JP2741170B2 - レール走行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台 - Google Patents

レール走行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台

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JP2741170B2
JP2741170B2 JP6173376A JP17337694A JP2741170B2 JP 2741170 B2 JP2741170 B2 JP 2741170B2 JP 6173376 A JP6173376 A JP 6173376A JP 17337694 A JP17337694 A JP 17337694A JP 2741170 B2 JP2741170 B2 JP 2741170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明はレール走行タイプの茶園
管理台車に付設される茶枝葉受入袋を下方より支承し
て、これを保持する載置部材に関するものであって、特
に載置部材を可動式とした茶枝葉受入袋の載置台に係る
ものである。
【0002】
【発明の背景】近時、摘採、剪枝といった茶刈作業や茶
枝葉を害虫から守る目的で行う防虫、除虫作業等の茶園
管理作業を行うにあたっては、作業労力を軽減し、作業
能率の向上を図るため種々の自動化の試みがなされてい
る。例えば好条件にある茶畝、具体的には平坦地あるい
は緩傾斜地にある比較的茶畝幅の広い茶畝にあっては、
茶畝間にレールを敷設し、このレール上に茶畝をまたぐ
ように門形の走行架台を走らせ、この走行架台に茶園管
理装置を搭載することにより、ほとんど完全自動化に近
い状態で茶園管理作業を行うという試みもなされてい
る。
【0003】本出願人もこのような試みを実際に実行す
る装置として、すでに特願平5−62842号「レール
走行式茶園管理台車」なる出願に及んでおり、種々の茶
畝の高さ、種々の茶畝幅に対応できるよう高さ調整、幅
調整の調整範囲を広く設定するとともに、高さ調整、幅
調整をそれぞれ独立して行えるようにした装置の開発に
成功している。
【0004】しかしながらこのような作業効率の優れた
レール走行式の茶園管理台車にあっても刈り取った茶枝
葉でいっぱいになった茶枝葉受入袋を、前記茶園管理台
車から下ろす作業、そして新しい茶枝葉受入袋に付け替
える作業は人手に頼っているのが現状である。例えば茶
枝葉受入袋を茶園管理台車から下ろす場合には、茶園管
理装置後方に設けられる載置台上に横臥する、刈り取っ
た茶枝葉でいっぱいになり相当の重量となっている茶枝
葉受入袋を人手によって下ろすこととなる。
【0005】すなわち作業者は茶園管理台車の左右いず
れかの側傍に立ち、前記茶枝葉受入袋を手で抱え、この
茶枝葉受入袋が前記載置台の両側縁に固定状態に設けら
れる落下防止用の柵を乗り越えるように持ち上げ、茶園
管理台車から茶枝葉受入袋を下ろすのである。しかしな
がら上述のように茶枝葉受入袋は刈り取った茶枝葉でい
っぱいになり、相当の重量となっているため、これを手
で抱え、更に持ち上げるという作業は、作業者にとって
極めて負荷の多い作業であり、このような作業を一日
中、何度も繰り返さなければならない労働実態を考えた
場合、これを放置することは許されるべきものではな
く、このような作業を楽に行える何らかの工夫が望まれ
ていた。
【0006】
【解決を試みた技術的事項】本発明はこのような背景の
認識に立って、前記課題の解決を試みるべく案出された
ものであって、従来、作業者にとって負荷の多い作業と
されてきた茶枝葉受入袋の荷下ろし作業を少ない労力で
行えるようにし、前記負荷を軽減した新規なレール走行
式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台を
提案するものである。
【0007】
【発明の構成】
【目的達成の手段】すなわち請求項1記載のレール走行
式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台
は、茶畝間に敷設されるレール上を茶畝をまたいだ状態
自動走行し得る走行架台に対して、直接茶園管理作業
を担う茶園管理装置を搭載して成るレール自動走行式の
作業用台車において、前記茶園管理装置後方には少なく
とも茶園管理作業時において茶枝葉受入袋を下方より支
承して、これを保持する載置部材が設けられ、この載置
部材は前記茶園管理装置の直後方に位置する固定載置部
と、この固定載置部の後方に位置し、固定載置部に対し
着脱自在あるいは移動自在に設けられる可動載置部とに
よって構成され、このうち可動載置部は更に載置部本体
と落下防止体とによって構成され、このうち少なくとも
載置部本体は、茶枝葉受入袋を上部に支承して茶園管理
作業を行う茶園管理作業位置と、茶枝葉受入袋を下方に
案内する受入袋取出位置とに位置切替自在に構成されて
いることを特徴として成るものである。
【0008】また請求項2記載のレール走行式茶園管理
台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記要件
に加え、前記可動載置部には固定載置部に形成される回
動嵌合孔に嵌合し、可動載置部を一定角度の範囲にわた
って回動させる回動嵌合軸と、固定載置部に形成される
係止部に作用して可動載置部を茶園管理作業位置に保持
する係止構造とが設けられていることを特徴として成る
ものである。
【0009】更にまた請求項3記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記
請求項2記載の要件に加え、前記係止部は係止孔であ
り、前記係止構造は、前記係止孔に嵌合する係止ピン
と、この係止ピンに突出傾向を付与する突出付勢機構と
によって構成されていることを特徴として成るものであ
る。
【0010】更にまた請求項4記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記
要件に加え、前記固定載置部と可動載置部との接続部位
には、固定載置部に設けられる係合鉤部と、可動載置部
に形成され、前記係合鉤部と係合する係合穴部とから成
る可動載置部保持機構が設けられることを特徴として成
るものである。
【0011】更にまた請求項5記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記
要件に加え、前記落下防止体と載置部本体との接続部位
には、載置部本体に対し落下防止体を回動自在に軸支す
る回動軸と、載置部本体に対し落下防止体を任意の角度
で固定し得る固定手段とが設けられ、前記落下防止体
は、茶園管理作業位置と、受入袋取出位置とに位置切替
自在に構成されていることを特徴として成るものであ
る。
【0012】更にまた請求項6記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記
要件に加え、前記可動載置部は、レール走行式茶園管理
台車の背面より見て左右対称となるよう設けられる左翼
側可動載置部と右翼側可動載置部とによって構成される
ことを特徴として成るものである。
【0013】更にまた請求項7記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、茶畝
間に敷設されるレール上を茶畝をまたいだ状態で自動走
行し得る走行架台に対して、直接茶園管理作業を担う茶
園管理装置を搭載して成るレール自動走行式の作業用台
車において、前記茶園管理装置後方には少なくとも茶園
管理作業時において茶枝葉受入袋を下方より支承して、
これを保持する載置部材が設けられ、この載置部材は前
記茶園管理装置の直後方に位置する固定載置部と、この
固定載置部の後方に位置し、固定載置部に対し着脱自在
あるいは移動自在に設けられる可動載置部とによって構
成され、このうち可動載置部は、レール走行式茶園管理
台車の背面より見て左右対称となるよう設けられる左翼
側可動載置部と右翼側可動載置部とによって構成され、
それぞれに茶枝葉受入袋が載置されるとともに、この可
動載置部は、載置部本体と落下防止体とによって構成さ
、前記載置部本体は、茶畝の横断面形状に合わせて中
央が凸となるように湾曲形成されており、一方、前記落
下防止体は、前記載置部本体の傾斜下の側端部に設けら
れ、茶枝葉受入袋が載置部本体の側端部から落ちるのを
防止する茶園管理作業位置と、この落下防止状態を解除
する受入袋取出位置とに位置切替自在に構成されてお
り、更にこの落下防止体を、茶園管理作業位置で固定す
るとともに、この固定を解除して受入袋取出位置とする
固定手段が、載置部本体の側端部に設けられることを特
徴として成るものである。
【0014】更にまた請求項8記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記
請求項7記載の要件に加え、前記載置部本体は、茶枝葉
受入袋を上部に支承して茶園管理作業を行う茶園管理作
業位置と、茶枝葉受入袋を下方に案内する受入袋取出位
置とに位置切替自在に構成されていることを特徴として
成るものである。
【0015】更にまた請求項9記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前記
請求項7または8記載の要件に加え、前記可動載置部に
は固定載置部に形成される回動嵌合孔に嵌合し、可動載
置部を一定角度の範囲にわたって回動させる回動嵌合軸
と、固定載置部に形成される係止部に作用して可動載置
部を茶園管理作業位置に保持する係止構造とが設けられ
ていることを特徴として成るものである。
【0016】更にまた請求項10記載のレール走行式茶
園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、前
記請求項7、8または9記載の要件に加え、前記落下防
止体と載置部本体との接続部位には、載置部本体に対し
落下防止体を回動自在に軸支する回動軸と、載置部本体
に対し落下防止体を任意の角度で固定し得る固定手段と
が設けられることを特徴として成るものである。そして
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記目的
を達成しようとするものである。
【0017】
【発明の作用】まず請求項1、7及び8記載のレール走
行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台
よれば、載置部本体または落下防止体が、茶園管理作
業位置から受入袋取出位置へ移行され、少なくとも作業
者が茶枝葉受入袋を持ち上げるという動作は不要とな
り、前記荷下ろし作業の作業者の負担を軽減することと
なる。
【0018】また請求項2及び9記載のレール走行式茶
園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、固
定載置部に回動嵌合孔と係止部とを設け、一方、可動載
置部に前記回動嵌合孔に嵌合する回動嵌合軸と、前記係
止部に作用して可動載置部を茶園管理作業位置に保持す
る係止構造とを設けるという構成をとる。これにより可
動載置部は回動嵌合軸を回動中心として回動し得るよう
になり、茶園管理作業位置と、受入袋取出位置との位置
選択が可能になるほか、レール走行式茶園管理台車が茶
園管理作業状態にあるときは前記可動載置部は茶園管理
作業位置に確実に保持される。
【0019】更にまた請求項3記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、係止
部を係止孔によって構成し、係止構造を前記係止孔に嵌
合する係止ピンと、この係止ピンに突出傾向を付与する
突出付勢機構とによって構成している。これによって作
業者は係止ピンを引いて、係止ピンを収納状態としなが
ら係止孔に位置合わせさえすれば、後は自動的に係止ピ
ンが突出して、係止孔に嵌合し、可動載置部の茶園管理
作業位置における係止が図られる。
【0020】更にまた請求項4記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、固定
載置部と可動載置部との接続部位に係合鉤部と係合穴部
とから成る可動載置部保持機構を設けている。これによ
り固定載置部に対する可動載置部の接続状態がより強固
となり、茶枝葉受入袋の重量に比例して増大する可動載
置部の撓み量もほとんど問題とならない値となる。
【0021】更にまた請求項5及び10記載のレール走
行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台
は、落下防止体と載置部本体との接続部位に回動軸と固
定手段とを設けるという構成をとる。これにより落下防
止体は載置部本体に対して回動自在に回動し得るように
なり、また載置部本体に対し落下防止体は任意の角度に
固定し得るから、落下防止体を茶園管理作業位置と受入
袋取出位置とに位置切り替えすることが可能となり、茶
枝葉受入袋を荷下ろしする際の作業者の負担を軽減す
る。
【0022】更にまた請求項6記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、可動
載置部を左翼側可動載置部と右翼側可動載置部とによっ
て構成し、これらを左右対称に設けるという構成をと
る。これにより可動載置部にかかる茶枝葉受入袋の重量
を分散できるほか、左翼側可動載置部と右翼側可動載置
部とをそれぞれ別々に移動させることが可能となる。
【0023】
【実施例】以下図面に基づいて本発明のレール走行式茶
園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台につい
て具体的に説明する。なお以下の説明にあたっては、本
発明の可動式載置台の構成を説明するに先立って、本発
明の可動式載置台が適用されるレール走行式茶園管理台
車の概要についてまず説明し、次いで本発明の可動式載
置台の一実施例についてその構成を説明した後、茶枝葉
受入袋の荷下ろし作業の様子を説明する中で併せて前記
実施例の作動状態について説明し、最後に本発明の可動
式載置台の他の種々の実施例に言及する。
【0024】図1、3中、符号1に示すものが本発明の
可動式載置台9が適用されるレール走行式茶園管理台車
であって、このものは茶畝L間に敷設されるレールR上
を茶畝Lに沿って前進・後退自在に自動走行し得る走行
架台2と、この走行架台2に搭載され、実際に茶園管理
作業を行う茶園管理装置3とを基本的に具えることによ
り構成される。なお以下の説明では茶園管理作業の一例
として茶枝葉Aの摘採作業をとりあげ、茶枝葉Aの摘採
作業を行うレール走行式茶園管理台車1を例にとって説
明していく。
【0025】前記走行架台2は更に直接レールR上を走
行する脚部機枠4と、この脚部機枠4にその一部を接続
するとともに、昇降自在に支承される昇降機枠5と、こ
の昇降機枠5の他の一部に接続され、前記茶園管理装置
3を直接保持する保持機枠6とによって構成されてい
る。
【0026】このうち脚部機枠4は、一つの茶畝Lを挟
んでその左右の茶畝L間に敷設される、例えば角パイプ
により構成されるレールRに対し、それぞれ一基ずつ対
称に設けられるものであって、レールRのやや上方に、
このレールRに沿うように例えば角パイプによって構成
される基端フレーム10を配し、この基端フレーム10
の上方にこの基端フレーム10を含み、この基端フレー
ム10を下辺とする矩形フレーム11を設けることによ
り、骨格を構成し、更に基端フレーム10には作業進行
方向前方端部に従動輪12が、そして作業進行方向と反
対側の端部に駆動輪13が設けられる。
【0027】この他、脚部機枠4には、従動輪12の近
傍にオートリターン用の前リミットスイッチLSとシ
ョックアブソーバー機構15とが、そして駆動輪13の
近傍にこの駆動輪13の動力源である駆動モータM
と、その伝達部材14と、畝端停止用の後リミットス
イッチLSとがそれぞれ設けられるほか、左側の脚部
機枠4には駆動輪13、及び従動輪12の近傍にはレー
ルRを左右から挟むようにガイドローラ16が設けられ
る。
【0028】また昇降機枠5は前記脚部機枠4に接続さ
れる部分に高さ調整スライダ20を、そして保持機枠6
に接続される部分に幅調整スライダ21をそれぞれ設け
て成り、更にこれら高さ調整スライダ20と幅調整スラ
イダ21とを支持フレーム22によって連結することで
構成されている。
【0029】このうち高さ調整スライダ20は、前記矩
形フレーム11の垂直フレーム11aに嵌合または係合
して昇降動し得るものであり、一例として偏平直方体状
のスライダ本体23に前記垂直フレーム11aを受け入
れる受入口24を形成するとともに、前記矩形フレーム
11上部の水平フレーム11bに設けられる高さ調整ハ
ンドル17から下方に延びるスクリューシャフト18に
螺合するメネジブロック25を設けることにより構成さ
れている。またスライダ本体23の側面には固定ノブ2
6が設けられていて、高さ調整スライダ20の固定が図
られているほか、前記垂直フレーム11aにはスケール
Sが設けられていて、高さ調整の目安として使用され
る。
【0030】また幅調整スライダ21は、後述する保持
機枠6における案内軌枠35に嵌合または係合して、茶
畝Lの幅方向に摺動し得るものであり、対設した二枚の
矩形状の支持プレート27の間に一例として四つの案内
コロ28を配設し、この案内コロ28により、前記案内
軌枠35を挟持するという構成となっている。なおこの
ような幅調整スライダ21は、一つの脚部機枠4に対し
二個ずつ設けられており、これら二個の幅調整スライダ
21を連結杆29により連結し、一体として摺動し得る
構成となっている。また連結杆29には、後述する保持
機枠6に設けられる幅調整ハンドル37から延びるスク
リューシャフト38が螺合するメネジブロック30が設
けられる。
【0031】また保持機枠6は、前記案内軌枠35を一
部に有する水平矩形フレーム32を中央に配し、作業進
行方向後方に茶枝葉受入袋Pの載置台9を、そして作業
進行方向前方に後述する茶園管理装置3を直接保持する
保持フレーム34をそれぞれ設けることにより構成され
ている。このうち水平矩形フレーム32は、例えば角パ
イプを適宜組み合わせて形成されるものであり、前記案
内軌枠35を茶畝Lの幅方向に並設するよう二本配設
し、これら案内軌枠35の端部を接続フレーム36によ
り接続し、全体として矩形状に形成して成るものであ
る。なお案内軌枠35にも前記垂直フレーム11aと同
様にスケールSが設けられていて、脚部機枠4の幅調整
の目安として使用される。
【0032】このような水平矩形フレーム32における
案内軌枠35の中央下面には補助フレーム39が下方に
向けて設けられていて、この補助フレーム39により覆
板40が保持されている。なおこの覆板40の左右両端
部には拡長フレームFが覆板40の構成部材である支持
枠40aに対し嵌合状態に設けられており、脚部機枠4
の幅変更に合わせて出没自在に摺動し、覆板40の作用
面積を実質的に拡大し得る構成となっている。更にこの
覆板40に対しては作業進行方向後方に茶枝葉受入袋P
を下方より支承してこれを保持する本発明の可動式載置
台9が一例として脱着自在に設けられている。なお覆板
40及び前記本発明の可動式載置台9は茶畝Lの形状に
合わせて湾曲して弧面状に形成されているものであっ
て、刈り取られた茶枝葉Aはこの弧面の傾斜によって左
右に振り分けられる構成となっている。また作業進行方
向後方側の補助フレーム39には吊持ポール41が付設
されていて、その先端から繰り出される二本のワイヤW
によって前記本発明の可動式載置台9の中央寄りのコー
ナー部が保持され、本発明の可動式載置台9の剛性を高
めている。またこのような水平矩形フレーム32の作業
進行方向前方には、保持フレーム34が取り付けられ、
この保持フレーム34によって後述する茶園管理装置3
の保持が図られている。
【0033】次に茶園管理装置3について説明する。図
2、4に示す実施例では、茶園管理装置3の一例として
摘採機を適用した実施例を示しており、図2では一例と
して二人用可搬式の摘採機を二基、茶畝Lの幅方向に直
列配置した実施例を示す。そしてその基本構成は茶畝L
に沿って湾曲して設けられる摘採刃50及びガイド板5
1を前後に配し、その上方に摘採した茶枝葉Aを茶枝葉
受入袋Pに送り込むための風導52を有し、更にこの風
導52の一方の端部には風導52に吹出風を供給する送
風ブロア及び前記摘採刃50を往復駆動する駆動源であ
る原動機53並びにこの原動機53の動力を摘採刃50
に伝える中継伝達部材を設けて成る。
【0034】またこのようにして成る摘採機は支承フレ
ーム55によって支承されるものであって、前述した保
持機枠6における保持フレーム34に対し、この支承フ
レーム55が取り付けられるという構成になっている。
このほか本発明の可動式載置台9が適用されるレール走
行式茶園管理台車1には、上記各駆動部の起動、停止、
正逆切替、速度調整等を指令する操作ボックス61、こ
の操作ボックス61の指令を受けてその情報を集中制御
する制御ボックス62及び上記各駆動部に電流を供給す
る発電機63等の部材が設けられ、レール走行式茶園管
理台車1は成っている。
【0035】そしてこのようなレール走行式茶園管理台
車1に対して設けられる本発明の可動式載置台9につい
て以下具体的に説明する。本発明の可動式載置台9は、
前記茶園管理装置3の一例である摘採機の直後方に位置
し、前記覆板40に対し固定状態に設けられる固定載置
部90と、この固定載置部90の更に後方に位置し、固
定載置部90に対し脱着自在あるいは移動自在に設けら
れる可動載置部91とによって基本的に構成される。な
お前記固定載置部90を覆板40に兼用させることも可
能であり、このようにすれば固定載置部90を別途設け
る必要はない。
【0036】また前記可動載置部91は、更に載置部本
体92と落下防止体93とによって構成され、これら載
置部本体92と落下防止体93とのいずれか一方または
双方は、後述する作動状態の説明の項でも詳細に説明す
るように茶園管理作業位置と受入袋取出位置とに位置切
替自在に構成されている。
【0037】具体的には図4〜6に本発明の可動式載置
台9の一実施例を示すものであって、この実施例では茶
畝Lの横断面形状に合わせて中央が凸となるように湾曲
形成した固定載置部90の可動載置部91との接続端面
には中央付近に回動嵌合孔90a、そして左右端部に係
止孔90b、更にその中間付近に係合鉤部90cとがそ
れぞれ形成されており、一方このような固定載置部90
に接続される同様の横断面形状を有する可動載置部91
には、同じく固定載置部90との接続端面に前記回動嵌
合孔90aに嵌合し、可動載置部91を一定角度の範囲
にわたって回動させる回動嵌合軸91aと、前記係止孔
90bに嵌合する係止ピン911を具えた係止構造91
bと、前記係合鉤部90cと係合する係合穴部91cと
がそれぞれ対応する位置に設けられている。
【0038】このうち回動嵌合軸91aは可動載置部9
1を固定載置部90に取り付けるに際しては、両者の案
内部材として作用し、一方、取り付けた後は、可動載置
部91の回動中心として作用するものである。従って回
動嵌合軸91aの先端は、回動嵌合孔90aへの挿入を
容易にするため、先すぼまり形状となるようテーパ面に
形成されている一方、回動嵌合軸91aの材質、軸径、
長さは可動載置部91の回動動作に充分耐え得るように
材質の選定あるいは寸法設定がなされている。
【0039】また係止構造91bは係止部の一例である
係止孔90bに作用して可動載置部91を茶園管理作業
位置に保持する役割をするものであり、前記係止ピン9
11と、この係止ピン911に突出傾向を付与する突出
付勢機構912とによって構成される。具体的には係止
ピン911は、固定載置部90との接続側と反対の方向
の端部にフランジ部を有するとともに、その軸部は突出
付勢機構912のケーシングを貫通し、可動載置部91
における固定載置部90との接続端面よりその先端を固
定載置部90側に幾分突出させた状態に設けられる。
【0040】一方、突出付勢機構912としては、一例
として圧縮コイルスプリング913を突出付勢機構91
2のケーシング内に縮設し、この圧縮コイルスプリング
913を前記係止ピン911のフランジ側のケーシング
内壁との間に配設することにより構成される。もちろ
ん、突出付勢機構912としては、これに限らず種々の
機構をとり得るものであって、例えばエアシリンダを利
用したものや電磁ソレノイドを利用したものであっても
よい。
【0041】更に係合穴部91cは前記係合鉤部90c
と係合することにより可動載置部保持機構94を構成す
るものであって、図6に示す実施例にあっては、断面L
字形の係合鉤部90cを矩形状の係合穴部91cに係合
させて係合鉤部90cの一面を係合穴部91cの一端辺
に当接させることで可動載置部91の撓みないしは固定
載置部90からの脱落を防止している。
【0042】また可動載置部保持機構94としては、上
記構成に限られるものではなく、前記係合鉤部90cの
形成方向を上下逆にして上方から下降してくる可動載置
部91に対し係合を図るという構成をとることも可能で
あるし、係合鉤部90cを可動載置部91側に設け、他
方、係合穴部91cを固定載置部90側に設けるという
構成も可能である。なおこの点については前記回動嵌合
孔90aと回動嵌合軸91aとの関係、係止部と係止構
造91bとの関係についても同様である。更にこの他、
可動載置部保持機構94としては図示は省略するが、電
磁石により固定載置部90と可動載置部91とを磁力に
より吸着保持するようにしたものや、固定載置部90と
可動載置部91との載置面が合致した状態となったとこ
ろで図7に示すように固定載置部90側から可動載置部
91を下方より支承する支承ブラケット95を突出させ
るようにしたものであってもよい。なお前述したワイヤ
Wによる可動載置部91の吊持機構も可動載置部保持機
構94の一態様である。
【0043】そしてこのような可動載置部91は更に前
述したように載置部本体92と落下防止体93とによっ
て構成されるものであって、図4〜6に示す本実施例に
あっては、載置部本体92と落下防止体93との接続部
位に載置部本体92に対し柵状の落下防止体93を回動
自在に軸支する回動軸93aと、載置部本体92に対し
落下防止体93を任意の角度で固定し得る固定手段92
aとを設けている。
【0044】載置部本体92は茶畝Lの横断面形状に合
わせて畝幅方向に湾曲形成される湾曲矩形フレーム92
1と、この湾曲矩形フレーム921の上面側に貼設され
る載置板922とによって構成される。このうち載置板
922には前記係合穴部91cが形成されているほか、
前記係止構造91bの係止ピン911を手動にて操作す
るための操作窓923が形成されている。またこのよう
な載置部本体92の左右側縁の前後のコーナー部には、
前記落下防止体93に設けられる回動軸93aに嵌合す
る軸受部92bが設けられるほか、前記コーナー部のい
ずれか一方には、一例としてセレーション構造をとる固
定手段92aが設けられている。なお図4、5に示す本
実施例では可動載置部91をレール走行式茶園管理台車
1の背面から見て左側に左翼側可動載置部91Lを、そ
して右側に右翼側可動載置部91Rをそれぞれ左右対称
に配し、それぞれ独立して移動し得るように構成してい
る。
【0045】そしてこのようにして成る本発明の可動式
載置台9の作動状態を以下、茶枝葉受入袋Pの荷下ろし
作業の様子と併せて説明する。レール走行式茶園管理台
車1は、所定量の茶枝葉Aの刈り取りを終了すると、再
び茶畝Lの畝端に戻ってくる。そして作業者はレール走
行式茶園管理台車1の左右いずれかの側傍に位置し、刈
り取られた茶枝葉Aでいっぱいになった茶枝葉受入袋P
を茶園管理装置3の支承フレーム55あるいは取付枠か
ら取り外し、茶枝葉受入袋Pの受入開口部を閉塞する。
【0046】次に固定手段92aの固定を解除し、載置
部本体92の載置面に対し、ほぼ垂直となる位置(本明
細書においてこれを落下防止体93の茶園管理作業位置
という)にある落下防止体93をほぼ180゜回動
させ、載置部本体92からほぼ垂下させた位置(本実施
例においてこれが落下防止体93の受入袋取出位置O
となる)に移動させる。なおこの状態において茶枝葉受
入袋Pを荷下ろしすることもできるが、更に荷下ろし作
業の負担を軽減するため、以下の操作を行う。
【0047】すなわち係止ピン911のフランジ部を引
いて、係止ピン911と係止孔90bとの嵌合を解除
し、固定載置部90の載置面と可動載置部91の載置面
とが一致した位置(本明細書において、これを載置部本
体92の茶園管理作業位置Qという)からほぼ90゜
回動させ、ほぼ垂下させた位置(本実施例においてこれ
が載置部本体92の受入袋取出位置Qとなる)に移動
させる。これに伴い茶枝葉受入袋Pは自然に下方に落下
し、片側の荷下ろし作業が完了する。そして作業者はレ
ール走行式茶園管理台車1の他方の側傍に移動し、同様
にしてもう一方の茶枝葉受入袋Pの荷下ろし作業をすれ
ば、すべての荷下ろし作業が完了する。
【0048】そして次の茶園管理作業に備え、再び載置
部本体92を受入袋取出位置Qから茶園管理作業位置
へ移動させ、係止構造91bの係止ピン911を係
止孔90bに嵌合させるとともに、固定手段92aの固
定状態を解除して落下防止体93を上方に回動させ、受
入袋取出位置Oから茶園管理作業位置Oへ移動さ
せ、固定手段92aを固定状態とする。そして茶園管理
装置3に対し、新たな茶枝葉受入袋Pを取り付ければ次
の茶園管理作業を行う準備が整う。
【0049】次に部分的構成を異ならせた本発明の可動
式載置台9の他の実施例について説明する。まず固定載
置部90と可動載置部91とは前記4、6に示す実施例
にあっては、脱着自在に構成したが、可動載置部91が
移動できるものであれば両者を切り離すことなく、常に
接続状態とし、移動自在に構成することも可能である。
この場合の可動載置部91の移動の態様としては回動嵌
合軸91aを回動中心とする回動、あるいは外方への摺
動等が考えられる。
【0050】また落下防止体93を茶園管理作業位置O
と受入袋取出位置Oとの位置切り替えする他の態様
としては、例えば図(a)に示すように落下防止体9
3を載置部本体92に対し、上方から差し込めるように
構成し、落下防止体93の取付位置を適宜可変すること
で前記位置切り替えを行うようにすることも可能である
し、図(b)に示すように落下防止体93を水平方向
に回動させることで前記位置切り替えを行うようにする
こともできる。
【0051】更に図に示すように落下防止体93自体
は固定状態とするが、この落下防止体93と一体に設け
られる支持固定枠98を別途設け、この支持固定枠98
に対して載置部本体92を回動自在に設けることにより
前記位置切り替えを行うようにすることも可能である。
この他、図10に示すように載置部本体92の側縁部の
前後に支持ポール99を設け、これらの支持ポール99
に対し落下防止用の張設部材99a、例えばロープ、ワ
イヤ、チェーンあるいはゴムバンド等を張設することに
より落下防止体93を構成することも可能である。因み
にこのようにすれば、張設部材99aを支持ポール99
間に張設した状態が茶園管理作業位置Oとなり、張設
部材99aを取り外した状態が受入袋取出位置Oとな
る。また前記各実施例において、載置部本体92及び落
下防止体93を可動させるに際しては、すべて手動操作
によるものを開示しているが、別途エアシリンダや電動
モータを設け、これらを駆動源として自動化するように
構成することももちろん可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明のレール走行式茶園管理台車にお
ける茶枝葉受入袋の可動式載置台は、以上述べたような
構成により成るものであり、このような構成を有するこ
とにより以下のような効果が発揮される。まず請求項
、7及び8記載のレール走行式茶園管理台車における
茶枝葉受入袋の可動式載置台によれば、載置部本体92
または落下防止体93が、茶園管理作業位置Q、O
から受入袋取出位置Q、Oへ移行され、少なくとも
作業者が茶枝葉受入袋Pを持ち上げるという動作は不要
となり、前記荷下ろし作業の作業者の負担を軽減するこ
ととなる。
【0053】また請求項2及ぴ9記載のレール走行式茶
園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、固
定載置部90に回動嵌合孔90aと係止部とを設け、一
方、可動載置部91に前記回動嵌合孔90aに嵌合する
回動嵌合軸91aと、前記係止部に作用して可動載置部
91を茶園管理作業位置Qに保持する係止構造とを設
けるという構成をとる。これにより可動載置部91は回
動嵌合軸91aを回動中心として回動し得るようにな
り、茶園管理作業位置Qと、受入袋取出位置Qとの
位置選択が可能になるほか、レール走行式茶園管理台車
1が茶園管理作業状態にあるときは前記可動載置部91
は茶園管理作業位置Qに確実に保持される。
【0054】更にまた請求項3記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、係止
部を係止孔90bによって構成し、係止構造91bを前
記係止孔90bに嵌合する係止ピン911と、この係止
ピン911に突出傾向を付与する突出付勢機構912と
によって構成している。これによって作業者は係止ピン
911を引いて、係止ピン911を収納状態としながら
係止孔90bに位置合わせさえすれば、後は自動的に係
止ピン911が突出し、係止孔90bに嵌合し、可動載
置部91の茶園管理作業位置Qにおける係止が図られ
る。
【0055】更にまた請求項4記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、固定
載置部90と可動載置部91との接続部位に係合鉤部9
0cと係合穴部91cとから成る可動載置部保持機構9
4を設けている。これにより固定載置部90に対する可
動載置部91の接続状態がより強固となり、茶枝葉受入
袋Pの重量に比例して増大する可動載置部91の撓み量
もほとんど問題とならない値となる。
【0056】更にまた請求項5及び10記載のレール走
行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台
は、落下防止体93と載置部本体92との接続部位に回
動軸93aと固定手段92aとを設けるという構成をと
る。これにより落下防止体93は載置部本体92に対し
て回動自在に回動し得るようになり、また載置部本体9
2に対し落下防止体93は任意の角度に固定し得るか
ら、落下防止体93を茶園管理作業位置Oと受入袋取
出位置Oとに位置切り替えすることが可能となり、茶
枝葉受入袋Pを荷下ろしする際の作業者の負担を軽減す
る。
【0057】更にまた請求項6記載のレール走行式茶園
管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台は、可動
載置部92を左翼側可動載置部91Lと右翼側可動載置
部91Rとによって構成し、これらを左右対称に設ける
という構成をとる。これにより可動載置部91にかかる
茶枝葉受入袋Pの重量を分散できるほか、左翼側可動載
置部91Lと右翼側可動載置部91Rとをそれぞれ別々
に移動させることが可能となる。そしてこのような各請
求項記載の構成によりもたらされる効果が相乗的に作用
することにより、茶枝葉受入袋Pの荷下ろし作業に伴う
作業者の負担を軽減し、茶園管理作業全体の更に一層の
効率化が図られる極めて利用価値の高いレール走行式茶
園管理台車1を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動式載置台を適用したレール走行式
茶園管理台車を背面側から見た状態を示す斜視図であ
る。
【図2】同上正面側から見た状態を示す斜視図である。
【図3】同上骨格的正面図である。
【図4】本発明の可動式載置台を示す分解斜視図であ
る。
【図5】同上可動状態を示す骨格的背面図である。
【図6】可動載置部保持機構周辺を拡大して示す縦断側
面図である。
【図7】同上他の実施例を示す縦断側面図である。
【図8】落下防止体の他の二種の可動態様を示す斜視図
である。
【図9】同上更に他の可動態様を示す斜視図である。
【図10】同上更に他の可動態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レール走行式茶園管理台車 2 走行架台 3 茶園管理装置 4 脚部機枠 5 昇降機枠 6 保持機枠 9 可動式載置台 10 基端フレーム 11 矩形フレーム 11a 垂直フレーム 11b 水平フレーム 12 従動輪 13 駆動輪 14 伝達部材 15 ショックアブソーバー機構 16 ガイドローラ 17 高さ調整ハンドル 18 スクリューシャフト 20 高さ調整スライダ 21 幅調整スライダ 22 支持フレーム 23 スライダ本体 24 受入口 25 メネジブロック 26 固定ノブ 27 支持プレート 28 案内コロ 29 連結杆 30 メネジブロック 32 水平矩形フレーム 34 保持フレーム 35 案内軌枠 36 接続フレーム 37 幅調整ハンドル 38 スクリューシャフト 39 補助フレーム 40 覆板 40a 支持枠 41 吊持ポール 50 摘採刃 51 ガイド板 52 風導 53 原動機 55 支承フレーム 61 操作ボックス 62 制御ボックス 63 発電機 90 固定載置部 90a 回動嵌合孔 90b 係止孔 90c 係合鉤部 91 可動載置部 91a 回動嵌合軸 91b 係止構造 91c 係合穴部 91L 左翼側可動載置部 91R 右翼側可動載置部 92 載置部本体 92a 固定手段 92b 軸受部 93 落下防止体 93a 回動軸 94 可動載置部保持機構 95 支承ブラケット 98 支持固定枠 99 支持ポール 99a 張設部材 911 係止ピン 912 突出付勢機構 913 圧縮コイルスプリング 914 大径部 921 湾曲矩形フレーム 922 載置板 923 操作窓 A 茶枝葉 F 拡長フレーム L 茶畝 LS 前リミットスイッチ LS 後リミットスイッチ M 駆動モータ O 落下防止体の茶園管理作業位置 O 落下防止体の受入袋取出位置 P 茶枝葉受入袋 Q 載置部本体(可動載置部)の茶園管理作業位置 Q 載置部本体(可動載置部)の受入袋取出位置 R レール S スケール W ワイヤ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶畝間に敷設されるレール上を茶畝をま
    たいだ状態で自動走行し得る走行架台に対して、直接茶
    園管理作業を担う茶園管理装置を搭載して成るレール自
    動走行式の作業用台車において、前記茶園管理装置後方
    には少なくとも茶園管理作業時において茶枝葉受入袋を
    下方より支承して、これを保持する載置部材が設けら
    れ、この載置部材は前記茶園管理装置の直後方に位置す
    る固定載置部と、この固定載置部の後方に位置し、固定
    載置部に対し着脱自在あるいは移動自在に設けられる可
    動載置部とによって構成され、このうち可動載置部は更
    に載置部本体と落下防止体とによって構成され、このう
    ち少なくとも載置部本体は、茶枝葉受入袋を上部に支承
    して茶園管理作業を行う茶園管理作業位置と、茶枝葉受
    入袋を下方に案内する受入袋取出位置とに位置切替自在
    に構成されていることを特徴とするレール走行式茶園管
    理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台。
  2. 【請求項2】 前記可動載置部には固定載置部に形成さ
    れる回動嵌合孔に嵌合し、可動載置部を一定角度の範囲
    にわたって回動させる回動嵌合軸と、固定載置部に形成
    される係止部に作用して可動載置部を茶園管理作業位置
    に保持する係止構造とが設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のレール走行式茶園管理台車における茶
    枝葉受入袋の可動式載置台。
  3. 【請求項3】 前記係止部は係止孔であり、前記係止構
    造は、前記係止孔に嵌合する係止ピンと、この係止ピン
    に突出傾向を付与する突出付勢機構とによって構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載のレール走行式茶
    園管理台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台。
  4. 【請求項4】 前記固定載置部と可動載置部との接続部
    位には、固定載置部に設けられる係合鉤部と、可動載置
    部に形成され、前記係合鉤部と係合する係合穴部とから
    成る可動載置部保持機構が設けられることを特徴とする
    請求項1、2また3記載のレール走行式茶園管理台車に
    おける茶枝葉受入袋の可動式載置台。
  5. 【請求項5】 前記落下防止体と載置部本体との接続部
    位には、載置部本体に対し落下防止体を回動自在に軸支
    する回動軸と、載置部本体に対し落下防止体を任意の角
    度で固定し得る固定手段とが設けられ、前記落下防止体
    は、茶園管理作業位置と、受入袋取出位置とに位置切替
    自在に構成されていることを特徴とする請求項1、2、
    3または4記載のレール走行式茶園管理台車における茶
    枝葉受入袋の可動式載置台。
  6. 【請求項6】 前記可動載置部は、レール走行式茶園管
    理台車の背面より見て左右対称となるよう設けられる左
    翼側可動載置部と右翼側可動載置部とによって構成され
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
    のレール走行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可
    動式載置台。
  7. 【請求項7】 茶畝間に敷設されるレール上を茶畝をま
    たいだ状態で自動走行し得る走行架台に対して、直接茶
    園管理作業を担う茶園管理装置を搭載して成るレール自
    動走行式の作業用台車において、前記茶園管理装置後方
    には少なくとも茶園管理作業時において茶枝葉受入袋を
    下方より支承して、これを保持する載置部材が設けら
    れ、この載置部材は前記茶園管理装置の直後方に位置す
    る固定載置部と、この固定載置部の後方に位置し、固定
    載置部に対し着脱自在あるいは移動自在に設けられる可
    動載置部とによって構成され、このうち可動載置部は、
    レール走行式茶園管理台車の背面より見て左右対称とな
    るよう設けられる左翼側可動載置部と右翼側可動載置部
    とによって構成され、それぞれに茶枝葉受入袋が載置さ
    れるとともに、この可動載置部は、載置部本体と落下防
    止体とによって構成され、前記載置部本体は、茶畝の横
    断面形状に合わせて中央が凸となるように湾曲形成され
    ており、一方、前記落下防止体は、前記載置部本体の傾
    斜下の側端部に設けられ、茶枝葉受入袋が載置部本体の
    側端部から落ちるのを防止する茶園管理作業位置と、こ
    の落下防止状態を解除する受入袋取出位置とに位置切替
    自在に構成されており、更にこの落下防止体を、茶園管
    理作業位置で固定するとともに、この固定を解除して受
    入袋取出位置とする固定手段が、載置部本体の側端部に
    設けられることを特徴とするレール走行式茶園管理台車
    における茶枝葉受入袋の可動式載置台。
  8. 【請求項8】 前記載置部本体は、茶枝葉受入袋を上部
    に支承して茶園管理 作業を行う茶園管理作業位置と、茶
    枝葉受入袋を下方に案内する受入袋取出位置とに位置切
    替自在に構成されていることを特徴とする請求項7記載
    のレール走行式茶園管理台車における茶枝葉受入袋の可
    動式載置台。
  9. 【請求項9】 前記可動載置部には固定載置部に形成さ
    れる回動嵌合孔に嵌合し、可動載置部を一定角度の範囲
    にわたって回動させる回動嵌合軸と、固定載置部に形成
    される係止部に作用して可動載置部を茶園管理作業位置
    に保持する係止構造とが設けられていることを特徴とす
    る請求項7または8記載のレール走行式茶園管理台車に
    おける茶枝葉受入袋の可動式載置台。
  10. 【請求項10】 前記落下防止体と載置部本体との接続
    部位には、載置部本体に対し落下防止体を回動自在に軸
    支する回動軸と、載置部本体に対し落下防止体を任意の
    角度で固定し得る固定手段とが設けられることを特徴と
    する請求項7、8または9記載のレール走行式茶園管理
    台車における茶枝葉受入袋の可動式載置台。
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