JP2736156B2 - 周波数変調モデムの復調自動調整装置 - Google Patents

周波数変調モデムの復調自動調整装置

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JP2736156B2 JP2181162A JP18116290A JP2736156B2 JP 2736156 B2 JP2736156 B2 JP 2736156B2 JP 2181162 A JP2181162 A JP 2181162A JP 18116290 A JP18116290 A JP 18116290A JP 2736156 B2 JP2736156 B2 JP 2736156B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は周波数変調モデムにおけるPLL復調回路の出
力パルス列を平滑化した信号からH,Lの2値の受信デー
タを得る比較器の比較基準電圧を自動調整する装置に関
する。 なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当
部分を示す。
【従来の技術】
第3図はFSK変調信号(周波数変調信号)を周波数変
調モデムのPLL復調回路で復調した直後の(ローパスフ
ィルタ入力前の)受信データ(便宣上原復調データDR1
という)の波形例を示し、同図(1)は“0"(スペー
ス)のみが連なるデータの,同図(2)は“1"(マー
ク)のみが連なるデータの,同図(3)は“0",“1"が
交互に連なるデータの各波形例を示す。なおこの第3図
の信号(データ)DR1は周知のように周波数変調信号の
各半波に同期した信号として形成されている。 第4図は第3図の原復調データDR1を伝送スピードに
応じたカットオフ周波数を持ったローパスフィルタを通
過させ平滑化することにより得られた信号波形(平滑復
調データDR2という)を示す。即ち第4図においてVsは
第3図(1)のように“0"(スペース)データのみを受
信し続けた時の発生電圧(ローパスフィルタの出力電
圧)を、Vmは第3図(2)のように“1"(マーク)デー
タのみを受信し続けた時の発生電圧を、またVsmは第3
図(3)のように“0",“1"が交互に繰返されるデータ
を受信した場合の発生電圧をそれぞれ示す。 第2図は第4図の平滑復調データDR2からH(“1",マ
ーク),L(“0",スペース)の最終の復調データDR3を得
るための従来の回路の構成例を示す。即ち第2図におい
て15は変調データDS1を入力して前記原復調データDR1を
出力するPLL復調回路、LPFは原復調データDR1を平滑化
して前記平滑復調データDR2とするローパスフィルタ、1
7は平滑復調データDR2を基準電圧発生器10の出力する基
準電圧Voと比較してH,Lの最終復調データDR3を得る比較
器である。この場合最も歪みの少ない(つまり各ビット
1ビットの長さが伝送速度で定まる値に最も近い)最終
復調データDR3が得られるように、従って復調用基準電
圧Voが第4図の受信電圧VsとVmの間の中央のレベルとな
るように、可変抵抗VR1の調整が行われる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら同じ復調回路で1200BPS,600BPS,200BPS
等複数の伝送スピード、または複数の周波数帯の変調周
波数の信号を受信しようとする場合、伝送速度,周波数
帯の組合わせによってマーク周波数とスペース周波数の
比が異なり、例えば、200BPSモデムの場合、800Hz±100
Hzのマークとスペース波長の差a(半波長)は、 a=0.714ms−0.555ms=0.159ms それに対して2800Hz±100Hzの波長の差b(半波長)
は、 b=0.185ms−0.172ms=0.013ms 従ってa:b=12:1の開きがある。 このため第2図の比較器17に入力される平滑復調デー
タDR2についてのスペース受信時発生電圧Vs,マーク受信
時発生電圧Vmのレベルが異なり、このため復調用基準電
圧Voのレベルもこの相異に対応して変化させないと正し
い復調ができない。 このため従来はシステム変更により伝送スピード、周
波数等の変更があった場合は、復調回路で得られた受信
データの波形をもとにしてできるだけ正確な受信データ
が得られるように比較器の基準電圧Voの復調を測定器を
用いて手で行うか、予め調整された新しいモデムに変換
する等の対応が必要であり、手間や費用がかかるという
問題がある。 また専用回線で結ばれた一対のモデム装置において、
使用する回線の周波数特性の変化に起因して発生したデ
ータの復調歪みを減少させようとする場合にも前記と同
様な対応が必要で同様な問題がある。 そこで本発明はこの問題を解消できる周波数変調モデ
ムの復調自動調整装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本発明の装置は、『H,L
の二値の送信データ(原送信データDS0など)を周波数
変調して回線側へ送出する変調手段(変調回路13な
ど)、 前記回線側から入力した周波数変調信号(変調データ
DS1など)を復調してなるパルス列であって、前記周波
数変調信号の各半波に同期したパルス列(原復調データ
DR1など)を得る復調手段(復調回路15Aなど)、 前記パルス列を平滑化するローパスフィルタ(LPFな
ど)、 このローパスフィルタの出力信号(平滑復調データDR
2など)を基準電圧(Voなど)と比較し、H,Lの二値の受
信データ(最終復調データDR3など)を得る比較手段
(比較器17など)を備えた周波数変調モデムにおいて、 H,Lが交互に繰返される前記送信データを前記変調手
段に与える送信データ入力手段(制御回路19A,データ送
出回路12など)と、 前記変調手段で変調された周波数変調信号を前記復調
手段へループバックさせるループバック手段(ループバ
ック回路14など)と、 前記比較手段から出力された受信データ中の少なくと
もHまたはLのデータ長を計測する計測手段(ビット長
計測回路18など)と、 前記の送信データ入力手段、ループバック手段、計測
手段の動作に基づいて計測されたHまたはLのデータ長
が前記受信データの伝送速度で定まるあるべきビット長
に一致するように前記基準電圧を可変設定する基準電圧
可変設定手段(制御回路19A,基準電圧発生回路16など)
とを備えた』ものとする。
【作 用】
自身の送信データを“0",“1"の交互に連なるデータ
として周波数変調信号を作り、この周波数変調信号を復
調回路にループバックさせ、この時のH,Lの復調受信デ
ータの長さが伝送速度で定まるビット長に等しくなるよ
うに比較器17に与える復調用基準電圧Voの値を自動的に
可変設定する。
【実施例】
次に第1図に基づいて本発明の実施例を説明する。 第1図は本発明の実施例としての周波数変調モデムの
構成を示すブロック回路図である。同図において、19A
はこのモデム全体を制御する制御回路、12は常時は外部
から制御回路19Aを介して入力された送信用のH,Lの2値
データとしての原送信データDS0を送出するデータ送出
回路で、本発明ではこのデータ送出回路12に対し制御回
路19Aが独自に原送信データDS0を入力することもできる
ように構成されている。13は制御回路19Aの設定値に従
って原送信データDS0を周波数変調し、変調データDS1と
して出力する変調回路、14は制御回路19Aからの設定値
に応じてこの変調データDS1をこのモデム内の復調回路1
5Aへループバックさせるか、または波線矢印のように変
調データDS1を回線側とやりとりするかの切換を行うル
ープバック回路、15Aは制御回路19Aからの設定値に応じ
た復調を行うほかは、第2図の復調回路15と同様な機能
を持つ復調回路、LPF,17はそれぞれ第2図と同じローパ
スフィルタ,比較器である。 また16は制御回路19Aによって設定された基準電圧Vo
を比較器17に与える基準電圧発生回路であり、18は比較
器17の出力する原送信データDS0に相当するH,Lの2値の
データとしての最終復調データDR3の各H,Lの長さを図外
のクロック発生回路,カウンタ等を介して計測(計数)
するビット長計測回路で、この回路18はその計測値18a
を制御回路19Aに出力する。 次に制御回路19Aの動作手順を説明する。 (1)伝送スピード、周波数帯が支持されるとデータ送
出回路12、変調回路13、復調回路15Aに該当する設定値
を設定する。 (2)ループバック回路14をループバック側に切換え
る。 (3)基準電圧発生装置16から任意の電圧を発生させ
る。 (4)データ送出回路12にマーク“1"とスペース“0"と
が交互に連なる原送信データDS0を連続して送出せれ
る。 (5)比較的17の出力データ(最終復調データ)DR3の
ビット長、即ちHレベル(“1",マーク)の立上りから
立下りまでと、Lレベル(“0",スペース)の立下りか
ら立上りまでとの長さをビット長計測回路18で計測す
る。 (6)(5)で求められたHまたはLのビット長が伝
送スピードで定まる値に一致しなれければ、一致する方
向へ基準電圧発生装置16の出力する基準電圧Voを変更す
る。 上記の(5)と(6)を繰返すことにより、最もひず
みの少ない基準電圧Voを求めて設定する。このようにし
て複数の伝送スピード、複数の周波数帯を同一のモデム
で扱うことができる。
【発明の効果】
H,Lの二値の原送信データDS0を周波数変調して回線側
へ送出する変調回路13、 前記回線側から入力した周波数変調データDS1を復調
してなるパルス列であって、前記周波数変調データDS1
の毎半波に同期したパルス列としての原復調データDR1
を得る復調回路15A、 前記パルス列を平滑化するローパスフィルタLPF、 このローパスフィルタLPFの出力信号としての平滑復
調データDR2を基準電圧Voと比較し、H,Lの二値の最終復
調データDR3を得る比較器17を備えた周波数変調モデム
において、 本発明によれば、 H,Lが交互に繰返される前記原送信データDS0を前記変
調回路13に与える送信データ入力手段としての制御回路
19A,データ送出回路12などと、 前記変調回路13で変調された周波数変調データDS1を
前記復調回路15Aへループバックさせるループバック回
路14と、 前記比較器17から出力された最終復調データDR3中の
少なくともHまたはLのデータ長を計測するビット長計
測回路18と、 前記の送信データ入力手段、ループバック回路14、ビ
ット長計測回路18の動作に基づいて計測されたHまたは
Lのデータ長が前記最終復調データDR3の伝送速度で定
まるあるべきビット長に一致するように前記基準電圧Vo
を可変設定する基準電圧可変設定手段としての制御回路
19A,基準電圧発生回路16とを備えたものとしたので、一
台の装置で複数の伝送スピード、複数の周波数帯を手動
の調整なしで扱うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としての構成を示すブロック回
路図、 第2図は従来の受信回路の構成例を示す図、第3図は各
種原復調データの波形例を示す図、第4図は第3図に対
応する平滑復調データの波形例を示す図である。 12:データ送出回路、13:変調回路、14:ループバック回
路、15A:復調回路、LPF:ローパスフィルタ、16:基準電
圧発生回路、17:比較器、18:ビット長計測回路、19A:制
御回路、DS0:原送信データ、DS1:変調データ、DR1:原復
調データ、DR2:平滑復調データ、DR3:最終復調データ、
Vo:基準電圧。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】H,Lの二値の送信データを周波数変調して
    回線側へ送出する変調手段、 前記回線側から入力した周波数変調信号を復調してなる
    パルス列であって、前記周波数変調信号の各半波に同期
    したパルス列を得る復調手段、 前記パルス列を平滑化するローパスフィルタ、 このローパスフィルタの出力信号を基準電圧と比較し、
    H,Lの二値の受信データを得る比較手段を備えた周波数
    変調モデムにおいて、 H,Lが交互に繰り返される前記送信データを前記変調手
    段に与える送信データ入力手段と、 前記変調手段で変調された周波数変調信号を前記復調手
    段へループバックさせるループバック手段と、 前記比較手段から出力された受信データ中の少なくとも
    HまたはLのデータ長を計測する計測手段と、 前記の送信データ入力手段、ループバック手段、計測手
    段の動作に基づいて計測されたHまたはLのデータ長が
    前記受信データの伝送速度で定まるあるビット長に一致
    するように前記基準電圧を可変設定する基準電圧可変手
    段とを備えたことを特徴とする周波数変調モデムの復調
    自動調整装置。
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