JP2744944B2 - セメント硬化体の製造方法 - Google Patents

セメント硬化体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセメント硬化体の製造方法、特に幹枝形状の
ポリプロピレンフイルム繊維で強化されたセメント硬化
体の製造方法の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来よりセメント成形物及び建造物の外壁に塗布され
たセメントモルタル等の強化材としてポリプロピレン
(以下PPと略記する)繊維を使用することは周知であ
る。そして幹枝形状のPPフイルム繊維を用いることによ
り、従来の通常のPP繊維を用いた場合よりも、繊維の分
散性及びそれによる強化効果を改良できることも知られ
ている(英国特許第1130612号、米国特許第4261754号及
び第4310478号参照)。
本発明者は上述した幹枝形状のPPフイルム繊維を用い
た場合のセメント成形物において、特定の形状特性を有
する幹枝形状のPPフイルム繊維を用い、その分散性及び
強化効果を更に改良したセメント成形物について先に出
願した(特開平1−122943号)。
一方駐車場や倉庫のコンクリート床、更にはコンクリ
ート道路等のコンクリート舗装面の亀裂発生防止のため
に、断面積が0.5〜1.0mm3の太いスチール繊維を用いる
ことが知られている。しかしながらスチール繊維は太い
ためセメントマトリツクス中に占める全表面積の割合が
他の材料に比して小さくなり、亀裂防止効果は非常に低
い。又舗装面より突出して自動車のタイヤを傷める等の
大きな欠点も有している。このためかかるスチール繊維
の代替として、細い(例えば直径40〜80μm)ガラス繊
維又は合成繊維を数10〜数100本集束して甘撚りをか
け、又はサイジング処理した後20〜40μmの長さに切断
したものが用いられるようになつて来た。
〔発明が解決しようとする課題〕
セメント成形物コンクリート舗装又はセメントモルタ
ル外壁等(以下これらをセメント硬化体と総称する)に
対する強化繊維の強化効果は、セメントマトリツクス中
への繊維の分散の均一性と均一に分散した後の繊維の全
表面積の大きさに大きく依存する。
しかるにコンクリート舗装には最大粒径が13〜20mmの
粗骨材が用いられる。これを強化繊維で強化せんとする
場合、その繊維は粗骨材の最大粒径の15倍以上の長さが
要求される。従つて強化繊維としては少なくとも20mm以
上の長さが必要であるが、細い単繊維ではこれだけの長
さのもの(アスペクト比が通常500以上になる)をセメ
ントマトリツクス中に均一に分散させることは不可能
で、フアイバーボールを多数作つたり、一部に偏在した
りしてしまう。この分散性の改良のためにも、前述した
集束した繊維を用いることが行われている。しかしこの
場合にもセメントマトリツクス中での収束繊維は一般に
ほぐれにくいため繊維使用量に比べて繊維の全表面積が
小さく強化効果が低くなることはまぬかれず、これを1
本1本の単繊維に解繊して均一に分散させるには混練方
法や混練時間など多くの問題がある。
このためセメントマトリツクス中での強化繊維の均一
分散と、その全表面積を大にするために前述した幹枝形
状のPPフイルム繊維を用いれば、セメント形成物中のみ
ならず上述したコンクリート舗装、コンクリート床、モ
ルタル壁等セメント硬化体においても分散性及び強化効
果は向上する。
そもそもセメント硬化体の強化効果は前述した如くセ
メントマトリツクス中での強化繊維の分散の均一性と均
一分散した後の繊維の全表面積の大きさに依存し、この
ため、強化繊維がセメントマトリツクス中で塊(フアイ
バーボール)をできる限り形成しないことが望ましく、
しかも繊維のアスペクト比が大きいことが理想的であ
る。しかしながら現実にはフアイバーボールの発生と繊
維のアスペクト比の大きさとの関係は、アスペクト比が
大きくなればなる程、繊維は絡合し易くなり、フアイバ
ーボールが発生し易くなる。
前述した特開平1−122943号の発明によれば他の強化
繊維を使用した場合に比して、フアイバーボールの発生
が非常に少なく、強化効果を向上させることができた
が、それでも若干のフアイバーボールの発生は否めない
ことが判つた。その原因は、前記繊維が初めから幹枝形
状のPPフイルム単繊維になつているため、これをセメン
トマトリツクスに配合するとき、これらの繊維の係合も
しくは絡合が起り、これを完全には防止できないためで
ある。
従つて本発明の目的は、セメントマトリツクスに混入
する前の繊維の絡合を防止すると共に、セメントマトリ
ツクス中への分散を容易ならしめ、かつセメントマトリ
ツクスとの混練時に分繊されて単繊維状で均一に分散で
き、しかもフアイバーボールの発生を殆ど皆無にして、
セメント硬化体の強化効果を一層向上させることのでき
るセメント硬化体の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、セメントマトリツクスと強化繊維とを混合
してセメント硬化体を製造する方法において、前記強化
繊維として、延伸フイルムを長手方向に断続的に割裂
(スプリツト)し、しかも隣接する前記割裂部が相互に
くい違うようにし、かつ前記割裂部間の幅(間隔)を大
なる部分と小なる部分が交互に存在するようにした割裂
フイルムを棒状に圧縮成形した後裁断したチヨツプド棒
状体であつて l:割裂部の長さ(mm) L:チヨツプド棒状体の長さ(mm) a:割裂部間の大なる部分の幅(μm) b:割裂部間の小なる部分の幅(μm) なる条件を満足するチヨツプド棒状体を強化繊維として
添加することを特徴とするセメント硬化体の製造方法に
ある。
本発明でセメント硬化体の強化繊維として使用する割
裂フイルムのチヨツプド棒状体の製造について以下に説
明する。
先ず原料PP樹脂から公知の任意の方法で未延伸フイル
ムを作り、これを長手方向に好ましくは延伸倍率15倍以
上で一軸熱延伸し、厚さ20〜50μmの一軸延伸フイルム
を作る。次にこれをポーキユパインローラーに通して長
手方向に割裂する。
このときの状態を第1図に参照して説明する。第1図
はポーキユパインローラーに通して割裂したフイルムの
一部拡大平面図である。第1図において1は前述した如
く一軸延伸したPPフイルムであり、このフイルムに前述
した如くポーキユパインローラーで長手方向に図示する
如く割裂部2及び2′を作る。このとき同一長手方向線
状にある各割裂部2(又は2′)は図示する如く断続的
に形成し、しかも隣接する割裂部2及び2′は平行であ
るが互いにくい違うようにする。又一つの割裂部2と隣
接割裂部2′との間の幅(間隔)は、大なる部分aと小
なる部分bとが交互に存在するように割裂する。
このとき各割裂部2及び2′の長さlはそれぞれ等し
くしかつ3/10≦l/L≦7/10(L:チヨツプド棒状体の長
さ)なる条件を満足するように割裂し、また割裂部間の
大なる部分の幅a及び小なる部分の幅bが1/40≦b/a≦1
/10なる条件を満足するように割裂する。l/Lが3/10より
小さいと、セメントマトリツクス中に投入する前、形成
したチヨツプド棒状体の棒状の形体はそのまま保たれ
(チヨツプド棒状体の形体保持性という)、形体がくず
れることはないが、セメントマトリツクスの中に投入
し、分散し捏練作用によつて単繊維に分繊していく過程
で充分に分繊されずにチヨツプド棒状体のまま(1種の
フアイバーボールとなる)残るものが多くなる。またl/
Lが7/10よりも大きいと、セメントマトリツクス投入前
のチヨツプド棒状体の形体保持性が悪くなり、セメント
マトリツクスの中に投入する前に既に形体がくずれ、相
互に絡合してセメントマトリツクスへの分散が悪くなり
フアイバーボールが発生しやすくなる。またb/aが1/40
より小さいと、セメントマトリツクスに投入する以前の
ハンドリングの段階で既にチヨツプド棒状体の形体保持
性が悪くなり、形体がくずれてしまい、互いにからみ合
つてセメントマトリツクスへの分散が悪くなり、逆にb/
aが1/10より大きくなると、形体保持性は良好である
が、セメントマトリツクス中で捏練作用によつて単繊維
に分繊する過程で分繊が不充分になり棒状体のままで残
るものが多くなる。
従つて、各割裂部の長さlとチヨツプド棒状体の長さ
Lとが3/10≦l/L≦7/10なる条件を満足し、かつ割裂部
間の大なる部分の幅aと小なる部分の幅bが1/40≦b/a
≦1/10なる条件を満足するように割裂するのが好まし
い。割裂部2又は2′の長さlは1.5mm〜35mmが望まし
く、また割裂部間の大なる部分の幅aは200μm〜2000
μm、小なる部分の幅bは5μm〜20μmとするのが望
ましい。
次に、前述した如く割裂した一軸延伸割裂フイルム
を、長手方向に平行に即ち割裂部2,2′に平行方向にW
の幅に裁断(スリツト)した後、溝ローラー方式の圧縮
束成形装置に通してローラー線荷重1〜1.5kg/cmで圧縮
成形して連続した棒状体にする。このときの裁断幅Wは
20mm〜500mmにするのが望ましく、また圧縮成形した棒
状体の太さは直径2〜15mmにするのが望ましい。次いで
該連続棒状体を長さLに切断して第2図の3で示すチヨ
ツプド棒状体を作る。棒状体の裁断長さLは実用上5mm
〜50mmにするのがよい。
本発明により、前述した如く作つた割裂フイルムのチ
ヨツプド棒状体3をセメントマトリツクスに混合するに
当つては、各チヨツプド棒状体3をばらばらにセメント
マトリツクスに投入混合してもよいが、これらを必要量
まとめて一度に投入しても一向に差仕えない。
セメントマトリツクスに対する前記割裂フイルムのチ
ヨツプド棒状体3の割合は従来のPPフイルム繊維強化セ
メント硬化体を製造するに当つて使用される割合、例え
ばセメントマトリツクス(セメントバインダー及び骨材
その他の添加剤を含む)に対して0.3〜3容量%となる
ような割合で使用することができる。
セメント硬化体を製造するに当つては、前記の如く割
裂フイルムのチヨツプド棒状体3をセメントマトリツク
スに混入した後、通常の方法で、例えば混練ミキサーで
充分に混練する。この混練の過程で、該チヨツプド棒状
体3は、初めはそのまま形体でセメントマトリツクスの
中に分散していく(絡合がないので速かに分散する)。
この混練をさらに充分に行うと前記割裂フイルムのチヨ
ツプド棒状体3は混練中に棒状が開かれ(第3図Aに示
すように)、かつ幅の小さな部分bが切断されて第3図
Bに示す如き幹枝形状のフイブリル化単繊維4を形成し
ながら、セメントマトリツクスに分散し定着する。この
ときの混練時間は通常3分〜5分で充分である。従来の
ように、初めから幹枝形状のフイブリル化PPフイルム繊
維(第3図Bに示す如き単繊維)の状態にしてこれをセ
メントマトリツクスに混入混練する方法でセメント硬化
体を作る方法では、投入前の幹枝形状フイブリル化繊維
自体が交絡し易く、又混練操作中にもミキサーの型式に
よつてはそのミキサーの羽に巻き付いたりしてフアイバ
ーボールが形成され、強化繊維としての機能が充分に発
揮されないという欠点があつた。
本発明によれば、第3図Bに示す如き初めからフイブ
リル化した状態の強化繊維をセメントマトリツクスに混
入するのではなく、前述した如き割裂フイルムのチヨツ
プド棒状体3(第2図参照)の形で投入するので、この
棒状体3をたとえ複数本まとめた形で投入しても、チヨ
ツプド棒状体であるためこれらが総合に交絡することが
なく、比較的短時間で、混合又は混練初期において、一
部は第3図Aのごとくフイルム状に開かれながらもセメ
ントマトリツクス中に均一に分散せしめられる。そして
更に混練を続けると、チヨツプド棒状体3はさらに開か
れ、またこの開かれつつある間に、既に開かれたフイル
ムは、先に説明した幅の小さな部分bが混練時のセメン
トマトリツクスとの捏練作用力によつて切断されて第3
図Bに示す如き幹枝形状のフイブリル化単繊維4となつ
て均一に分散し定着する。このとき、幹枝形状のフイブ
リル化単繊維4が形成される前に、割裂フイルムチヨツ
プド棒状体3又はその一部がフイルム状に開いた状態で
分散が予め行われるため、均一分散が容易に得られると
共に割裂フイルム棒状体3及び一部フイルム状に開かれ
た状態のものでは相互に交絡することがないので、その
後幹枝形状のフイブリル化単繊維4に分繊されても、こ
れらの交絡は生じないが、生じたとしても非常に少な
く、従つてフアイバーボールの形成を皆無もしくは非常
に少なくすることができる。このため投入されたPPフイ
ルム繊維の単位量に対する表面積は有効かつ大となつ
て、セメント硬化体の強度向上に寄与する。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
製造例 割裂フイルムのチヨツプド棒状体の製造 MFI 2.3の通常のPP樹脂原料を、通常の押出機を通し
て温度220℃、ブロー比1:1で押出し、空冷後、180℃で2
0倍に長手方向に一軸熱延伸し、次いで160℃でアニーリ
ングして厚さ約30μmおよび約50μmのフイルムを作つ
た。次にポーキユパインローラーを用いて、フイルムの
速度に対しローラーの周速を3倍〜5倍に変化させ、ま
たフイルムとローラーとの接触面積を変化させることに
よつて割裂部の長さ(l)および割裂部間の間隔(大な
る幅aおよび小なる幅b)を変えて割裂した。このよう
にして、割裂部の長さ(l)が3mm〜24mmの範囲になる1
0種類の割裂フイルムを作り、これらの割裂フイルム
を、厚さ約30μmのものは100mmの幅にまた厚さ約50μ
mのものは250mmの幅にそれぞれ長手方向に平行に裁断
(スリツト)した。次に、これらの割裂フイルムに放電
処理を施しさらにポリオキシエチレングリコールエステ
ル系界面活性剤とメチルセルロースを4:1で配合した処
理剤で処理を施した後、溝ローラー式圧縮束状成形装置
を用いてローラー線荷重約1.2kg/cmで束状に圧縮成形し
て太さが約3.5mm〜7mmの連続した棒状体にした。最後
に、これらの連続棒状体を裁断機にかけ、スリツト幅10
0mmのものは15mmの長さに、またスリツト幅250mmのもの
は30mmの長さにそれぞれ裁断し、仕様の異なる10種類の
チヨツプドタイプの仕様を第1表、第2表に示す。
実施例 1及び比較例 1〜6 本実施例1及び比較例1〜6は注形成形法により次の
如く成形体を作つた。使用材料を下記に示す。
容量約30lのオムニミキサーを用い、まず#6珪砂、
ポルトランドセメント、水およびマイテイー150を投入
し約300rpmで20秒間混練し、次いでPP割裂フイルムチヨ
ツプド棒状体を投入し、引続き40秒間混練した。つぎに
練り上げたモルタル3kgを、大きさが316mm×316mm(0.1
m2)で底面に10メツシユの金網を設けた深さ100mmの箱
にとり厚さがほぼ均一になるようにこてでのばした後、
水面で静かに振動を与え、かつ静かにシヤワーをかけな
がらセメントおよび珪砂を水中に流し出し、金網の上に
残つたフイルム繊維のフアイバーボールの状況ならびに
チヨツプド棒状体の分繊(幹繊維が単繊維状に分かれ
る)の状況を目視で観察した。セメントマトリツクス中
のフアイバーボールおよび棒状体のままで残こつている
数は1m2当りに換算した。観察および測定の結果を第3
表に示す。
実施例 2および比較例 7〜13 本実施例および比較例は注型成形法により次のように
行つた。使用材料および処方を下記に示す。
容量約200lの強制練り型のコンクリートミキサーを用
い、まず砂利とPP割裂フイルムチヨツプド棒状体を投入
して30秒撹拌、さらに砂を投入して30秒撹拌、次にセメ
ントを投入して30秒撹拌し、最後に水とマイテイー150
を混合して60秒混練した。練り上げたコンクリート5kg
を実施例1と同様に金網(目の大きさ5mm×5mm)を設け
た箱にとり、砂とセメントを流し出し金網の上に残つた
フイルム繊維の状況を目視で観察した。観察および測定
の結果を第4表に示す。砂利も残るがフアイバーボール
などの観察には支障なし。
〔発明の効果〕 前記実施例及び比較例のデータから明らかなように本
発明によるPP割裂フイルムチヨツプド棒状体をセメント
硬化体の製造することにより、成形体中のフアイバーボ
ールの発生は無くなり、曲げ強度、クラツクの発生を改
良できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用するPP割裂フイルムチヨツプド棒
状体の一部拡大展開平面図であり、第2図は前記チヨツ
プド棒状体の斜視図であり、第3A図及び第3B図はセメン
ト硬化体内で幹枝形状のフイブリル化繊維を形成する説
明図である。 1……一軸延伸PPフイルム、2,2′……割裂部、3……
チヨツプド棒状体、4……幹枝形状のフイブリル化繊
維、l……割裂部長さ、L……チヨツプド棒状体の長
さ、W……フイルムの幅、a,b……割裂幅。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメントマトリツクスと強化繊維とを混合
    してセメント硬化体を製造する方法において、前記強化
    繊維として、延伸フイルムを長手方向に断続的に割裂
    し、しかも隣接する前記割裂部が相互にくい違うように
    し、かつ前記割裂部間の幅を大なる部分と小なる部分が
    交互に存在するようにした割裂フイルムを棒状に圧縮成
    形した後裁断したチヨツプド棒状体であつて、 かつ l:割裂部の長さ(mm) L:チヨツプド棒状体の長さ(mm) a:割裂部間の大なる部分の幅(μm) b:割裂部間の小なる部分の幅(μm) なる条件を満足するチヨツプド棒状体を、強化繊維とし
    て添加することを特徴とするセメント硬化体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】延伸フイルムが長手方向一軸延伸のポリプ
    ロピレンフイルムである請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】長手方向の割裂部の長さが1.5〜35mmであ
    る請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】圧縮し裁断したチヨツプド棒状体の長さが
    5〜50mmである請求項1又は2記載の製造方法。
  5. 【請求項5】割裂部間の幅の大なる部分が200〜2000μ
    mであり小なる部分が5〜20μmである請求項1〜4の
    いずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】棒状に圧縮する前の割裂フイルムの裁断幅
    が20〜500mmである請求項1〜5のいずれかに記載の製
    造方法。
  7. 【請求項7】チヨツプド棒状体の太さが2〜15mmである
    請求項1記載の製造方法。
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