JP2749948B2 - 連続溶融金属めっき装置のスナウト用ジャバラ - Google Patents

連続溶融金属めっき装置のスナウト用ジャバラ

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、連続溶融金属めっき装置の還元焼鈍炉と溶
融金属浴間に設置される筒状のスナウトに関し、さらに
詳しくはスナウトを昇降および揺動させることが可能な
ジャバラに関する。
<従来の技術> 従来、連続溶融金属めっきラインにおいて広く利用さ
れているめっき装置では、第3図に示すように、還元焼
鈍炉4より出てくるストリップ1が大気に触れないよう
にするため、還元焼鈍炉4とめっき浴2との間に筒状の
スナウト3が配置されている。このスナウト3は内部を
大気雰囲気から遮断するため、一端が還元焼鈍炉4に接
続され、他端はめっき浴2中に浸漬されており、スナウ
ト3内には還元性ガスが充満している。
そして通常、スナウト3にはめっき浴2中に浸漬され
ているスナウト下端部6を昇降させるために、伸縮自在
なジャバラ5が中間部に挿入されている。7はシンクロ
ールである。
また特開平1−188656号公報「連続溶融めっき装置用
スナウト」には、ジャバラ5により下端側の筒状の構造
物(スナウト下端部6)を揺動させる提案がなされてい
る。
このようにスナウト下端部6を昇降させたり、揺動さ
せたりする目的はスナウト3内のめっき浴面に発生する
ドロスの除去を、スナウト3を昇降させることにより容
易にするためとか、ストリップ1を通板する際ストリッ
プ1の形状不良(C反り等)あるいはめっき浴2中に浸
漬するシンクロール7の摩耗により、ストリップ1のめ
っき浴2への進入角度が変化するため、スナウト3をス
トリップ1の板厚方向に揺動させ、よってストリップ1
とスナウト3との接触を未然に防止するためである。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来から用いられてきた典型的なジャ
バラ5の構造は、第4図に示すように、上端フランジ8
および下端フランジ9間に伸縮部材10を取り付け、ジャ
バラ5の内部には伸縮時に干渉しないように配置した上
部内筒11と下部内筒12が設けられた構造である。これら
の内筒11、12はストリップ1を通板するときに伸縮部材
10にストリップ1が突っ掛かり、伸縮部材10を破損しな
いようにしたものである。したがってスナウト下端部6
を揺動する際、その内部に取り付けられた内筒11、12が
干渉するため、大きな角度はとれない欠点がある。また
これら内筒11、12の間隔を大きくすると、必然的にジャ
バラ5そのものが大きくなる問題がある。
本発明は、このような問題を解決した連続溶融金属め
っき装置のスナウト用ジャバラを提供することを目的と
する。
<課題を解決するための手段> 本発明は、一端が還元焼鈍炉に接続され、他端が溶融
金属からなるめっき浴中に浸漬されているスナウトの内
部を経て、めっき浴中にストリップを通過させることに
よりめっきを行う連続溶融金属めっき装置のスナウトの
中間部に挿入されるジャバラにおいて、当該ジャバラ内
に設置される内側保護筒をストリップ進行方向上流側に
設けた支持ピンによって吊り下げ支持する一方、前記内
側保護筒の下端部を前記ジャバラ下端側に取り付けられ
た筒状構造物によって支持可能とし、かつ前記筒状構造
物を昇降および揺動する際、前記内側保護筒が前記筒状
構造物の内面に沿ってスライド可能なように構成したこ
とを特徴とする連続溶融金属めっき装置のスナウト用ジ
ャバラである。
<作 用> 本発明のジャバラは、ジャバラ内部に設置される内側
保護筒をストリップ進行方向上流側に設けた支持ピンに
よって吊り下げ支持し、内側保護筒の下端側はジャバラ
下端側に取り付けられた筒状構造物によって支持可能と
し、ジャバラ下端側の構造物の昇降および揺動に追従し
て内側保護筒をスライド可能としたものである。
なお、ジャバラ下端側に取り付けられた筒状構造物に
よる内側保護筒下端部の支持方法は、例えば内側保護筒
下端部にコロを取り付け、ジャバラ下端側に取り付けら
れた筒状構造物を転動面として転動できる構造であると
か、あるいは内側保護筒下端部とジャバラ下端側に取り
付けられた筒状構造物のスライド面とが面接触する構造
などがある。
<実施例> 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明のスナウト用ジャバラの一実施例を
示す断面図である。
第1図において、本発明のスナウト用ジャバラ13は、
一端が還元焼鈍炉に接続され、他端がめっき浴中に浸漬
されたスナウトの中間部に挿入されており、スナウト下
端部6を昇降自在とするため、およびストリップ1の進
入角度に応じてスナウト下端部6を揺動させるためのも
のであり、還元焼鈍炉に接続した固定ダクト14とめっき
浴面に浸漬されるスナウト下端部6の間に配置されてい
る。
ジャバラ13内に設置された内側保護筒15は、ストリッ
プ1の進行方向上流側に設けた支持ピン16によって吊り
下げ支持される一方、内側保護筒15の下端側にはコロ17
を取り付け、スナウト下端部6によって支持すると共に
スナウト下端部6の転動面18を転動してジャバラ伸縮時
の抵抗を少なくできる構造である。本例では内側保護筒
15にコロ17を取り付けているが、コロ以外のライナ等を
用いて摺動させることも可能である。
第1図中、太線実線で示したものはスナウト下端部6
をめっき浴中に浸漬した状態のもの、即ちジャバラ13が
伸ばされた状態のものであり、なおかつストリップ1の
めっき浴2への進入角度は緩やかな状態のものである。
また、細線実線で示したものはスナウト下端部6がめっ
き浴2に浸漬した状態のもの、即ちジャバラ13が伸ばさ
れた状態のものであり、なおかつストリップ1のめっき
浴2への進入角度は太線実線で示したものに比べて急角
度なものである。このときのコロ17′および内側保護筒
15′を示した。さらに2点鎖線で示したものはスナウト
下端部6がめっき浴2に浸漬していないもの、即ちジャ
バラ13が縮められた状態のものである。
このようにあらゆる状態において内側保護筒15の下端
側に取り付けられたコロ17はスナウト下端部6の転動面
をころがりながら内側保護筒15を支持できる構造であ
る。
次に、第2図により、本発明のジャバラを取り付けた
スナウトの一実施例を説明する。
第2図において、スナウト3は還元焼鈍炉4出口に取
り付けられたダクト14に接続され、ジャバラ13を介して
スナウト下端部6を接続している。スナウト下端部6は
スナウト上方に設けた支持ピン19によって回転自在に支
持された支持フレーム20によって吊り下げられており、
この支持フレーム20には電動シリンダ21を取り付け、こ
の電動シリンダ21によってスナウト下端部6を支持フレ
ーム20のガイドレール22に沿って昇降させる構造であ
る。さらに別途固定の構造物に取り付けられた電動シリ
ンダ23によって支持フレーム20は固定支持され、よって
スナウト3の設定角度を維持固定している。図中実線は
めっき浴2中のシンクロール7を浅いところに配置され
たときのものであり、2点鎖線は深いところに配置され
たときのものである。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明のスナウト用ジャバラに
より以下の優れた効果が得られる。
必要以上にスナウトを大きくすることなく、その目
的とするところのスナウトの揺動および昇降機構を付加
することができ、したがってめっき浴に浸漬しているス
ナウト内でのめっき浴面の面積を少なくすることができ
るためドロスの発生を少なくでき、よってドロスに起因
するめっき表面欠陥が大幅に抑制でき、安定して高品質
の製品製造が可能となる。
発生したドロス排除に伴うめっき作業の中断が少な
くなり、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスナウト用ジャバラの一実施例を示す
断面図、第2図は本発明のジャバラを取り付けたスナウ
トの一実施例の説明図、第3図は連続溶融金属めっき装
置の概略説明図、第4図は従来のスナウトに用いられた
典型的なジャバラの一部断面側面図である。 1、1′……ストリップ、 2……めっき浴、3……スナウト、 4……還元焼鈍炉、5……ジャバラ、 6、6′、6″……スナウト下端部、 7……シンクロール、8……上端フランジ、 9……下端フランジ、10……伸縮部材、 11……上部内筒、12……下部内筒、 13……ジャバラ、14……固定ダクト、 15、15′……内側保護筒、16……支持ピン、 17、17′……コロ、18……転動面、 19……支持ピン、20……支持フレーム、 21……電動シリンダ、22……ガイドレール、 23……電動シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−11743(JP,A) 特開 平1−188656(JP,A) 特開 昭56−84453(JP,A) 実開 平1−87151(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が還元焼鈍炉に接続され、他端が溶融
    金属からなるめっき浴中に浸漬されているスナウトの内
    部を経て、めっき浴中にストリップを通過させることに
    よりめっきを行う連続溶融金属めっき装置のスナウトの
    中間部に挿入されるジャバラにおいて、当該ジャバラ内
    に設置される内側保護筒をストリップ進行方向上流側に
    設けた支持ピンによって吊り下げ支持する一方、前記内
    側保護筒の下端部を前記ジャバラ下端側に取り付けられ
    た筒状構造物によって支持可能とし、かつ前記筒状構造
    物を昇降および揺動する際、前記内側保護筒が前記筒状
    構造物の内面に沿ってスライド可能なように構成したこ
    とを特徴とする連続溶融金属めっき装置のスナウト用ジ
    ャバラ。
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