JP2738958B2 - 芳香族化合物の精製方法 - Google Patents

芳香族化合物の精製方法

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JP2738958B2
JP2738958B2 JP1156926A JP15692689A JP2738958B2 JP 2738958 B2 JP2738958 B2 JP 2738958B2 JP 1156926 A JP1156926 A JP 1156926A JP 15692689 A JP15692689 A JP 15692689A JP 2738958 B2 JP2738958 B2 JP 2738958B2
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    • C07C37/68Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族化合物、特にビスフェノールの精製方
法に関する。
ビスフェノールはエポキシ樹脂及びポリカーボネート
の製造において有効な価値のある化合物である。高品質
エポキシ樹脂、及び特にポリカーボネートはその製造に
おける使用に特に純粋なビスフェノールを必要とする。
ビスフェノールの公知の製造方法は、異性体、類似体及
び同族体を含むある種の不純物を有するビスフェノール
を製造する。従って、粗生成物を生成する方法を有する
ことが必要である。粗生成物の精製は、不純物がしばし
ば望む化合物ととても類似した性質を有しているため困
難である。
通常ビスフェノールの精製用に、特にp,p′−イソプ
ロピリデンジフェノールの精製用に多くの方法がある。
米国特許第3,919,330号は、粗イソプロピリデンジフェ
ノール結晶を有機溶媒に溶解する精製方法を開示してい
る。次いで水を加え、この溶液を冷却し、p,p′−イソ
プロピリデンジフェノールを結晶化し及びこの結晶を濾
過又は遠心により分離する。他の方法は米国特許第4,35
4,049号に開示されており、この特許は水、ビスフェノ
ール及び有機溶媒を含んでなる単一液体相からビスフェ
ノールを結晶化することを教示している。母液から溶媒
及び水をストリップし、フェノールと混合する。不純物
を望むを生成物に転化するため陽イオン交換樹脂を用
い、フェノールを回収する。またアルカリ性水溶液を用
いることによりp,p′−イソプロピリデンジフェノール
を精製することも公知である(米国特許第4,507,509
号)。ビスフェノールを精製する他の方法は米国特許第
2,959,622号に教示されており、この特許は粗ビスフェ
ノールを水洗し、アルカリ溶液で中和しおよび結晶を熱
水および不混和性有機溶媒に溶解することを教示してい
る。次いで有機相を冷却し生成物を回収する。米国特許
第4,461,915号はp,p′−イソプロピリデンジフェノール
が溶融イソプロピリデンジフェノールを水と混合し、こ
の混合物を結晶化し、及び次いで結晶を有機溶媒で洗う
ことにより精製されることを教示している。
ビスフェノールを精製する他の方法は、水中のビスフ
ェノール結晶を連続、多段階、向流抽出カラム内の有機
洗浄溶媒と接触させることを含む。(米国特許第4,447,
655号)。向流、冷却多段階結晶化機/精製機を用いる
多成分融解混合物の精製法は欧州特許出願0105524A2に
記載されている。
これらのビスフェノールの精製方法の各々において、
主要な目的は高収率で高純度のビスフェノールを得るこ
とである。しかし、これらの目的は常にみたされず、高
純度を得るために高収率を犠牲にする必要があり、逆も
同じである。さらに、現存する多くのビスフェノールの
精製方法は引火性のまたは有毒な有機溶媒の使用が必要
である。必要とされることは、有機溶媒の使用を避け高
収率で高純度ビスフェノールを得る方法である。
本発明は、1種以上の関連する同種の不純物を含む粗
p,p′−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノー
ルA)より不純物を除去するための多段階向流方法であ
って、少なくと2回の結晶化工程、精製工程及び分離工
程を含み、 a)各結晶化工程(1、15)の前に、有機溶媒を加える
ことなく水を加え加熱することにより粗ビスフェノール
Aの結晶を溶融させ、 b)各結晶化工程より得られた生成物を、水で飽和した
母液で結晶を向流洗浄することによって精製し(6、1
9)、 c)各精製工程からの溶融したオーバーフローを水と不
純物に分離し(13、26)、ここで分離された水は結晶化
工程(2、15)及び精製工程(6、19)に戻され、第一
の段階の分離工程(13)からの分離された不純物は第二
の段階の結晶化工程(15)に送られ、 d)第二の段階の精製工程(19)より得られた底生成物
は第一の段階の結晶化工程(2)に送られ、 e)1つの結晶化工程を95℃より高い温度で行い、1つ
の結晶化工程を60〜80℃において行い、 f)第一の段階の精製工程(6)の底生成物は最終結晶
化工程(35)に送られ、、その後、得られた結晶から水
及び不純物が分離され、これ以上精製することなく乾燥
され、次いでこの水及び不純物は水と不純物に分離され
(42)、その後、分離された水の一部は最終結晶化工程
(35)に戻され、分離された不純物は第一の段階の結晶
化工程(2)に戻されることを特徴とする。
図面は本発明の方法の1つの実施態様を示すものであ
る。結晶化および精製の2つのサイクルが存在し続いて
最終結晶化工程が存在する方法を示している。
本発明の実施に用いられる装置の特定の性質は問題で
はない。本発明の多くの個々の結晶化機、精製機、液体
/油分離機および少なくとも1個の結晶/液体分離機を
用いて行なわれる。断熱、蒸気化冷却、混合懸濁結晶化
機を用いることが好ましい。精製機として、各カラムの
底に水注入部および加熱部を有する向流洗浄カラムを用
いることが好ましい。好ましい液体/油分離機は従来の
重力デカンターであり、結晶と液体を分離するため遠心
を用いることが好ましい。個々のユニットは1対の結晶
化機の間に配置された精製機につながれている。ビスフ
ェノールが精製されるようなあらゆる数のユニットを用
いてよい。
本発明の方法により除去される不純物は、所望の芳香
族化合物の製造の間に形成されるものである。この同種
の不純物は典型的には、例えば所望の芳香族化合物の異
性体および同族体を含む。例えばp,p′−イソプロピリ
デンジフェノールが所望の化合物である場合、不純物は
o,p′−イソプロピリデンジフェノール(o,p′−異性
体)、トリスヒドロキシフェニル化合物およびp,p′−
イソプロピリデンジフェノールの製造の間形成される他
の異物を含む。
本発明の方法により不純物を除去するため効果的に処
理される芳香族化合物は、結晶化の前に溶融芳香族化合
物と水を混合することにより低下する凝固点を有するも
のである。そのような化合物の典型的(限定するもので
はない)例はp,p′−イソプロピリデンジフェノール、
ビスフェノールAである。水と混合した純粋なp,p′−
イソプロピルデンジフェノールの凝固点は100℃であ
り、一方純粋な、p,p′−イソプロピリデンジフェノー
ルのみは153℃で凝固する。従って、溶融p,p′−イソプ
ロピリデンジフェノールを水と混合することにより、p,
p′−イソプロピリデンジフェノールは水が存在しない
よりも低い温度で融解する。このように、p,p′−イソ
プロピリデンジフェノールの望ましくない変色に至る高
温が避けられる。
本発明の方法において、精製工程は芳香族化合物の結
晶の水および溶融化合物の混合物による向流洗浄するこ
とを含んでなる。これは精製機の底から溶融化合物およ
び水が還流上昇すると同時に精製機を落ちる結晶として
行なわれる。結晶は熱および水を加えることにより精製
機の底に達すると融解する。さらに溶媒を加える必要は
ない。結晶が融解する温度は精製される化合物により異
なり、ほぼ母液の凝固点であるよう選ばれる。p,p′−
イソプロピリデンジフェノールの場合、結晶は100℃で
融解する。
各結晶化機が操作される温度は、特定の結晶化機で結
晶化される化合物の純度によって異なるよう選ばれる。
結晶化される化合物の凝固点は存在する不純物のパーセ
ントによって異なる。例えば、本質的に純粋である水中
のp,p′−イソプロピリデンジフェノールは99.9℃〜10
0.6℃の間で融解する。対照的にp,p′−異性体を35パー
セントおよびo,p′−異性体を65パーセント含む水中の
イソプロピリデンジフェノールは69.0℃で融解する、p
−pおよびo−p異性体の比が上記の間で変化する組成
物の凝固点も69.0℃〜100.6℃の間で変化する。従っ
て、比較的純粋な結晶を得るために必要な高結晶化温度
において、母液は所望のp,p′−異性体を相応じて高い
割合含む。これは比較的高純度p,p′−イソプロピリデ
ンジフェノールの低収率となる。連続結晶化に続く、純
粋なp,p′−イソプロピリデンジフェノールの融点まで
の比較的高温における洗浄および再融解の使用により結
晶の純度は増すが、高純度結晶の収率は比較的低い。
本発明の実施により得られる純度は好ましくは少なく
とも99.97パーセントであり、より好ましくは少なくと
も99.99パーセントである。より高純度が必要である場
合、用いる精製および結晶化のサイクルの数を増すこと
により得られる。
得られる所望の化合物の収率も主に結晶化機を操作す
る温度により影響をうける。上記のように、高純度のみ
を得るよう選んだ温度において操作した結晶化機におい
て、所望の化合物の収率はいくらか低い。高温結晶化機
と連続して操作するあらかじめ選んだ低温結晶化機の使
用により、得られる収率全体でより高くなる。
あらかじめ選んだ低温は、収率が増すあらゆる温度で
ある。収率は所望の異性体または化合物を低い割合含む
母液のため低温において増す。あらかじめ選んだ低温が
所望の化合物およびその不純物の混合物より所望の芳香
族化合物の結晶化がおこる最低温度であることが望まし
い。異性体の混合物から芳香族化合物の1つの異性体を
分離することを望む好ましい実施態様において、好まし
いあらかじめ選んだ低温は異性体の共有混合物の凝固点
である。精製する化合物がイソプロピリデンジフェノー
ルである本発明の好ましい実施態様において、あらかじ
め選んだ低温は好ましくは60℃〜80℃、より好ましくは
70℃である。この場合、95℃以上の温度において少なく
とも1回結晶化を行なうことが好ましい。最も高い収率
を得るため最も低いあらかじめ選んだ低温を用いること
が好ましいが、他の考慮すべきこと、例えばコストまた
は装置の限界のためあらかじめ選んだ低温はいくらか高
くなる。
高純度を得るため、この低温結晶化より得られる結晶
を洗浄および融解し、徐々に高い温度で再結晶化する。
本発明の実施により得られる所望のビスフェノールの全
体の収率は好ましくは少なくとも95パーセントであり、
より好ましくは少なくとも98パーセントである。
最終結晶化より得られる生成物の結晶を従来の分離法
により結晶化後残っている油および水から分離する。そ
のような方法の例は、濾過、サイクロンの使用および加
圧遠心を含む。油および水より生成物の結晶を分離する
ため加圧遠心を用いることが好ましい。例えば洗浄のよ
うなさらに精製しないで従来の方法によってこれらの結
晶を乾燥する。
本発明は図面、第1図を参照しより理解されるであろ
う。図面は本発明の一つの実施態様を示すにすぎないこ
とは理解されるであろう。
熱水の供給流33と共に粗溶融芳香族化合物の3つの供
給流1.43および48を、加熱外被3で囲まれ並びに水およ
び油中の結晶の懸濁液を含む撹拌混合懸濁結晶化機2に
入れる。結晶化機容器2は回転シャフト8上のアーム7
によりかき集められる精製機6の上部にプロセスライン
5を通して懸濁液のオーバーフローを流すレベルコント
ロール4を有する。固体は下方に動く。精製機の底に達
した結晶はプロセスライン10からの熱水の添加および加
熱素子9からの熱により融解する。溶解した缶出液は融
解した芳香族化合物である油および水からなる。溶融し
た缶出液の2つの部分の1つは精製機6を通り精製機6
の上部に還流し、そこでレベルコントロール11はオーバ
ーフローをプロセスライン12を通して除去する。
精製機6からの溶融した缶出液の2つの部分のもう1
つはプロセスライン34へ排出され、加熱外被36で囲まれ
並びに水および油中の結晶の懸濁液を含む撹拌結晶化機
容器35へ送られる。この結晶化機35は懸濁液のオーバー
フローをプロセスライン38を介して加圧遠心機39に送
る。ここで結晶は供給流49からの熱水の添加により水お
よび油から分離され、プロセスライン40を通し生成物と
して除去される。加圧遠心機39からの水および油はプロ
セスライン41を通し分離機42に送られ、そこで油は再結
晶化用にプロセスライン43を通して撹拌結晶化機容器2
にもどされ、水はプロセスライン44より分離機42より出
る。水の一部はプロセスライン46によりシステムから出
て、残りはプロセスライン47を介して撹拌結晶化機容器
35にもどる。排出される水の量およびもどされる水の量
はバルブ45により調節される。
プロセスライン12の溶融オーバーフローは分離機13に
流され、そこで油および水は分離される。油はプロセス
ライン14を介して撹拌結晶化機15へ送られる。水はプロ
セスライン31を介して分離機13へ送られる。バルブ32は
プロセスライン10を介して精製機6へ送られる水の量お
よびプロセスライン33を介して撹拌結晶化機2へ送られ
る水の量を調節する。
結晶化機15は加熱外被16で囲まれており、水および油
中の結晶の懸濁液を含む。結晶化機15はプロセスライン
18を介して回転するシャフト21上のアーム20により撹拌
される精製機19の上部に懸濁液のオーバーフローを流す
レベルコントロール17を有する。固体は下方へ動く。精
製機19の底に達した結晶はプロセスライン23からの熱水
の添加および加熱素子22からの熱により融解する。油お
よび水からなる溶融した缶出液の2つの部分の一方は精
製機19の上部に上り、そこでレベルコントロール24はそ
の一部をプロセスライン25を通して分離機26にオーバー
フローとして流す。油および水は分離機26内で分離さ
れ、油はプロセスライン27を介してシステムより除去さ
れ、一方水はプロセスライン28により分離機より送られ
る。バルブ29はプロセスライン23を介して精製機19へ送
られる水の量およびプロセスライン30を介して撹拌結晶
化機15へ送られる量を調節する。
水および油からなる溶融した缶出液の2つの部分のも
う一方は精製機19の底より除去され、プロセスライン48
を介して撹拌結晶化機2へ送られる。
以下の例は説明のみのためである。特に示したもの以
外はすべての部およびパーセントは重量に対するもので
ある。
例−イソプロピリデンジフェノールの精製 溶融p,p′−イソプロピリデンジフェノール97.5パー
セントからなり、残りの2.5パーセントが不純物、例え
ばo,p′−異性体である供給流を95℃で操作する結晶化
機2に流す。さらに、油および水分離機42から循環した
p,p′−イソプロピリデンジフェノール並びに精製機19
からの融解結晶を97.0パーセント含む熱水および油をこ
の結晶化機に入れる。ここで形成した結晶を油および水
懸濁液中に精製機6へ入れ、そこで洗浄し、水および熱
を加えることにより再び融解する。これらの溶融した缶
出液の一部は結晶化機35への供給流を形成し、残りは還
流され精製機の上に上り、精製機の上部において加えら
れる新しい結晶を洗う。水および油からなる精製機6か
らのオーバーフローは再び結晶化機2および精製機6に
おいて用いられる。p,p′−イソプロピリデンジフェノ
ールを約90パーセント含む油は結晶化機15への供給流と
して用いられる。
結晶化機15は70℃で操作され、結晶化機2および精製
機6へ進む方法は以下の例外を除いて結晶化機15および
精製機19を用いて繰り返される。精製機19からの溶融し
た缶出液は結晶化機2への供給流の一部を形成する。精
製機19よりオーバーフローした油および水が分離した場
合、水は精製機19および結晶化機15で再び用いられる
が、p,p′−イソプロピリデンジフェノールを約35パー
セントのみしか含まない油はこのシステムより除去され
る。
精製機6の底からの溶融した缶出液は98℃で操作する
結晶化機35用のビスフェノール供給流を形成する。形成
した結晶は100℃の温度における熱水の添加により加圧
遠心機内で油および水の懸濁液より分離され、これ以上
処理しないで生成物結晶として除去される。結晶は従来
の乾燥機により乾燥され、この純度はガスクロマトグラ
フィーにより測定される。この結晶は99.99パーセント
p,p′−イソプロピリデンジフェノールであることがわ
かり、供給流1を介して結晶化機2へ供給した97.5パー
セントp,p′−イソプロピリデンジフェノールの量に対
し98.6パーセントの収率を示している。結晶から除去さ
れた油および水は分離され、水は再び結晶化機35におい
て用いられ、97パーセントp,p′−イソプロピリデンジ
フェノールである油は結晶化機2への供給流の一部を形
成する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法の一実施例の略図である。 1,43,48……供給流、2,15,35……結晶化機、 3,16,36……加熱外被、 4,11,17,24,37……レベルコントロール、 5,10,12,14,18,23,25,27,28,30,31,33,34,38,40,41,43,
44,46,47,48……プロセスライン、 6,19……精製機、7,20……アーム、 8,21……回転シャフト、9,22……加熱素子、 13,26,42……分離機、29,32,45……バルブ、 39……加圧遠心機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 英国公開1149322(GB,A) 国際公開86/6062(WO,A1) 欧州公開265792(EP,A1)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1種以上の関連する同種の不純物を含む粗
    p,p′−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノー
    ルA)より不純物を除去するための多段階向流方法であ
    って、少なくとも2回の結晶化工程、精製工程及び分離
    工程を含み、 a)各結晶化工程(1、15)の前に、有機溶媒を加える
    ことなく水を加え加熱することにより粗ビスフェノール
    Aの結晶を溶融させ、 b)各結晶化工程より得られた生成物を、水で飽和した
    母液で結晶を向流洗浄することによって精製し(6、1
    9)、 c)各精製工程からの溶融したオーバーフローを水と不
    純物に分離し(13、26)、ここで分離された水は結晶化
    工程(2、15)及び精製工程(6、19)に戻され、第一
    の段階の分離工程(13)からの分離された不純物は第二
    の段階の結晶化工程(15)に送られ、 d)第二の段階の精製工程(19)より得られた底生成物
    は第一の段階の結晶化工程(2)に送られ、 e)1つの結晶化工程を95℃より高い温度で行い、1つ
    の結晶化工程を60〜80℃において行い、 f)第一の段階の精製工程(6)の底生成物は最終結晶
    化工程(35)に送られ、、その後、得られた結晶から水
    及び不純物が分離され、これ以上精製することなく乾燥
    され、次いでこの水及び不純物は水と不純物に分離され
    (42)、その後、分離された水の一部は最終結晶化工程
    (35)に戻され、分離された不純物は第一の段階の結晶
    化工程(2)に戻される方法。
  2. 【請求項2】1つの結晶化工程が70℃において行われ
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】精製工程が、ヒーター及び水流入口を備え
    た向流洗浄カラムを用いて行われる、請求項1記載の方
  4. 【請求項4】結晶化工程が、断熱され蒸発冷却された混
    合懸濁結晶化機を用いて行われる、請求項1記載の方
    法。
JP1156926A 1988-02-29 1989-06-21 芳香族化合物の精製方法 Expired - Lifetime JP2738958B2 (ja)

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