JP2741519B2 - ロータリースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法 - Google Patents
ロータリースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法Info
- Publication number
- JP2741519B2 JP2741519B2 JP21049188A JP21049188A JP2741519B2 JP 2741519 B2 JP2741519 B2 JP 2741519B2 JP 21049188 A JP21049188 A JP 21049188A JP 21049188 A JP21049188 A JP 21049188A JP 2741519 B2 JP2741519 B2 JP 2741519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- sleeve
- film
- plating
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なロータリースクリーン印刷用メタルマ
スク材料の製造方法に関する。ロータリースクリーン印
刷用メタルマスクは、画像支持体としてのメッシュ状等
の円筒形スリーブの外側に固着又は一体化された画像形
成層としての金属層からなる材料に、金属写真製版法を
用いて画像形成層の不必要金属を除去することにより画
像を形成して製作される。
スク材料の製造方法に関する。ロータリースクリーン印
刷用メタルマスクは、画像支持体としてのメッシュ状等
の円筒形スリーブの外側に固着又は一体化された画像形
成層としての金属層からなる材料に、金属写真製版法を
用いて画像形成層の不必要金属を除去することにより画
像を形成して製作される。
メッシュ状の画像支持層及び画像形成層からなる印刷
版は、例えば 特公昭 51−884 特開昭 52−24706 特公昭 31−5612 特開昭 51−96606 特開昭 53−113602 に記載されている。
版は、例えば 特公昭 51−884 特開昭 52−24706 特公昭 31−5612 特開昭 51−96606 特開昭 53−113602 に記載されている。
ロータリースクリーン印刷用の場合には、画像支持層
と画像形成層とが円筒状であり、かつ画像支持層がメッ
シュ状であることから、両者をぴったりと密着固定する
ことは非常に困難である。この問題を解決するため、 特にロータリースクリーン印刷用メタルマスクをつく
るもとになる材料に関する先行技術として例えば以下の
ものが知られている。
と画像形成層とが円筒状であり、かつ画像支持層がメッ
シュ状であることから、両者をぴったりと密着固定する
ことは非常に困難である。この問題を解決するため、 特にロータリースクリーン印刷用メタルマスクをつく
るもとになる材料に関する先行技術として例えば以下の
ものが知られている。
イ）特公昭61−46317号 画像形成層と画像支持体とを固着させる際の密着方法
に関するもので、熱収縮フィルムの利用も開示してい
る。
に関するもので、熱収縮フィルムの利用も開示してい
る。
ロ）特公昭62−20032号 円筒内で画像形成層をメッキ形成後画像支持体として
のスクリーンスリーブを挿入し、さらにメッキ固着後円
筒から剥がして製品を得ている。
のスクリーンスリーブを挿入し、さらにメッキ固着後円
筒から剥がして製品を得ている。
また画像形成層と画像支持体とを別々に製造して固定
することを避けるため、 ハ）特開昭55−100556号では、 耐エッチング層をはさんで金属層を形成し、片方を画
像層に、他方を画像支持体のメッシュパターンになるよ
うに腐食して直接メタルマスク版を得ている。
することを避けるため、 ハ）特開昭55−100556号では、 耐エッチング層をはさんで金属層を形成し、片方を画
像層に、他方を画像支持体のメッシュパターンになるよ
うに腐食して直接メタルマスク版を得ている。
上記の従来のロータリースクリーン印刷用メタルマス
ク材料では画像形成層と画像支持体メッシュとを固着す
るときにメッシュが固着用のメッキ金属で覆われるため
に画像支持体の開孔率が悪くなり、出来上がったメタル
マスクに於いてインクが通りにくくなるという欠点があ
った。
ク材料では画像形成層と画像支持体メッシュとを固着す
るときにメッシュが固着用のメッキ金属で覆われるため
に画像支持体の開孔率が悪くなり、出来上がったメタル
マスクに於いてインクが通りにくくなるという欠点があ
った。
また円筒内で製作する場合には径が異なる場合にはそ
の径に合う円筒を別に用意しなければならず、製作コス
トが高くなってしまう欠点があった。
の径に合う円筒を別に用意しなければならず、製作コス
トが高くなってしまう欠点があった。
また耐エッチング層を用いる上記方法の場合にはやや
デリケートな耐エッチング層除去操作をしなければなら
なかった。
デリケートな耐エッチング層除去操作をしなければなら
なかった。
本発明は出来上がったメタルマスクのメッシュ等の開
孔率が良好となり、製作のために径が違うごとに円筒を
用意する必要のない、主としてメッキと腐食のみによっ
て容易に製作が出来、しかも画像支持体としてのメッシ
ュ状円筒が容易にかつきれいに画像形成層としての円筒
金属層に密着固定されたロータリー印刷用メタルマスク
材料を製造する方法を提供することを目的とする。
孔率が良好となり、製作のために径が違うごとに円筒を
用意する必要のない、主としてメッキと腐食のみによっ
て容易に製作が出来、しかも画像支持体としてのメッシ
ュ状円筒が容易にかつきれいに画像形成層としての円筒
金属層に密着固定されたロータリー印刷用メタルマスク
材料を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者は、画像支持体としてのメッシュ状等の円筒
形のスリーブ（第１〜第２図参照）の外周に熱収縮性フ
ィルムを加熱密着させ（第３図参照）、 該フィルム及び該スリーブからなる円筒体の内表面
に、スリーブ表面の金属及び画像形成層の金属を腐食し
ない腐食液で腐食することの出来る第１の金属をメッキ
法で析出させることによって該スリーブと該フィルムの
接触部分以外の該フィルム内面及び該スリーブ表面上を
第１の金属で覆い（第４図参照）、 該フィルムを除去後（第５図参照）、残された該スリ
ーブ及びメッキ形成された第１の金属部分からなる円筒
体の外表面に画像形成層としての第２の金属層をメッキ
法で析出形成し（第６図参照）、 該第１の金属のみを腐食除去する（第７図参照）こと
からなる方法によって、上記問題点を解決し、本発明を
達成するに至った。
形のスリーブ（第１〜第２図参照）の外周に熱収縮性フ
ィルムを加熱密着させ（第３図参照）、 該フィルム及び該スリーブからなる円筒体の内表面
に、スリーブ表面の金属及び画像形成層の金属を腐食し
ない腐食液で腐食することの出来る第１の金属をメッキ
法で析出させることによって該スリーブと該フィルムの
接触部分以外の該フィルム内面及び該スリーブ表面上を
第１の金属で覆い（第４図参照）、 該フィルムを除去後（第５図参照）、残された該スリ
ーブ及びメッキ形成された第１の金属部分からなる円筒
体の外表面に画像形成層としての第２の金属層をメッキ
法で析出形成し（第６図参照）、 該第１の金属のみを腐食除去する（第７図参照）こと
からなる方法によって、上記問題点を解決し、本発明を
達成するに至った。
画像支持体としてのメッシュ状等の円筒形のスリーブ
は金属製又は非金属のものを金属で被覆したものでもよ
い。その製作方法には、あらかじめ用意されたマスタロ
ール上にメッキ法で製作するもの、金属線や非導電性物
質（合成繊維や天然繊維等）を円筒状に編み上げた後、
編み目が動かないようにメッキ法で固定するもの等があ
る。
は金属製又は非金属のものを金属で被覆したものでもよ
い。その製作方法には、あらかじめ用意されたマスタロ
ール上にメッキ法で製作するもの、金属線や非導電性物
質（合成繊維や天然繊維等）を円筒状に編み上げた後、
編み目が動かないようにメッキ法で固定するもの等があ
る。
熱収縮フィルムはポリエチレン製、ポリ酢酸ビニル
製、ポリ塩化ビニル製等のチューブ状のものが適してい
る。例えば肉厚0.1mm前後の、収縮率25％〜45％のポリ
塩化ビニル製の収縮チューブをスリーブにかぶせて80〜
100℃で、例えば沸騰水中で収縮させることが出来る。
製、ポリ塩化ビニル製等のチューブ状のものが適してい
る。例えば肉厚0.1mm前後の、収縮率25％〜45％のポリ
塩化ビニル製の収縮チューブをスリーブにかぶせて80〜
100℃で、例えば沸騰水中で収縮させることが出来る。
フィルム内面とスリーブ表面を覆うのに使用する第１
の金属と、それを後で腐食する腐食液と、画像形成層又
はスリーブ表面の金属の組み合わせとしては次のものが
適している。
の金属と、それを後で腐食する腐食液と、画像形成層又
はスリーブ表面の金属の組み合わせとしては次のものが
適している。
第１の金属をメッキする場合は電気メッキ法が適して
いるが、フィルム上に金属を沈着させるために化学メッ
キ法等でフィルム表面を導電性にしてから電気メッキ法
で行なう。メッキする第１の金属の厚みは支持体として
のメッシュ状等のスリーブが存在するので、フィルムを
剥がす力に物理的に耐える厚みがあれば十分である。
いるが、フィルム上に金属を沈着させるために化学メッ
キ法等でフィルム表面を導電性にしてから電気メッキ法
で行なう。メッキする第１の金属の厚みは支持体として
のメッシュ状等のスリーブが存在するので、フィルムを
剥がす力に物理的に耐える厚みがあれば十分である。
フィルムを剥がした後、第２の金属をメッキする場合
は、電気メッキが適している。
は、電気メッキが適している。
出来上がったロータリースクリーン印刷用メタルマス
ク材料を写真製版法によって第８図に示すように不要部
分の金属を腐食で除去して像を与え、ロータリースクリ
ーン印刷用メタルマスクとする。
ク材料を写真製版法によって第８図に示すように不要部
分の金属を腐食で除去して像を与え、ロータリースクリ
ーン印刷用メタルマスクとする。
1.メッシュ状等の画像支持体のスリーブに密着していた
熱収縮製フィルムがあった場合と全く同じ場所に画像形
成層が出来るので、画像支持体と画像形成層との密着固
定が極めて良好に行なえる。
熱収縮製フィルムがあった場合と全く同じ場所に画像形
成層が出来るので、画像支持体と画像形成層との密着固
定が極めて良好に行なえる。
2.メッシュ上にメッキされた第１の金属は除去されるの
で、メッシュの開孔率は画像支持体と画像形成層がメッ
キ固定されるにもかかわらず悪化せず、印刷インキの通
りが良好である。
で、メッシュの開孔率は画像支持体と画像形成層がメッ
キ固定されるにもかかわらず悪化せず、印刷インキの通
りが良好である。
3.画像形成層をメッキで形成するための円筒を別に用意
する必要がなく、第１の金属と画像支持体のスリーブか
らなる円筒上で直接画像形成層をメッキ形成できるの
で、径が異なるごとに異なる円筒を準備する先行技術方
法と比較して製作が容易で費用がかからない。
する必要がなく、第１の金属と画像支持体のスリーブか
らなる円筒上で直接画像形成層をメッキ形成できるの
で、径が異なるごとに異なる円筒を準備する先行技術方
法と比較して製作が容易で費用がかからない。
4.画像支持体のスリーブは編み上げたものでも、メッキ
で編目状の円筒を形成したものでもいずれでもよい。
で編目状の円筒を形成したものでもいずれでもよい。
第１図は画像支持体としてのスリーブの斜視図、 第２図は第１図のスリーブの円筒面の拡大部分縦断面
図、 第３図は第２図の断面図に於いて、熱収縮フィルムを密
着させた状態の拡大部分断面図、 第４図は第１の金属をメッキした後の拡大部分断面図、 第５図は第４図のものから熱収縮フィルムを除去した拡
大部分断面図、 第６図は第５図のものに画像形成層をメッキした拡大部
分断面図、 第７図は第１の金属を除去した後の拡大部分断面図、 第８図は画像を形成した後の拡大部分断面図である。
図、 第３図は第２図の断面図に於いて、熱収縮フィルムを密
着させた状態の拡大部分断面図、 第４図は第１の金属をメッキした後の拡大部分断面図、 第５図は第４図のものから熱収縮フィルムを除去した拡
大部分断面図、 第６図は第５図のものに画像形成層をメッキした拡大部
分断面図、 第７図は第１の金属を除去した後の拡大部分断面図、 第８図は画像を形成した後の拡大部分断面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】画像支持体としてのメッシュ状等の円筒形
のスリーブの外周に熱収縮性フィルムを加熱密着させ、 該フィルム及び該スリーブからなる円筒体の内表面に、
スリーブ表面の金属及び画像形成層の金属を腐食しない
腐食液で腐食することの出来る第１の金属をメッキ法で
析出させることによって、該スリーブと該フィルムの接
触部分以外の該フィルム内面及び該スリーブ表面上を第
１の金属で覆い、 該フィルムを除去後、残された該スリーブ及びメッキ形
成された第１の金属部分からなる円筒体の外表面に画像
形成層としての第２の金属層をメッキ法で析出形成し、 該第１の金属のみを腐食除去することからなる、ロータ
リースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21049188A JP2741519B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | ロータリースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21049188A JP2741519B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | ロータリースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0259754A JPH0259754A (ja) | 1990-02-28 |
| JP2741519B2 true JP2741519B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=16590230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21049188A Expired - Lifetime JP2741519B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | ロータリースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2741519B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2535349B (en) | 2014-02-10 | 2018-10-24 | Dyson Technology Ltd | Vacuum cleaner tool |
| GB2522912B (en) | 2014-02-10 | 2016-07-06 | Dyson Technology Ltd | Vacuum cleaner tool |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21049188A patent/JP2741519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0259754A (ja) | 1990-02-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4801379A (en) | Microfilter foil and method of producing same | |
| JPS63171603A (ja) | 穿孔を有する膜、該膜の製造方法及び一つ又はそれ以上の該膜を包含する分離装置 | |
| JP2717734B2 (ja) | 透光性電磁波シールド材料とその製造方法 | |
| JP2741519B2 (ja) | ロータリースクリーン印刷用メタルマスク材の製造方法 | |
| US4379737A (en) | Method to make a built up area rotary printing screen | |
| CA1268728A (en) | Photoelectroforming mandrel | |
| JPS6125151B2 (ja) | ||
| KR20000036100A (ko) | 모직물 스트립, 특히 스크린 인쇄 형상, 및 모직물, 특히 스크린인쇄 모직물 제조 방법 | |
| EP1010534A3 (en) | A mandrel for forming a nozzle plate having orifices of precise size and location and method of making the mandrel | |
| JP3200923B2 (ja) | エレクトロフォーミング方法 | |
| US4285274A (en) | Seamless cylindrical printing screen and process for preparation thereof | |
| JP6538394B2 (ja) | ダミーパターンを使用したサスペンドメタルマスクおよびダミーパターンを使用したサスペンドメタルマスクの製造方法 | |
| JP2992642B2 (ja) | スクリーン印刷用マスクの製造方法 | |
| JP6144907B2 (ja) | 摺動面被覆用微細金属パターンシートの製造方法 | |
| JPH06234202A (ja) | スクリーン印刷用マスクの製造方法 | |
| US3681208A (en) | Method for manufacturing a metal stencil | |
| JP2797087B2 (ja) | ロータリースクリーン用スクリーンシリンダーを製造するためのメッキ方法及び装置、並びにロータリースクリーン用スクリーンシリンダー | |
| KR970052227A (ko) | 알루미나 기판 상에 박/후막 저항을 동시에 제조하는 방법 | |
| EP0713929A1 (en) | Thin film pegless permanent orifice plate mandrel | |
| JPS5613195A (en) | Cylinder for rotary screen with large opening area ratio and production thereof | |
| JPS6150155B2 (ja) | ||
| JPH017918Y2 (ja) | ||
| JP6918542B2 (ja) | スクリーン印刷版の製造方法 | |
| WO2002000966A1 (en) | Electroforming die, method of manufacturing the same, application thereof and electroformed products | |
| JPS63203787A (ja) | サスペンドメタルマスク版の製法 |