JP2739430B2 - 粉体自動採取装置 - Google Patents

粉体自動採取装置

Info

Publication number
JP2739430B2
JP2739430B2 JP9585394A JP9585394A JP2739430B2 JP 2739430 B2 JP2739430 B2 JP 2739430B2 JP 9585394 A JP9585394 A JP 9585394A JP 9585394 A JP9585394 A JP 9585394A JP 2739430 B2 JP2739430 B2 JP 2739430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
powder collecting
tube
sampling
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9585394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07280710A (ja
Inventor
俊夫 井上
弘 五百川
正泰 牧原
孝弘 安田
泰典 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP9585394A priority Critical patent/JP2739430B2/ja
Publication of JPH07280710A publication Critical patent/JPH07280710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2739430B2 publication Critical patent/JP2739430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭灰等の粉体を自動
的にサンプリングする装置、詳しくは、粉体の製造の途
中工程における品質管理システム、及び製品とするべき
かどうかの判断を行ない、搬送すべきホッパ、サイロの
指示を行なう自動品質管理システムにおいて、ホッパ、
サイロの入口及び/又は出口で代表的な粉体を自動採取
する粉体自動採取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホッパ及び/又はサイロの入口及
び/又は出口における配管に、上部に開口を有する粉体
採取筒を挿入し、この粉体採取筒内にスクリューを設
け、このスクリューを回転させて粉体を採取する方法、
粉体採取時にL型の採取管を上側にむけて粉体を採取す
る方法、スプーン型容器を挿入して粉体を採取し、18
0度回転させて排出する方法、上部に長方形又は円形の
開口を有するパイプを挿入して粉体を採取する方法等が
知られている。また、実開平4−34649号公報に
は、含粉体気流が下から上へ流れる気流輸送管内に、下
面に多数の孔を有するサンプリングパイプを挿入し、こ
のサンプリングパイプの一端を吸引することにより、粉
体を採取するようにした粉体自動サンプリング装置が記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
方法は、短時間に一定容量の粉体の採取が難しい、前回
に採取した粉体が残る、シールが難しくて粉体が採取装
置内に入り込む等の不都合点がある。本発明は上記の点
を解決するためになされたもので、本発明の目的は、代
表的な一定容量の粉体を短時間に自動採取し、前回に採
取した粉体が残存せず、優れたシール性を有する粉体自
動採取装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の粉体自動採取装置は、図1〜図
3に示すように、ホッパ及び/又はサイロの入口及び/
又は出口に接続された粉体落下管10内に管の先端部が
挿入された、管の上面に粉体採取口12を有する粉体採
取管14と、この粉体採取管14内に嵌め込まれ、往復
動する駆動軸16に一定間隔に連結された、溝18を周
方向に有する2個の粉体採取盤20、22と、これらの
2個の粉体採取盤20、22の間に採取された粉体を一
次貯蔵するために、前記粉体採取管14の下面に連結さ
れた、下部に自動バルブ24を備えた粉体捕集容器26
と、を包含することを特徴としている。なお、粉体採取
管14の横断面は円形、粉体採取盤20、22は円盤状
である。
【0005】上記の装置において、粉体採取盤20、2
2の溝18の幅及び深さは1〜5mmで、1つの粉体採取
盤に上記溝が2〜5本設けられる。また、粉体採取盤2
0、22は、粉体採取管14の内径Dよりも0.1〜
1.0mm小さい直径を有している。このため、粉体採取
盤20、22が摺動すると、溝18に粉体が入り込むの
で、金属同士(粉体採取管と粉体採取盤)の摩耗を抑制
し、シール性を高めることができる。また、粉体採取盤
20、22及び粉体採取管14の容量は一定であるの
で、一定容量の粉体を一定の縮分比で短時間に採取する
ことができる。上記の値が0.1mm未満の場合は、粉体
採取管と粉体採取盤とがすれあって摩耗損失量が多くな
るとともに、粉体採取管内面と粉体採取盤とのすきまに
入り込んだ石炭灰によって、粉体採取盤が動かなくなる
というトラブルが多発する傾向があり、一方、1.0mm
を超えると、粉体採取盤に設けた溝に入り込んだ石炭灰
によるシール効果が不十分となり、石炭灰が粉体採取管
の奥部に入り込み、定量性、縮分性等が低下する傾向が
ある。溝18の幅及び深さが1mm未満の場合は、石炭灰
の厚さが小さくなるため、シール効果が不十分となる傾
向があり、一方、5mmを超える場合は、シール部に入り
込んだ石炭灰が多くなるため、採取灰に多く入り込み、
定量性、縮分性等を低下させるとともに、石炭灰の溝へ
の入り込みが不安定となって、安定なシール面を形成す
ることができない傾向がある。また、溝18が1本の場
合は、粉体採取盤がわずかに傾いた時、管内の圧力変動
が生じた時等に安定なシールを確保できない傾向があ
り、一方、6本以上の場合は、シール部の面積が大きく
なり、粉体採取盤にかける圧力を高くしないと粉体採取
盤が動かない傾向がある。
【0006】往復動する駆動軸16としては、電動モー
ター駆動のシリンダー、エア圧駆動シリンダー、油圧駆
動シリンダー等が用いられるが、とくに大きな動力を確
保でき、停止位置正確性の高い電動モーター駆動シリン
ダーを用いることが好ましい。また、駆動軸16にジョ
イント28を設けて、粉体採取盤20、22を左右上下
方向に微小動かすことができるようにして、粉体採取盤
20、22が無理な状態で動くことを抑制している。ジ
ョイントとしては、フレキシブルジョイント、ユニバー
サルジョイント、ゴム等の弾性体からなる継手等が用い
られるが、耐久性の観点からフレキシブルジョイントと
することが好ましい。
【0007】また、粉体採取口12が往復動する駆動軸
16先端の粉体採取盤20側に位置するように、2つの
粉体採取盤20、22は前記駆動軸16に離れて固定さ
れている。さらに、図2に示すように、粉体採取口12
は矩形で、この粉体採取口12の幅Wは粉体採取管14
の内径Dの1/5〜6/7で、粉体採取口12の長さL
は2つの粉体採取盤20、22の開口部間隔Nの1/1
5〜1/2であるように構成することが好ましい。
【0008】粉体捕集容器26は、採取粉体を一時貯蔵
するためのものであり、粉体の付着を抑制し、粉体を容
易に排出するために、電動モーター駆動シリンダー駆動
軸16に対する角度θは60度以上が好ましい。また、
非常に付着が多い粉体に対しては、バイブレータ、ノッ
カ等を粉体捕集容器26底部に設けることが好ましい。
粉体採取口12を、粉体採取管14の先端側に位置する
粉体採取盤20側に設けることにより、他方の粉体採取
盤22から内部(右方向)への粉体侵入を防止できる。
また、粉体採取口12の幅(径方向)Wが粉体採取管1
4の直径Dの1/5〜6/7で、長さLが粉体採取盤2
0と22の開口部間隔Nの1/15〜1/2とすること
により、好ましくは、粉体採取口12の幅(径方向)W
が粉体採取管14の直径Dの2/5〜4/5で、長さL
が粉体採取盤20と22の開口部間隔Nの1/5〜1/
3とすることにより、粉体落下管10から落下している
粉体の縮分性が向上し、代表的な粉体の採取ができる。
粉体採取口12の大きさが適正でないと、代表粉体の採
取ができず、また、粉体の内部(他方の粉体採取盤22
の右方向)への侵入、あるいは閉塞が起こる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。ただし、この実施例に記載されている構成
部材の形状、相対配置、数値等は、特に特定的な記載が
ない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。図1は本発明
の粉体自動採取装置の一実施例を示し、図2は図1にお
ける粉体採取口12まわりを上から見た状態を示し、図
3は図1における粉体採取盤20、22の横断面を示し
ている。石炭灰ホッパ(図示略)下部に接続された配管
径250Aの粉体落下管10内に、配管径60Aの粉体
採取管14の端部より75mmの位置に長さLが25mmで
幅Wが50mmの開口を有する粉体採取管14を挿入して
おき、その内部を電動モーター駆動シリンダー駆動によ
り動作する粉体採取盤20、22(各々、厚さ40mm
で、3mm溝2本)を挿入した。そして、これらの粉体採
取盤20、22を4t/Hで石炭灰が落下している粉体落
下管10内に90秒保持し、200mlの石炭灰を採取し
た。その後、電動モーターを作動させてシリンダーを駆
動し、粉体捕集容器26に採取粉体を落下させた後、自
動バルブ24を開放し、石炭灰を自動分析計に供給し
た。同じ採取動作を500回行なったが、安定的な動作
で、一定容量の石炭灰を採取することができ、かつ、粒
度、組成分析より、代表的な石炭灰採取ができているこ
とを確認した。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、次のような効果を奏する。 (1) 一定の縮分比で、代表的な一定容量の粉体を短
時間で自動採取できる。 (2) 前回に採取した粉体が残存せず、優れたシール
性を有する。 (3) 判別を行なうことができ、省力化におおいに効
果がある。さらに、上流工程へのフィードバックを図る
ことにより、粉体品質の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体自動採取装置の一実施例を示す正
面説明図である。
【図2】図1における粉体採取口まわり平面説明図であ
る。
【図3】図1における粉体採取盤の横断面拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 粉体落下管 12 粉体採取口 14 粉体採取管 16 駆動軸 18 溝 20 粉体採取盤 22 粉体採取盤 24 自動バルブ 26 粉体捕集容器 28 ジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧原 正泰 愛知県名古屋市緑区大高町北関山20番地 の1 中部電力株式会社 電力研究所内 (72)発明者 安田 孝弘 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 柴田 泰典 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (56)参考文献 特開 昭60−49243(JP,A) 特開 昭50−87675(JP,A) 実開 昭62−178346(JP,U) 実開 昭62−160349(JP,U) 実開 昭57−24533(JP,U) 実開 昭56−175743(JP,U) 実開 昭52−157887(JP,U) 実開 昭49−74284(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体落下管内に管の先端部が挿入され
    た、管の上面に粉体採取口を有する粉体採取管と、 この粉体採取管内に嵌め込まれ、往復動する駆動軸に一
    定間隔に連結された、溝を周方向に有する2個の粉体採
    取盤と、 これらの2個の粉体採取盤の間に採取された粉体を一次
    貯蔵するために、前記粉体採取管の下面に連結された、
    下部に自動バルブを備えた粉体捕集容器と、を包含する
    ことを特徴とする粉体自動採取装置。
  2. 【請求項2】 粉体採取盤の溝の幅及び深さが1〜5mm
    で、1つの粉体採取盤に上記溝を2〜5本設けたことを
    特徴とする請求項1記載の粉体自動採取装置。
  3. 【請求項3】 往復動する駆動軸が電動モーター駆動シ
    リンダー駆動軸であり、この電動モーター駆動シリンダ
    ー駆動軸にジョイントが設けられていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の粉体自動採取装置。
  4. 【請求項4】 ジョイントがフレキシブルジョイントで
    あることを特徴とする請求項3記載の粉体自動採取装
    置。
  5. 【請求項5】 粉体採取盤は、粉体採取管の内径よりも
    0.1〜1.0mm小さい直径を有していることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の粉体自動採取装
    置。
  6. 【請求項6】 粉体採取口が往復動する駆動軸先端の粉
    体採取盤側に位置するように、2つの粉体採取盤は前記
    駆動軸に離れて固定されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の粉体自動採取装置。
  7. 【請求項7】 粉体採取口は矩形で、この粉体採取口の
    幅(W)は粉体採取管の内径(D)の1/5〜6/7
    で、粉体採取口の長さ(L)は2つの粉体採取盤の開口
    部間隔(N)の1/15〜1/2であることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の粉体自動採取装置。
JP9585394A 1994-04-08 1994-04-08 粉体自動採取装置 Expired - Fee Related JP2739430B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9585394A JP2739430B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 粉体自動採取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9585394A JP2739430B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 粉体自動採取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07280710A JPH07280710A (ja) 1995-10-27
JP2739430B2 true JP2739430B2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=14148934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9585394A Expired - Fee Related JP2739430B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 粉体自動採取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2739430B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333385A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Tsukishima Kikai Co Ltd 泥状物のサンプリング装置
CN103460013B (zh) * 2011-06-14 2015-01-14 日立造船株式会社 灰中的重金属浓度自动测量装置
US9452105B2 (en) * 2012-03-20 2016-09-27 Bayer Intellectual Property Gmbh Dosing dispenser
CN109406219A (zh) * 2018-12-14 2019-03-01 广东百维生物科技有限公司 自动取样器及取样分析方法
KR102594607B1 (ko) * 2023-05-12 2023-10-26 주식회사 삼마테크 시료 샘플링 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07280710A (ja) 1995-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7964018B2 (en) Apparatus and method for collecting and detecting airborne particles
JP2739430B2 (ja) 粉体自動採取装置
CN108146754A (zh) 一种清洗型自动拆包系统
CN115646647A (zh) 一种适用于湿式重介混合物的磁选机
CN216704646U (zh) 落板机料斗用除尘装置
CN206710259U (zh) 一种家用强制通气式颗粒物检测仪
JPH0143626Y2 (ja)
JPS6275284A (ja) ダストモニタ
CN218938237U (zh) 一种气体检测装置以及智能设备
CN110694905A (zh) 一种干辣椒风选干洗一体机
JPS58144769A (ja) 放射性ダストモニタ−
JPS5920374Y2 (ja) ロ−タ−式吹付機
CN217717605U (zh) 精密轴承滚子磁粉探伤检测装置
CN220350865U (zh) 一种多料汇总阀体
CN109443893A (zh) 一种光催化处理挥发性有机污染物固液分离装置
JPH1028830A (ja) フィルタバグのダスト除去装置
JPS582518Y2 (ja) 鋳物砂の混練装置に於けるサンプリング装置
CN209451557U (zh) 一种用于木工除尘器的预除尘装置
CN219880530U (zh) 建筑工程用筛沙装置
CN218344660U (zh) 一种全自动真空上料机
CN215811020U (zh) 一种通风橱流量传感器
JPH0541785Y2 (ja)
JPS6146443U (ja) ダストサンプラ−
CN207247847U (zh) 一种石英砂烘干设备
CN2338101Y (zh) 气流式物料筛分装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees