JP2746924B2 - フロッピーディスク装置の磁気ヘッド - Google Patents
フロッピーディスク装置の磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JP2746924B2 JP2746924B2 JP63191509A JP19150988A JP2746924B2 JP 2746924 B2 JP2746924 B2 JP 2746924B2 JP 63191509 A JP63191509 A JP 63191509A JP 19150988 A JP19150988 A JP 19150988A JP 2746924 B2 JP2746924 B2 JP 2746924B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- magnetic
- sliding surface
- floppy disk
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/32—Maintaining desired spacing between record carrier and head, e.g. by fluid-dynamic spacing
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/488—Disposition of heads
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフロッピィディスクドライブに使用される磁
気ヘッドの構造に関するものである。
気ヘッドの構造に関するものである。
近年、フロッピィディスクドライブの記録密度の高密
度化に従い、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触状態の
良否が問題になってきている。即ち、記録トラックの狭
トラック化、線記録密度の高密度化のため磁気ヘッドと
磁気記録媒体との接触状態のわずかな変動が再生出力に
大きな悪影響をおよぼしてしまう。
度化に従い、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触状態の
良否が問題になってきている。即ち、記録トラックの狭
トラック化、線記録密度の高密度化のため磁気ヘッドと
磁気記録媒体との接触状態のわずかな変動が再生出力に
大きな悪影響をおよぼしてしまう。
従来フロッピィディスクドライブに用いられている磁
気ヘッドは、第４図に示すように磁気コア17がスライダ
A15とスライダB16により挟まれており、その摺動面にお
いては中央部の溝に対し、左右対象の摺動面形状をもっ
ており、その構造に上記の問題点に対する適切な解決手
段を有していなかった。
気ヘッドは、第４図に示すように磁気コア17がスライダ
A15とスライダB16により挟まれており、その摺動面にお
いては中央部の溝に対し、左右対象の摺動面形状をもっ
ており、その構造に上記の問題点に対する適切な解決手
段を有していなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕 上述の従来の磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触状態
の悪化は二つの原因がある。
の悪化は二つの原因がある。
第一の原因は、（１）磁気記録媒体の面の振れに対し
て、磁気ヘッド全体が波にのってしまうような現象によ
り、長周期の出力変動が起きるものである。
て、磁気ヘッド全体が波にのってしまうような現象によ
り、長周期の出力変動が起きるものである。
第二の原因は、（２）面圧力の高さによるスティック
スリップ現象（フラットな面同志がある程度高い圧力て
圧着すると吸着してしまい、これを動かすことにより、
離れたり、吸着したりを短周期で繰り返す現象。）によ
り短周期の出力変動が起きるものである。
スリップ現象（フラットな面同志がある程度高い圧力て
圧着すると吸着してしまい、これを動かすことにより、
離れたり、吸着したりを短周期で繰り返す現象。）によ
り短周期の出力変動が起きるものである。
これらに対し、従来の磁気ヘッドは、その構造に解決
手段を講じていなかった。そのため、前記第一の原因を
解決するためには、単に前記記録媒体に対する磁気ヘッ
ドの接触を強くする方法がある。しかし、接触を強い圧
力で行なうと、前記記録媒体の老朽化が著しく、また、
前記第二の原因を直接引き起こしてしまう。第二の原因
だけを解決するために、磁気ヘッドのロード荷重を下げ
ると、第一の原因を引き起こし、かつ、前記媒体面と磁
気ヘッドとの間に空間ができ易くなり、出力の低下、周
波数特性の劣化等、不安定になる傾向がある。
手段を講じていなかった。そのため、前記第一の原因を
解決するためには、単に前記記録媒体に対する磁気ヘッ
ドの接触を強くする方法がある。しかし、接触を強い圧
力で行なうと、前記記録媒体の老朽化が著しく、また、
前記第二の原因を直接引き起こしてしまう。第二の原因
だけを解決するために、磁気ヘッドのロード荷重を下げ
ると、第一の原因を引き起こし、かつ、前記媒体面と磁
気ヘッドとの間に空間ができ易くなり、出力の低下、周
波数特性の劣化等、不安定になる傾向がある。
本発明の目的は、前記第一，第二の原因による磁気記
録媒体と磁気ヘッドとの接触状態を良好な状態で安定さ
せることができる磁気ヘッドを提供することにある。
録媒体と磁気ヘッドとの接触状態を良好な状態で安定さ
せることができる磁気ヘッドを提供することにある。
以上の問題を解決するため、本発明のフロッピーディ
スク装置の磁気ヘッドは、第１の摺動面と第２の摺動面
と前記第１の摺動面および前記第２の摺動面の間に設け
られた溝部とが第１の面に設けられたスライダ部と、前
記スライダ部の前記第１の摺動面に設けられた磁気コア
とを含み、前記スライダ部の前記第１の摺動面の前記溝
部に向かう方向の幅は前記スライダ部の前記第２の摺動
面の前記溝部に向かう方向の幅よりも小さく形成され、
前記スライダ部は前記溝部の中央を通り前記第１の面に
垂直な直線上に位置する支点を中心に傾斜可能である。
スク装置の磁気ヘッドは、第１の摺動面と第２の摺動面
と前記第１の摺動面および前記第２の摺動面の間に設け
られた溝部とが第１の面に設けられたスライダ部と、前
記スライダ部の前記第１の摺動面に設けられた磁気コア
とを含み、前記スライダ部の前記第１の摺動面の前記溝
部に向かう方向の幅は前記スライダ部の前記第２の摺動
面の前記溝部に向かう方向の幅よりも小さく形成され、
前記スライダ部は前記溝部の中央を通り前記第１の面に
垂直な直線上に位置する支点を中心に傾斜可能である。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の斜視図である。
本実施例の磁気ヘッドは２つのスライダ1aとスライダ
2aとではさまれる形で磁気コア3aがあり、構成は従来例
と同一であるが、その中央部の溝をはさんで両側の面積
が従来例のように対象ではなく、磁気コア３のない側の
磁気記録媒体接触面部の幅S1に対し、磁気コア３のある
側の該接触面部の幅S2はせまく、例えばS1：S2＝1:2に
なるように加工されている。
2aとではさまれる形で磁気コア3aがあり、構成は従来例
と同一であるが、その中央部の溝をはさんで両側の面積
が従来例のように対象ではなく、磁気コア３のない側の
磁気記録媒体接触面部の幅S1に対し、磁気コア３のある
側の該接触面部の幅S2はせまく、例えばS1：S2＝1:2に
なるように加工されている。
第２図は上記磁気ヘッドを両面に用いたフロッピィデ
ィスクドライブ用磁気ヘッドアッセンブリの側面図であ
る。磁気ヘッドはジンバル4a,4bに固定されており、ピ
ボット5a,5bを中心として弱い復元力に支持されつつ、
傾斜できるようになっている。尚、磁気記録媒体６は図
のように上下両面の磁気ヘッドにはさまれており、その
走行方向は図中にて鉛直方向である。
ィスクドライブ用磁気ヘッドアッセンブリの側面図であ
る。磁気ヘッドはジンバル4a,4bに固定されており、ピ
ボット5a,5bを中心として弱い復元力に支持されつつ、
傾斜できるようになっている。尚、磁気記録媒体６は図
のように上下両面の磁気ヘッドにはさまれており、その
走行方向は図中にて鉛直方向である。
上下両面の磁気ヘッドは、磁気コア3a,3bのない側、
ある側をそれぞれの角部によりl1，l2だけ面取り加工が
施してある。
ある側をそれぞれの角部によりl1，l2だけ面取り加工が
施してある。
次に、第３図を参照してその動作の説明をする。
まず、磁気ヘッドと磁気記録媒体との接触状態悪化の
原因の１つである（１）磁気記録媒体面の振れに対して
は、磁気ヘッド摺動面上に前記原因による垂直方向の力
F1，F2（F1≒F2）がかかると、ピボット5aからその力の
作用点での距離d1，d2の違いから、ピボット5aのまわり
に図中矢印で示す反時計回りのモーメントが生じる。従
って磁気コア3aは磁気記録媒体4aにおしつけられる形と
なり、出力の低下等は生じない。図中のF1，F2と反対向
きの力（つまり媒体が遠ざかる方向の振れ）に対して
も、反対面の磁気ヘッド（第２図参照）が上記原理によ
り追従し、その反力が図中の力F1のかかっている方向に
作用するため、両面の磁気ヘッドが、回転する形とな
り、従来のものに比べ追従性は向上する。
原因の１つである（１）磁気記録媒体面の振れに対して
は、磁気ヘッド摺動面上に前記原因による垂直方向の力
F1，F2（F1≒F2）がかかると、ピボット5aからその力の
作用点での距離d1，d2の違いから、ピボット5aのまわり
に図中矢印で示す反時計回りのモーメントが生じる。従
って磁気コア3aは磁気記録媒体4aにおしつけられる形と
なり、出力の低下等は生じない。図中のF1，F2と反対向
きの力（つまり媒体が遠ざかる方向の振れ）に対して
も、反対面の磁気ヘッド（第２図参照）が上記原理によ
り追従し、その反力が図中の力F1のかかっている方向に
作用するため、両面の磁気ヘッドが、回転する形とな
り、従来のものに比べ追従性は向上する。
また、原因の２つめである、（２）面圧の高さによる
スティックスリップ現象についても、本磁気ヘッドは、
前述のように磁気記録媒体面の振れには無関係に磁気記
録媒体との接触面積を小さくできるため、磁気ヘッド摺
動面の単位面積当たりの圧力を下げずに磁気ヘッドのロ
ード荷重を下げることができる。これによりトータルの
荷重は従来のものに比べ減少し、磁気ヘッド全体へ加振
力として作用するスティックスリップを抑制することが
できる。
スティックスリップ現象についても、本磁気ヘッドは、
前述のように磁気記録媒体面の振れには無関係に磁気記
録媒体との接触面積を小さくできるため、磁気ヘッド摺
動面の単位面積当たりの圧力を下げずに磁気ヘッドのロ
ード荷重を下げることができる。これによりトータルの
荷重は従来のものに比べ減少し、磁気ヘッド全体へ加振
力として作用するスティックスリップを抑制することが
できる。
以上説明したように本発明は、磁気ヘッドの磁気コア
を有する第一の摺動面の磁気コアの長手方向に垂直な方
向の幅を中央部の溝の反対側にある第二の摺動面の幅よ
り小さくしたことにより、磁気記録媒体と磁気ヘッドと
の接触状態を悪化させる原因となる（１）磁気記録媒体
面の振れ、（２）面圧の高さによるスティックスリップ
現象があっても追従性の向上及びステックスリップ現象
の抑制ができる。
を有する第一の摺動面の磁気コアの長手方向に垂直な方
向の幅を中央部の溝の反対側にある第二の摺動面の幅よ
り小さくしたことにより、磁気記録媒体と磁気ヘッドと
の接触状態を悪化させる原因となる（１）磁気記録媒体
面の振れ、（２）面圧の高さによるスティックスリップ
現象があっても追従性の向上及びステックスリップ現象
の抑制ができる。
また、本発明の磁気ヘッドは、その構造が簡単であ
り、加工に際しても従来のものと同一の技術にて製作が
可能なため、コストアップ等の問題も全くない。
り、加工に際しても従来のものと同一の技術にて製作が
可能なため、コストアップ等の問題も全くない。
第１図は本発明の磁気ヘッドの側面より見た斜視図、第
２図は本発明の磁気ヘッドを用いたフロッピーディスク
ドライブ用両面ヘッドの側面図、第３図は第２図で示し
たものの動作説明図、第４図は従来の磁気ヘッドの斜視
図である。 1a,1b,2a,2b,11,12……スライダ、3a,3b,13……磁気コ
ア、4a,4b……ジンバル、5a,5b……ピボット、６……磁
気記録媒体。
２図は本発明の磁気ヘッドを用いたフロッピーディスク
ドライブ用両面ヘッドの側面図、第３図は第２図で示し
たものの動作説明図、第４図は従来の磁気ヘッドの斜視
図である。 1a,1b,2a,2b,11,12……スライダ、3a,3b,13……磁気コ
ア、4a,4b……ジンバル、5a,5b……ピボット、６……磁
気記録媒体。
Claims (1)
- 【請求項１】第１の摺動面と第２の摺動面と前記第１の
摺動面および前記第２の摺動面の間に設けられた溝部と
が第１の面に設けられたスライダ部と、 前記スライダ部の前記第１の摺動面に設けられた磁気コ
アとを含み、 前記スライダ部の前記第１の摺動面の前記溝部に向かう
方向の幅は前記スライダ部の前記第２の摺動面の前記溝
部に向かう方向の幅よりも小さく形成され、 前記スライダ部は前記溝部の中央を通り前記第１の面に
垂直な直線上に位置する支点を中心に傾斜可能であるこ
とを特徴とするフロッピーディスク装置の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191509A JP2746924B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | フロッピーディスク装置の磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63191509A JP2746924B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | フロッピーディスク装置の磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0240124A JPH0240124A (ja) | 1990-02-08 |
| JP2746924B2 true JP2746924B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=16275837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63191509A Expired - Lifetime JP2746924B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | フロッピーディスク装置の磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2746924B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0845047A (ja) * | 1992-08-28 | 1996-02-16 | Nec Corp | 磁気ヘッドスライダ組立体 |
| JPH08261234A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-08 | Nippon Thompson Co Ltd | 複合型転がり案内ユニット |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6318512A (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-26 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気ヘツド装置 |
| JPS6355768A (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-10 | Hitachi Ltd | 両面形フロツピデイスク用スライダ |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63191509A patent/JP2746924B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0240124A (ja) | 1990-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213 Year of fee payment: 11 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213 Year of fee payment: 11 |