JP2738897B2 - シールド掘進機 - Google Patents

シールド掘進機

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JP2738897B2
JP2738897B2 JP30867292A JP30867292A JP2738897B2 JP 2738897 B2 JP2738897 B2 JP 2738897B2 JP 30867292 A JP30867292 A JP 30867292A JP 30867292 A JP30867292 A JP 30867292A JP 2738897 B2 JP2738897 B2 JP 2738897B2
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好繁 細谷
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールド掘進機に係り、
さらに詳しくいえば、周辺支持方式または中間支持方式
により支持されたカッタヘッドとシールド本体の隔壁と
の間にカッタチャンバを形成し、隔壁の機内側に設置し
た回転継手から隔壁の中心部を貫通してカッタチャンバ
内に延びた回転導管の流体通路を通してジャッキ作動
油、掘削土砂中に注入する添加材等をカッタヘッドに供
給するようにしたシールド掘進機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のこの種シールド掘進機の一
例を示す図であり、シールド本体1の前部にカッタヘッ
ド2が中間ビーム6とカッタベアリング7を介して回転
自在に支持されている。カッタヘッド2はスポーク3、
面板4およびスポーク3の取付基点となる中心部ボス
5′を有し、該カッタヘッド2とシールド本体の隔壁8
との間にカッタチャンバ9が形成されている。
【0003】カッタ駆動装置10によりカッタヘッド2
を回転させ、シールドジャッキ11によりシールド本体
1とともにカッタヘッド2を前進させることによって、
カッタヘッド2は、中心部ボス5′の前面に装着した板
状のセンタビット13と周囲のカッタフェースに装着し
たカッタビット14により切羽を掘削する。掘削された
土砂は面板4の開口部を通ってカッタチャンバ9内に取
り込まれ、カッタチャンバ9内に充満した土砂は隔壁8
を貫通して設置されたスクリュコンベア15によって順
次後方に搬送される。
【0004】16は隔壁8の機内側に設置された回転継
手、17′は回転継手16から隔壁8の中心部を貫通し
てカッタチャンバ9内に延びた回転導管で、該回転導管
のカッタヘッド側端部はカッタヘッドの中心部ボス5′
に直結され、ここで回転導管17′内の流体通路がカッ
タヘッド2内の流体通路に接続されており、この流体通
路を通してカッタヘッド上に設けられたコピーカッタ等
のジャッキ作動油や、掘削土砂を塑性流動化するため掘
削土砂中に注入される添加材等をカッタヘッド2に供給
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すように従来
のこの種シールド掘進機では、カッタヘッドの中心部ボ
ス5′の後端が回転導管17′の端部に接しているた
め、カッタヘッド2の中心部付近を掘削領域とするセン
タビット13で掘削された土砂は面板4の開口部とスポ
ーク3間の空間を経由してカッタチャンバ9に取り込ま
れることになり、カッタヘッドの中心部付近で掘削され
た土砂を中心部ボス5′の内部を通して直接最短距離で
カッタチャンバ9内に取り込むことができない。
【0006】このことは、掘削土砂が流動性の良い軟弱
土であれば、あまり問題にならないが、岩盤破砕用のロ
ーラビットを用いて岩盤層の掘削を行う場合には、カッ
タヘッドの中心部付近で掘削されたずりを円滑に取り込
むことができず、カッタヘッドの中心部付近にずりが停
滞する要因となり、その結果、ローラビットの破砕機能
が阻害されるとともに、ローラビットの摩耗を早めると
いう不具合が生じる。
【0007】本発明の目的は、カッタヘッドへのジャッ
キ作動油、添加材等の供給経路を確保しながら、カッタ
ヘッドの中心部付近で掘削されたずりをカッタチャンバ
内に円滑に取り込み、岩盤層の掘削を能率良く行えるよ
うにしたシールド掘進機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シールド本体と、該シールド本体の前部に
周辺部または中間部で回転自在に支持されたカッタヘッ
ドと、該カッタヘッドとシールド本体の隔壁との間に形
成されたカッタチャンバと、前記隔壁の機内側に設置さ
れた回転継手と、該回転継手から隔壁の中心部を貫通し
てカッタチャンバ内に延びた回転導管とを備え、前記回
転導管内に設けた流体通路を通してジャッキ作動油、掘
削土砂中に注入する添加材等をカッタヘッドに供給する
ようにしたシールド掘進機において、カッタヘッドの中
心部ボスにずり取込み通路となる貫通穴を設け、該中心
部ボスの後端とカッタチャンバ内の中間部まで延びた前
記回転導管の端部とを互いに離間して配置された複数本
のビームにより連結し、これらビーム内に前記回転導管
内の流体通路とカッタヘッド内の流体通路を接続する配
管を設け、前記中心部ボスの前面に岩盤破砕用のローラ
ビットを装着したことを特徴とする。
【0009】
【作用】カッタヘッドの中心部ボス前面に装着されたロ
ーラビットは、その岩盤破砕機能によりカッタヘッド中
心部付近の切羽の掘削を行い、掘削されたずりは中心部
ボスの貫通穴を通り、さらに中心部ボスの後端とカッタ
チャンバ内の中間部まで延びた回転導管の端部とを連結
する複数本のビーム間の空間を経由して最短距離でカッ
タチャンバ内に取り込まれる。一方、前記ビーム内に設
けた配管によって、回転導管内の流体通路からカッタヘ
ッド内の流体通路に至るジャッキ作動油、添加材等の供
給経路が確保される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3により説
明する。
【0011】図1は本発明によるシールド掘進機の側断
面図、図2は図1の部分拡大断面図、図3は図2のIII
−III断面図である。図1〜図3において、図4と同一
部分または同一機能を有する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0012】なお、本実施例はカッタヘッド2を中間ビ
ーム6とカッタベアリング7を介して中間部で支持した
例であるが、周辺部で支持してもよい。
【0013】カッタヘッド2の中心部ボス5には切羽側
からカッタチャンバ9内へのずり取込み通路となる貫通
穴5aが設けられ、中心部ボス5の前面、すなわち切羽
側にローラビット12が装着されている。ローラビット
12は円盤状の刃部を複列に設けた回転掘削具で、シー
ルドジャッキ11の推力とカッタヘッド2の回転によ
り、回動しながら岩盤を切羽で破砕する機能を有してい
る。図面には示していないが、切羽の全断面を同時掘削
できるように、同様のローラビットがカッタフェースの
複数箇所に装着されている。
【0014】シールド本体の隔壁8の機内側に設置され
た回転継手16から隔壁8の中心部を貫通してカッタチ
ャンバ9内の中間部まで延びた回転導管17の端部とカ
ッタヘッドの中心部ボス5の後端との間は互に離間して
配置された複数本のビーム18で連結され、このビーム
18内に回転導管17内の流体通路19とカッタヘッド
2内の流体通路20を接続する配管21が設けられてい
る。これにより、回転継手16から回転導管17内の流
体通路19を経てカッタヘッド2上のコピーカッタ22
等に至るジャッキ作動油の供給経路およびカッタヘッド
の中心部ボス5に設けられた添加材注入口23に至る添
加材の供給経路が確保される。
【0015】掘進時に、カッタヘッド2の中心部付近を
掘削領域とするローラビット12で掘削されたずりは、
図2、図3の矢印Aで示すように、中心部ボス5の貫通
穴5aと、その後方のビーム18間の空間を通ってカッ
タチャンバ9内に最短距離で取り込まれ、面板4の開口
部から取り込まれた掘削ずりとともにスクリュコンベア
15により後方に搬送される。しかも、ビーム18間の
ずり取込み通路は図3に示すように十分広くとれるの
で、カッタヘッド中心部付近からの円滑なずり取り込み
が可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、カッタヘッドの中心部
ボスの後端とカッタチャンバ内の中間部まで延びた回転
導管の端部とを複数本のビームにより連結し、このビー
ム内に回転導管内の流体通路とカッタヘッド内の流体通
路を接続する配管を設け、カッタヘッドの中心部付近を
掘削領域とするローラビットの掘削ずりをカッタヘッド
の中心部ボスに設けた貫通穴と前記ビーム間の空間を通
して最短距離でカッタチャンバ内に取り込むようにした
ので、カッタヘッドへのジャッキ作動油、添加材等の供
給経路を確保しながら、カッタヘッド中心部付近に掘削
されたずりを停滞させることなく、カッタチャンバ内に
ずりを円滑に取り込み、岩盤層の掘削を能率良く行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシールド掘進機の側断
面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】従来のシールド掘進機の一例を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1…シールド本体、2…カッタヘッド、5…中心部ボ
ス、5a…貫通穴、6…中間ビーム、7…カッタベアリ
ング、8…隔壁、9…カッタチャンバ、12…ローラビ
ット、16…回転継手、17…回転導管、18…ビー
ム、19…回転導管17内の流体通路、20…カッタヘ
ッド2内の流体通路、21…ビーム18内の配管、22
…コピーカッタ、23…添加材注入口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド本体と、該シールド本体の前部
    に周辺部または中間部で回転自在に支持されたカッタヘ
    ッドと、該カッタヘッドとシールド本体の隔壁との間に
    形成されたカッタチャンバと、前記隔壁の機内側に設置
    された回転継手と、該回転継手から隔壁の中心部を貫通
    してカッタチャンバ内に延びた回転導管とを備え、前記
    回転導管内に設けた流体通路を通してジャッキ作動油、
    掘削土砂中に注入する添加材等をカッタヘッドに供給す
    るようにしたシールド掘進機において、カッタヘッドの
    中心部ボスにずり取込み通路となる貫通穴を設け、該中
    心部ボスの後端とカッタチャンバ内の中間部まで延びた
    前記回転導管の端部とを互に離間して配置された複数本
    のビームにより連結し、これらビーム内に前記回転導管
    内の流体通路とカッタヘッド内の流体通路を接続する配
    管を設け、前記中心部ボスの前面に岩盤破砕用のローラ
    ビットを装着したことを特徴とするシールド掘進機。
JP30867292A 1992-11-18 1992-11-18 シールド掘進機 Expired - Fee Related JP2738897B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170102893A (ko) 2015-01-13 2017-09-12 히다치 조센 가부시키가이샤 터널 굴진기
US10641093B2 (en) 2015-01-13 2020-05-05 Hitachi Zosen Corporation Tunnel boring machine

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