JP2746491B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

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JP2746491B2 JP3323318A JP32331891A JP2746491B2 JP 2746491 B2 JP2746491 B2 JP 2746491B2 JP 3323318 A JP3323318 A JP 3323318A JP 32331891 A JP32331891 A JP 32331891A JP 2746491 B2 JP2746491 B2 JP 2746491B2
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resist
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真 谷川
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レジストパターンの
形成方法に関する。ことに半導体装置の製造に用いられ
る。
【0002】
【従来の技術】近年生産されている超LSI半導体装置
ではシリコン基板上にミクロンオーダーのトランジスタ
や配線が多数集積されている。これらの微細なパターン
の形成には、半導体基板上に塗布されたレジストにマス
クパターンを1/5縮小転写する事により、ミクロンオ
ーダーのパターンを形成する縮小投影露光技術が使用さ
れている。現在量産がなされている1MbitDRAMや4Mbit
DRAMにおける最小線幅はそれぞれ1.20μm、0.8
0μmが用いられている。将来生産が予定される16Mb
itDRAMや64MbitDRAMで使用される最小線幅はそれぞれ
0.60〜0.50μm、0.40〜0.30μmと予
想されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在i線の縮小投影露
光機(ステッパ)での解像限界線幅は0.4μm程度で
64MbitDRAMで使用される最小線幅はそれぞれ0.40
〜0.30μmを形成できていない。一方、KrFエキ
シマレーザーを用いた場合、レジストがi線及びg線レ
ジスト程技術開発がなされていないため64MbitDRAMで
使用される最小線幅0.40〜0.30μmを満足でき
ていない。
【0004】この発明は、このような状況に鑑みてなさ
れたものであって、従来のi線ステッパ,i線レジスト
を用い、将来生産が予想される64MbitDRAMにおける最
小線幅0.40〜0.30μmの微細なレジストパター
ンの形成方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、基板
上に、ノボラック樹脂ナフトキノンジアド系化合物から
なるレジスト膜を形成し、該レジスト膜をマスク板を介
して所定パターンの光で露光しアルカリ現像液で処理す
ることによって露光領域を除去すると共に残りのレジス
ト膜の表層部をカップリング層に変換し、この後カップ
リング層の上方から全面に露光し再びアルカリ現像液で
処理することによって上部のカップリング層と内層部の
レジスト膜を除去し側部のカップリング層を残してレジ
ストパターンを形成することからなるレジストパターン
の形成方法が提供される。
【0006】この発明においては、基板上にノボラック
樹脂ナフトキノンジアド系化合物からなるレジスト膜を
形成する。上記基板は、通常シリコン基板が用いられ
る。上記レジスト膜は、アルカリ現像液不溶であって所
定パターンの露光によって露光領域をアルカリ現像液可
溶になりうると共にアルカリ現像液によって、ジアゾ基
の反応が起り非露光領域の表層をカップリング層に変換
しうるものがよく、例えばi線感光性のポジ形フォトレ
ジスト等を用いることができる。
【0007】この膜厚は、通常1.0〜1.8μmであ
る。この発明においては、該レジスト膜をマスク板を介
して所定パターンの光で露光しアルカリ現像液で処理す
ることによって露光領域を除去すると共に残りのレジス
ト膜の表層部をカップリングに変換する。上記露光は、
i線ステッパを用いて行うことができる。アルカリ現像
液は、例えばNMD−3(東京応化社製),MF319
(シプレイ社製)等を用いることができる。露光領域
は、レジスト膜を構成するノボラック樹脂ナフトキノン
ジアド系化合物がカルボン酸に変換してアルカリ現像液
可溶となる。残りのレジスト膜は、ノボラック樹脂とナ
フトキノンジアド化合物がアルカリ現像液によって反応
して表層部がカップリング層に変換される。カップリン
グ層は、露光後のアルカリ現像液による溶解性が内層部
のレジスト膜よりも小さくなる。カップリング層の膜厚
は、アルカリ現像液が残りのレジスト膜に浸透する深さ
に相当し、通常0.20〜0.25μmである。
【0008】この発明においては、この後カップリング
層の上方から全面に露光し再びアルカリ現像液で処理す
ることによって上部のカップリング層と内層部のレジス
ト膜を除去し側部のカップリング層を残してレジストパ
ターンを形成する。この露光によって、カップリング層
はアルカリ現像液に可溶となるが露光量の小さい下部
が、露光量の大きい上部に比べて溶解性が低くなる。
【0009】上記アルカリ現像液での処理は、カップリ
ング層の上部と内層部のレジスト膜が除去されカップリ
ング層の下部だけが残るまで行なわれる。カップリング
層の下部だけが残されて形成されたレジストパターン
は、カップリング層の膜厚に等しい線幅であり、通常
0.20〜0.25μmの微細なものである。
【0010】
【作用】アルカリ現像液によってレジスト膜のジアゾ基
が反応してカップリング層が形成される。続く全面露光
によってカップリング層に残存するジアゾ基が反応して
酸となりアルカリ現像液に可溶となるが露光量の低い側
部はアルカリ現像液の溶解性が比較的低いので現像処理
後にレジストパターンとして残存する。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず、図1(a)に示すようにシリコン基板1上にノボ
ラックレジンナフトキノンジアド系ポジ型フォトレジス
ト膜2を形成し、マスク板3を用いてi線ステッパ(N
A=0.50)で光4を露光する。
【0012】次に、これをアルカリ現像液で現像するこ
とにより図1(b)に示すように予備レジストパターン
2aを形成すると共に予備レジストパターン2aの表層
部にカップリング層2bが形成される。次に図1(c)
に示すようにマスク板を用いず光5の全面露光を行な
う。この結果表層部のカップリング層2bのうち下部
(側部)よりも上部の方が露光量が大となる。
【0013】次に現像を行なうと第1図(d)のように
現像初期段階ではもっぱらカップリング層の上部のみが
溶解し、次いで内部のレジスト膜が溶解し、所定時間現
像後にはカップリング層の側部のみが残り線幅が0.2
0μmのレジストパターン2Cが形成される。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明に従えばi線ステッ
パの解像限界(線幅0.40μm)以上の、より微細な
レジストパターン(0.20μmのレジストパターン)
を形成できるため、64MbitDRAM以降のリソグラフィー
技術に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で作製したレジストパターン
の作製工程説明図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 フォトレジスト膜 2a 予備レジストパターン 2b カップリング層 2c レジストパターン 4 光 5 光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 真 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−270318(JP,A) 特開 昭62−37932(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、ノボラック樹脂ナフトキノン
    ジアド系化合物からなるレジスト膜を形成し、該レジス
    ト膜をマスク板を介して所定パターンの光で露光しアル
    カリ現像液で処理することによって露光領域を除去する
    と共に残りのレジスト膜の表層部をカップリング層に変
    換し、この後カップリング層の上方から全面に露光し再
    びアルカリ現像液で処理することによって上部のカップ
    リング層と内層部のレジスト膜を除去し側部のカップリ
    ング層を残してレジストパターンを形成することからな
    るレジストパターンの形成方法。
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