JP2737775B2 - Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式 - Google Patents
Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式Info
- Publication number
- JP2737775B2 JP2737775B2 JP7602996A JP7602996A JP2737775B2 JP 2737775 B2 JP2737775 B2 JP 2737775B2 JP 7602996 A JP7602996 A JP 7602996A JP 7602996 A JP7602996 A JP 7602996A JP 2737775 B2 JP2737775 B2 JP 2737775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interference
- user
- replica signal
- stage
- interference replica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Noise Elimination (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＤＳ−ＣＤＭＡマル
チユーザーシリアル干渉キャンセラに関し、特に干渉レ
プリカ信号の伝送方式に関するものである。
チユーザーシリアル干渉キャンセラに関し、特に干渉レ
プリカ信号の伝送方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＤＳ−ＣＤＭＡにおけるセル内の干渉を
低減する方法としてマルチユーザーシリアル干渉キャン
セラが提案されている。これはあるユーザーｋ（１≦ｋ
≦Ｋ）の信号を復調するに先立ちそれ以前に復調された
（ｋ以外の）ユーザーの干渉レプリカ信号を生成し、差
し引いて復調するという処理をＮ回（Ｎは１以上の自然
数であって、ステージの数である。）行うことにより他
ユーザーの干渉の影響を低減する方式である。
低減する方法としてマルチユーザーシリアル干渉キャン
セラが提案されている。これはあるユーザーｋ（１≦ｋ
≦Ｋ）の信号を復調するに先立ちそれ以前に復調された
（ｋ以外の）ユーザーの干渉レプリカ信号を生成し、差
し引いて復調するという処理をＮ回（Ｎは１以上の自然
数であって、ステージの数である。）行うことにより他
ユーザーの干渉の影響を低減する方式である。
【０００３】又、他ユーザーの干渉レプリカ信号を伝送
する方法として、従来は全パネルが共通にアクセスでき
るバスラインを設け各パネルより干渉レプリカ信号を他
のパネルに対し周知し合成するという手段を用いてい
た。図２は従来方式による干渉キャンセラ構成例であ
り、共通バスラインによる干渉レプリカ伝送を行ってい
る。ここで２１は受信信号、２２は干渉レプリカ伝送共
通バスライン、２３は干渉キャンセラーユニット（復号
器を含む）、２４は受信信号と干渉レプリカ信号とのタ
イミングを合わせる遅延メモリ、２５は受信信号から干
渉レプリカ信号を差し引く減算器、２６は他ユーザーの
干渉レプリカ信号を合成する処理器、２７は復号器であ
る。共通バスライン２２は全ステージの全ユーザーに接
続され、各ステージ各ユーザーで生成された干渉レプリ
カ信号は他のユーザーに送られる。各ユーザーでは送ら
れてきた干渉レプリカを処理器２６で合成し、減算器２
５で受信信号より差し引いて干渉除去を行ったうえ、干
渉キャンセラーユニット（以下、ＩＣＵと呼ぶ。）２３
に送られる。最終ステージ（図では３ステージ目）の復
号器２７より最終的な復号結果が出力される。この方法
では共通バスライン２．２に流れる信号の伝送速度を決
めるパラメータは、拡散レート、ｎサンプリング倍、Ｋ
ユーザー、及びＮステージであり、当該伝送速度は（拡
散レート×ｎサンプリング倍×Ｋユーザー×Ｎステー
ジ）分が必要になる。
する方法として、従来は全パネルが共通にアクセスでき
るバスラインを設け各パネルより干渉レプリカ信号を他
のパネルに対し周知し合成するという手段を用いてい
た。図２は従来方式による干渉キャンセラ構成例であ
り、共通バスラインによる干渉レプリカ伝送を行ってい
る。ここで２１は受信信号、２２は干渉レプリカ伝送共
通バスライン、２３は干渉キャンセラーユニット（復号
器を含む）、２４は受信信号と干渉レプリカ信号とのタ
イミングを合わせる遅延メモリ、２５は受信信号から干
渉レプリカ信号を差し引く減算器、２６は他ユーザーの
干渉レプリカ信号を合成する処理器、２７は復号器であ
る。共通バスライン２２は全ステージの全ユーザーに接
続され、各ステージ各ユーザーで生成された干渉レプリ
カ信号は他のユーザーに送られる。各ユーザーでは送ら
れてきた干渉レプリカを処理器２６で合成し、減算器２
５で受信信号より差し引いて干渉除去を行ったうえ、干
渉キャンセラーユニット（以下、ＩＣＵと呼ぶ。）２３
に送られる。最終ステージ（図では３ステージ目）の復
号器２７より最終的な復号結果が出力される。この方法
では共通バスライン２．２に流れる信号の伝送速度を決
めるパラメータは、拡散レート、ｎサンプリング倍、Ｋ
ユーザー、及びＮステージであり、当該伝送速度は（拡
散レート×ｎサンプリング倍×Ｋユーザー×Ｎステー
ジ）分が必要になる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、各ユ
ーザーの干渉レプリカ信号を自分以外の他の全ユーザー
に周知する手段として、共通バスラインを用いて伝送し
ており、そのままでは１ユーザー分の干渉レプリカ信号
の伝送速度（＝拡散レートのｎサンプリング倍）のＫ×
Ｎ倍の伝送速度を持つ信号が共通バスライン上を流れる
ことになる。例えば干渉レプリカ信号の伝送速度が１２
０Ｍｂｐｓ、ユーザー数１６、ステージ数３とすると共
通バスラインに必要な伝送速度は５．７６Ｇｂｐｓにも
なり、その回路の実現はかなり困難となる。
ーザーの干渉レプリカ信号を自分以外の他の全ユーザー
に周知する手段として、共通バスラインを用いて伝送し
ており、そのままでは１ユーザー分の干渉レプリカ信号
の伝送速度（＝拡散レートのｎサンプリング倍）のＫ×
Ｎ倍の伝送速度を持つ信号が共通バスライン上を流れる
ことになる。例えば干渉レプリカ信号の伝送速度が１２
０Ｍｂｐｓ、ユーザー数１６、ステージ数３とすると共
通バスラインに必要な伝送速度は５．７６Ｇｂｐｓにも
なり、その回路の実現はかなり困難となる。
【０００５】本発明の課題は、ＤＳ−ＣＤＭＡマルチユ
ーザー干渉キャンセラにて、各ユーザーに他ユーザーの
干渉レプリカ信号を伝送する部分の伝送速度を低減し装
置実現の容易化を図ることのできるＤＳ−ＣＤＭＡマル
チユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号
の伝送方式を提供することである。
ーザー干渉キャンセラにて、各ユーザーに他ユーザーの
干渉レプリカ信号を伝送する部分の伝送速度を低減し装
置実現の容易化を図ることのできるＤＳ−ＣＤＭＡマル
チユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号
の伝送方式を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、それぞ
れ干渉キャンセルユニットをｋ個（ｋは１以上の自然
数）備えた第１番目のステージから第Ｎ（Ｎは２以上の
自然数）番目のステージで構成されるＤＳ−ＣＤＭＡマ
ルチユーザーシリアル干渉キャンセラ装置において、前
記各ステージの各ユーザーに対しては、それ以前に生成
され合成された他のユーザーの干渉レプリカ信号の和が
伝送され、この合成された干渉レプリカ信号より、当該
ステージの前のステージにおいて生成された自ユーザー
の干渉レプリカ信号を差し引いた上で、その差し引かれ
て残った干渉レプリカ信号を受信信号から差し引いて他
のユーザーから生ずる干渉成分の除去を行い、当該ユー
ザーの干渉キャンセルユニットへ入力することを特徴と
するＤＳ−ＣＤＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャン
セラの干渉レプリカ信号の伝送方式が得られる。
れ干渉キャンセルユニットをｋ個（ｋは１以上の自然
数）備えた第１番目のステージから第Ｎ（Ｎは２以上の
自然数）番目のステージで構成されるＤＳ−ＣＤＭＡマ
ルチユーザーシリアル干渉キャンセラ装置において、前
記各ステージの各ユーザーに対しては、それ以前に生成
され合成された他のユーザーの干渉レプリカ信号の和が
伝送され、この合成された干渉レプリカ信号より、当該
ステージの前のステージにおいて生成された自ユーザー
の干渉レプリカ信号を差し引いた上で、その差し引かれ
て残った干渉レプリカ信号を受信信号から差し引いて他
のユーザーから生ずる干渉成分の除去を行い、当該ユー
ザーの干渉キャンセルユニットへ入力することを特徴と
するＤＳ−ＣＤＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャン
セラの干渉レプリカ信号の伝送方式が得られる。
【０００７】さらに、本発明によれば、第１番目のステ
ージの最初の干渉キャンセルユニットを除いた各ステー
ジにおける各干渉キャンセルユニットの入力側には前ユ
ーザーが出力した干渉レプリカ信号を減算する第１の減
算器が接続され、出力側には前記各ステージの内の第
（Ｎ−１）番目のステージの各ユーザーで生成された干
渉レプリカ信号を順に加算し、前記干渉レプリカ信号の
和を出力する加算器が接続され、前記第Ｎ（Ｎは２以上
の自然数）番目のステージの各干渉キャンセルユニット
には第（Ｎ−１）番目のステージにおける自ユーザーの
干渉キャンセルユニットから生成して出力された干渉レ
プリカ信号を差し引くための第２の減算器が第２の伝送
路を介して接続されていることを特徴とするＤＳ−ＣＤ
ＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプ
リカ信号の伝送方式が得られる。
ージの最初の干渉キャンセルユニットを除いた各ステー
ジにおける各干渉キャンセルユニットの入力側には前ユ
ーザーが出力した干渉レプリカ信号を減算する第１の減
算器が接続され、出力側には前記各ステージの内の第
（Ｎ−１）番目のステージの各ユーザーで生成された干
渉レプリカ信号を順に加算し、前記干渉レプリカ信号の
和を出力する加算器が接続され、前記第Ｎ（Ｎは２以上
の自然数）番目のステージの各干渉キャンセルユニット
には第（Ｎ−１）番目のステージにおける自ユーザーの
干渉キャンセルユニットから生成して出力された干渉レ
プリカ信号を差し引くための第２の減算器が第２の伝送
路を介して接続されていることを特徴とするＤＳ−ＣＤ
ＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプ
リカ信号の伝送方式が得られる。
【０００８】さらに、本発明によれば、前記加算器によ
って加算された前記干渉レプリカ信号の和が第１の伝送
路を介して第Ｎ番目のステージに伝送されることを特徴
とするＤＳ−ＣＤＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャ
ンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式が得られる。
って加算された前記干渉レプリカ信号の和が第１の伝送
路を介して第Ｎ番目のステージに伝送されることを特徴
とするＤＳ−ＣＤＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャ
ンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式が得られる。
【０００９】さらに、本発明によれば、前記第１及び前
記第２の伝送路は、パラレルバス直結、シリアルバス直
結、光ファイバーケーブル、より対線等の高速伝送が可
能な媒体手段を用いることを特徴とするＤＳ−ＣＤＭＡ
マルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ
信号の伝送方式が得られる。
記第２の伝送路は、パラレルバス直結、シリアルバス直
結、光ファイバーケーブル、より対線等の高速伝送が可
能な媒体手段を用いることを特徴とするＤＳ−ＣＤＭＡ
マルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ
信号の伝送方式が得られる。
【００１０】
【作用】本発明においては、干渉キャンセルに必要な他
ユーザーの信号の伝送を共通のバスラインを使わず、隣
接ユーザー間を直結のパラレルバスライン等で伝送し、
順々に処理を行い、その和を転送して行き、自ユーザー
の干渉信号成分は別の伝送ラインで転送し差し引くとい
う方法により、干渉キャンセルの動作原理を変えること
なく現実的な信号の伝送を行うことができ、装置構成実
現の簡易化が可能になる。
ユーザーの信号の伝送を共通のバスラインを使わず、隣
接ユーザー間を直結のパラレルバスライン等で伝送し、
順々に処理を行い、その和を転送して行き、自ユーザー
の干渉信号成分は別の伝送ラインで転送し差し引くとい
う方法により、干渉キャンセルの動作原理を変えること
なく現実的な信号の伝送を行うことができ、装置構成実
現の簡易化が可能になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明の干
渉キャンセラの構成例を示している。１１は受信信号伝
送ライン、１２は隣接ユーザーへ干渉レプリカ信号を伝
送するための干渉レプリカ信号伝送ライン、１３は干渉
キャンセルユニット（以下、ＩＣＵと呼ぶ。）、１４は
遅延メモリ、１６は第Ｎ番目のステージにおける各ユー
ザーの干渉レプリカ信号を次ステージ（第（Ｎ＋１）番
目のステージ）の自ユーザーヘ伝送するための干渉レプ
リカ信号伝送ライン、１７は各ユーザーの信号和の形で
伝送されてきた干渉レプリカ信号より前ステージの自ユ
ーザーの干渉レプリカ信号を差し引く減算器、１８は前
ユーザーまでの合成干渉レプリカ信号に自ユーザーの信
号を合成する加算器、１９は前ユーザーが出力した干渉
レプリカ信号を差し引く減算器、２０は復号器である。
いて図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明の干
渉キャンセラの構成例を示している。１１は受信信号伝
送ライン、１２は隣接ユーザーへ干渉レプリカ信号を伝
送するための干渉レプリカ信号伝送ライン、１３は干渉
キャンセルユニット（以下、ＩＣＵと呼ぶ。）、１４は
遅延メモリ、１６は第Ｎ番目のステージにおける各ユー
ザーの干渉レプリカ信号を次ステージ（第（Ｎ＋１）番
目のステージ）の自ユーザーヘ伝送するための干渉レプ
リカ信号伝送ライン、１７は各ユーザーの信号和の形で
伝送されてきた干渉レプリカ信号より前ステージの自ユ
ーザーの干渉レプリカ信号を差し引く減算器、１８は前
ユーザーまでの合成干渉レプリカ信号に自ユーザーの信
号を合成する加算器、１９は前ユーザーが出力した干渉
レプリカ信号を差し引く減算器、２０は復号器である。
【００１２】各ステージの各ユーザーにおいては、それ
以前に処理生成された干渉レプリカ信号のうち、前ステ
ージにおける自ユーザーの信号成分を消去し、残りの合
成された干渉レプリカ信号を受信信号より差し引くこと
により干渉レプリカ信号の干渉成分の除去を行ってい
る。そこで本発明においては各ユーザーの干渉レプリカ
信号を共通バスラインにて伝送するのではなく、各ステ
ージの隣接するユーザー間を直結のパラレルバスライン
等で伝送し、処理を行い次第、順々に次のユーザーに干
渉レプリカ信号を伝送することを特徴とする。さらに干
渉レプリカ信号も複数ユーザーの信号をそのまま送るの
ではなく、それまでに生成された干渉レプリカ信号の和
の形式の信号を伝送することにより、伝送速度の低減を
図っている。
以前に処理生成された干渉レプリカ信号のうち、前ステ
ージにおける自ユーザーの信号成分を消去し、残りの合
成された干渉レプリカ信号を受信信号より差し引くこと
により干渉レプリカ信号の干渉成分の除去を行ってい
る。そこで本発明においては各ユーザーの干渉レプリカ
信号を共通バスラインにて伝送するのではなく、各ステ
ージの隣接するユーザー間を直結のパラレルバスライン
等で伝送し、処理を行い次第、順々に次のユーザーに干
渉レプリカ信号を伝送することを特徴とする。さらに干
渉レプリカ信号も複数ユーザーの信号をそのまま送るの
ではなく、それまでに生成された干渉レプリカ信号の和
の形式の信号を伝送することにより、伝送速度の低減を
図っている。
【００１３】次に、本発明の実施例の動作について図１
を参照して詳細に説明する。第１番目のステージの各ユ
ーザーにおけるＩＣＵ１３（具体的にはＩＣＵ＃１−
１，ＩＣＵ＃１−２，…ＩＣＵ＃１−Ｋ）において、ま
ずＩＣＵ＃１−１で生成された干渉レプリカ信号は、そ
の次の隣接するＩＣＵ＃１−２に送られ、ＩＣＵ＃１−
２で生成された干渉レプリカ信号と共に、次の隣接する
ＩＣＵ＃１−３に送られる。以下ステージの最後のＩＣ
Ｕ＃１−Ｋまで同様の処理がなされ、ＩＣＵ＃１−１，
ＩＣＵ＃１−２，…ＩＣＵ＃１−Ｋで生成された干渉レ
プリカ信号の和が次ステージに伝送される。同時に、各
ユーザーにおけるＩＣＵ１３で生成された干渉レプリカ
信号が伝送ライン１６を介して次ステージ（第２番目の
ステージ）の自ユーザーに対応する各干渉キャンセルユ
ニット１３（具体的には＃２−１，＃２−２，…＃２−
Ｋ）に接続されている減算器１７に伝送される。尚、伝
送ライン１２，１６としてはパラレルバス直結、シルア
ルバス直結、光ファイバーケーブル、より対線等、任意
の高速な伝送が可能な媒体手段が用いられる。
を参照して詳細に説明する。第１番目のステージの各ユ
ーザーにおけるＩＣＵ１３（具体的にはＩＣＵ＃１−
１，ＩＣＵ＃１−２，…ＩＣＵ＃１−Ｋ）において、ま
ずＩＣＵ＃１−１で生成された干渉レプリカ信号は、そ
の次の隣接するＩＣＵ＃１−２に送られ、ＩＣＵ＃１−
２で生成された干渉レプリカ信号と共に、次の隣接する
ＩＣＵ＃１−３に送られる。以下ステージの最後のＩＣ
Ｕ＃１−Ｋまで同様の処理がなされ、ＩＣＵ＃１−１，
ＩＣＵ＃１−２，…ＩＣＵ＃１−Ｋで生成された干渉レ
プリカ信号の和が次ステージに伝送される。同時に、各
ユーザーにおけるＩＣＵ１３で生成された干渉レプリカ
信号が伝送ライン１６を介して次ステージ（第２番目の
ステージ）の自ユーザーに対応する各干渉キャンセルユ
ニット１３（具体的には＃２−１，＃２−２，…＃２−
Ｋ）に接続されている減算器１７に伝送される。尚、伝
送ライン１２，１６としてはパラレルバス直結、シルア
ルバス直結、光ファイバーケーブル、より対線等、任意
の高速な伝送が可能な媒体手段が用いられる。
【００１４】第２番目のステージの各ユーザーにおける
ＩＣＵ１３（具体的にはＩＣＵ＃２−１，ＩＣＵ＃２−
２，…ＩＣＵ＃２−Ｋ）対して、ＩＣＵ＃２−２を例に
とって説明する。まずＩＣＵ＃２−１へ入力される信号
は、前ステージ、すなわち第１番目のステージの各ＩＣ
Ｕ１３（具体的にはＩＣＵ＃１−１，ＩＣＵ＃１−２，
…ＩＣＵ＃１−Ｋ）から生成された干渉レプリカ信号の
和からＩＣＵ＃１−１で生成された干渉レプリカ信号を
差し引いた信号を、受信信号から差し引いた信号であ
り、ＩＣＵ＃２−１から出力される信号はＩＣＵ＃２−
１で生成される干渉レプリカ信号である。ＩＣＵ＃２−
２へ入力される信号は、前ステージ、すなわち第１番目
のステージの各ＩＣＵ１３（具体的にはＩＣＵ＃１−
１，ＩＣＵ＃１−２，…ＩＣＵ＃１−Ｋ）から生成され
た干渉レプリカ信号の和からＩＣＵ＃１−１及びＩＣＵ
＃１−２で生成された干渉レプリカ信号を差し引いた信
号を、受信信号から差し引いた信号である。ＩＣＵ＃２
−２から出力される信号はＩＣＵ＃２−２で生成される
干渉レプリカ信号である。このようにして後段の隣接す
るＩＣＵ１３に対しても上記同様の信号処理がなされ第
２番目のステージの最後段のＩＣＵ＃１−Ｋに接続され
た加算器１８からは第２番目のステージの各ＩＣＵ１３
から生成された干渉レプリカ信号の和が次ステージ、す
なわち第３番目のステージに伝送される。
ＩＣＵ１３（具体的にはＩＣＵ＃２−１，ＩＣＵ＃２−
２，…ＩＣＵ＃２−Ｋ）対して、ＩＣＵ＃２−２を例に
とって説明する。まずＩＣＵ＃２−１へ入力される信号
は、前ステージ、すなわち第１番目のステージの各ＩＣ
Ｕ１３（具体的にはＩＣＵ＃１−１，ＩＣＵ＃１−２，
…ＩＣＵ＃１−Ｋ）から生成された干渉レプリカ信号の
和からＩＣＵ＃１−１で生成された干渉レプリカ信号を
差し引いた信号を、受信信号から差し引いた信号であ
り、ＩＣＵ＃２−１から出力される信号はＩＣＵ＃２−
１で生成される干渉レプリカ信号である。ＩＣＵ＃２−
２へ入力される信号は、前ステージ、すなわち第１番目
のステージの各ＩＣＵ１３（具体的にはＩＣＵ＃１−
１，ＩＣＵ＃１−２，…ＩＣＵ＃１−Ｋ）から生成され
た干渉レプリカ信号の和からＩＣＵ＃１−１及びＩＣＵ
＃１−２で生成された干渉レプリカ信号を差し引いた信
号を、受信信号から差し引いた信号である。ＩＣＵ＃２
−２から出力される信号はＩＣＵ＃２−２で生成される
干渉レプリカ信号である。このようにして後段の隣接す
るＩＣＵ１３に対しても上記同様の信号処理がなされ第
２番目のステージの最後段のＩＣＵ＃１−Ｋに接続され
た加算器１８からは第２番目のステージの各ＩＣＵ１３
から生成された干渉レプリカ信号の和が次ステージ、す
なわち第３番目のステージに伝送される。
【００１５】第３番目のステージでは、上記同様にして
干渉キャンセルユニット（具体的には＃３−１，＃３−
２）へ入力され復号器１９により最終的な復号結果が得
られる。
干渉キャンセルユニット（具体的には＃３−１，＃３−
２）へ入力され復号器１９により最終的な復号結果が得
られる。
【００１６】この方法を用いることにより、各ユーザー
に周知すべき干渉レプリカ信号の伝送速度は、ユーザー
数Ｋ及びステージ数Ｎがどんなに増えたとしても、１ユ
ーザー分の干渉レプリカ信号のそれと同じ（拡散レート
のｎサンプリング倍）で済む。すなわち、伝送ライン１
２を流れる信号の伝送速度は１ユーザー分干渉レプリ力
信号の伝送レートと同じ（拡散レート×ｎサンプリング
倍）であり、従来方式と比較すると１／（Ｋ×Ｉ）の伝
送速度で済み、回路の実現がより容易になる。
に周知すべき干渉レプリカ信号の伝送速度は、ユーザー
数Ｋ及びステージ数Ｎがどんなに増えたとしても、１ユ
ーザー分の干渉レプリカ信号のそれと同じ（拡散レート
のｎサンプリング倍）で済む。すなわち、伝送ライン１
２を流れる信号の伝送速度は１ユーザー分干渉レプリ力
信号の伝送レートと同じ（拡散レート×ｎサンプリング
倍）であり、従来方式と比較すると１／（Ｋ×Ｉ）の伝
送速度で済み、回路の実現がより容易になる。
【００１７】
【発明の効果】本発明の効果はパネル間のデータ伝送速
度を低減することができる。これにより、現実的な速度
によるデータ転送が出来るので装置の実現がより容易に
なる。
度を低減することができる。これにより、現実的な速度
によるデータ転送が出来るので装置の実現がより容易に
なる。
【００１８】又、本発明によれば、加算器を用いること
により、干渉レプリカ信号の伝送において、従来各ＩＣ
Ｕより生成された干渉レプリカ信号のビット量の和とし
て伝送されていたのに対し、一つのＩＣＵより生成され
た干渉レプリカ信号のビット量若しくはそのビット量よ
りも僅かに多いビット量で伝送することができる。
により、干渉レプリカ信号の伝送において、従来各ＩＣ
Ｕより生成された干渉レプリカ信号のビット量の和とし
て伝送されていたのに対し、一つのＩＣＵより生成され
た干渉レプリカ信号のビット量若しくはそのビット量よ
りも僅かに多いビット量で伝送することができる。
【図１】本発明に係る干渉キャンセラの干渉レプリカ信
号の伝送方式を説明するための図である。
号の伝送方式を説明するための図である。
【図２】従来における干渉キャンセラの干渉レプリカ信
号の伝送方式を説明するための図である。
号の伝送方式を説明するための図である。
１１ 受信信号伝送ライン １２，１６ 干渉レプリカ信号伝送ライン １３ 干渉キャンセルユニット １４ 遅延メモリ １７，１９ 減算器 １８ 加算器 ２７ 復号器
Claims (4)
- 【請求項１】 それぞれ干渉キャンセルユニットをｋ個
（ｋは１以上の自然数）備えた第１番目のステージから
第Ｎ（Ｎは２以上の自然数）番目のステージで構成され
るＤＳ−ＣＤＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャンセ
ラ装置において、前記各ステージの各ユーザーに対して
は、それ以前に生成され合成された他のユーザーの干渉
レプリカ信号の和が伝送され、この合成された干渉レプ
リカ信号より、当該ステージの前のステージにおいて生
成された自ユーザーの干渉レプリカ信号を差し引いた上
で、その差し引かれて残った干渉レプリカ信号を受信信
号から差し引いて他のユーザーから生ずる干渉成分の除
去を行い、当該ユーザーの干渉キャンセルユニットへ入
力することを特徴とするＤＳ−ＣＤＭＡマルチユーザー
シリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方
式。 - 【請求項２】 第１番目のステージの最初の干渉キャン
セルユニットを除いた各ステージにおける各干渉キャン
セルユニットの入力側には前ユーザーが出力した干渉レ
プリカ信号を減算する第１の減算器が接続され、出力側
には前記各ステージの内の第（Ｎ−１）番目のステージ
の各ユーザーで生成された干渉レプリカ信号を順に加算
し、前記干渉レプリカ信号の和を出力する加算器が接続
され、前記第Ｎ（Ｎは２以上の自然数）番目のステージ
の各干渉キャンセルユニットには第（Ｎ−１）番目のス
テージにおける自ユーザーの干渉キャンセルユニットか
ら生成して出力された干渉レプリカ信号を差し引くため
の第２の減算器が第２の伝送路を介して接続されている
ことを特徴とする請求項１記載のＤＳ−ＣＤＭＡマルチ
ユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の
伝送方式。 - 【請求項３】 前記加算器によって加算された前記干渉
レプリカ信号の和が第１の伝送路を介して第Ｎ番目のス
テージに伝送されることを特徴とする請求項２記載のＤ
Ｓ−ＣＤＭＡマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの
干渉レプリカ信号の伝送方式。 - 【請求項４】 前記第１及び前記第２の伝送路は、パラ
レルバス直結、シリアルバス直結、光ファイバーケーブ
ル、より対線等の高速伝送が可能な媒体手段を用いるこ
とを特徴とする請求項３記載のＤＳ−ＣＤＭＡマルチユ
ーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝
送方式。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7602996A JP2737775B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式 |
| US08/827,300 US5887034A (en) | 1996-03-29 | 1997-03-28 | DS-CDMA multiple user serial interference canceler unit and method of transmitting interference replica signal of the same |
| KR1019970011390A KR100268503B1 (ko) | 1996-03-29 | 1997-03-29 | Ds-cdma 멀티유저 직렬 간섭 캔슬러 장치 및 그 간섭 레플리카 신호의 전송 방법 |
| EP97302236A EP0798873B1 (en) | 1996-03-29 | 1997-04-01 | Subtractive multi-user interference cancellation in a CDMA communications system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7602996A JP2737775B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09270766A JPH09270766A (ja) | 1997-10-14 |
| JP2737775B2 true JP2737775B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13593405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7602996A Expired - Fee Related JP2737775B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2737775B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6404759B1 (en) | 1998-05-01 | 2002-06-11 | Nec Corporation | CDMA multi-user receiving apparatus including interference canceller with optimal receiving state |
| US6480482B1 (en) | 1998-08-28 | 2002-11-12 | Nec Corporation | Multi-user interference cancellor with small sized circuits and little quantity of calculation |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2991179B2 (ja) | 1998-01-08 | 1999-12-20 | 日本電気株式会社 | Ｃｄｍａマルチユーザ受信装置 |
| JP2965202B1 (ja) | 1998-04-07 | 1999-10-18 | 日本電気株式会社 | マルチユーザ受信装置及びｃｄｍａ通信システム |
| JP3024750B2 (ja) | 1998-04-07 | 2000-03-21 | 日本電気株式会社 | Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザ干渉キャンセラ装置及びｄｓ−ｃｄｍａ通信システム |
| JP3289777B2 (ja) | 1999-04-27 | 2002-06-10 | 日本電気株式会社 | マルチステージ干渉キャンセラ |
| EP1178621A4 (en) | 1999-04-30 | 2002-06-19 | Fujitsu Ltd | CODEMULTIPLEX RADIO DEVICE WITH INTERFERENCE CANCELLATION |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7602996A patent/JP2737775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6404759B1 (en) | 1998-05-01 | 2002-06-11 | Nec Corporation | CDMA multi-user receiving apparatus including interference canceller with optimal receiving state |
| US6480482B1 (en) | 1998-08-28 | 2002-11-12 | Nec Corporation | Multi-user interference cancellor with small sized circuits and little quantity of calculation |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09270766A (ja) | 1997-10-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100268503B1 (ko) | Ds-cdma 멀티유저 직렬 간섭 캔슬러 장치 및 그 간섭 레플리카 신호의 전송 방법 | |
| JP3377983B2 (ja) | スペクトラム拡散干渉消去システムおよび方法 | |
| JP3115757B2 (ja) | Ｃｄｍａシステムに使用される装置と方法 | |
| CA2267924A1 (en) | Multi-user receiving apparatus and cdma communication system | |
| JP2001069122A (ja) | 基地局システムおよびキャンセレーションプロセッサ | |
| JP2001523408A (ja) | スペクトラム拡散雑音を低減するための方法及び装置 | |
| US6600729B1 (en) | DS-CDMA multi-user interference canceller and DS-CDMA Communication system | |
| JPH07131382A (ja) | スペクトル拡散信号復調装置 | |
| JP2737775B2 (ja) | Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラの干渉レプリカ信号の伝送方式 | |
| KR20050097552A (ko) | 병렬 미드앰블 제거를 위한 방법 및 장치 | |
| JP2842345B2 (ja) | エコーキャンセラ | |
| US7548599B2 (en) | Method and apparatus for reducing cross-talk with reduced redundancies | |
| JPH09270736A (ja) | Ｄｓ−ｃｄｍａマルチユーザーシリアル干渉キャンセラ装置 | |
| JP3031348B2 (ja) | Ｃｄｍａマルチユーザ型干渉キャンセラ | |
| KR960004127B1 (ko) | 입력가중형 트랜스버셜 필터 | |
| JP3976442B2 (ja) | Ｃｄｍａ方式受信機のパラレル型干渉キャンセラ | |
| US5721734A (en) | Code division multiple access unit and code division multiple access method | |
| KR100468830B1 (ko) | 초고속디지탈가입자선시스템에서협대역잡음제거기능을갖는수신장치및협대역잡음제거방법 | |
| JP3419130B2 (ja) | エコーキャンセラ装置 | |
| JP2861987B2 (ja) | マルチユーザ−シリアル干渉キャンセラ装置およびその方法 | |
| JPH0435547A (ja) | 干渉波除去装置 | |
| JPH0575573A (ja) | スペクトラム拡散通信装置 | |
| JP3208650B2 (ja) | スペクトラム拡散通信用受信装置 | |
| JPH0637591A (ja) | 波形成形フィルタおよび波形成形高域通過フィルタ | |
| KR0132841B1 (ko) | 노이즈 제거기능을 갖는 고스트 제거회로 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971210 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |