JP2748836B2 - クレーン用ワイヤーロープの寿命予測方法及びその装置 - Google Patents

クレーン用ワイヤーロープの寿命予測方法及びその装置

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JP2748836B2 JP31665993A JP31665993A JP2748836B2 JP 2748836 B2 JP2748836 B2 JP 2748836B2 JP 31665993 A JP31665993 A JP 31665993A JP 31665993 A JP31665993 A JP 31665993A JP 2748836 B2 JP2748836 B2 JP 2748836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンに用いられるワ
イヤーロープの寿命を予測するクレーン用ワイヤーロー
プの寿命予測方法及びクレーン用ワイヤーロープの寿命
予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンに使用されるワイヤーロープは
作業環境の安全性を確保するために、一定の使用限界に
達すると交換するようにしている。しかし、実際に稼動
途中のワイヤーロープを観察するのみでは、このワイヤ
ーロープの破断に至るまでの寿命(残存寿命)を適格に
判断できない。
【0003】そこで、現在時点における残存寿命を評価
する手法として、ワイヤーロープにロードセルを介挿し
て吊上げ重量を検出し、この吊上げ重量を複数重量区分
に区分し、各重量区分毎の負荷回数を求めて、この各値
を予め求められている巻上げワイヤーロープの寿命演算
式に代入して、使用途中のワイヤーロープの残存寿命を
演算する方法が提唱されている(特開平3−44191
5号公報)。
【0004】また、ワイヤーロープの端部にロードセル
を介挿して張力を測定し、ロードセルの出力と稼動時間
の積から現在時点までの総仕事量を求めて、その総仕事
量と予め求められている交換時の限界総仕事量とを比較
して、現時点における残存寿命を得る方法も提唱されて
いる(特開平4−49195号公報)。
【0005】さらに、クレーンのワイヤーロープを交換
した時刻から該当ワイヤーロープに印加される張力Tと
累積曲げ回数Nを測定して、これらと予め測定されてい
る新品ワイヤーロープにおける張力Tと破断に至るまで
の繰り返し曲げ回数Nm との関係を示す新品寿命特性と
を比較して、現時点における残存寿命を得る方法も提唱
されている(特開平5−39187号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た3つの各寿命予測方法においてもまだ改良すべき次の
ような課題があった。一般に、ワイヤーロープにおける
疲労は、ワイヤーロープに印加される張力Tと曲げ回数
Nに対応する。したがって、クレーンに使用されるワイ
ヤーロープにおける疲労も、ワイヤーロープに印加され
る張力Tと曲げ回数Nに対応する。クレーンにおけるワ
イヤーロープに印加される張力Tは、吊り加重Wを、該
当吊り加重Wを負担するワイヤーロープ本数mで除算し
た値(T/m)であり、一方、クレーンにおけるワイヤ
ーロープの曲げ回数Nは、ワイヤーロープが例えばフッ
クが取付けられた下部滑車やワイヤドラム近傍に配設さ
れた上部滑車を通過する回数で置き換えることができ
る。
【0007】しかしながら。実際のクレーンにおいて
は、荷物を吊上げる場合にその都度フックを最下端位置
から最上端位置まで移動させることはなくて、ある特定
の中間範囲内において繰返し上下移動させる場合が多
い。
【0008】その結果、ワイヤーロープ全長のうちのあ
る特定の範囲のみが各滑車でもって繰返し曲げ応力を受
ける。したがって、この特定の範囲の曲げ回数のみが大
きくなり、その他部分の曲げ回数Nはさほど大きな値に
ならない。
【0009】寿命は最も累積疲労が大きい位置の累積疲
労の程度で評価すべきである。しかしながら、上述した
各手法においては、ワイヤーロープを一つの測定対象と
みなして、ワイヤーロープ全体に印加される平均的な曲
げ回数Nを検出している。
【0010】このように、正確な寿命予測ができないの
で、従来手法においては、算出された残存寿命に対して
多少大きい安全係数を乗算して、最終的な残存寿命を決
定していた。
【0011】したがって、安全係数に対応する期間だ
け、正確な寿命期間より短い期間でもってワイヤーロー
プを交換することになり、クレーンの維持管理費が増大
する。さらに、使用条件が変更になると、安全係数を越
えて局部的に曲げ回数Nが上昇する場合も考えられる。
このような場合においては、算出された寿命に誤差が生
じ、ワイヤーロープを交換する前に、ワイヤーロープに
破断等が発生する懸念がある。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ワイヤーロープを単位長を有した各単位部
位に区分して、各単位部位毎の張力及び曲げ回数を測定
することによって、ワイヤーロープの各単位部位毎に寿
命を算出でき、ワイヤーロープ全体としてより正確な寿
命を測定でき、クレーンにおけるワイヤーロープの交換
時期をより正確な寿命時期に設定することによって、ワ
イヤーロープを正確な寿命期限まで使用でき、クレーン
全体の安全性を十分確保した状態で、維持管理費を節減
できるクレーン用ワイヤーロープの寿命予測方法及び寿
命予測装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、請求項1の発明は、ワイヤドラムから繰出されて上
部滑車とフックが取付けられた下部滑車との間に巻回さ
れたワイヤーロープの寿命を予測するクレーン用ワイヤ
ーロープの寿命予測方法において、ワイヤーロープにお
ける各単位部位に印加される張力及び曲げ回数を測定
し、測定された張力と曲げ回数と、予め測定されている
新品ワイヤーロープにおける各印加張力と該当印加張力
下における破断に至る曲げ回数との関係を示す新品寿命
特性とを比較することによって、ワイヤーロープの前記
各単位部位における各寿命を算出するようにしている。
【0014】また、請求項2の発明のクレーン用ワイヤ
ーロープの寿命予測装置においては、ワイヤーロープに
おける各単位部位に印加される張力を測定する張力測定
手段と、各単位部位の曲げ回数を測定する曲げ回数測定
手段と、予め測定されている新品ワイヤーロープにおけ
る各印加張力と該当印加張力下における破断に至る曲げ
回数との関係を示す新品寿命特性を記憶する新品寿命特
性記憶手段と、測定された各単位部位の曲げ回数と張力
と新品寿命特性とからワイヤーロープの各単位部位にお
ける各寿命を算出する寿命算出手段とを備えている。
【0015】請求項3の発明は、請求項2における張力
測定手段において、ワイヤドラムを回転駆動させる巻上
げ電動機に対する駆動電流を測定して、予め測定されて
いる駆動電流と張力との関係式から、各単位部位共通の
張力を算出するようにしている。
【0016】さらに、請求項4の発明においては、曲げ
回数測定手段を、各単位部位が上部滑車と下部滑車とか
らなる複数の滑車のうちのどの滑車相互間に位置してい
るかを検出する単位部位位置検出手段と、フックの位置
が一つの上下位置から次の上下位置に移動する過程で、
単位部位位置検出手段が検出する滑車相互間位置の移動
回数を曲げ回数として出力する移動回数計数手段とで構
成している。
【0017】また、請求項5の発明は、ワイヤドラムを
回転駆動させる巻上げ電動機の回転数を計測して、この
計測された回転数とワイヤドラム及び各滑車の径とから
フックの移動量を算出するようにしている。
【0018】
【作用】このように構成された請求項1及び請求項2の
クレーン用ワイヤーロープの寿命予測方法及び寿命予測
装置においては、クレーンに使用されるワイヤーロープ
における各単位部位毎に該当単位部位における張力と曲
げ回数が測定される。一方、新品ワイヤーロープにおけ
る各印加張力と該当印加張力下における破断に至る曲げ
回数との関係を示す新品寿命特性が予め求められてい
る。
【0019】そして、測定された各単位部位の張力と曲
げ回数が、新品寿命特性内における限界値からどの程度
離れているかを算出することによって、該当単位位置に
おける寿命(残存寿命)が算出される。
【0020】よって、ワイヤーロープ全体の各単位部位
毎の寿命が把握されるので、局部的に疲労が進行したと
しても、その位置を特定でき、最も疲労が進行している
単位部位の寿命をワイヤーロープ全体の寿命とすること
によって、ワイヤーロープ全体の寿命(残存寿命)を正
確に把握できる。
【0021】また、請求項3においては、ワイヤーロー
プの各単位部位の張力をワイヤドラムを回転させる巻上
げ電動機の電流より求めている。したがって、ワイヤー
ロープにロードセルを取付ける場合に比較してより簡単
に測定できる。
【0022】また、請求項4においては、フックが上下
移動した場合において、上下移動過程において、各当単
位部位が滑車を何回通過したが把握できるので、この回
数を該当単位部位の曲げ回数とすることが可能となる。
【0023】そして、この曲げ回数はフックの移動量か
ら間接的に算出される。請求項5においては、フックの
上下方向の移動量をワイヤドラムを回転駆動する巻上げ
電動機の回転数から算出している。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例のクレーン用ワイヤーロープの寿命予
測方法を適用した寿命予測装置が組込まれたクレーンを
示す概略構成図である。
【0025】直径Dを有するワイヤドラム1の軸2は減
速機3を介して巻上げ電動機4に連結されている。巻上
げ電動機4は巻上電動機制御装置5から供給される駆動
電流Iによって正転方向または逆転方向に回転駆動され
る。
【0026】この巻上げ電動機4に供給される電流Iは
変流器6で検出され、演算処理装置7へ入力される。ま
た、この演算処理装置7には、巻上電動機制御装置5か
ら正転/逆転方向に対応する上昇/下降信号aと速度ノ
ッチ信号nが入力される。また、巻上げ電動機4の回転
は回転検出器(PLG)8で検出されて回転パルス信号
cとして演算処理装置7へ入力される。回転検出器(P
LG)8は巻上げ電動機4が1回転するとA個(A:自
然数)の回転パルス信号cを出力する。
【0027】ワイヤドラム1の外周面の両端近傍にはワ
イヤーロープ9のそれぞれの先端が固定されている。ワ
イヤーロープ9はフック13が取付けられた4個の下部
滑車10a,10b,10c,10d及び2つの上部滑
車11a,11b及び巻上げ滑車12に巻回されてい
る。上部滑車11a.11b及び巻上げ滑車12はワイ
ヤドラム1の近傍位置に固定されている。巻上げ滑車1
2は各上部滑車11a,11bの中間に配設されてい
る。なお、下部滑車10a〜10d及び上部滑車11
a.11bはそれぞれ等しい外径d1 を有しており、巻
上げ滑車12は外径dを有している。
【0028】したがって、ワイヤドラム1を矢印で示す
正転方向に回転させるとワイヤーロープ9がワイヤドラ
ム1の外周面に巻取られ、フック13が上昇する。逆
に、ワイヤドラム1を逆転方向に回転させると、外周面
に巻取られているワイヤーロープ9が垂れ下がり、フッ
ク13が下降する。
【0029】ワイヤーロープ9は、巻上げ滑車12に対
して左右対称となるので、フック13を上下移動させた
としても、巻上げ滑車12の上端のP点のワイヤーロー
プ9は移動しない。
【0030】上部滑車11a.11b及び巻上げ滑車1
2の位置から下方に距離E0 に巻上端位置検出スイッチ
(LS)14が配設されている。上端検出信号bは演算
処理装置7及び巻上電動機制御装置5へ入力される。し
たがって、この巻上端位置検出スイッチ(LS)14よ
り上方にフック13を上昇できない。
【0031】演算処理装置7は、例えば図2に示すよう
なマイクロコンピュータ等の一種の情報処理装置で構成
されており、ワイヤーロープ9の残存寿命を算出する機
能を有する。
【0032】図2において、バスライン15に対して各
種情報処理を実行するCPU16,各種プログラム等の
固定データを記憶するROM17,算出された各単位部
位Ej の累積疲労度(残存寿命)S(j) やワイヤーロー
プ9の交換を警告出力するCRT表示器18,前記回転
検出器(PLG)8からの回転パルス信号cのパルス数
を計数するカウンタ19等が接続されている。
【0033】また、バスライン15には、変流器6から
の電流I,巻上電動機制御装置5からの上昇/下降信号
a,速度ノッチ信号n,巻上端位置検出スイッチ(L
S)14からの上端検出信号bが入力される入力ポート
20、及び各種可変データを記憶するRAM21等が接
続されている。
【0034】RAM21内には、カウンタ19における
前回のカウント値C0 を記憶保持する前回カウント値メ
モリ22,前回のフック位置Lp を記憶するフック位置
メモリ22,新品寿命特性メモリ23、各単位部位E
1 ,E2 ,E3 .….Ej ,…,Ejmにおける各前回値
を記憶保持する前回値メモリ24とが設けられている。
【0035】図3は、新品寿命特性メモリ23に記憶さ
れてる予め測定されている新品ワイヤーロープにおける
各張力Tと該当張力T下における破断に至るまでの曲げ
回数Nm との関係を示す新品寿命特性(S−N特性)で
ある。特性(1) .(2) ,(3)はそれぞれ各下部滑車10
a〜10d,上部滑車11a.11bの外径d1 、及び
滑車の溝形状係数f1 が異なる場合を示す。
【0036】前回値メモリ24に設定されているワイヤ
ーロープ9の各単位部位E1 ,E2,E3 .….Ej
…,Ejmは、図9に示すように、フック13が上下移動
したとしてもワイヤーロープ9の位置が変化しない巻上
げ滑車12の上端のP点位置を座標原点(0)として、
このP点位置から右側方向に200cmを単位長(Ew
=200)として順番に番地j(1,2,3,…,j, …,jm)1
を付したものである。したがって、P点位置から6m右
側に離れた単位部位Ej の番地jは3となり、E3 で表
現する。逆に左側に6m離れた単位部位は(−)符号を
付して示すので、E-3で表現する。
【0037】なお、この実施例においては説明を簡単に
するために(−)側の各単位部位の説明を省略してい
る。そして、前回値メモリ24内には、前回フック13
の上下移動が停止した時点の各単位部位E1 ,E2 ,E
3 .….Ej ,…,Ejmが、図9に示すように、複数の
滑車10a〜10d,11a.11b相互間のどの滑車
とどの滑車との間に位置するかを示す前回の各単位部位
位置Ewp(1) ,EwP(2) ,…、Ewp(j) ,…,Ewp(jm)
が記憶されている。
【0038】例えば、j番目の単位部位Ej が巻上げ滑
車12と直ぐ右側の下部滑車10cとの間に位置してい
る場合は、該当単位部位Ej の前回の単位部位位置Ewp
(j)は1となる(Ewp(j) =1)。また、下部滑車10
cと次の上部滑車11bとの間に位置している場合は2
となる(Ewp(j) =2)。
【0039】また、前回値メモリ24内には、前回フッ
ク13の上下移動が停止した時点における各単位部位E
1 ,E2 ,E3 .….Ej ,…,Ejmにおける各累積疲
労度Sp(1),Sp(2),…,Sp(j),…、Sp(jm) が記憶
されている。
【0040】なお、RAM21の前回カウント値メモリ
22,フック値メモリ22,前回値メモリ24の各値は
ワイヤーロープ9を新規のワイヤーロープ9に交換した
時に、フック13を巻上端検出器14位置まで上昇させ
た状態において、それぞれ[0]値に初期設定する。
【0041】このような演算処理装置7のCPU16
は、図4に示す流れ図に従って現在時点におけるワイヤ
ーロープ9の累積疲労度S(j) で示す寿命(残存寿命)
を算出する。
【0042】流れ図が開始されると、P1において、フ
ック13の1回の上下移動が停止したことを、巻上げ電
動機4の停止状態を上昇/下降信号aにて検出すること
によって検出する。次にP2において、図5(a)に示
すフック13の現在位置Lの算出処理を実行する。
【0043】図5(a)の流れ図が開始されると、カウ
ンタ19の現在値CA 、及び前回カウント値メモリ22
の前回値C0 を読取って、今回の上下移動に伴う今回の
回転数Cを算出する(C=|CA −C0 |/A)。そし
て、今回読取った現在値CAを前回値C0 として前回カ
ウント値メモリ22へ書込む。
【0044】そして、(1) 式に従って、今回のフック1
3の移動量BF を算出する。 BF =(|CA −C0 |/Ai)(2πD/m) …(1) 但し、 A;巻上電動機1回転当りのパルス数 i:減速機3の減速比 m:フック13を吊り下げるワイヤーロープ数(実施例
ではm=8) D:ワイヤドラム1の直径 次に、巻上電動機駆動制御装置5からの上昇/下降信号
aとフック位置メモリ22に記憶されている前回のフッ
ク位置Lp とから最新のフック位置Lを算出して、算出
した最新のフック位置Lをフック位置メモリ22に前回
値Lp として書込む。
【0045】すなわち、上昇の場合は前回のフック位置
Lp から今回求めた移動量BF を減算し、下降の場合
は、前回のフック位置Lに今回求めた移動量BF を加算
する。図4のP2において、移動後のフック位置Lが算
出されると、P3において、各滑車10a〜10d,1
1a,11bの巻上げ滑車12の基準点Pからワイヤー
ロープ9に沿った距離で示す各位置Es(n)、すなわち基
準点Pからの各ワイヤーロープ長さを算出する。但し、
nは図9に示すように、巻上げ滑車12からワイヤーロ
ープ9に沿って右側に順番に存在する各滑車10c(n
=1),11b(n=2),10d(n=3),…の各
配列番号を示す。
【0046】例えば、滑車10c(n=1)の位置Es
(1)は、(2) 式で求められる。 Es(1)=(πd/4)+(πd1 /4)+L …(2) 滑車11b(n=2)の位置Es(2)は、(3式で求められ
る。
【0047】 Es(2)=(πd/4)+3(πd1 /4)+2L …(3) 同様に、滑車10d(n=3)の位置Es(3)は、(4) 式
で求められる。 Es(3)=(πd/4)+5(πd1 /4)+3L …(4) 但し、 d1 :各滑車10a〜10d,11a.11b
の直径 具体的な処理手順は、図5(b)に示すように、最初
に、n=1に初期設定し、nが増加する毎に増える増加
項α=0に初期設定する。そして、(5) 式で各滑車の各
滑車位置Es(n)を算出する。
【0048】 Es(n)=(πd/4)+(πd1 /4)+L+α …(5) そして、増加項αは(6) 式で示すことができる。 α=[L+(πd1 /2)](n+1) …(6) この(5)(6)式をn=1からロープ本数mで定まる
滑車数pまで繰返す。
【0049】p=(m/2)−1 図4のP3において、各滑車位置Es(n)が求まると、P
4において、ワイヤーロープ9における各単位部位Ej
がどの滑車相互間に位置するかを示す各単位部位位置E
w(j)の算出処理を図6の流れ図に従って実行する。
【0050】図6の流れ図が開始されると、Q1におい
て、滑車番号n及び単位部位Ej の番号jを1に初期設
定し、比較値Eu を単位部位の長さEw (=200c
m)に初期設定する(Eu =200)。Q2において、
n番目の滑車の滑車位置Es(n)が比較値Eu 未満である
か否かを調べる。未満であれば、Q3へ進み、nが滑車
数pに達していない場合に滑車番号nに1を加算して、
Q2へ戻り、次の滑車番号nの滑車位置Es(n)と比較値
Eu とを比較する。
【0051】Q2において、n番目の滑車の滑車位置E
s(n)が比較値Eu を越えると、Q4において、j番目の
単位部位Ej の単位部位位置Ew(j)はnと決定される。
そして、単位部位Ej の番号jを1だけ増加して、比較
値Eu を単位部位の長さEw (=200cm)だけ増加
して(Eu =Eu +200)、Q2へ戻り、増加後の比
較値Eu と滑車位置Es(n)とを比較する。
【0052】Q3において、nが滑車数pに達すると、
Q4において、j番号目の単位部位位置Ew(j)は(n+
1)と決定される。なお、これ以降の各番号j+1,j
+2,…jm の各単位部位位置Ew(j+1),Ew(j+2),
…,Ew(jm) も全て同一値(n+1)と決定される。
【0053】図4のP4において、各単位部位Ej の位
置Ew(j)の算出処理が終了すると、P5において、各単
位部位Ej の今回のフック13の上下移動に伴って発生
した滑車通過回数Nk(j)を図7の流れ図を用いて算出す
る。
【0054】図7の流れ図が開始されると、最初に、単
位部位Ej の番号jを1の初期値に設定し、Q6にて、
今回のフック13の移動方向を調べる。上昇の場合は、
今回のフック移動に伴って新たに発生した通過回数Nk
(j)はP4において今回求めた各単位部位Ej の位置Ew
(j)からRAM21の前回値メモリ24に記憶されてい
る前回のフック移動後における各位置Ewp(j) を減算し
た値となる。
【0055】 Nk(j)=Ew(j)−Ewp(j) …(7) また、下降の場合は(8) 式となる。 Nk(j)=Ewp(j) −Ew(j) …(8) 以上の各滑車通過回数Nk(j)の計算が終了すると、前回
値メモリ24の各単位部位Ej の各位置Ewp(j) をP4
で算出された今回の各位置Ew(j)に更新する。
【0056】図4のP5において、今回のフック13の
移動動作後における各単位部位Ejの各滑車通過回数Nk
(j)が算出されると、P6において、今回のフック13
上下移動期間中にワイヤーロープ9に印加された張力T
を算出する。具体的には、予め巻上げ電動機4の速度ノ
ッチ5における電流Iとワイヤーロープ9に印加される
張力Tとの関係が測定されており、例えば次に示すよう
に、一次式で示される。
【0057】 T=59,8+ 0.568I (kg/mm2 ) ワイヤーロープ9に印加される張力Tは各単位部位Ej
に均等に印加されるとみなせるので、各単位部位Ej
印加される各張力T(j) は同一となる(T(j)=T)。
なお、フック13が同一荷重の荷物を運んでいる期間は
同一張力Tが継続して印加されているとみなす。
【0058】P6にて今回のフック13移動期間中の張
力Tが求まると、P7にて各単位部位Ej における各累
積疲労度S(j) の算出処理を図8の流れ図に従って実行
する。
【0059】図8の流れ図において、図2のRAM21
の新品寿命特性メモリ23に記憶されている例えば図3
の(1) の特性式を読出す。 Nm =(1.554 ×105 )/(T1.439 ) …(9) 今回のフック13の上下移動に起因する疲労度は、同一
張力Tにおける滑車通過回数Nk(j)と限界曲げ回数Nm
との比で示されるので、各単位部位Ej における今回の
各疲労度Sn(j)は(10)式で示すことができる。
【0060】 Sn(j)=Nk(j)/Nm =T1.439 ・Nk(j)/(1.554 ×105 ) …(10) そして、この今回のフック13移動に起因する疲労度S
n(j)にRAM21の前回値メモリ24の前回までの累積
疲労度Sp(j)を加算することによって、各単位部位Ej
における累積疲労度S(j) が得られる。
【0061】 S(j) =Sn(j)+Sp(j) …(11) そして、今回のフック13の移動を加味した現在時点の
各単位位置Ej の各累積疲労度S(j) を前回値としてR
AM21の前回値メモリ24へ格納する。
【0062】図4のP7において、各単位位置Ej の各
累積疲労度S(j) が求まると、P8において、[1]以
上の累積疲労度S(j) が存在するか否かを調べる。1以
上の累積疲労度S(j) が存在すると、該当単位位置Ej
の残存寿命が尽きたので、CRT表示器18にワイヤー
ロープ9の交換を促す警告を表示する。
【0063】なお、必要に応じて、2m毎の全ての単位
位置Ej (j= 1〜jm) の累積疲労度S(j) (j= 1〜
jm) を同時に表示することも可能である。このように構
成されたクレーン用ワイヤーロープ寿命予測方法及び寿
命予測装置においては、ワイヤーロープ9の例えば2m
毎に設定された各単位部位Ej 毎にそれぞれ個別に累積
疲労度S(j) が算出され、一つの単位部位でも累積疲労
度S(j) が[1]を超えると、ワイヤーロープ9全体の
寿命が尽きたと判断して、警告出力するようにしてい
る。
【0064】したがって、たとえワイヤーロープ9にお
いて局部的に疲労が進んだとしても、この疲労が発見さ
れずに、稼動中にワイヤーロープ9に破断事故が発生す
ることが未然に防止される。よって、クレーン全体の安
全性をより一層向上できる。
【0065】また、上述したようの局部的に疲労が進む
ことを予め見越して過大な安全率を乗算したワイヤーロ
ープの交換期間を設定する必要がないので、ワイヤーロ
ープを寿命が尽きるまで有効に使用でき、結果として、
ワイヤーロープ9の交換間隔を長くでき、クレーン全体
の維持管理費を節減できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明のクレーン用
ワイヤーロープの寿命予測方法及び寿命予測装置におい
ては、ワイヤーロープを単位長を有した各単位部位に区
分して、各単位部位毎の張力及び曲げ回数を測定して、
ワイヤーロープの各単位部位毎に寿命を算出している。
したがって、ワイヤーロープ全体としてのより正確な寿
命を測定でき、クレーンにおけるワイヤーロープの交換
時期をより正確な寿命時期に設定することによって、ワ
イヤーロープを正確な寿命期限まで使用でき、クレーン
全体の安全性を十分確保した状態で、維持管理費を節減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるクレーン用ワイヤ
ーロープの寿命予測方法を用いたクレーン用ワイヤーロ
ープの寿命予測装置の概略構成図
【図2】 同実施例寿命予測装置の演算処理装置の構成
を示すブロック図
【図3】 同演算処理装置に記憶されている新品寿命特
性を示す図
【図4】 同実施例寿命予測装置の動作を示す流れ図
【図5】 同じく同実施例寿命予測装置の動作を示す流
れ図
【図6】 同じく同実施例寿命予測装置の動作を示す流
れ図
【図7】 同じく同実施例寿命予測装置の動作を示す流
れ図
【図8】 同じく同実施例寿命予測装置の動作を示す流
れ図
【図9】 同じく同実施例寿命予測装置の動作を説明す
るための図
【符号の説明】
1…ワイヤドラム、3…減速機、4…巻上げ電動機、5
…巻上電動機制御装置、6…変流器、7…演算処理装
置、8…回転検出器、9…ワイヤーロープ、10a〜1
0d…下部滑車、11a.11b…上部滑車、12…巻
上げ滑車、13…フック、14…巻上端検出器、16…
CPU、24…前回値メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−39187(JP,A) 特開 平7−101681(JP,A) 特開 昭60−223784(JP,A) 特開 平5−278989(JP,A) 特開 昭58−95096(JP,A) 特開 平4−49195(JP,A) 特開 昭62−17638(JP,A) 特開 昭57−51689(JP,A) 特開 平5−97397(JP,A) 特開 平6−263393(JP,A) 実開 昭58−187579(JP,U) 実開 昭59−120794(JP,U) 実開 昭62−34569(JP,U) 実開 平3−44191(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤドラムから繰出されて上部滑車と
    フックが取付けられた下部滑車との間に巻回されたワイ
    ヤーロープの寿命を予測するクレーン用ワイヤーロープ
    の寿命予測方法において、 前記ワイヤーロープにおける各単位部位に印加される張
    力及び曲げ回数を測定し、測定された張力と曲げ回数
    と、予め測定されている新品ワイヤーロープにおける各
    印加張力と該当印加張力下における破断に至る曲げ回数
    との関係を示す新品寿命特性とを比較することによっ
    て、前記ワイヤーロープの前記各単位部位における各寿
    命を算出するクレーン用ワイヤーロープの寿命予測方
    法。
  2. 【請求項2】 ワイヤドラムから繰出されて上部滑車と
    フックが取付けられた下部滑車との間に巻回されたワイ
    ヤーロープの寿命を予測するクレーン用ワイヤーロープ
    の寿命予測装置において、 前記ワイヤーロープにおける各単位部位に印加される張
    力を測定する張力測定手段と、前記各単位部位の曲げ回
    数を測定する曲げ回数測定手段と、予め測定されている
    新品ワイヤーロープにおける各印加張力と該当印加張力
    下における破断に至る曲げ回数との関係を示す新品寿命
    特性を記憶する新品寿命特性記憶手段と、前記測定され
    た各単位部位の曲げ回数と張力と前記新品寿命特性とか
    ら前記ワイヤーロープの前記各単位部位における各寿命
    を算出する寿命算出手段とを備えたクレーン用ワイヤー
    ロープの寿命予測装置。
  3. 【請求項3】 前記張力測定手段は、前記ワイヤドラム
    を回転駆動させる巻上げ電動機に対する駆動電流を測定
    して、予め測定されている駆動電流と張力との関係式か
    ら、各単位部位共通の張力を算出することを特徴とする
    請求項2記載のクレーン用ワイヤーロープの寿命予測装
    置。
  4. 【請求項4】 前記曲げ回数測定手段は、前記各単位部
    位が前記上部滑車と下部滑車とからなる複数の滑車のう
    ちのどの滑車相互間に位置しているかを検出する単位部
    位位置検出手段と、前記フックの位置が一つの上下位置
    から次の上下位置に移動する過程で、前記単位部位位置
    検出手段が検出する滑車相互間位置の移動回数を曲げ回
    数として出力する移動回数計数手段とを備えたことを特
    徴とする請求項2又は3記載のクレーン用ワイヤーロー
    プの寿命予測装置。
  5. 【請求項5】 前記フックの移動量は、前記ワイヤドラ
    ムを回転駆動させる巻上げ電動機の回転数を計測して、
    この計測された回転数と前記ワイヤドラム及び各滑車の
    径とから算出されることを特徴とする請求項4記載のク
    レーン用ワイヤーロープの寿命予測装置。
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