JP2738484B2 - 駆動ランナー - Google Patents

駆動ランナー

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JP2738484B2
JP2738484B2 JP4157082A JP15708292A JP2738484B2 JP 2738484 B2 JP2738484 B2 JP 2738484B2 JP 4157082 A JP4157082 A JP 4157082A JP 15708292 A JP15708292 A JP 15708292A JP 2738484 B2 JP2738484 B2 JP 2738484B2
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drive
runner
drive runner
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英二 金子
利明 広瀬
祥宏 古田
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TACHIKAWA BURAINDO KOGYO KK
Fuj Hensokuki Co Ltd
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TACHIKAWA BURAINDO KOGYO KK
Fuj Hensokuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の内部天井等に
配設されたレール内に配置され間仕切り用パネル等の移
動体を吊り下げ支持してレールに沿って移動させる駆動
ランナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体を駆動ランナーにて天井レールか
ら吊り下げ、駆動ランナーを駆動してその移動体を移動
させる技術が知られている。例えば先に本発明者がなし
た特願平3−187935号には移動体たる間切り用パ
ネルを吊り下げ支持する駆動ランナー81として図18
に示すようにレール86に沿って配置された駆動ランナ
ー81の片側にモータ82により駆動される駆動ローラ
83を有するものが開示されている。これは駆動輪たる
駆動ローラ83が転動することで駆動ランナー81がレ
ール86に沿って移動するようになっているものであ
る。そして駆動ランナー81は駆動ローラ83によりい
わば片輪走行しているために図19に示すようにレール
を走行してきた駆動ランナー81がコーナ部85に達す
ると自動的に旋回領域84で回転するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式によ
る駆動ランナー81では常に一定方向にしか回転できな
いこととなる。例えば、図19において移動してきた駆
動ランナー81はコーナ部85の旋回領域84で反時計
回りに90度回転して方向を転換して進んでいくが、駆
動ローラ83は外側部の一方にしかないため常に反時計
回りに回転をするのみである。また、レールにT字部を
形成した場合にこのT字部で方向転換するかそのまま直
進するかどちらかを選択させようとしても、この従来の
方式の駆動ランナー81では旋回領域84に進入した場
合必ず旋回してしまうため直進させることができなかっ
た。もちろん、直進のみならず旋回領域84を基点とし
て駆動ランナー81を多方向へ方向転換させて移動させ
ていくこともできなかった。
【0004】従ってこのような従来の駆動ランナー81
を有する間仕切りパネル90では部屋を仕切ることので
きる方向に制限を受けるため必ずしも種々の間取りで間
仕切りすることができなかった。
【0005】この発明はいずれの方向にも自在に旋回で
き所望の方向に移動体を移動させることができる駆動ラ
ンナーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明者は、移動体の上部で同移動体を吊り下げ支
持し、レールに沿って移動可能でかつ旋回領域内で自ら
旋回可能とした駆動ランナーにおいて、駆動源より伝達
される正逆転自在の駆動力をうけて各々独立に回動する
一対の駆動輪を有する構成とすることとした。
【0007】
【作用】上記の構成とすれば、駆動ランナーがレールの
直線部を移動するときは一対の駆動輪は共に同方向に回
転させられて転動する。そしてコーナ部を曲がる際には
両駆動輪が互いに逆方向にあるいは一方の駆動輪のみが
回転して他方は停止することで駆動ランナーは旋回領域
内で旋回し所定方向に向きを換える。
【0008】
【実施例】以下、本発明にかかる駆動ランナーの一実施
例について図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】駆動ランナー1a,1bはほぼ直方体形状
の金属製の本体ケース2により外郭が形成され、図5に
示されるように本体ケース2内の下方には互い違いにさ
れた一対の交流ギアードモータ3が本体ケース側壁2a
間に平行に、かつ駆動ランナー1a,1bの進行方向に
対して直角に配置されている。
【0010】両モータ3は本体ケース下壁2b上にフレ
ーム40を介して載置されており、両モータ3の外方に
はモータ3の回転力を減速して伝達させるギアボックス
3aが互い違いになるように接続されている。
【0011】両ギアボックス3aから更に外方に向かっ
ては伝達された回動力により回動させられる出力軸4が
突設され駆動ギア5が同出力軸4と一体回動可能に固着
されている。
【0012】両モータ3の上方には一対の伝達機構7が
配設されている。両伝達機構7は図4に示すように本体
ケース側壁2a間に平行に、かつ互い違いに配設され、
各モータ3に対応する上方位置に配設されている。
【0013】両伝達機構7は回動軸8と回動軸8に対し
て回動自在に装着された第1のギア9、第2のギア1
0、アーマチュア11及びアーマチュアハブ12並びに
回動軸8に固着されたツースクラッチ13とにより構成
されている。
【0014】回動軸8の基端側は一方の本体ケース側壁
2a上部寄りに形成された軸受部60に回動自在に軸支
されており、先端側は軸受部61を介して他方の本体ケ
ース側壁2aの外側に突出されている。
【0015】第1のギア9はフランジ部9aと一体形成
され回動軸8に軸受56を介して回動自在に装着されて
おり、前記駆動ギア5の上方に配置され同駆動ギア5に
噛合されている。
【0016】第2のギア10は本体ケース側壁2aの外
側に突出された回動軸8に固着されており、後述する車
輪回転用ギア16と噛合するようになっている。アーマ
チュア11は断面略L字状の円盤形状とされ、アーマチ
ュアハブ12に対してコイルスプリング15aを介装し
たボルト15により常時アーマチュアハブ12方向に付
勢状態で嵌着されている。アーマチュア11の外周縁に
は歯17が形成されている。尚、アーマチュア11の内
周面にも歯11aが形成され、アーマチュアハブ12の
対応する外周面に形成された歯12aと噛合するように
なっておりアーマチュア11とアーマチュアハブ12と
の相対回動が防止されている。アーマチュアハブ12は
第1のギア9のボス9aにボルト12bにより固着さ
れ、第1のギア9と一体的に回動するようになってい
る。
【0017】この結果モータ3の駆動力は駆動ギア5を
介して第1のギア9に伝達され第1のギア9は回動軸8
の周りで回動可能となる。更にアーマチュア11及びア
ーマチュアハブ12は第1のギア9の回動に従動するこ
ととなる。
【0018】回動軸8上のアーマチュア11に対向する
位置にはツースクラッチ13が固着されている。ツース
クラッチ13は回動軸8にキー18aにて固着されてい
るロータ18と、ロータ18に包囲されるフィールドコ
ア20と、ロータ18後方の軸受22及び回り止め板2
3とより構成されている。
【0019】ロータ18の前面周縁、すなわちアーマチ
ュア11の外周縁に対応する部分には歯19が形成さ
れ、前記アーマチュア11の歯17と噛合させられてい
る。フィールドコア20はその外周上部に形成された回
り止め板23により本体ケース上壁2cに対して回動不
能に取着されている。フィールドコア20の内部には回
動軸8を取り巻くようにコイル21が内蔵されている。
コイル21は励磁状態下でアーマチュア11をツースク
ラッチ13方向にスライドさせロータ18と噛合させて
駆動力伝達状態とし、非励磁状態下でロータ18から離
れ駆動力非伝達状態とするようになっている。この結
果、コイル21の励磁状態においてはロータ18とアー
マチュア11とが噛合状態となりアーマチュア11を介
して駆動力が伝達されるためツースクラッチ13は回動
軸8と共に回動し、同時に本体ケース側壁2aの外側の
第2のギア10も回動するようになる。
【0020】両モータ3の間には主軸24が本体ケース
側壁2aを貫通して両側壁2a間に懸架されている。主
軸24の両端にはそれぞれ車輪回転用ギア16が軸受を
介して回動自在に装着されており、両車輪回転用ギア1
6には車輪25が図1に示すように一体回動可能にボル
ト16aにて固着されている。
【0021】両車輪回転用ギア16は前記第2のギア1
0と噛合して回動するようになっている。また、両車輪
25の下部側は本体ケース下壁2bのレベル位置より下
方にきており、その結果両車輪16はレール26内に載
置されるようになっている。
【0022】本体ケース上壁2cの表面側ほぼ中央位置
には4つの集電子37aを有する集電部材37が形成さ
れている。集電子37aの内、2つは電源(AC100
V)用モータ3の駆動、ツースクラッチ13の駆動、パ
ネル内部の制御盤47、近接センサ39等へ電力を供給
する電源用とされている。また、他の2つの集電子37
aは多重伝送信号用(DC100V)とされている。こ
れら集電子37aは連結軸34内を挿通されたリード線
52にて間仕切りパネル31内の操作盤47に接続され
ている。更に、この操作盤47から延出されたリード線
52は両駆動ランナー1a,1bのモータ3及びツース
クラッチ13のコイル21に接続されている。そして、
後述する中央制御装置(CPU)50によりモータ3及
びツースクラッチ13が制御されるようになっている。
【0023】図3及び図5に示すように本体ケース下壁
2bには駆動ランナー1a,1bの走行方向に突出した
突出部71が形成されており、突出部71の両端部には
一対の近接スイッチ66a,66bが配設されている。
近接スイッチ66a,66bのセンサ部は下面側に向け
られており、後述する補助板68等に設けられた埋め込
みボルト65a〜65tを検知して作動しツースクラッ
チ13の入切やモータ3の正逆転を行うようになってい
る。
【0024】各本体ケース下壁2b上には一対の軸受部
62が固着され、揺動部材27の回動軸27aの両端部
27bが各々支承されている。各揺動部材27の揺動板
27cは本体ケース下壁2bに透設された孔63より下
方に突出させられており回動軸27aが回動するとそれ
に伴って揺動するようになっている。
【0025】揺動板27cは平板状とされ、下端部には
T字状に連結板部27dが形成されている。連結板部2
7dには間仕切り用パネル31を吊り下げるための吊り
下げ板32がボルト33により締着されている。吊り下
げ板32の両端寄りにはガイドローラ29が装着されて
おり、後述する第1及び第2のコーナ部70a,70b
やT字部70c等の旋回領域67a,67b,67cに
駆動ランナー1a,1bが進入する際にレール26のガ
イド部30と接してガイドの役割をするようになってい
る。
【0026】吊り下げ板本体32aの裏面には吊り下げ
ボルト32bが突出されており、間仕切り用パネル31
より上方に突出された連結軸34に形成された図示しな
い雌ねじに螺着されている。尚、連結軸34上部寄りに
は締付ナット35と埋め込みボルト締付用の締付ボルト
36が配設されている。
【0027】移動体たる間仕切り用パネル31は高さ数
m、幅約1m、厚さ10数cm の金属製の板体である。
その内下部には水平方向に延びる作動軸49が回動可能
に支持され、その一端部(図6では左端部)には接天接
床用モータ46が取着され、他端部は手動ハンドル操作
用の軸とされている。この作動軸49はほぼ菱形形状を
なす公知のパンタグラフ機構41の左右の対向する部材
に螺嵌され、作動軸49の回動によりパンタグラフ機構
41はその螺合部分左右の逆ねじの関係で菱形形状の開
閉を行うことができる。
【0028】このパンタグラフ機構41の上端部には、
上下方向に延びる接天昇降軸42の下端が係止され、接
天昇降軸42の上端部は間仕切り用パネル31の上端面
にその長さ方向に延びるゴム製の接天クッション43の
下部に取着されている。また、パンタグラフ機構41の
下端部には上下方向に延びる接床昇降軸44の上端が係
止され、接床昇降軸44の下端部は間仕切り用パネル3
1の下端面にそって延びる同じくゴム製の接床クッショ
ン45の上部に取着されている。
【0029】そして、接天接床用モータ46又は図示し
ない手動ハンドルを操作することでパンタグラフ機構4
1の上端部が上方へ移動し、又下端部が下方へ移動す
る。すると接天クッション43は天井に当接し、一方接
床クッション45も床に当接するため間仕切り用パネル
31はしっかりと固定され遮蔽効果が高くなる。
【0030】尚、接天接床用モータ46は制御盤47内
のリレーからリード線48を介して電力が供給されてい
る。また、間仕切り用パネル31内の下部には図示しな
い操作盤が取着され接天接床用モータ46を操作できる
ようになっている。
【0031】次に駆動ランナー1a,1bが配置される
レール26について説明する。駆動ランナー1a,1b
を上部及び進行方向に対して左右より包囲するようにレ
ール26が天井に埋め込まれて配設されている。
【0032】レール26は断面ほぼチャンネル状とされ
た函体であり、長さ方向に沿って下面中央が広く開口さ
れている。レール26の上壁26cの裏面に沿っては4
本のトロリー75が配設されている。図1に示すように
トロリー75には前記集電部材37が摺接しており、集
電子37aに電力が供給されるようになっている。
【0033】レール26の両壁26aの下端部は内側方
向にほぼ直角に折り曲げられて駆動ランナー1の車輪2
5の受け部26bとされている。この受け部26bを包
囲して補強板64がレール26の長さ方向に沿って配設
されている。補強板64は図1に示すように断面略L字
状とされ内面側先端が上方に折り曲げられて車輪25の
脱輪が防止されている。
【0034】図7に示すようにレール26には駆動ラン
ナー1a,1bが方向を転換して移動していく旋回領域
67a,67b,67cが第1及び第2のコーナ部70
a,70b及びT字部70cに形成されている。
【0035】旋回領域67a,67b,67c内には駆
動ランナー1a,1bがこの領域内で旋回した場合に本
体ケース2が当接することがないように旋回用のスペー
スが形成されている。
【0036】この旋回領域67a,67b,67cの下
面及びこの旋回領域67a,67b,67cの周辺を下
方より覆うようにレール26の下面側には補助板68が
装着されている。補助板68は下方より旋回領域67
a,67b,67cを閉塞するように取着されており、
揺動板27cが通過するためのスリット69aと揺動板
27cが旋回領域67a,67b,67cで旋回する場
合に旋回を許容するための孔69bとが形成されてい
る。その結果、駆動ランナー1a,1bの旋回領域67
a,67b,67cにおける進入、回転及び脱出がスム
ーズに行われるようになっている。
【0037】補助板68の裏面側にはスリット69a及
び孔69bを囲んで一対のガイド部30が形成されてお
り、この両ガイド部30間を前記ガイドローラ29が接
触しながら移動し駆動ランナー1a,1bのガイドをす
るようになっている。
【0038】図7及び図8に示すように補助板68の所
定位置には埋め込みボルト65a〜65tが埋設されて
いる。各埋め込みボルト65a〜65tに近接スイッチ
66a,66bが接近すると近接スイッチ66a,66
bが駆動ランナー1a,1bの位置を検知して検知信号
を中央制御装置(CPU)50に送出するようになって
いる。
【0039】次に本実施例の電気的構成について説明す
る。図17に示すように中央制御装置(CPU)50は
装置全体の制御、管理を行うようになっており、図示し
ない地上の制御盤に内蔵されている。CPU50にはメ
モリー53、近接スイッチ66a,66b、多重伝送リ
モートターミナル51、モータ駆動ドライバ54、ツー
スクラッチ駆動ドライバ55、電磁ブレーキ駆動ドライ
バ58,タイマー59等が接続されている。
【0040】メモリー53は記憶されたプログラムを状
況に応じてCPU50に送出したり、埋め込みボルト6
5a〜65tを近接スイッチ66a,66bが検知した
際にその検知回数を記憶したりするようになっている。
近接スイッチ66a,66bは検知した各埋め込みボル
ト65a〜65tの信号をCPU50に送出するように
なっており、CPU50はその信号に基づいて各種ドラ
イバを制御するようになっている。多重伝送リモートタ
ーミナル51はCPU50からの制御信号に基づいて制
御され、間仕切り用パネル31の両駆動ランナー1a,
1bのいずれか一方の集電部材37がトロリー75と接
触状態にあれば両駆動ランナー1a,1bに給電するよ
うになっている。モータ駆動ドライバ54はCPU50
からの制御信号に基づいてモータ3の駆動を制御しモー
タ3を低速又は高速で回転させ、又停止させる。ツース
クラッチ駆動ドライバ55はCPU50からの制御信号
に基づいてツースクラッチ13の入切を制御するように
なっている。電磁ブレーキ駆動ドライバ58はCPU5
0からの制御信号に基づいて車輪25a,25bを停止
させる図示しない電磁ブレーキを制御するようになって
いる。タイマー59は間仕切り用パネル31の接天接床
用モータ46の駆動時期や連続する間仕切り用パネル3
1の出庫及び入庫時期、或いは電磁ブレーキやツースク
ラッチ13の入切の時期について一定の時限を設定する
ようになっている。
【0041】次に、このように構成した駆動ランナー1
a,1bの作用及び効果について説明する。先ず、図示
しない地上操作盤の操作スイッチを入力すると、CPU
50はモータ駆動ドライバ54にモータ3を低速で回転
させるように制御信号を送出する。すると、駆動ランナ
ー1a,1bのモータ3が低速で回転され、同時に図1
5に示すように非励磁状態となっているツースクラッチ
13が励磁されてつながり、出力軸4は所定の回転数で
回転するようになる。
【0042】すると駆動力は出力軸4と一体に回動する
駆動ギア5から第1のギア9に伝達され、更にアーマチ
ュア11からツースクラッチ13に伝達されて回動軸8
を回転させ、本体ケース2の外方の第2のギア10を介
して車輪回転用ギア16を回転させる。すると車輪回転
用ギア16に従動して車輪25は回転し始め駆動ランナ
ー1a,1bはレール26内を低速で移動していくよう
になる。尚、この実施例では両モータ3は互い違いに配
置されているため直線部を前進後退する際にはモータは
互いに逆方向に回転するようになっている。
【0043】図7に示すように収納庫74に収納された
状態の間仕切りパネル31は駆動ランナー1a,1bに
吊下されて収納庫74内を間仕切り方向へと順にレール
26に沿って低速で移動する。
【0044】ここにレール26の方向転換用の旋回領域
67a,67b,67cでは間仕切り用パネル31の旋
回のため、例えば図16に示すように旋回領域67bに
おいてはトロリー75の各線は断線状態とされて交わら
ないようになっている。従って、この断線部において給
電が途切れることとなる。しかし、給電システムとして
多重伝送システムを採用するためいずれかの駆動ランナ
ー1a,1bがレール26の直線部にあればCPU50
の制御により両駆動ランナー1a,1bは給電状態とさ
れている。ところが、両駆動ランナー1a,1bが同時
に旋回領域67a,67cに進入してしまうと両方の集
電部材37への給電も同時に途切れてしまい間仕切り用
パネル31はストップしてしまうこととなる。そこで、
両駆動ランナー1a,1bが旋回領域67a,67cに
同時に進入しないように旋回領域67a,67cへの進
入又は脱出時期が調整されている(図7に示すように本
実施例では収納庫から助走路72の間では仮想線で示す
ように常に図上右方の駆動ランナー1aが上側(旋回領
域67c側)にあるように移動する)。
【0045】さて、図7及び図9に示すように両駆動ラ
ンナー1a,1bに吊下されて1枚目の間仕切り用パネ
ル31が進出してくる。図7に示すように右方の駆動ラ
ンナー1aは駆動ランナー1bに比べ先行して走行して
いるため間仕切り用パネル31は収納庫74内において
は常に斜状に進出してくるようになっている。先ず、先
行する駆動ランナー1aが低速で走行しT字部70cに
達し旋回領域67c内に進入する。すると、駆動ランナ
ー1aの近接スイッチ66bが旋回領域67c内に配設
された埋め込みボルト65fを検知し、その信号を受け
てCPU50は両駆動ランナー1a,1bの電磁ブレー
キ駆動ドライバ58とモータ駆動ドライバ54に制御信
号を送出しモータの駆動を止め、また電磁ブレーキを作
動させる。そして、電磁ブレーキが作動して両駆動ラン
ナー1a,1bのそれぞれの両車輪25a,25bの回
転は停止させられる。すると、先行する駆動ランナー1
aは旋回領域67c内の中心位置でちょうどストップす
ることとなる。尚、この段階では両ツースクラッチ13
はつながったままである。次いで、タイマー59の時限
設定により数秒(1〜2sec)停止した後、CPU5
0は再び電磁ブレーキ駆動ドライバ58に制御信号を送
出する。すると、その信号を受けて駆動ランナー1aの
ブレーキが解除される。尚、駆動ランナー1bはブレー
キ作動状態を維持したままである。
【0046】また、同時にモータ駆動ドライバ54にも
制御信号を送出し、その信号を受けて駆動ランナー1a
は図9上右側の車輪25b用のモータ3は逆回転し、一
方図9上左側の車輪25a用のモータ3は正回転する。
つまり両車輪25a,25bは互いに逆方向に回転する
ようになるため図10のように駆動ランナー1aは時計
回りに旋回して方向転換することとなる。
【0047】次いで90度旋回した状態(図11)で今
度は他方の近接スイッチ66aが埋め込みボルト65f
を検知し、CPU50がこの検知信号を受ける。すると
その検知信号に基づいて制御信号が送出され駆動ランナ
ー1aのモータ3は停止する。更に、ツースクラッチ1
3も切れて駆動ランナー1aはフリーの状態となる。同
時に後方の駆動ランナー1bのブレーキが解除され駆動
ランナー1bのモータ3が低速回転し第1のコーナ部7
0aに進み旋回領域67a内に進入する。すると駆動ラ
ンナー1bに押されるようにフリー状態の駆動ランナー
1aは旋回領域67cより助走路72上に押し出される
ようになる。
【0048】旋回領域67a内に進入した駆動ランナー
1bはその近接スイッチ66bが旋回領域67a内に配
設された埋め込みボルト65cを検知する。そして、そ
の検知信号をCPU50が受けCPU50は電磁ブレー
キ駆動ドライバ58とモータ駆動ドライバ54に制御信
号を送出する。その結果、駆動ランナー1bのモータの
回転は停止し、同時に電磁ブレーキが作動して両車輪2
5a,25bの回転も停止する。駆動ランナー1bは旋
回領域67aの丁度中心位置でストップすることとな
る。
【0049】そして、駆動ランナー1bはタイマ59に
よる時限設定で数秒間停止した後、CPU50からの信
号を受け電磁ブレーキを解除し、モータ駆動ドライバ5
4に制御信号を送出する。すると、その信号を受けて駆
動ランナー1bも駆動ランナー1aと同様に両車輪25
a,25bが互いに逆方向に回転して90度旋回し方向
転換することとなる。
【0050】次いで90度旋回した状態で今度は他方の
近接スイッチ66aが埋め込みボルト65cを検知し、
CPU50がこの信号を受けて制御信号を発し、一旦駆
動ランナー1bの両車輪25a,25bの回転は停止す
る。ここでタイマー59による時限設定で数秒間停止し
た後、CPU50は再び両駆動ランナー1a,1bの電
磁ブレーキ駆動ドライバ58に電磁ブレーキを解除する
ように制御信号を送出し、またモータ駆動ドライバ54
にはモータを高速回転とする制御信号を送出する。その
結果両駆動ランナー1a,1bの電磁ブレーキは切れま
た、モータは高速で駆動し始めるため両駆動ランナー1
a,1b及び両駆動ランナー1a,1bに吊下された間
仕切り用パネル31は助走路72を高速で間仕切り方向
へ移動する。
【0051】助走路72を移動してきた先行する駆動ラ
ンナー1aは第2のコーナ部70bに達するとそのまま
旋回領域67b内に進入する。この時、両駆動ランナー
1a,1bとも高速走行しているためこれを減速させる
ために駆動ランナー1aの両近接スイッチ66a,66
bに旋回領域67b直前の埋め込みボルト65g,65
hを検知させる。その検知信号に基づいてCPU50は
モータ駆動ドライバ54に高速回転から低速回転へと切
替えるように制御信号を送出する。
【0052】減速した先行する駆動ランナー1aが旋回
領域67b内に進入し、駆動ランナー1aの近接スイッ
チ66aが埋め込みボルト65iを検知し、その検知信
号に基づいてCPU50は電磁ブレーキ駆動ドライバ5
8に制御信号を送出する。その結果、電磁ブレーキが作
動して両駆動ランナー1a,1bは停止する。そして、
先行する駆動ランナー1aは旋回領域67b内の中心位
置でストップする。
【0053】タイマ59による時限設定で数秒間停止し
た後、再びCPU50は電磁ブレーキ駆動ドライバ58
に制御信号を送出する。すると、駆動ランナー1aの電
磁ブレーキは解除され、また駆動ランナー1bの電磁ブ
レーキは作動させられたままとなる。同時にCPU50
はモータ駆動ドライバ54にも制御信号を送出し、図1
3に示すように駆動ランナー1aの両車輪25a,25
bが今度は互いに逆転してT字部70cにおける旋回と
は逆方向に図14に示すように90度旋回し方向転換す
ることとなる。
【0054】次いで、後方の駆動ランナー1bが90度
旋回した状態で今度は他方の近接スイッチ66bが埋め
込みボルト65iを検知する。そして、タイマー59に
より両車輪25a,25bが数秒間停止した後、CPU
50はモータ駆動ドライバ54に制御信号を送出し逆回
転していた車輪25aが再度逆転(正回転)し始め、両
車輪25a,25bとも同方向に回転するようになる。
そして先行する駆動ランナー1aは走路73へと向か
う。
【0055】一方、後方の駆動ランナー1bは先行する
駆動ランナー1aの近接スイッチ66aが埋め込みボル
ト65iを検知した段階で電磁ブレーキの作動で停止さ
せられ、次いで先行する駆動ランナー1aの近接スイッ
チ66bが埋め込みボルト65iを検知すると、その信
号を受けてCPU50がツースクラッチ駆動ドライバ5
5に制御信号を送出し、後方の駆動ランナー1bのツー
スクラッチ13が一旦切れる。そして、フリーの状態と
なった後方の駆動ランナー1bは先行する駆動ランナー
1aの走路73への進出に引きずられて旋回領域67b
方向へと進む。
【0056】この状態においては間仕切り用パネル31
は丁度第2のコーナ部70bにおいて方向転換している
途中である。次いで、先行する駆動ランナー1aの両近
接スイッチ66a,66bが埋め込みボルト65j,6
5kを検知すると、その信号を受けてCPU50はツー
スクラッチ駆動ドライバ55に制御信号を送出し、先行
する駆動ランナー1aのツースクラッチ13を切る。そ
して逆に後方の駆動ランナー1bのツースクラッチ13
を再び入れる。すると、先行する駆動ランナー1aがフ
リーの状態となり、一方逆に後方の駆動ランナー1bは
駆動状態となるため後方の駆動ランナー1bが先行する
駆動ランナー1aを押す形で間仕切り用パネル31は走
行することとなる。
【0057】そして、後方の駆動ランナー1bは先行す
る駆動ランナー1aに続いて第2のコーナ部70bに達
し、旋回領域67bに進入する。そして、後方の駆動ラ
ンナー1bは先行する駆動ランナー1aと同様に近接ス
イッチ66aにより埋め込みボルト65iを検知する。
その検知信号を受けてCPU50は電磁ブレーキ駆動ド
ライバ58に制御信号を送出する。そして電磁ブレーキ
が作動して両駆動ランナー1a,1bの両駆動ランナー
1a,1bは停止する。タイマ59による時限設定で数
秒間停止した後、再びCPU50は電磁ブレーキ駆動ド
ライバ58に制御信号を送出する。すると、駆動ランナ
ー1bの電磁ブレーキは解除され、また駆動ランナー1
aの電磁ブレーキは作動させられたままとなる。同時に
CPU50はモータ駆動ドライバ54にも制御信号を送
出し、先行する駆動ランナー1aと同様に駆動ランナー
1bの両車輪25a,25bが互いに逆転して90度旋
回し方向転換することとなる。
【0058】次いで、後方の駆動ランナー1bが90度
旋回した状態で今度は他方の近接スイッチ66bが埋め
込みボルト65iを検知する。そして、タイマー59に
より両車輪25a,25bが数秒間停止した後、CPU
50は検知信号を受けて電磁ブレーキ駆動ドライバ5
8、ツースクラッチ駆動ドライバ55及びモータ駆動ド
ライバ54に制御信号を送出する。すると、駆動ランナ
ー1aの電磁ブレーキが解除され、また駆動ランナー1
aのツースクラッチが再びつながり、更に駆動ランナー
1bの逆回転していた車輪25aが再度逆転(正回転)
し始め、両車輪25a,25bとも同方向に回転するよ
うになる。尚この場合、モータ駆動ドライバ54への制
御信号は高速回転とする信号が送出されるため、両駆動
ランナー1a,1bは高速で走路73に進出していく。
【0059】1枚目の間仕切り用パネル31が停止する
位置の前方付近のレール26には一対の埋め込みボルト
65q,65rが配設されている。先行する駆動ランナ
ー1aの近接スイッチ66a,66bがこの埋め込みボ
ルト65q,65rを検知すると高速で回転していた両
駆動ランナー1a,1bのモータ3は低速に切替わる。
そして、そのまま先行する駆動ランナー1aが前進し、
近接スイッチ66a,66bが壁際にある一対の埋め込
みボルト65s,65tを検知すると電磁ブレーキが作
動して両駆動ランナー1a,1bは停止し、1枚目の間
仕切り用パネル31は間仕切り位置で停止する。
【0060】2枚目の間仕切り用パネル31も上記1枚
目の間仕切り用パネル31と同様の過程を経て収納庫か
ら出て移動して行き、セットされた1枚目の間仕切り用
パネル31に接近していく。そして、一対の埋め込みボ
ルト65m,65nを検知して減速し、一対の埋め込み
ボルト65o,65pを検知して停止する。
【0061】同様にして順次間仕切りパネル31が収納
庫から引き出され、間仕切りは完了する。尚、各間仕切
りパネル31は所定位置で停止するとタイマー59の時
限設定により接天接床用モータ46が回転し、パンタグ
ラフ機構41がその上下両端を上下に伸縮する。そし
て、接天昇降軸42が上昇して接天クッション43が天
井に接触するとともに、接床昇降軸44が下降して接床
クッション45が床に接触する。従って、間仕切り用パ
ネル31の上端縁と天井との間及び間仕切り用パネル3
1の下端縁との間が完全に遮蔽され密閉性、遮音性等の
機能が発揮される。
【0062】次に、間仕切り用パネル31の収納につい
て説明する。収納時においては間仕切り時とは逆に収納
庫74に近い間仕切り用パネル31から順次収納庫方向
に移動していくようになる。
【0063】まず、図示しない地上の制御盤のスイッチ
を押下するとまず接天クッション43及び接床クッショ
ン45が収納される。図示しないリミットスイッチによ
り収納完了を検知すると、その検知信号をCPU50が
受け、モータ駆動ドライバ54に制御信号を送出する。
その結果モータ3は前記とは逆方向に回転する。すると
駆動ランナー1a,1bは駆動用レール26内を収納庫
に向かって移動する。
【0064】まず間仕切り時における後方の駆動ランナ
ー1bが走路73を後退していくとコーナ部70bの直
前で両近接スイッチ66a,66bが一対の埋め込みボ
ルト65j,kに近接し減速する。そして、間仕切り時
とは逆の動作で第2のコーナ部70bの旋回領域67b
内で旋回して助走路72に進入し更に後退していく。一
方、間仕切り時における先行する駆動ランナー1aも後
方の駆動ランナー1bの後退に追随して走路73を後退
し、第2のコーナ部70bの旋回領域67bを経由して
助走路72に進入し更に後退していく。尚、直線部にお
いては常に高速で移動するが旋回領域に近づくと低速に
切換える点については間仕切り時と同様である。
【0065】助走路72を後退していく後方の駆動ラン
ナー1bはT字部70cの旋回領域67cを通過して第
1のコーナ部70aの旋回領域67a,67bに到りこ
こで旋回して収納庫74方向に後退していく。また、間
仕切り時における先行する駆動ランナー1aはT字部7
0cの旋回領域67cで旋回して収納庫74方向に後退
していく。この結果、間仕切り用パネル31は収納庫に
収納されていく。この際、第1のコーナ部70a直前に
おいては駆動ランナー1bの両近接スイッチ66a,6
6bが埋め込みボルト65d,65eを検知する。その
結果間仕切り時と同様に減速が行われる。また、埋め込
みボルト65c,65fを検知することにより両駆動ラ
ンナー1a,1bが旋回し、いずれかの駆動ランナー1
a,1bが旋回しているとき他方の駆動ランナー1a,
1bが停止している点等は間仕切り時の作用と同様であ
る。
【0066】収納庫内において駆動ランナー1bの両近
接スイッチ66a,66bが埋め込みボルト65a,6
5bを検知するとCPU50はその信号を検知し、モー
タ駆動ドライバ54にモータ3を停止するように制御信
号を送出し、両駆動ランナー1a,1bのモータ3を停
止させる。その際、タイマー59に間仕切り用パネル3
1に応じた収納時間を設定しモータ3を収納順に所定位
置で停止させるようにする。
【0067】このような構成とすれば次のような効果が
奏される。 (1)駆動ランナー1a,1bは各々独立してかつ、左
右いずれの方向にも旋回して移動していくことができる
ため、いろいろな角度でレール26を配置してその角度
データを埋め込みボルトの位置として前もってCPUの
記憶装置に入力しておけばどのような間取りでも間仕切
りすることができる。 (2)旋回領域67a,67b,67cを設けているた
め必ずトロリー75に断線部分が生じるわけであるが、
両駆動ランナー1a,1bが集電し同時に旋回領域67
a,67cに進入しないようになっているため、常に一
方の駆動ランナー1には給電され、間仕切り用パネル3
1の移動がストップしてしまうことがない。また、多重
伝送により給電しているためいずれかの駆動ランナーの
みが給電されていても両駆動ランナー1a,1bが常に
駆動することとなる。 (3)旋回領域67a,67b,67cにおいてはガイ
ドローラ29が接触するガイド部30が形成されてお
り、旋回領域67a,67b,67c周辺における駆動
ランナー1a,1bのがたつきが有効に防止されてい
る。 (4)スリット69aは揺動板27cが通過する程度の
狭さとされているため、旋回領域67a,67b,67
cにおいて車輪25a,25bがこのスリット69aを
乗り越える際のモータ3のトルクが小さいものでもよく
なる。 (5)駆動ランナー1a,1bにツースクラッチ13を
配設したため嵩張らず、かつ再駆動伝達も確実に行うこ
とができる。 (6)揺動部材27は軸受部62に受けられた回動軸2
7aにより前後に揺動が可能となっているため発進又は
停車の際の間仕切り用パネル31の前後方向の揺動を車
輪25a,25bが効果的に吸収する。 (7)ツースクラッチ13が給電状態にない場合にはク
ラッチは切れた状態となっており、モータ3や伝達機構
7等による車輪25a,25bへの制動がかかることが
ないので手動で簡単に間仕切り用パネル31を押して移
動させることができる。 (8)駆動ランナー1a,1bの減速、方向転換は近接
スイッチ66a,66bが所定位置に配設された埋め込
みボルト65a〜65tを検知して行うため埋め込みボ
ルトの位置を換えるだけで長さ、コーナ部の位置の異な
るレール26に自由に対応できる。
【0068】以上本発明の一実施例について詳述したが
この発明は上記実施例に限定されるものではなく例えば
以下のような他の態様で実施することも可能である。 (1)本発明における移動体としては間仕切り用パネル
31を用いたが駆動ランナー1a,1bにて支持される
ものであればこれをクレーン等とすること、あるいは人
を搬送する座席を有するリフトとすることも可能であ
る。
【0069】また、駆動ランナー1a,1bは1つでも
よく3つ以上でもかまわない。 (2)レール26のコーナ部70a又は70bの方向転
換する角度は上記実施例では90度としていたが室内の
形状等目的に応じて回転角度を換えることはもちろん自
由である。これにより種々の間仕切りができる。 (3)前記種々のセンサは間仕切り用パネル31の形
状、大きさまたは目的に応じて設置位置を変更すること
は自由である。 (4)レール26の形状は駆動ランナー1の重量、室内
の大きさ等の条件で適宜変更可能である。 (5)近接スイッチ66a,66bの設置位置は本体ケ
ース下壁2bでなくともかまわない。対応する埋め込み
ボルト65a〜65tも近接スイッチ66a,66bの
位置変更に伴い配置をかえるのは当然である。 (6)上記実施例ではトロリー75は4本であったが、
例えば、1つの収納庫から各方向へ間仕切り用パネル3
1を配送するようにして数多くのトロリー49を設ける
ことも自由である。そしてそれに対応して集電子37a
もその数を変更することは自由である。
【0070】その他本発明はその主旨を逸脱しない範囲
において変更して実施することは自由である。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では移動体
の上部で同移動体を吊り下げ支持し、レールに沿って移
動可能でかつ旋回領域内で自ら旋回可能とした複数の駆
動ランナーにおいて、駆動源より伝達される正逆転自在
の駆動力をうけて各々独立に回動する一対の駆動輪を有
する構成とすることにより、レール内で駆動ランナーが
自在に水平方向に旋回できるようになったため、移動体
を多方向に移動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である駆動ランナーを説明す
る一部切欠断面正面図である。
【図2】同じ実施例である駆動ランナーを説明する正面
図である。
【図3】同じ実施例における駆動ランナーの一部断面側
面図である。
【図4】同じ実施例における駆動ランナーをA−Aで切
断して説明する平面図である。
【図5】同じ実施例における駆動ランナーをB−Bで切
断して説明する平面図である。
【図6】同じ実施例における駆動ランナーに吊り下げら
れた状態の間仕切り用パネルを説明する一部切欠斜視図
である。
【図7】同じ実施例における駆動ランナーに吊り下げら
れた間仕切り用パネルの間仕切り時及び収納時の動作を
説明する説明図である。
【図8】同じ実施例における駆動ランナーに吊り下げら
れた間仕切り用パネルの間仕切り時及び収納時の動作を
説明する説明図である。
【図9】同じ実施例における駆動ランナーがT字部にお
ける旋回領域へ進入する際の状態を説明する説明図であ
る。
【図10】同じ実施例における駆動ランナーがT字部に
おける旋回領域内において旋回する際の状態を説明する
説明図である。
【図11】同じ実施例における駆動ランナーがT字部に
おける旋回領域内において旋回を終了した際の状態を説
明する説明図である。
【図12】同じ実施例における駆動ランナーが第2のコ
ーナ部における旋回領域へ進入する際の状態を説明する
説明図である。
【図13】同じ実施例における駆動ランナーが第2のコ
ーナ部における旋回領域内において旋回する際の状態を
説明する説明図である。
【図14】同じ実施例における駆動ランナーが第2のコ
ーナ部における旋回領域内において旋回を終了した際の
状態を説明する説明図である。
【図15】同じ実施例における駆動ランナーのツースク
ラッチの作動状態を説明する一部切欠要部側面図であ
る。
【図16】同じ実施例においてトロリーの配線状態を説
明する説明図である。
【図17】同じ実施例における電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】従来例を簡略化して説明する説明図である。
【図19】同じ従来例におけるコーナ部の旋回領域にお
ける駆動ランナーの動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1a,1b…駆動ランナー、3…駆動源たるモータ、2
5…駆動輪たる車輪、31…移動体たる間仕切り用パネ
ル、65a〜65t…位置検出手段たる埋め込みボル
ト、66a,66b…位置検出手段たる近接スイッチ、
旋回領域…67a,67b,67c。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 祥宏 岐阜県岐阜市中洲町18番地 富士変速機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−33550(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体(31)の上部で同移動体(3
    1)を吊り下げ支持し、レール(26)に沿って移動可
    能でかつ旋回領域(67a,67b,67c)内で自ら
    旋回可能とした駆動ランナー(1a,1b)において、 駆動源(3)より伝達される正逆転自在の駆動力をうけ
    て各々独立に回動する一対の駆動輪(25a,25b)
    を有することを特徴とする駆動ランナー。
  2. 【請求項2】 前記一対の駆動輪(25a,25b)は
    レール(26)に沿って配置される位置検出手段(65
    a〜65t,66a,66b)による検知信号を受けて
    正逆転することを特徴とする請求項1に記載の駆動ラン
    ナー。
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