JP2742037B2 - 容器用ヒートシール装置 - Google Patents

容器用ヒートシール装置

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JP2742037B2
JP2742037B2 JP7329978A JP32997895A JP2742037B2 JP 2742037 B2 JP2742037 B2 JP 2742037B2 JP 7329978 A JP7329978 A JP 7329978A JP 32997895 A JP32997895 A JP 32997895A JP 2742037 B2 JP2742037 B2 JP 2742037B2
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靜生 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トア等で販売されるおでん等の加熱調理済みの食品を収
納する容器の開口を蓋体で閉止する場合に用いられるヒ
ートシール技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、加熱調理済みの食品を収納し
た容器の開口部に蓋体を装着したのち、この蓋体と容器
の開口周縁とをテープで部分的に止着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
テープ止着作業の不具合によるテープの弛み、或いは、
加熱調理済みの食品から発生する熱によるテープの伸び
がある場合、容器の開口周縁と蓋体とが離間方向に相対
移動して、容器の開口周縁と蓋体との間に隙間が形成さ
れ易い。従って、特に、容器に収納される加熱調理済み
の食品が汁気を備えたもの、例えばおでんの場合、この
容器を持ち運ぶ途中で、該容器が傾いたり、又は、容器
が揺すられて食品の汁が容器内を揺動したりすると、蓋
体と容器の開口周縁との止着されていない隙間部分から
容器内の汁が外部に漏洩することがあり、この漏洩した
汁が容器の外面に付着したり、或いは、この漏洩した汁
が手に付着して不快感を与える問題があり、コンビニエ
ンスストア等の店員のみならず購入者も、このように汁
気を備えた食品を収納した容器の取り扱いには慎重を要
していた。
【0004】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、蓋体と容器の開口周縁部分と
の止着構造を工夫して、止着作業を行う作業者の技量に
関係なく、蓋体と容器の開口周縁部分とを、容器内の汁
が外部に漏洩し難い状態で止着することができる容器用
ヒートシール装置を提供することにより、汁気を備えた
加熱調理済みの食品が収納された容器であっても、その
容器の取り扱いの容易化を図ることができる点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
容器用ヒートシール装置の特徴構成は、ケーシングの開
口を通して出退移動自在な可動体に、熱融着可能な上方
開口の容器の開口周縁部分を載置状態で受け止める容器
受け部を設けてある容器用ヒートシール装置であって
前記ケーシング内に、前記可動体がケーシング内のシー
ル位置に移動したとき、前記容器受け部にて受け止めら
れた容器の開口周縁部分とこれに載置された熱融着可能
な蓋体とを挟持状態で熱融着するためのヒータ機構を設
るとともに、このヒータ機構を、重ね合わされた容器
の開口周縁部分と蓋体とを前記容器受け部との間で挟持
可能な挟持部と、該挟持部を熱融着位置と上方に離間さ
せた待機位置とに切り替える昇降手段と、前記挟持部の
挟持面に設けられたヒータとから構成した点にある。上
記特徴構成によれば、ケーシング外の容器脱着位置に引
き出された可動体の容器受け部に、おでん等の汁気を備
えた食品を収納した容器を載置し、この容器に蓋体を装
着した状態で可動体をケーシング内のシール位置に押し
込み移動させると、ケーシングに設けたヒータ機構によ
り、容器受け部にて受け止められた容器の開口周縁部分
とこれに載置された蓋体とが挟持状態で熱融着される。
従って、上記特徴構成を備えた容器用ヒートシール装置
により、蓋体と容器の開口周縁部分とがその開口周縁全
周に亘って熱融着されている場合では、蓋体により容器
を密封状態で閉止することができ、また、蓋体と容器の
開口周縁部分とが開口周縁方向で部分的に熱融着されて
いる場合でも、蓋体と容器の開口周縁部分との熱融着に
よる一体化で蓋体と容器との離間方向への相対移動が抑
制されるため、密着している非熱融着部分が開口し難
い。それ故に、上記何れの状態に熱融着された場合で
も、従来のように容器と蓋体とをテープで部分的に止着
する場合に比べて、汁気を備えた加熱調理済みの食品が
収納された容器を持ち運ぶ途中で、該容器が傾いたり、
又は、容器が揺すられて食品の汁が容器内を揺動したり
しても、容器内の汁が外部に漏洩することを抑制するこ
とができるから、その容器の取り扱いの容易化を図るこ
とができる。また、容器に蓋体を装着した状態で可動体
をケーシング内のシール位置に押し込み移動させると、
ヒータ機構を構成する待機位置にある挟持部が昇降手段
により熱融着位置に下降移動され、該挟持部と容器受け
部とで容器の開口周縁部分とこれに載置された蓋体とを
挟持して、この挟持状態で、該容器の開口周縁部分と蓋
体とがヒータに沿って熱融着される。 従って、容器内に
食品を収納する際、容器の開口周縁部分に汁が付着して
も、この容器に付着した汁が流下又は滴下してヒータに
付着することがなく、ヒータへの汁の付着に起因するシ
ョート等の電気的なトラブル発生を抑制することができ
る。しかも、蓋体と容器の開口周縁部分とは、ケーシン
グ内でヒータ機構により熱融着されるので、ヒータ機構
等に触れることなく所定の止着作業を確実、安全に行う
ことができる。
【0006】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記可動体がケーシング外の容器
脱着位置に突出移動したとき、前記容器受け部に受け止
められている容器を上昇させ、かつ、可動体が容器脱着
位置からケーシング内側に移動するとき、容器の開口周
縁部分が容器受け部に載置される位置にまで該容器を下
降させる容器昇降機構を設けてある点にある。上記特徴
構成によれば、容器脱着位置では、容器受け部に受け止
められている容器の開口周縁部分と容器受け部との間に
隙間を形成することができる。従って、容器脱着位置で
は、容器の開口周縁部分を手指にて掴み易くなるので、
容器受け部に対する容器の脱着作業の容易化及び迅速化
を図ることができる。
【0007】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記可動体を容器脱着位置に突出
移動付勢する付勢機構と、前記可動体がケーシング内の
シール位置に押し込み移動されたとき、該可動体を付勢
機構の付勢力に抗してシール位置で係止保持する係止機
構と、前記ヒータ機構による熱融着が終了したことの信
号に基づいて前記係止機構を係止解除する係止解除手段
とを設けてある点にある。上記特徴構成によれば、容器
脱着位置にある可動体の容器受け部に容器を載置状態で
受け止めさせ、付勢機構の付勢力に抗して可動体をシー
ル位置まで押し込み移動すると、該可動体は係止機構に
係止されてシール位置に位置保持される。そして、熱融
着が終了したのちは、可動体と係止機構との係止状態が
係止解除手段により自動的に係止解除されて、可動体が
付勢機構による付勢力で容器脱着位置まで突出移動され
る。従って、容器を載置した可動体をケーシング内のシ
ール位置に押し込み操作するだけで、熱融着終了後は可
動体が自動的に送り出されてくるから、その間特別な操
作が不要で、操作性の簡便化を図ることができるととも
に、熱融着が終了した容器を取り忘れてケーシング内に
放置してしまうこともない。
【0008】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記ケーシング内の底部と前記可
動体を出退移動自在に案内するガイドレールとの間に、
該ガイドレールを下方に弾性変位可能に支承する複数の
弾性支承体が設けられている点にある。上記特徴構成に
よれば、ガイドレールに案内されながら出退移動する可
動体の振動を弾性支承体の下方への弾性変位により吸収
することができるので、可動体の振動がケーシングに伝
播され難く、可動体の出退移動に伴う騒音の発生を抑制
することができる。
【0009】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記ケーシング内の底部と前記可
動体を出退移動自在に案内するガイドレールとの間に、
該ガイドレールを下方に変位可能に支承する複数の弾性
支承体が設けられているとともに、前記ケーシング内の
底部には、前記ヒータ機構の挟持部が容器受け部に圧接
されるに連れて可動体が前記弾性支承体の弾性復元力に
抗して下方に所定量変位したとき、該可動体の下面に接
当する荷重受け部が設けられている点にある。上記特徴
構成によれば、挟持部と容器受け部との圧接力を、可動
体と共に下方に変位するガイドレールに連れて弾性変形
する弾性支承体の弾性復元力と、可動体の下面が荷重受
け部に接当したときの反力とで受け止めることができ
る。従って、挟持部と容器受け部とが圧接された状態で
は、ガイドレールに前記圧接力の一部が作用するだけ
で、その他の圧接力を可動体を介してケーシング側の荷
重受け部に受け止めさせることができるから、前記圧接
力の全てをガイドレールを介して弾性支承体の弾性復元
力で受け止めるものに比べて、ガイドレールの機械的要
求強度を低く抑えて設計の自由度を高めることができ
る。
【0010】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記ケーシング内の底部と前記可
動体の下面との間に、前記付勢機構による可動体の容器
脱着位置への突出移動に制動力を付与する制動力付与手
段を設けてある点にある。上記特徴構成によれば、前記
付勢機構の付勢力として、シール位置にある可動体を容
器脱着位置にまで確実に突出移動させることができる付
勢力に設定しながらも、この可動体の容器脱着位置への
突出移動速度を前記制動力付与手段にて適切な速度に減
速することができる。
【0011】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記ヒータ機構に、可動体がケー
シング内のシール位置に移動したとき、前記容器受け部
にて受け止められた容器上の蓋体の存否を検出するセン
サが設けられている点にある。上記特徴構成によれば、
容器受け部にて受け止められた容器上に蓋体を載置しな
いまま、該容器受け部をシール位置に移動しても、セン
サが容器上に蓋体が載置されていないことを検出するの
で、容器上に蓋体が載置されないままヒータ機構が作動
してしまうことを防止することができる。
【0012】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記可動体に、該可動体がケーシ
ング内のシール位置に移動したとき、前記ケーシングの
開口を閉止するカバー体が設けられている点にある。上
記特徴構成によれば、可動体をシール位置に移動させる
だけでケーシングの開口が閉止されるので、例えば、可
動体をシール位置に移動させたのち、ケーシングの開口
に開閉自在に別途設けられているカバー体を閉止操作す
るものに比べて、操作の簡素化を図ることができる。
【0013】本発明の請求項による容器用ヒートシー
ル装置の特徴構成は、前記容器受け部が可動体に対して
分離自在に構成されている点にある。上記特徴構成によ
れば、容器受け部及び可動体の上面が汁等で汚れた場
合、容器受け部は可動体から取り外して洗浄できるとと
もに、可動体の上面は容器受け部を取り外した状態で汚
れを拭き取ることができるので、容器受け部及び可動体
の上面の掃除を容易に行うことができ、もって、食品が
収納された容器が接触又は近接する容器受け部及び可動
体の上面の衛生状態を確保し易い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図7は、互いに熱融着可能
で、かつ、加熱調理済みの食品、例えば温かいおでんを
収納するのに適した合成樹脂材料にて各々成形されてい
る上方開口の容器Aと蓋体Bとを熱融着して、この容器
Aの開口に対して蓋体Bを、該蓋体Bを容器Aから手で
簡易に剥離可能な程度の接着力をもって接着するための
本発明の容器用ヒートシール装置の好ましい実施形態を
示す。図1〜図5に示すように、当該実施形態の容器用
ヒートシール装置は、ほぼ直方体状の板金製のケーシン
グ1と、該ケーシング1の横側壁の一側面に形成された
開口1aを通して水平姿勢で出退移動自在な板金製の可
動体2と、該可動体2の上面に設けられ、前記容器Aに
一体形成されている鍔状の開口周縁部分A1を載置状態
で受け止める受け面3aを備えた容器受け部3と、前記
ケーシング1内に設けられ、可動体2がケーシング1内
に押し込まれてシール位置に移動したとき、前記容器受
け部3の受け面3aにて受け止められた容器Aの開口周
縁部分A1とこれに載置された蓋体Bの周縁部分との重
ね合わせ部分を容器受け部3との挟持状態で熱融着する
ためのヒータ機構4とから構成されている。前記ケーシ
ング1の開口1aは、前記可動体2と共に出退移動自在
な容器受け部3の通過を許容する横長長方形状に形成さ
れているとともに、可動体2の突出方向先端側には、該
可動体2がケーシング1内のシール位置に移動したと
き、ケーシング1の開口1aを閉止する板金製のカバー
体2aが固着されている。
【0015】尚、当該実施形態の容器用ヒートシール装
置で熱融着できる容器Aとしては、開口周縁部分A1が
鍔状の円環に形成されているとともに、器部分A2が有
底円筒状に形成されているものであって、蓋体Bとして
は、その直径が容器Aの開口周縁部分A1の最外径とほ
ぼ同径、又は、容器Aの開口周縁部分A1の最外径より
も少し大の円形状に形成されているものである。
【0016】図1〜図3に示すように、前記容器受け部
3は、容器Aの器部分A2の挿入を許容し、かつ、容器
Aの開口周縁部分A1の挿入を端縁との接当で阻止可能
な、上下方向に貫通するアルミダイキャスト製の円筒体
から構成されているとともに、該円筒体の上端の円環状
周面が容器Aの開口周縁部分A1の受け面3aに構成さ
れていて、この容器受け部3は可動体2に対して分離自
在にボルト5にて取り付けられている。前記ヒータ機構
4は、シール位置にある容器受け部3よりも上方に位置
し、ケーシング1内の底部から立設されている四本の支
柱6に支持されている載置台7に取り付けられている。
【0017】図4、図7に示すように、前記ケーシング
1内には、可動体2の下面に取り付けられている左右一
対のスライドレール8の各々と嵌合して、この可動体2
を、図2に示すケーシング1内のシール位置と、図1に
示すケーシング1外の容器脱着位置とに亘って出退移動
自在に案内する左右一対のガイドレール9が設けられて
いるとともに、各ガイドレール9は、ケーシング1内の
底部に可動体2の移動方向に沿って固着されている二つ
のゴム製の弾性支承体10に支承されていて、該弾性支
承体10の弾性圧縮により各ガイドレール9が下方に変
位可能に構成されている。
【0018】図4に示すように、前記可動体2は、シー
ル位置から容器脱着位置に突出移動付勢する付勢機構1
1と、可動体2がシール位置に押し込み移動されたと
き、該可動体2を付勢機構11の付勢力に抗してシール
位置で係止保持する係止機構12と、前記ヒータ機構4
による容器Aの開口周縁部分A1と蓋体Bとの重ね合わ
せ部分の熱融着が終了したことの信号に基づいて前記係
止機構12を係止解除する係止解除手段13とが設けら
れている。前記付勢機構11は、ケーシング1内の底部
に上下軸芯周りで揺動自在に軸支されている揺動アーム
14と、該揺動アーム14をケーシング1の開口1a側
に揺動付勢するコイルスプリング15とから構成されて
いて、揺動アーム14の先端側に形成されている長孔1
4aに、可動体2の下面に固着されている軸部材16の
先端が挿通保持されている。従って、前記コイルスプリ
ング15の弾性復元力による揺動アーム14のケーシン
グ1の開口1a側への揺動移動に伴って、可動体2が軸
部材16を介して揺動アーム14に押圧され、前記ガイ
ドレール9に移動案内されながら容器脱着位置に突出移
動される。尚、前記揺動アーム14の揺動移動に伴う該
揺動アーム14の揺動軸芯と軸部材16との距離変動を
長孔14aにより吸収するように構成されている。
【0019】前記係止機構12は、可動体2に形成され
ている係合孔17と、可動体2がシール位置に押し込み
移動されたとき、係合孔17に係入して可動体2の容器
脱着位置側への突出移動を阻止する係止爪18とから構
成されている。前記係止爪18は、ケーシング1内の開
口1aと相対向する側壁に横軸芯周りで揺動自在に設け
られていて、コイルスプリング19の付勢力により係合
孔17と係合可能な係合姿勢に保持されている。また、
前記係止爪18は前記係止解除手段13としての電磁ソ
レノイドに連動連結されていて、前記載置台7上に配設
してある制御部43内に設けられた制御装置より出力さ
れる、このヒータ機構4による熱融着が終了したことの
信号、例えば、ヒータ機構4による加熱が終了するとと
もに、後述するヒータ機構4の挟持部25が熱融着位置
から待機位置に上昇したことの信号に基づいて電磁ソレ
ノイド13が作動すると、この係止爪18は、コイルス
プリング19の付勢力に抗して係止解除方向(図2中矢
印K方向)に揺動操作されて係合孔17との係合が強制
的に係合解除され、可動体2は前記付勢機構11により
シール位置から容器脱着位置に突出移動される。前記係
止爪18が設けられているケーシング1の側壁には操作
孔20が貫通形成されていて、ケーシング1外からこの
操作孔20を通して指等を差し込んで、前記係止爪18
をコイルスプリング19の付勢力に抗して係止解除方向
に強制的に揺動操作することができる。従って、熱融着
途中で停電して可動体2がケーシング1内に押し込まれ
たままとなった場合、前記操作孔20を通して係止爪1
8を係止解除方向に強制的に揺動操作することにより、
可動体2をケーシング1外の容器脱着位置に突出移動さ
せることができ、通電されるまで容器Aがケーシング1
内に放置されることを回避できる。
【0020】図3、図4に示すように、前記ケーシング
1内の底部と可動体2の下面との間には、前記付勢機構
11による可動体2の容器脱着位置への突出移動に制動
力を付与する制動力付与手段21を設けてあり、この制
動力付与手段21が、ケーシング1内の底部に可動体2
の移動方向に沿って配設され、該可動体2の移動距離相
当長さよりも長い寸法に形成されたラック22と、該ラ
ック22に噛合し、可動体2の下面に設けられている前
記軸部材16の下端に配設されたブラケット23に回転
自在に支承されている歯車24とから構成されている。
従って、前記可動体2の容器脱着位置への突出移動時に
は、前記歯車24の回転抵抗により、可動体2の容器脱
着位置への突出移動に制動力が付与される。
【0021】図1〜図3に示すように、前記ヒータ機構
4は、重ね合わされた容器Aの開口周縁部分A1と蓋体
Bとを前記容器受け部3の受け面3aとの間で挟持する
円板状のアルミダイキャスト製の前記挟持部25と、該
挟持部25を上下方向に昇降移動させる昇降手段26
と、挟持部25の挟持面25aのうち、容器受け部3の
受け面3aと相対向する部位に設けられ、重ね合わされ
た容器Aの開口周縁部分A1と蓋体Bとを、その全周に
亘って熱融着して、容器Aを蓋体Bで密封する円環状の
ヒータ27とから構成されている。また、前記挟持部2
5は、昇降手段26による昇降移動により、図3に示す
よに、重ね合わされた容器Aの開口周縁部分A1と蓋体
Bとを容器受け部3の受け面3aと挟持部25の挟持面
25aとの間で挟持してヒータ27により熱融着可能な
熱融着位置と、図2に示すよに、上方に離間させて容器
受け部3との挟持状態を解除する待機位置とに切り替え
られる。
【0022】前記昇降手段26は、上下方向に出退移動
自在な可動ロッド28と、該可動ロッド28を出退操作
する電磁ソレノイド29とから構成されていて、電磁ソ
レノイド29は前記載置台7に載置保持されているとと
もに、載置台7より下方に向かって突出している可動ロ
ッド28の下端に前記挟持部25が止着されている。
【0023】前記ヒータ機構4の挟持部25には、可動
体2がケーシング1内のシール位置に移動したとき、前
記容器受け部3にて受け止められた容器A上の蓋体Bの
存否を検出するフォトセンサ30が設けられていて、容
器A上に蓋体Bが存在しないことをフォトセンサ30が
検出すると、前記制御装置によるヒータ機構4の作動が
中止されるとともに、前記係止解除手段としての電磁ソ
レノイド13が作動して、可動体2が前記付勢機構11
によりシール位置から容器脱着位置に突出移動される。
【0024】図6の(イ)に示すように、前記ヒータ2
7は、ニッケルとクロムとの合金からなる薄板を、プレ
ス加工等により板厚方向視でU字形状に成形し、その両
端部の直線状部分を板厚方向に90度折り曲げ加工して
形成された同一形状の一対のヒータ線27Aから構成さ
れている。そして、図6の(ロ)に示すように、前記ヒ
ータ27は、両ヒータ線27Aを折曲げ部分27a同士
が面接当する状態で接合して円環状に形成されていて、
その外周縁と内周縁とが同芯円に構成されている。前記
ヒータ27のうち、円環部分は加熱部27bに構成さ
れ、折曲げ部分27a同士の接合部分からなる一対の突
片27cは、該ヒータ27の両極となる接続端子部に構
成される。従って、円環状の加熱部の外周縁の相対向箇
所に一対の接続端子部を設けて、該両接続端子部から電
流を流すように構成されているヒータでは、加熱部の接
続端子部との接続部位において、接続端子部側ほど内周
縁側よりも電流が流れ易くなり、加熱部全域の加熱温度
が不均一になり易いが、上記のように構成されたヒータ
27では、前記両接続端子部27bから電流を流すと、
電流はヒータ27の加熱部27b全域に亘ってほぼ均等
に流れるので、該加熱部27b全域はほぼ均一に加熱さ
れ、重ね合わされた容器Aの開口周縁部分A1と蓋体B
との熱融着部分をほぼ均一に熱融着することができる。
【0025】図4に示すように、前記ケーシング1内の
底部四箇所には、前記挟持部25が容器受け部3に圧接
されるに連れて可動体2がガイドレール9と共に前記弾
性支承体10の弾性復元力に抗して下方に所定量変位し
たとき該可動体2の下面に接当して、挟持部25が容器
受け部3を圧接する際の荷重を受け止め、それ以上の可
動体2及びガイドレール9の下方への移動を接当阻止す
る、上面側に合成樹脂製の緩衝部材31aを備えたブロ
ック状の金属製の荷重受け部31が設けられている。
【0026】図1、図2に示すように、前記可動体2の
上面で、前記容器受け部3の内部空間に臨む位置には、
可動体2をシール位置から容器脱着位置に突出移動した
とき、容器受け部3の受け面3aに受け止められている
容器Aを上昇させ、かつ、可動体2が容器脱着位置から
ケーシング1内側に移動するとき、容器Aの開口周縁部
分A1が容器受け部3の受け面3aに載置され、該容器
Aが容器受け部3に吊下げ状態で保持される位置にまで
該容器Aを下降させる容器昇降機構32が設けられてい
る。前記容器昇降機構32は、容器受け部3の内部空間
に配設され、容器を受け止めて昇降させる円板状の昇降
台33と、可動体2の下面側に設けられ、昇降台33を
昇降操作する昇降装置34とから構成されている。前記
昇降台33は、該昇降台33の下面に固着されている支
軸35を介して可動体2に昇降移動自在に支承されてい
る。前記昇降装置34は、可動体2の下面に固着された
シール位置方向に開口するケース36内に、該可動体2
の出退方向に沿って移動自在に保持され、かつ、容器脱
着位置側の端部に該容器脱着位置側ほど上方に位置する
カム面37aを備えた板状の押圧操作体37と、該押圧
操作体37を容器脱着位置方向に移動付勢するコイルス
プリング38と、可動体2がシール位置から容器脱着位
置に突出移動する途中で押圧操作体37に係合して、該
押圧操作体37のそれ以上の容器脱着位置への移動を阻
止するケーシング1内の底部に設けられた係合片39と
から構成されている。前記可動体2がシール位置にある
状態では、昇降台33の支軸35の下端が、カム面37
aよりもシール位置側の押圧操作体37のほぼ水平面3
7bに接当支持されることにより昇降台33が下降され
ている。そして、可動体2がシール位置から容器脱着位
置に突出移動したとき、その移動途中で押圧操作体37
とケーシング1内の係止片39とが係合すると、それ以
降、押圧操作体37の容器脱着位置への移動が停止し
て、可動体2のみがコイルスプリング38の付勢力に抗
して容器脱着位置に移動するので、昇降台33の支軸3
5の下端が押圧操作体37のカム面37a側に移動し
て、昇降台33の支軸35の下端がカム面37aを乗り
上げて昇降台33が上昇する。また、可動体2が容器脱
着位置からケーシング1内側に移動するとき、押圧操作
体37の容器脱着位置側の先端縁が前記ケース36の容
器脱着位置側の側壁内面と接当するまで、該押圧操作体
37はコイルスプリング38の付勢力によって位置保持
されているので、押圧操作体37のカム面37aに乗り
上げている昇降台33の支軸35の下端が、該カム面3
7aから該カム面37aよりもシール位置側の押圧操作
体37のほぼ水平面36bに移動して、前記可動体2が
シール位置に移動するまでに昇降台33が下降する。詳
しくは、前記昇降台33は、前記容器受け部3がケーシ
ング1の開口1aに突入する直前までに下降する。
【0027】次に、図1〜図3に基づいて当該実施形態
の容器用ヒートシール装置により容器Aと蓋体Bとの熱
融着工程について説明する。前記可動体2は、非熱融着
作業時には、前記ケーシング1内に押し込まれた状態で
係止機構12によりシール位置で係止保持されていて、
熱融着作業開始時に、ケーシング1の側壁のうちの開口
1aの上方に配設してあるスイッチ40を起動操作する
と、前記制御装置によりスイッチ40の横側脇に配設し
てある電源ランプ41が点灯するとともに、前記係止解
除手段としての電磁ソレノイド13が作動して係止機構
12が係止解除されて、可動体2が前記付勢機構11に
よりケーシング1内のシール位置からケーシング1外の
容器脱着位置に突出移動し、それに伴って前記容器昇降
機構32の昇降装置34が作動して昇降台33が上昇す
る。前記可動体2が、容器脱着位置に突出移動したの
ち、加熱調理済みの食品、例えば温かいおでんCを、そ
の汁C1と共に収納した容器Aを前記容器受け部3に上
方から挿入して上昇位置にある前記昇降台33上に載置
するとともに、容器A上に蓋体Bを載置して、可動体2
が係止機構12によりシール位置に係止保持されるま
で、この可動体2を付勢機構11の付勢力に抗してケー
シング1内に押し込む。尚、前記可動体2がケーシング
1内に押し込まれる際、前記容器昇降機構32の昇降装
置34が可動体2の突出移動時とは逆作動して昇降台3
3が下降し、それに伴って、容器Aが、その開口周縁部
分A1が容器受け部3の受け面3aに受け止められるま
で下降する。前記可動体2が、シール位置に押し込まれ
て係止機構12により係止保持されたことをリミットス
イッチ(図示せず)が検出すると前記フォトセンサ30
が起動して、該フォトセンサ30により容器受け部3に
て受け止められた容器A上の蓋体Bの存否が検出され、
蓋体Bが存在しない場合には、前記係止解除手段として
の電磁ソレノイド13が作動して係止機構12が係止解
除され、ヒータ機構4による熱融着を行うことなく可動
体2が付勢機構11により容器脱着位置まで突出移動さ
れる。また、前記容器受け部3に容器A及び蓋体Bが共
に存在しないことをフォトセンサ30が検出すると、前
記スイッチ40は自動的に切り操作されて電源ランプ
が消灯するとともに、可動体2はシール位置に係止機
構12により係止保持されたまま格納されて非熱融着作
業状態となる。前記可動体2がシール位置にあるとき、
フォトセンサ30が容器受け部3に容器A及び蓋体Bが
共に存在することを検出すると、前記制御装置により前
記ヒータ機構4の昇降手段26が作動して挟持部25が
待機位置から熱融着位置まで下降し、容器受け部3の受
け面3aとの間で容器Aの開口周縁部分A1と蓋体Bの
周縁部分との重ね合わせ部分を挟持しながら、該挟持部
分をその全周に亘ってヒータ27の加熱により熱融着し
て、温かいおでんCとその汁C1とを収納した容器Aを
蓋体Bで密封する。尚、熱融着された前記挟持部分の接
着力が、蓋体Bを容器Aから手で簡易に剥離できる程度
の接着力となるように、容器A及び蓋体Bの材質や厚み
等に応じてヒータ27に対する加熱時間や加熱温度等が
調節されている。前記ヒータ27による熱融着が終了す
ると、前記昇降手段26が作動して挟持部25が熱融着
位置から待機位置まで上昇復帰するとともに、前記係止
解除手段としての電磁ソレノイド13が作動して係止機
構12が係止解除され、可動体2が付勢機構11により
容器脱着位置まで突出移動され、前記容器昇降機構32
による容器Aの上昇で形成された容器受け部3の受け面
3aと容器Aの開口周縁部分A1との間の隙間に手指を
差し込んで、容器受け部3から蓋体Bが熱融着された容
器Aを取り出す。尚、前記ケーシング1内の載置台7上
には、スイッチ40の起動操作時において、可動体2が
ケーシング1内のシール位置から容器脱着位置に突出移
動することを予告する予告音、熱融着の終了を知らせる
終了音、容器A上に蓋体Bが存在しないことを知らせる
警告音等を、信号音や音声等により発生するブザーやス
ピーカー等を備えた音響装置42が取り付けられてい
る。
【0028】〔その他の実施形態〕 1.前記実施形態において、容器受け部3の形状、ヒー
タ機構4の挟持部25とヒータ27の形状、容器昇降機
構32の昇降台33の形状は、熱融着すべき容器A及び
蓋体Bの形状に応じて適宜変更が可能である。例えば、
容器Aの開口周縁部分A1が鍔状の四角環に形成されて
いるとともに、器部分A2が有底四角筒状に形成され、
蓋体Bがこの容器Aの開口周縁部分A1に重合する四角
形状に形成されている場合、容器受け部3を、容器Aの
器部分A2の挿入を許容し、かつ、容器Aの開口周縁部
分A1の挿入を端縁との接当で阻止可能な、上下方向に
貫通する四角筒体から構成するとともに、前記ヒータ機
構4の挟持部25を、重ね合わされた容器Aの開口周縁
部分A1と蓋体Bとを前記容器受け部3の受け面3aと
の間で挟持可能な四角形状に形成し、ヒータ27を、容
器受け部3の受け面3aと相対向する四角環状に形成し
て実施してもよい。更に、形状及び寸法等の仕様の異な
る前記容器受け部3、ヒータ機構4の挟持部25とヒー
タ27、及び、容器昇降機構32の昇降台33を多数用
意しておき、容器Aの形状及び寸法の変更に伴って、容
器受け部3、ヒータ機構4の挟持部25とヒータ27、
及び、容器昇降機構32の昇降台33を、熱融着すべき
容器Aの形状及び寸法に応じて適宜交換できるように構
成して実施してもよい。2. 前記可動体2は、付勢機構11に替えてエアシリン
ダや油圧シリンダ等のアクチュエータにより出退移動す
るように構成してもよく、また、パンタグラフ機構を電
動モータ等で駆動操作して出退移動するように構成して
もよい。3. 前記可動体2は、付勢機構11に替えて、制動力付
与手段21を構成する歯車24を電動モータ等で正逆駆
動回転させることにより出退移動するように構成しても
よい。尚、この場合、制動力付与手段21は可動体2の
移動装置の一部となる。4. 前記ヒータ機構4の昇降手段26は、電磁ソレノイ
ドに替えてエアシリンダや油圧シリンダ又等のアクチュ
エータから構成してもよく、また、可動体2の出退移動
に連動して、挟持部25を待機位置と熱融着位置とに切
り替え昇降させるリンク機構或いはカム機構から構成し
てもよい。5. 前記容器昇降機構32の昇降装置34は、電磁ソレ
ノイドやエアシリンダ及び油圧シリンダ等のアクチュエ
ータにより構成してもよく、この場合、昇降台33は、
センサにより検出された可動体2の移動方向と位置とに
よる信号に基づいて昇降作動するように構成する。6. 前記係止機構11は、ケーシング1側に設けられて
いる電磁石と、可動体2側に設けられている磁性体とか
ら構成されていて、電磁石と磁性体との吸着力により、
可動体2をシール位置に吸着保持できるように構成して
もよい。この場合、係止解除手段13は、前記電磁石へ
の通電を切り操作するスイッチである。7. 前記弾性支承体10は、波形形状に屈曲形成された
板バネ又はコイルスプリング等から構成してもよい。8. 前記荷重受け部31は合成樹脂製の円柱状部材から
構成してもよい。9. 前記制動力付与手段21としては、ケーシング1内
の底部と可動体2の下面とに亘って設けられ、付勢機構
11の付勢力よる可動体2の移動力よりも弱い付勢力で
可動体2をシール位置側に付勢するコイルスプリングか
ら構成してもよい。10. 前記容器A上の蓋体Bの存否を検出するセンサ3
0としては、フォトセンサに限定されるものではなく、
接触式のセンサや超音波センサ等であってもよい。11. 前記可動体2は、ケーシング1の上面に形成され
ている開口1aを通して出退移動自在に構成して実施し
てもよい。この場合、前記ヒータ機構4は、可動体2の
昇降移動を許容するため、ケーシング1内を水平移動可
能に構成する。12. 前記実施形態では、容器Aの開口周縁部分A1と
蓋体Bの周縁部分との重ね合わせ部分を挟持しながら、
該挟持部分をその全周に亘ってヒータ27の加熱により
熱融着して密封したが、この挾持部分を部分的にヒータ
27により熱融着するように構成してもよい。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動体が容器脱着位置に移動した状態の横断面
【図2】可動体がシール位置に移動した状態の横断面図
【図3】挾持部が熱融着位置に下降した状態の正面断面
【図4】ケーシング内の底部の水平断面図
【図5】可動体が容器脱着位置に移動した状態の斜視図
【図6】ヒータの斜視図
【図7】ガイドレール部分の拡大断面図
【符号の説明】
A 容器 A1 開口周縁部分 B 蓋体 1 ケーシング 1a 開口 2 可動体 2a カバー体 3 容器受け部 4 ヒータ機構 9 ガイドレール 10 弾性支承体 11 付勢機構 12 係止機構 13 係止解除手段(電磁ソレノイド) 21 制動力付与手段 25 挟持部 25a 挟持面 26 昇降手段 27 ヒータ 30 センサ 31 荷重受け部 32 容器昇降機構

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)の開口(1a)を通し
    て出退移動自在な可動体(2)に、熱融着可能な上方開
    口の容器(A)の開口周縁部分(A1)を載置状態で受
    け止める容器受け部(3)を設けてある容器用ヒートシ
    ール装置であって、前記ケーシング(1)内に、前記
    動体(2)がケーシング(1)内のシール位置に移動し
    たとき、前記容器受け部(3)にて受け止められた容器
    (A)の開口周縁部分(A1)とこれに載置された熱融
    着可能な蓋体(B)とを挟持状態で熱融着するためのヒ
    ータ機構(4)を設けるとともに、このヒータ機構
    (4)を、重ね合わされた容器(A)の開口周縁部分
    (A1)と蓋体(B)とを前記容器受け部(3)との間
    で挟持可能な挟持部(25)と、該挟持部(25)を熱
    融着位置と上方に離間させた待機位置とに切り替える昇
    降手段(26)と、前記挟持部(25)の挟持面(25
    a)に設けられたヒータ(27)とから構成してある容
    器用ヒートシール装置。
  2. 【請求項2】 前記可動体(2)がケーシング(1)外
    の容器脱着位置に突出移動したとき、前記容器受け部
    (3)に受け止められている容器(A)を上昇させ、か
    つ、可動体(2)が容器脱着位置からケーシング(1)
    内側に移動するとき、容器(A)の開口周縁部分(A
    1)が容器受け部(3)に載置される位置にまで該容器
    (A)を下降させる容器昇降機構(32)を設けてある
    請求項記載の容器用ヒートシール装置。
  3. 【請求項3】 前記可動体(2)を容器脱着位置に突出
    移動付勢する付勢機構(11)と、前記可動体(2)が
    ケーシング(1)内のシール位置に押し込み移動された
    とき、該可動体(2)を付勢機構(11)の付勢力に抗
    してシール位置で係止保持する係止機構(12)と、前
    記ヒータ機構(4)による熱融着が終了したことの信号
    に基づいて前記係止機構(4)を係止解除する係止解除
    手段(13)とを設けてある請求項1又は2記載の容器
    用ヒートシール装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーシング(1)内の底部と前記可
    動体(2)を出退移動自在に案内するガイドレール
    (9)との間に、該ガイドレール(9)を下方に弾性変
    位可能に支承する複数の弾性支承体(10)が設けられ
    ている請求項1〜のいずれか1項に記載の容器用ヒー
    トシール装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシング(1)内の底部と前記可
    動体(2)を出退移動自在に案内するガイドレール
    (9)との間に、該ガイドレール(9)を下方に変位可
    能に支承する複数の弾性支承体(10)が設けられてい
    るとともに、前記ケーシング(1)内の底部には、前記
    ヒータ機構(4)の挟持部(25)が容器受け部(3)
    に圧接されるに連れて可動体(2)が前記弾性支承体
    (10)の弾性復元力に抗して下方に所定量変位したと
    き、該可動体(2)の下面に接当する荷重受け部(3
    1)が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に
    載の容器用ヒートシール装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーシング(1)内の底部と前記可
    動体(2)の下面との間に、前記付勢機構(11)によ
    る可動体(2)の容器脱着位置への突出移動に制動力を
    付与する制動力付与手段(21)を設けてある請求項
    記載の容器用ヒートシール装置。
  7. 【請求項7】 前記ヒータ機構(4)には、可動体
    (2)がケーシング(1)内のシール位置に移動したと
    き、前記容器受け部(3)にて受け止められた容器
    (A)上の蓋体(B)の存否を検出するセンサ(30)
    が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載の
    容器用ヒートシール装置。
  8. 【請求項8】 前記可動体(2)には、該可動体(2)
    がケーシング(1)内のシール位置に移動したとき、前
    記ケーシング(1)の開口を閉止するカバー体(2a)
    が設けられている請求項1〜のいずれか1項に記載の
    容器用ヒートシール装置。
  9. 【請求項9】 前記容器受け部(3)が可動体(2)に
    対して分離自在に構成されている請求項1〜のいずれ
    か1項に記載の容器用ヒートシール装置。
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