると、受
光素子23は検知用発光素子22からの光を受けないた
め、光電変換せず、図示しない外部回路には電流を供給
しない。また、図7の如く、外部回路での制御により、
オン表示用発光素子12は発光せず、オフ表示用発光素
子13は発光状態とされる。
【0045】次に、図8の如く、指などの対象物Xが接
近すると、その対象物Xからの反射により、検知用発光
素子22の赤外光が受光素子23に入射し、外部回路が
接続されて電流が流れる。この時、外部回路の制御によ
り、図9の如く、オン表示用発光素子12は発光する。
【0046】ここで、対象物X以外の何らかの物体が、
照光式スイツチ装置の近傍に近付くことがある。そうす
ると、操作者の意思に反して、照光式スイツチ装置に勝
手に電流が流れ、外部回路が誤動作するおそれがある。
【0047】このような不都合を最小限に押えるため、
本実施例では、検知用発光素子22からの光が受光素子
23に反射するための限られた位置に物体が近付いたと
きのみ、受光素子23が光電変換するよう構成してい
る。
【0048】すなわち、何らかの物体が、検知用発光素
子22以外、すなわちいずれかの表示用発光素子12,
13の近傍に近付き、表示用発光素子12,13からの
光が近付いた物体で反射され、受光素子23に入光する
ことがあつても、受光素子23の光電変換周波数領域
を、表示用発光素子12,13の発光周波数領域と異な
るよう設定し、あるいは、検知用発光素子22からの光
信号をパルス駆動させているので、検知用発光素子22
からの光が入光しない限り、表示用発光素子12,13
からの光が幾ら入光しても、受光素子23は光電変換し
ない。もちろん、その他の外乱光が入光したときも同様
である。これにより、照光式スイツチ装置の信頼性を大
幅に向上させ得る。
【0049】さらに、素子12,13,22,23の光
は、各凹部31,32,33,34の傾斜面に配された
立体配線部41,42,43,44にて反射させること
ができ、光指向性を高めて、光学的結合特性やオンオフ
表示能力を著しく向上させることができる。
【0050】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0051】例えば、上記実施例では、表示用発光素子
として、オン用とオフ用の一対の発光素子12,13を
設け、夫々対応する凹部33,34も別々に形成してい
たが、オン用またはオフ用の表示用発光素子および凹部
を夫々単一に設けてもよく、あるいは、オン用とオフ用
の発光素子12,13自体の光の色彩を互いに違えて識
別力を持たせ、これらを単一の凹部内に近接して搭載し
てもよい。この場合、凹部内の立体配線部の形状を工夫
して、両者間の絶縁を行う。この各表示用凹部33,3
4の位置は、デザイン上で任意に設定すればよい。
【0052】また、表示用発光素子12,13の発光周
波数領域と、受光素子23の光電変換周波数領域とを異
ならせ、なおかつ、パルス駆動で同期させている限り、
両者間で光が直射されても不都合がない。このため、例
えば、上記実施例に代えて、表示用凹部33,34と受
光側搭載用凹部32とを連続して形成しても、誤動作等
の心配がない。もちろん、発光側搭載用凹部31を表示
用凹部33,34に連続形成してもよい。ただし、この
場合でも、検知用発光素子22からの直射光を受光素子
23に照射させないようにするため、発光側搭載用凹部
31と受光側搭載用凹部32は別々に形成しておく。
【0053】さらに、上記実施例では、各立体配線部4
1〜44をめつき法にて形成していたが、金属蒸着等の
他の方法で形成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、次の効果がある。
【0055】1)MID法のような射出成形立体配線部
品技術を用いることで、検知用発光素子、受光素子、表
示用発光素子を一体化したパツケージに組み込むことが
可能となり、パツケージの絶縁材料の使用効率を高め
て、照光式スイツチ装置の小型化薄型化、低コスト化が
可能となる。また、従来のメンブレンのように複雑な構
造は不要となり、基板の上に各素子を直接面実装できる
ため操作パネルの設計短縮、コスト低減が可能となる。
【0056】2)検知用発光素子、受光素子の組み合わ
せで電気的接点を構成しているので、物理的な接点がな
くなり、高信頼性が得られる。同時に、端子部の腐食、
摩耗による接点不具合を防止でき、製品寿命を長くでき
る。
【0057】3)電気的接点部と同一部品内に表示用発
光素子を有するので、スイッチの動作の視認性が良好と
なる。
【0058】請求項2によると、スイツチのオンオフ切
換をする際、検知用発光素子や受光素子が表示用発光素
子の近傍にあるため、対象物で触れる位置の視認性がよ
くなり、オンオフ作業が容易となる。
【0059】この場合、受光素子の光電変換周波数領域
を、表示用発光素子の発光周波数領域と異なるよう設定
し、検知用発光素子からの変調光のみに受光素子が反応
するようにすれば、対象物を検知用発光素子に近付け
て、検知用発光素子からの光を対象物で反射させない限
り、受光素子は光電変換しない。したがつて、何らかの
物体が照光式スイツチ装置に近付いて表示用発光素子か
らの光が受光素子に入射したり、その他の外乱光が入光
しても、受光素子の誤動作を防止できるといつた優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す照光式スイツチ装置の
平面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】図1のC−C断面図
【図5】照光式スイツチ装置の底面図
【図6】対象物非検知状態の照光式スイツチ装置の斜視
【図7】対象物非検知状態の照光式スイツチ装置の内部
回路図
【図8】対象物検知状態の照光式スイツチ装置の斜視図
【図9】対象物検知状態の照光式スイツチ装置の内部回
路図
【図10】立体配線された基板状態のパツケージを示す
平面図
【図11】従来例1の照光式スイツチ装置であり、
(A)は平面図、(B)は側面図
【図12】従来例2の照光式スイツチ装置であり、
(A)は平面図、(B)は側面図
【図13】従来例3の照光式スイツチ装置の断面図
【図14】従来例4の照光式スイツチ装置の断面図
【符号の説明】
11 電気的接点 12,13 表示用発光素子 21 パツケージ 22 検知用発光素子 23 受光素子 31 発光素子搭載用凹部 32 受光素子搭載用凹部 33,34 表示用凹部 41 発光側立体配線部 42 受光側立体配線部 43,44 表示用立体配線部 X 対象物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的接点のオンオフ切換を指等の対象
    物にて行い、オンオフ切換表示を表示用発光素子で発光
    して行う照光式スイツチ装置において、 前記電気的接点は、パツケージ上の検知用発光素子と、
    該検知用発光素子からの光が前記対象物で反射されたか
    否かを検知する受光素子とを有せしめられて、該受光素
    子での検知の有無で電気的にオンオフ切換するものであ
    つて、 パツケージの上面に、 前記検知用発光素子を搭載するための発光素子搭載用凹
    部と、 前記受光素子を搭載するための受光素子搭載用凹部と、 前記表示用発光素子を搭載するための表示用凹部とが形
    成され、 前記発光素子搭載用凹部に、立体的に薄膜状の発光側立
    体配線部が設けられ、 該発光側立体配線部に前記検知用発光素子が搭載され、 前記受光素子搭載用凹部に、立体的に薄膜状の受光側立
    体配線部が設けられ、 該受光側立体配線部に前記受光素子が搭載され、 前記表示用凹部に、立体的に薄膜状の表示用立体配線部
    が設けられ、 該表示用立体配線部に前記表示用発光素子が搭載された
    ことを特徴とする照光式スイツチ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の照光式スイツチ装置にお
    いて、表示用凹部は、両搭載用凹部の近傍に配され、受
    光素子の光電変換周波数領域は、表示用発光素子の発光
    周波数領域と異なるよう設定されたことを特徴とする照
    光式スイツチ装置。
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