JP2748521B2 - 携帯シャワー - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レジャーや仕事などで外出した際に身体が
汚れた場合、その汚れを落とすために容器に水を入れ、
その水を汲み出してシャワーとして浴びることができる
携帯シャワーに関するものである。

従来の技術 従来、この種の携帯シャワーにおいて、電源コードと
ホースの止め方は、結束バンドやビニタイにより固定さ
れていた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、電源コードやホースの止
め位置が固定されてしまい、止める位置を変えるために
はその都度、締め付けをゆるめて止め位置を変え、再度
固定せねばならなかった。

本発明は、このような問題点を解決するもので、電源
コードやホース止め位置の位置換えを容易に行えるよう
にしたものである。

課題を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明の携帯シャワー
は、モータにより駆動される回転羽根を備えたポンプ
と、モータを駆動する電池を収納し、かつ電源スイッチ
を備えた電池ケースと、ポンプと電池ケースとを接合す
る電源コードと、ポンプより吸入された水をシャワー状
に吐出するシャワーヘッドと、シャワーヘッドとポンプ
とを接続するホースと、電源ホースおよびホースを保持
するホルダーとを備える。このホルダーは、電源コード
を保持する２条の筒部からなる電源コード保持部、長手
方向に切離された切欠きにより内径の拡縮が可能なホー
ス保持部、および電源コード保持部の側面に把持部を有
しており、通常時にはホース保持部の内径をホースの直
径以下とすることでホースを保持し、把持部を押圧した
際にはホース保持部の内径を拡げ、ホースを保持する位
置を移動可能としたものである。

作 用 この構成により、電源コードやホースをその途中で固
定すると共に、その位置を容易に変えられることとな
る。

実施例 以下、本発明の実施例について、第１図〜第５図を参
照して説明する。図において１はポンプで、このポンプ
１内には回転羽根とこれを駆動するモータを内蔵してい
る。２は電池ケースでポンプ１を作動する電源電池と、
電源のON,OFFを行なうスイッチを内蔵している。３は電
源コードで、この電源コード３によりポンプ１と電池ケ
ース２とを連結している。４はシャワーヘッドで、この
シャワーヘッド４はポンプ１の作動により吸い上げられ
る水をシャワー状にして、人体に浴びさせる。５はホー
スで、このホース５はポンプ１とシャワーヘッド４とを
連結する。６はホルダーで、このホルダー６は電源コー
ド３を通す側は２条の把持部6a,6bとし、ホース５を通
す側は切離されたホース保持部6cを有している。ホース
の保持位置を移動させるときには、把持部6dを押圧する
事により、ヒンジ6eを交点としてホース保持部の内径が
拡大される。

次に動作を説明する。ポンプ１を水を入れた容器に投
入し、電池ケース２のスイッチをONにすると、ポンプ１
が駆動して水を吸い上げ、ホース５の内部を通ってシャ
ワーヘッド４からシャワーが出る。この状態で使用する
と電源コード３とホース５とが途中でフリーな状態とな
り、もつれやすくなったり、ぶらぶらしたりして、シャ
ワーヘッド４が使用しにくい。これを防止するために電
源コード３とホース５とを相互に固定するホルダー６を
設ける。しかし、水を入れた容器の大きさとか、使用勝
手を良くするために、ホルダー６に次のような工夫をし
て電源コード３やホース５を移動可能としてホルダー６
の位置を変える。すなわち、ホルダー６の電源コード通
し側はふたまた状としているため、この２条の把持部の
部分にそれぞれ電源コード３を第２の如く曲げて通し、
Ｕ字型にすると、電源コード３には元に戻ろうとする復
帰力が作用してホルダー６の２条の把持部6a,6bの内側
壁に摩擦力として働き、電源コード３を確実に保持す
る。また、ホルダー６のホース通し側は切離されたホー
ス保持部6cを有し且つ把持部6dを押えることにより移動
可能としている（第３図参照）。このため、ホルダー６
の両側面を指で押すとヒンジ6eを中心としてクリップ作
用を呈してホース通し側が開くため、ここからホース５
を通し、指を離すとホルダー６のホース通し側が閉じて
ホース５を保持する。第４図，第５図はシャワーの使用
例を示す図である。

発明の効果 以上のように本発明によれば、携帯シャワーの使用状
況に応じて、ホルダーの位置を任意に変えることがで
き、かつホルダーにより電源コード及びホースの保持が
確実にできるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による携帯シャワーの全体構
成図、第２図は同ホルダーに電源コードとホースを通し
た斜視図、第３図A,B,Cは同ホルダーを示す正面図，上
面図，側面図、第４図はポリタンクを利用してシャワー
を使用している使用状態図、第５図はバケツを利用して
シャワーを使用している使用状態図である。 １……ポンプ、２……電池ケース、３……電源コード、
４……シャワーヘッド、５……ホース、６……ホルダ
ー。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】モータにより駆動される回転羽根を備えた
   ポンプと、モータを駆動する電池を収納し、かつ電源ス
   イッチを備えた電池ケースと、前記のポンプと電池ケー
   スとを接合する電源コードと、ポンプより吸入された水
   をシャワー状に吐出するシャワーヘッドと、シャワーヘ
   ッドとポンプとを接続するホースと、前記電源コードを
   保持する２条の筒部からなる電源コード保持部、および
   長手方向に切離された切欠きが設けられ、前記ホースの
   直径以下の内径とする略筒状のホース保持部を有し、前
   記電源コードとホースとを保持するホルダーとから成る
   携帯シャワーであって、 さらに前記ホルダーは、前記電源コード保持部の側面に
   把持部を有し、この把持部を押圧した際に、前記ホース
   保持部の内径を拡げ、前記ホースを保持する位置を移動
   可能としたことを特徴とする携帯シャワー。