JP2744980B2 - 回転式内燃機 - Google Patents

回転式内燃機

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JP2744980B2 JP7095765A JP9576595A JP2744980B2 JP 2744980 B2 JP2744980 B2 JP 2744980B2 JP 7095765 A JP7095765 A JP 7095765A JP 9576595 A JP9576595 A JP 9576595A JP 2744980 B2 JP2744980 B2 JP 2744980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一種の回転式内燃機に関
し、特に一種の二次燃焼が可能な内燃機装置に関し、並
びに不使用時には圧縮機として使用できる装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明者によるアメリカ合衆国特許第4
552107号は、一種の二者連結式の内燃機装置に関
するものであり、環境保護の要求に対して達成が行え
ず、この種の燃焼装置は構造上最初に創作されたものと
はいえ、いくつかの欠点を有していた。たとえば体積が
膨大で、運転中の部品は相互の間の接触面積が小さく、
また気密効果が劣り、且つ二次燃焼が行えず、十分にオ
イルガスを運用しておらず、燃焼が不完全で排気後には
空気汚染を造成する可能性があり環境衛生に影響を与
え、長期には環境保護問題を発生する可能性があり、ゆ
えに、この種の形式の機械は現在多くが不採用とされ
た。
【0003】図26から図27は従来の技術に関するも
のである。図26に示されるのは、従来の回転式圧縮機
であり、主な構成部品は、圧縮棒024、偏心体014
及びケーシング010である。圧縮棒024とケーシン
グ010は同軸心とされ、偏心体014とケーシング0
10の内壁が接触し、両者はシリンダ室061を形成し
ている。その回転時には圧縮棒024両側のシリンダ室
061の体積に変化が発生し、右側が大きくなり左側が
小さくなり、吸力と圧力効果を発生する。
【0004】図27は二つのただ半分に切った圧縮機で
あり、左半部は混合ガスの圧縮、右半部は動力の発生で
ある。両機は影射線000により対称の図形とされる。
圧縮棒が矢印の方向に回転して左半部の位置に来ると
き、混合ガスは圧縮されて高圧ガス061となり、圧縮
比は約10:1となる。その状況は、ピストンエンジン
のピストンがガスを上限までガスを圧縮する如くで、も
しこの図を影射線000で影射して右図となし、並びに
同一回転方向を保持すると、動力シリンダを形成でき
る。右半部062は高圧ガス(点火準備)とされ、01
0−1がケーシング、025が動力桿(圧縮棒)、01
5は偏心体とされる。以下の説明は、以下にシリンダ室
061の高圧ガスがシリンダ室062に移転し、点火燃
焼に備えるかについてである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一種
の回転式内燃機で、一種の二次燃焼機能を有するもの
で、充分に既に注入された混合ガス、エネルギー源を燃
焼し、エネルギー源に完全に効果を発揮させ、且つ機械
部品がそれぞれ実際の需要により異なる材質で製造さ
れ、資源を節約し、適材適所に用いられるものを提供
し、構造的には、三組を併せて配列した回転式内燃機を
一つのケーシング中に置き、第1圧縮機に混合ガスが注
入された後、圧縮後に内管道とガスナイフの組合せを経
て、オイルガスを第2組の耐熱耐圧材質で製造された圧
縮機中に灌入し、短時間の圧縮を経て爆発させ、同時
に、第3組の圧縮機も1時間の時間差をもって、純空気
を余圧を経て後これも内管道とガスナイフの組合せを経
て、さらに空気を第2組の圧縮機中に灌入し、これによ
り原有のオイルガスを再度燃焼させ、こうして3組の圧
縮機中で前後の異なる角度に配列された三つの圧縮桿
で、それぞれの圧縮機の動作を駆動することを課題とす
る。
【0006】本発明の第2の目的は、以上の装置を利用
し、充分に燃焼し、もって空気汚染の発生を防ぐことで
あり、環境保護の要求に応え、廃ガスと有害物質を発生
せず、間接的に衆人の健康を保護することである。
【0007】本発明の第3の目的は、以上の装置の構造
により、内燃機の体積を小さく、重量を軽くし、製造を
簡単に、メンテナンスを簡単にし、また出力効率を従来
のものより高め、構成部品の耐用性を高め、さらに乗車
時の快適性を高めることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転式内燃機
は、三つの構造が同じ空気圧縮機から構成され、その中
の両側の圧縮機の一つが混合ガスを圧縮するのに供さ
れ、もう一つは純空気を圧縮するのに供され、中間の圧
縮機は動力機とされて動力を発生し排気を排出でき、各
一つの圧縮機はそれぞれ圧縮桿とその中の動力桿、偏心
体、ケーシングの三つの主な構成要素を有し、それぞれ
円柱形とされた偏心体の壁に導体座が設けられて導体を
支持し、回転時には、導体は導体座内で自由に若干の正
或いは逆角度に回転でき、並びに圧縮桿と往復運動を行
い、両側の偏心体の内端にはそれぞれ固定されたガスナ
イフが設けられ、回転時には、ガスナイフはナイフ溝中
で管道を切割し、高圧ガスの動力シリンダへの定時供給
動作を執行し、ケーシング内にはガスナイフを支持する
二つのナイフ溝と圧縮シリンダと動力シリンダとの通道
である二つの独立した対称形状の管道が設けられ、これ
もガスを動力シリンダへと転換して至らせる設計とさ
れ、主軸が三つの圧縮桿を一列に固定し、軸端より見て
三軸はY字形に配列され、全体の機体中には二つの回転
軸心が含まれ、主軸とケーシングが一つの内燃機の正軸
心を共有し、回転時には、各偏心体はそれぞれ運転し、
相互に干渉しない。
【0009】本発明の回転式内燃機は、前記純空気を圧
縮する第3の圧縮機が除去されると、二シリンダー内燃
機とされる。
【0010】本発明の回転式内燃機は、燃料系統が遮断
されると、空気を圧縮する純空気圧縮機とされる。
【0011】本発明の回転式内燃機は、全体を一つの単
一シリンダ内燃機と見て、即ち、一つの動力シリンダを
有するものと見て、二つ以上の単一シリンダ内燃機を連
結して複数シリンダ内燃機とされてもよく、この場合、
その動力桿の配列は二桿である場合は180度、三桿な
らば120度のように、等角度とし、複数シリンダ内燃
機の動力を平均に分配し、安定度を高める。
【0012】本発明の回転式内燃機は、前記ガスナイフ
ナイフの刃面の切欠きを変化させることができ、並びに
ガス圧力を高めることができ、噴油ノズルをスパークプ
ラグに変えてジェットエンジンとされうる。
【0013】
【作用】本発明は一種の回転式内燃機を提供し、該内燃
機は、三つの同形の回転式圧縮機より構成され、並びに
一つの主軸で圧縮機の中心を貫穿し、その配列は、混合
ガスを圧縮する圧縮機A、動力を発生する圧縮機B、純
空気を圧縮する圧縮機Cとされ、その運転順序は、1.
圧縮機Aの圧縮した混合ガスを圧縮機Bを送り、2.圧
縮機Bが混合ガスに点火し動力を発生し、3.圧縮機C
が純空気を圧縮し並びに圧縮機Bに送りその再燃焼を補
助する。両側の圧縮機は、管道とガスナイフの組合せに
よりガスを導入し、圧縮機Cの不動作時には二シリンダ
式内燃機とされ、圧縮機Aの燃料不使用時には、純圧縮
機となる。その優点は、二次燃焼装置を有することで、
故に排気が比較的きれいで、動力が強く、各機械部品は
いずれも円柱形に設けられて製造が簡単で、運転音が小
さく、振動力も小さいことである。
【0014】
【実施例】以下、まず図21から図25の本発明の回転
式内燃機と圧縮機の基本動作説明図により、本発明の動
作について説明する。これらの図は内燃機運転時の基本
の簡単な線形であり、いかに圧縮シリンダ内の高圧ガス
が動力シリンダに圧入されて点火され、動力を発生する
かを説明するものである。図21の左半部は圧縮シリン
ダ61、右半部は動力シリンダ62とされ、両シリンダ
が同一の円心に重なり合っている。両シリンダの間は一
つの管道28(最短距離のものを選択)で連結され、ガ
スを相通じさせている。並びに圧縮シリンダ61の圧縮
桿34及び動力シリンダ62の動力桿は固定する。それ
が矢印方向に回転する時、該圧縮桿34は圧縮シリンダ
61内のガスを管道28を経て右側の動力シリンダ62
内へと圧入する(図22及び図23参照)。もし偏心体
14の周囲にガスナイフ37が加装される場合は、若干
の角度の切欠きを予留する。回転時には、ガスナイフ3
7で管道28を切割って、管道に開閉動作を行わせ、こ
れによりガスの供給及び供給停止を行う。該切欠きの幅
の設計はシリンダ内のガスの圧力の高さをコントロール
し、また圧縮比をコントロールする。内燃機が回転する
時、図22の位置を経て図23の位置に至る時、圧縮シ
リンダ61内の高圧ガスは全て右側の動力シリンダ62
内に進入し、同時にガスナイフ37上の切欠きが管道2
8を通過し、管道28の通路を遮断し、動力シリンダ6
2内のガスが圧縮シリンダ61に逆流するのを防ぐ。圧
縮桿34が継続して僅かな角度回転すると、ガスが点火
されて燃焼し、動力を発生し、内燃機を回転させる。図
24に至ると、これは圧縮シリンダ(第3シリンダが純
空気を圧縮する)と動力シリンダの動作とされる。その
動作プロセスは完全に前述の過程と同じである。ただし
異なるのは、高圧純空気63を該動力シリンダ62に供
入する時間、純空気が動力シリンダに注入される時間
が、点火後(燃焼中)であることであり、この動作は動
力シリンダ62中の混合ガスの燃焼を強め、これにより
馬力が増加し廃ガスを浄化する効果を達成する。特に図
24で注意していただきたいのは、この時、二つのガス
ナイフ37、38の構造も完全に同じことである。この
ことから見て、三つの圧縮桿34、35、36はY字型
の角度に回転可能に固定される。図25に示されるよう
に、この時ガスナイフ38は管道28を閉鎖し、その動
作及び目的は図22中のガスナイフ37と管道28に完
全に同じであり、逆流防止である。同時に動力シリンダ
62の体積と角度が増大し、もし動力(燃焼)角度の大
きさをその他のエンジンと比較すると、本発明は180
度より大きく、ピストンエンジンは180度より小さ
い、ワンケル(Wankel)エンジンは120度より
小さい。
【0015】以下図1から図5により本発明の内燃機の
基本構造を述べる。該圧縮機の基本構造は図1に示され
る。これは主に、圧縮桿21、偏心体34及びケーシン
グ10の三つの部品から構成される。該圧縮桿21は主
軸20上に固定され、主軸20とケーシング10は同一
軸心であり、主軸20の両端にはそれぞれ軸受17が設
けられている。軸受は両側のケーシング蓋15(図2)
の軸受座内に支持される。偏心体34、35、36は中
空の円柱体とされ、該円柱体上には一つの円体座が設け
られ、その内に導体24、25、26が装着され、導体
中には方形孔が設けられ、圧縮桿上に嵌められる。回転
時には、各導体が偏心体34上で僅かな角度正逆回転を
行うと同時に圧縮桿と往復運動を行う。両端の圧縮機の
偏心体34、36の外側に設けられたガスナイフ37、
38が(図2から図4)回転する時、ガスナイフはナイ
フ溝内で管道28、29を切割し、管道に開閉動作を行
わせ、また高圧ガスを順調に動力シリンダ内へ進入させ
る。
【0016】図3、4、5はそれぞれ図2中の三つの引
線3−3、4−4、5−5における断面図である。図3
と図5の構造は完全に同じであり、ケーシング上に進気
孔が設けられている。図5の動力シリンダの断面図で
は、ケーシング上に一つの排気孔と一つのスパークプラ
グ71が設けられている。図14は図15中の円で囲ま
れた部分の拡大図であり、ガスが圧縮シリンダから動力
シリンダの管道28とナイフ溝18に至るものである。
図15は全体の内燃機中のガス部分(内燃機は機体及び
ガスの二つの部分に分けられ、本図は機体部分を取って
ガス部分を残したものである)であり、ガス部分を子細
に観察すると容易にその流程と動作が了解される。
【0017】符号61、63は圧縮シリンダを示し、6
2は動力シリンダ、27、30は進気孔、40は排気
孔、18、19はガスナイフ、28、29は管道を示
す。
【0018】ガスの機体内の流動方向はこのように、混
合ガス部分と純空気部分に分けられる。その中の混合ガ
スは、進気孔27より圧縮シリンダ61に進入した後、
圧縮され、さらに管道28を経てナイフ溝内のガスナイ
フ37のコントロールにより、さらに動力シリンダ62
に進入し、その後点火されて爆発し、動力を発生し、内
燃機を推動する。一方純空気部分は、純空気が進気孔3
0より圧縮シリンダ63に吸入され、同様の動作で圧縮
された後、さらに管道29から燃焼中の動力シリンダへ
進入する。その目的は燃焼中のガスの燃焼を助けること
であり、廃ガスを浄化する効果がある。この過程とピス
トンエンジンのタービンホイールの増圧ガスとは異な
り、タービンホイール増圧器は(廃ガス圧力を利用して
羽根を回転させ)空気を進気管道内に圧入するが、その
動作は一回圧縮で一回爆発し、そのガス供給時間は点火
爆発の前である。本発明はそのガス供給時間が点火燃焼
の後とされる二次空気設計であり、燃焼補助及び振動減
少の二大効果を有する。図16は、主軸、偏心体組、機
体の三者の関係位置透視図であり、図17から図20の
四つの図は、内燃機体部分を切開し並びに90度移動或
いは回転させ、もって明瞭に観察できるようにしたもの
である。図18は偏心体組の切開部分を示し、符号1
4、16は圧縮シリンダの偏心体、その上にはガスナイ
フ37、38を有し、符号15は動力シリンダ偏心体
(無ガスナイフ装置)であり、三つの偏心体が結合して
一体とされて偏心体組と称される。各偏心体は同一の軸
心を共有し、それぞれ回転可能な状態を保持している。
組立時には、両側の偏心体端及びガスナイフ37、38
をそれぞれケーシング蓋15(図17)内の滑溝21及
びナイフ溝18、19に装置する。図19及び図20は
図17中の円で囲まれた部分の拡大図であり、前者は偏
心体組の断面を示し、偏心体接触面には凹凸溝が設けら
れ、該凹凸溝はその保持溝内での滑行回転を安定させ
る。後者はナイフ溝18、19を表示し、その用途はガ
スナイフ37、38の支持であり、刃面は溝内を滑行し
並びに管道28、29を切割し、動力シリンダへ至るガ
スの転換(開閉)効果を達成する。
【0019】図6から図9の正面図と図10から図13
の平面図には、本発明の運転動作が示される。図6の左
半部は圧縮シリンダ、混合ガスを圧縮し、右半部は動力
シリンダとされ動力を発生する。各符号の説明は、内か
ら外に、圧縮桿34、36(圧縮ガス)、動力シリンダ
35(動力発生)、導体24、25、26(ガス密
閉)、ガスナイフ37、38(溝内で管道切割)、圧縮
シリンダ61、63(混合ガス収容)、動力シリンダ6
2(燃焼ガス収容)、圧縮シリンダのケーシング10、
10−2、動力シリンダのケーシング10−1、スパー
クプラグ71(火花を発生してガスに点火)、管道2
8、29(圧縮シリンダから動力シリンダに至る通
道)、以上である。各図の動作は矢印のように正回転の
方向に図6から順に運動して図9に至り、各図の右に付
したシリンダを示す符号61、62、63は未燃焼の高
圧ガス(左)或いは既に爆発した燃焼ガス(右)を代表
する。圧縮シリンダ63内の高圧ガス(純空気)と動力
シリンダ62内のガスが図8では接触し、このとき、純
空気の供給が開始されて図9に至ると純空気供給動作過
程が終了し、圧縮シリンダ63の容積空間が消失する。
図6の混合ガスが圧縮されて61の形状となった時(圧
縮比10:1)がガスの転換開始点とされ、偏心体上に
付随するガスナイフ37の切欠きが管道28を通過し、
管道28を通じさせ(開動作)、混合ガスは右側の動力
シリンダ内に圧入され、図7に転じる時は、ガスナイフ
37のもう一端の切欠きが再度管道28を通過して遮断
動作を行い、この時、圧縮シリンダ61の容積空間は消
失し、混合ガスは全て右側の動力シリンダ内に進入し、
さらに若干の角度の回転を経てスパークプラグが適時に
混合ガスに点火し、体積を膨張させて動力を発生し、動
力桿35を推動し、内燃機を回転させる。さらに回転し
て図8に至るとき、圧縮桿36は純空気を圧縮して63
の状態とし、その形状と61は同じくなる。このときガ
スナイフ38上の切欠きは管道29を通過し、純空気の
供給が開始する。高圧純空気はこの管道29を経て動力
シリンダ63内に進入し、もって燃焼中の動力ガスの燃
焼を補助し、燃焼を徹底させる。この二次燃焼装置は本
発明の設計の特徴の一つである。さらに継続して回転し
て図9に至ると、ガスナイフ38の切欠きが管道29を
通過して管道を閉鎖し、圧縮シリンダの容積空間が消失
し、純空気の供給動作が完了し、右側の動力シリンダの
容積は膨張ガスと二次の新鮮空気の加入により増大し、
シリンダ内のガス燃焼過程をさらに乾浄とする目的を果
たす。さらに回転して図6に至り、進気、圧縮、爆発、
排気の四つの内燃機の基本動作を完成する。さらによく
了解していただくためには、図10から図13を参照さ
れたい。この四つの図は図6から図9に相対応する平面
図である。
【0020】実際上は、本発明は三つの簡単な構造で同
じ部分を有する空気圧縮機で構成され、両側の圧縮機の
一つは混合ガスを圧縮し、一つは純空気を圧縮し、中間
の圧縮機は動力を発生し排ガスを排出するため動力機と
称され、そのシリンダも動力シリンダと称される。動力
シリンダはガスを燃焼させ動力を発生するために、永久
的に比較的高い温度を有し、ここには大きな冷却面積の
設計が加えられてもよい。また円周の温度変化は小さ
く、その材質寿命は比較的長い。圧縮機の数量上ではも
し第3の圧縮機を削除すると二次空気無しの内燃機とさ
れる。この機型の燃焼過程とピストンエンジンとは同じ
である。一つ、二つ、或いは三つの圧縮機で構成する機
体は、いずれも空気圧縮機の用途を有する。もし機体を
可動組と不可動組に分けるならば、可動組は主軸組(三
つの圧縮桿、一つの主軸、二つの軸受)及び偏心体組
(三つの偏心体、二つのガスナイフ、三つの導体)を包
括し、不可動組は、ケーシング機体及び二つのケーシン
グ蓋を包括し、機体内には管道、ナイフ溝、進気孔、排
気孔、及びスパークプラグを包括し、ケーシング蓋内に
は滑溝(偏心体支持用)、軸受座(軸受支持用)を有
し、さらに回転軸軸心で二つの軸心に分けられ、主軸組
とケーシングは一つ軸心(中心)を共有し、偏心体組は
偏心軸心を用い、回転時には、三つの偏心体はそれぞれ
回転速度が異なる。
【0021】このほか、もし偏心体上のガスナイフの切
欠き設計を狭くすると、回転時には管道は刃面の切欠き
がゆっくりと通過するために遅延して開き、これにより
圧縮シリンダ内の気圧は上昇し(圧縮比15:1)、ガ
スの動力シリンダへの転入を待って、圧力変化が多くな
いため、噴油ノズルをスパークプラグに変えて燃料を噴
出し、その効果はガソリンエンジンのようなエンジンの
噴射装置と同じである。また本発明中のガスナイフの刃
面の切欠きはガスの圧力を高めることができ、噴油ノズ
ルをスパークプラグの代わりに用いてジェットエンジン
となす。本発明中、冷却、潤滑、電気回路、燃料、密
閉、平衡などの伝統的な設計に関しては、本発明の請求
範囲でなく、且つ動作流程と直接の関係はないため、説
明は省略する。
【0022】
【発明の効果】本発明の特徴は以下の通りである。 1.圧縮桿を除く機体構成要件がいずれも円柱体の設計
とされ、製造が容易で、静音であり、振動力も小さい
(安定している)。 2.二次空気装置を有するため、排気ガスの汚染度が低
い。 3.動力燃焼角度が180度より大きく(180度から
360度の間)、発生する動力が比較的大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図であり、軸端よりみたものであ
る。
【図2】本発明の側面断面図である。
【図3】本発明の上記図2の3−3線における断面図で
あるA圧縮機の状態を示す。
【図4】本発明の上記図2の4−4線における断面図で
あるB圧縮機の状態を示す。
【図5】本発明の上記図2の5−5線における断面図で
あるC圧縮機の状態を示す。
【図6】本発明の正面図であり、運転動作状態を示す。
【図7】本発明の正面図であり、運転動作状態を示す。
【図8】本発明の正面図であり、運転動作状態を示す。
【図9】本発明の正面図であり、運転動作状態を示す。
【図10】本発明の平面図であり、運転動作状態を示
し、図6に対応する。
【図11】本発明の平面図であり、運転動作状態を示
し、図7に対応する。
【図12】本発明の平面図であり、運転動作状態を示
し、図8に対応する。
【図13】本発明の平面図であり、運転動作状態を示
し、図9に対応する。
【図14】本発明の図15の部分拡大図である。
【図15】本発明の圧縮シリンダ部分内の立体図であ
る。
【図16】本発明のケーシング、主軸、偏心体を含む時
の立体図である。
【図17】本発明の上記図16を半分に切ったもので、
右半部が90度回転した時の立体図である。
【図18】本発明の上記図17の部分拡大立体図であ
る。
【図19】本発明の上記図17の部分拡大立体図であ
る。
【図20】本発明の上記図17の部分拡大立体図であ
る。
【図21】本発明の循環の基本動作図である。
【図22】本発明の循環の基本動作図である。
【図23】本発明の循環の基本動作図である。
【図24】本発明の循環の基本動作図である。
【図25】本発明の循環の基本動作図である。
【図26】周知の基本動作図である。
【図27】周知の基本動作図である。
【符号の説明】
61・・・圧縮シリンダ 62・・・動力シリンダ 6
3・・・圧縮シリンダ 28、29・・・管道 34、36・・・圧縮桿 36
・・・動力桿 14、15、16・・・偏心体 37、38・・・ガス
ナイフ 21・・・圧縮桿 34、35、36・・・偏心体 2
0・・・主軸 17・・・軸受 15・・・ケーシング蓋 24、2
5、26・・・導体 71・・・スパークプラグ 18・・・ナイフ溝 2
7、30・・・進気孔 40・・・排気孔 10、10−2・・・圧縮シリンダ
のケーシング 10−1・・・動力シリンダのケーシング

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機が三つの構造が同じ空気圧縮機か
    ら構成され、その中の両側の圧縮機の一つが混合ガスを
    圧縮するのに供され、もう一つは純空気を圧縮するのに
    供され、中間の圧縮機は動力機とされて動力を発生し排
    気を排出でき、各一つの圧縮機は、中間の圧縮機では動
    力桿とされる圧縮桿と、偏心体、ケーシングの三つの主
    な構成要素を有し、それぞれ円柱形とされた偏心体の壁
    に導体座が設けられて導体を支持し、回転時には、導体
    は導体座内で自由に若干の正或いは逆角度に回転でき、
    並びに圧縮桿と往復運動を行い、両側の偏心体の内端に
    はそれぞれ固定されたガスナイフが設けられ、回転時に
    は、ガスナイフはナイフ溝中で管道を切割し、高圧ガス
    の動力シリンダへの定時供給動作を執行し、ケーシング
    内にはガスナイフを支持する二つのナイフ溝と圧縮シリ
    ンダと動力シリンダとの通道である二つの独立した対称
    形状の管道が設けられ、これもガスを動力シリンダへと
    転換して至らせる設計とされ、主軸が三つの圧縮桿を一
    列に固定し、軸端より見て三軸はY字形に配列され、全
    体の機体中には二つの回転軸心が含まれ、主軸とケーシ
    ングが一つの内燃機の正軸心を共有し、回転時には、各
    偏心体はそれぞれ運転し、相互に干渉しない、回転式内
    燃機。
  2. 【請求項2】 前記純空気を圧縮する第3の圧縮機が除
    去され、二シリンダー内燃機となされた、請求項1に記
    載の回転式内燃機。
  3. 【請求項3】 燃料系統が遮断され、空気を圧縮する純
    空気圧縮機とされた、請求項1に記載の回転式内燃機。
  4. 【請求項4】 全体を一つの単一シリンダ内燃機と見
    て、即ち、一つの動力シリンダを有するものとして、二
    つ以上の単一シリンダ内燃機を連結して複数シリンダ内
    燃機とでき、その動力桿の配列は二桿である場合は18
    0度、三桿ならば120度のように、等角度とし、複数
    シリンダ内燃機の動力を平均に分配し、安定度を高め
    る、請求項1に記載の回転式内燃機。
  5. 【請求項5】 ガスナイフナイフの刃面の切欠きを変化
    させることができ、並びにガス圧力を高めることがで
    き、噴油ノズルをスパークプラグに変えてジェットエン
    ジンとされる、請求項1に記載の回転式内燃機。
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