JPS5920374Y2 - ロ−タ−式吹付機 - Google Patents

ロ−タ−式吹付機

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JPS5920374Y2
JPS5920374Y2 JP15819179U JP15819179U JPS5920374Y2 JP S5920374 Y2 JPS5920374 Y2 JP S5920374Y2 JP 15819179 U JP15819179 U JP 15819179U JP 15819179 U JP15819179 U JP 15819179U JP S5920374 Y2 JPS5920374 Y2 JP S5920374Y2
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JP
Japan
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rotor
hole
seal
compressed air
machine
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JP15819179U
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JPS5676060U (ja
Inventor
司 権藤
Original Assignee
技術資源開発株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロータ一式吹付機に関するものである。
コンクリート、モルタル、炉材などの資料を乾式で吹付
ける手段としてローターと圧縮空気を利用した吹付機が
知られており、その構造は一般に、第1図の如く、周部
に多数の筒孔71を縦設した回転自在なローター70の
上部に機側上プレート(押え板)72を介してホッパー
73を設け、ローター下方のフレーム74には機側ノズ
ル75を設け、機側上プレートには、資料落し孔76と
エア注入孔77を設け、フレーム74(もしくはこれの
上の機側下プレート)には前記機側ノズル75に合致す
る吐出孔78を設け、回転するローター70の筒孔71
と材料落し孔76が合致したときに資料Aをホッパー7
3から筒孔71へ充填させ、次いで筒孔71が機側ノズ
ル75と連通したときにエア注入孔77からの圧縮空気
で資料を機側ノズル75に吐出させ機側ノズルに吹込ん
だ圧縮空気により資料を圧送するようになっていた。
しかして、上記構造のままでは、機側上プレート72お
よびフレーム74とローター70の上下端面とがメタル
タッチとなるためシール性が悪く、また高価な主要部品
の耐久性を損う。
そこで、この種吹付機において、ローター70の上下端
面に金属製の摩擦板79.80を固定すると共に、機側
上プレート72とフレーム74に、それぞれ鉄板を焼付
けしたゴム質のシール板81.82を固定し、それらシ
ール板81.82と摩擦板79.80を密接摺動させる
ことによりローター70のシールを図っている。
しかしながら、このようなローターシール構造では、ホ
ッパー73の資料Aが上部シール板81の資料落し孔8
3から筒孔71に充填される場合、充填資料の一部が上
部シール板81の下面と摩擦板79の上面の摺動隙間に
噛込まれると、その資料はローターの回転に伴いそのま
ま第2図の如く上部シール板81と摩擦板79に強挾さ
れながら押出孔まで移動し、これが運転中幾度となく繰
返されることにより、上部シール板81の下面には、第
3図の如く、資料落し孔83から押出孔84に到る周方
向の条痕Bが形成される。
その結果、先の激しい偏摩耗により短時間のうちにシー
ル性能が低下し、押出孔84から圧入されたエアが条痕
Bにそって流れ、材料落し孔83から逆に吹上げる現象
が発生する。
そのため、従来のこの種吹付機では、吐出状態の変動が
著しいと共に、シール板の寿命が短く交換を頻繁に行わ
なければならないため、その間のタイムロスとあいまち
吹付作業能率が悪くなる問題があり、またシール板が高
価な部品であることから、ランニングコストが高価にな
るという難点があったものである。
本考案は、前記した従来のロータ一式吹付機の欠点を解
消し、ローターシールの片減りおよびこれに基因するエ
アの吹出しを確実に防止し、長期にわたり安定して能率
よく吹付けを行うことができるこの種吹付機を提供せん
とするものである。
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第4図は本考案に係るロータ一式吹付機の概要を示すも
ので1はフレーム、2はローターであり、上下端面に金
属製の摩擦板4,4を持ち、フレーム1上に鉄板を裏当
てした下部ローターシール3を介して装着される。
そしてローター2と摩擦板4.4は周部に多数の筒孔6
が縦設され、中心部の孔5によりフレーム上方に突出し
たシャフト7に嵌着され、シャフト7を介してモーター
および減速機により所定の回転数で駆動回転されるよう
になっている。
8はホッパー、9はローター2の下側のフレーム1に固
定された機側ノズルで、下部ローターシール3とフレー
ム1には機側ノズル9に対応する位置に吐出孔(図示せ
ず)が設けられ、ローター2が回転したときに筒孔6と
連通ずるようになっている。
10は前記ローター2の上部をシールするためのロータ
ーシール(上部ローターシール)、11は押え板で、前
記ホッパー8を嵌着すると共に、フレーム1に支架され
た締付リング12によりフレーム1に保定され、締付リ
ング12と押え板11の間に設けた押圧機構13により
下部ローターシール3と上部ローターシール10をロー
ター2の摩擦板4,4と密着させるようにしている。
しかして、前記上部ローターシール10は、ゴム質から
なっており、その表面に焼付は等で固着した鉄板14と
ビス15を介して押え板11の底面に固定される。
そして第7図・のように、中心にシャフト7の貫通孔1
6を有すると共に、貫通孔16の外側にはこれと同心を
なし、かつ前記押え板11の資料落下孔111と整合す
る弧状の資料落し孔17が開設され、また資料落し孔1
7と略対向する位置に押え板11のエア導孔18と通じ
る押出し孔19が設けられ、さらに押出し孔19と資料
落し孔17の間の位置には、筒孔内の残留空気を機外へ
排出するための排気孔20が設けられている。
このような構成については従来のローターシールと略同
様であるが、本考案は、前記上部ローターシール10の
資料落し孔17の回転方向端部に、第7図で示す如く、
保護金物(プロテクター)21を嵌合固定すると共に、
前記保護金物21を含めた資料落し孔付近に、端部23
1が上部ローターシール10の外周縁に開口した数条の
溝23を凹設し、しかも、前記溝23には圧縮空気の注
入孔22を導通するものである。
ここで、前記の溝23は、本実施例では保護金物22の
中間部を横切り、そのままゴム質板部に延出する直線状
の第1の溝23 aと、前記溝よりもローター回転方向
前方位置のゴム質板部に凹設した第2の溝23 bから
構成している。
もちろん、溝数は限定がなくそれ以上設けてもよいもの
である。
前記した溝23a、23bは、シール板中心側(内端側
)が狭く、端部231に向うほど次第に幅の広くなった
いわゆるテーパ状をなしていることが適当であり、もち
ろんこれに加え溝深さを次第に増す構成としてもよい。
また溝23a、23bの方向は、半径方向であってもよ
いし、平面からみて、シール板中心を通る基線に対し所
要角度(たとえば15〜45°)傾くように設けてもよ
く、溝23a。
23 bの内端は図示のように貫通孔16より手前で終
っていることが好ましい。
しかして、前記のような溝23a、23bに対し圧縮空
気の注入孔22は、溝23a、23bの適当好ましくは
内端側に、鉄板14を貫くようにして開孔され、このよ
うな注入孔22に対し押え板11には圧縮空気導孔24
が設けられ、第4図および第5図のように圧縮空気供給
管25.25’を介して図示しないコンプレッサーと連
絡されるようになっている。
本実施例では全部の溝23a、23bに注入孔22を設
けて圧縮空気を吹込むようにしているが、方の溝23
a又は23 bにだけ圧縮空気を吹込む構成としてもよ
いのは勿論である。
本考案は上記した構成からなるので、資料Aをホッパー
8に投入し、ローター2を回転させつつ圧縮空気供給管
25.25’に圧縮空気を供給すれば、資料Aは上部ロ
ーターシール10の資料落し孔17から筒孔6に順次充
填され、続いてローター2の回転に伴い周方向へと移動
し押出し孔19の位置に到る。
ここで押出し孔19と筒孔6および機側ノズル9が連通
し、押出し孔20から噴出される圧縮空気により材料A
は上面から押圧されて機側ノズル9へ吐出され、続いて
機側ノズル9に供給されている圧縮空気によりホースへ
と圧送され、一方筒孔6に残った圧縮空気は筒孔6が排
気孔20の位置に到ったところで機外へと排出される。
このような運転状態においては、材料Aは静止状態の上
部ローターシール10の資料落し孔17を通して回転中
の筒孔内に堆積し、その堆積状態の中間部分にローター
2の上面を構成する摩擦板4が上部ローターシール13
と密接しながら摺動しており、従って材料Aは前記摩擦
板4の運動に帯同されて保護金vIJ21の前縁211
の位置から下に潜り込む挙動を示し、かつ保護金物21
と摩擦板4とはメタルタッチのためわずかで゛はあるが
隙間が形成されている。
そのため、運転中どうしても資料が保護金物21の下に
噛み込み、そのままローター2の回転に伴って押出し孔
19の方向へ移動する挙動を示すが、本考案では、上部
ローターシール13における資料落し孔17の付近に、
端部231がシール外周縁に到る溝23を形成している
ので、先のように噛込まれた資料(異物)aは保護金物
21の中間位置まで来たときに前記溝23に落ち込む。
しかして、このとき溝23の一部に圧縮空気の注入孔2
2が導通しこの注入孔22に対し圧縮空気供給管51′
および導孔24を通して圧縮空気が供給され、その圧縮
空気が溝23と摩擦板4により構成される閉鎖断面路に
吹込まれるので、異物aは粒子が大きい小石類であって
も吹込み圧縮空気流により溝長さ方向にそって強制的に
押し出され、端部231から機外へと自然落下されるも
のである。
なお、保護金物21よりも回転方向前位置に同構成の溝
23 bを形成し、この溝23 bに圧縮空気の注入孔
22を設けたときには、この溝23 bおよび摩擦板4
にそって圧縮空気流が流れているため、前段の溝23で
排除しきれずに通過したシルト分やこれを含む細かい粒
子についても、これを前記圧縮空気流により摩擦板4や
溝23 bの表面から剥離させ確実に機外へ排除するこ
とができる。
従って、資料の噛込みがあっても、その粒度ならびに質
量のいかんを問わず溝部分で完全に排出されるため、そ
れよりも回転方向前方のシール面には条痕が形成されず
、好ましい全面均一摩耗となる。
以上説明した本考案によるときには、周部に多数の筒孔
6を縦設した回転自在なローター2と、該ローター2の
上方に支持されたホッパー8と、ローター2の下方に筒
孔6と連通可能に設けられた機側ノズル9を有するロー
タ一式吹付機において、前記ローター2と摩擦板4を介
して接するローターシール10の資料落し孔付近に、端
部231がローターシール周縁に開口した数条の溝23
を凹設し、しかも溝23には圧縮空気の注入孔を導通さ
せ、注入圧縮空気により異物を強制的に排出させるよう
にしたので、次のようなすぐれた効果が得られる。
■ 資料落し孔と押出し孔間のローターシールに粒子の
大きな異物はもちろん粒子の細かい異物の噛込みによる
条痕や傷が形成されないため、長期にわたり良好なシー
ル性を保持でき、安定した吐出量で長期にわたり能率よ
く吹付けを行うことができる。
II 異物噛込みによる偏摩耗が生じず全面が平均摩
耗になるので、高価なローターシールの寿命を延命でき
、面倒な交換作業の減少とあいまちランニングコストを
大きく節減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロータ一式吹付機の概要を示す断面図、
第2図は従来の吹付機による上部ローターシールの底面
図、第3図は同じくその使用状態を示す断面図、第4図
は本考案に係るロータ一式吹付機の一例を示す斜視図、
第5図は上記吹付機においてホッパーを省略して示す平
面図、第6図は第5図vI−VI線にそう断面図、第7
図は本考案におけるローターシールの一例を示す平面図
、第8図は第6図Vlll−VIII線にそう断面図で
ある。 2・・・・・・ローター、4・・・・・・摩擦板、8・
・・・・・ホッパー、9・・・・・・機側ノズル、10
・・・・・・ローターシール(上部ローターシール)、
22・・・・・・圧縮空気の注入孔、23.23 a、
23 b・・・・・・溝、231・・・・・・溝の端
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 局部に多数の筒孔を縦設した回転自在なローターと、該
    ローターの上方に支持されたホッパーと、ローターの下
    方において筒孔と連通可能に設けられた機側ノズルとを
    具備したロータ一式吹付機において、ローターとを摩擦
    板を介して接するローターシールの材料落し孔付近に、
    端部がローターシールの周縁に開口した数条の溝を凹設
    し、しかも前記溝には圧縮空気の注入孔を導通させ、注
    入圧縮空気により異物を強制的に排出させるようにした
    ことを特徴とするロータ一式吹付機。
JP15819179U 1979-11-16 1979-11-16 ロ−タ−式吹付機 Expired JPS5920374Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15819179U JPS5920374Y2 (ja) 1979-11-16 1979-11-16 ロ−タ−式吹付機

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JP15819179U JPS5920374Y2 (ja) 1979-11-16 1979-11-16 ロ−タ−式吹付機

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Publication Number Publication Date
JPS5676060U JPS5676060U (ja) 1981-06-20
JPS5920374Y2 true JPS5920374Y2 (ja) 1984-06-13

Family

ID=29669438

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JP15819179U Expired JPS5920374Y2 (ja) 1979-11-16 1979-11-16 ロ−タ−式吹付機

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Families Citing this family (4)

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CN101903560B (zh) 2007-12-21 2014-08-06 无穷动力解决方案股份有限公司 用于电解质膜的溅射靶的方法
KR102155933B1 (ko) 2008-08-11 2020-09-14 사푸라스트 리써치 엘엘씨 전자기 에너지를 수확하기 위한 일체형 컬렉터 표면을 갖는 에너지 디바이스 및 전자기 에너지를 수확하는 방법
CN102576828B (zh) 2009-09-01 2016-04-20 萨普拉斯特研究有限责任公司 具有集成薄膜电池的印刷电路板
JP7182818B1 (ja) * 2022-01-24 2022-12-05 メイコウ工業株式会社 コンクリート吹付機

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JPS5676060U (ja) 1981-06-20

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